26 Fairy Tales Ep.4
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〔青い小さなリボンが風になびく、小さな墓に花をそなえる。 以前、掘り返された跡があったと聞かされてはいたけれど、それでもここに来ればまた会えるような気がしていたから。 カルのお兄ちゃんや、ゾーイちゃんや、ポーちゃんに。〕
(@0) 2010/08/03(Tue) 13時頃
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〔 「ともだち」を追いかけ、エルピス村を出ていったポーちゃんを見送ったあの日から、どれくらいの年月が流れただろうか。 あのときの私はまだ幼すぎて、彼女の小さな両肩に乗っていた運命の大きさも、その小さな足で歩く道の苦しさも知らないままだった〕
(@1) 2010/08/03(Tue) 13時頃
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〔 年を重ね、大人になった私は、魔女だという人物から一冊の本を手渡された。 酷く分厚くて、煉瓦色の表紙の子供向け図鑑サイズのその本は、見た目よりもずっしりと重いと感じた。
私は書斎に本を持ち帰り、早速読み始めた。 物語は、様々な地方の町や村で起きた事件や騒動をオムニバス形式で描く見聞録のようだった。 そして私は、この本をくれた人に思い当たった。〕
(@2) 2010/08/03(Tue) 13時頃
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〔 不思議な古い品物を持って、時々村にやってきた人。遠い国の不思議な物語を聞かせてくれた人。
……私を人狼と告発し、大人たちに殺させようとした男。 ともだちを連れ去っていった男。
私は彼と約束をした。いつか、彼の持っている黒い本がいらなくなったら写本を譲ってくれると。 そして私は、その本を読みながら、きっとおじさんと一緒に旅をした気分になれると喜んだことも思い出した。 〕
(@3) 2010/08/03(Tue) 13時頃
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〔 ……あのとき、酷い言葉を投げつけた。酷い仕打ちをした。それでも、約束を覚えていてくれたのだろうか。 あのちっぽけで世間知らずの子どもの約束を覚えていてくれたのだろうか。 〕
(@4) 2010/08/03(Tue) 13時頃
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〔 中でも私が興味を持ったのは、人狼に殺された領主の、三人の子供たちの物語だった。幼くして両親をなくした子供たちは、それぞれ親戚に引き取られて故郷を離れ、10年後、引き取られた村に現れた人狼と戦うのだ。 物語は四部作になっていて、第一部は兄ルーカスの物語、第二部は姉グロリアの物語だった。〕
(@5) 2010/08/03(Tue) 13時頃
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〔 第三部は末娘ポーチュラカの物語。 私たちの物語だ。 あの時ことも、見聞録としてこの本に記載されていた。 ポーちゃん、ゾーイちゃん、カルヴィンお兄ちゃん、トニーくん、クリスのおじさん、サイモンさん、お父さん、お母さん、おじさん、おばさん……。 驚いたのは、本に描かれる物語が、まさにエルピス村で私が体験したあの事件そのままで、情景も台詞も、まるでその場にいてその場で書き取ったかのように正確に全て記されていたことだ。どんなに詳しく思い出したとしても、普通の人ならこんなに正確に詳細に記すことはできないだろう。 これが、彼の「魔術」だったのだろうか? 私は本を読みながら、まざまざとあのときの事件を思い出し、あのときの感情が甦った。〕
(@6) 2010/08/03(Tue) 13時頃
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〔そう、ここに書かれているのは、全て本当の事件だ。 他の人がおとぎ話や妄想だと笑おうとも。
人狼は本当に存在している。ライカン症候群という魔法の病にかかり、異形の姿に変身して人間を襲う凶暴な『人間』。 私はそうして囚われた友達を知っている。その友達をおいかけた友達を知っている。〕
(@7) 2010/08/03(Tue) 13時頃
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〔 私はこれから、最後の物語を読もうとしている。育った村で人狼と戦い、そしてまた生まれた故郷へ戻ってきた三人の兄妹の物語。 子供達の故郷の村、オルグイユで繰り広げられるこの物語の最後にどんな結末が待っているのだろうか。〕
(@8) 2010/08/03(Tue) 13時頃
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―物語を続けよう。 連なる四つのうちの最後の物語
.
(@9) 2010/08/03(Tue) 13時頃
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― 回想・数日前のオルグイユ村 ―>>11>>12
[クリストファーから離れ、1人で村まで辿り着けば いつもと同じように子供のふりをして紛れ込む。 けれど、同族の臭いがどこからともなく漂う空気。 すん、と 鼻を一度鳴らして周囲を見渡した。 それから空を見上げれば、まだ太陽が眩しい時刻。
金色の髪に結ばれた赤いリボンを風が揺らした。]
(@10) 2010/08/03(Tue) 15時半頃
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?
[1人の人間が近づいてくれば ゾーイ と名を呼ばれた。
それは捨てた名前。 人間の時の名前だ。]
人違いだよ。 あたしは、アルファルド。
[怪訝な顔を滲ませながらその場を離れようとするけれど]
『君を想う人を知ってるよ』
え。
[きょろりと瞳を開いて、いつの間にかこの人間のペースに巻き込まれた。]
(@11) 2010/08/03(Tue) 15時半頃
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あたしはここで ラッカちゃんを 待ってるんだ。 約束、したから。
[彼女は相変わらず、諦めが悪いんだろうかと思い出す。 けれど、同時に あの日の出来事が思い浮かぶ。
覚えてしまった人間の味。
―――― もう、戻れないよ。
言い聞かせるかのように 心の内で 囁いた。*回想・了*]
(@12) 2010/08/03(Tue) 16時頃
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――今でない刻――
――あぁ、くそッ…
[草叢の中響くのは パキリと小枝を踏む音と 地面を這う程に低い呻り声の隙間に掠れた言の葉]
痛ぇ…――あの、ガキ……――
[パキリ][がさり] [濃い赤錆と翠樹の混じる]
…の…せぃ、 のか……――?
[*…――……ン――…*]
(@13) 2010/08/03(Tue) 17時頃
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―回想 数日前―
カラン――……。
[ベルが乾いた音を暗い森の中を響かせる。 それに混じるは木々のざわめきではなく、嗚咽。]
……、…うっ……うう……。 一緒に群に行くと……。 あなたの傍に居ろと、言ったじゃないですか。
[既に骸と化した巨体に少女は縋りつき、泣く。]
(@14) 2010/08/03(Tue) 21時半頃
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[黒狼の巨体に残っていた全ての熱が冷め。 涙を流し尽くした頃。 遠く、何処かで遠吠えがが聞こえた。]
……ポルクス様。
[赤く、泣き腫らした顔を上げる。 肩と脇腹には鈍痛。 立ち上がるとじわりと広がる熱。 服を汚す赤は、死した黒狼のものだけではなく。]
…………必ず。戻ります。 私は、あなたのものですからね。
[頬を涙で濡らしたまま、ふらり覚束無ぬ足で駆け出した。]
(@15) 2010/08/03(Tue) 21時半頃
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[暗い森の中、獣道。 人の通らないその道を人狼の少女は駆け抜ける。]
あっ!
[不意に足が縺れ。 次の瞬間には、木の根や硬い石の転がる地面にその身を叩きつけられる。
どれほどの間、その場に倒れ伏していただろうか。 身体を支え起こされる感覚と肩と脇腹に走る激痛に、少女は顔を歪めながら目を開く。 心配そうに少女を見下ろすその顔は――。]
(@16) 2010/08/03(Tue) 21時半頃
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ポルクス様ッ……!
[目指していた姿に涙が滲む。 今にも消え入りそうなほどか細い声で。 けれど、渾身の力を込めポルクスに縋りつき言葉を紡ぐ。]
(@17) 2010/08/03(Tue) 21時半頃
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ムリフェインが、死にました……。
[伝えるべき言葉を口に出した途端。 安堵と絶望と疲労とが一斉にその身を襲う。
無慈悲なベルの音が耳元で響き。 その向こうで深い嘆きに満ちた遠吠えを聞いた。
辛うじて保ってきた少女の意識はそこで闇に*閉ざされた。*]
(@18) 2010/08/03(Tue) 21時半頃
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牧人 リンダは、メモを貼った。
2010/08/03(Tue) 21時半頃
小娘 ゾーイは、メモを貼った。
2010/08/03(Tue) 23時頃
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ま、待ってくれ!
(@19) 2010/08/04(Wed) 00時頃
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−森−
[―森の中に響き渡る中年の男の声に鳥が驚いて空を飛んでいく。]
待ってくれ!
[中年の男は少し先に走っていく人影を追いかけていく。]
(@20) 2010/08/04(Wed) 00時頃
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・・・フランシスカ! 大丈夫か!
(@21) 2010/08/04(Wed) 00時半頃
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郵便屋 ウェーズリーは、倒れこんだフランシスカの元に駆け寄る。
2010/08/04(Wed) 00時半頃
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[ウェーズリーは倒れこんだフランシスカの元に駆け寄る。フランシスカはウェーズリーから逃れようとするが、その褐色の腕を掴む。]
フランシスカ・・・私は君に伝えたいことがあるんだ・・・
[ウェーズリーはフランシスカの眼を見ながら口を開く。]
(@22) 2010/08/04(Wed) 00時半頃
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・・・君に、謝らなくてはならない。
あの時、私が君の愛に応えられなかった事。 あの時、君と一緒に逃げようと言いながら勇気が振り絞れなかった事。 あの時、君が一筋でも抱いた希望を打ち砕いてしまった事。
[ウェーズリーは、離して、ともがくフランシスカの腕を掴みながら言の葉をつむぐ。]
(@23) 2010/08/04(Wed) 00時半頃
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小娘 ゾーイは、メモを貼った。
2010/08/04(Wed) 08時半頃
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― 雑貨屋 ―
[カラ ン]
うわ、ここくさーい。 ソフィア、よく平気だね。
[鼻をつまみな、あいた手は周囲を扇ぐ。]
暇つぶしにきたの。 それから、おなかすいたっ。
[わがままを言いながら店内の様子は流し見して ソフィアの元へ、ててて、と歩み寄って見上げた。]
*ごーはーんー*
(@24) 2010/08/04(Wed) 09時頃
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― 少し前・雑貨屋 ―
[>>65 『お帰り。』 懐かしい言葉に、きょろりと瞳を開く。]
別にソフィアを心配なんてしてないよ。
ぅ、…それは
まだ 決まって… ない、けど。
[宿にどうかと勧められたけれど返事は濁す。]
んー、じゃあ ソフィア。
[何が食べたいかと問われれば にこりと笑みを浮かべてそう言った。]
(@25) 2010/08/04(Wed) 14時頃
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[それから陽気な口調で入ってきた女性の姿。 すん、と一度鼻を鳴らす。]
ずいぶん、美人な子だね。
[>>67同意を求められれば、こくりと頷きを返してから]
この村までの道を案内してくれるように あたしが頼んだの。
[ご飯のおあずけを言い渡されれば、ぷくりと 頬をりすのように膨らませ、唇を尖らせた。
そのまま、ててて、と店の外へと駆け出して 店を出た所で身を翻し店内へと声を届ける。]
夜までには*戻ってくるからね!*
(@26) 2010/08/04(Wed) 14時頃
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―森―
・・・うぅ・・・フランシスカ・・・!
[瀕死のウェーズリーは振り絞るような声でかつての恋人だった女の名を呻く]
・・・わ、わたしは・・・きみを・・・
[何かを訴えるような声を振り絞ると、*気を失った*]
(@27) 2010/08/04(Wed) 15時半頃
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・・・うぅ・・・その、声は・・・
[近くで叫ぶ声によって微かな意識がウェーズリーに戻る。]
その・・・声は・・・ルー・・・カスか?
[混濁した意識と、腫れ上がった瞼のお陰で姿は確認できないが。 幾年もの歳月と麝香草の香りが声の人物とルーカスを結びつける]
(@28) 2010/08/04(Wed) 16時頃
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ふ・・・少しいい所を・・・お前に見せようとしたが・・・このザマだ・・・
[ルーカスに強がりめいた言葉を吐くも、その言葉は咳によって遮られ。]
(@29) 2010/08/04(Wed) 17時半頃
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