198 かるらさんのうなじ争奪村
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―船内―
[たこ焼きの次はかき氷。
ディナーコースのメニューよりも食べたかったものが出てくる。]
……
[りん、と鳴る音が遠くで聴こえ、顔を上げた。
白い椿と赤い椿。誰がどの花を咲かせるのか、渡すのか。どんな心残りがあったというのか。
今はもう終わってしまったことだと、関与出来ないことだと眉尻を下げ。
置き去りの感情を見てみぬ振りを、した。]
……いや、流石に全部は食べられないな。
残しても、ここでは怒られもしないし、可哀想ではないと思うけど、ね。
[山盛りのうまい棒は色が異なる。まさか全味かと思うと胸焼けしそうだった。]
と、も……が?
そぅ、向こうでの夢は終わって。
花を――――…
[目を瞑る。ややあって、『あいびき』のイントネーションの違いに小さく笑いながら、小さく頷いた。]
友に、逢いたい。
あぁ、でも。
友が嫌だって言うなら――…無理させなくて、良いよ。
[それもひとつの選択肢だから。]
[空になった容器は片付けられ、糊のきいたテーブルクロスの上にはレースリボンで飾られた花が2輪。]
………
[ステージには小編成の管弦楽。
愛する人の為に。目の前の人に。遠くの誰かを想って。
――愛の、挨拶。]
生ぬるいグラスビールを飲みながら、その時が来るのを待った。
―船内―
……どうしたの?
[傷害事件が発生とな。あらましを聞いて苦笑い。]
職業病なんだろうね。大立ち回りだけど。
そうか、甲斐くん、警察官になったんだ、ね。
[祭りにも参加していた。
一言も交わさぬ内に終わるのだろう。
巡り合わせが悪かった。
カミちゃんと友の間には何があったのやら。
仲が悪いと、表情は硬い。]
──……はっ!
[ぱこーんといい音に目が覚める。
場所はゼミ室、どうやらいねむりこいていたようで…]
あー、すんませ、教授が下さった資料整理してたらー
あんまり内容が高尚すぎてー目が起きてるの拒否ったんですー
[すぱーん]
[巡り合わせが悪かった――――…と。
するだけで良いのだろうか。
積み重ねれば、15年近くの隔たりを生むというのに。
手と手を重ねる。震えているのが分かる。
乾いた喉にビールを押し込んでも、乾きは増すばかり。
膝小僧同士をつけ、踵が浮かないようにした。]
「顔洗ってこい、馬車馬」
[ゼミ教授は気持ちよく人のことを馬車馬扱いしてくる訳で、
へーへーと頭をぼりぼりかきながら部屋を出ると…
そこは]
…は?
[なんか、知らない場所だった。なにここ。船?え?
いつから研究所は船に移った?
赤いTシャツにGパンは非常に場にそぐわない。
なぜなら、自分はこんなとこにきたことがないから、
相応の服装がわからないから夢に反映されないのだが、
実際今ナニがどうなってるのかよくわからない]
俺、確か……夢見てたっていうか…
[足元の赤い絨毯は、いわゆる「動く歩道」で、
こちらの意思と関係なく運搬されてしまった]
おー、動く動く。らくちん。
[暫くぼーっと外を見ていたが、おかしい、ここは大学ではないのか。
俺はさっきまで夢をみていた筈で……で?
べちん、と顔がドアにぶつかった。
中からは弦楽器の音が聞こえる]
マジで何ですかここは。俺ってば拉致られたの?
[開けていいのか悪いのか、でもいるってことはいいんだろう。
こんな重厚そうな設えなんて、本当に見たこと無い。
コンサートホールで演奏はしたことあるけれど、
なんかその比ではなくて。
よくわからないが、その観音扉をおしてみれば]
…あれ。
[目の当たりにするのは、地上での心残り
流石に息を飲んだ]
ニコ
[呼ばれた名前に、ゆっくりと顔を上げ
扉の方を見やった。]
やぁ……友。久し振り。
随分と寝惚けた顔をしているじゃない、か。
あ。あぁ……ひさし、ぶり……
ここ、何……?
[テーブルの上のうまい棒の山が、優雅な弦楽器の音や、
この光景にあまりにもそぐわなくて。
なんて声をかけていいのかわからない]
えぇと…まだ夢、ってやつなのかな……
そう思うよ。帰ってきたはずなのに、夢は続いている……。
[友の視線の先、スナック菓子の山を見て小さく笑う。]
これはカミちゃんのだから、手を出したら益々嫌われてしまうかもしれないよ?
………どぅ? 座ったら?
[正面の席を薦める。]
カミちゃん…あー、あの赤いやつ……
なんで俺嫌われてんの。しらねぇし。
[正面を勧められて、正直躊躇する。
だから、座る席は彼から見て90度の所]
まだここって夢なんだ。だから…
[花を忘れてもまだ覚えてるってことは]
難儀するね、君も。
[近付いてくる。だから視線はそっと卓上に。
椅子の鳴る音は隣から。]
……聞いても良い、かな。
白と、赤。
どっちを、渡したの?
…渡したのは…まぁ、うん。……赤いほう。
つーかさ、昔の知り合いしかも男に今頃恋しちゃいましたとか、
普通ないっしょ。
[自嘲もこもる口調だが正直察してほしくないものだ。
自分の前に現れたのはジャンクフード、
研究で忙しい時は暫くこういうのが続くから、
普通の食事というのがパッとでてこないのだ]
お前はどっち渡したんだよ。
[赤い方と聞いて驚きは隠せない。]
普通……は、そうかも知れないけど……
ちょっと待
[両頬を手で抑えた。火照る……。]
大丈夫、だよ。
恋をしたら、止められない……。
僕 も、だよ。
[カミちゃんが友を嫌っているから。
きっと知らないだろうから。
曽井の渡した花を知らないから――…。
口許を綻ばせて―――――嘘を、つく。]
僕も、赤い花だ。
だから―――…覚えてる。あの夏祭りに、何があったのか。
これから起こることも、覚えてる。
夢から醒めても――…
そうなんだ。赤い方、なんだ。
…誰か、恋とかしたのかな。
[頬を抑える様子を訝しげに見ながら、同意と疑問を]
そういう選択肢があるってことは、
少なくともそういう可能性があったり、だろうし?
これから…夢から覚めたら、本当にこれを覚えているんだろうか。
遊ぶ記憶だけを残したかったとか?よくわかんねぇわ。
……意外?
僕は、君の恋の相手を訊かないのだから、訊こうとしないでよ、ね。
僕以外の、……はは、誰か、ね。
[赤い花を見て、息を吐いた。]
……覚えてるさ。現に今も覚えてるでしょう?
夢から醒めて、また、夢を見ているから。
あー……
[赤い花を渡せたということは、花が咲いたこと。
ひいては。そう、自分から「誰かに恋しました」と白状したようなものだ]
や、悪い。この話しは終わり。
そっか……やっぱ、夢なんだ。
ニコが白い花残してるんなら、よかった。
夢の外でも…その、本のこと、覚えてくれているだろ?
今…もしここで返しても、現実はきっと返せてないだろうからさ
……あぁ、そうだね。
終わりにしよう。
それより……
[しなきゃいけない話があるだろう。
指を組む。]
友。君次第だ。
本を、僕に返して――――… そうして?
返して、から?
返したからなかったことにしてほしいとか…そういうわけじゃ、
ないよ。
忘れないために俺は白い花を持って帰ってきた訳でさ。
[赤い花にどれだけ未練を残していたか。
だけど、恋心を捨てる選択をせざるをえなかったのは自分の責任だ]
…一応大事なもんと引き換えにしてきたつもりでは、ある。
………終わりにしたいって……いや。
[口を挟まず、取り敢えず聴こうとする。
大事なものは恋心か。]
許すとか許さないとかは俺が決めることじゃないからさ、
俺ができるのは忘れないことだけなんだよね。
よくいうじゃん。やった方は忘れるけど、やられた方は忘れない。
だから、俺はやったほうだけどここでのことや
お前とこうやって話したことは忘れない。
それこそ、お前が忘れてもね。
それしか、俺できないから。
……忘れて、いいんだ。
そんな、大事なものと天秤にかけるものじゃ、ない。
そんなことを言われても、僕は――… 僕は 悲しくなるだけ、だ。
[卓上に掌を置き、俯く。]
僕が分からないのは……友の、考えてることだ。
15年前、
君にとって、僕は―――…なんだったの、さ。
[引っ掛かっていた疑問。
一緒に居たかった?
もっと別の子が、周囲に居たじゃないか。]
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