人狼議事


182 【身内】白粉花の村

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――病院/廊下――

[皺ひとつない白衣を揺らして歩く廊下は、以前の隔離病棟とは打って変わって、賑わいで溢れている。
喧騒と言う程ではないその音に、けれど眼鏡の下で僅かに眉を寄せて。幅の広い廊下に、規則正しく靴音を響かせた。

ほんの数時間前までいた場所は、今となっては懐かしくさえ思える。
無理やり押しやられたあの病棟を離れられるのは喜ぶべきことの筈だったのに、そうするにはあまりに、それ以外の杞憂が多すぎたのだ。


――奇病の研究が進んでいるという話自体は、薄らと耳にしていた。数人の患者がここを離れたことも、なかなか仕事をしようとしないもう一人のいけ好かない同僚が、自分より先に転勤したことも。
それでもまさか、こんなに早いとは思っていなかった、から。

鞄から書類を取り出しつつ、その間に挟まれた封筒に目をやる。
院長からの通知と、それからもうひとつ。
光の溢れる廊下に、木々の揺れる窓の外に、かつての場所を思い出して、ふと。

自然と思考は過去へと飛ばされる。
けして懐古などではないと、そう言い訳をしながら。]


――回想・隔離病棟/自室前――

[扉の下に挟まれた手紙に気が付いたのは、その日の仕事を全て終えて、自室へ戻ろうとした時だった。
取り上げて裏を返せば、そこには馴染んだ患者の名が書かれている。]

オスカー、……ああ、コープラさん。

[部屋に戻る前、掲示板で名前を確認した彼は、今はもうこの場所を発ってしまった後だったけれど。
ずいぶんと難のあるようで、その実意外と素直だった彼の事は、けして悪くは思っていなかった。
ここを出られる羨望と、世話をしてやっていた相手に置いていかれるような悔しさと、それから僅かな淋しさを覚えたのは、つい先程のことだ。

手紙を書くような人物とは思っていなかったから、いったいどんな重要な用件かと、僅かに急きながら。]

………、へえ。

[一枚きりの便箋に纏められた文面に眉を上げて、上から下へ、素早く目を通して。
それからもう一度、要所と思われる箇所の文字を追う。癖になった流し読みは必要ないほど、それは簡潔なものだったのだけれど。]


朝顔、…ね。
どうして僕が。

[患者の世話に加えて、花の世話までしなければいけないのかと。始めに思わず、不満が口をついて出る。
それよりも、最後に綴られた名前の前に書かれた数行を、念入りに読み返した。ここにいる間はけして聞くことのなかった謝辞の言葉に、薄く目元を染める。
――悪い気がしない、から、困る。]

押し花まで、僕が作って差し上げる義理は…ないですけれど。

[便箋の紙を几帳面に伸ばしながら、誰にでもなく言い訳をするように呟く。それくらいは、彼自身にやってもらわないと。

そもそも、自分宛に頼まれた仕事を放棄すなんて、自分にはできないのだ。
上手いこと一方的に仕事を押し付けて去っていった彼に、小さく溜息を吐いてみせながら。]

それにしても、朝顔の種とは。
……なんて似合わない。

[同じ名前をした少女の存在にはすぐには思い至らずに、あの仏頂面が種を植えるところを想像して、思わず頬を緩める。
後で花の場所を確認してやらないと、なんて、几帳面なふりをしながら考えた。]


――現在・食堂――

[あっさりと済まされた手続きの後、渡された書類やカルテを含めた私物を、新たな執務室へと収めてしまって。
そうして空いた時間に、食堂へと足を運んだ。

僅かな緊張で固まった肩を解して、深く息を吐いた後、珈琲に口をつける。
テラスに備え付けられた小さな花壇に目を留めて、ソーサーにカップを戻しながら。
何度か通った、中庭の朝顔のことを、思い出す。

結局言いつけ通りに通ってしまった朝顔の種は、まだようやく目を覗かせた程度だ。
これでは押し花も何も作れたものじゃないと、それを作れないことに、それからそう思ってしまうことに、複雑な心地にはなったけれど。
他の花に合わせて几帳面に周りを囲んでおいたから、きっと誰かしらが世話をしてくれるとは思う。]

――別に、どうでも良いのだけど。

[そこまで飛んだ思考を無理やり引き剥がすように、小さく呟いた。

疎ましくてたまらなかったあの場所に、離れてからいざ思考を寄せるというとは、未練がましくて敵わない。
そういえば此処にくる前にも、らしくないことをしてしまった、と。
以前の場所よりどこか濃く感じる珈琲に辟易しながら、目を伏せた。]


――回想・隔離病棟/昇降口――

[院長からの手紙を受け取って、ずいぶんと急なスケジュールで、すっかり身支度を整えた後。
元から物の少なかった自室も、備え付けの家具を除いて空っぽになっていた。
少ない手荷物だけを持ちながら、一度中庭へと足を運んで。

その後で昇降口へと辿り着けば、時計を確認してひとつ溜息を吐いた。
どうやら、迎えの予定よりも少し早すぎたようだ。]

………、まだ大丈夫か。

[病棟へと続く廊下へ目をやって、昇降口との間で、僅かに視線を彷徨わせる。
かつりと靴を鳴らして、足の向きを変えて。]


――回想・病室前――

[幾度か訪れたことのある扉の前で、足を止める。
扉をノックするか、否か。少し悩んで、結局上げかけた手は下ろして。
先に中庭に出た時、目についてこっそりと手折ってきた花を一輪、扉の隙間に挟み込んだ。]

……すみません、
思っていたよりも、短い間でしたね。

[扉越しに小さく呟いた言葉は、中まで聞こえたかどうか、怪しいものだったけれど。

ここに来てから、まだ二ヶ月も経っていないというのに。何かにつけて構ってくる女性にどう対応したものかと、頭を抱えることも多かった。
けれど日々鬱々とした自分の鬱屈は、彼女と居る時には成りを潜めていたと。そう気付いたのは、いま此処に立ってみてからで。

派手な容姿をしているくせに、時たま見せる陰りのある表情は、普段のそれよりずっと好ましいとも思っていた。
それが彼女にとって、どんな意味を孕んでいたとしても。]


失礼かも知れないけれど――、
貴女のその奇病を、羨ましいと思ったことが、無いわけではないです。

――それと同時に、

[痛みを感じる自分に、優越感を覚えたことも、とは。
囁くことすら躊躇われて、静かに飲み込む。
どのみち口にした独白は、身勝手な無いものねだりでしかないけれど。
聞こえないだろうと知りつつ、…だからこそ、静かに言葉に乗せて吐き出した。]

[背に負った温い温度が思い出されて、結局何も与えることのできなかった自分に、そっと目を伏せる。
振り払うように唇を緩めて息を吐き出すと、ぴたりと閉じた扉に向けて、腰を折って頭を下げた。]

どうか、お元気で。
貴女にも、青い鳥が訪れることを、……、

[少女の言葉を借りた傲慢な願いは、最後まで言い切ることはできずに。
ローズマリー・シャルルの名が書かれた札を一瞥してから、踵を返した。]


………、

[どこか懺悔するような響きの言葉と、薄く色付いたスイートピーの花を残して、歩いてきたばかりの廊下を再び戻って。
そうしてすぐに、ずいぶんと短い勤務になったその建物を、後にしただろう。

消化できない多くの想いは、結局ともに引き連れてゆくことになってしまったけれど。*]


[喉の奥へと押し込む手に、まるで縋るように添えられた手に目を細める。
嗚呼、堪らない。その惨めな姿が堪らない。
ナイフを手にする度に怯え、触れる度に萎縮するその姿の、何と滑稽な事か。
これでまた、桃を食う度に思い返しでもしてくれるのなら…此方としての成果も上々だ。

目の前で嘔吐を繰り返す様を、何ともつまらなさそうに眺めながら。
"取り敢えず口にはしましたし、いいですかね"なんて言いながら、口の煙草を灰皿へ押し込み、切り分けた別の桃の欠片を口に含む。強い甘みと瑞々しさに舌鼓を打ち、服に掛かった嘔吐物をタオルで拭う。

そしてもう一口。
嘔吐きながらも震えるその姿から視線を外し、呑気に桃など味わってみる。加えて三欠片程胃袋へと送り込んだ所で、ようやくこの空腹も紛れてきてくれたようで]

…本当に苦しそうですね。大丈夫ですか。
それにしても。吐くほど嫌いですか、俺が。

[手を濡らす桃の汁をタオルで拭い、震えるその背を撫でようと手を伸ばせば、果たしてその手は振り払われでもしただろうか]


[――嗚呼、それにしても。
先刻聞いた、あの自分へと乞う声へと思いを馳せる。泣きそうに歪められた顔と共に告げられたそれは、実に、実に甘美なものだったではないか。

胸を擽るその響きを思い返し、その顔には仄かに恍惚の色を滲ませて、微かに熱い息を吐く。
愛おしい、何と愛おしい。胸を焦がすその感情――ある種の慕情に、背筋をぞわりと粟立たせながら]

口、濯いでください。
――それとも、いっそ全て出しますか。

["手伝いましょうか"、なんて。
最早医者とは思えぬ言葉を平然と吐いてよこし、席を立って相手の顔を覗き込む。
先程のように顎へと手を伸ばし、今度は桃ではなく、指を。
濡れて汚れたその口内に、喉の奥へと捻じ込んでやろうと笑ってやれば、彼は果たしてどうしただろう。

――嫌ならば、無様に乞うてみてください。
そんな言葉を、愉悦に細めた眼差しへと乗せて]


メモを貼った。


メモを貼った。


――現在・食堂――

[冷め始めた珈琲を、惰性で呑み込もうとしながら。活気に溢れる食堂を、どこか遠い世界のような心地で眺めた。

大きな病院へと転勤できたこと。不満で仕方なかったあの場所から、離れられたこと。
まだまともに喜んでいないと、そんなことに今更気付いて。
飲み干した珈琲が裂けた舌にじわりと染みたのに、ここへ来る前の出来事を想い出して眉を寄せた。

――御兄弟で転院なんて、仲がよろしいですね、と。
書類の処理をしながら、場を繋ぐ為に事務員から掛けられた軽口には、言葉を返せずに喉を詰まらせることしか出来なかった。]


[弟の転院を知らされたのは、倒れた弟をなかば引きずるような形で部屋へと運んで、無理やり薬を飲ませて、それから逃げるように部屋を出た、――その後だったけれど。
それを本人に確認することもできずに、顔も合わせもしないまま病棟を離れた記憶は新しい。]


[堂々巡りの問答を繰り返して残ったのは、喉にへばり付く鬱血痕と、慣れてしまった口内の裂傷と。――それからぞんざいに開かれたまま溢れた、どす黒い思考の名残と。

自分は結局何一つ変わることなく、むしろ悪化したともいえるのに。
それに反して、弟を取り囲む環境は、良い方向へ向かっている。
そんなこと、知りたくなかった。]

…………くそ、

[カップを乱雑に置いて、肘をついて指を組んだ手の上に、額を載せる。
"置いていかれるのではないか"、そんな懸念は、奇病の治療によって消えたものかと思ったけれど。
――結局は何も変わらない。
どのみち自分だけが、身動きが取れないまま取り残されるのだと。]

どうすれば、……いや、

[焦燥めいて落とした言葉に、自分では答えを出せないことは、とっくに気付いている。
新しい環境で、ただ仕事に打ち込めたら良いと考えても、渡されたカルテの中に弟の名前があったことを思い出せば、なおさら気が滅入るばかりで。

包帯を巻いた喉を押さえて、気道を作ろうと動かしながら、深く息を吐いてから立ち上がる。
施設内を見て回れば良いと、掛けられたそんな言葉を思い出しながら。]


[成人しているか否か、という質問に対してクシャミはやっちゃったなぁ…というような表情で頬を軽く掻いた]

に、にははは……こ、これはね。えっと、ほら。でぃ…お友達に勧められて!!

[ディーン、と言っても恐らくレティーシャにはわからないだろう、と勝手に友達呼びをしてみたがきっと彼は自分の事を友達とすら思ってないんだろうな、と考えると少し悲しくなったりして]

ニハハ、そんな急にぼんきゅぼんになったり身長高くなったら僕がビックリするにゃー。子供扱いした事なんかないのに

[ただ、背が低かったりすると不便そうだな、と手伝ったりしてるだけで。クシャミは最初から年齢などあまり考えていなかった。同じ奇病患者であって、それはみんな仲間みたいなものだと
パフェを食べながらも別の考えをしているように見えるレティーシャを横目で見ると、自分はとっととトレイの上にあるデザートを平らげてしまった]


んー、美味しかった!お腹いっぱいになったら眠くなるよねー

[と、腹を押さえてはみるがかなりの量の甘いものは男のクシャミにとっては胸焼けの原因となっていた。眠気は愚か吐き気が勝る一方だったがそれを表に出すわけにはいかずそばにあった水を飲んでその場をやり過ごす事にする]

(なーんで、食べられもしないのにこんな……)


ー回想ー

["完治"というクシャミの言葉と、突き立てた親指、そしてその笑った口元を見れば意味はよくわからなくても、いいことがあったのだと素直に信じ込んで、拍手を送る。

そうして、プリンを食べ終え、つぎはフルーツの攻略へと取り掛かる。
レティーシャが足してくれたイチゴを真っ先に口に運び、うっとりと目を閉じて味わう。
自然とにんまりと口元が緩み、一口、二口と果物をフォークではこんでいく。]

………!

[ふと、誰かが『中庭』と言ったのが聞こえ、瞬きを一つする。]

(ふたごのおにーちゃんは、どうしてるかなー。)

[向こうの病院での数少ない思い出。
その中で『中庭』と言われれば、思い出すのはやっぱり]

(あさがお、さいたかなー)

[そんなにすぐに咲くはずがない。という事実は、幼子の頭では思い浮かばず、楽しみで仕方が無い。という表情になる。]


[そして、ふと思いついた。]

にゃーにゃのおにーちゃんや、キラキラのおねーちゃんがおひっこししてるなら。
ふたごのおにーちゃんもいるかもしれないよね。
あさがお、さがしてくるっ。

[素敵な思いつきに背中を押されるように、少し前のめりになって発した言葉。
その言葉に二人はどう反応しただろうか。
もっとも"あとで"なんて言われても、朝顔の耳には入らなかったと思うけれど。]

ごちそーさまでした。

[元気に手を合わせる、空っぽのお皿が乗ったトレーをカウンターへと返却すれば、そのままその足で食事を出て行く。

クシャミとレティーシャには"またねー"なんて手を振って。]


メモを貼った。


[返却口にカップを下げて、気怠い身体を叱咤しながら、食堂の外へ向かう。
途中見知った二人の顔が目に入ったものの、以前会った時も仲睦まじく行動を共にしていたのを思い出せば、声を掛ける気にはならない。
自分とはあまりに無縁なその感情を、妬むような、蔑むような目で流し見ながら。]

……あれは、?

[出口に差し掛かった時、同じく食堂を出ようとする小さな少女の影を認めて眉を上げた。
誰の手も借りずひとりで歩く姿には、一瞬目を疑ったけれど。]

もう、こんなに回復するのか。

[先に転院していたことは知っていたものの、見違える様子に小さく感嘆の声を漏らす。
実際に回復した患者の様子を見れば、ぐ、と。思わず包帯の上から首を押さえて、――振り払うように、そっとかぶりを振って。]

ほら、
余所見をしながら歩いたら、また転んでしまいますよ。

[食堂へ向けて手を振りながら外へ向かう少女に、声を掛けて引き止めようとする。
前までの回診の癖でそっと背を屈めながら、けれど彼女には怖がられてばかりだったことを思い出した。
それでも結局、告げる言葉は小言めいたものになったのだけれど。]


ー食堂外ー

[食堂の方を振り返りながら歩いていたせいか、それとも元から注意力が散漫なせいなのか、それはわからないけれど。]

わっ……わわ!?

[かけられた声に勢い良く前を振り向こうとしたものの、足だけは立ち止まることができず、声の主にぶつかりそうになる。

体の小さな朝顔のこと、もしぶつかられたとしても、相手にはさしてダメージもないだろう。
もちろん、歩幅も小さいから、避けることも簡単だろう。その場合はペタンと尻餅をついただろうが。]

あ……あれ?
わんわんのせんせー?

[ともあれ声の主を見留めれば、目をまん丸に見開いて、ポカンと口を開く。
なんでこの人がいるんだろう。という顔で。]

わんわんのせんせーも、おひっこししたの?


わ、…ちょっと、だから言ったでしょう、!

[声を掛けたは良いものの、止まる気配を見せずに接近する少女に目を丸くする。
慌てて身を低めて、勢いづいたその身体を受け止めて。軽い衝撃に、やれやれと首を振った。]

わんわ、……はぁ、ローランドです、…朝顔さん。

[目を丸くする少女からは、今まで回診の度に見せていた怯えは感じ取れない。
それならばと、悪気もなく呼ばれた不本意なあだ名は、しっかりと訂正して。しゃがみ込んだ態勢で視線を合わせて、少女の疑問に答える。]

おひっこし……、そうですね、今日からこちらに転勤になりました。
ここでもまた、回診に……ええと、お話を聞きに、行きますから。

[なるべく易しい言葉で対応しようと試みるものの、辿々しいそれが理解されたかどうかは理解らない。
病状を尋ねても良かったけれど、見る限り確実に快方へと向かっているようだと、内心頷いて。]

そんなに急いで、一体どこへ行くつもりだったんですか。

[ふと、慌ただしい先の様子を思い出せば、ゆっくりと首を傾げた。
気の抜けた挙動に反して、語調がきつくなるのは、どうしたって抜けない癖なのだけれど。]


【人】 水商売 ローズマリー

/*
コミット用発言失礼します

(1) 2014/07/05(Sat) 19時半頃

水商売 ローズマリーは、メモを貼った。

2014/07/05(Sat) 21時頃


……と、いうことは、クシャちゃん飲める人なの?

[にぃ、と嬉しそうに口角を上げれば、それなら少し付き合ってよー、と葡萄酒のグラスを持ち上げた。そのままグラスに口をつければ葡萄酒を飲み干して、ほんのり熱く火照った頬を指先で触れて。その“友達”とやらは何者なのだろう、と想像する。酒を酌み交わす友達がいるのはいいことだと思う反面、なんだか面白くないと思う自分もいて大人気なく嫉妬してみたりして。]

じゃあ、クシャちゃん驚かせる為にぼんきゅぼんになるねぇ?

[冗談めかして呟くとパフェのスプーンを手に取り、溶けかけたアイスをつついて口に運ぶ。彼は驚いたらどんな表情をするのだろうか、前髪の下の瞳はどんな色をしているのか、考えてみるだけでもわくわくする。残り少ないパフェはやや温くなってしまっていたけれど、そんなことを想像しているレティーシャには些細な事に感じられた。]



ええっ、早い!もう食べ切ったのー?

[多量のデザートを短時間で食べ切った青年に対して驚きの声をあげると、すごいねー!とはしゃいで。なんて面白い人なのだろう、と尚更彼のことを知りたくなる。自分でも制御出来ないほどに彼への関心は肥大化していった。良くないと分かっていても、それは心地良くて。このまま欲望の渦に沈んでしまうのも悪くない、と思った。

そんは思考を少女の無邪気な声が遮ると、我に返って。こんな感情を人に悟られるわけにはいけない、とこちらも無邪気な笑みを作って、またねー!と手をぶんぶんと振り替えした。]


メモを貼った。


わー。セーフ?

[転ぶことなく抱きとめられれば悪びれたようすもなく、呑気な声を出してみたり。

じっさい夢中になると、周りが見えなくなる性格なので、奇病を患う前などは毎日のように転んだり、ぶつかったり。
とはいっても、双子の姉も同じようなものだったから、今週はどちらが多くたんこぶを作ったか。なんて張り合ったりしたものだけれど。]

えー…。わかった。

[せっかくつけた自信作のあだ名を、さらりと訂正されれば、不本意そうに唇を尖らせはするものの、一応名前で呼んでみたり。

けれども、その次に続いた"今日からここにお引越し"という言葉に、せっかく覚えた名前も何処かに飛んで行ってしまう。]

わーい、じゃあ。こっちでもまたあえるんだね。

[それがいいことなのかは、わからないけれども。知っているお医者さんの方が怖くない。だから]

わんわんのせんせー。こっちでもよろしくね?

[抱きとめられた腕に、ぎゅうと抱きついた。]


んー、その人に「お前は酒を飲むな!一生だぞ!!」って怒られちゃったんだよねー

[本当、酷い話だにゃー。と、ニヘラと笑ってレティーシャの期待に答えられないのは少し残念なように苦笑した
幼い体型ながらも葡萄酒をくちにして少し黒ずんだ皮膚。恐らく顔は赤くなってるのだろう。それを想像すると色っぽくも思えたりして]

ニハハ、楽しみにしてるよー

[きっと退院した後もレティーシャと会う機会は出来るだろう。それを考えると今からでも楽しくなり、生きている実感を得ることが出来た
そんな話をしていると朝顔が席を立って気が付いた時には自分の声が聞こえるかどうかの距離までに行ってしまう]

またねー!あと、転ばないようにね!

[少し行った所で隔離病院でも見た先生が呼び止めていたのが目に入り、きっと大丈夫だろう。と視線をレティーシャに移した。自分は食べ終わったが、その幼い体は全てすぐに食べきれるほどではないだろう
もしもレティーシャが嫌がらなければクシャミは暫く座ってその食べ続ける彼女を見ているだろうが、彼女の反応はどうだったか]


[腕にしがみついたまま、顔だけをあげて相手を見る。

なにか大切なことを、聞き忘れているような気がして。
なんだっただろう。と首を傾げようとした瞬間、発せられた問いに大事な用事を思いつく。]

あ……そうだった!あのね。
にゃーにゃのおにーちゃんも、おひっこししたなら
ふたごのおにーちゃんもきてるんじゃないかな。
って、おもったの。
だから、さがそうかなぁ。って

[双子のお兄ちゃんが、ここにいるか知ってる?
期待に満ちた眼差しを注ぎ、そんなことを尋ねてみる。

オスカーが転院している保証なんてなかったけれど、なんだかこの病院にいるような気がしたから。]


う、ぐ……、

[漸く嘔吐感も薄れて、シャツの袖で口を拭う。スーツも合わせて、それなりの値の物なのだけど。どちらにしろこれを残しておくつもりは無かったから、遠慮などしなかった。

今日と言う日の痕跡を全て消してしまいたい。そして何事も無かったかの様に過ごせれば、それが一番だ。
――勿論、そんな事は出来ないと分かっているけれど。

ちら、と。こんな状況で桃を食べている彼を盗み見て。よく人が吐いている横で物が食べられるものだと、ある種感心してしまう。
何処までも飄々とした態度にはやはり苛立ったけれど、それだけだ。だから何を出来るわけでもない]

――好かれてると、思える方がおかしい、だろう。

[散々無体をはたらいておいて、なんて。
嘔吐が終われば、無理にいつも通りの悪態をついてみる。……そうしないと、自分を保てなくなりそうだった。
意識していつも通りを装わなければ、心まで屈してしまいそうで。それだけは、絶対に嫌だった。

けれど彼が此方を覗き込んでくれば、さっと顔を青く染めて]


や、だ……、
ぃやだ、もう……!

[やだ、と。何度も繰り返して、ふるふると首を横に振る。
全部も何も、既に胃は空っぽだ。今更何かを吐き出そうとしても、粘っこい胃液くらいしか出てはこないだろう。

だというのに侵入してくる指を、必死に押しとどめ様とするけれど、手に力が入らない。
もう持ち上げる事すら億劫で、ただ涙目でその指を受け入れるしかなかった]

……ッぁ、ぐ、

[一瞬、その指に噛み付いてやろうかと力を込めるけれど。……けれどそうした後の事を考えて、ギリギリの所で踏み止まった。
僅かばかりは歯が食い込んだだろうけれど、痛みは伴わなかっただろう]

っう゛、えぇ、

[喉の奥から胃液がせり上がってくる感覚に、酷く顔を歪めて。ぼろぼろと涙を流しながら、またそれを吐き出そうとする。
これを吐き出せば、彼は満足してくれるだろうか。
薄っすらとそんな希望を持つけれど、果たしてどうだろうか]


(えぇ、嫌いでしょうね)

[無理した様子で吐かれた悪態に、胸中でほくそ笑む。此方の言葉に一々そうして歯向かってくる彼が愉快で堪らなく、そして愚かで疎ましく。
好かれているなど、欠片も思うていないとも。そんなつもりすら、あるわけがない。
それでも、何故だかほんの少しだけ胸がざわつくのも――常の、事で。

そんな事を考えていれば、指に僅かに食い込んだ歯に、微かに眉を寄せた。
嗚呼、まさか。まさか自分のこの指に、噛みつこうとでもしたのだろうかと]

学習しませんね、君も。

[呆れたような声と共に、押し込んだ指をほんの僅かに引いてやる。せり上がっているであろう胃液は、それで少しは楽になっただろうか。
しかし指を引き抜く事はせず、代わりに口内を弄ぶように擽ってやれば、彼は一体どうしただろう]


……嫌なら、乞うてみてください。

[今度は、聢と言葉にして。顔を寄せ、その耳に必ず届くように。
嫌だ嫌だと言うのなら。その願いを聞き入れて欲しいと、心から願っているのなら。
無様に惨めに懇願くらい、簡単にやってみせれるでしょう、と。
未だ頑として手放そうとしない、君の最後のその誇りを――かなぐり捨ててみてくださいよ、と]

――俺が君を、赦したくなるように。

[低く囁き、顎を掴んでいた手をそっと相手の頬へと伸ばし。溢れる涙へと唇を寄せ、あやすように雫を掬う。
抵抗する気力も無くしているらしい彼は、果たしてそれを振り払えたかどうか。

触れるだけで嘔吐く程に、見つめるだけで青ざめる程に。それ程までに、その身体を蝕む事が出来たのならば。
次はその、辛うじて保たれているその心を。
――粉々に、砕いてあげましょうか]


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