22 共犯者
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/07/28(Wed) 23時頃
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―故・村長宅→広場―
……夜の森には近づいてはならぬ……か。
[青年記者は、ランタンを手にして、森の中を歩いていた。だがそれが「近づいてはならぬ」と言われているその場所であるとは気づいていない。
というのも、ロンドン郊外にある学園都市で生まれ育った彼にとっては、悲しいかな「森の側道」も「獣道」も、全て大雑把に「森」なのだ。それ故に、森の側で暮らしている人間と比べて、こういった類の地形には著しく疎い。]
えーと……ここは、道のうち?
[徐々に細くなってゆく獣道を、急ぎ足で進んでゆく。]
なんだろう、こんな道あったかな……?
(21) 2010/07/28(Wed) 23時半頃
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―踏み込んではならぬ「森の中」―
[その時、「道なき道」の向こうから、けたたましい鳥の鳴き声が聞こえた。]
……え?もしかして、狼が近くにいる……? それとも、熊?ライオン?伝説の熊猫?
さすがにライオンじゃあない、よ、な……ぁ 欧州の森にそんなのが居たら一大事だ。あはははは。大スクープ確定だ。
[ごくりと息を呑み、歩みを進める。 鳥の悲鳴が聞こえた場所には行きたくない。 だがそう願えば願う程、どういうわけか足がそちらに向かってしまう。道が分からないのだ。]
――…何、か、いる、の、か?
(23) 2010/07/28(Wed) 23時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/07/28(Wed) 23時半頃
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―森の中―
……こんにち、わ。だれか居ませんか……?
[緊張を和らげるためか、記者は間抜けな言葉を並べておそるおそる歩く。やがて、闇の中で仄白く浮かび上がる、細く長い何かを見つけた。]
……なんだ、菌類か。 こんな綺麗な茸って、逆に毒を持ってるって聞い……
[が、次の瞬間、それが菌類ではないことに気づく。]
……え……っ?肉だ、これ。
ちがう…… 指。これ、 ひとの、指。
(31) 2010/07/29(Thu) 00時頃
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[鼓動が高鳴る。 近づいてはならぬと全身が警鐘を鳴らす。 足は震え、喉は渇き、掌にはびっしりと汗の玉が並ぶ。
だが――…頭は「違っていた」。 微かな水音、砕けるような鈍い音、そして――白い光と、「人のような」嗤い声。
青年記者の脳が、足先に命ずる。
『さあ、歩け』――…と。]
(36) 2010/07/29(Thu) 00時頃
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……何、なん、だ。
これ、は……!
[目の前には、人らしき者が、何かを食らう姿があった。]
………っ!
[胸の鼓動はどんどん強く激しくなり、呼吸ができなくなってゆく。唇がぱくぱくと開き、全身が強張る。声は、出ない。
どさりと大きな音を立てて、背後にある樹に寄りかかった。]
(38) 2010/07/29(Thu) 00時頃
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[全身が震え、目は見開いたまま硬直している。 だが、彼の脳はその光景の一切を見逃すまいとしている。
彼の脳が命令する――『目を反らすな』と。
そこには、確かに、強く猛々しい「獣」が居た。生きる為に「肉」を喰らい、牙を剥き、悠然と微笑む「獣」が。]
(39) 2010/07/29(Thu) 00時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/07/29(Thu) 00時頃
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「…… なにを、しているん、だ ?」
[ヒュウヒュウと鳴る喉から、かろうじて言葉が出る。常とは違って、随分と英語訛りの酷い発音になっていたかもしれない。]
(41) 2010/07/29(Thu) 00時頃
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>>43 だれ……って、
[身体の震えに慣れてきた。本来ならば、慣れてはいけないのだが。]
イアン……、イアン・マコーミック…… 村の…「祭」を…取材にきた…一介の、記者、です
[膚の半分が黒く濡れ、宵闇の色の髪を持つ男の目を、じっと見つめる。それは「血に濡れた月」のような色に見えた――少なくとも、哀れなこの記者にとっては。]
……きれいな、月の、夜……ですね
[思いも寄らない言葉が、唇からこぼれる。 彼の膚が、彼の肉が、彼の髪が、そして彼の目が、イアンの眼球を入り口にして、全身へと浸透してゆく。距離を保っている筈の、獣のような男の息づかいが、鼓膜をじんじんと振るわせる。
恐怖を覚えているのに――目が離せない。]
(48) 2010/07/29(Thu) 00時半頃
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[宵闇に浮かぶ骨と肉が、規律正しく、艶めかしく、極めて獣らしい動きで、こちらに向かってくる。
かれの膚の上には、黒い色が撒き散らされていた。それは、かれの足元に転がっている「赤黒い色」と同じなのだろうかと、頭の中で想像する。
また、ごくりと息を呑んだ。 月明かりに照らされた肉の塊は、まるでギリシア時代の彫刻のような美しさを持ち合わせていたことに気づき――イアンは「理由をもって」それを見つめて居た。]
(52) 2010/07/29(Thu) 00時半頃
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……はい。
半月……ですか。 天文学はよくわからないのですが、月は沈むのですね。
また明日も、同じように月が見られるのでしょうか。 今宵のように、美しい月が。
(53) 2010/07/29(Thu) 00時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/07/29(Thu) 00時半頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2010/07/29(Thu) 00時半頃
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……ええ。 また明日も、綺麗な月が空にありますように。 森が掲げる「完全な月」はさぞや美しいのでしょう。
[鼻がひくりと反応した。 かれが近づくにつれ、血と汗と「筋肉」の匂いが、イアンの鼻孔を刺激する。背筋がびりびりと痺れ、舌の上はまるで芳醇なワインを飲んだ後のような、ぼうっとした感覚に支配された。
かれはまるで、森が創り出した「神」のようでもあり、怒りに触れたら殺されそうな、壮大なる存在のようにも見えた。]
また、月が昇る頃、貴方にお会いできるでしょうか? ――…「森の神様」。
(59) 2010/07/29(Thu) 00時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/07/29(Thu) 00時半頃
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[血が付着した爪が、己の喉を走る。 その感触を、目を細めて受け入れた。]
――…はい。
[どういうわけか、イアンは、獣が惜しげ無く放つ血と肉の匂いに目を細め、従順に返答をした。]
それでは、また宵にお会いできますよう……
[そう言って立ち上がると、踵を返して森の中を駆け抜けていった――]
(64) 2010/07/29(Thu) 01時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/07/29(Thu) 01時頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2010/07/29(Thu) 01時頃
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[そこからは、ランタンを片手に無我夢中で森の中を駆け抜ける。喉に付着した血の跡を、途中にあった泉で洗い流し(そういった冷静な判断能力はあったらしい)、よく分からない道を駆け抜け、広場へとたどり着いた。]
[そこには、村人達の賑わいがあった。 日常のような、非日常のような、ちょうど中間地点のような世界が。]
……少しだけ、賑やかになりましたね。
[記者は常のように、柔らかく微笑む。 だが、その心臓は高鳴ったまま――…]
(65) 2010/07/29(Thu) 01時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/07/29(Thu) 01時頃
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−早朝:故・村長宅の一室−
[青年記者は、タイプライターを前に、祭の内容を事細かに記載している。]
「『前夜の祈り』は、きわめて厳かな空気の下で行われた。 村人は神像の前に座し、祈りの言葉を口にする。彼らが祈る神像は、本国のそれとは幾つか異なる点を示しているが、『聖ヨハネ像』とであると言われている。
(ここに、昼に撮影した写真を挿入)
神像の傍にある舞台は"Garden of Eden"。 そして本祭の当日には、『贖罪の巡礼者』達が歩むという。彼らは『巡礼者』でありながらも、自らが『生贄』であり、また『浄化』される対象でもある。ひとつの『巡礼者』が、幾重もの役割を担っていることになる。
そしてこの祭には、数々のキリスト教との類似点がありながらも、神像の風貌や祈りの言葉等は、独自の進化を遂げたと思われる箇所が幾つもあった。それでは、ここに例を提示しよう……」
(91) 2010/07/29(Thu) 12時半頃
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−早朝:故・村長宅−
[それから、幾つかの文字をノートに書きつける。 それは夜のうちに聞いた「祈りの言葉」。 特に、この祭でしか聞いたことの無い言葉を中心に記してゆく。
ノートには、暗号のような文字が次々と並んでいる。それは一般的に「発音記号」と呼ばれるものでもある。]
んー……やはりこれは、独自の進化を遂げた言葉なんだろうな……。音を追ったところで、意味は全く推測できない。何処の言語圏との一致性も見当たらないし。ミックスされているような、独自進化したような、よく分からない感じだ。
……意味はまた村長夫人に伺うしかないか。
それにしても…… 何故「エデンの園」や「贖罪の巡礼者」という言葉を聞いて、夫人は少し動揺なされたのだろう……?それそのものならば、キリスト教様式の言葉であり、英国人に聞かれてもさほど悪くはない言葉の筈だ。
[細身の煙草から煙をくゆらせ、溜息をつく。]
(この村は、どこか変だ。 何故「よそ者」をこれほどまでに嫌うのだろう。 まるで知られてはならぬ秘密があるようにも見える……)
(92) 2010/07/29(Thu) 12時半頃
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……まいっか。 それは取材していくうちに、おいおいわかる。
[ノートと万年筆とカメラが入ったバッグを手にし、イアンは部屋を出る。少し外の様子を見てくると、屋敷の使用人に伝えて、外に出た。]
(それにしても、昨日見た『あれ』は何だったんだろう……森と酒精が見せた幻、だろうか?ヒトならざる獣性と美しさを持った存在……まさに「森の神様」なのかもしれないな。)
[とそこで、誰かが何かを呼んでいるような声を聞いた。急いでそちらの方へと走り寄る。]
何があったんですか!?
(94) 2010/07/29(Thu) 12時半頃
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[目の前には、オスカーとホリー、そして栗色の髪の女が居た。そして(1人を除いて)動揺している彼らの足元には、肉体の塊があった。獣にでも喰われたのだろうか。赤黒い肉が見える。なのにどこか礼儀正しくそこに置かれており、奇妙な様式美もそこに垣間見えるのだ。]
何……ですか、これ……!
[震える声を抑え、近寄る。 その遺体の指には、銀色に光る指輪が嵌められていた。]
うわあああああああっ!
[一瞬だけ、故郷に置き去りにしてきた婚約者の顔が脳裏に浮かんだ。そのせいか、彼はひとりの女性の名前を口にしてしまった。]
(96) 2010/07/29(Thu) 13時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/07/29(Thu) 13時頃
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……分かった。 大丈夫?具合は悪くない? 具合悪いならば家に戻って。 必要ならば家まで送るから。
それから、警察か自警団に連絡しよう。
……大丈夫?歩ける?
(99) 2010/07/29(Thu) 13時頃
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>>100 そりゃあびっくりするよ。 死体見て驚かない方がどうかしてる。
まあ私の場合は記者だから、少しは慣れてなくちゃいけないのかもしれないけれど……殺人事件専門の記者じゃないから、見慣れてないんだ……。
(101) 2010/07/29(Thu) 13時頃
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[栗色の髪の女性の方へと向き直る。]
あなたがピッパさん…でよろしいですか? 大丈夫ですか?
一旦家に帰るか、広場に行くなら、お送りしますよ。 私のことが不審ならば、人を呼んできます。
顔色がすぐれないのが心配です。 何にせよ、まずはここから離れましょう。**
(103) 2010/07/29(Thu) 13時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/07/29(Thu) 13時半頃
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>>108 ……分かりました。
[ピッパに差し伸べた手をそっと下ろし、目を伏せた。]
それでは、広場に行ってきます。 もし危ないことがありそうなら、誰かのことを呼んでくださいね。 なるべく早く戻ってきます。
[そう言って、広場の方向へと駆け出した。 そこに居る人々を呼び寄せ、事情を説明する。自警団にはさらに事細かに。]
……できる限り急いで来てください。 今、気分が悪くなって動けなくなってる人もいるんです。 朝から猟奇殺人の痕跡を見たのですから、当たり前ですけれども。
こっちです!
[来た道を引き返し、青年記者は人々を引き連れて走った。]
(126) 2010/07/29(Thu) 18時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/07/29(Thu) 18時半頃
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―ソフィアの遺体がある現場―
……。
[まるで魔物の仕業というべき遺体(それ)を見て、ごくりと息を呑み、表情を強張らせる。
そして――昨晩見たあの「森の神様」が、夜の森と酒精による悪戯ではないということを思い出した。
息をゆっくりと吐き、吸い込む。だが、血の臭いが肺を満たしそうになり、顔を逸らしてげほげほと咳き込んだ。]
なんだ……これは……
[脳裏にちらつく幻影のような男の姿と、今ここにある死体に光る指輪が、彼の中でせめぎ合いを起こしている。]
(171) 2010/07/29(Thu) 22時半頃
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……とりあえず、私は村長夫人の所へ行きます。
もうどなたかがお伝えしたしれませんが、万が一のことを考えて……。
(179) 2010/07/29(Thu) 23時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/07/29(Thu) 23時頃
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―ソフィア発見現場―
[村長夫人の家に向かおうと踵を返したその時、イアンはふと、全身の血が一気に沸き立つのを感じた。
そこには、昨日見た「森の神様」が居るのだ。 あの獣性に満ちた、美しい肉体と鼓動を持つ、絶対的な「力」の象徴のような存在が。]
(183) 2010/07/29(Thu) 23時頃
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>>189 [金縛りのような心地。 己の中の何かを射貫かれたような気がした。]
……行ってきます。
[月の瞳が、己の肉体を捕らえている心地がする。 それは気のせいであると、イアンは言い切ることができない。
その視線が目に見えぬ灼熱の手となり、 彼をひとつの罪の囚人へと変えてゆく。
――少なくとも、イアンにはそう感じられていたのだった。]
(197) 2010/07/29(Thu) 23時頃
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>>194 [宵闇のカーテンを振り解き、イアンは走り出す。
その色に、己の脚が絡め取られぬように、慎重に。]
(201) 2010/07/29(Thu) 23時頃
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―故・村長宅―
すみません、リンドクヴィスト夫人はどちらに!?
[使用人に彼女の居場所を聞く。 息せき切らしてやってきた青年記者の様子に驚いたのか、使用人は事のあらましを問いただした。
そしてそれを聞いた使用人は、彼をリンドクヴィスト夫人の元へと案内したのだった。]
……すみません。 お客様もご一緒であるというのに、こんな状態で失礼します。
単刀直入に言います。 「ソフィア」と言う女性の惨殺死体が、森の中で発見されました。
(206) 2010/07/29(Thu) 23時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2010/07/29(Thu) 23時半頃
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>>210 ……はい。 村の方のお話から、「ソフィア」嬢であることは……おそらく間違い無いと思います。
左手の薬指にこう…銀の指輪を嵌めていまして…… その、とてもその方に近しい若い男性が……
[声のトーンが落ちる。 郷里に置き去りにした婚約者の笑顔を思い出し、胸の痛みを抑えるように、シャツを握った。]
そのご遺体を、「ソフィア」と呼んで……抱きしめていらっしゃいました。
(215) 2010/07/29(Thu) 23時半頃
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>>217 ……本当です。
[低く籠もった声で告げる。]
もう既に……村人のうち何人かの方が、「その光景」を見ています。そしてあの方は「ソフィア」嬢である、と。
あれは……ヒトの為せる業ではありません。 そう、例えるならば……
……『獣』の、為したものです。
(223) 2010/07/29(Thu) 23時半頃
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>>222 リンドクヴィスト夫人。 まだそこは分かっておりません。 自警団の方の調査次第では分かるでしょうが、正確な情報を知りたければヤード……警察を呼んで正式に調査すべきかと思われます。とはいえ、祭の日にそれは無理な話かもしれませんが……
[続いて発せられる男の声に、鋭い視線を向ける>>227]
取材対象をからかって遊ぶような、信頼を失うような真似はできませんよ。「前夜の祈り」の写真撮影や、その場でメモを取ることすら自粛したというのに、そんな馬鹿な真似をしたら、全てが台無しになるでしょう?
ただでさえ「余所者」の私がさらに妙な真似をしたら、その時は私は「村から追い出される」だけで済むでしょうか?
……いえ、おそらく違う筈です。
(232) 2010/07/30(Fri) 00時頃
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