189 とある結社の手記:8
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[ ぎ、 いぃ… ]
[ゆっくりと音を立てて、集会場の扉が開く。 姿を見せたのは白髪の老婆の姿。 若い頃は村一番の美人だったんだよ、と、冗談目かして子供達によく話をしていた。]
わたしゃ〜、このグループでいいのかしらねぇ?
[ゆったりとした口調のまま、扉の内側へ。]
(@0) 2014/08/09(Sat) 15時頃
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長老 ナタリアは、メモを貼った。
2014/08/09(Sat) 15時頃
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どこかぁ〜、腰掛けるとこないかねぇ。
[既に老眼と白内障も進み、ナタリアの視界はクリアなものではなく、 壁に枯れ枝のような細い指をあてて、周囲を見回す。]
(@1) 2014/08/09(Sat) 15時半頃
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ー集会場の廊下ー
おやぁ。
[声をかけられてもゆっくりした口調で、]
リーじゃないか。
[後からゆっくり身体も向けて、]
どうやら、そうみたいじゃのぅ。 エーグループ、と言われたんじゃ。
[Aグループ、と、言ったが発音はあまり良くない。 ナタリアの正しいグループはDなのだが、どうやら (デ)エー、と、聞き間違えたようだ。]
(@2) 2014/08/09(Sat) 15時半頃
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やれぇ、やれ。 長く生きると…色々あるもんだねぇ。
[細い目の横に、更に皺が生まれた。]
ああ、リーや。 ちょっと椅子のあるとこまで連れてってくれんかのぅ?**
(@3) 2014/08/09(Sat) 15時半頃
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長老 ナタリアは、メモを貼った。
2014/08/09(Sat) 15時半頃
ナタリアは、リーが手を引いてくれてる間、何度も「すまないねぇ」と連呼していた。**
2014/08/09(Sat) 16時頃
長老 ナタリアは、メモを貼った。
2014/08/09(Sat) 18時半頃
長老 ナタリアは、メモを貼った。
2014/08/09(Sat) 19時頃
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→食堂
>>168>>169 [リーに手を引かれるまま、食堂へとたどり着き、促されるまま椅子に腰を落とした。]
どっ、 こいしょ
[椅子の背凭れに手をつけながら、ゆっくりと座る。周囲の人の声もどこか遠くに聞こえて、人の輪郭もかなりぼんやりである。]
リー、ありがとうねぇ。
[案内してくれたリーへお礼を告げた。]
(@4) 2014/08/09(Sat) 19時頃
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>>170 [リーは時折、本当に気まぐれにナタリアの家に顔を出す。食が細い老婆のご飯の残りを貰ってくれるし、たまには一緒にご飯も食べてくれる。 独り身となってしまったナタリアの貴重な話し相手の1人でもある。]
>>173
はい??
[ラルフが小さな声で語りかけてくると、耳に手を当ててワンモアプリーズの仕草。 水、と聞けば、ああ、はいはい、とゆっくり頷きながら]
お水、いただいていいかねぇ。
部屋はここでもう少しゆっくりしてからにするよぉ。
(@5) 2014/08/09(Sat) 19時頃
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[キッチンで流された涙の事は耳の遠い老婆には気づくわけもなく、]
おや。
[ラルフとは違う人影に顔をみる。すると、先に名乗られ、>>207]
ワンダかい。 あなたもおんなじグループだったんだねぇ。 そうかい、そうかい。
いやいや、ほぉんと、大変なことになったねぇ。
[水は貰うと手を伸ばして、しっかりと受け取りながら何度も大きく頷いた。]
(@6) 2014/08/09(Sat) 19時頃
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[水を持つ手は小刻みに揺れる。これは恐怖とかではなく、年のせいだ。]
うちの村で、こんな騒動が起きるなんてねぇ。 くわばら、くわばら…
[コップを握りながら手に手を重ねてこすり合わせる。]
おやまあ。 着替えかい?
…すっかり頭から抜けてたねぇ。 いやだよ、これだから年寄りは…。
[ねぇ、と同意を求めるようにワンダの顔を見れば細い目を更に細めた。]
(@7) 2014/08/09(Sat) 19時半頃
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ーナタリアの語る物語ー
[村の小さい子供達は、1度は聞く物語。
昔、村に来たサーカスの話。火の輪くぐり、綱渡り、空中ブランコ。まるで夢の世界に紛れ込んだようになる。いつかこの村にもまたサーカスが来るといいね、と優しい口調で話は終わる。
またある時は、絵本の中の物語を本を買えない子供達に向けてお話もした。 その中に、「狼と7匹の仔山羊」の話もありました。 狼は、チョークを食べて声を変えて、小麦粉を足につけて姿を変えて、仔羊たちを食べてしまう。けれど、最後には、1匹残っていた仔羊とその母親が仔羊たちを助けて狼をやっつける話だった。 狼は怖いし強いし、それにずる賢いね。だけと、みんなで力を合わせたら…きっと倒せると。「おそろしいもの」が出てくる物語の最後は、そう締めくくられていた。
その他にも、湖の不思議な伝説や、空の上にある天空城の話、いつも語り部は子供達に興奮と夢と希望を与えていた。**]
(@8) 2014/08/09(Sat) 20時頃
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[ごっ、くん。と、水を両手で飲む仕草もゆったりしたもの。 一口で飲み切れるわけもなく、まだ水の入ったコップは手に握られたまま、]
おやまぁ、 いいのかい?
いやいや、助かるわねぇ。
[着替えの話を聞けば、うんうんとうなづいて、 ピンクのカーディガンのポケットから家の鍵を取り出す。]
お願いしてもいいかねぇ?
(@9) 2014/08/09(Sat) 20時頃
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長老 ナタリアは、メモを貼った。
2014/08/09(Sat) 20時頃
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あぁ、ちょっとお待ちよ。ワンダちゃん。
[彼女を呼び止め、昔からの呼び名に戻る。 ぷるぷる震えながらコップを机に置いて、着ていたピンクのカーディガンを脱ぐ。]
これを着て行くといいよぉ。 風がすこぉし冷たかったからねぇ。
(@10) 2014/08/09(Sat) 20時頃
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ナタリアは、どこかに行くわけでもなくワンダを見送れば、水をゆっくり飲んでいるだろう**
2014/08/09(Sat) 20時頃
長老 ナタリアは、メモを貼った。
2014/08/09(Sat) 20時半頃
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─ 集会場入り口 ─
だぁってぇ、放っておけないでしょう?
[集会場入り口に、甘ったるい声が響いた。 女は、豊かな胸を強調するように腕を組んで結社員を見上げている。 ふっくらとした唇は、今は少し尖らされていた。 けれどそれも、どこか媚を売るかのよう]
もうお年寄りなんだしぃ、 ほんとぉは、外してあげてってお願いしたのに…
[言葉に嘘はないようで、女は軽く肩を竦める]
(@11) 2014/08/09(Sat) 22時半頃
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んっ、んー。 まだ自由行動よね?そうよね?
んふふ。じゃあお邪魔するわねぇ。 ここにいるかしら、ナタリーってば。
[ゆると結社員を押しのけて、集会場の中へと足を踏み入れる。 くるりと振り返った。 にこやかに、先の結社員へ手を振っておく。
女は、この色香と愛想で小さな酒場を営んでいる。 やたらな愛想の良さは、既に媚と同じく第二の女の天性だ]
(@12) 2014/08/09(Sat) 22時半頃
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こんにちはぁ。
[どこか、暢気なほどの甘い声が集会場の入り口に*響いた*]
(@13) 2014/08/09(Sat) 22時半頃
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― 集会場入口・少し前 ―
あぁら、リー。 あんたここだったのねえ。 ん〜、どうせだったら一緒だったら良かったのにねぇ。
[女が集会場についてすぐ、どたばたと足音>>256がした。 それへ目を向け、艶っぽい笑みを向ける。 リーは女にとってのお得意様だ。 だから、向ける愛想だって当然に良い]
ざぁんねん。違うグループよ。
[ふっくらした唇の前に、ひと差し指をひとつ立てる]
(@14) 2014/08/10(Sun) 01時頃
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ナタリーは食堂?ありがとぉ、リー。 リーに会えて助かっちゃった。
ふぅん…。 じゃ、またねぇ。また飲みに来て。
[どうやらリーは急ぐ風だった>>259 だから引き止めはせず、唇に当てた指でキスを送って見送った。 最後に付け加えたのは常の挨拶、 女は未だその程度にしかこの騒ぎを認識していない]
(@15) 2014/08/10(Sun) 01時頃
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それにしても…、
[食堂に向ける足を止めて、背に手を伸ばして組んだ。 身体を半ば捻って、もうひとつの騒ぎを見遣る>>266 目が合う様子はなかったから、そちらへは愛想を向けず]
相変わらずねぇ。
[結社員相手に喚くダーラの様子に触らぬが吉とばかり、 知らぬを決め込んで、入り口に背を向けた]
(@16) 2014/08/10(Sun) 01時頃
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― 廊下 ―
あらぁ、
[そこに女が通りかかったのは偶然だ。 別に結社の占い師に用があったわけでもない。 入り口でリーに聞いた通り、 ナタリアの姿を求めて食堂に向かおうとしていたのだが]
ワンダじゃなぁい?
[ドアから出てきたワンダの姿>>294に、声を掛けた]
(@17) 2014/08/10(Sun) 01時半頃
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…──あ、
[ふと視線を感じて、視線をずらす。 ほんの一瞬だけ、こちらから逸れる頭の動き>>297が見えた。 反射的に笑みを浮かべかけた女の動きが中途半端に止まる]
ん、もぅ…っ
[ぷく。と、不満げに頬が膨らんだ。 見る者がなくとも、こうした女のわざとらしいほどの動きは変わることがない]
(@18) 2014/08/10(Sun) 01時半頃
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ワンダったらちっとも店に来てくれないから、 久しぶりじゃなぁい?
あんたもこっちのグループだったのねぇ。 知り合いばっかり…なのは当たり前か。 でもなんか、変なのぅ。
[小首を傾げて自分の論を述べて、にこやかにワンダを見遣る。 そうして、腕に下げたカーディガン>>234に目を向けた]
あっ、それナタリーのね?
[声が弾む]
(@19) 2014/08/10(Sun) 01時半頃
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うぅん、
[問い掛け>>303には、ゆるく首を横に振った]
あたしはねぇ、ナタリーを探しに来たのよぅ。
[見慣れたピンクのカーディガンを指した]
(@20) 2014/08/10(Sun) 01時半頃
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やだぁ〜、気にしてくれるのぅ? ざぁんねん、別のグループなのぅ。
[ラルフの問い掛け>>305に、女の声がぱっと明るくなった。 けれどすぐ、本当に残念といわんばかりにトーンが落ちる。 続く問い、そして返される答え>>307に瞬いて]
………似てるぅ?
[つつっとワンダの傍にわざと並んでみるなどした]
(@21) 2014/08/10(Sun) 02時頃
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あらぁ!
せっかくなら着たら良かったのに。 ワンダだって、ピンク似合うわよぅ? かわぃいじゃない。
[カーディガンを着てない理由を、 サイズではなく色の所為だと考えたのだ。 傍らのワンダを見渡して、 ピンクのカーディガンを彼女の肩に掛けようと試みる]
きっとナタリーも、そう言うわぁ。
[自信満々に言い切った]
(@22) 2014/08/10(Sun) 02時頃
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ぅん。
[こくりと素直に頷いた>>312 そうして、ワンダとラルフまで一緒に見遣り]
あらぁ。それじゃ、一緒に行くぅ?
[にこやかに提案をした]
(@23) 2014/08/10(Sun) 02時頃
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……ラルフ、調子悪いのぅ?
[ワンダにカーディガンを着せ掛けていた手を止めて、 ひょいとラルフの方へと歩み寄る。 伏目がちの顔を、覗きこもうと顔を下げた>>313]
生命の神秘なんてぇ。 ラルフってば、ロマンチストねぇ。
[暴言は発せられることがなかった。 だから幸い耳に届くことはなく、 ゆえに不幸にして女の舌が止まることもなかった]
ん〜〜。ちょっと間違っただけよぅ?
[ボケの単語には、唇に指を当てる]
(@24) 2014/08/10(Sun) 02時頃
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[カーディガンは、結局ワンダの片肩に引っかかるのみで終わった。 残念なほど幅の足りなかったそれを少し残念そうに眺める]
だから今度はぁ、 ワンダに丁度いいピンクを着たらいいと思うわぁ。
[後半の同意>>318を都合良く取って微笑んだ。 丁寧な手つきでナタリアのカーディガンを再び取って]
そぅしたら、心も明るくなるわよぅ?
[小首を傾げて陰気なはとこに目を向けた]
(@25) 2014/08/10(Sun) 02時半頃
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……そぅお?
[己が原因になっているとは思いもよらず、 どこか顔色の悪いラルフの顔>>320をしみじみと覗きこんで]
あたしも言ったのよぅ。 でもダメって、それば〜〜っかり。 ほんと、酷いわよねぇ。
[これは心からといった調子で、 但しやはりぷくりと唇を尖らせて肩を竦めた]
(@26) 2014/08/10(Sun) 02時半頃
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じゃぁ、ナタリーのところに行きましょう?
[ラルフには同行を断られてしまった。 それには誘いを重ねることはせず、ワンダへ向ける。 確かに身内二人が連れて行くのは自然だろう。 そう納得して、女は頷く]
でもぅ、いっそこっちでも良かったのにぃ。 もー、また戻るの面倒くさいわぁ。 お肌やけちゃう。
[ラルフも食堂には来るだろうと言わんばかりの態度で歩き始めた。 もっとも確認もしてないから、彼が同行を避けても知りはしない]
(@27) 2014/08/10(Sun) 02時半頃
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早く終わんないかしらぁ。
[女は、やはりどこか暢気に響く甘い声で零して肩を*伸ばした*]
(@28) 2014/08/10(Sun) 02時半頃
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長老 ナタリアは、メモを貼った。
2014/08/10(Sun) 06時半頃
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−食堂−
[ず、ずずずっ…] [音を立てながらゆっくりと水を飲む。 幾分かいつもより喉が乾く気がしていた。]
…、…嫌なもんだねぇ。 自分より若いもんが先にいくのは。
[瞳は細いまま、コップを持つ両手は相変わらず小刻みに揺れる。 廊下での会話も老婆の耳には遠くに聞こえていた。]
(@29) 2014/08/10(Sun) 13時半頃
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