1 とある結社の手記:6
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[サイモンは机に座り、頭を抱えている。 その彼から発される言葉に、ローズマリーは眉を寄せた。
逃げろ。──逃げろ。と、そう繰り返す相棒に
やっぱり、占い師の力は、自分にはよくわからない。 と、そう顔に出して、サイモンを一瞥した。]
(@0) 2010/02/19(Fri) 03時半頃
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…どういうこと?
[それに対して、ふぅっと溜息をついたサイモンが、 説明するために、口を開くまでを待つ**。]
(@1) 2010/02/19(Fri) 03時半頃
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─集会場、広間─
[椅子に座って、手に持った猟銃はを杖代わりのように、 持ち手に両手を乗せて、サイモンを見送った。]
……慌しぃんだから。
[夜の間に、集会場の入り口は補強され、 獣でも易々とは破れない錠がかけられている。]
(@2) 2010/02/19(Fri) 03時半頃
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皆、説明は、きぃたわねぇ? じゃぁ──『大人しく』しててくれると助かるわぁ。
[ちゃら──。と、入り口の鍵を持つ女は、そういうと 冷たく鈍い銀色の鍵を鳴らして、席を立った**。]
(@3) 2010/02/19(Fri) 03時半頃
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─集会場─
[中と外をはっきりと隔てる入り口の錠が、がちゃん。と音を立てた。
狼のマフに、コートを着た女は、 ぱっぱっ、と、自分の肩にのった雪を払い、 銀色に木製の持ち手の猟銃を持ちなおして、広間へ向かう。]
(@4) 2010/02/19(Fri) 21時頃
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じゃ、そこで待っててねぇ?
[銀色の鍵だけは、外で震えながら突っ立っている、 下っ端の新人結社員に預けられる。 ──【施設の施錠は、外から】が、鉄則だ。]
(@5) 2010/02/19(Fri) 21時頃
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→集会場、広間─
[音も無く挨拶もなく広間の中に滑り込むと、 広間の中、キッチンの方、各自の自室に繋がる階段の方、 それぞれを見回してからコルクボードの前へ。]
──はい、はい。
"二人"も名乗り出てきたんだものぅ。 それは、気になるわよねぇ?
[朝。二人名乗りが上がったコトを思って、くすりと笑う。 ざっと内容を確認して、服の内側からメモ帳を取り出した。]
(@6) 2010/02/19(Fri) 21時頃
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…まず──…、雪をバケツにいっぱい? まあ、これくらいは、かまわないけどぅ。
[持ち出しの必要なメモについては、 とめているピンを抜いて、メモそのものを手帳にはさんだ。]
【コルクボード】
『>ラルフ宛>>68
OK。次に来るときにでも、 真っ白くて冷たいのを差し入れるわ。』
(@7) 2010/02/19(Fri) 21時頃
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【コルクボード】
[Catharine・Fowler.宛のメモに重ねるように赤いピンでとめてある。]
『二人いる可能性については──
もし、同じ能力者が近くに二人いるなら、 相手の近くに行けば、調子がおかしくなって気ける筈よ。
誰の傍によっても、普段と変わりないのに 二人も名乗りがあるなら、 それは、相手がうそつき。ってコト。』
[書き出されている字は、丁寧だがどこかしら素っ気無い。]
(@8) 2010/02/19(Fri) 21時頃
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[集会場の前辺りに、一歩でも出ることは出来ないのか?との Bennett Barclayの署名入りのメモに重ねるように青いピンでとめてある。]
『 できないわ。 』
(@9) 2010/02/19(Fri) 21時頃
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[Pippaの署名入りのメモに、重ねるように緑のピンでとめてある。]
『Q1:占い師が二人いって場合もありうるかもしれないけど、 それなら、お互いに近づいたら、体調がおかしくなる筈よ。
Q2:【サイモンが人間だ、と判定した人なら】、 お外に出してあげてもいいわ。
それ以外の人については、答えはNOね。』
(@10) 2010/02/19(Fri) 21時頃
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[誰でも見られるように、メモは貼りつけたまま、 メモの残りを服の裏のポケットに仕舞い入れた。 >>74
…そのトリをぅ、外にぃ?
[キャサリンからの声に振り返って、 口元に、寒さで赤くなった指をあてる。]
……外に放すぶんにはぁ、かまわないけどぅ、
森の狐なんかに食べられちゃっても、 責任は、もてないわよぅ?
[雪の中を鮮やかな翼の鳥は耐えられるのだろうか。と、 首を傾げながら、外に出すことについては、許可を出した。]
(@11) 2010/02/19(Fri) 22時頃
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[その問題の鳥の騒ぎ声に、むぅ、っと口を尖らせた。>>86]
そのトリが、食べられちゃっても、 寒さで落ちてもぅ、 べつに、あたしは、ぜんぜん、いいけどぅ。
[キャサリンへの返事だが、 はっきり、フィリップや鳥の耳にも聞こえるように言った。]
(@12) 2010/02/19(Fri) 22時頃
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>>77
さぁ。どうかしらぁ?
[少年の言葉に、口紅を塗った唇は弧を描く。]
勘違いか、どうかは、わからないけどぅ。 外に出たいから、ってウソをついてる可能性だって 十分あるしぃ。
──自分に都合いいからって、 そうだって思い込んでることもあるかもしれないしぃ。
[それは、『どっちにしても、信用できない。』と滲む声。]
(@13) 2010/02/19(Fri) 22時半頃
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[雪だるま、と年若く見える少年を中心に騒ぐ様子があれば、 それ以上は言葉をかけず、その輪には混じらず、
ピッパの言葉には、軽く頷きをみせる。>>82]
そうねぇ。二人一緒に寝てもらうのも、いいかもしれないわねぇ?
[くす。くす。と、音のない笑いを浮かべて]
まぁ、そのあたりのやり方はぁ、
"村の人をよく知っている人たち"に、 おまかせするわぁ。
[きつい。との感想については、咎めだてもしないがフォローもしない。]
(@14) 2010/02/19(Fri) 22時半頃
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>>95
雪と風に押し戻されて地面に落ちて、 哀れ獣にひとのみにされて、
雪のなかに鮮やかな羽と散った赤が────
なーんてことになっても、責任もたないわよぅ。
[キャサリンにはそう言って、 >>112 ドナルドのぼそりとした呟きに、 じろーり、と半眼の視線を流し、口元を尖らせた。]
(@15) 2010/02/19(Fri) 22時半頃
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[最初に差し出された、暖かな紅茶を断ったのと同じように、 賑やかに食事をとる顔ぶれの中には、加わらない。 >>110 郵便屋の男の呟きに、雪を被り── 少しばかり湿った感触の毛皮に触れる。]
─────。
[目元と紅い唇、三つが弧を描く、静かな笑み。]
さぁ。
…人狼か人間かを見分けられる郵便屋さんには、 どっちに見えるのかしら?
[笑ったまま、猟銃を持つ女は、首に巻く狼の毛皮を撫ぜた。 見るものが見れば、その毛皮が、古いもので──、 同時に、丁寧に、長く使われている事がわかるだろう。]
(@16) 2010/02/19(Fri) 23時頃
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>>140
じゃーぁ、貴方、おじさん、って呼ばれたぃと思ぅ?
[ドナルドへは、じろぉ。と、視線を送る。]
美人を捕まえて、失礼ぇ。 あたしはまだ、若いわよぅ。
(@17) 2010/02/19(Fri) 23時半頃
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>>144
やぁねぇ。ありうるかもぅ、って、言ってるだけよぅ?
[キャサリンの哀しげな黒い瞳に淡白に返しつつ、 >>116 郵便屋の男が貼っていった便箋にも、 さらりと目を通し──メモを一枚追加した。]
【コルクボード】
『郵便屋さんへ。 その「見極め」は、村人さん達にお任せするわ。 ─ Rosemary Pell ─』
(@18) 2010/02/19(Fri) 23時半頃
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[コルクボードへの返事が終わって、自分に向けられる質問も途絶えたなら、 解けた雪で濡れたままの手袋を、乾かしもせずに嵌めなおす。
外では下っ端の結社員が、 震えながら扉を開けるために待っている筈だ。
外にでる準備をしながら、 もう一度コルクボードを見なおして、
── 薬屋と、郵便屋が去っていった階段を見やる。]
(@19) 2010/02/19(Fri) 23時半頃
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…… さぁて。どっちがうそつきなのかしらね?
[占いの力を持たない自分に、わかりはしないけれど。 二人とも占い師だ、と言うには、二名の様子は元気すぎた。 結社の女には、 ──力の反発を受けているようには、見えない。]
────。
(@20) 2010/02/19(Fri) 23時半頃
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[それから、外に出ようと歩きだし、 ──大の男がこけた様子に、軽く眉を持ち上げた。]
…… 喧嘩ぁ?
[揉め事はめんどう、と思っているのか、 広間の入り口近くでドナルドとヤニクの様子に、首を傾げる。]
(@21) 2010/02/20(Sat) 00時頃
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>>172
…… へらずぐちぃ。 かわいくなぁぃ。
[起き上がった男の笑いに、むーっと口を曲げた。]
……、
[ただ、続く言葉には──、黙って目を細める。]
…… そぉね。その心配は、 サイモンに伝えておくわよぅ。
(@22) 2010/02/20(Sat) 00時頃
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[>>183 キャサリンから上がる大きな声に、 サイラスの方へと視線を流す。]
… へーぇ。
["聞こえた。"と、示す反応だけを投げて、 あとは何も言わず廊下へ向かいかけ──
人柄を示すように、とん。とん。とん。と、 控えめな足音にちらりと降りてきた影に視線を向けた。]
(@23) 2010/02/20(Sat) 00時半頃
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[郵便屋の『お願い』に、軽く目を細める。>>187 自分の方針については、既にコルクボードに貼った。
それをちらと見てから、 続く要求に、小首を傾げた。]
名簿は、常に携帯はしてないからぁ、 今は、正確な綴りまでは、わからないわよぅ。
聞き覚えの分だけなら、だせるけどぅ、 村人さんに確認してもらった方がいいかもしれないわねぇ。
今すぐ必要なら、書き出すからぁ、 ちょっとだけ、待ってもらってよろしぃかしらぁ?
[にっこりと笑うと、メモ用紙を取り出し、 携帯用のインク壷にペン先を浸すと、 聞き覚えた名前を書き出したものを書きつけて渡した。]
(@24) 2010/02/20(Sat) 01時頃
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ここの名前と──、あなた。で、全員のはずよぅ?
[郵便屋に渡したメモで、フルネームだったのは、 ベネット、キャサリン、カルヴィンのみで、 後は、名前だけが簡単に書き出されているもの。]
…郵便屋さんのお名前は、 ウェーズリーさん、でよろしぃのかしら?
[どうぞ。と、渡した名簿には、 サイモンとローズマリーの名前の記載は無い。]
(@25) 2010/02/20(Sat) 01時頃
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[取り出される年代物のライターと、 煙が恋しそうな郵便屋に、くすりと笑う。>>194]
結社としてはぁ、そこまでぇ、 細かい規定を設けるつもりは、ないわよぅ。
(@26) 2010/02/20(Sat) 01時頃
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>>198
ウィリアム・ウェストミードゥさん。 ウィリアムさん、ねぇ?
[渡したメモの処遇については、頷いてお任せ。 煙草については、女自身は気にしない。が、]
あたしは規定を設ける気はないけどぅ。 ──イヤ。って人がでるなら、場所は話あってねぇ?
それと。
(@27) 2010/02/20(Sat) 01時頃
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"占い"についての、あたしのお返事はぁ、 もうコルクボードに貼っちゃたけど、 郵便屋さんや、──薬屋さんが、あたしからも、 どぉぅしても聞きたい、って仰るならぁ、考えるけどぅ
[個別に聞きいらっしゃる? と、小首を傾げて、 どこか陰鬱な空気を纏う郵便屋に、微笑みかける。
続けて話し出すのは、"占いの力"の使い方について。]
でも、そぅねぇ───?
(@28) 2010/02/20(Sat) 01時頃
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[緩やかに首を傾げて、薄らとした笑みを乗せて、 視野に入れるのは鳥を連れたフィリップの姿。]
…外の人間がぁ、何を言ってもぅ、 村の人じゃないって理由でぇ信用されにくぃみたいだからぁ、
やっぱりあたしからはぁ、 「誰が」って話はぁ、やめておくことにするわぁ。
(@29) 2010/02/20(Sat) 01時半頃
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