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【見】 手妻師 華月斎ああ、これ? (@0) 2014/10/26(Sun) 05時頃 |
【見】 手妻師 華月斎何かの頭文字かしら。 (@1) 2014/10/26(Sun) 05時頃 |
【見】 手妻師 華月斎本のお代はお菓子でもらうことにしましょうか。 (@2) 2014/10/26(Sun) 05時頃 |
― 魔女の家で ―
君の方こそ、どうして此処に。
[
青年にとって朧げになってしまうだろう。
それでも束の間の邂逅を愉しみ、
荷物を青年に渡してから、帽子を脱ぐ]
狼が君を食べたくなってしまったら、
飴を代わりに渡すといいよ。
[住処を教えるという事は、正体を隠すつもりもない
きっとそうなのだと友人を理解し、
口元に三日月を描き、リーの頭を撫でる
手元に皿が殘ったと報告を受け
それは良かったと目許を細めて笑った。]
――リーが気に入ってくれたなら。
[それはなによりだと頷いて。
また、と再会の挨拶と共に身を翻す。
舞踏会へ赴くシンデレラのように
0時より前にドナルドの元へ向かえるようにと
誰の眼も届かない、二人だけの、――]
しかし、君はグロリアによく似ているね。
………髪の色は違うが、目許の優しさが、
ベネット。
[動くイルミネーションと化した南瓜の馬車。
これだけ大掛かりな動力を与えてくれた
盟友の子孫である魔女は、男の隣に座しており。
ちいさな小窓から覗くその横顔を、
若しかしたら「見える者」は見てしまったかも知れないが]
君がなんの為にハロウィンを繰り返しているかは解らない。
だが、私は君の邪魔はしないよ。
[二度目のハロウィンの夜、無限に繰り返される結界の境界まで
蝙蝠に姿を変え羽ばたいた。
―――そこで出会ったのは、彗に跨る魔女だった。
時計塔の上で話をし、帰りたいのかと問われ、
暫し迷った後に、首を横に振った。
相容れぬ存在ではあるが、もう少しだけ赦されるのなら
もう少しだけ、赦してもらえるのなら。
赦して、くれるのなら。 …彼の傍で過ごしたいから。]
[ ごとり、ごとり。 ]
[ 馬車に揺られ、目指す道に光が灯る。 ]
しかし、これだけは約束だ。
私の友人は、君だけのものではない。
君の玩具ではない
[彼の生を脅かすことは、友人として許さないと。
隣で笑う魔女に伝えて、告げる。
懐中時計は自身の分とグロリアの分でふたつある。
その片方を首に下げている魔女は、
時計の蓋を開き、羅針盤を見せて笑った。]
――約束、してくれるね。
[魔女はなにも言わない。約束をするとも告げない。
ただ隣で微笑んでいるだけ
そうして、待ち人の家に到着する時には、
隣に座っていた者の姿は、無かった**]
メモを貼った。
【見】 研修生 キリシマ[抵抗など、あってないような物。 (@4) 2014/10/26(Sun) 15時頃 |
【見】 研修生 キリシマ― 魔女の屋敷 ― (@5) 2014/10/26(Sun) 15時頃 |
【見】 研修生 キリシマ ………ベネットが? (@7) 2014/10/26(Sun) 15時頃 |
【見】 手妻師 華月斎[奇妙な夢を見た。 (@8) 2014/10/26(Sun) 15時頃 |
【見】 研修生 キリシマ[兎に角、アレが原因と言うのは了解したし納得も行った。 (@9) 2014/10/26(Sun) 15時頃 |
【見】 手妻師 華月斎[目を開けたら、ホテルのベッドの中だった。 (@11) 2014/10/26(Sun) 15時半頃 |
メモを貼った。
[初めてのダンスパーティーの喧騒に、僕は一人、取り残される。
顔見知りでも居たならば、恋人と一緒なんだとからかいの視線でも……相手が気付かないとしても、向けてみるのも良かっただろう。
そんなこともなく。
結局は、街をいくらか歩いてみたところで、自分と似たような状況になっている誰かを見つけることは出来なかった。
繰り返されるハロウィンは、ひとつ前、ふたつ前に出来なかったことを叶えてくれた。
こうして、ダンスパーティーに来ることも。
キリシマさんを探せたことも。]
[出来ないことも、増える。
シーシャさんやドナルドさんへと会えなくなること。
ロチョウさんへ、今度こそ直接お菓子を渡せたら。
……これらは、今の姿では無理なことでもあるけれど。]
『他に、いないのかなあ。』
[僕の呟きは、くるりとターンした誰かの靴が立てる音よりも、小さいものだったし、]
『…誰にも聞こえない、か。』
[それを再確認するようなものだった。]
[幽霊モドキに休息が必要かどうかは謎だったけれど、僕はホテルに戻る。
暇なら遊びに行くかも、なんて言ってみた部屋番号を思い出し、ノックできなかったドアを幽霊のごとくすり抜けて、小声で『ごめんください』、と言ってみた。
部屋の主は就寝中で、それもどうにも、一人ではない様子だったので……
僕は彼を、彼らを起こさないように、すぐに引き返したのだった。
メモを貼った。
—— 3回めのハロウィンの夜に ——
[結晶を生み出す二つの緋色が、大きく近づく
触れたままの手が僅か、震えた。
ますます息苦しく、左の瞼は熱い。それは込み上げる思いを言葉にしても、とめどなく胸を打ち]
参った、
……熱いな、
[熱に浮かされたように、ふわふわとした高揚感。
顔を寄せれば吐息は重なり、うるさい程の心音がニコラエに伝わってしまう。
同時に、彼からも感じる鼓動が、更に男を追いつめる。
行き場が無い程に、もっと彼を知りたいと。]
[耳をくすぐる、彼の声。自らの名前とその想いを、目を細めて頷いた。
言葉にならぬ唇の囁き
いくらでも、教えてやるさ。
……忘れられないように。
[男の唇は、熱を帯びてその冷たさに触れる。
ゆっくりと解け合うように、目を伏せた。
ヴァンパイアの体温は、こんなに低いのだろうか。
もし彼に血を啜られる
……、ニコラエ、
[ただ、今は。
願わくば、彼の涙さえも自らの熱で消えてしまいますように。
一度唇を離しても名前を呼んでもう一度、そんな願いをも込めて口付けた*]
[——しばらくの後、今度こそダイニングテーブルにニコラエを落ち着かせることは叶ったか。
熱に浮かされたような高揚感を保ったまま、精一杯の持てなしをする。
ニコラエが持ってきてくれたビールとトマトジュースで、作り慣れてしまったレッド・アイを冷えたタンブラーグラスで振る舞い、また自らも味わった。
グラスで頬を冷やしながらニコラエを見つめ小さく笑う。
天井からさげられたランプの明かりが、揺らめいた。]
妙な、感じだ。
ハロウィンが繰り返さなきゃ、こうして話すこともなかったかもしれねぇな。
[吐き出す息もやはり、熱さは消えず。
グラスを頬から左の目元へとずらすと、熱さの原点がそこに集中しているような気がする。
これが、薬の副作用だろうか。
だが男はそれを隠したまま、さらに言葉を続ける。
徐々に緩慢に、途切れがちになりながらも。]
なあ、ニコラエ、
お前も、…… そう、
[思わないか? と。
最後までその問いは告げられず、ゆっくりとテーブルの上に突っ伏した。
それは、酔いつぶれたかのように見えたかもしれない。
しかしその真実は。
椅子の隙間から、床に向かって垂れたやや太めの長いもの。
茶色と白の縞模様でふさふさとした毛並みのそれは、むりやり押し出されたかのように、腰元から飛び出していた。
それがレッサーパンダの尻尾だということは、眠る男はいつ気がつくだろう**]
メモを貼った。
【見】 手妻師 華月斎ぁいたっっ!! (@13) 2014/10/26(Sun) 19時半頃 |
[眠る必要もこの身体には必要ないのかもしれなかった。
ただ、得体の知れない自らの状況に、精神が高ぶって眠れなくなっただけだった可能性もあるけれど。
眠らないまま迎えた、四度目のハロウィンの街。
ホテルから外へ出ると、ゆったりとした速度で通りを歩く。]
『僕だけなら、それで良いんだけど。』
[相変わらず、誰かに声をかけられる事はない。
トリックもトリートも誰にもねだられず。]
【見】 手妻師 華月斎[衣装に袖を通し、部屋の外へ] (@15) 2014/10/26(Sun) 21時頃 |
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