人狼議事


301 十一月うさぎのないしょ話

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視点: 人


オトサカ1人が投票した。
ヤカモト7人が投票した。

ヤカモトは村人の手により処刑された。


時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
ヘザーが無残な姿で発見された。


現在の生存者は、芙蓉、カコ、オトサカ、ウツギ、アリババ、レナータの6名


馬頭琴の調 (村建て人)は、メモを貼った。

2019/11/27(Wed) 01時頃


【人】 吹牛方士 芙蓉

――師も走る頃――

[といっても、目も回るような忙しさ、というほどのことはない。
 というよりは、少し前までが割と忙しかったせいで、年末進行すらさほど変わりなくなってしまっているのが現実かもしれない。
 それでも時は過ぎているし、旬も少しずつ移り変わっていく。

 例えば牡蠣や鰤、鱈といった冬の魚貝がボードを賑わせていたり。
 野菜も芽キャベツや白菜といった葉物が甘さを主張していたり。
 かと思えば栗やぶどうといった名残のものもいくつか並ぶ。
 秋から冬に、切り替わっていく*]

(0) 2019/11/27(Wed) 01時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

[ソファに深く身を沈めるようにしてカクテルグラスを口につけるとウォッカの強いアルコールと微かなライムの香り。
ここしばらくは例の店にも行かず食事も酒もホテルで全て済ませていた。
オフできたはずだというのに気づけば仕事をしている時間の方が多かった。]

(1) 2019/11/27(Wed) 01時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

───オレだ、順調さ、当たり前だろ
   セキウチも納得してくれた。
   これでこの国での商談も漸く纏まる。
   ああ、そうだ、船を使え。
   やり様はいくらでもある。
   戻り?
   年明けにはそっち戻る。
   ロイエにはそう伝えてくれ。
   やっと完全なオフなんだ。
   そうだ、二度と掛けてくるなよ───

(2) 2019/11/27(Wed) 01時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

[通話を切ってスマホをテーブルへと放り捨てる。
背もたれに背をあずけ天井を見上げた。

高い。
無駄に、高い。

しばらくボーっとしているとボーイがドリンクのオーダーを取りにきたが,、それを片手をあげて追い払う。
商談をまとめた今そこに充足感はない。
ただ疲労だけを感じていた。]**

(3) 2019/11/27(Wed) 01時半頃

黒い取引先 アリババは、メモを貼った。

2019/11/27(Wed) 01時半頃


啓明結社 カコは、メモを貼った。

2019/11/27(Wed) 06時半頃


宇宙原理衆 ウツギは、メモを貼った。

2019/11/27(Wed) 08時半頃


【人】 宇宙原理衆 ウツギ

─ それから数日後 ─

[11月の終盤。店の厨房を借りて、クリスマスケーキに先立ち、12月のお菓子の仕込みをしながら。]

 ──…言われたかった言葉、かぁ。
 別に、何か言ってほしかったわけじゃないし。

[今日も考えるのは、あの日のこと。>>0:208
「どこそこのお店の味みたいでおいしい」ってのは確かにレプリカ扱いされたみたいですごく嫌だ。それはわかる。

じゃあ、同じ言葉を他の客に言われたら──を考えてみたけれど、イマイチぴんとこない。
ああでも、似たようなこと店長に言われたら喜んだかも。

何が違うんだろうか。有馬さんと店長と。]

(4) 2019/11/27(Wed) 19時頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

[あの日は確か、直前までは気分がよかったのだ。
彼なりの冗談で、大袈裟に褒めてくれたのだと思ったから。
でも二言目で、いくらか本気が混ざってるのがわかってしまった途端、変わってしまった。

数日時間を置いて冷静に考えたけど。
今度はなんで、あんなかなしくなったのかわからなくて。
辿り着くのは、どんづまり。

カズさんにくしゃくしゃに撫でられるまでもなく、ぼさっとした頭をゆらゆら揺らして。]

 …………はぁ。

[素気ないくらい、あっさりと引いたくらいだ。自分の返事について、あちらは気にもしてないんだろうけど。
あれから有馬さんは店に来ていない。]

(5) 2019/11/27(Wed) 19時頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

[考え込む間も、手は淀みなく動き続ける。
強力粉を使い、マジパン、ナツメグ、シナモンといった香辛料を練りこんだ生地に。
洋酒漬けにしたフルーツ、ローストしたアーモンドホール、クルミなどなどナッツ類を放り込み混ぜていく。
それを、コッペパンのように形成して。という工程を、慣れに任せて繰り返した結果。]

 ……やば。作りすぎた。

[予定より多い焼菓子に、気づいたのはオーブンに入れる前。保存がきくやつで、ほんとよかった。*]

(6) 2019/11/27(Wed) 19時頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

─ murmur coney 12月上旬 ─

 ふあー……
 店長、おはようございまーす。

[欠伸混じりにバックヤードに出勤したのは、開店時間より少し前。
一応言っておくけど、寝坊じゃない。まあ、最近寝つきが悪いのは否定しないけど。]

 さーて。今日のデザートは、と。

[エプロンとバンダナ尻尾をつければ、向かったのは厨房奥の冷暗所。
そこで先日作りすぎた焼菓子を、現在熟成中だった。>>6

(7) 2019/11/27(Wed) 19時頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

[粉砂糖で真っ白にコーティングしたひとつを取り出して、しっかり密閉した袋を開けたなら。
真ん中で割った断面を薄くスライスし、一口味見を。]

 ん、いいかんじ。

[ぺろりと指についた粉砂糖を舐めて、口端を緩め。
今夜のブラックボードの右隅に、『シュトーレン』と書きこんでいく。>>0

最近は街中でも見かける、ドイツの伝統菓子。
正式にはシュトレンだけど、日本ではシュトーレンのが耳馴染みがいい。**]

(8) 2019/11/27(Wed) 19時頃

【人】 黒い取引先 アリババ

[タイガ・アリマの朝は早い。
日が昇る前の早朝にベッドを出るとシャワーを浴びてまだ冷たい空気に支配された外へと出る。軽いストレッチのあとおもむろに走り出す。目的地はない。あるのは時間だけ。
きっちり30分で折り返すと同じ時間を掛けてホテルへと戻る。
もう一度シャワーを浴びてから朝食にする。

会社員ではないのでアポがなければ朝から仕事をすることは稀だった。

オフ(という名目の)現在は昼頃までぶらりとあちらこちらへと足を向ける。
大抵はその途中で顧客とのアポがあるので半分は仕事となるのだが。貧乏暇なし。

太陽が沈むころには完全にオフとなる。
そのころには繁華街にその姿があるだろう。

それからは大抵はホテルのラウンジでグラスを傾けているか遊び歩くか、一人で飲み歩くこともあれば女を引っかけることもある。
そして日が変わってすばらくするとベッドに上に辿りつく。
それがここ最近のサイクルだった。]

(9) 2019/11/27(Wed) 20時半頃

【人】 吹牛方士 芙蓉

――バックヤード>>7――

おはよ。
今日もモーニングコール、必要だった?

[あくびから入る直の挨拶に、からかい混じり笑って問う。
 冗談半分で聞いてはいるものの、ここ数日あまり本調子でなさそうな様子は気にかかっていた。]

もしきついようなら調整するし、休んだりしてもいいからね?

[これは本音100%の心配。
 可愛い可愛い店員たちに、つらい思いはさせたくない。]

(10) 2019/11/27(Wed) 20時半頃

【人】 吹牛方士 芙蓉

[仕込み済みのシュトーレンのことは把握していたし、厨房奥に向かう背中を止めたりまではしないが。
 ひとつ溜息ついて見送り、サポートに回れるなら回ろうと、早めに裏方仕事を切り上げる算段を付ける。

 飲み会なら呼ばれるだとかズボラだなんだと店員たちにはひどい言われようだが、これでも彼らを大切に思っているのだ*]

(11) 2019/11/27(Wed) 20時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

[その日、陽が落ちたころ。
ぶらりと特にあてもなく街を歩いていた。商談も纏まりこの街にも用がなくなっていた頃合い。まるで街との別れを惜しむように。]

……あれは?

[見覚えのある人影。
記憶力は悪くない。人の顔を名前は忘れないタチだった。]


ああ、あのとき店にいた。

[少女。
覚えている。あの店にいてまともに食事を取ろうともしなかった少女だった。
少女は何をしていただろうか。おかしいとろこがあってもなくても気に掛ける理由などなかったが。]


ハイ、お嬢さん。

[ふと気まぐれに声を掛けていた。
───決してロリコンではない。]*

(12) 2019/11/27(Wed) 21時頃

【人】 暗黒舞踏 オトサカ

――閉店後のはなし――

[アップルパイは1カットに添えられた薔薇も大好評で、乙坂の分は残らなかった。
露骨にしょんぼりする三十路を哀れに思ったのか、エリカが自分用に取り置かれたアップルパイ>>2:105を分けてくれた。

分け合って取り分が減ることは、美味を味わう時間を短くさせてしまうけれど、美味をより強化させてくれる気がする。
焼いて時間が経ち、フィリングが生地にしとりと寄り添うようになる冷たいアップルパイは極上の美味で。
横で食べるエリカは何だか良いことがあったように見えて、乙坂もつられて笑顔になった。

宅本の言葉はカコと話している時に自然と耳に入ってきたのだが、意外に思ったその視線の先がエリカの心に響いたのだろうか。>>2:197
酒が飲めないことを残念に思っていた姿を思えば、元気になったことは喜ばしい。

一方、もう一人の後輩はというと、己の言葉も彼の為に置いていたピザも機嫌を向上させる助けとはならず、人の心の難しさを感じたものだ。
これではmurmur coneyのコンマスには程遠い。]

(13) 2019/11/27(Wed) 21時頃

【人】 啓明結社 カコ

― 鎧をなくした日の話 ―

[宅本>>1:188の忠告にいやいやまさか……と言った口がエリカの焼いた鴨肉を招き入れた瞬間に閉ざされ、静かに目頭を押さえる姿があったり、冗談が有馬>>1:189に通じたことが分かって得意気な顔をしたり。
 普段より衣の薄い顔はいつの間にか不安も忘れ、様々な人と料理に出会う。]

 わ。

[最後に出会ったのは、グラスに収まる宝石たち>>1:207
 エメラルドのきゅうり、トパーズのパプリカ、アメジストのレッドオニオン。琥珀のコンソメジュレが隙間を流れ落ちて、グラスの内側を伝い輝く。
 グラスを持ち上げて、その輝きを素に近い瞳に映して。
 小さなスプーンで掬い上げては、宝石たちの自然な甘みと包み込むようなジュレの優しさに酔いしれた。]

(14) 2019/11/27(Wed) 21時頃

【人】 暗黒舞踏 オトサカ

――そして数日後――

 おはよ、直。
 眠いなら客の前に出る前に顔は洗っとけよ。


[乙坂は通し勤務だ。
エリカが休みなので忙しそうだと思いながら、店長にも表を回すのを手伝ってくれとランチ後のミーティングで頼んだ。
長い付き合いなので店長に遠慮ない口も聞くが、彼女が本当に仕事をサボっている訳ではないこと、客のことも店員のこともよく見ていて、その意を最大限に最も適切なシーンで汲める長所があることを、乙坂はよく知っている。>>11

厨房では今カキカレーの煮込み中で、汗をかいたので一度着替えようとバックヤードに戻ったところで直の出勤とかちあった。>>7
あの日から直はずっとこんな調子で、デザートの味だけは落とさないものの(食いしん坊半分様子見半分で必ず一口分はたかるようにしている)、本調子には見えないままだ。

景気づけに飲みに誘おうかとも思ったが、己にはどうにも出来ない問題な気がして止めておいた。
大事な後輩が悩んでいるのに何も出来ないのは何てもどかしいのだろう。]

(15) 2019/11/27(Wed) 21時頃

【人】 暗黒舞踏 オトサカ


 シュトーレンが出るとクリスマスが近いって気になるよな。
 昔カレンズだけほじくって食ったこと思い出すわ。


[ブラックボードに書き込まれた文字>>8の上には「カキカレー」の文字。
おすすめ食材の調理は基本的に注文を受けてからのことが多いが、カレーのように時間がかかるもので客に食べて貰いたいものは予め作ってアピールするのもありなのだと数日の夜経験で知った。

ココナッツオイルでカルダモンやクローヴなどのスパイスを炒めている間、カキを細かく叩いたものも一緒に炒めている。
勿論ぷりっとしたカキそのものも後で加えるけれど、あまり煮込み過ぎると折角の食感が台無しになってしまうので、先にこうしてエキスをスパイスに移し、出汁も取っておくのだ。

その上には「鱈のパイ」。

右肩上がりに書かれた「乙坂印」のメニューを選んで貰えるように、願いを込めて丁寧に仕込む。

うさぎの巣穴は今日も客を待っている。*]

(16) 2019/11/27(Wed) 21時頃

【人】 啓明結社 カコ

[焙じ茶で夢から酔い覚まし。茶葉の香ばしさと温かさが、お腹の底の底までぬくもりを伝えてくれるようだった。]

 おかわり、なんて。あまり言わないから。
 急に言われても困るかなって思ったんです。

[焙じ茶を揺らして、少し前の言葉>>204を思い出し呟く。
 声は微睡んでいるかのように、とろんと穏やかだ。]

 でも、嬉しいって言ってもらえて嬉しかったです。
 あ、言っていいんだって思いました。
 私には、そういうものが結構あるみたい。

[例えば、先に頼むデザートみたいに。
 勝手に引いたラインは、思ったよりももっと緩くていいのかもしれない。

 最後の一口を飲み干し、カップから手を離す。
 空になった手元から顔を上げた。]

(17) 2019/11/27(Wed) 21時頃

馬頭琴の調 (村建て人)は、メモを貼った。

2019/11/27(Wed) 21時頃


【人】 啓明結社 カコ

 乙坂さんのランチ、また何度でも食べたいです。
 パスタ以外の料理ももっと食べたいです。

 だから、また指名させてくださいね。

[椅子から降り、ヒールを鳴らす。
 鞄を肩にかければ、そこに手を差し込んだ。]

 と、いうことで。
 いついらっしゃるか、伺っても?

[計画の成功に正確なスケジューリングは必須である。
 手帳をカウンターの上に開き、鎧なき顔で余裕のある笑みを浮かべた。*]

(18) 2019/11/27(Wed) 21時頃

暗黒舞踏 オトサカは、メモを貼った。

2019/11/27(Wed) 21時頃


【人】 暗黒舞踏 オトサカ

――鴨の夜――

[焙じ茶はノンアルコールどころかカフェインも少ないので、酔うことはないだろうが。
ゆっくりと飲むその瞳が店内の照明を受けてとろりと蕩けて見えて、暫く目が離せなかった。>>17]


 おかわりって言われたら、俺は嬉しいよ。
 そうやって、カコちゃんが「言っていいんだ」ってのを増やす手伝いが出来たら、嬉しい。


[「嬉しい」と、言葉を重ねた。
化粧という武装がなくても平気なように、「こういうものだ」という塊を解していけるように。

広げられたスケジュール帳には一瞬目を丸くして、それから「ふはっ」と笑って手入れの行き届いた指からそっとペンを奪い取った。

"Lunch" "Dinner" "All"

黒板に描かれるのと同じ、右肩上がりの勤務スケジュール。
「また」が単なる別れの挨拶ではなくちゃんとした「約束」になることを、乙坂は信じている。**]

(19) 2019/11/27(Wed) 21時頃

暗黒舞踏 オトサカは、メモを貼った。

2019/11/27(Wed) 21時頃


【人】 吹牛方士 芙蓉

ええー?

カキカレーとシンハーね。

[表に出て、と頼まれれば>>15無論断るつもりもないし、言われなくともそうするつもりだった、
 が、敢えて言われると対価を求めたくなるもの。
 これも長い付き合いというやつのせいかもしれない。]

あと、カズくんも無理しないこと。
通しも増えたでしょ。

[カキカレーは半分ジョークでも、これは本気の対価。
 新しいシフトも長くなってきたとはいえ、逆に疲れの出はじめるころだ。
 人をサポートに呼び出すくらいだ、全力で使ってくれなくては困る*]

(20) 2019/11/27(Wed) 21時半頃

黒い取引先 アリババは、メモを貼った。

2019/11/27(Wed) 21時半頃


【人】 啓明結社 カコ

― 名残の秋が過ぎて ―

[手帳を開く。12月ページには、赤い丸がふたつあった。
 ひとつは、以前>>18からあった最古参。24の数字の下には「コンサート」の文字。]

 搬入物はB倉庫にお願いします!
 ホールさん所有の物と混ざらないよう、
 ラベルと備品リストは必ず確認、照合してください。

[今年新設されたコンサートホールで行うクリスマスピアノコンサートはオファーしたピアニストの演奏だけでなく、子どもたちが参加できるような合奏パートもあった。
 今日はホールの休館日を利用しての機材搬入日である。]

 …―― はい、お疲れ様でした!
 ヘルプの皆さんもありがとうございました。
 本番まであと少し、頑張りましょう!

[終わりの挨拶なんて、朝会で聞く校長先生の話みたいなものだ。シンプルでいい。
 腰から折るお辞儀で感謝を述べた後、手を軽く叩いて解散の旨を伝えた。
 各々が次の仕事に向かったり家路についたりするのを見ながら、軽く伸びをして歩き出す。]

(21) 2019/11/27(Wed) 21時半頃

【人】 啓明結社 カコ

[あれから、メイクが変わった。
 詳細は省くが、3割減と言ったところ。

 同期は気づいたし、同僚は気づかなかった。
 後輩は嬉しそうだったし、課長は少し残念そうだった。

 ショーウィンドウに映る自分の顔は、戸惑いが混じりながらもどこか晴れやかだ。]

 あ、忘れてた。

[イルミネーションがちらちら見られるようになった通り、ショーウィンドウの前で立ち止まる。
 その拍子に冷えた首元を髪の束が払った。身震いする。]

(22) 2019/11/27(Wed) 21時半頃

【人】 啓明結社 カコ

[これまで、murmur coneyに足が向かうのは突然だった。
 ちょっと失敗した日、疲れた溜まってきた頃、
 緊張する仕事が決まったお昼、踏ん張りどころ。
 自分じゃ補いきれない元気を、美味しい料理で。

 だから、来店の予定を手帳に書き込むのは二度目だ。
 最初はアップルパイ、次は――ふたつめの丸の下には、右肩上がりの文字で”All”>>19と書かれている。
 足取りは軽く、ヒールの音が踊るようだ。]
 
 ……ま、いっか。

[タイミングが悪かった日、偶然の再会と神様からのご褒美があった。
 鎧をなくした日は、待望のデザートと不思議なご縁、変わる青や自分だけの料理に出会えた。

 心踊る今日は、どんな夜になるだろう。
 ボードに並ぶ文字>>0>>8>>16に笑みを浮かべ、揺れる一本の尻尾を揺らしてうさぎ穴の扉を開けた。*]

(23) 2019/11/27(Wed) 22時頃

啓明結社 カコは、メモを貼った。

2019/11/27(Wed) 22時頃


【人】 剪毛工 レナータ

[書店のショーウィンドウにもクリスマスの気配は近い。
結局12月の幼児向けイベントはあのままくるみ割り人形をネタにすることが決まり、題して【みんなで雪とお菓子の国を探検しよう】。
さすがに書店の中を走り回らせることはできないので、近くの色んなお店に協力してもらってカードラリー形式にし、最後に書店長扮するドロッセルマイヤーさんのところに来ると子供向けの文房具とお菓子の入ったプチギフトをもらえるという内容だ。

食事もだが今まで色んなものを疎かにしてきた十代は当日にするちょっとそれっぽい服装に向けた買い物へと同僚に連れ回され]

…無理。

[体力よりも精神力が試されるウインドウショッピング。
これまでご縁のなかったスキンケアグッズやらヘアアクセサリーやら、やってくるのは子供とその親なのに何がどうしてこうなったのだろう]

(24) 2019/11/27(Wed) 22時頃

【人】 剪毛工 レナータ

[ようやく解放された頃には日も落ち始め、疲れた体に寒さが染みる街角]

…what??

[掛けられた声に振り返る。
日本語で話しかけられたので、別に日本語で返せばよかったはずなのだが。
どちら様だか、はて、首を捻ると同時に一歩後退すればお下げも遅れて一歩後へ*]

(25) 2019/11/27(Wed) 22時頃

剪毛工 レナータは、メモを貼った。

2019/11/27(Wed) 22時頃


啓明結社 カコは、メモを貼った。

2019/11/27(Wed) 22時頃


【人】 啓明結社 カコ

― murmur coney 店内 ―

[扉を開け、店内へ入れば、外と違う暖かさにほっと肩の力を抜く。
 年の瀬の寒さを払うようにコートを脱ぎ、足は調理の手元がよく見えるカウンター席へ。]

 こんばんは。
 今日は……エリカちゃんがお休みかな?

[厨房にいるのかもしれないが、少なくとも新しい青を見つけられなかった。
 手帳に書かれた"All"の文字はそういうこと>>15だったのだろうか。
 軽く首を傾げると、いつもと違う>>1:88髪が揺れた。*]

(26) 2019/11/27(Wed) 22時頃

【人】 暗黒舞踏 オトサカ



 勿論サーブしますよ。酌だって。
 裏の方は全然手伝えないしね。


[店長の「交換条件」は願ってもないこと。>>20
求められるならいくらでも頑張りたい性分を見越してか、心配と忠告が入るけれど。]


 俺は割と薄情なところがあるからなぁ。
 俺が必要じゃない場面にまで首は突っ込みませんて。


[蒸したカキを殻から取り外して、その美しい白に目を細めた。
後は注文後にこれを入れて少し煮るだけ。*]

(27) 2019/11/27(Wed) 22時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

[バックヤードで欠伸をしてたら、あちこちから声が飛んできた。>>10>>15

 えー最近は遅刻してないっすよー。
 ほら、今日もギリギリセーフでしょ。

 あー。カズさんのコーヒー飲んだら
 とっても目が覚めそうな気がするなー。

[揶揄ってくる店長に、時計を指差してむくれたあと。
棒読みでカズさんのコーヒーをねだったりして。

背中にかかった声には、きょとりと振り返った。]

 はは、俺そんな軟に見えます?
 ほら元気元気。大丈夫っすよ。

[店長にニカッと笑って、手をひらひら。
シュトーレンの熟成確認にとりかかった。
店長って仕事してないようで、ほんとよく見てるから。>>11
おそらく空元気だって、バレバレだろうけど。]

(28) 2019/11/27(Wed) 22時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

[そして、よく見てるのはこの先輩店員も。>>16

 でしょー。
 この間、商店街の本屋行ったら、
 クリスマス特集してたんすよね。
 そんで、ああ作んなきゃって思い出して。

 うわーカレンズだけ食べるの邪道っすよ。美味いけど。

[商店街の書店では季節ごとのイベントなんてのもやってるらしい。
書店の壁に貼られてたビラをに書かれていた、次のイベントの題材は『くるみ割り人形』。お菓子の国へ誘われるお話だ。>>24
カードラリー面白そうだけど、あれって大人も参加していいのかな。]

(29) 2019/11/27(Wed) 22時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

 カズさん、ちょっと前の夜に来た女の子、覚えてます?
 ほら、スープ作ってあげたお客さん。
 伶菜さんていうんすけど、
 その本屋のバイトさんなんすよねー。

[おまけに、上着を忘れて帰ったシンデレラ。>>2:160
さすがに時間も遅かったから、そのあと明るい通りまで送って行ったのだ。
大人しめというか、遊んでるって感じの子でもなかったし。あの時間じゃ親が心配するのではと、ちょっとだけ気になっていた。
でもそんなこと、書店のレジで聞くのはなんとなく憚られて。]

 んー、普通に仕事してましたけど。
 でもあんま、顔色良さそうじゃなかったかな。

 あ、カズさんもシュトーレン味見してみます?
 生地しっとりめに作ってみたんすよね。
 ほい、どーぞ。

[フルーツとナッツがごろごろ入ったシュトーレンを、カズさんの口の前に差し出しつつ。ボードに加えられてく文字を見ながら、カレーが賄い分まで残ってるといいなと思ったり。
とりあえず考え事とか色々は横に置いておいて。エリちゃんが休みの分、気合入れて仕事しよう。*]

(30) 2019/11/27(Wed) 22時半頃

【人】 暗黒舞踏 オトサカ


 いらっしゃい、カコちゃん。
 外寒かっただろ?

 うん、エリちゃんは休みだよ。
 もしかして用があった?
 伝言くらいならLINEするけど。


[今日のメイクは「意図的」だ。>>22
自ら重装備を解くその中身はきっと「つよさ」がアップしているのだろう。]


そうやってると印象変わるね。
今日は、待ち合わせ?


[異なるのはメイクだけではない。
項の白はあまりじろじろ見るものではないから少しだけ視線の落としどころを躊躇った。*]

(31) 2019/11/27(Wed) 22時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

[なぜ英語?]


怪しい者じゃない。
ちょっと小粋なイケメンお兄さんだ。

[何を言ってるのか自分でもわからないし何で声をかけたのかと問われれば何となくとしか。
見た顔があったから何となく。]


寂し気なgirlが見えたものでね。

[素面で何を言ってるのやら。]*

(32) 2019/11/27(Wed) 22時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

[そして早速、今夜もうさぎの穴にお客様がご来店。>>26

 あ、桐野江さん。いらっしゃいませー。
 コート預かるっすよ。

[カウンター席へ向かう彼女からコートを預かれば、スタンドにかけて。
用意したおしぼりとレモン水のグラスを置いていこう。

カズさんの待ち合わせか問う声に、ふと。>>31

 そいえば。今日は宅本さん、一緒じゃないんすね?

[ここのところ、なんとなく一緒に来店するイメージがあったけど。今日は忙しいのかな。*]

(33) 2019/11/27(Wed) 22時半頃

【人】 暗黒舞踏 オトサカ

――少し前――

 ハイハイ、淹れてやるから。
 無理した笑顔は開店後まで取っとけ、余計疲れるぞ。  ――ん、


[空元気は見ているこっちが切ない。>>28
棒読みのリクエストにも己の名前が入っているならば、煮込む火を弱めてコーヒーを淹れよう。

差し出された一切れは、「邪道」の食べ方をせずに、ぱくりとかぶりつき。>>30]

(34) 2019/11/27(Wed) 22時半頃

【人】 暗黒舞踏 オトサカ


 ああ、あの子な。
 あれから店来てねぇから大丈夫かなと思ってたけど、バイトが出来てんならまあよかった、のか……?
 食うこと自体躊躇ってたぽいし、でもスープは美味そうに最後まで飲めてたし、味覚障害っつー訳でもなさそうだし……。

 顔見知りならあの子が倒れねぇ内にまたおいでって誘っといてくれよ。


[ただ一度だけの来店でも、放っておけない雰囲気があった少女の様子を思い出す。
何がきっかけであれ、後輩の興味や視野が悩みのタネからずれるなら、それを利用させて欲しいという性格の良くない考えも混じってはいるが。*]

(35) 2019/11/27(Wed) 22時半頃

宇宙原理衆 ウツギは、メモを貼った。

2019/11/27(Wed) 22時半頃


暗黒舞踏 オトサカは、メモを貼った。

2019/11/27(Wed) 23時頃


【人】 剪毛工 レナータ

…。

…何か。

[いや、十二分に怪しい。
じり、じり、後ろに壁はないが往来で後退するのにも限度がある。
寂しげとはどういうことなのかわからないが、何となく前進はしづらい。
どちらかといえばバイト仲間がイベントのためと口実を作って散財したかったのに付き合わされたというのが正しい気もするのだが、だからといって荷物を置いて逃げるわけにもいかない。
グレーのバッグを懐にかかえ込み]

人違い、じゃ、ないですかね。

[ちょっとだけ急ぐ足取りで踵を返す。
本人が怪しくないとはいうものの、頭の中は1番近い交番か、警察見回り店舗か、どちらか近くになかったかと。
人間不信ここに極まれり*]

(36) 2019/11/27(Wed) 23時頃

【人】 啓明結社 カコ

 こんばんは、乙坂さん。
 寒かったですねぇ。冷凍庫に入った気分でした。

 いえいえ、大丈夫です。
 エリカちゃん探すの、癖みたいなものなので。
 ……不審な者ではありませんよ。

[素直に口にしてから少し後悔した。
 間違いではないが、語弊がある。両手のひらを向け無害アピール。]

 そうですか? たまにはいいかなって。
 でも冬じゃなくて良かったかも。結構冷えちゃいました。

[無害の片手を項のカイロに変えながら、カウンターへ視線を滑らせる。]

 まぁ、そんなところです。
 黒いシャツのお兄さんを待っていまして。

[選んだのは、乙坂>>31の前の席。椅子に腰かける。
 軽くなった鎧は、楽しげ笑みを隠さずに乗せた。*]

(37) 2019/11/27(Wed) 23時頃

【人】 吹牛方士 芙蓉

え、ほんとに?
約束ね。

[もらえると思っていなかったカキカレーが確保された>>27
 表に出る足取りも軽くなろうというもの。]

薄情ねぇ。
でも、必要とされたら動くんでしょ。
カズくんのことはいつでも必要だから、ほどほどにしてほしいの。

[うちの店員たちはまったく働き者だ。
 若手が空元気で笑う>>28のまで見せられたら、過保護にもなろうというもの。]

(38) 2019/11/27(Wed) 23時頃

【人】 啓明結社 カコ

[宇都木>>33へ、いつものようにコートを預ける。
 彼に対していつもという感覚が増えてきたことが嬉しくて、笑みは尽きることがない。]

 こんばんは、宇都木さん。
 今日もありがとうございます。

[それにしてもたった数日でそう感じされる彼の人懐っこさは、とても素敵なものだ。
 おしぼりやレモン水の給仕を受けながら、ふと投げられた問い>>33に目を瞬かせた。]

 宅本くん?
 今日は別々です……というか、これまでも別々です。
 初めて夜ここに来た日、たまたま再会してね。
 高校の同級生なの。

[打ち明けたことで、ここで宅本の年齢が明かされる日が来なくなってしまたかもしれない。ふとそんな懸念を抱いた。
 いつかの気遣い>>1:247を思い出しながら、そんな必要はないと一人首を横に振る。*]

(39) 2019/11/27(Wed) 23時頃

【人】 吹牛方士 芙蓉

……そういう子にこそ、うちが寄り添えたらいいんだけどね。

[>>30>>35ふたりが話すお客様のことは、意識の端にあった。
 それだけ気がかりだったとも言える。

 お客様に添った、そのときに一番合うものを。
 それは口にしないが店の信条だ。
 今はただの独り言として、まだ静かな店内の空気に溶け。]

(40) 2019/11/27(Wed) 23時頃

【人】 黒い取引先 アリババ

 
あ……。

[踵を返す少女の後ろ姿を見送る。
追いかけてまで何かの用もないわけで。]


ナンパ……失敗……になるのか?

[帽子のつばを少し引いてその陰で、自嘲とも苦笑いともあるいは微笑みともつかない笑いを浮かべた。]*

(41) 2019/11/27(Wed) 23時頃

【人】 吹牛方士 芙蓉

[やがて。]

――いらっしゃいませ。
エリちゃんじゃなくてごめんなさいね。

[うさぎがレディの手を引いて、穴に呼び込んだ>>26
 一馬と直が丁重に迎え入れたから、こちらは軽く笑いかける程度*]

(42) 2019/11/27(Wed) 23時頃

【人】 啓明結社 カコ

― 来店直後 ―

[芙蓉>>42の姿がホールにあった。
 お昼時の忙しい時間帯に姿を見ることはあったが、夜に見た機会は少ない。珍しいのだろうか。
 そもそも通った母数が違う。信憑性のあるデータは取れない。]

 もう、芙蓉さんの意地悪。
 ……ふふ、こんばんは。
 芙蓉さんのお顔を見られて嬉しいです。

[だから、素直な気持ちだけを言葉にした。
 向けられる笑みに微笑みとひらりと振る手を返し、今宵も暖かな店内へ足を踏み入れた。*]

(43) 2019/11/27(Wed) 23時頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

─ 少し前 ─

[やっぱりバレてる。>>34

 別に無理してないっすよー。
 やったー、コーヒーいただきまーす。

[これは本当。空元気だけど、無理してるつもりはない。でも最近上の空になること、ちょっと増えたかも。
仕事中は気をつけないとと戒めながら、淹れてくれたコーヒーを受け取って。
ブラックのまま一口飲めば、苦味が眠気を彼方まで追いやってくれる。]

 食べるのを躊躇う……?
 あーだから外で店に入るか迷ってたのかな。
 うーん、でもなんでっすかね。お腹空いてなかったとか?

 はは了解っす、今度会ったら誘っときますね。
 黒いおにーさんが会いたがってたって。

[面倒見の良さを茶化しつつ。横から入る店長の言葉に、こくりと頷いて。>>40
コーヒーを飲みほせば充電完了だ。*]

(44) 2019/11/27(Wed) 23時半頃

【人】 暗黒舞踏 オトサカ


 不審?
 誰もそんなこと思わないから安心して良いよ。
 スタッフとお客様が仲良しであるのは同僚としちゃ嬉しいし。


[無害アピールに向けられる手に笑った。>>37
おしぼりとレモン水は直が出してくれたので、乙坂はまだカコと対面したままでいる。>>33

待ち合わせならば宅本?とも思ったが、先日の彼のエリカに対する態度を見る限り違うような気もする。
同級生なの、と答える彼女に二人の親しさに合点がいくが、再会して同席して――芽生えたものはなかったのだろうか。>>39
それとも今日は他の誰かと、と考えたところで、カコから答え合わせが。>>37]

(45) 2019/11/27(Wed) 23時半頃

【人】 暗黒舞踏 オトサカ


 ……俺?

 はは、俺の為にその恰好を?
 調子に乗らせても料理くらいしか出せねぇよ?


[楽し気な笑みはそれ自体は少し幼く見えて。
しかし発言はしっかりと大人の女性のウィットに富んだもの。

笑ってそれを受け止めて、ブラックボードを指さした。
さて今日のご注文は?*]

(46) 2019/11/27(Wed) 23時半頃

【人】 剪毛工 レナータ

[兎のようには逃げられないが、1番近い交番は駅前で、見回り店舗で妥当なのはコンビニだろう。
なぜならあの手の店舗は防犯カメラが設置されているので、状況証拠を残すということに長けている。
振り返るのが何となく怖くて足早に進んだ先、見えて来る安心安全あかいとびらのうさぎのお家。
100%安心とは言い難いが全く知らない店よりはずっといい。
3匹のこぶたがプリントされたグレーを抱えて、計らずしもシンデレラよろしく上着を忘れたあの店へ]

…こ…こんばんわ…!

[道場破りのような勢いはないが今日も顔が神妙になってしまう。
明らかに自分が年齢層にあっていない客だと分かっていても今は頼らざるを得なかった。

まさか、先程の声の主と縁があったのがこの店なんて知る由もない*]

(47) 2019/11/27(Wed) 23時半頃

オトサカは、カコが選ぶ食材を待っている。

2019/11/27(Wed) 23時半頃


【人】 暗黒舞踏 オトサカ


 あ、いらっしゃい。 ――噂をすれば、か?
 直、頼める?


[慌てたように入ってきた新たな客は、先程まで裏で話していた「書店バイトの女の子」だ。

既にホールに出ていた直に接客を任せることにし、己はまだキッチンに立つ。
気にはしていたが直が言うように会いたがっていたかというと特にそうではない訳で。>>44
今己の目の前には、己の客がいるから。]

(48) 2019/11/27(Wed) 23時半頃

アリババは、ウツギに話の続きを促した。

2019/11/27(Wed) 23時半頃


アリババは、オトサカに話の続きを促した。

2019/11/27(Wed) 23時半頃


アリババは、カコに話の続きを促した。

2019/11/27(Wed) 23時半頃


【人】 啓明結社 カコ

[乙坂>>45の笑みに、役目を終えた両手を解放する。
 乙坂の内心の疑問には気づくことなく、楽しげに笑みを形作る口は答えを紡いだ。]

 ふふ、正解です。

 料理しか出ない?
 最高じゃないですか。
 私、乙坂さんの料理を食べに来たんですよ。

 ……でもそんな風に言ってくれるなら、
 もっと頑張ってくれば良かったな。

[髪が邪魔で纏めて、外し忘れていて。エリカとの会話を思い出してそのままに。
 そんな事情と乙坂>>46の言葉は釣り合わない。
 少し悩んでから、鞄へ手を伸ばした。
 取り出したのはワインレッドのシュシュ。買い物に出た際、目に留まったものだ。]

 よし。

[後頭部にある以上対面していては何も見えないだろうけれど、これは気持ちの問題だ。だって嬉しかったから。それだけのこと。]

(49) 2019/11/28(Thu) 00時頃

【人】 啓明結社 カコ

[ボードに並んだ魅惑の食材、料理たち。
 その中から宝物を見つけるように真剣に眺め、ある一点でしせんを止める。]

 カキカレーください!

[見慣れた文字>>19をなぞるように、淡い色の唇が最初のメニューを選んだ。*]

(50) 2019/11/28(Thu) 00時頃

【人】 吹牛方士 芙蓉

……あら。
こんばんは、いらっしゃいませ。

[噂をすれば影、と思ったのはこちらも同じ。
 駆け込んできたアリス>>47に席を勧める。
 カウンターか、テーブルか。彼女の心の向く方に導いて、椅子を引こう。
 直が来れば、身を引いて任せるつもり*]

(51) 2019/11/28(Thu) 00時頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

 ああ、そうなんすか?
 よく一緒に来店されるイメージあったんで、てっきり。
 ……って、二度目は俺がメール送ったんでした。

[初日はともかく。
アップルパイの日にここで会うのは必然である。>>39

 ああ、同級生だったんすか。
 古い知り合いって感じで話してたから、納得です。
 この店で再会って聞くとなんか嬉しいっすねー。
 
 まだレシピは考え中なんすけど、
 そのうちマカロンとかモンブランの日が決まったら
 またメールしましょうか?

[さすがに女性に年齢を聞くことはしませんよ。こわいもん。
桐野江さんの雰囲気がやわらかく感じるのは、メイクや髪型のせいだけじゃなくて。なんか変化があったんだろうか。
なんとなくスッキリのびのびして見える姿に、目を細めていたら。

今日の彼女の待ち合わせ相手が聞こえてきて。黒い先輩をちらりと見ながら、へー、とこっそりにまにま。>>46*]

(52) 2019/11/28(Thu) 00時頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

[そして、噂をすればなんとやら。>>47
カズさんの声に、頷きをひとつ。>>48

 いらっしゃい、伶菜さん。
 ……あれ、ここまで走ってきたの?
 どうかした?

[店長の声と一緒に入口まで出迎えに行けば。>>51
前回と違う意味で、なんだか様子が変だと気づく。]

 とりあえず、座って休む?
 お水持ってくるね。

[コートを脱ぐようなら預かろう。*]

(53) 2019/11/28(Thu) 00時頃

【人】 啓明結社 カコ

[扉が開く音>>47に振り返ると、見覚えのある女の子の姿。]

 こんばんは。

[客である自分に言われた訳ではないけれど、彼女の様子に思わず返してしまったのだ。
 どうしたのだろうと首を傾げつつ、乙坂>>48が宇都木に案内を頼む様子を耳にして、今度は会釈でも手を振るでもなく、ふんわりとした手招きを。]

 寒かったでしょう。
 暖かくしてね。

[近くに呼び寄せるのではなく、扉の前よりもっと内側へ、と。
 この前会った時よりも穏やかな笑みで、新しいお客さんを歓迎した。*]

(54) 2019/11/28(Thu) 00時頃

【人】 啓明結社 カコ

 アップルパイの集いは熱かったですねぇ。
 あの時はいろいろありがとうございます。

[宇都木>>52の言葉で蘇った数日前のことを、懐かしむように目を細める。]

 ね、びっくりしちゃいました。
 宅本くんとの再会とアップルパイの約束で、
 あの日の印象がらりと変わったんですよ。

[タイミングが良くて、幸運がやって来て。
 終わり良ければなんて言葉があるが、正しくといった一日だった。
 ふと、何かを思い出したように鞄を膝に乗せる。]

 わ、嬉しいです。
 アップルパイも美味しかったし、
 他のも同じくらい食べたかったから。
 メール、楽しみに待ってますね。

(55) 2019/11/28(Thu) 00時頃

【人】 暗黒舞踏 オトサカ


 ――じゃあ「次」も、頑張って来てよ。
 なんてね。


[一歩間違えばセクハラになりかねない会話は、カコが少しでも引くようならば引き上げるけれど。
鞄から登場したシュシュが髪を彩るのをカウンター越しに少し乗り出して見つめ「似合うよ」と言うくらいは、許されるだろうか。>>49]

 了解、カキカレーな。
 俺の料理を食べに来たっつって、食材選んでリクエストするんじゃなくて最初っから俺が作ってたのを選ぶんだから、

[カレー鍋は厨房にある。
了解、とともにその場を離れかけ、一回振り返った。]

 すげーわ、カコちゃん。
 すげぇ嬉しい。

[にっと笑って再び厨房へと。]

(56) 2019/11/28(Thu) 00時頃

【人】 啓明結社 カコ

 あと……はい、これ。

[取り出したのは包装された小さな箱。中には藤色のハンカチがはいっている。
 直後自身の後頭部を飾るワインレッドに出会うに至った、買い物の主役だ。]

 アップルパイのお礼です。

 食べ物は渡せないし、手作りは違うし、
 高い物だと困らせちゃうし、

 ……で、これ。
 宇都木さんに似合ってるなぁって思ってたので。

[指し示すのは腰に揺れるバンダナ。
 柔軟で包み込むような、彼にはそんな印象を抱いていたから。]

(57) 2019/11/28(Thu) 00時頃

【人】 暗黒舞踏 オトサカ

[乙坂が作ったカキカレーの具は、所謂「おうちのカレー」とは少し異なる。
具体的にはごろっとしたじゃがいもやにんじんが入らない。

カキのたたきとスパイスを炒めたところに入れるのは、みじん切りした玉ねぎとセロリ。
そこにトマトピューレを入れて煮込んである。
食べる時に感じる食感は、直前で一緒に煮る蒸しガキの弾力のみだ。
コーンスターチを少量加えてとろみが出てきたら醤油で味を調える。

ライスもターメリックで色づけたものではなく、シンプルに出汁昆布を一枚入れて炊き込んだもの。
そこにとろっとしたカレーをかけ、カキを配置する。]


 お待たせ、カキカレーと、こっちは白菜の浅漬け。
 昆布茶と塩だけで漬けてるから薄味だけど美味いよ。
 福神漬けみたいな刺激を求めてんなら出してくるけど。


[付け合わせもカレーに合わせて少し優しめの味に。
ふわりとカレーの匂いが店内に広がった。*]

(58) 2019/11/28(Thu) 00時頃

【人】 啓明結社 カコ


 お仕事であることも知ってますけど、
 ちょっと頑張ったの「ちょっと」が嬉しかったので。

 ありがとう。
 宇都木さんのお菓子はどれも楽しくて美味しいです。

[女の子の案内へ向かう前に手渡そうと、箱をもう一息分前に差し出した。
 無理強いするつもりはないから、すぐに手を引く準備はしている。*]

(59) 2019/11/28(Thu) 00時頃

【人】 剪毛工 レナータ

[開いた扉に向かう瞳は八つ。
ひえ、と、小さく上げてしまう悲鳴の情けなさよ]

す、すみませ…あの…
……知らない人に声をかけられたので…その…ちょっと…

[まさかその知らない人を自分以外が知っているなんて知りもしない。
気づけば懐のこぶたたちも随分苦しそうな有様だった。
まず見覚えのあるおにいさん>>53が見えたことで強張った肩に入る力を少し抜く。

どう考えても店に来た理由がおかしくて、休むかどうか尋ねる声に返事をしようとする己を柔らかく招くエレガントな指先>>54に思わず見惚れて視線が流れるその爪先を追った。
自然と向かう先はカウンター、キッチンを覗ける高さのスツールを店長>>51自ら引いてもらう有り難さに恐縮する様は、こういった席に座り慣れていないことが明白だろう。

カウンター越しにおとさかさん>>48の姿を見れば裏声のウサギを思い出して思わず唇を噛み締めた。
自分がコートを着たままだと思い出したがこの間忘れてとりに戻る醜態を晒したことを思えばちょっと預けづらい気持ちもあるが最終的には預けることにする*]

(60) 2019/11/28(Thu) 00時半頃

【人】 暗黒舞踏 オトサカ

[慣れない動作でカウンターまでやってきて椅子に腰かける少女が己の顔を見て唇を噛むのには少し怪訝顔。
乙坂としてはまさかあの裏声うさぎがそんなにウケたとは知らないので。

その怪訝も、彼女の来店理由を聞けば歪みに代わり。>>60]


 何だそりゃ、一大事じゃないか。
 声かけられたのってこの近くで?

 いいよいいよ落ち着くまでここで座ってな。
 何か注文しなきゃとか考えなくても良いから。

 勿論食いたいモンあったら作るけど。

(61) 2019/11/28(Thu) 00時半頃

【人】 暗黒舞踏 オトサカ

[カキカレーは出して注文は落ち着いている。
その前に、カコが直にプレゼントを渡すのを見ている。>>57
そして、直は少女と顔見知りで。]


 ――――……

 店長、俺外見て来ましょうか?


[諸々を考慮し、カウンターから出て外の様子を伺うのは己が適切であろうと。
まさかその相手がよく知った人物だとは知らないまま。**]

(62) 2019/11/28(Thu) 00時半頃

暗黒舞踏 オトサカは、メモを貼った。

2019/11/28(Thu) 00時半頃


【人】 黒い取引先 アリババ

[少女と遭遇してよりしばらく。
かるく腹ごしらえをしてからいくつかの店をはしごした。
酒、食事、特筆すべきものはないが、アルコールの沁みた肌に夜風が気もちいい。

今日もスマートフォンが着信を報せる。]


そんな時間か……。

(63) 2019/11/28(Thu) 00時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

───ハイ、ロイエ。
   ああ、ホテルにはいない。
   どこだっていいだろ。
   もう商談は終わった。
   一人だ。
   ここにもどこにもそんなのはいない。
   ああ。わかってる。
   わかったって。
   俺もアイシテル────

(64) 2019/11/28(Thu) 00時半頃

【人】 吹牛方士 芙蓉

知らない人?

[それは一大事だ、と思うのは一馬>>61と同時に。
 優しく声をかける一馬とは反対に、ぴり、と少し気を張り詰めた。]

いい、私がいく。
カズくんは店にいて。

[そこは否を言わせるつもりもなく。
 責任者として前に立つことを選んだ。
 男女の差はあれ、店員をそんなことで外に立たせるわけには行かない。]

(65) 2019/11/28(Thu) 00時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

[ロイエ・ミッターランド。
北欧を拠点にするミッターランド海運のその社長令嬢。
珍しく泥酔といっていい程に酔いに酔った翌朝。
目を覚ましたとき横に彼女の姿があった。
それがまさかミッターランドの令嬢とは知らず、その日商売のために設けた席で思わず顔を引き攣らせた。

まさか所謂ワンナイトラブ>>112でしたなんてことが言えるわけもない。

いつのまにか彼女は自分の秘書で婚約者になっていた。
愛情があるわけじゃない成り行きでそうなっただけ。
でも、たった一夜で何が彼女をそうさせるのか。
世界中どこにいても一日一度は必ず彼女からの連絡が入る。
アイシテルの言葉と共に。

ask for it.
身から出た錆だ───]

(66) 2019/11/28(Thu) 00時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

[アップルパイ、と自分で話題を振っておいて。
思い出しかけてしまった記憶を頭の隅に追いやりながら。>>55

 はは、承りました。
 じゃあ準備できたらまたメールします。
 勿論、エリちゃんにも声掛けておきますねー。

[二つ返事で請け負って。
カウンターを離れようとしたけど、まだ何かあるらしい。
首を傾げて待っていたら、小さな箱にきょとんとして。]

 え、お礼って悪いっすよ。
 作るのは仕事だし、代金ももらってるし。
 むしろリクエストしてもらって嬉しかったし
 ……似合ってます、か?

[箱の窓から覗く色とバンダナを交互に見ながら。
他の誰でもなく、自分のために選んでもらった色だとわかれば、くしゃりと顔が緩み。]

(67) 2019/11/28(Thu) 01時頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

差し出された箱を、受け取った。>>59

 そういうことなら、受け取っておきます。
 「ちょっと」頑張った自分へのご褒美ってことで。
 ありがとうございます。

[ハンカチより何より、その気持ちと言葉が嬉しかったから。箱を大事にエプロンのポケットしまいながら。]

 そうそう。今日のシュトーレンは、常温でも美味しいけど
 冷やしたり温めたりすると
 また違った味わい方ができるんすよ。

 是非、デザートまでにどうやって食べたいか、
 考えといてくださいね。

[今日のデザートのおすすめの食べ方なんて誘惑を、お返しして。
照れ混じりの人懐こい笑顔を浮かべ、新たなお客さんを迎えにいこうか。*]

(68) 2019/11/28(Thu) 01時頃

【人】 吹牛方士 芙蓉

[うさぎ穴を飛び出せば、寒風が肌に沁みる。
 けれど、寒いなどと弱音吐くつもりはない。
 店の周りをぐるりと見渡し。
 少し近くを歩いてみて。

 ふと声>>64が聞こえた気がして、顔をそちらに向けた*]

(69) 2019/11/28(Thu) 01時頃

【人】 黒い取引先 アリババ

[何が不満かって?
彼女は奇麗だしとても献身的だ。それだけなら人に自慢もできるが、でも一緒にいると息が詰まる。
彼女が悪いとは言えない。自分自身の問題かもしれない。

だから結局、仕事と称して彼女から逃げるように世界中のあちこちに飛んでいる。
それももうしばらくの間だけ。

年が明ければ晴れて婚約者は妻へとクラスチェンジ。
今はそれまでのモラトリアムといったところ。

故郷の日本を堪能したらあとは人生の墓場だ。]

(70) 2019/11/28(Thu) 01時頃

【人】 啓明結社 カコ

 ……来て、いいんですか?
 なんてね。

[投じられた言葉>>56に虚を突かれたように背筋同様伸びた睫毛を上下させ、それから伺うような声音で返した。
 付け加えるように添えた真似事は、乙坂に比べればぎこちないものだったかもしれない。
 いろんな意味で近づく距離には視線を真正面から受け止めながら「ありがとうございます」と告げた後、照れを隠しきれずに目を泳がせた。]

 だって、乙坂さんと一緒に待っててくれたお料理でしょ?
 それは食べなく……ちゃ……。

[厨房へ向かう姿に当然のように贈った言葉は、振り返った乙坂の笑みに途切れた。]

 っ、反則じゃない……?

[不意打ちに取り繕うこともできず赤くなった顔を隠すように手を口元へ。
 厨房から彼とカレーが戻るまでに元の調子に戻ることを、己の急務と課した。]

(71) 2019/11/28(Thu) 01時頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

[あ、やばい。怖がらせちゃったかも。>>60
大人が総出で声を掛ければ、まあ、そうなるよね。

そんな苦笑をしていたら、女の子の証言に目を丸くして。
カズさんと店長の声に振り返り、頷きを。
ここは、店長に任せるのが適任だろう。]

 そりゃあ、こわかったよね。
 ここまでよくがんばったね。

[預かったコートをスタンドにかけながら。
席が決まっただろうかと振り返れば、カウンターを見る視線に気が付いて。]

(72) 2019/11/28(Thu) 01時頃

【人】 啓明結社 カコ

 いえ、お待ちできるのが有りが……じゃなくて。
 すごい。思ってたカレーとちょっと違いました。
 スープ……じゃないですね。とろりとしてる。

[運ばれて来たのは、インパクトのある一皿>>58だ。
 白く輝くお米に、旨味の茶色がスパイスの香りを鼻の奥へと送り込み、胃袋を刺激した。
 そして見紛うことない主役の貫禄を見せる牡蠣が、その身体をカレーのベッドへ横たわらせている。]

 いただきます。

[背筋を伸ばして、手を合わせる。気と胃が逸れど、幼い頃から習慣づいた習慣は外食でも変わらない。
 しかし一度食前の約束を果たしたなら、すぐにスプーンへと手が伸びた。
 ご飯とカレーを半分こ。小さな銀の皿にもうひとつのカレーライスが完成する。]

(73) 2019/11/28(Thu) 01時頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ


 伶菜さん。今日は、カウンターに座ってみる?
 調理してるのが間近で見れて、面白いよ。
 特にカズさんの早さは神業か!ってくらいすごいんだ。

 よければ、どうぞ。

[静かなテーブル席よりも、他へ意識を逸らした方がいい気分転換になるだろうかと。
カウンターへの興味を後押ししてみよう。

勿論、テーブル席でも構わないけれど。*]

(74) 2019/11/28(Thu) 01時頃

【人】 啓明結社 カコ


 ……!

[口に入れた瞬間、スパイスの風味が一気に爆ぜた。
 それぞれの良いところが絶妙に噛み合い、複雑な風味がまろやかな舌触りになっている。
 海と山の競演を噛み締めるように目を閉じた。]

 ……。

[一口目を噛みしめ終えると、次は牡蠣を掬い上げる。
 つやつやぷりっぷりの身体を持ち上げ、つるりと唇の上を滑った牡蠣が口の中へ。ルーがその後を追いかけた。]

 ……?

[違和感がないことに違和感をおぼえた。
 牡蠣とカレー。全く違う食材なのに上手く手を取り合っている。ルーに牡蠣の味が染み込んでいるからだろうか。
 牡蠣のクリーミーさが、カレーの香りを決して邪魔しないところもいい。
 トマトの仄かな酸味や野菜の甘味も輪郭を丸くする一因となっていて、スパイスの個性を上手く和らげているよう。]

(75) 2019/11/28(Thu) 01時頃

【人】 啓明結社 カコ

[白菜の浅漬けをぱくり。
 塩気に昆布茶が合わさることで、絶妙な風味が広がる。
 優しい爽やかさが口内をリセットしてくれる感覚に、小さな吐息が漏れた。]

 美味しい……無限に食べられる……。

[カキカレーとの真剣勝負の後、どこかうっとりしたような表情で呟く。
 それから、視線は乙坂を探した。姿を捉えると、きつめの目元が和らぐ。
 ――ふ、と。目を笑みの形に細めた。*]

(76) 2019/11/28(Thu) 01時頃

黒い取引先 アリババは、メモを貼った。

2019/11/28(Thu) 01時頃


黒い取引先 アリババは、メモを貼った。

2019/11/28(Thu) 01時頃


宇宙原理衆 ウツギは、メモを貼った。

2019/11/28(Thu) 01時頃


【人】 啓明結社 カコ

[宇都木>>67の内心は知る由もない。
 先日も、彼はきっと店に出ている間は笑みを絶やそうとはしなかっただろう。
 ただ帰る時に少し元気がないような気がして、ちょうどお礼したいことが目の前にあって。]

 ありがとうはこちらこそです。
 あ、いいですね。
 頑張ったことは、素敵なことですから。
 素敵なことには、ご褒美が似合う。

[宇都木の手に渡った箱を見つめる。
 何より重要なのは物ではなく、インパクト。もちろんハンカチも吟味を重ねたものであるが。
 驚きに広がった場所に、感謝の気持ちが広がるといい。
 そう願って、箱から視線を外した。]

 え。

[穏やかな気持ちに飛び込んできたお得情報>>68
 咄嗟に出た声は一音だけだ。
 女の子の元へ向かう宇都木を見送った後、難問に挑むような表情で悩み始めた。口元は楽しそうに微笑んでいる。*]

(77) 2019/11/28(Thu) 01時半頃

【人】 啓明結社 カコ

[女の子>>60の言葉にはピクリと反応して、緩く視線をそちらへずらした。
 芙蓉を始めとした3名の声を聞きながら、口を挟むことはせずに、必要以上に目を合わせることもしない。
 ただ、心配そうに眉尻は下がっていたかもしれないが、安心させるように口元には笑みを浮かべていた。]

 芙蓉さん、気をつけて。
 いつだって力になりますので。

[話し合いの末、芙蓉>>65が様子を見に行くと決まった時はさすがに口を開いた。
 1人で無理はしないようにと、協力を惜しまない旨を伝え、見送る。]

 うん、よかったら。

[宇都木>>74の声を聞き、先程より形を持った手招きを。
 手元から、カレーのいい香りが漂っている。**]

(78) 2019/11/28(Thu) 02時頃

啓明結社 カコは、メモを貼った。

2019/11/28(Thu) 02時頃


【人】 黒い取引先 アリババ

 
[視線。
向けられている。]


……?

[火をつけていない煙草を銜えたまま、こちらも視線を向ける。アジアンテイストな服装の女性。
たしかあの店の“店員“。
あらぬ容疑を掛けられているとも知らず。目は合っただろうか。]*

(79) 2019/11/28(Thu) 07時頃

黒い取引先 アリババは、メモを貼った。

2019/11/28(Thu) 07時頃


【人】 黒い取引先 アリババ

─ 蒼い目のタイガ ─

[有馬 大我の生は両親の死から始まる。
父の商売が失敗し父と母は生まれたばかりの一人息子を置いてこの世から消えた。
遺された大我を引き取ったのは父方の祖父母。だが元より母との結婚に反対していた祖父母は父の選んだ女と同じ目の色をしている大我に冷たかった。

家では最低限の生活は守られたがそれだけだった。
食事が出されることはなく、その代わり金を与えられた。食事だけでなく一事が万事、大抵のことはそうだった。

学校に上がれば、やはり青い目を理由に虐められた。もちろんやり返しもしたが。
祖父も祖母も、そして他人もこの目を嫌った。
そして自分自身も次第にこの血と青い目を疎むようになっていった。]

(80) 2019/11/28(Thu) 09時頃

【人】 黒い取引先 アリババ

[高校卒業を控えて祖父が他界し、祖母も間も無くして祖父の後を追うようにしてこの世を去った。
財産は親戚がほぼ食いつくしていって残されたものなどほとんどなかった。]


……美味いな。

[葬儀や手続きやらが終わってひと段落したとき、ひと摘み口に入れた仏壇に備えられた砂糖菓子。
胸焼けしそうなほど甘ったるいただの砂糖の塊は、しかしそれまで食べたどんな甘味よりも美味しく感じられた。]

(81) 2019/11/28(Thu) 09時頃

【人】 吹牛方士 芙蓉

[男性の声がして意識を向けたが、それがしばらくぶりの常連さんと気づけば表情も緩む。
 ほ、と安堵に息ついて、目があった方に数歩。]

こんばんは、有馬さん。
今日は寄られる?

[咥え煙草からは煙は立たず。
 タイミングが悪かったかと思いつつ、薄着の寒さも忘れて店長自ら呼び込みなぞ。]

(82) 2019/11/28(Thu) 09時頃

【人】 黒い取引先 アリババ

[金の髪に青い目、そして黄色い肌はアイデンティティの置き所について大いに悩ませてくれた。
日本にいれば外人の血と言われ、外に出れば黄色い肌と嘲笑われた。
今思えばそんなものはただの思い過ごし。そんな差別的でないことの方が圧倒的に多かった筈だが、若かったあの頃はそれに気づくことなく、それには多くの時間が必要だった。]

(83) 2019/11/28(Thu) 09時頃

【人】 黒い取引先 アリババ

 
……どうしようか。
食事はもう済ませたし。

[軽く食事は済ませてしまっている。
どちらかというと酒を飲みにパブかバーにでも行こうと思っていたところだったが。]

でも。
“美人さん”が俺を待っているというなら。
行かないわけにはいかないな。

[ニヤッと笑みを浮かべて、そう芙蓉に答えた。]*

(84) 2019/11/28(Thu) 09時半頃

【人】 吹牛方士 芙蓉

美人?
相変わらず口が上手くていらっしゃる。

飲むだけでも構いませんよ。
リップサービスのお礼にこっちも一杯くらいサービスしちゃおうかな。

[笑みに上がる口元に、こちらも機嫌よく。
 戻るついでに上着でも取ってこようかな、と思うのは、他愛ない会話のうちに冬の寒さを思い出したから。

 まさか、彼が件の不審者とは欠片も考えていない。]

(85) 2019/11/28(Thu) 10時頃

【人】 暗黒舞踏 オトサカ

[カコが乙坂の真似をするのはランチの裏声うさぎ>>0:106以来だ。>>71
あの時と同じ、照れによるものか少しぎこちなく付け加えられた「予防線」の言葉。

客が来ることを拒む店員はいないので、この「来ていい」は「乙坂の為に頑張った格好をして」というのにかかっていると自惚れても良いのだろうか。
近づいた距離、照れて泳ぐ目元で震える綺麗な睫毛が目に入り胸元がざわめくのを落ち着かせるのに、「待ち時間」は乙坂にも必要だった。>>73]


 スープ状だとライスに浸透するのが早いからね、べしゃっとならないようにとろみづけしてあるよ。


[市販のルーのように入れたら自然にとろみがつくものでもないので、コーンスターチを。
片栗粉程ぽってり固まらないし、じゃがいものすりおろし程重くもならない。

いつも通り丁寧な食事前の所作に目を細め、その手がスプーンを携えて完璧に小さなカレーライスを作ってから口に運ばれるまでを見守った。
彼女が味わう時の、目を閉じた表情を見逃したくなくて。>>75]

(86) 2019/11/28(Thu) 10時頃

【人】 暗黒舞踏 オトサカ

[しっかり煮込んだカレーが、そのスパイスを中和するような浅漬けが、カコに受け入れられたと確信すれば、「料理人」としてはそれ以上じろじろ見ていてはいけない。
少女がカコの手招きによってその身を椅子に落ち着けたなら、直の言葉>>74に呼応するように、「レナちゃん」の方を見て眉を上げて笑みの形を作った。]


 "カズさん"ての、俺ね。
 乙坂一馬です。こないだは苗字しか言わなかったから。


[その笑みも、少女が裏声を思い出して唇を噛めば怪訝なものに変わったのだけれど。]

(87) 2019/11/28(Thu) 10時頃

【人】 暗黒舞踏 オトサカ


 いや、危な――


[女性に任せる訳には、と制そうとしたのを、強い視線で逆に留められた。>>65]


 ……何かあったらすぐ呼んでくださいよ。


[彼女の矜持を奪うのは本意ではない。
ただ、いつでも控えているのだという意思だけはドアに向かう店長のお守りに。]

(88) 2019/11/28(Thu) 10時頃

【人】 暗黒舞踏 オトサカ


 じゃあ俺は暫く待機しときますかね。
 そうそう、気分転換に何か口にしたいなら、直のシュトーレン、おすすめ。

 さっきカコちゃん――こっちのお姉さんね、にも言ってたけど冷やしたり温めたりで味わいが変わるらしいから良かったら試してみて。

 俺はさっきちょっと冷えたのを貰ったけど、フルーツの甘味がぎゅって濃縮されて、生地は外側の固さと中のしっとりしたのがギャップで美味かった。


[レナを困らせるつもりはないから、追い詰めないように「おすすめ」だけを残したなら、食べ方を考えるカコにもひとつのヒントを。>>77

そして少し離れ、ケトルで湯を沸かし始める。
湯煙が室内の温度と湿度を上げてくれれば外から店長が戻った時に冷えを緩和できるだろうし>>85、レナが温かい飲み物を欲するならばすぐに提供できるように。**]

(89) 2019/11/28(Thu) 10時頃

暗黒舞踏 オトサカは、メモを貼った。

2019/11/28(Thu) 10時頃


暗黒舞踏 オトサカは、メモを貼った。

2019/11/28(Thu) 10時頃


【人】 黒い取引先 アリババ

 
いいね!
話のわかる美人さんだ。

[火をつけてない煙草をしまい、彼女が店に戻るようなら少し遅れて訪問しようか。]*

(90) 2019/11/28(Thu) 10時半頃

【人】 吹牛方士 芙蓉

有馬さんも。
話の分かるお客さんですね。

[煙草をしまうのに双眸を細めて微笑む。
 先導するようなかたちで、うさぎ穴へ戻っていった。
 寒風が吹き抜けて、髪を揺らす。
 思わず震えそうになって。きゅ、と肩を縮こめた。]

(91) 2019/11/28(Thu) 12時頃

【人】 黒い取引先 アリババ

─ 有馬大我の恋 ─

[>>2:112苦笑いを浮かべるだけだった。
ワンナイトラブ、遊び、客観的に見ればそうなのだが。

ただ一夜の恋が本物ではない誰が決めた。
いい女がいれば話をしたいし、一緒に食事をし、酒を交わし、共に朝を迎えたいと思うことは自然なこと。
欺瞞に満ちた永遠を誓うぐらいなら、はじめから本気の一瞬だけでいい。

それをただの遊びで恋ではないというのなら、有馬大我は恋をしたことがないのかかもしれない。

いや、一度だけ。
思い出すだけで目の奥が痛むような苦い思いに塗りつぶされた記憶がある。それはもう恋とか愛とかそういう次元の話ではなくなってしまったが。]

(92) 2019/11/28(Thu) 12時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

[だが、つまるところ大我の求めるものが一夜であることは間違いなかった。ただ激しく求め合う夜。世界にただ二人だけがあるような。

永遠なんて必要ない。
いつしか冷めて腐り落ちるような愛もいらない。

大我にとって恋とは、ただ一瞬煌いて何もかも真っ白に染まるような眩むような光。
刹那に燃え上がる火花のようなものだった。]

(93) 2019/11/28(Thu) 12時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

─ 兎の巣穴 ─
 
……というわけで、俺と恋に落ちないか?

ミス、キリノエ。

[隣に座って真っ直ぐにその瞳を射抜く。
蒼く鋭い視線。目を逸らすことを許さない強い視線。

刹那主義。
今この一瞬に重きを置く生き方。
享楽主義とはまた違うと自分では思っているが、だけど言ってることは結局はこういうこと。

───今晩どう?]*

(94) 2019/11/28(Thu) 12時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

─ 時間を少し巻き戻そう ─

どうも。

[店長とは知らぬ美人店員に先導される形で店へと入る。店員は見える限りでオトサカ、ウツギ。知った顔の客はキリノエとさっきの少女の二人か。]


また“縁”があったな。

[片手を軽く上げてキリノエに挨拶。
それからさっきの少女に。]


hi, how’s it going.

[今度は英語でご挨拶。]

(95) 2019/11/28(Thu) 12時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

 
スレッジハンマーを。
できればライムは絞ったものを。
それとナッツを。

[まずは一杯。
美人店員のご好意に甘えて奢られよう。]


それから二人にドリンクを。
イケるくちか?

[二人に尋ねたのはもちろんお酒のこと。]*

(96) 2019/11/28(Thu) 13時頃

【人】 啓明結社 カコ

[乙坂>>86が戻ってくる頃には動揺を鎮め、口元を覆っていた手はお行儀良く膝の上。眼前のカキカレーを見つめる目は揺れることなくまっすぐだ。
 唯一、普段晒されることのない耳の先だけが、ほんのりと赤みと熱を残している。]

 スープカレーってご飯別々ですしね。
 思ってたカレーと違ったけど、
 この見た目はやっぱり馴染みがあります。
 予想は裏切られたけど、期待は裏切らないというか。

[スプーンに伸びる手は心なしかうきうきと、絶妙なとろみのついたルーが身体の内を流れる感覚に閉じた目元が和らいだ。
 常々カレーは飲み物だと思っていたが、これは本当に噛む必要がない。
 しっかり煮込まれた材料の旨味だけが凝縮したルーと共に、ほんのり甘いライスとぷりんっとした牡蠣の食感を楽しんだ。]

(97) 2019/11/28(Thu) 19時半頃

【人】 啓明結社 カコ

 
 ……。

[一口目を食べ終え、そっと閉じた瞼を持ち上げる。
 カウンターの向こう、確認を終えたのであろう、視線の外れた姿>>87を見つめた。
 こちらが調理する手元を眺めるのと同じ、ここの人たちは皆、食べる様子を確かめる。
 少し恥ずかしいけれど、それでこの美味しさが、幸せな気持ちが伝わるなら。そう思って、いつも喜びを隠すことなく味わっている――の、だが。]

 〜〜っ、

[いつもと、全然違った。
 忙しない心臓の音に先程よりも強く目を閉じる。
 瞼の裏に、あの笑顔>>56が浮かんだ。

 頑張ったことが、彼の挑戦する理由になって嬉しかった。
 食べたいと願った料理で、喜んでくれるのも嬉しかった。

 元気になる為に訪れるお店。
 こちらが貰ってばかりだと思っていたのに、喜ぶ姿を、笑顔を、また見たいと思ってしまう。
 自覚すれば、見慣れた黒にすら鼓動が跳ねるのが分かった。]

(98) 2019/11/28(Thu) 19時半頃

【人】 啓明結社 カコ

 
 ……あま。

[カレーに混じる、数年来の甘酸っぱさ。3割減の鎧は、頬の赤みを当然のように表へ滲ませる。
 熱を逃すように小さく息を吐いて、スプーンから手を離した。

 食事が喉を通らない。味が分からない。
 ……なんて話とは無縁なようで、最後までずっと食べられると思いながら浅漬けまで完食したし、食後の余韻まで抜かりなく美味しかった。
 手を合わせる。第一戦、ごちそうさまでした。*]

(99) 2019/11/28(Thu) 19時半頃

【人】 啓明結社 カコ

― 再び扉が開いて ―

 芙蓉さん、おかえりなさい。
 大丈夫でしたか?

[芙蓉が戻ってきたのはどれくらい経ってからだろうか。暖かくして欲しい旨を伝えながら、安堵の息を零す。
 彼女と共に扉をくぐった見覚えのある姿>>95に笑みを浮かべた。]

 はい、”また”があって光栄です。
 これで三度目ですね。

[有馬に会釈をして、彼がもう一人へ話しかけると、視線は自然と女の子の方へ。]

 お知り合いなんですか?
 私の知る限りだと、お二人は二度目……かな。
 私が彼女と二度目だから当然でした。

 あ、私、桐野江といいます。
 店員さんじゃない私が言うのもなんだけど、
 落ち着くまでゆっくりしてね。

(100) 2019/11/28(Thu) 19時半頃

【人】 啓明結社 カコ

[2人の顔を見比べながら、記憶を手繰り寄せるように天井のランプを眺めた。
 思い出したような自己紹介は女の子へ。カコちゃんやお姉さんと紹介>>89してもらってはいたが、改めて。]

 お酒はそうですね、嗜む程度に。
 ……じゃあ、お言葉に甘えて一杯だけ。
 ありがとうございます。

[仕事柄、打ち上げも多い。多少は飲み慣れているつもりだ。
 しかし見た目の印象に比べたらそう強くもない。
 文字通り、嗜む程度に。
 有馬>>96に頷いて、軽いものをと注文した。
 女の子は大丈夫だろうか。様子を窺っている。*]

(101) 2019/11/28(Thu) 19時半頃

【人】 啓明結社 カコ

― それから暫くして ―

 ……どういうわけで?

[手元にはグラス、隣には有馬>>94
 鋭い蒼にそぐわない気の抜けた返事をしてしまい、軽く咳払いをする。]

 ごめんなさい。
 先約が、ありますので。

[アルコール滲むダークブラウンを細め、答えは簡潔に。]

 ……内緒ですよ?

[人差し指を自身の唇に寄せ、口角をゆったりと持ち上げた。**]

(102) 2019/11/28(Thu) 19時半頃

【人】 吹牛方士 芙蓉

――店内へ――

はーー、寒かった!

[戻るなり開口一番外気への文句。
 店内は空調も効いているし、一馬の機転もあって暖かかった。
 何ならもう出たくなくなるが、現状そうも言っていられない。
 店が忙しくて回らないならまだしも、そうでないうちは警戒していたかった。]

(103) 2019/11/28(Thu) 19時半頃

【人】 吹牛方士 芙蓉

[上着を取りにバックヤードに向かう頃には、追って有馬さんも来た頃だろう。
 桐野江さんの隣に座って、真っ向口説きにかかるのが聞こえれば>>94。]

……もう。
さっき私を美人と言った口でそういうことされるんです?

いけず。

[拗ねた調子で口を挟んだ。
 酔った調子の軽口としても、空気が軽いほうがいいじゃない。]

(104) 2019/11/28(Thu) 19時半頃

啓明結社 カコは、メモを貼った。

2019/11/28(Thu) 19時半頃


【人】 黒い取引先 アリババ


 
振られたか……残念だ。

[ダークブラウンを射抜いていたはずのブルーの瞳はいつの間にかその鋭さの欠片も失われていた。
キリノエを真似て同じ様に唇に指を当てる。]


いい女にはいつだって先約があるもんだ。

[そっと声を潜めて言うと立ち上がって声を張った。]


オトサカ!
スレッジハンマーをもう一つだ!
ライムは添えるだけでいい。

[失恋の傷はアルコールで消毒するもんだ。
なんて冗談を口にしながらケロリとさた顔でオーダーを届けた。]*

(105) 2019/11/28(Thu) 19時半頃

【人】 吹牛方士 芙蓉

[身体も温まりきらないし、不審者探しは一時中断しよう。
 まだ羽織っていない上着を、空いた席の背にかけ。]

スレッジハンマー。
私がシェイカーを振ったら、今日は私に酔ってくださいます?

[これでも、店員が増えるまではホールに立っていたし、カウンターでシェイカーを振っていた。
 昔とった杵柄――なんてほど古くもない記憶を思い起こしながら、手とライムを洗う*]

(106) 2019/11/28(Thu) 20時頃

馬頭琴の調 (村建て人)は、メモを貼った。

2019/11/28(Thu) 20時頃


【人】 暗黒舞踏 オトサカ


 あーそれ良いな、「予想は裏切られたけど、期待は裏切らない」っての。
 まさに俺が目指したいとこ。
 俺を喜ばせるのが上手いなぁホント。


[>>97淀みなく美しい所作で口元に運ばれるスプーンを、羨ましいと一瞬思ってしまった。
変態かもしれない。
邪な想いに気づかれないようにそっと外した視線の先に赤く染まる耳。
スパイスで体温が上がったのだろうと、特に疑問には思わないまま。

カコの言葉選びのセンスは前々から素晴らしいと思っていたけれど。
「口が上手い」という慣用句は適切ではない気がしていた。

彼女の言葉に、料理を食べる姿に、己を喜ばせる要素が詰まっているような、感覚。]

(107) 2019/11/28(Thu) 21時頃

【人】 暗黒舞踏 オトサカ

[甘い?
いや、チャツネは入れていないから、甘いとしたらカキの身か?と呟きを捉えたところでドアが開く。>>103
バックヤードに向かうところを見ると、不審者はまだ見つかっていないようだ。]


 店長、湯沸いてるから一回お茶飲んでからの方が――

 って、
 有馬さん。 ……いらっしゃいませ。


[上着を手に戻った店長に声をかけたところで来店者。>>95
前回の来店時、後輩を落ち込ませた「誉め言葉」を言ったのは多分彼だろうと思いつつも、にこやかに顔見知りの客の隣に腰を落ち着けてブラックボードの存在をガン無視した注文をつけるあたり、「いつも通り」の印象だ。>>96
有馬にとっては自分の言葉がどういう影響を与えたのか深く考える必要のないことだったのかもしれない。
ままならないものだと思いながらも、己に求められた「店員」としての職務を全うしようと了承を告げる。

カクテルは店長の得意とするところだったので、出ようとするのを引き留める口実に使おうか。>>106]

(108) 2019/11/28(Thu) 21時頃

【人】 暗黒舞踏 オトサカ

[ミックスナッツを袋から取り出しフライパンにあける。
乾煎りして少し香ばしい香りが立ったところでメープルシロップをとろりと回しかけ、塩を振った。
後は下に保冷剤を敷いたバットの上で冷まし、コーティングされていないピスタチオと共に盛って出すだけの簡単なつまみだ。
メープルシロップは、絡めたらすぐに火から下ろし――――]

 っやば、

[危うく焦がすところだった。
すぐそこで、まだ外の冷えも残っているような時間しか経過していないのに、あからさまな「誘い」が有馬の口から発せられたから。>>94
手元が止まる。背中が強張る。

店長が普段聞かないような声色で空気を緩ませてくれなければ、本当に焦がしていたかもしれない。>>104

「駄目だ」と強引に二人の間に割って入る資格は、単なる店員の己にはない。
その遣り取りに、己が介在する理由はない。

握る拳に血管が浮く。]

(109) 2019/11/28(Thu) 21時頃

【人】 暗黒舞踏 オトサカ

[カコはどんな表情でその誘いを捉えるのだろう。
振り返ることが出来ないままその返事を待つ。

彼女が出した答えは――とてもシンプルで相手の尊厳を傷つけない言葉。>>102

たとえ内緒の音量でも、聞き耳を立てた男の聴力を舐めてはいけない。

ふーっと長く溜息を吐いた。]

(110) 2019/11/28(Thu) 21時頃

【人】 暗黒舞踏 オトサカ


 お待たせしました、メープルソルトナッツです。
 スレッジハンマーは店長が。


[皿を出した手でカコの前の空いた皿を下げる。
彼女のグラスに入っている酒は何だろう。
此方も店長が出した筈だけれど。]

(111) 2019/11/28(Thu) 21時頃

【人】 暗黒舞踏 オトサカ


 ……待ち合わせがあるんだったっけ?


[先だっての軽口のような会話を有馬は聞いていないから。
角の立たない断り文句を裏付けるように質問するそれに自惚れが混じるのを知るのは、己と。]


 閉店まであと1時間ちょっとか……


[決して有馬のように美しい宝石のような色をしている訳ではない瞳に映る、彼女と。*]

(112) 2019/11/28(Thu) 21時頃

【人】 黒い取引先 アリババ

 
いいねぇ。

ここに───

[中指で自分の胸の中心をトントンと叩く。
もちろん胸ではない。]


ガツンと来るなら。

[まさにスレッジハンマーでの一撃のように。
自分から攻める方だが女に誘われるのも悪くない。悪くないどころかいい女に誘われて心が踊らない奴は男じゃない。]*

(113) 2019/11/28(Thu) 21時頃

暗黒舞踏 オトサカは、メモを貼った。

2019/11/28(Thu) 21時頃


【人】 黒い取引先 アリババ

[そんなことを言いながら、手元のナッツをいくつか取って口に放り込む。
甘いメープルシロップの香。
それに混ざるのは───

眉をひそめるどころか口の端を上げて薄く小さく笑みが浮かんだ。]


オトサカ。
……修行が足りないな。

(114) 2019/11/28(Thu) 21時頃

啓明結社 カコは、メモを貼った。

2019/11/28(Thu) 21時半頃


【人】 吹牛方士 芙蓉

ふふ。
ライムみたいに苦いかもしれませんよ。

[>>113ウォッカをメジャーカップで測って、くるりと反転。
 小さい方のカップに直接ライムを絞って、こちらもシェイカーに。
 添えるだけ、の希望からは逸れるが、一般的なレシピよりはずっと少ない。

 僅かなフレーバーでも、よく馴染むようにしっかりとシェイクする。
 カクテルグラスに注いで、ライムの皮を折り香りを飛ばした。]

(115) 2019/11/28(Thu) 21時半頃

【人】 吹牛方士 芙蓉

どうぞ。
私のハンマーです。

[カウンターにサーヴするときには、カットライムも添えた。
 そっと桐野江さんの方にも目配せ。
 ごゆっくりどうぞ、の合図*]

(116) 2019/11/28(Thu) 21時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

[さっすが、桐野江さん。
女性らしいさり気ない気遣いに、内心感謝しながら。>>78
伶菜さんの席が決まれば、おしぼりと一緒に彼女の前に置いたのは、ぬるめのレモン水。]

 はい、どうぞ。

[冷たいレモン水じゃ、せっかく温まりかけた指がまた冷えてしまうから。ほんの少し、はちみつを混ぜておいた。

カズさんもナイスアシスト。>>87
でも今日は裏声のオマケがないのが、ちょっと残念。*]

(117) 2019/11/28(Thu) 21時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

[そしてきりがいいとこで、自分は一旦バックヤードへ。
せっかくもらったご褒美は、エプロンのポケットに入れっぱなしだと潰してしまいそうだったから。

ロッカーを開け、ポケットから箱を取り出す手が止まる。]

 ……これは、嫌じゃなかったんだよなぁ。

[こんな風に、形になる評価が欲しかったわけじゃない。
でもさっきは、かなしくもなかったし。素直に受け取る気持ちになれたから。
一体、何が違うんだろう。
たぶんこれは、値段とか、大きさとか、そういう問題じゃなくて。]

(118) 2019/11/28(Thu) 21時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

[じっと箱を見つめて、ゆっくり思い返す。
二人の言葉、声色、目の動き、表情。
時間が経った分だけ、今は冷静に考えられて。
ようやく。]

 ああ……そっか。

[すとんと、腑に落ちた。

気づくと同時に自分の我儘っぷりも自覚して、苦笑いを浮かべながらも、数日ぶりにスッキリした顔で。
大事に箱をしまえば、うーん、と背を伸ばし。藤色の尻尾をゆらりと揺らして仕事へ戻ろう。*]

(119) 2019/11/28(Thu) 21時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ


 すんません、戻りましたー。

[暖かい空気と食欲をそそるカレーの匂いに店内が満たされる中、厨房に戻り。
扉が空いて振り返れば、店長と有馬さんに、目を丸くした。>>103>>90

 おかえりなさい、店長。
 え、有馬さんも? あ、いらっしゃいませ。

[確か、不審者探しに行ったはずだ。
ナンパに出ていったわけじゃない、はず。

いつも通り予測不能な、有馬さんの言動と。>>94
ノリのいい店長の軽口。>>104
半ばついてけてない状況にカズさんを振り返れば、動揺して止まる手元が見えて。>>109
なんとなく一歩、距離を取った。

こわい気配を察したとかじゃないですよ。うん。*]

(120) 2019/11/28(Thu) 21時半頃

宇宙原理衆 ウツギは、メモを貼った。

2019/11/28(Thu) 22時頃


【人】 啓明結社 カコ

[芙蓉>>104の言葉でふわりと軽くなった空気の中、有馬>>105の言葉にはただ微笑みを返した。
 カウンターに立ち、シェイカーを振るう芙蓉の姿を見ていれば、彼女>>116と目が合う。その柔和さはこの店そのもののようだ。
 目配せの意図を察すれば、軽く目を瞠った後、瞬きを二度返した。]

 ……?

[正面に向き直れば、乙坂>>112の声が降ってくる。
 瞼を持ち上げ、深い色をした彼の瞳を見つめた。
 反射的に否定の言葉が出そうになったが、直前、意味に気づいたようにハッと息を詰める。
 窺うように見つめて、返事をしようと口を開いて、また閉じて。

 ただ、こくりと頷いた。]

(121) 2019/11/28(Thu) 22時頃

【人】 啓明結社 カコ

 
 ……あっという間、でしたねぇ。

[手元のグラスを揺らす。アプリコットブランデーの甘い香りが鼻腔をくすぐった。
 先程あんなに喜んでもらえた言葉>>107も上手く出てこない。
 期待と不安と、願望と自制と、スプーン一杯分の甘さと。
 カウンターの対岸、彼の姿を瞳に映す。]

 待ち遠しい、です。

[赤くなった目元を細め、小さな声で囁いた。*]

(122) 2019/11/28(Thu) 22時頃

啓明結社 カコは、メモを貼った。

2019/11/28(Thu) 22時半頃


【人】 剪毛工 レナータ

…なんか、すみません。

[自分の一言で大人たちに神妙な気配が走ったのに気付いて、後悔してももう遅い。
どうしようと今から慌てても出した言葉に引っ込みはつかないのだ。
外を見てくるという店長>>65の言葉に、女性が見にいくのはダメなんじゃと止めるよりも先にもう店の外。
うつぎさん>>72にコートを預ける時も明るい顔にはなれなかった]

(123) 2019/11/28(Thu) 22時半頃

【人】 剪毛工 レナータ

伶菜、です。

[かこちゃん。
仕草はどこか優雅に見えて、オトナ女子に見えるのにずいぶん可愛い響きで呼ばれているおねえさん>>101の話をしてくれるかずまさん>>89が話題にあげたシュトーレンのたんごに、思わず手をきゅっと握った。
握って、解いて、ゆっくり握り直し、またほどく。
目の前に置かれたグラスにちょっと震える指を伸ばすとびっくりするほどは冷たくなくて、ほんのりレモンとあまいあじ>>117
店長が戻ってきた扉、見れば先程の見知らぬ男。
知り合いになったのは不可抗力みたいなものだけど]

…I hope you don't mind the mistake I made .

[その挨拶はわざとだろう。
見ればわかる。
未成年なんで、と小さくお姉さん越しに返した声はきっとむすくれていた*]

(124) 2019/11/28(Thu) 22時半頃

剪毛工 レナータは、メモを貼った。

2019/11/28(Thu) 22時半頃


【人】 暗黒舞踏 オトサカ

[このナンパ師はどこまで見抜いているのだろう。>>114]


 焦げちゃいないんですけどね、作り直します。
 失礼しました。


[苦笑して、「舌が敏感でなければわからない」程度にベストタイミングを逃したナッツの器を下げる。
流石に焦がしたものを客の前には出さない。
ただ、「しまった」という瞬間があったものをサーブしたのは、身勝手な嫉妬と、早く彼女の瞳に己を映したかったが故。

料理人より前に男が出てしまったことを見抜かれては下げるしかない。

そして今度は完璧なタイミングで作り直したものを出す。
その分のお詫びとしてバニラアイスを添えて。
メープルウォールナッツとバニラの相性は最強だし、アイスクリームは酒で火照る身体を冷ましてくれる良いつまみだ。]

(125) 2019/11/28(Thu) 22時半頃

【人】 暗黒舞踏 オトサカ


 食べてると時間が過ぎるのが早いよな。
 今日はお客さんも少ないし、ゆっくりして行けば良いよ。

 直のシュトーレンの食べ方は決まった?


[>>122店員の自制をまだ脱ぐ訳にはいかない。
覚えたての若者ならいざ知らず、もう良い歳なのだから。

ああでもその酒精に染まるカオは狡い。
「俺も」と、逸る気持ちを口に出しそうになってしまう。*]

(126) 2019/11/28(Thu) 23時頃

暗黒舞踏 オトサカは、メモを貼った。

2019/11/28(Thu) 23時頃


馬頭琴の調 (村建て人)は、メモを貼った。

2019/11/28(Thu) 23時頃


暗黒舞踏 オトサカは、メモを貼った。

2019/11/28(Thu) 23時頃


【人】 啓明結社 カコ

[女の子――伶菜>>123>>124の様子には安心させるように微笑んだり、むすくれた声に若さを感じてまた口角が上がったり。
 未成年ならばと、焙じ茶が美味しかった話を雑談のように振ったりした。]

 はい、そうさせてもらいます。
 まだ食べたい物もあるし。

 ……そう、それです。
 私が越えなければならない難問。

[浮かれども、決して分別は見失わず。
 乙坂>>126の言葉に、これまでと変わらない食に真剣な姿で悩みを告げた。]

 やっぱり温かい方かな……。
 あ、鱈のパイって温かいですか?
 それなら冷やしてもらおうかなぁ。

[右上がりの相棒>>16のことだって忘れていない。
 食べたい物二つを前に、乙坂へ相談をひとつ。*]

(127) 2019/11/28(Thu) 23時頃

啓明結社 カコは、メモを貼った。

2019/11/28(Thu) 23時半頃


【人】 宇宙原理衆 ウツギ

[今日はカウンター席に座っているから。
食べ物の単語に、伶菜さんの落ち着かなさ気に動く手が見えてしまった。>>124

そういえば食べること自体を躊躇ってるって、なんでだろう。
不審者のくだりと繋がりがあるとは思いもせずに。有馬さんに返す淀みない英語にすごいなぁと感心しつつ。
年相応らしいむくれた顔にはくすくすと。]

 レモン水、おかわりいるなら入れようか。
 他に何か気になるものとかあれば
 注文も受けられるし……

 シュトーレン、気になるなら試食してみる?

[カウンター越しに声を掛けてみた。
変わらず明るいといえない顔だけど、この間の困りきった顔よりは大丈夫そうな気がしたから。*]

(128) 2019/11/28(Thu) 23時半頃

【人】 暗黒舞踏 オトサカ


 焙じ茶、ここで煎るから香りも楽しめるよ。


[カコのおすすめに追撃を。>>127
少女は下の名前しか名乗らなかったし、他にも常連で下の名前を呼ぶことなど複数あるのだけれど、カコの前で「レナちゃん」と呼ぶのは己が何か嫌で、名前を呼ばずに話しかけるという構図になっている。]

 パイは保温してあるから温かいよ。
 ちょっとだけ切り分けて来ようか。

 シュトーレンも薄く切って貰って「どっちも」て選択肢もあるけどな?


[更に悩みを増やすようなことを言って、厨房へと足取り軽く。

シュトーレンは直の字。
おすすめ食材は店長の字。
必然的にカレーとパイの右肩上がりは乙坂だと簡単な推理でも辿り着けるだろうけれど、指名のまだないそれを拾い上げてくれたことがとても嬉しかった。]

(129) 2019/11/28(Thu) 23時半頃

【人】 暗黒舞踏 オトサカ

[鱈のパイは、まず切り身にした鱈を更にそぎ切りし、塩と酒を振ってレンジで加熱をして臭みを取る。
蒸かしたじゃがいもを半月切りにしたものを、ジェノベーゼソース(ランチの仕込みで既に作ってある)を塗ったパイシートに並べ、卵黄を多く入れて作ったマヨネーズにすりおろしにんにくとオリーブ油を混ぜたソースをかけて、ところどころに輪切りのオリーブでアクセントを。
卵黄をパイの縁に塗ってオーブンで焼いたホールを8分の1程度に切り分けた。
白い皿にサラダ水菜を散らし、パイを置いたならオープンキッチンへ。]


 見てな。


[その手に握られたミニトマトを3つ、するすると薄く剥いて薔薇の形に成形した。
オープンキッチンでのプレゼンには慣れている。
閉店時刻が待ち遠しくても手元が狂うことはない。

3本の薔薇の花言葉は、果たして彼女に伝わるか。

微笑んでカウンター越しに「告白」を捧げた。*]

(130) 2019/11/28(Thu) 23時半頃

黒い取引先 アリババは、メモを貼った。

2019/11/28(Thu) 23時半頃


【人】 宇宙原理衆 ウツギ


 ふは、「どっちも」てのもできますよー。

[カズさんの追撃に乗じて、桐野江さんへ更なる追い打ちを投げつつ。>>129>>127

シュトーレンの注文が入りそうな気配に、塩をひとつまみ入れたホイップクリームを泡立てていく。
温かくても冷たくても相性がいいトッピングだ。
ふわっとしたクリームと一緒に食べると重めの生地を緩和してくれて、ぺろりといけてしまう仕様だ。*]

(131) 2019/11/28(Thu) 23時半頃

【人】 剪毛工 レナータ

焙じ茶。

[おねえさん>>127の言葉によぎる辛い思い出。
バイト仲間が最近開店したその行きたいというから飲み物だしと付き合って並んだのは冬の雨の日。
心身凍るような1時間半のあとようやく辿り着いたレジでミルク抜きのドリンクはできないと言われ、クリームチーズ系の下はストレートだというのでクリームチーズ抜きの焙じ茶(しかもホットがなかった)にしてもらってさらに15分待たされ出てきた焙じ茶にはクリームチーズが乗っていて、作り直してもらうのを待つのにさらに15分。
随分時間と価格が高くついたあの焙じ茶は、飲み終わるのに5分もかからなかった。

辛い思い出だ]

(132) 2019/11/29(Fri) 00時頃

【人】 剪毛工 レナータ

ええと、あったかい紅茶と…試食じゃなくて、その、あんまり量は食べられないし、冷たいのもあったかいのも食べてみたいんですけど

[シュトーレンが頼めるなら頼みたい意思表示。
それでも作り手>>128に対して言葉を発する戸惑いが残る。
でも、以前来たときには蕪もポタージュにしてもらえたのだ。
だから]

(133) 2019/11/29(Fri) 00時頃

【人】 剪毛工 レナータ

……シュトーレンをプディングにしてもらうのって、出来るんですか。

[ダメで元々。
けれど蕪のポタージュ以来すこしづつだが食べることを思い出せるようになった今なら、それが食べられるのではないかと*]

(134) 2019/11/29(Fri) 00時頃

【人】 啓明結社 カコ

 あ、またそういうこと言って!

[宇都木>>68も乙坂>>129も、どうして悩みを増やして去っていくのか。
 そっくりな提案の仕方と悩みそのものに楽しさしか感じなかったから、彼の背を見送る瞳は言葉よりももっと柔らかかった。

 追撃からの追い打ち>>131に、「どっちも」を選択したのは言うまでもない。
 この仲良しさんめ! 冷たいのください!]

(135) 2019/11/29(Fri) 00時頃

【人】 啓明結社 カコ


 来ましたね、魅惑の三角……。

[戻ってきた乙坂>>130の手には、水菜の上に鎮座する鱈のパイの姿。
 プリンともアップルパイとも違う三角から、美味しそうな匂いが漂っていた。]

 ? はい。

[言われるまま素直に、乙坂の手元を見る。
 その手とナイフがするするとミニトマトの形を変えていく様子に、わ、とか、え、とか。感嘆の声を漏らした。
 三輪の薔薇が赤々と咲く皿が、オープンキッチンとの境界線に置かれる。手を伸ばして、それを受け取った。]

 ……。

[薔薇を見つめる。いち、にぃ、さん。
 考え込むも、縁のなかった言葉までは覚えていない。
 帰ったら調べてみようと思うのは、乙坂の視線に意味を感じた気がしたからだ。
 だから答えを知らずともほんのり耳を赤らめて、はにかむように微笑んだ。]

(136) 2019/11/29(Fri) 00時頃

【人】 啓明結社 カコ


 ん……!

[サクサクのパイの下、眠るのは甘いお菓子ではなく、塩気のあるおかずである。
 バジルの香りと濃厚なマヨネーズのようなコクと酸味、にんにくの風味も効いている。
 鱈のほろほろとした舌触りにじゃがいもとオリーブが食感のアクセントになって、パイの中でサーカスでも開催されているようだった。
 個性ある団員たちの演目と添えられた薔薇。
 一輪を口にすると、爽やかな甘酸っぱさが口内を駆け抜けて行った。]

 やっぱり頼んで良かったー。最高に美味しいです。
 1ホール食べられちゃいそう。

[美味しい時に量でその気持ちを伝えがち。気をつけてはいるのだが、油断しているとつい。
 頬が落ちないよう片手で支えながら、8分の1の三角はするすると口の中へ吸い込まれていった。*]

(137) 2019/11/29(Fri) 00時頃

馬頭琴の調 (村建て人)は、メモを貼った。

2019/11/29(Fri) 00時頃


啓明結社 カコは、メモを貼った。

2019/11/29(Fri) 00時半頃


【人】 宇宙原理衆 ウツギ

[遠慮がちな声が聞こえて、ホイップの手を止め視線を戻す。>>133

 ああ。そういうことだったんだ。
 なら、「少なめ」って選択肢もあるよ。

[困った顔の理由がひとつわかれば、ホッと顔を緩ませて。
うんうん、と頷きながら彼女がどちらを選ぶのか待っていたら。
予想外の注文に、目が丸くなった。>>134

一拍おいて、くしゃりと笑って。]

 プディングにするとおいしいの、よく知ってるね。
 本で見たりしたの?

 あ、勿論できるよ。
 ちょっと時間もらうけど待ってて。

[それは、とっておきの食べ方のひとつで。
まさか注文されるとは思ってなかったから、嬉しくなってしまう。]

(138) 2019/11/29(Fri) 00時半頃

黒い取引先 アリババは、メモを貼った。

2019/11/29(Fri) 00時半頃


【人】 暗黒舞踏 オトサカ

[焙じ茶はどうやら地雷だったらしい。>>132
何があったかは知らないが、紅茶を望むならそのように。
シュトーレンのプディング>>134なんて実はこの子本当は食通なのでは?

一応ダージリンのオータムナルを出しておくが、紅茶含めて直が選ぶならこれは使わなくても良い。]

(139) 2019/11/29(Fri) 00時半頃

【人】 暗黒舞踏 オトサカ

[手元に視線を感じる。>>136
薔薇は既に直が贈っているけれど、芸がないから違う花を、とは思わなかった。
乙坂はとてもベタな男なので、贈るなら薔薇だと思っているのだ。

ミニトマトにも負けない赤みを帯びた耳に触れたい。

でももう少しだけ、己の獣性を料理人の矜持で抑え込む。]


 はは、嬉しいけど、カレーの後ワンホールだとシュトーレンに響くよ流石に。
 気に入ったならまた焼くから、今はデザートまで余韻を楽しんでて。


[見た目より多くを食べられることはよく知っているし、自分の作ったものだけで彼女を満たしたい欲もないとはいえないが、つまみ食いをさせてもらったシュトーレンは本当に絶品なので彼女がそれを口にする機会を奪いたくはなかった。]

(140) 2019/11/29(Fri) 00時半頃

【人】 暗黒舞踏 オトサカ

[プディングには時間がかかるらしいから、やはり紅茶は己が淹れようか。

秋摘みのダージリンは、冬支度にぴったりのブラウンだ。
沸騰した湯を丸い透明のポットに入れて、茶葉がジャンピングするのを観察できるようにカウンターに置いた。
砂時計の上部が空になったら抽出終わりの合図。

温めたカップにストレーナーを置いて濁りのない液体を注いでいく。*]

(141) 2019/11/29(Fri) 00時半頃

暗黒舞踏 オトサカは、メモを貼った。

2019/11/29(Fri) 00時半頃


【人】 黒い取引先 アリババ

 
ワタシのハンマー?

[なんだかその言い回しがおかしくて笑ってしまう。
ライムの香りそれからウォッカ、空気を含んで幾分柔らかく感じたとしても喉をしっかりと焼いていく。
やはり酒はこうでなくては。]


重いな。
たしかにガツンとくる。

[一瞬にして体中に血液がアルコールに冒されたような錯覚だった。]

(142) 2019/11/29(Fri) 00時半頃

【人】 啓明結社 カコ

[焙じ茶を伶菜>>132に勧めたら、何とも言えない表情をさせてしまった。
 申し訳ない気持ちと共にふんわり見守っていると、ゆっくり考えながら選ばれるメニューたち>>133>>134に、自然と頬を緩める。]

 ふふ。

[宇都木>>138と話しながら組み上げられる伶菜のコースは、彼女に合わせたセレクトなのだろう。
 その一歩一歩進んでいくような選び方に、寒い冬の夜、心が暖かくなる心地がして、穏やかな笑みを吐息に溶かした。*]

(143) 2019/11/29(Fri) 00時半頃

【人】 黒い取引先 アリババ

 
それで?
アンタに酔ったら……何が起きるんだ?

[挑発的な青い瞳でその”店員”を見つめた。]*

(144) 2019/11/29(Fri) 00時半頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ


 桐野江さんは、どっちもっすね。
 承りました。

[まんまと乗せられましたね、お姉さん。>>135
にまにまと笑いながら、そちらも一緒に用意しよう。]

(145) 2019/11/29(Fri) 01時頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

[ホイップクリームを置けば、オーブンのスイッチを入れ。
新しいボールでは卵と牛乳と生クリームを混ぜていく。シュトーレン自体が甘いから、心持ち砂糖は少なめに。

自分用だとグラタンサイズの耐熱皿で作ってしまうところだけど。
彼女用にと選んだのは、プリン用のココット型。
そこへ一口大にちぎったシュトーレンを入れて。さっきの卵液をたっぷりかけて馴染ませれば準備完了。

焦げにくいよう、アルミホイルでカバーして。
温めたオーブンで焼くことしばらく。]

(146) 2019/11/29(Fri) 01時頃

【人】 啓明結社 カコ

 う、そうなんですけど……。

 また食べられるなんてすごい贅沢。
 鱈のパイがメニューにあったら、
 乙坂さんのだってすぐに分かりますね。
 でも、新しいメニューだってすぐに見つけます。

 だからこれからも、
 乙坂さんの料理は、乙坂さんが書いて教えてください。

 ……ね?

[ボードを示すように視線を向けて、戻した目で乙坂>>140を見上げて。
 これからも何度だって、彼の作る料理を選ぼう。
 余韻を楽しむように伏せた瞼の下、健啖な唇は幸福な弧を描いている。*]

(147) 2019/11/29(Fri) 01時頃

【人】 宇宙原理衆 ウツギ

[仕上げに、アルミホイルを外して少し焦げ目をつけ。
皿に乗せれば、横に塩ホイップクリームも添えて。]

 どうぞ、シュトーレンプディングです。
 まだ熱いから気をつけて。

 もし食べきれなかったり、苦手なものあったら
 遠慮なく言ってくれていいからね。

[フルーツとナッツの甘い香りを漂わせながら。
カズさんが用意してくれた紅茶と一緒に、伶菜さんの前へ。*]

(148) 2019/11/29(Fri) 01時頃

【人】 暗黒舞踏 オトサカ


 ――うん。
 メインで惹かれるものがあったとしても、俺のも食ってくれるんだよな?


[ブラックボードから戻ってきた視線を受け止める。>>147]


 これからもずっと、俺の目の前でその美味いってカオ見せてよ。
 ……次のスケジュール帳にも、印つけさせて。


[瞳を通じて酔いが移ったか。
閉店時間まで堪え切れなかったことは、後で謝ろう。**]

(149) 2019/11/29(Fri) 01時頃

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