人狼議事


162 絶望と後悔と懺悔と

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視点: 人


アヤワスカ馬飼い キャロライナに投票した。
リッキィ馬飼い キャロライナに投票した。
トルドヴィン馬飼い キャロライナに投票した。
キャロライナ消防隊長 トルドヴィンに投票した。
ジャニス消防隊長 トルドヴィンに投票した。
明之進消防隊長 トルドヴィンに投票した。
トレイル馬飼い キャロライナに投票した。

キャロライナは村人の手により処刑された。


時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?


現在の生存者は、アヤワスカ、リッキィ、トルドヴィン、ジャニス、明之進、トレイルの6名


【人】 消防隊長 トルドヴィン

[何故人間を殺すのかと消える意識の中で問われ>>8:125
彼らがあげる悲鳴や命乞いや呪詛が愉しいからだと
答えれば、ジャニスはどんな顔をするだろう。

酷く歪んだ顔を見せてくれる筈だ。

それが残念だと、また口元を歪めた……つもりだ**]

(0) 2014/02/22(Sat) 04時半頃

【人】 落胤 明之進

―曙光を過ぎて―

[三日月に心臓を刺し貫かれた望月を、
 見届けて、その場に膝をついた。

 駆け出すを止めるものはない。

 喪われる者に共にと冀う背中を、
 救われた者の傍にと疾る背中を、

 ――見送って、数度の瞬きの後、瞼を下ろす*]

(1) 2014/02/22(Sat) 04時半頃

消防隊長 トルドヴィンは、メモを貼った。

2014/02/22(Sat) 04時半頃


落胤 明之進は、メモを貼った。

2014/02/22(Sat) 04時半頃


消防隊長 トルドヴィンは、メモを貼った。

2014/02/22(Sat) 04時半頃


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[対峙する始祖とジャニスの視界に
他のものは添え物のように映っているのだろうか。

見つめ合う二人はあたかも恋人同士のようで、

けれど──
熱を持たないそれを、人は愛とは呼ばない。]

(2) 2014/02/22(Sat) 09時頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[リカルダの首に絡む始祖の指。
近づけは折ると、その瞳が語る。

だから、絢矢は──]


 ───…


[──ジャニスが始祖へと歩み寄り
斧を突き刺す予備動作に入った瞬間、
膝が軋む音を立てるほど強くアスファルトを蹴り、
ジャニスの躯によって出来た始祖の死角から駆けた。]

(3) 2014/02/22(Sat) 09時頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[訪れない機を待って潰えた者のいかに多いことか。
冷酷な鬼を相手に、待つは愚か。

待てど進めど、
失う可能性の同じならば、絢矢は走る。

二度と、後悔はしたくないから。]

(4) 2014/02/22(Sat) 09時頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[斬撃は音もなく──。


三日月の鋭い尖端が始祖の胸に埋まるより早く、
リカルダを掴んでいた始祖の腕が、
その肩先からずれて落ちる。

何かが、肉を貫く音を聴きながら、
幼い躯を抱き締めて、始祖の背後へと駆け抜けた。]

(5) 2014/02/22(Sat) 09時頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[>>8:112聞き知らぬ名を呼ぶ、
聞き憶えのある誰かの声。

声の方へ振り向いて──]


 零──…

      ───……  明ちゃん!!

[柔らかな胡桃色に吐息の緩むより、
明之進が膝を屈するのを見て
燕のとって返すように、再び地を駆けて戻る方が先。]

(6) 2014/02/22(Sat) 10時半頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[強く、固い地面を踏み締めるたびに
鮮血が灰色を赤く染める。

戦闘で温まった躯から、
血は止まることなく零れ落ちる。]

 …──、
 ごめん明ちゃん、耐えて。

[小太刀を鞘に納め
眼を瞑る明之進の肩を抱くと、
太腿から抜いたくないで躊躇なく傷口を抉る。

深く、容赦なく、くないは肉を裂き孔を広げる。
瞬く間に冷たい血の海が足元に広がり、
その中で、絢矢は明之進の頭を自らの肩口に押し付けた。]

 飲んで、明ちゃん──。

[声は祈るように。]

(7) 2014/02/22(Sat) 10時半頃

隠れん坊 アヤワスカは、メモを貼った。

2014/02/22(Sat) 11時頃


消防隊長 トルドヴィンは、メモを貼った。

2014/02/22(Sat) 14時半頃


【人】 落胤 明之進

[閉じた瞼に影が降りると、>>7
 いっそう血の香が濃くなった。
 始祖に相対している間は意識の外にあったのに]

 ……? 絢矢……

[薄らと目を開けば汚れてしまった鳥羽色の袖。
 もぞもぞと頭を動かせば、視界の端に切っ先を見た。

 予告は一瞬]

 ッッ、

 ――あああああぁぅう!!!

[死毒の刀傷を、潰して上書きする苦無。
 深みの血肉をぎちりと抉る刃先に、抗して震えた。
 噛み締める歯が砕けないのは幸運だろう。]

(8) 2014/02/22(Sat) 16時頃

【人】 落胤 明之進

[額を肩口に押し付ける。しかし背に縋ってしまえば
 彼女を裂くかも知れない腕は、固められた地面を
 がり、と両手で掻き毟るだけで。

 身は冷たく濡れて、力が抜けていく。
 頭の位置がずらされた]

 な…………にを、――って、るの。

[頻回の呼吸の中で解りきった事を問う。
 それは、駄目だ。絢矢が死んでしまう]

 ……、……

[物言わず、もぞ、と頭を揺らした。]

(9) 2014/02/22(Sat) 16時半頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

[身体が軽くなる。首にかかってた力もなくなってる。

ああ、僕、とうとう死んじゃったのかな――]


―――ははっ、


[違う。始祖吸血鬼が僕から手を離したんだ。>>8:123

……僕を持てなくなったってことは、それくらい貴方が弱くなったってことだろうね。刃を突き立てられて血を流しすぎたために。

あるいは僕が、その手に余るほど重く――いや、強くなれたっていうなら、
それはきっと、―――みんなの分、みんなを想う分の力がかかってたからなんだよ]

(10) 2014/02/22(Sat) 17時頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

………  ――、え、…!

[視界は狭い。とっくに夜明けを迎えたはずの空も今は夜みたいに薄暗く見えてる。
そんな僕の眼にもはっきりと、――残った方の腕をも絶たれた始祖吸血鬼の姿が映ってた。>>5
白いコートの人の武器は始祖吸血鬼の心臓へと狙いを定めている。じゃあ、誰が]


………… 絢矢、

[そう確信したとたんに、安心の方が大きくなって、眠ってしまいたくなる。
けど、もうちょっとだけ、我慢しなきゃ*]

(11) 2014/02/22(Sat) 17時頃

幸運の科学 リッキィは、メモを貼った。

2014/02/22(Sat) 17時頃


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[押し付けた肩に感じる微かな動き。
項を擽る前髪の感触。
辛うじてそれと分かる程度の、弱々しい拒絶──。

手首のない腕を背に回し、抱き寄せて再度請い願う。]

 少しでいいから……お願い……。

[左手で明之進の後頭部を強く首筋に押し付ける。

手首から、口を開けた左肩の疵から、
血の香は濃く立ち上る。

烏羽の小袖の肩は、
既に血を吸ってぐっしょりと重く濡れていた。]

(12) 2014/02/22(Sat) 18時頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[傷口は塞がり始めているのだろうか。
酷く掻き回した傷口は多量の血と着物とでよく見えない。
しかし脛を浸す赤い海は
今もゆっくりとその範囲を広げているように感じる。

傷が塞がったとしても、
血を失いすぎた鬼はどうなるのか。]

 ───、

[視線はジャニスへと──否、
その奥に転がる始祖の骸へと向いた。]

(13) 2014/02/22(Sat) 19時頃

【人】 落胤 明之進

 は――、ふ

[意識はぼんやりとしたままだ。

 誰とも見分けのつかない紅に溺れながら
 誘惑に逆らって、きわめて事務的に事を為そうと。
 口を開けた牙。弱く噛みついた。
 自ら地に縫いとめる両手が自制の証]

 ん。ぐ……けほっ

(14) 2014/02/22(Sat) 20時頃

落胤 明之進は、メモを貼った。

2014/02/22(Sat) 20時頃


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[皮膚に冷たい牙の立つ感触。
痛みはまだ感じない。

吸われているのかもわからないほど
触れる力は弱い。]

 せめて、傷が閉じるくらいちゃんと──…。

[逸る気持ちが手に籠もる。
吸血鬼特有の発達した犬歯が深く入るように
明之進の頭をぐっと引き寄せた。]

(15) 2014/02/22(Sat) 20時半頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[始祖の血を啜れば
ホリーの血を吸った真弓のように
瞬時に傷を塞ぐことも可能かもしれない。]

 誰か、始祖の躰をここに……
 リッキィ──

[もう笑んではいない顔がリカルダを見て
ジャニスの先にある始祖の骸を眼で指し示す。]

(16) 2014/02/22(Sat) 21時頃

【人】 落胤 明之進

[頭を押さえる手によって半ば無理に掛かる牙が、
 薄い皮膚に刺さって血を流させる。>>15
 舌にのる味は思った通りで、ただ、
 上手く飲み込んで行けない。]

 ――う、んんっ……ゲホッ……

 ぁや、もう、良……大丈夫。だから

[息苦しさを厭う。喉を反らして呼吸を求めた]

(17) 2014/02/22(Sat) 21時頃

【人】 営利政府 トレイル

― 重ねの常磐 ―

[主の躯を浚う零瑠の腕が在った。

 どれ程紅に身を染めても、抱き、誰の手の届かぬ場所に退く。]

……

[浮雲に隠れた月を探して、幼子は屋敷を抜け出した。さ迷い歩き、熱に魘された結果、記憶と言葉を失い孤児院に引き渡された。]

(18) 2014/02/22(Sat) 21時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[父を忘れ、母を忘れ、妹を忘れ、
 家族を忘れ、帰るべき場所を忘れ。

 知らず『父殺し』の罪を背負う。



 そして、今も――また。



 零雨は 止まない。**]

(19) 2014/02/22(Sat) 21時半頃

営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/02/22(Sat) 21時半頃


【人】 消防隊長 トルドヴィン

     − 昔語り −
[遥か昔。
鬼と人の時の流れは違う。

それでも初めて己の存在を意識した頃は
まだ他の鬼の膝ほどの背丈の子供だった。

だがその頃からその子鬼は始祖であった。

周囲の鬼達が傅かれ育つ中、家畜に興味を持った事もあった。

だが家畜に声を掛けても、
壊れているのか引き攣った笑いと怯えた喉ではまともに
会話を重ねる事も出来なかった。

奇声を上げて襲いかかって来る家畜もいた。
容易く退けたけれど、その時に気付く。

死の間際に、憎悪の中でしか、
家畜はこちらに言葉を向けないのだと]

(20) 2014/02/22(Sat) 21時半頃

【人】 消防隊長 トルドヴィン

[この悲鳴や断末魔、号泣がこちらに向けられた言葉。

異口同音に零れるそれしか、聴く事が出来ない事に
気付いたのはいつの事か。

それなら少しでも変わった悲鳴を聴いてみたい。
苦しむ声を聴いていたい。

それを愉しみとするようになったのが、いつの事か。
昔過ぎて覚えていない。

鬼も畏れるだけで、ホリー以外はまともな会話にも
ならなかった]

(21) 2014/02/22(Sat) 21時半頃

【人】 消防隊長 トルドヴィン

[多くの命と心の犠牲を愉しんで来た鬼は落ちた。

口元に浮かぶ笑みが、己の死すら愉しんだ以外に
何かあったのか、それはもう誰も知らない**]

(22) 2014/02/22(Sat) 22時頃

消防隊長 トルドヴィンは、メモを貼った。

2014/02/22(Sat) 22時頃


【人】 幸運の科学 リッキィ

……、う、うん。


[僕は絢矢に名前を呼ばれて、顔をあげる。ちょっとの間ぼんやりしてたところ。>>16

血が必要そうだから、亡骸の一部だけでも持っていけば……でもそれだと足りないかも。
そう思えるくらいの深さを僕は明にーさんの傷に見てた]

(23) 2014/02/22(Sat) 22時頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

[僕は始祖吸血鬼の亡骸に近付く。
そして手を伸ばすより早く、別の二本の腕が亡骸を運び去ってこうとした。>>18]


零にーさん……。
―――待って、っ!


[分かってる。待てと言われて待つようなことはないって。
僕は絢矢と明にーさんの方を振り返る。ふたりとも心配で離れてられる余裕なんて、ない]

ごめん……、――…あ、でも、腕ならまだその辺に転がってるかも。

(24) 2014/02/22(Sat) 22時頃

幸運の科学 リッキィは、メモを貼った。

2014/02/22(Sat) 22時頃


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[苦しげな声と咳に、我に返って力を抜いた。]

 ごめ、ん
 ……ほんとに、大丈夫?

[覗き込む。
朝日が射してルビーのように鮮やかに輝く紅に
生気は戻って来ていただろうか。

今にも絶えそうだった呼吸が
少しでも穏やかなものに変われば、
絢矢は小さく吐息を漏らす。

険しかった眼差しも安堵に弛み──]

(25) 2014/02/22(Sat) 22時半頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[突如、絢矢の腕は支える力を失って
血溜りに、明之進の上半身が落ちる。]

 
   ッ、 ────…?
 

(26) 2014/02/22(Sat) 22時半頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[瞬間──]

      ────────ッッ!!

[声にならない叫びに喉を引き攣らせ
躰をくの字に折って蹲る。]

 あ゛、

[引き裂かれ、骨の覗いた手首を抱え
額を血溜りに押し付けて、
肩を、背を、小刻みに痙攣させた。]

(27) 2014/02/22(Sat) 22時半頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[痛い。 痛い。 痛い。痛い。痛い痛い痛い痛い痛い痛い───]

(28) 2014/02/22(Sat) 22時半頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[全身余すところなく痛みと灼熱感に支配され
知らず手首の断面を抉るように突き立てた爪さえ
痛みとは感じない。

色彩の抜け落ちた貌の中、
青褪めた唇が、空気を求めて一度だけはくりと喘いだ。]

(29) 2014/02/22(Sat) 22時半頃

【人】 落胤 明之進

[ひととき視界にあった零瑠の姿は、>>18
 彼自身も満身創痍のまま、始祖の骸を攫って去った。
 恐らく家族の誰よりも多くその血を受けて、
 誰よりも深く仕えた姿に、

 断裂を見る。]

 ……零瑠君――

[重ねたかったものは散り散りで、引き留める事も叶わない]

(30) 2014/02/22(Sat) 22時半頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

[それから僕は、白いコートの人が零にーさんを追いかけてくれるんじゃないかって思って、絢矢達からちょっとの間視線を外す]


   ――――、え?

[何かが水たまりに落ちたみたいな音が聞こえた気がして振り返った時には、もう、こうなってた]

 絢矢、  なん、で

[嘘だ。こんなの嘘だ。だってさっきまでちゃんと動いてて、話もできたのに、でも、
よく考えたらまた会えた時から傷だらけで、また会ってからも色んな傷を負って、そういうの全部我慢してたはずで、

だから、おかしくならないわけがないのに。
気付かなかった? 気付かないふりしてた? ――今はそんなこと考えてる場合じゃない!]

(31) 2014/02/22(Sat) 23時頃

【人】 営利政府 トレイル

― 吾の安きを ―

[光は闇獣と化した。

 守るべき『家族』。

 生が苦しみを生むのなら。
 絶望も後悔も懺悔も無い場所へ。]


脅し? 我儘?
このままあなた達の目的を果たしても同じことだと……。
解放を願った行動の先には、安吾さんの言う多くの人の犠牲しかないって……、そう俺は言ってるんだ。

[立場の違いは重々知っている。
 今回の殲滅戦でどれ程の数が減ったのかは知らないが、それでもあの城には人が――家畜が、多い。

 一部の解放なら許可を得られるのではないか。そんな甘い考えが底に在る。]

(32) 2014/02/22(Sat) 23時頃

【人】 営利政府 トレイル

[願う。傍に在りたいと。
 その為に何を捧げても。
 『家族』の、『兄』の命を捧げても。

 
 主のことを想い、その生を願い、そのためになら他の犠牲も―――厭わない。]

(33) 2014/02/22(Sat) 23時頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[口角を伝うものは血混じりの唾液か。

正気を手放したくなる痛みに
耐えて、

──耐えて。]


 (───あ)


[それは不意に、
始まった時と同じように、唐突に消失した。]

(34) 2014/02/22(Sat) 23時頃

【人】 落胤 明之進

[絢矢の腕から解放されれば、覗き込む目に合わせた。>>25
 朝日はまだ少し低い位置にあって眩しく――
 逆光の影に菫を見る。]

 大丈、夫。

[どうにか口端を上げて笑みを示した。
 だが、その表情が安堵に緩んだ次の瞬間、
 抱きとめられていた背がずるりと滑って、
 血溜まりへと無様に肘をつく。>>26

 つっ……

[傍らに顔を向け、目を瞠る。]

 ――――絢矢!

(35) 2014/02/22(Sat) 23時頃

【人】 営利政府 トレイル

[広げられた安吾の腕。
 左胸に刺さった刃。間近くで浮かぶ笑みを見上げ。

 頭に触れた手の、懐かしき昔。
 どうしても手離すことが出来なかった学帽。]

あ……

[自ら手離して、しまう。
 壊してしまう。



 最後に『兄』を――…**]

(36) 2014/02/22(Sat) 23時頃

営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/02/22(Sat) 23時頃


【人】 幸運の科学 リッキィ

…、――――ッ!!

[僕は絢矢に駆け寄って、痛みにあえいでる背中を撫でてみる。
それで駄目だったら無理にでも血だまりから引き離して後ろからぎゅって抱きしめる。


お願い、――どうか、これ以上壊れてしまわないで]

…………絢矢っ、

[いっそ、この痛みも苦しみも全部、僕が引き受けられたらいいのに]

(37) 2014/02/22(Sat) 23時頃

【人】 落胤 明之進

 血……を、止、めないと、 リッキィっ

[手助けを求めて、リカルダを呼ぶ。
 引きちぎられた右手首、血の溢れた左肩。
 押さえつけて止めなければ、人間の身から失われた血は
 吸血鬼よりもずっとずっと取り戻すのが難しい。

 ジャニスの姿はまだその場所にあっただろうか]

 ……助けて……

[あるいは吸血鬼の始祖が潰えた事によって、
 他の守護部隊が残党を狩りに現れるかも知れないが。]

 家族を、助けて下さい……!

[――果たして、鬼の嘆願に耳を傾ける事があるものか?]

(38) 2014/02/22(Sat) 23時頃

【人】 営利政府 トレイル

―とおく―

[主の傍にはリカルダの。
 表情の細かな処までは見えないが、ひどく苦しげに思えた。

 黒刃の小太刀は彼女のものではない。では誰の?>>8:119

 零瑠の視線の先。在る姿は5つ。]

……待っ

(39) 2014/02/22(Sat) 23時半頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[痛みのほか、
全ての意味がバラバラに引き裂かれて
形を成さなかった世界に
少年と少女の声が戻って来る。

夜通し燃えて、
爆ぜた火の粉の音さえ聞こえ]

 ──リッキィ?

[自分を抱き締める腕のあることに気がついて
菫色を瞬く。]

(40) 2014/02/22(Sat) 23時半頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[明之進はジャニスに嘆願している。


始祖を貫いた後、
妖気と呼んで差し支えないほどに
纏う気配の変容した危うい佇まいの後姿。

危ないからやめて、と。

ボクは大丈夫──。そう言おうとして]

 (あれ?)

[自分の発した声が、聞こえなかった。]

(41) 2014/02/22(Sat) 23時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[期待を寄せられて居たのに。
 主の元へと辿り着いたのはジャニスが先で。

 命と引き換えにでも、殺しておけば良かったのか。

 明之進の姿が在る。
 真弓が持っていたはずの、剣を手にしていた。鬼を刺す棘を。


 紅染まった、棘を。]

(42) 2014/02/22(Sat) 23時半頃

【人】 営利政府 トレイル

ぁ、

[動かす脚の、なんと遅いことよ。

 何故、自身の刃は『敵』を退けることが出来なかったのだろう。

 振るわれそうになる三日月の、影に一矢。>>3

 真弓から話を聞き、主の元へと向かいながらも探して居た姿に漸く……出逢えた。]


  ぁ ……や

[身を強張らせる。射られた矢の向かう先。刺さってくれるなと手を伸ばしたが――…。]

(43) 2014/02/22(Sat) 23時半頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[もう痛くないから。

もう一度声に出してみる。

舌は動くし、声帯は震えて、
ちゃんと言葉になっているとを示している。]

 (なのに──)

[音だけが欠け落ちて。

聞こえたと思った二人の声も、
燃え上がる炎も、また遠ざかる。]

(44) 2014/02/22(Sat) 23時半頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

 

    (────あぁ)


[そうか。

『疑問』は『納得』へと、
ストン、と着地する。]

(45) 2014/02/22(Sat) 23時半頃

【人】 営利政府 トレイル

―菖蒲―

[瞬間の、見えた菫色は記憶よりも色が濃い様に見えた。

 だから。
 もう冷たい主の身を抱えながら、別の方より近寄り、
 名を呼ぶ。

 桜の枝は、まだ張っているだろうか。

 あの花は、また今年も咲いているだろうか。]

(46) 2014/02/22(Sat) 23時半頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

血、を止めるってどうやって、―――おさえればいいのっ!?

[一番血が出てるところは見れば分かる。そこに手を当てて、――足りないよそれじゃあ!
僕は上着の袖をちぎって絢矢の左肩と右手首へと巻きつける。なるべくきつく]


そう、僕、だよ。
今明にーさんが助け呼んでるから……。

[絢矢の眼がこっちを向いた!
僕は笑い顔を作ろうとしたつもりだったんだけど、うまくいった気はしない。それでも絢矢に声をかけるのをやめない]

(47) 2014/02/22(Sat) 23時半頃

トレイルは、リカルダの抱く少女を見て。

2014/02/23(Sun) 00時頃


トレイルは、明之進に血を与え、彼が助けを求める少女を見て。

2014/02/23(Sun) 00時頃


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

 リッキィ、泣いてる?

[間近にある顔を見上げて話し掛ける。

やっぱり発した声は聞こえないけれど、
自分を抱えるリカルダの顔が、
とても辛そうに見えたから。

冷たくて、震える手を伸ばして、
昔に戻ったようにリカルダの上腕を撫でた。]

(48) 2014/02/23(Sun) 00時頃

【人】 営利政府 トレイル

   ―――…菖蒲。

[日に日に大きくなっていく腹を、撫でた。
 鼓動を聞き、誕生祝いにと
 ……あぁ、あれは菊結びだったか。

 右の輪が僅かに膨らんだ……*]

(49) 2014/02/23(Sun) 00時頃

【人】 MNU機関 ジャニス

>>0答えた予想通り最低なものだったけれど、
 人間を終えた自分は彼が望むような表情を出せたのだろうか
 そして瞬く間に目の前の金色がかっ浚われた。
 もう遺体だとしても今後の吸血鬼討伐に向けて
 まだ利用価値があるそれを持ち帰ろうとしたところだった]

(50) 2014/02/23(Sun) 00時頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[二人とは違う方角から影が伸びて、
朝日を遮った。

リカルダを撫でる手はそのままに
影が生まれる地点に眼を向ける。]


 ─────……、ぃ

[舌が氷のように冷たくて
今度はうまく言葉に出来なかっただろうと思う。]

(51) 2014/02/23(Sun) 00時頃

MNU機関 ジャニスは、メモを貼った。

2014/02/23(Sun) 00時頃


【人】 MNU機関 ジャニス

>>38助けての声に、まさかそれが自分にかけられたものだと
 理解するのに少しだけ時間がかかった]

 アヤを?
 しかし私は……

[輸血しようにも手段がない、
 何よりもう人ですらない。

 あるとすればこの、聖銀水の瓶]

(52) 2014/02/23(Sun) 00時頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[困ったように眉を下げ、
せめて昔のように笑ってみせようと、
唇の端を上げてみたけれど、
実際は、不自然に頬が引き攣っただけだった。]

 ぁけ、ちゃ、

[仕方なく、笑うのは諦めて。

傍に、霧のように在るだろう少年の名を呼び
リカルダを撫でていた左手で小太刀を抜いた。]

(53) 2014/02/23(Sun) 00時頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[きっと、明之進にはまだ足りない。

逃げてゆけるようになるだけの、
人の生き血が。]


 み、ンな、

[霞み始めた視界に、
順に家族の姿を映し──]

 ──、

[生きて──。

唇の動きだけで、そう告げて]

(54) 2014/02/23(Sun) 00時頃

【人】 落胤 明之進

 何を、言うの。大丈夫なわけ――

[血混じりの声は余りに危うく、聞き落としそうになる。
 ついさっきまで苦痛に塗れていた絢矢の顔から、
 不意に何かが欠け落ちたのを見て、
 今度はこちらが表情を歪める番だった。]

 …………絢矢。

[左手に身を寄せる。その手には黒い刃があって]

(55) 2014/02/23(Sun) 00時頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

 
[震える手で、

『常磐』の──漆黒の薄刃を、
躊躇いなく己の頸へと滑らせた。]
 

(56) 2014/02/23(Sun) 00時頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

―――…っ、

[僕は返事の代わりに絢矢の身体をほんのちょっと強く抱きしめる。>>48
泣いてなかったら今頃、もうちょっと楽しい話ができるくらいの心持ちでいるよ。いつかみたいに。
涙は相変わらず流れてこないけれど。

僕の左腕を撫でる手は冷たいけれど、いつかの温かさを呼び起こしてくれた。

―――だからかな、その手が離れた時、>>53
心まで凍り付いたみたいになったのは]

(57) 2014/02/23(Sun) 00時頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[既に多くを失いすぎて満足な圧を持たない動脈から、
それでも鼓動に合わせて
鮮血の細い川がぴゅうっと噴き出す。

急速に体温が喪われてゆき、
感じるのは寒さ。

ぼんやりと霞む意識の中で、
伸ばした腕を明之進の首に絡ませ、
次第に吹き上げる脈動さえ弱くなる首筋へと
引き寄せたのが最後の記憶。]

(58) 2014/02/23(Sun) 00時半頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[何かを口にしようと、微かに唇が震え──]

(59) 2014/02/23(Sun) 00時半頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ



[────それきり、絢矢の心臓は鼓動を止めた。**]

 

(60) 2014/02/23(Sun) 00時半頃

【人】 MNU機関 ジャニス

[一瞬だけ、自分と同じようにしてしまえば
 彼女も助かるのではという考えが横切って。

 しかし強引に事を起こせばそれはつまり、
 憎んでいた鬼と同じものになってしまう気がしたから
 潔すぎる判断を見守ってから、その場から静かに立ち去った]

(61) 2014/02/23(Sun) 00時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[昔ならば、見て即座に倒れていた量の、紅。
 菫色が此方を向く。>>51

 開く唇。

 けれど、言葉は伝わらない。]


 ……明。リッキィ

[二人の名を呼びはすれど。]

(62) 2014/02/23(Sun) 00時半頃

隠れん坊 アヤワスカは、メモを貼った。

2014/02/23(Sun) 00時半頃


【人】 落胤 明之進

 やめて……

[これが。

 ――この流される血が、人に触れることの罪だ。]

 や、めてよ――!

[過ぎた朝焼けは戻らず、足元の海はより紅く、
 最後に望みを砕いたものは、己が寄り添う小さな温*]

(63) 2014/02/23(Sun) 00時半頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

─ 夢 ─

[冷たい手。
冷たい微笑。

しみ一つない母の手に手を添えられて
振り下ろす黒塗りの刃が母の膚を抉る。

細い頚から吹き上がる血は冬の小川のように冷たいのに
血潮に濡れて紅く染まった幼い少女は、


──菖蒲は、引き攣るように笑っていた。]

(64) 2014/02/23(Sun) 00時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[菖蒲の命を断った刀の銘を。


 知る者は、居ない。


 最期まで手の内に在った『常磐』は、意志を持たぬ武器であるけれど。]

(65) 2014/02/23(Sun) 01時頃

【人】 営利政府 トレイル

[痛みも苦しみも切望も、長く共に在ったからこそ。


 これで彼女の『罪』が、贖われるのなら―――…と



 頸に刃が滑るのを
 止めやしなかったのだろう。*]

(66) 2014/02/23(Sun) 01時頃

営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/02/23(Sun) 01時頃


営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/02/23(Sun) 01時頃


【人】 幸運の科学 リッキィ

[僕は絢矢の身体が温かさを失って動かなくなっても、まだ絢矢を抱いたままでいた。


零にーさんが名前を呼ぶ声にも顔をあげられなくて、]


……… 絢矢、  アヤ、 ―――― あやめ ………っ、

[僕はいつの間にか、零にーさんが絢矢を前にして呼んでた名前を、絢矢の亡骸に向けて呼びかけてたんだ。
素敵な名前じゃないか、ねえ―――]

(67) 2014/02/23(Sun) 01時頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

─ 夢の現 ─

 『おまえが男だったら良かったのに』

[鮮やかな紅の引かれた唇に美しい弧を描き、
手入れの行き届いた指で童女の髪を撫でながら、
母は口癖のように言っていた。

傍にいるのに、
笑っていてくれるのに、
童女はいつも突き放されるような寂しさを感じていた。]

 『おまえを産んだから、
    わたしはもう仔を産めないのよ──あや』

[嫋やかな手と玲瓏な声音で
日毎甘やかな毒を塗り重ねられた童女は
知らぬ間に、母の言葉に縛られる。]

(68) 2014/02/23(Sun) 01時頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[童女にとって、
母の悲哀のすべてが己のせいで
母の悲憤のすべても己のせいだった。


何よりの罪は──、

母の産道を傷付けて、産まれ落ちたこと。]

(69) 2014/02/23(Sun) 01時頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[父は母より忌憚なく接してくれたけれど
常磐緑の瞳がいつもどこか遠くを見ていたことも
敏感な幼子は感じ取っていた。

視線の先に、見たことのない『兄』を見て、
羨望と憧憬を、小さな胸いっぱいに詰める日々。]

(70) 2014/02/23(Sun) 01時頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

[……ふと気付く。頬が濡れてるって。
絢矢の血が飛んだのかな。それとも―――。

見上げた空には雨雲の影もない。光が、眩しい]


ね、アヤも、 ……僕に「生きて」って言って死んでくんだ。


[血の繋がりはない、けれど大切な家族だった。
なのにまた、僕の前から消えていく、なんて*]

(71) 2014/02/23(Sun) 01時頃

隠れん坊 アヤワスカは、メモを貼った。

2014/02/23(Sun) 01時頃


トレイルは、アヤワスカ(菖蒲)の兄は障子にまだ見ぬ妹の姿を描き残していた。

2014/02/23(Sun) 01時頃


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[父も母も己の元から去ってゆき、
一人残された広い屋敷で
己の罪を悔いて泣き暮らす日々の終わりに──。

母のくれた紅の海は、
菖蒲が罪に染まる前──、
母の胎内で浸かっていた羊水のような匂いがした。*]

(72) 2014/02/23(Sun) 01時半頃

トレイルは、アヤワスカの、『菖蒲』の名と共に。墨の字体の癖は変わらず。**

2014/02/23(Sun) 01時半頃


隠れん坊 アヤワスカは、メモを貼った。

2014/02/23(Sun) 01時半頃


落胤 明之進は、メモを貼った。

2014/02/23(Sun) 01時半頃


【人】 幸運の科学 リッキィ

― “希望”の記憶 ―

[僕が五歳になったばかりの頃――雪のちらつくある日。

これは僕らに唯一残された最後の“希望”なのだと。
そう言いながら手招きする家族に僕はやだ、って言った。

どうして。どうして家に怖い人が来ただけでそんなことしようとするの]

せっかくやくそくしたのに!

[そう、約束。
春になったらどこかに出かけよう――って。
家からもあんまり出たことのない僕は喜んで、本物の桜が見たいなんてワガママまで言い出したんだ。

なのに死んじゃうなんて、―――嫌だ]

(73) 2014/02/23(Sun) 01時半頃

MNU機関 ジャニスは、メモを貼った。

2014/02/23(Sun) 01時半頃


【人】 幸運の科学 リッキィ

[その時怖い人達が燃える家の中にまで押しかけてきて、
僕を連れ出そうとした。

僕のなけなしの抵抗は届かなかった。
燃える家の壁にぶつかったせいで、左腕が焼けるように熱くなった。


しばらくして、――母親が僕の前に立ちふさがっていった。そして逃げるように言った。
僕は聞き分けなく一緒に逃げようって言ったけど、その時母親はもう僕だけを逃がすつもりだったんだと思う]

(74) 2014/02/23(Sun) 01時半頃

【人】 幸運の科学 リッキィ

[はっきり覚えている言葉はひとつだけ。


『あなたが生きていることが私達の“希望”だ』


それって、僕に「生きて」って言ったのと同じだよね。要するに。

僕はその言葉の――“希望”の意味も知らないまま逃げ出した。
僕にとって最初の大切な家族の、最期の願いのために*]

(75) 2014/02/23(Sun) 01時半頃

幸運の科学 リッキィは、メモを貼った。

2014/02/23(Sun) 01時半頃


【人】 営利政府 トレイル

―喉を通る紅の味―

[どうせならば、甘い味であれば良かったのに。蜂蜜をかけたような、甘い――…。]

キャロライナ…

[牙を離してそっと表情を窺う。
 なんと虫の良い話だろう。

 安吾の様に。
 彼もまた、微笑み浮かべて居てくれれば良いのに……だなんて。


 問い掛ける。]

 キャロライナにとって……『家族』って、何?

(76) 2014/02/23(Sun) 01時半頃

隠れん坊 アヤワスカは、メモを貼った。

2014/02/23(Sun) 01時半頃


営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/02/23(Sun) 02時頃


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

─ 孤児院の記憶 ─

[あや、という音しか持たなかった少女に
零瑠がくれたのは
意味と──切欠、だった。

それまで、少し距離のあった年上の少女と
共通の、仲間めいた意識が芽生え
たくさん遊び、たくさんはしゃぎまわった。


キラキラと煌めいた、在りし日の記憶。]

(77) 2014/02/23(Sun) 02時頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[少女は零瑠が教える習字の時間が
割と、いや、とても好きだった。

字を書くことよりも
字を覚えることよりも
零瑠が書いた字を眺めている方が楽しかった。

四歳より以前の記憶のない少女には
その理由はわからなかったけれど
零瑠が書いた字を見ると、
時々泣きそうなくらい切なくて──

とても、嬉しくなる時があった。]

(78) 2014/02/23(Sun) 02時頃

【人】 営利政府 トレイル

[答えて欲しい唇は、もう動かない。
 命を奪ってしまったから。

 微かに紡いで居た声は、細かった。]

……そう。何の花が良いかな。
桜? 梅?

あぁ、もしかして怪我したこと?
もう忘れてよ。恥ずかしい。

[守護隊に居る『家族』も。鬼の城で共に生きた『家族』も。棄てる覚悟を決めたのに。

 揺らがないようにと、鬼の爪を見詰め。
 散る人参色を、じっと見詰め。
 致命傷を、避けてしまう。]

(79) 2014/02/23(Sun) 02時頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[桜の花びらの舞い込む部屋の
障子に残された拙い画──。

兄の、『常磐』に描かれた少女は
誰からも愛される
純真で無垢な笑みを浮かべていた。


孤児院で、保護された少女が目を覚まし
霧のような少年の手をとって
最初に浮かべた赤子のような幼い笑みは
障子に描かれた『菖蒲』とよく似ていた──。*]

(80) 2014/02/23(Sun) 02時頃

【人】 営利政府 トレイル

……うん。

[キャロライナが零瑠の名を呼ぶ。
 居るよと、小さく返す。

 煙の中、髪を鬼に掴まれていた。
 今にも死んで、しまいそうだった。

 他の鬼に殺されるぐらいなら――…

 いっそ。]


………きゃ、ろ

[飲み込んだ紅の味。
 願えば――また『家族』にと叶ったかも知れない。

 けれど、周のようには……したくなくて。]

(81) 2014/02/23(Sun) 02時頃

【人】 営利政府 トレイル

[零瑠の事を、まだ『家族』だと思ってくれる彼となら。

 鬼と、人と。
 望んだ世界への第一歩が踏めたかも知れないと思ったのは。

 少し離れた倉庫の壁に寄り掛けられた円の躯と、緑色のスカーフを見付けた後のこと。**]

(82) 2014/02/23(Sun) 02時半頃

【人】 営利政府 トレイル

― 桜花 ―

……

[遠目から、少女の衣装に在る桜花を認めた。
 だからもう一度、菖蒲と名を呼ぶ。

 身から流れる紅の筋が糸の束のように見えて。
 絢矢と名を呼ぶ。

 主の躯を支え直し。

 瞼を一度閉じた。散る桜花は朝陽の光で淡く。

 明之進とリカルダの様子を、
 あと少し見守ろうと。**]

(83) 2014/02/23(Sun) 02時半頃

営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/02/23(Sun) 02時半頃


【人】 隠れん坊 アヤワスカ

─ 『常磐』 ─

[繰り返し囁かれる母の毒は
童女から、純真さと笑顔を徐々に奪う。
いつしか童女の笑みは
遠慮がちでぎこちないものへと変化して行った。

父の膝で兄に会いたいと希(こいねが)った、
真っ直ぐに笑うことをしなくなった童女は
父が兄を探しにゆくと言った時、
確かな期待と喜びで父を送り出した。


父と、父の先妻の愛を受けた『兄』なら。

望まれなかった『妹』にも
溢れるような愛情をくれるかもしれない──、と。]

(84) 2014/02/23(Sun) 03時頃

【人】 隠れん坊 アヤワスカ

[屋敷の外の危険を承知で
童女が抱いた利己的な願いは父を殺め、
『常磐』の名をも、少女は罪で穢した。

漆黒の二刀が兄──『常磐』は最後に、
罪の根幹たる少女の命を断ち、贖いを終えた。

最期に絢矢が、
──菖蒲が口にしようとしたのは、

父と、母と、
結局会うことのなかった兄への───**]

(85) 2014/02/23(Sun) 03時頃

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生存者
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アヤワスカ
6回 注目
リッキィ
25回 注目
ジャニス
0回 注目
明之進
21回 注目
トレイル
55回 注目

犠牲者 (4人)

パルック
0回 (2d)
リー
1回 (6d) 注目
イアン
0回 (7d) 注目
マユミ
11回 (8d) 注目

処刑者 (8人)

直円
0回 (3d) 注目
クシャミ
0回 (4d) 注目
ミナカタ
28回 (5d) 注目
ホリー
0回 (6d) 注目
マドカ
10回 (7d) 注目
サミュエル
19回 (8d) 注目
キャロライナ
9回 (9d) 注目
トルドヴィン
0回 (10d) 注目

突然死 (0人)

裏方に (1人)

パルック
0回 注目
村を出た人達

種別

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