人狼議事


237 【リアル人狼RP村】蜉蝣の村【半身内】

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[遺書を書き終えた後、それをそっと荷物にしまい込む。
扉からは誰が来たのだろう、外の騒動は聞こえてはいたがまさか殺人が起きているとは知らなかった。
何だろうと顔を上げては食べ物を貪っていたが、悲鳴が聞こえたならば。不穏な音が聞こえたならば青褪める]

……わわ、わわ私はやってない……っ
私は殺してないっ

[自分は誰も殺していない、だから娘の幸せは。
壊さなければ良いと、この実験の終わりを心から望んでいたのだ]


[遺書をしまい洗面所で顔を洗っていた。タオルで顔を拭けば小さく溜息をつく。
そんな頃だっただろう、人の気配の訪れを感じたのは。
ビクリと身を竦めて扉を見れば来訪者。青褪めながら、ベッドに深く座り込んだ]

ああ、あああ、さ、さっきの騒ぎは…?

[しかし先程の騒ぎを知らなかった為。何があったのかを吃りながらも尋ねた。タオルを握る手がカタカタと震えている。
そこに居たのは一人か、2人か。
己の顔はひどく青ざめていただろう]


メモを貼った。


【人】 鳥使い フィリップ

[――どれ程そうして蹲っていただろうか。
意識を飛ばしてもいないのに、混乱した思考は寝起きの脳めいて。
ぼんやりと顔を上げれば、ゆっくりと立ち上がって歩き出す。

それは結局見送ることのなかったリーのその後であったり、――イアンの、その後であったり。
いっそ見ずに置けば良いのに、なぜ中途半端な事ばかりしてしまうのだろうと。
自嘲する気にもなりはしなかったけれど、代わりに無理やり視線を上げて、]

 ………、

[ふと、視界に入った扉の名前は。
誰の物だったか。]

(5) 2015/08/26(Wed) 10時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

―ヨアヒムの部屋前―

[良く覚えがある。
広場での騒ぎの中、早々に離れて個室に篭った男。
ご丁寧にも、鍵はかかってない、なんて申告付きで。]

 ……ヨアヒム、さん?

[止めれば良いと、脳の何処かが本能じみて叫ぶ。
それでも昨日、彼と親しげに話していたのは――リーとイアンだったのではないか、なんて。
罪滅しか責任感か、今更そんな物に何の意味があるのかも理解らないけれど、扉に掛けた手は、退かない。]

 お気持ちは、分かりますけれど。
 あまり一人で篭っているのも、どうかと、
 …………ヨアヒムさん。

[今ならまだ戻れると、本能じみた声は止まない、けれど。
力を込めれば、何の抵抗もなく開く扉。
――鼻に触れたのは、想像通りの異臭だった、か。]

(6) 2015/08/26(Wed) 10時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

 ――ッ、あ、あ…!

[引き攣る悲鳴は何処まで廊下に届いただろうか。
確かに自分が言葉を交わした男の、変わり果てた姿は。
ろくに会話もしなかった初めの犠牲者よりもずっと、更に。
より鮮明に、現実を突き付けてくるようで。

――先まで生きていた人が、確かに死んでいる。

だから言ったじゃないか、なんて侮蔑も。
標的になったのが自分じゃなくて良かった、なんて安堵も。
今ばかりは出て来ずに、ただ呆然と立ち尽くした。]

(7) 2015/08/26(Wed) 10時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

 ……なんで。
 イアンさんは、……、

[震える声で絞った言葉は、続きを吐き出すことはできない。
だって、考えたくもない。
自身も手を下すかもしれなかった相手が、殺害の片棒を担ぐかもしれなかった相手が。
――とんだ的外れだったかもしれない、なんて。]

 ……す、みませ、

[反射めいて上がった謝罪は、果たして誰に向けたものか。
部屋に踏み入って手を合わせてやる事はできずに、結局はまた、中途半端なまま。
しばらく、濃い死臭の中の薄い空気を求めて喘いだ。**]

(8) 2015/08/26(Wed) 10時半頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2015/08/26(Wed) 10時半頃


>>*2レイ

れ、れれれレイさん……。

[扉は開いている。現れた相手の仮の名を、青ざめた顔で呼んでいた。
何があったのか。何をしようとしているのか。そもそも自分は先の放送だって確りとは聞こうとしていなかった。現実から逃げたかったのかもしれない。こんな恐ろしい世界から。
生き残りたい。生き残らなければ。だが生き残ったとして娘の幸せだけは奪いたくない。
人間は残酷だ。社会は世の中は残酷だ。自分が生き残れば何を噂されるか。それならいっその事、なんて、思いもしたのに。
現れた相手の腹の音に小さな目を見開いて]

う、うう……っ

[怯えたように後退り、それでもへらりと笑う。軽食を差し出して]

は、はは、食べますかな……?

[まだ食べてなかったそれを食べてくれるか、様子を見ようとしたかもしれない]


>>*3リー

り、りりりりーさんもお揃いで……
そそその!な、何故扉を……?

[2人で現れ扉を閉められる。外界とさらに断絶される。鍵はオートロックかそれとも彼らの手で閉められたか。
生きていたかった。
だが、少ない知識、テレビドラマによる偏った知識からも『結婚』という幸せを娘から奪うことだけは自分に許せなかった。
だから、これは、ある意味、望んだ事なのではないか。
それでも恐怖が体を襲う]

ひ、……あ、

[じりとベッドの上で後退り、まくらを掴んだ。近寄ってくれは投げつけただろう]


【人】 鳥使い フィリップ

[閉じ込められた空間で、遺体の丁寧な扱いなんてしてやれるはずもない。
結局ヨアヒムの部屋には踏み入らないまま、その場を後にする。

もしも誰かとすれ違っても、言葉を交わすこともできなかったけれど。
人の死を、口にするのも恐ろしくて。
それが良かったのか、悪かったのかは、理解らない。]

 …………、

[毒吐く言葉も無くしたまま、廊下を歩いて。
本当ならば全てを避けて個室に閉じこもってしまうのが、正解なのではないかと思う。
それをしなかったのは、疑われるのが恐ろしかったからか。
もしくは――どこかで一人になるのを忌避していたからか。

後者、だったとするなら。
ひとつの部屋の前で足を止めたのも、自然な事だろうと。
自身を納得させることは、できたのか。]

(10) 2015/08/26(Wed) 16時頃

【人】 鳥使い フィリップ

 リーさん。
 ……その、

 一服、…如何ですか。

[足を止めたのはリーの個室の前。
彼はまだ、部屋に籠ったままだったろうか。
インターホンを押しては、声の出し方を忘れたように掠れた声で呼び掛けた。

先の出来事は未だ網膜に、記憶に、残っている。
それを責めることも、――肯定することも、出来る気はしなかったけれど。

それでもしばらく、扉の前で立ち尽くして。
応えを待つのだけは、止められなかったか。**]

(11) 2015/08/26(Wed) 16時頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2015/08/26(Wed) 16時頃


>>*4レイ

[ゴメンナサイと言う言葉が此れだけ空虚に響く事は嘗てあっただろうか。あったとしても悪戯を叱られて不貞腐れている娘の可愛らしい抵抗だ、それ程に心が籠っていないように思えた。
自分の問いには何があったのかを答えてくれない彼ら。自分を美味しそうだと言う目の前の彼。ひゅうっと息を呑むが咄嗟の悲鳴はあげられなかった。ただ、覚悟はしていた筈なのにボロボロと涙が出た]

…っ、娘の、式が、潰れなければ…
あんたら、こんな事してっ
………あああああああ!!!

[自分の叫びは何処にも届かないのだろうか。レティーシャに突進するかその横をすり抜け扉に向かおうとするだろう。ドアノブを掴もうと手を伸ばすがリーに阻まれるのだろうか]

誰か……っ!!!

[ここに犯人がいる!そう叫んでしまいたい。叫んで、しまいたいが、

果たしてそれは叶うのか。
先の叫びすら、悲しく掠れていたと言うのに]


【人】 鳥使い フィリップ

―回想・広場での逡巡と―

[グレッグへと視線を向けた時、彼はどんな表情をしていたのだったか>>12
仮初の名を呼ぶのは、一度で済んだか。

たとえばこんな時。"本当の名前"を知っていたのなら――それを呼べたのなら、何か違ったのだろうか、なんて。
それしか知らぬ名を繰り返しながら、そんな事を思う。

ひたりと動かぬその様子に。まるで知らぬ何かに留められるような、その様子に。
縋ろうとしたのか、――烏滸がましくも、取り返そうとしたのか。
思わず手を伸ばしかけて。]

 ……あ、ああ。

[深く吐かれた息と伸ばされた手を、合わせて薄く嘆息しながら掴んだ。
自分よりも傷んだ労働を知る手。緩く力を込めてから――じわりと強く。

それもまた、子供じみた行為のようで恥ずかしくはあったけれど。そんな去勢だって、今ばかりは見ぬふりしても許されるはず、と。
僅かに汗の滲んだ手のひらへと伝わる熱に、脚を上げるのもまた、早まったか。*]

(16) 2015/08/26(Wed) 18時半頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2015/08/26(Wed) 18時半頃


ぎっ……ああああ……っ!!

[メスは見事に腱に突き刺さる、一瞬冷たい物に抉られた感覚が走るがそれは直ぐに猛烈な熱と痛みへと変換された。
逃げ出そうとした勢いのまま床に転がり崩れ落ち、脚を抱えて一人呻く。
どっと脂汗が顔に滲みその表情は恐れと苦悶に歪んでいた。
脂肪の壁の為か痛みの割に血はそんなに噴き出ないだろう、突き刺さっていたのならば尚更。
うぐぐ、と苦悶に呻きながら2人を見上げる。絶望に染まった瞳の色で]

う、あ、あああ……あんたたち、自分で、担当者に言えば良いのに…!

[そうだ、そうすれば人死になんてさせずに済むのに、なんて身勝手な。
そんな人の理論はもう相手には通じないのか。涙を流しながら訴える。
まさか彼らが食うだけではなく人を死なせたなんて、知らないままに]


いぎっ、うぐっ、う、ううう…っ!

[シーツを口に詰め込まれれば真面な声など発せない。両腕はリーにでも抑えられていたか、先ほど転んで痛めたか、押さえ付けられた時に体の下になり使えなくなったか。
どちらにせよ両腕は上手く動かず口に詰め込まれたそれを外す事すら務まらない。
"死にたくない"
なんと願いは同じ事か。なのに相手は捕食者で自分は獲物のだ。
肉を抉られもがき痛みに身をびくりと跳ねさせる。言葉はただのくぐもった呻きにしかならなかった。
ジクジクズキズキ、脚が痛む。
涙で歪んだ視界の向こうで、ただ、レイの笑顔が柔らかく場違いだった。
どうせなら。
早くに痛みをなくしてくれたら良いのに。
逃げ場を無くしてジワリジワリ、味わい殺していくつもりなのか。
(春江……、父さんが悪かった)
(幸せになってくれ)
それでも。
……それでも。
床に縫い付けられながら視線は意識は指先は懸命に扉へと向かい進もうとするだろう。
護りたいものがある。それでも、犯人を知った今。

伝えなければ、と、なけなしの正義感と生存本能とがそうさせていた]


鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2015/08/26(Wed) 21時半頃


メモを貼った。


【人】 鳥使い フィリップ

[開いた扉>>31に、ほっと胸を撫で下ろす。
けれどその奥に覗いた顔と、変わらぬ声音で掛けられた声は。
到底自分の知る彼の物とかけ離れている気がして。
一瞬、続ける言葉を失くした。

それでも、あんな事の後ならば。
当然だ、と。自嘲じみて、受け入れる他ない。]

 …いいんですか?
 こんな状況、なのに。

[見つめた瞳は、常より多少水っぽかっただろうか。
問いかけは即ち、自分を疑ってはいないのか、と。
そう言い換える事もできただろうけれど。

それでも分煙なんて言葉が聞こえる前に、お邪魔しますと律儀な挨拶だけ掛けて、室内へ踏み込んだだろう。]

(33) 2015/08/26(Wed) 21時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[――慣れた煙草の匂いに混じって、



   ほんの 一瞬、]

(34) 2015/08/26(Wed) 21時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

 
[――違和感は、出された料理を口にした時からあった。

確かに空腹は覚えども、他の被験者達ほどの切羽詰った空腹は覚えず。
此処へ来てから口にした食べ物の量も、他よりずっと、少なかったか。

本能に根付いた欲求というものは、理性を持ったヒトにとってもまだ、強い支配力を持つもので。

即ちその欲求が薄かった為か。
もしくはただ、本来の頭の回転の速さゆえか。

視界は些か――"クリアだった"。]
 

(35) 2015/08/26(Wed) 21時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[覇気のない雑談は、わざわざ盛り上げる心地にもならない。
それでも薄い笑みを作っては、変わらぬ顔で迎えた彼に失礼のないように――困らせないように、なんて。
以前の自分が見たら、殊勝だと嘲るだろうか。]

 ………はい、

[雑談の後、僅かに間は空いたか。
何をして過ごしていても時間は来る。
だからこそそれは、ある種予想通りの問いかけだった。

――ほんの、今。まさにたった今。
過った何かを覚えた自分にとっては、さらにあまりに、タイムリーな。]

 あの、

 その前に、ひとつ。
 伺ってもいいでしょうか、…リーさん。

[肺に溜まった煙と共に、震える息を吐く。
逡巡は、部屋に入ることを決めた時よりずっと――長かったか。]

(36) 2015/08/26(Wed) 21時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

 血の、…においが。

[自身と同じ煙草の匂いと。
その中に混じる、本来なら嗅ぎ慣れぬ匂い。
ヒトから流れ出る、鉄錆の匂い。
何処も怪我などしていない筈の彼から、その気配をひときわ強く感じたのは。

――扉を潜った時、だったか。

数刻前、扉の隙間から覗き見たイアンの傷は。
血の匂いをそこまで撒き散らす程、大きな物だったか?

感じるのはそんなものよりもっと。
身体に、その内に。
染み付いた、血の、気配。]

(37) 2015/08/26(Wed) 21時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

[視線を逸らした紙巻からは、灰が落ちて床を落とす。
嗚呼何をしているのだ、なんて。
逃避めいた思考の奥で、どくりどくりと、心音が、煩い。]

 …き、

 気のせいだって、俺の勘違いだって。
 言って頂けますか、
 …リーさん、

[縋るような視線を持ち上げて、しばらく彷徨わせた後。
幾度も見遣った暗い色の瞳へと、合わせた。
彼は一体、どんな顔をしていたか。

こんな心境で、伺いたくなどなかったのに。*]

(38) 2015/08/26(Wed) 21時半頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2015/08/26(Wed) 21時半頃


フィリップは、グレッグに話の続きを促した。

2015/08/26(Wed) 22時半頃


フィリップは、ネルに話の続きを促した。

2015/08/26(Wed) 22時半頃


【人】 鳥使い フィリップ

[言外の質問>>47をもしも返されたなら――"部屋に入る前に"、返されたなら。
凶器を片手にひとり広場を出た背を思い返しては、触れずに離れた腕を今更見遣っては、
否、と。答える事が出来ていただろう。

願望めいたその答えは、すぐに。
他ならぬ自身の確信によって、裏切られることになったのだけれど。

背後で冷たく響いた鍵の音は、耳には届けども。
それよりずっと気に掛かることがあった。
それよりずっと、見なければならないものがあった。

扉へと、振り返ることはしないまま。]

(55) 2015/08/26(Wed) 22時半頃

【人】 鳥使い フィリップ

 …はは、犬、みたいでしょう。
 僕だって知りたくなかった。

[返されたのは疑問めいた顔>>48
彼が"そう"でなければ、突拍子もない問い掛けだったのだろう。
それでも、そうではないことを知っている。
とぼけるな、なんて。詰め寄る気概こそなかったけれど。]

 ……イアンさんの、ものだけじゃない。
 もっとたくさん。

 例えばサイモンさんだとか、
 ――ヨアヒム、さんだとか。

[こんな時ばかり、すらすらと流れるように答えを導く思考が憎い。
ならばいっそ、自身も同じ身であったなら、と。出来もしないことを想う。

震える声で絞った言葉は。
もしも廊下に誰かいたのなら――或いは。
聞こえ漏れて、しまっただろうか。]

(56) 2015/08/26(Wed) 22時半頃

―死ぬ前のこと―

[自分の自室に籠って鍵をかけ、ただただメスを握り布団にくるまっていた。
空調は心地よい温度に保たれているというのに、震えが止まらない。]

なんで………
なんでこんなことに………っ
俺はただ、ネタを……
うぅ………っ

[目尻から滲む滴を枕に吸わせる。柔らかな枕に顔を押し付けたまま呟く言葉もまた、枕に吸われて。

怯えた身は些細な音すらも拾った。かちゃり、鍵の開く微かな音が部屋に響く。
びくっと体が揺れた。何故勝手に鍵が開くのか、などと考える余裕すらない。
きっと誰かが自分を殺しに来たのだ。誰か、そうきっと先程疑惑の視線を送ってきたリーが。
扉を開ける音は聞こえなかったけれど、部屋の中に入ってくるのも時間の問題だろう。
布団という繭に籠っていられたのはほんの短い時間だった。
鍵が開けられた音を聞いてから、数秒もしないうちに恐怖に耐えられず勢いよく布団を剥いで体を起こす]


[くぐもった悲鳴を上げ続ける羽目になる。一度くらい始めれば箍が外れたのか何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も何度も、刃が身に突き立てられその度に体がびくん!と跳ねる。
あまりの痛みに意識が飛びかけるが、また新たな痛みで意識が取り戻されるのだ。
痛い。
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!!!
そのうちにビクビクと体は痙攣し、血肉以外の匂いが漂っただろう。体が無駄な動きを止め、ジワリ、下肢が血以外のもので濡れる。失禁していたが、だからなんだと言うのだ。彼らは嫌がるかもしれないが、自分は、命を削られている。
腹部を抉られれば堪えきれず胃液が競り上がり、だが口に詰め込まれたシーツのために吐き出す事も出来ずに口の端から臭い液と血をだらだら垂らしていただろう。
内蔵が抉られる度千切られる度、ビクリビクリとその痛みにのみ体は震えた。
やがて。
その反応も無くなり。
その目に光が宿らなくなるのも間近だったのだろう]


…ひ……っ、
く、くるな…………っ!!
………それ、それで俺を殺すのか…?!
[体を起こして扉の方をみれば、鈍器をもったリーが近付いてくるところだった。
ガタガタとより激しく震えながらも、しっかりと両手でメスを握って、必死でリーへと向ける。
長い棒はメスより明らかにリーチが長く、普通に戦えば殺されるのは確実に自分だろうと思われた。
叫ぼうとして出した声は震え、思っていた半分ほどの声量にもならないまま。
シーツを蹴り、なんとか体を逃がそうとしてもすぐに体は壁にあたる。そのあとはただ、シーツの皺が増えていくだけだ。]

くるな………こないでくれ…………っ
いやだ、俺はまた死にたくな゙――………っ
[ふるふると首を左右に振っても、懇願してもリーは止まらない。
震える声で言いながらあまり広くはない部屋の奥に逃げようと体を反転させた途端、後頭部に強い衝撃を受けた。
悲鳴すらあげられないまま。
どさり、とからだの上部がベッドから落ちる。
鈍器を受けた頭はひしゃげ、どくどくと流れて行く赤はあっという間に池を作った。
見開いたままの瞳から涙が零れる。
そのまま、イアンという偽名を与えられた男の命は潰えた。]*


【人】 鳥使い フィリップ

 信じたいと、……思って、ました。

[震える声で絞った言葉は、縋るような視線へか。それとも彼の諦めへの、反抗か。
合わせられた視線に、暗い瞳に映る自分の姿が、それに応える。

――答えは否だと。
憎らしいほどに敏い思考が、脳内で煩い。

誰を選ぶかと、問われたなら。
それは間違いなく――【リー】、と。]

(57) 2015/08/26(Wed) 23時頃

【人】 鳥使い フィリップ

 ……リーさ、

[煩い鼓動の中で、それを断ち切るような靴音に。
逸らせもしない視線はそのまま、触れる手だって、振り払うことなんて叶わない。

自分はもっと合理的だった。保守的だった。はず。
それをも覆して、未だ反抗を、拒絶する。]

 ――――ッ、

[重なった唇に、びくりと開いたその隙間から。
入り込んだのは、――未だ新しく鮮烈な匂いを放つ、血錆の味。
遅れて腕を持ち上げては、目の前の肩を緩く、緩く掴んだ。

忌避した血の匂いに、覚える嘔気より。
代わりとばかりに熱くなった目の奥が、ちかちかと明滅する。]

(60) 2015/08/26(Wed) 23時頃

【人】 鳥使い フィリップ

 ……なんで、…いや、

[離れた唇の間で薄い呼吸を落として、泣きそうな声での問い掛けは――愚問も甚だしかっただろうか。
哀しげな表情も、きっと初めて目にするもの。
此処に来てこんなに多くの表情を見るとは思わなかったと――とんだ迷惑だと、毒吐く余裕もまた、ない。]

 ……どうして。

[言い換えただけの言葉は、今度はこの状況へと。
ビルの前で会った時。誰がこうなると予想していたか。

――誰が、紛れもない"殺人鬼"を前にしたこの状況で。
部屋を出る選択肢も選べぬ自分を、予想したか。

転がるカードキーには、目もくれないまま。]

(61) 2015/08/26(Wed) 23時頃

鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2015/08/26(Wed) 23時頃


フィリップは、リーに話の続きを促した。

2015/08/26(Wed) 23時半頃


[男はもう、唯の肉塊と化している。
娘を思いその幸せを願いながら

しかし、それを見届けることは叶わない]*


鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2015/08/26(Wed) 23時半頃


鳥使い フィリップは、メモを貼った。

2015/08/26(Wed) 23時半頃


【人】 鳥使い フィリップ

[真実は恐ろしい、と>>63。彼の口から伝えられずとも、充分に知らされてはいたか。
否、理解った気になっていただけかも知れないのだけれど。

耐えきれぬ飢えに唆されて一線を越える気持ちも。
温度の残る肉が喉を通る、その感覚も。
自分は何も知らずに――そしてそれを、糾弾しているのだから。]

 ――泣いて、ません。

[逸らさぬままの瞳を揺らした答えは、説得力には欠けていたかもしれないけれど。繕えぬ言葉も感情も、今更のこと。
幾度も向けられたその視線に、まるで見透かされているようだと。そう思った記憶も新しい。]

 ……え、

[重ねられた手が外されれば、本能めいて身を引きかけはするけれど。
ごく緩く、まるで縋るような腕の力を、振り払うことはできずに。
同じく告白された名前>>67を、単調な頭に巡らせながら――その後に続いたか。
薄くなった紫煙が、天井近くで揺らいで消える。]

(69) 2015/08/27(Thu) 00時半頃

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