人狼議事


167 あの、春の日

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メモを貼った。


メモを貼った。


   
   ……ありが、と、…っ

 [ あのときとは違うけれど。橙の花ではないけれど。
   口に運べばまた、ぽろぽろと涙は溢れ。

  いつからこんなに泣き虫になったのだろう。
   いつからこんなに悲観的に
    なってしまったのだろう。 ]

 [ 席を外すマユミの背中を目で追い、
   思い出したように膝の携帯を見れば、
      " 不在着信81件 "

  この同窓会が終わったら、きちんと終わらせよう。
   溢れる涙を手の甲で何度も、何度も拭っては、
   そう、決意した。   ]


メモを貼った。


【人】 蟻塚崩し エルゴット

-会場-

ルーカスさん、ありがとう―――…
ございます。

[突然の申し出にも関らず、すぐに新しい飼い主探しに動いてくれるルーカスに頭を下げる。>>5

彼はエルゴットの描く絵に対し、初めて面と向かって心からの言葉で、賛辞を口にしてくれたひとである。
その言葉は短い一言ではあったけれど、真直ぐに心に染み渡っていったことを覚えている。
部も学年も違う為、あまり接点はなかったが、エルゴットはずっと、彼からの一言を大事にして過ごしてきた。

今も、例えこの場に引き取り手が居なくとも、最後まで手助けしようとする気持ちは、感受性の強いエルゴットには十分に伝わってきていた。]

………本当に、ありがとうございます…

[頭を下げながら、再度、感謝の言葉を繰り返し、胸を抑えながらも場のなりゆきを見守る。*]

(23) 2014/03/09(Sun) 05時頃

【人】 蟻塚崩し エルゴット

[その後、小犬の引き取り手の件はどうなったか。
一旦落ち着けば、部屋の隅のほうに引っ込む。
どこか遠くを見るようにして過ごしていれば、突如ハルカの声が寮内に響いた。

シーシャへの叫ぶような告白、皆への進言。
エルゴットは胸を鷲掴みにされるような感覚に襲われた。

扉を見遣れば、彼女の所に行ったのであろうシーシャの背中が見える―――― ]

(24) 2014/03/09(Sun) 05時頃

【人】 蟻塚崩し エルゴット

―――――…

[足を動かすことは出来なかった。

ハルカとシーシャの間にあるものは、ジリヤとフィリップの間にあるものと同じ。
他人が入ることなど出来ない絆のようにエルゴットは思っていたから。
これまでも、彼らのそのような絆を目の当たりにする度に苦しくなる自分を止められなかった。
その多くの要因は自身の内にある寂しさがではあったが。]

(25) 2014/03/09(Sun) 05時頃

【人】 蟻塚崩し エルゴット

[ハルカの進言も数時間前のシーシャの言葉も、エルゴットに絵を、諦めてはいけないと言っているように感じられた。
けれど、たった18歳の人間に、家を捨てることも逆らうことも出来ない。
どう抗えばいいのかすら、わからなかった。

自分は絵を続けることは出来ない。
それでも、シーシャの描く世界に惹かれたのは本当で。
あの太陽のように世界を見つめる視線を、ずっと、心の何処かで求めていた。

その彼から、自分の絵が好きだと言われて、それだけで十分だと思っていた。
その世界から遠のいても自分もきっと、同じように、彼の絵を好きで居続けるだろう。

そんな風に考えて。
差し出された蒼は、それでも自分に絵を諦めるなと言っているように感じられて苦しかったけれど。

この時まで、エルゴットは自分は彼の"絵"が好きなのだと信じて疑わなかった。

けれど、今、はっきりと気付く。
気付かない方が良かったのかもしれない事実に。

自分がいつのまにか、絵を通して、後輩自身に惹かれていたのだと言うことを。]

(26) 2014/03/09(Sun) 05時頃

【人】 蟻塚崩し エルゴット


……、……、

[部屋の隅、エルゴットは口を抑える。
殆どのひとが居なくなっていたのは彼女にとっては救いだった。
そのままズルズルとへたり込み、込み上げる嗚咽を押し殺して蹲る。**]

(27) 2014/03/09(Sun) 05時頃

蟻塚崩し エルゴットは、メモを貼った。

2014/03/09(Sun) 05時半頃


― 居酒屋 ―
[ゆっくり、目を開ける。
夢をみていた。懐かしい夢に、ふ、と笑みが零れた。

あの日、桃の味のジュースを飲んだ……心算だったが味が予想していたものと違った。
あれが、初めてのアルコールだった気がする。
ルーカスほどではないが、初めての酔いに戸惑った記憶。
それが酔いだとは知らなかった為、余計に。

ふわふわと笑うルーカスの頭を撫でてやった。
卒業したら、もうこうして撫でることもない。

後日、貰った写真は今でも大事にしている。
今回の飲み会の話を聞いて、久し振りに見た。
懐かしくなって。会いたくなって。

まだこの感情を持っていると改めて知った。**]


メモを貼った。


[伏せていた顔を上げ、周りを見て目を細める。
夢をみていたからか、あの頃と同じように姿を探して。
いないことに首を傾げたが頭を振った。

いつからか、気にするようになっていた。
きっかけは覚えていない。覚えていないくらいの他愛のないことだったのだろうが。
切り揃えられた黒い髪。

夢ではあの場にはいなかった彼女へ、話しかけもした。
そうとは知らずとも、酒の勢いだったのだが。]


[退寮前、中庭の花壇が咲いたら見て欲しいと、直接言えれば良かったかもしれないが、結局伝えないままだった。
伝える心算もなかった言葉。
後悔ではない。
懐かしいと思える思い出だ。]


[店員を呼び、人数分の烏龍茶を注文する。
一緒にお絞りの新しいものもお願いした。]

 ……鍋、懐かしいな。

[あの時の鍋と同じ、昆布とキムチの鍋。
先に起きていたマドカへと、どんどんよそってやる。]

 〆は雑炊にしてもらおうな。

[目印のようだったちょんまげは、今はもうなくて。

改めて見れば、皆多少なりとも化粧をしている。
あの日、談話室で化粧をされていたジリヤも、今は当たり前のようにしているのだろう。

大人になったのだ。皆、同じように。]


[あのピンクベージュの封筒をキャサリンに返そうとして、結局そのまま貰ってしまったこと。
中身が種だとしれば、進学先で暮らし始めたアパートで育てていた。

夢をみて思い出したこと。
あの瑠璃色の封筒に入っていた手紙。
あれには、何が書かれていたのだったか。
貰ったことも、誰からなのかも覚えているなのに。
忘れるはずもないのに。
内容だけは曖昧なのは、夢の影響なのだろうか。**]


【人】 蟻塚崩し エルゴット

いらない…
(絵もノアも太陽も、何かを好きになると言う気持ちが、こんな苦しみしか生まないのなら)

もう
(私には必要ない―――――)

何も…
(こんな気持ち、知りたくなんてなかった……)

[ふと気付くと傍らで小犬が心配気に鼻を鳴らしている。>>32
慰めるように細い両足を抱えた腕に何度も何度も小さい舌を這わせて。]

ノア…

[涙に濡れた顔。
結われた髪のせいで隠すことも出来ない。
手放さなければならない拠り所に泣き笑う。]

(40) 2014/03/09(Sun) 13時半頃

【人】 蟻塚崩し エルゴット


私はどうして、生まれてきたのかな――― ?

[全てを否定することが唯一の自己防衛だった。*]

(41) 2014/03/09(Sun) 13時半頃

 ―居酒屋―
[目を開いて頭を上げる…。]

 やっぱり夢か、随分懐かしい夢だったな。

[あの頃に戻れるなら、きっと今の自分を伝えるだろう。
もっとよく考えろと、適当な大学で芝居を続ける。
最後は売れない劇団で芝居を続けて、観客の一人のヤジに切れて…。

『大きな声はもうだせないでしょうね。』

喧嘩の果てに辿り着いたのは、軽度の発声障害。
通常の会話は出来るけれど必要以上に大きな声は出ない。]

 懐かし過ぎて泣けてきそうだ…。

[情けなく笑いながらグツグツ煮える鍋を見つめる。]


[結局残ったのは女々しいと思って先には進めなかった人より得意なメイク技術だけ。
その道に進んでいればと後悔は後を絶たない。

きっと今からでも間に合うのかもしれないけれど…その勇気も度胸もなくしてしまった。

怖いんだ…また何かトラウマを抱えてしまうのではないかと…。**]


【人】 蟻塚崩し エルゴット

…っ!

[それでもフィリップが飲み物を手に近付いてくるのに気付けば、気取られないようにと慌てて涙を拭って、立ち上がろうとする。
クラリ、と眩暈がして壁に手を付きつつも、カルピスサワーを受け取る。
彼の選んだものがアルコール飲料だったのは今のエルゴットには返って良かったかもしれない。>>39]

…あ、ありがとう、ございます…

[顔を見せないようにして、グラスを一口する。
シュワシュワと拡がる炭酸とカルピスの酸味。]

(42) 2014/03/09(Sun) 15時頃

【人】 蟻塚崩し エルゴット

美味しい…です、ね…

[小さく呟く。

アルコールによるふわふわとした浮遊感に、固まった思考が解かれるのを拒むようにエルゴットはゆるく首を振る。

エルゴットが否定するのはあくまでも、どこまでも自分自身。
二人のことも、初めから解っていたようなものなのだから。
それなのに、こんな気持ちになる自分をどうすることも出来ない。
全てを隠して、おめでとう、と言うことは出来ても。

罪深いのは自分。**]

(43) 2014/03/09(Sun) 15時頃

蟻塚崩し エルゴットは、メモを貼った。

2014/03/09(Sun) 15時頃


  
 [ 終わりは始まりを呼ぶわけで。
     ―――なら、私にとっての始まりって?

  気づいている、本当は。でも、気付かないフリ。
  隣で眠る幼馴染を、瑠璃の瞳を細めてみつめ、
   着ていたチャコールグレーのカーディガンを
   彼の背中へふわり、とかけて。

  次々と起きる仲間たちと目が合えば、
   涙残る瞳のまま「 おはよ 」と微笑んだだろう。 ]


[微笑むジリヤに、おはようと返す。
当たり前だったこんな挨拶も、卒業して以来することもなかった。
しなくなったことが、当たり前になってそれが寂しいことだなんて思うこともなかった。]

 お前も夢、みてたのか?
 俺もみた。
 ……卒業してから卒寮するまでの頃の夢だった。

[ジェレミーに声を掛ける。
彼も昔の夢をみていたようだ。
もしかして、同じ夢だったのかもしれない。
そう思って問う。]


[既にお冷とお絞りが用意されていることに気づいたのは、頼んだ烏龍茶とお絞りが届いてから。
暖かい飲み物の方が良かったかと思いながらも、あれば飲むだろう。
大量に来てしまったお絞りは、隅に積んで置いた。]

 ……泣きたいなら泣けば良い。
 誰も笑わんさ。

[あれから10年経って、泣きたい時に泣けない大人になった。
弱音を吐きたくても吐けない。
支えてくれる

だったら、今なら泣いても良いのではないだろうか。
弱音を吐いても良いのではないだろうか。
少なくとも、此処にいる者たちは笑うことはないはずだ。

鍋を見つめているジェレミーの皿へ肉を入れた。]


[夢と現実を彷徨っていた所為か。
まだ寝ているエルゴットがどこか泣いているように思え、ぽんぽんと頭を撫でた。
きっと夢をみている彼女は、気付かないだろう。

ただ。
三年間あの寮で家族のように過ごした同級生として、頭を撫でるくらいは許してくれると思ったのだ。**]


[次々と、目を覚ます。御伽噺の魔法が解けるように。
あの日々は、魔法だったのだろうか。全員が同じように見た、幸せな魔法。

違う。

あれは、過去だけど、確かな現実。

大切なことから目をそらしてばかりだった、ふわふわとした日々。]


[くすり。笑って。
目を覚ましたばかりのジェレミーに近づく。
彼の皿に肉を入れた彼にも曖昧に笑ったまま。]

ジェレミー。メイクの続き、してよ。

[そう言って目を伏せる。彼はしてくれただろうか。]

私ね。なれなかった。プリマ。
嘘のメイクだけじゃ、もう駄目みたい。

[居酒屋に来る前、一室に残してきた男を思い出す。
彼ももうとっくに気づいていて。もう自分たちはとうに駄目だったのだろう。]

ねえ、今からでも綺麗になれるかしら…?


メモを貼った。


【人】 蟻塚崩し エルゴット

[フィリップが持ってきた椅子によろめきながらも促されるまま、エルゴットは腰掛ける。
視線をグラスの中の乳白色だけに落としつつ、時折それを口に含んで。
そうして時にして23分過ごしていれば、傍らに居たフィリップが徐に話し始めた。>>48]

…どうして、そんなこと、急に。

[カタカタと両手で持っているグラスが震える。
蹲っていた自分をばっちり見られていたとも知らずに。]

いらない…
私には必要ない…

いらないっ!!!

[キッと睨むようにフィリップを見つめる。
滲んだ瞳で。]

(52) 2014/03/09(Sun) 21時半頃

【人】 蟻塚崩し エルゴット

必要とされる人間って何?

ずっと、ずっとずっと頑張って来たわ。
お父様とお母様の期待に沿えるように。
分刻みのレッスンだって、一度もサボったりしなかった!

[初めての大声。
視界が揺れる。
酔いが、回っていた。]

……でも彼らは一度も、私に微笑んでくれたことはなかったわ。

[視線をまたグラスに戻す。]

足りない、未だ未だ全然、
足りないって…。
今の私じゃ駄目だって。
このままじゃ駄目だって……っ

(53) 2014/03/09(Sun) 21時半頃

【人】 蟻塚崩し エルゴット

――――ねぇ、どれだけ頑張ればいいの?
どれだけ頑張れば、誰かに必要とされるの?

[ぽたり、雫が床を弾けば、小犬が心配気に鼻を鳴らす。
それを受けてかフィリップがノアを例に、必要とされていると言う。]

そんなこと――――――…

[膝の小犬はグラスを握りしめるエルゴットの手を舐めている。]

わかってる…

[わかっているから、放れたくないと思うのだ。]


助けて……、お願い、誰か助けて……

[消え入りそうな声と共に雫が零れた。]

(54) 2014/03/09(Sun) 21時半頃

―― → 個室 ――

 ……へくし!
 ああ、外はまだ寒いですね。

[個室に戻る前に、くしゃみをまた一つ。
何気ない顔をして部屋の中へ戻れば、隅に積まれたおしぼりの中から暖かいものを一つ手に取った。]

 ……あ!
 ジェレミー先輩もゴロウ先輩も。
 おはようございます。

[キャサリンとジリヤに続いて目覚めていた二人へ、向けるのは常の笑み。
けれどゴロウへ向けたそれは、少しばかり下に向いた。
眼鏡があることを確かめるように。]


メモを貼った。


[目を開いて頭を掻きながら>>+9ゴロウの言葉に頷いた。]

 不思議なことに同じ頃の夢ですね。
 いえ、泣きたいといったのはものの例えみたいなもんですから。

[そう言ってグラスに入っていたウイスキーを一気に飲み干した。
鍋の肉を皿に入れてもらえれば、どうも。と頭を下げた。]


蟻塚崩し エルゴットは、メモを貼った。

2014/03/09(Sun) 22時頃


[>>+13ぼーっとしたままだった自分に声をかけたキャサリンの方を見て、ゆるく笑う。]

 あぁ、いいぜ。
 告白する時も、結婚する時も、いや、綺麗になりたい時はいつだってやってやるって約束したからな。

[半ば一方的な約束。それでも彼女の言葉に頷いて笑う。
目を伏せた彼女の顔にまずはベースメイク…はすでに終わっているのでパウダーファンデを薄く…。
コンシーラーを指にとって目の下に薄く塗り重ねて行く。]

 そっか…。夢だったのにな…。

[嘘のメイクだけじゃダメみたいだと>>+13告げる彼女に、残念そうに言葉を加えた。
だが、今からでも…そう続く彼女の言葉に、彼女の顎に触れて顔を上げる。]

 目を開けな、いつだって俺が、お前のことを綺麗にしてやるよ。
 最も、メイクが無くたってお前は充分綺麗だけどな。

[クスッと笑うものの、その姿は自信に満ち溢れていた。]


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