147 書架の鳥籠
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人
狼
墓
少
霊
全
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
サイモンが無残な姿で発見された。
噂は現実だった。血塗られた定めに従う魔物“人狼”は、確かにこの中にいるのだ。
非力な人間が人狼に対抗するため、村人たちは一つのルールを定めた。投票により怪しい者を処刑していこうと。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろうが、それも村のためにはやむを得ないと……。
現在の生存者は、オズワルド、シメオン、カトリーナ、グロリア、ボリス、ラルフ、レティーシャ、ホリー、ルーカス、ピッパの10名。
ホリーは、[私は、すぐに人の輪の中に戻り。何事もなかった顔で、話し合いに加わった**]
2013/10/06(Sun) 02時頃
双生児 ホリーは、メモを貼った。
2013/10/06(Sun) 02時半頃
[それは時計の針が重なる前]
[侍らす黒い獣の瞳が爛々と赤色に灯る頃]
[ようやくサイモンは君たちに気づく]
…君たちか。
色々と聞きたそうな顔だな。
あまり時間がない。手短に話そう。
[大時計は今も音をたて時を刻む]
(#0) 2013/10/06(Sun) 05時頃
魔女を殺すには亡霊を倒すしかない。
それが魔女の定めたルールだ。
亡霊は君たちの中にいる。
彼らが願いの対価に支払うのは君たちの魂。
支払われた魂は叶わぬ願いを抱いたまま
永遠に魔女の慰みの玩具となるのだ。
あのつくりものの星々のように。
[星の次は人形]
[魔女の言葉が君たちの脳裏に過るか]
(#1) 2013/10/06(Sun) 05時頃
だが、それも。――もう終わる。
私は今からこの獣を繰り
まやかしの甘言ごと彼らを滅しよう。
それしかないのだ。
[キリキリキリ]
案ずるな、手はずは―――[どこか軋む音]
[軋む][軋む]
[時計の刻みは速度を変えて]
[――魔女が時間をねじ曲げる]
(#2) 2013/10/06(Sun) 05時頃
[――鐘の音が鳴り響く――]
[響いて][響いて]
[歪み響いてまるで不協和音]
(#3) 2013/10/06(Sun) 05時頃
[ぐにゃりと君たちの視界も書架も全てをゆがめて]
[瞳見開くサイモンが人形に変じるさまも。
行き場を失くした獣は猛り狂うままクラリッサに襲いかかるさまも。
ルールを捩じ曲げた対価に髪を掻きむしる魔女は倒れ込むように眠る様子も]
[全ては一度に描かれ]
[全ては一度そこで閉じ]
[全ては書より溢れ出る]
(#4) 2013/10/06(Sun) 06時頃
[やがて]
[いつもと変わらぬサロンには。
書見台の上、本が静かにページを捲らす。
増えた配役。守護の文字。
増えた名前。クラリッサ。
ことん。
小さな音を誰か聞いたろうか。
サロンのテーブルの上に転がる人形。
サイモンによく似たそれは冷たい陶器の手触り]
(#5) 2013/10/06(Sun) 06時半頃
[君たちが目覚める頃には]
[書は役者の名前以外のすべてを記す]
[すべきことも。その術も]
[行く末の予感さえも]
[触れずとも溢れたそれらを君は*知る*]
(#6) 2013/10/06(Sun) 06時半頃
双生児 ホリーは、メモを貼った。
2013/10/06(Sun) 09時半頃
双生児 ホリーは、メモを貼った。
2013/10/06(Sun) 09時半頃
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[ぱちりと目が開くのはこれで二度目。
取るものも取りあえず、寝転んでいた床から起き上がる。]
(0) 2013/10/06(Sun) 11時半頃
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なに、が?
[何が起きたかは見た通り>>#4なのだろうが そう言わずにいられない。本当にあったことだろうか?
先程までサイモンがいた、と少なくともそう思っている 空っぽの空間を見つめて立ち尽くす。
悪い夢の中に紛れ込んだに違いないと思ってみても気持ちは晴れなかった。]**
(1) 2013/10/06(Sun) 11時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2013/10/06(Sun) 11時半頃
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[サイモンの居場所を、知らせてくれたのは誰だったか。 彼の傍に侍る異形の黒獣に、微かに畏怖の滲む瞳を 向けつつも。話>>#0>>#1>>#2に耳を傾け]
( サイモンさん!? )
( ――…だめっ。 クラリッサ…!)
[鳴り響き始めた歪んだ鐘の音。 人形に変じゆくサイモンの、見開かれた瞳と 突如として猛りだした獣が、クラリッサに向かう様に、 叫び止めようとした声は、喉元で凍りつき]
(2) 2013/10/06(Sun) 13時頃
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[書をなぞる指先――ピクリ、と指が止まる。]
……―――っ
[ぐにゃり]
[歪む空間――色彩が渦を巻く様は目眩にも似て。]
(3) 2013/10/06(Sun) 13時頃
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[傍に在ったグロリアの姿も、 己が指先さえ、歪な形を残して]
――嗚呼、私は*
[意識が落ちるのが先か、書の中身を識るのが先か。
サイモンの身に、魔女の身に。 何が起こったのかを知るのはもう少し後*]
(4) 2013/10/06(Sun) 13時頃
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( …ああ。 ほらね )
( “対価” は。 いつだって、 “等価” ではない… )
[人形に変じたサイモンと、髪を掻きむしる魔女が、 頽れるように眠りに落ちた>>#こととの関連は。 経験から、うっすらと想像がついて。
強い憤りを感じつつ、唇を噛んだのが、最後の記憶]
(5) 2013/10/06(Sun) 13時頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2013/10/06(Sun) 13時頃
双生児 ホリーは、メモを貼った。
2013/10/06(Sun) 13時頃
双生児 ホリーは、メモを貼った。
2013/10/06(Sun) 13時頃
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[軋む] [軋む]
[時間が捩じ曲げられる]
[僕はその音をティーシャの隣で聞いていた]
(6) 2013/10/06(Sun) 13時半頃
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[歪む視界は彼女の金の髪から、別のモノを映し始める>>#4]
クラ、リス……
[ただそれを見ているしか出来なかった]
(7) 2013/10/06(Sun) 13時半頃
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[ことん]
[やがてテーブルに人形が転がる、それが幾つあり誰の姿をしているか確認した僕は表情を歪め意識を手放したのだった]
(8) 2013/10/06(Sun) 13時半頃
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― 鐘の鳴る前 2階にて ―
[私がサイモンの名を呼び続けていると、ラルフやボリスも駆けつけてきた。 サイモンの傍にいる黒い獣は、正直可愛いとは言い難い。 あれが逃げたので探してくれと依頼されれば、私は通常より多めの代金を要求するであろう。]
何だ、口がきけなくなったのかと思ったぞ。
[そして彼の言葉を聞けば、表情は険しくなる。]
だから、なぜ…魔女を狩るだの、――殺すなどと。 レティ嬢にかけられた呪いは解けないではないか。
[口を挟んだのはそれだけで、続いた言葉は黙って聞いていた。]
(9) 2013/10/06(Sun) 13時半頃
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[静かに、サイモンの顔を私は見ながら、 何かが軋む音を確かに聞いていた。]
サイモン君。
[キリキリキリ] [軋み歪み、鐘の音色が混じり不快な音色が鼓膜を揺らす。]
(10) 2013/10/06(Sun) 13時半頃
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[キリキリキリ] [軋み歪み、鐘の音色が混じり不快な音色が鼓膜を揺らす。]
――――。
[私がサイモンにかけた最後の言葉は、 鐘の音に紛れて誰にも届かなかった。**]
(11) 2013/10/06(Sun) 13時半頃
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[動き出した時計。 私は今まで見なかった夢を見出す。
それは、貧しい生活の日々。 そえは、家族を失った日の出来事。 それからの孤独な生活。
だれかが泣いている。 悲しい顔をしている。
あれはレティ嬢の泣き声だろうか。 ホリー嬢はどうしてあんな顔を ―――]
[―― 早く、目を覚まさなければ。 私はやらなければならない事が あるのだから。**]
(12) 2013/10/06(Sun) 13時半頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2013/10/06(Sun) 14時頃
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― サロン ―
[目が覚めた時には、あの不快な音色もなくなぜか私はいつものように猫足ソファに横になって帽子を顔に乗せていた。]
…、…
[どうしてここにいるのか、それを疑問に思うより先。 意識を失う前の出来事が鮮明に思い出されていく。]
(13) 2013/10/06(Sun) 14時頃
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―サロン―
……んんん。
[めざめると、サロンにいた。ラルフと一緒にいたはずだが、 何故だか意識がない間に、この男はサロンに移動していたらしい。 不思議なこともあるものだが、それは「この場」においては、 さして不思議なことでもないように思える。]
オレ、難しいことはわからないッスけど。 オレたちって、単なる「生贄」に過ぎないスか。
[寝起き頭で、それだけは理解した。]
(14) 2013/10/06(Sun) 14時半頃
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漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2013/10/06(Sun) 14時半頃
漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2013/10/06(Sun) 14時半頃
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ははは……はは…。結局願いなんて叶わない…ってこと?
[がっくり、と肩を落とした様子でうなだれる。 本当に落胆しているのか、演技なのか。 それはこの男本人にしかわからないことであり。]
そうだ…オレはいつもそうッス。恵まれない。実に恵まれないッス。オレには周りの人にはいる親だっていないし、今この現在だってモテないから、彼女だっていないッス。思えば、この世に生を受けてから、いいことなんてこれっぽっちもなかったッス。この世の不幸を一身に背負って生まれたようなもんッス。オレが、オレ程度の人間が人並に「願い」なんてもつべくもなかったんスよ。ああ、申し訳ない。オレ程度の人間がそんなたいそれたことを……
[堰を切ったように。]
(15) 2013/10/06(Sun) 14時半頃
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オレが死んでも、誰も悲しまないし―覚えてもいないッ!!!
[ダンッ!―……思いっきりテーブルを殴りつけた。 見た感じでは、全身が震えているように見えるが。 本心からなのであろうか。]
オレは死んで……肉体はおろか、人の記憶の中にも 影も形もないままに、ただ「消える」だけなんスね。
[テーブルに両手をついたまま、硬直した。]
(16) 2013/10/06(Sun) 14時半頃
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石工 ボリスは、メモを貼った。
2013/10/06(Sun) 14時半頃
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[全ては一度に]
[ピッパの傍らで書の文字を目でなぞるグロリアにも 前に鐘がなったあの時のように 鐘が響くと意識は不協和音にのまれてゆく]
[視界の端では傍らの彼女も傾いでみえたけれど グロリア自身の身体が傾くのかどちらもかは知れず]
[薄れゆく意識の中。 無意識に腕にある男物の上着を握りしめた]
(17) 2013/10/06(Sun) 15時頃
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[眠るグロリアのみる世界は一面の闇。 夜闇ではなくインクを零したよう色だと思う]
[夢なのだとグロリアは理解していた。 それでも夢の中のグロリアは同じ色ばかりの世界を見回す。 何かを探して手を伸ばせば その掌には赤い爪あとが残っていた。 奇妙な夢だと感じながら手を伸ばした先に一点の光が見える]
[足は勝手にそちらへと向かう。 距離が縮むにつれて点であったものが 鳥籠の中の金糸雀へと変わる。 夢の中、書見台の上に置かれた本が映し出す幻影じみた景色]
[鳥籠の中の金糸雀がグロリアに囀る]
[――――ルーカスは亡霊ではない、と]
(18) 2013/10/06(Sun) 15時頃
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― サロン ー
[最初に見えたのは、真夜中の芝生を思わせる藍色。 腹立たしくも心地よい絨毯で、ゆるやかに覚醒を待つ。]
……、幻覚や幻聴じゃ、なさそうね。
[ボリスの声(>>14)が聴こえる。 書見台の前。ゆっくりと体を起こし、本に手を伸ばす。]
……増えてる。
[なぞる視線は、クラリッサの名と守護者の文字で止まる。 魔力の宿った不思議な本は、確認したいこと、欲しいと思った情報――皆を導いてくれるようだった。]
(19) 2013/10/06(Sun) 15時頃
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[ボリスの声>>14>>15>>16により意識は覚醒する]
……
[ぼんやりと天井を仰ぐ 知り得なかった情報も今は自分の頭の中に存在しているのを理解した]
(20) 2013/10/06(Sun) 15時頃
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――ボリス、おちついて!
[次いで、堰を切ったように零れる声(>>15)に、おろりとしたのも刹那、男が、力強くテーブルを叩く音(>>16)に体は揺れたけど。]
……頼むよ。 ね。
[苦々しくそれでも笑みを添えて――震えているのだろうか――大柄な男の背にそっと手を置く。]
(21) 2013/10/06(Sun) 15時頃
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[夢から目覚めるのはそれから間もなく。 ささやかな声がグロリアの唇から漏れた。 意識失う前と同じ場所であると知れるのは 視線の先に書見台があるのが見えたから]
[一瞬、まだ夢をみているのかとグロリアは思うけど 夢でないと知らせるのは ホリーが案じてくれた掌の赤が齎す淡い痛み]
[ゆっくりと上体を起こしてはみるものの 気怠さは残りこめかみを押えてゆると頭を振るのだった]
(22) 2013/10/06(Sun) 15時頃
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オレなんか……慰めてもなんの得にもならないッスよ。
[顔を伏せたまま、目も合わせないように。 重ねられた手は震えていた。]
自分程度、そんな綺麗なお姉さんに 慰めてもらう価値なんてないんスよ。 オレ知ってるッス。
[絞り出すように。]
(23) 2013/10/06(Sun) 15時頃
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ボリスは、手→背
2013/10/06(Sun) 15時頃
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……うるさいな、いる親に何の関心も持って貰えない気持ちがあんたに分かるの? 自分だけ不幸だなんて思わないでよ、こうなった時点で皆不幸なんだよ。 生け贄になりたいならそうやっていつまでも嘆いてれば?馬鹿馬鹿しい。
[上体を起こせばボリスを睨み付け、声を荒げることはなく淡々とそう口にした]
(24) 2013/10/06(Sun) 15時半頃
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…………。
[シメオンの言葉には微動だにしない。 「不幸に不幸重ねられても心に響かない」ということか、 どうなのかはわからないが、微動だにはしなかった。]
(25) 2013/10/06(Sun) 15時半頃
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[薄くひいた笑みは、す、と引いていく。]
……そうだね、きっと得にも何にもならない。
いいガタイしてんのに、 自分なんか自分なんかってさ。
[イラだってきたのは、"男"を願いここに来たせいか。]
この世の不幸を一身に背負ってるだァ?
価値がない、価値がないって あんた一体何に言い訳してンの?
[添えた手には、知らず力がこもっている。]
(26) 2013/10/06(Sun) 15時半頃
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[思うのは、病を患い、妻に"裏切られた"友のこと。 わかってる、これは八つ当たりだ。
ボリスを、 ボリスという人を、 知らないから、吐き捨ててしまえたことだ。
けれど、それでも、憤りを感じたのは、 "戦う"ことに目を背けていると感じたから。]
(27) 2013/10/06(Sun) 15時半頃
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や……だって…………単なる肉体労働者ッスよ。 金もないし、親もいないし…………
[ビッパの迫力に気圧されている様子。 思わず、彼女の方を見た。糸目の端が垂れている。 萎縮したのか、急に歯切れが悪くなった。]
「友達」だって……できたことないし。
[究極的に。究極的にだ。この男の願いをパラフレーズしたら。
「友達が欲しい」
というのが最適な言い換えだろう。]
(28) 2013/10/06(Sun) 15時半頃
|
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……
[今まで口にしなかった親のことまで言わなくても良かった、後から後悔する。]
はあ。
何も反応しないんだ?今の演技だったとか?
[以前から気は合わなかった。その自分だけが不幸だとばかりに声にする姿が不愉快だった。 膝を抱えて泣いていても誰も手を差し伸べてくれないと、よく知っていたからだろうか]
(29) 2013/10/06(Sun) 15時半頃
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[これでピッパにも無反応なら本当にどうしようもない男だ、とイラついて
いただろうか?以前の自分ならば。]
(30) 2013/10/06(Sun) 15時半頃
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はあ、一応ピパには返すんだ?
[いつもの彼らが見知ったシメオンを装い、じと目になる]
甘えるなよ。 作ろうともしなかったんでしょどうせ、俺なんかの友達になってくれる筈がないっすとか言って。
(31) 2013/10/06(Sun) 15時半頃
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もうどっちでもいいや、ボリーが亡霊でも人間でも
[どちらかなど知っているから当たり前だといえば当たり前だが]
さっさと人形になるかあの獣に襲われてしまえばいいよ。 ピパもやめたらこんなの相手にするの
["そうすれば君は解放されるよ"そんな風に微笑みかけたかったけれど、サイモンが余計なことをしたせいでそうもいかない。 イラついてその場にいたくなくなった、とばかりに立ち上がりサロンから離れた]
(32) 2013/10/06(Sun) 16時頃
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[>>1:180 シメオンに頭を撫でられて、私はゆるゆると目を閉じました。 >>1:181 ひとりはいや、という、呟きのような言葉。 私は、彼がひとりでいる様子をほとんど見たことがないと気付きました。 私が見ていなさすぎなのかも知れません……。
相手のことをよく見ているから、時に言葉がダガーのように光るのかしら。 刺したいわけではないのでしょう。]
(33) 2013/10/06(Sun) 16時頃
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|
………………。
[シメオンの言葉は図星だった。 シメオンに答えないのは、推察になるが、 「あまりに図星過ぎて何も言えない」ということかも。]
…………その通り…ッスよ。 オレは「戦って」は来なかったッスよ。
[絞り出すように。]
(34) 2013/10/06(Sun) 16時頃
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[飴細工のダガー、本当は甘かったのにね]
(35) 2013/10/06(Sun) 16時頃
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[そうして目をつぶったまま、私はその時を迎えたのです。]
(36) 2013/10/06(Sun) 16時頃
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|
[私は、本当に覚えていないのです。
うそ。本当は忘れたことなんてないのでしょう?]
(37) 2013/10/06(Sun) 16時頃
|
|
[私は、ボリスの慟哭で目をさまし、テーブルを叩く激しさに恐怖を覚えました。]
……ひっ……。
[もともと、体躯の大きな彼のことは苦手でした。 彼は、死んでも誰にも覚えててもらえないのでしょうか、本当に?それなら]
……うらやましいと、思います。
[心の呟きだったのに、どうして口から漏れたのかしら。]
(38) 2013/10/06(Sun) 16時頃
|
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[書架の迷宮の中、いつもクラリッサがいた場所に座った。 彼女はここで何を読んでいたのだろう?もっとちゃんと見ておけば良かった、膨大なこの本の量ではどれだか推測も出来ない。 きっと可愛い人形になっただろうに、魔女様も喜んだだろうに]
[もう一人も皆もどうして分かってくれないんだろう? 人形になっただけ、それは死んだわけじゃない、ちゃんとサイモンは皆といるじゃないか。 だってそれが死だと言うなら、僕は]
(39) 2013/10/06(Sun) 16時頃
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[僕は■■■じゃない、だって■は■■に■■じゃないか。 だから僕は■■■じゃない、魔女様が■■■くれたんだ、■■てくれたんだ。 僕の■■■、僕の■■■■■の■。 一緒に■■んだ、■人で■■んだ。 皆はここにずっと■■■■になるけど、でも魔女様と■■だから■■■ないよね?]
(40) 2013/10/06(Sun) 16時頃
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……ようやく、こっち見たね。
[睨んではいない。 ただ、瞳の光は強く、じっとボリスを目見つめる。]
金があったって 親がいたって 幸福とは限らない。 仕事がほしいのにない人間だっていっぱいいる。
私はね、多分、 ボリスより幸せな人生を生きてるんだと思うよ。
不幸だって、思ったことはないからさ。
(41) 2013/10/06(Sun) 16時頃
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(次は誰がいいかな?)
[誰もいないその場所で浮かべた微笑みは、ひび割れた陶器に似ていた**]
(42) 2013/10/06(Sun) 16時頃
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[シメオンがボリスに投げる言葉は制止しなかった。 戦ってはこなかった――と、彼がそう言うなら。]
"こなかった"って言えるんなら、希望はあるか。 ……友達がいたら、戦えンの?
[親も、金も、自信も、すぐに手に入るものじゃないけど]
だったら、もう戦えるじゃん。
[伝えたのは、それだけ。]
(43) 2013/10/06(Sun) 16時頃
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[シメオンが、ボリスに引きずられるように感情的になっています。 傷口をさらけ出すような言葉の数々に、私は目を固くつぶりました。 ピッパのように、私もなにかを言えば良いのでしょうか。 とても出来ない……。
目を開けると、どこかに向かうシメオンの背中。 追いかけなくてはいけない気がしたのに、私の足はすくんで役立たず*]
(44) 2013/10/06(Sun) 16時頃
|
|
[もう一度、ダァン!とテーブルに拳を叩きつけて ……もちろん、テーブルは壊れない。]
わかった……わかったよ。やるッスよ。
[俯いた姿勢のまま、そう呟いた。]
やってやりゃいいんスね。 どうせ、オレ程度の人間……たかが知れてるッスよ。 どうせやられるなら、一矢報いてからッスよ。
[やけくそ気味だが、とりあえず前向き?な感じには**]
(45) 2013/10/06(Sun) 16時頃
|
漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2013/10/06(Sun) 16時頃
|
[ボリスがきょとんとするようなら、いやしなくても。]
何の得にもならないことをできちゃったらもう、 友達ってーことだよォ。
あんたが"亡霊"じゃなかったら、ね。
[先程までは確かに友達などというくくりではなかった。 しかし、"ほっとけない"と思って、ほっとかなかったら、それはもう、きっとそういうことだ。]
リーナだって、そう思わない?
[昨日ボリスと楽しそうに話していたことは覚えてる。 彼女がボリスを友達と思っているかはわからないけど。 戦えるじゃないか、と。そう*つぶやいた*]
(46) 2013/10/06(Sun) 16時半頃
|
漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2013/10/06(Sun) 16時半頃
|
[幾多の声が聞こえる。 柔らかな絨毯の上でグロリアは座りそれを聞く。 立ち上がったのは一連の出来事がおさまった後。 書見台の本の文字をなぞる。 増えた役割。増えた名前。
サイモンそっくりの人形。 彼の従えた獣。 必要な情報が流れ込む]
――――……。
[一拍、二拍、間があいて]
これ、返さなきゃ……。
[腕にある上着の主の姿を探し視線をめぐらせた**]
(47) 2013/10/06(Sun) 16時半頃
|
|
―夢・1年前の地下室の記憶―
『“夜”、どうしたの…?』
[意識を失っていた間に見た夢は、 1年前の、あの夜のこと。 真夜中の寝室、頬を寄せ合うようにして眠る黒猫が。 ピクリ、突然に身動きして。 薄暗がりの中、全身の毛を、ぶわっと膨らませ。 白い牙を剥いて、激しい威嚇の唸り声を向けた、その先]
『……ホリー、ホリー…』
『さあ。母様を…迎えに行こう…』
[ノックもなく扉が開き。 暗闇の中から、虚ろに響いたのは――…父の声]
(48) 2013/10/06(Sun) 17時頃
|
|
―夢・1年前の或る夜の記憶―
[地下室の、あの暗闇>>1:9]
[揺らめく黒い蝋燭の焔]
[喉を切り裂かれた黒い子羊]
[血文字の3重円陣] [描かれた不気味な紋様]
[黒いローヴを纏った父と] [奇妙な人たち]
(49) 2013/10/06(Sun) 17時半頃
|
|
―夢・1年前の或る夜の記憶―
『……父様と母様を、愛しているかい?』
[兄と共に、無理やり立たされた血文字の円陣の真ん中で、 幼い頃のように、そう問いかけられて]
『…あ、愛しています。だから…お願い…』
[震える声で、必死に紡いだ答えと願いに。 『よかった、うれしいよ…』と、 父の唇が、奇妙に歪んだ笑みを刻んだのと。
オスカーが、咄嗟に私の身体を突き飛ばしたのと。 喉元に、激しい熱を感じたのは。ほぼ同時のことで]
(50) 2013/10/06(Sun) 17時半頃
|
|
―夢・1年前の或る夜の記憶―
[父の手に握られた短剣が、私の喉を裂いたのだと、 気付いたのは、床に倒れた後。 兄が守ってくれなければ、恐らく致命傷だったろう。
床に跪き、私の喉から流れ出る血を 必死に止めようとする兄の背後から、 父が、今度は正確に、兄の頸動脈を切り裂いて。 溢れた血で、円陣に最後の紋様を描き入れた]
[虚ろな父の声] [紡がれる呪文]
[奇妙な人々の詠唱]
[霞む暗い視界。向き合うように床に倒れた、兄の身体。 喉元から溢れ流れ出す、赤い命、いのち…。 見開かれた兄の瞳から、最後の光が失われた瞬間]
(51) 2013/10/06(Sun) 17時半頃
|
|
―夢・1年前の或る夜の記憶―
[ ぐにゃり ]
[空間が歪んで]
[何処からか、一陣の冷たい風]
[カタカタ] [カタカタ] [震える身体] [出血のせいばかりではなく]
(嗚呼、ナニカが、ヤッテ来ル…)
[霞む意識の中で、聴こえたのは。 歓喜に打ち震える父の声と、そして――……]
(52) 2013/10/06(Sun) 17時半頃
|
|
( ……にゃあ、にゃあ )
( にゃあ、にゃあ、にゃーあ)
(53) 2013/10/06(Sun) 17時半頃
|
オズワルドは、ホリーに話の続きを促した。
2013/10/06(Sun) 18時頃
|
ふむ。
[目を覚まし、ルーカスの帽子を頭の上に乗せる。 鍔をつまみながら位置を調節しつつ、]
ボリス君、冷静さを失ってはいけないよ。 魔女にとって我々は、「生贄」なのかもしれないが あの黒い獣からすれば、おそらくただの「餌」にしかならない。
シメオン君も、あまり人の感情を逆なでてはいけない。
[ピッパがボリスと話しているのを見れば、うむ、と頷きながら眺めているが。 >>46亡霊でなければ、というひと言には僅かに顔を顰めた。]
(54) 2013/10/06(Sun) 18時頃
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はたして、それを友情と言えるか…
[ぽつりと私は呟きを落とした。]
(55) 2013/10/06(Sun) 18時頃
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オズワルドは、オホン、と咳払いをひとつしてから
2013/10/06(Sun) 18時頃
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私が推測するに、あの獣はサイモン君が 魔女、そして亡霊を殺すために呼び出したのだろう。
だが、呼び出したサイモン君がいない今、 ただの獣になってしまったという訳だ。
つまり!
[ぴし、と背筋を正してここでいつものポーズを決める。 帽子の鍔をつまみながら胸を反らし、誇らしげな顔で]
我々は、亡霊と獣、両方に立ち向かわねばならない。
[そう言った。]
(56) 2013/10/06(Sun) 18時頃
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― 思い起こされる記憶の欠片 ―
[若奥様が懐妊した、と伝え聞いたのは あの日から、どれくらい経った頃だろう。
おめでとうございます
おめでとうございます
よかった
ほんとうによかった
あちらこちらで聴こえる祝辞。
感嘆、安堵の声。]
(57) 2013/10/06(Sun) 18時頃
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[ 嗚呼、なんて――― ]
[ き も ち わ る い ]
(58) 2013/10/06(Sun) 18時頃
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[そんな在る日の]
[いつもの道。 いつもの時間。]
[いつものように、友に会う。]
(59) 2013/10/06(Sun) 18時頃
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[屋敷はまだ、お祝いのムード一色の頃。
"おめでとう" "よかった"
友は、そんなことをたくさん言われたのだろうか。]
今日はちょっと、曇ってるねェ。
[もし、どこからか祝辞の声が聴こえたとしても、 友の口から妻懐妊したのだと聞かされたとしても、
いつもの笑顔で気易い相づちはうっても ―――"おめでとう"、とだけは絶対に言わなかった*]
(60) 2013/10/06(Sun) 18時頃
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オズワルドは、ピッパに話の続きを促した。
2013/10/06(Sun) 18時頃
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2013/10/06(Sun) 18時頃
漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2013/10/06(Sun) 18時頃
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―現在・サロン―
……う、ん…?
[響いた大きな音と、誰かの叫びに>>16 ふっと浮上する意識。 悪夢を見ていたせいか、ひどく頭が重鈍くて。 ふるり、一つかぶりを振ってから、周囲を見回して]
……ラルフ、大丈夫かい?
[まだ、ラルフが立ち尽くしていたなら>>1、 そう声をかけてから]
(61) 2013/10/06(Sun) 18時頃
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ここでこうしてても仕方ない、か。
[諦めて顔を上げると、そこは何故かサロンだった。 首を傾げるも、ここはそういう場所なのだからと気を取り直す]
(62) 2013/10/06(Sun) 18時頃
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―書架の中 不協和音より前のこと―
[サロンを去った後、男は書架の中にいた。 宛の無い”何か”にもサイモンへも辿り着りつくことなく書架の中をさまよい歩く。
並ぶ書の背表紙の感触。 触れ歩く指先は凹凸に微か踊る。 意思籠らぬそれは繰り人形の踊りに似て]
…
[魔女が現れても。サイモンが事を成しても。 結局のところ――]
魔法のようには 叶わぬか。
[呟き足は止まってしまう。 あざわらうような鐘の音が頭から離れない]
(63) 2013/10/06(Sun) 18時頃
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少しばかり あがいて見ようと思ったところで なかなかどうして そう、上手くはいかないものだ。
[書架に凭せた背。 座り込みたがる足に上体が前に折れ。 床へと落ちてしまいそうな顔を、 両の手の平が覆い押しとどめる]
…はぁ、
とても、……に、 見せられる顔ではないな。
[男の顔形は覆う手の中。 ランタンの灯りにさえも照らされず]
(64) 2013/10/06(Sun) 18時頃
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…うむ。
私は、
なにも能がない。 頭もろくに回らない。 病弱なおぼっちゃんだ。 かわいそうに 病に打ち勝つ事すらできぬまま 妻の不貞を暴き立てず 家族と呼べるものも気づかず
[秘めていた自虐の呟き]
(65) 2013/10/06(Sun) 18時頃
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こころ、 許せるのはたった一人
[ぽつりぽつりと落ちてゆく]
あわれな。
[言葉と裏腹、声は次第に明瞭に]
おまえにそんな想いはさせるまい。
[ゆっくりと顔面をなぞり降りる指先から 覗く男の目に宿るもの――]
(66) 2013/10/06(Sun) 18時頃
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[男の名前を記した本は 彼さえ気づかずこの書架の山のどこか。 表紙に描かれる枯れた庭。 描かれぬ土の中を誰が知れようか。
――たったひとつぶの種が宿る]
(67) 2013/10/06(Sun) 18時頃
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[鳴り響く不協和音。 嵐のように訪れる流れ込む翻弄される”全て”]
[慣れ親しんだ死の影よりも もっと明瞭にもっと荒々しく。 狂おしいほどの息苦しさ。いきを求めて喘ぐ喉。
シャツの胸元を握りしめたまま、男は書架の森に倒れ込む]
(68) 2013/10/06(Sun) 18時半頃
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―サロン―
[ピッパが、ボリスの背に手を置くのと>>21、 それに続く、ボリスとピッパのやりとりを見守って。 もう戦えるじゃん、というピッパの言葉>>43に、 はっと顔を上げた時。
耳に入ったオズワルドの「それを友情と言えるか」 という呟き>>55に、微かに華奢な肩が揺れ]
……友情でなければ、何だと?
[同じく呟き声で問い返すと、 意図を図るように、ちらと彼を見遣った]
(69) 2013/10/06(Sun) 18時半頃
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―現在―
[そのまま男は書架の中で目を覚ます。 うつ伏せた頬に当たる床は硬く冷たい。 しばらく下にしたままだったのに シャツを握りしめた腕は痺れもせずに動く]
気にいらん。
[一言、すべてに言いおいて。 床を掴んだ手がしっかりと体を起こした。
立ち上がり行く先はサロン。 誰がどの話のタイミングだったか。 シャツの胸元の皺を払いながら男は戻る*]
(70) 2013/10/06(Sun) 18時半頃
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―サロン―
……たしかに、あの獣は、魔女狩り用だったと 考えるのが妥当だと、僕も思いますが…
[続く、オズワルドの推測>>56には、 その考えは支持するものの]
亡霊とあの獣の両方と戦う…。
…オズワルドさんは。こわくないのですか?
[クラリッサの最後>>#4>>2を思い出せば、私の声は、 微かに声が震えて。こんな時にも、ポーズを決める様と、 誇らし気な表情のオズワルドに、ふと湧いた疑問を口にする]
(71) 2013/10/06(Sun) 18時半頃
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[>>16大声と続く打音にそちらを見ると 先程まで一緒にいたボリスが荒れている様子。
大声に至る前の彼の早口>>15と 不満そうなシメオンの声>>24に含まれた「親」という言葉。
自分は親について悩んだことは無い。
母親は物心つく頃に家を出てそれっきりだし、 父親はほとんど家にいたことがなく、それが普通だったから。
親切な近所の人々の世話になっていたが ある夜、父親に手を引かれて着の身着のままその街を後にした。 別れも言わずいなくなることを、幼い自分は嫌がって泣いていたと思う。]
(72) 2013/10/06(Sun) 18時半頃
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[何度かそんなことを繰り返すうち「こだわらないこと」を覚えた。
気に入った物とも、楽しい友達とも、 ある日突然、黙って別れなくてはならない。 その時思い入れのある物があると、親しい人がいると、 別れがとても辛いから。置いていく物も人も辛いだろうから。
だから、周りの何にも執着しない。 絵を描きたいという自分の欲以外には。
ホリーの夜色の髪をちらと見てすぐに目を逸らした。 こだわらない。]
(73) 2013/10/06(Sun) 18時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2013/10/06(Sun) 19時頃
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(『……父様と母様を、愛しているかい?』 )
[オズワルドの、黒に近いような髪と瞳を見ていると、 ふいに、蘇る先程の悪夢>>50]
( お父様、お父様……どうして?)
[ふっと、瞳が遠くに向かいそうになるのに、 一瞬だけ瞼をきつく瞑って堪える。
同じような髪と瞳の色をしているからといって、 オズワルドは、父のようになったりしないはずだと、 頭では、分かっているはずなのに… >>0:102>>0:322>>0:327]
(74) 2013/10/06(Sun) 19時頃
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[シメオンが、親のことを口にした時>>24と。 ボリスが亡霊でも人間でもどっちでもいい、という言葉>>32 に、微かに眉を寄せるも、サロンを出ていく背を見送って]
……?
[ふいに、ラルフのいる方から視線を感じた気がして>>73、 振り返り。ラルフが此方を見ていない様に、 あれ? と小首を傾げてから、声をかけようか どうしようかと、躊躇うような表情を浮かべる]
(75) 2013/10/06(Sun) 19時頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2013/10/06(Sun) 19時頃
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[視界の端で、髪を揺らしてホリーがこちらを振り返った>>75]
う。いや。 何でもないよ。話、続けて。
[見つめられると意味もなくひるんで、視線を避けるようにテーブルの方に向かった。]
(76) 2013/10/06(Sun) 19時半頃
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まぁ。 何もかも、これからだよ――。
[深めるも枯らすも、一方通行では未来もない。 かける言葉は誰宛か。
ボリスから離れると、 ここにきてからと変わらぬ所作で珈琲を注ぐ。]
……まさか毒入ってこともないでしょ。
[いつものように、珈琲を片手にサロンを抜けた*]
(77) 2013/10/06(Sun) 19時半頃
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―サロン―
[男が戻る頃にはサロンに友の姿はない] [サロンを一回り視線巡らすと、 書見台の前に佇むグロリアと目が合う]
もう、寒くはないのかね。
[貸した上着は彼女の腕の中。 男も書見台の前へと歩み寄ると グロリアの隣に立ち、 皆に背を向けるかたち本に向き合う]
(78) 2013/10/06(Sun) 20時頃
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[視界の端、グロリアが 身を起こすのが見えた時>>47には。 掌の内側の治り具合までは、遠目にはうかがえずとも、 微かに、ほっとしたような表情を浮かべ、 彼女が、書見台の上の本の文字をなぞる様を見守った]
……あ、うん…。 何でもないなら、いいんだけど…。
えと、こんな時だから…。 何かあったら、一人で抱えないで、言って…ね。
[ラルフのどこか違和感のある様子>>76と、 視線を合わせてくれないことに。 何かよくないことをしてしまっただろうか、 或いは、やはり、何かあったのだろうかと。 テーブルに向かう背を見つめる、夜色の瞳が不安気に揺れた」
(79) 2013/10/06(Sun) 20時頃
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[ボリスがテーブルに拳を打ち付けた衝撃>>16が心配だったが、 サイモンの姿をした陶器の人形は壊れてはいないようだ。 最後の瞬間、大きく目を見開いていた表情を忘れられない。]
これが魔女の魔法…呪い? じゃあクラリッサも、やっぱりあの獣に。
[サイモンの傍らに侍っていた黒い大犬の、赤く輝く目を思い出して震えた。 クラリッサが存在していたことの証は、書見台の上の書に新しく現れた名前だけだった。]
(80) 2013/10/06(Sun) 20時頃
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[貴方が、書見台に近付いた時には、 既にグロリアは去った後だったろうか。 彼女がしていたように、頁に指を滑らせて」
………!
[伝わってくる情報から、 新しい配役が、増えているのに気づけば]
[ “守護”の文字に。
数瞬、何かを想う様子で、夜の瞳をきつく閉じて]
(81) 2013/10/06(Sun) 20時頃
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[その書見台に書かれた内容も、 今は覗き込むまでもなく頭の中に流れ込んでくる。これも魔法か。
――魔女を殺す前に、亡霊を、ってことだ。
ピッパの言葉が脳裏に蘇り>>1:130>>1:131>>1:135 悪寒が走った。]
(82) 2013/10/06(Sun) 20時頃
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…
[グロリアの指が触れぬ方の紙面の隅へ 男の左の手がそと文字をなぞる。
増えた記述。 添えられた名。 記されずとも触れるだけで識るもの。
時折書架の隙間で 書に埋もれるクラリッサとすれ違うことがあった。 彼女の願いどころか、人となりすら知らぬまま]
(83) 2013/10/06(Sun) 20時頃
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[見回して、レティーシャの輝く金の髪が目に止まった。 サロンを離れたシメオンの背中を見ている様子に>>44 迷ったが]
大丈夫? お茶でも飲む?
[声を掛けてみた。]
(84) 2013/10/06(Sun) 20時頃
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[男の手が本から離れる頃。 ホリーもまた書見台の紙面に指を添える様子]
大丈夫かね。
[閉じた瞳が見えなくても。 微か身を竦めたように映り尋ねる声は静かに]
(85) 2013/10/06(Sun) 20時頃
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( …サイモンさん…)
[テーブルの上。 見開いた目のまま、小さな陶器の人形になってしまった サイモンを、そっと掌に取れば]
……すごく、冷たい。
[眉を寄せて、ぽつり、呟く]
(86) 2013/10/06(Sun) 20時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2013/10/06(Sun) 20時半頃
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( [何処からか、一陣の冷たい風] )
( [カタカタ] [カタカタ] [震える身体] )
[咄嗟に、あの夜>>52の、圧倒的な冷たさを思い出して ぱっと離しかけた手から。サイモンが、絨毯に 転がり落ちそうになるのを、慌てて受け直す。 傍から見れば、陶器の冷たさに驚いたように見えたかもしれない]
(87) 2013/10/06(Sun) 20時半頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2013/10/06(Sun) 20時半頃
ルーカスは、見ずとも内容の識れる本に触れたのは、手触りという実感が欲しかったのかもしれず。
2013/10/06(Sun) 20時半頃
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[戦う、って何かしら。 どうしてかしら。
どうして私、泣かないのかしら。 いつもだったら、こんな訳の分からないことになったらすぐに泣いているはずなのに。
……ラルフが声をかけてくれたから、答えなきゃ……。]
お、おちゃは……いらない、わ。
ね、ねえ私たち……これからどうしたら良いの? あの、黒い獣は、さ、サイモンさんに従っているんでしょう? でも、か、彼はもう……
(88) 2013/10/06(Sun) 20時半頃
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―書見台近く―
…え、あ。大丈夫…です。
[ルーカスに静かな声>>85を掛けて貰った際のこと。 貴方は、閉じていた目を開いて、其方を見遣り]
ありがとうございます。 ……クラリッサと、サイモンさんのことを考えていたら、 少し、かなしくなってしまっただけ、だから。
[瞳を閉じていた理由を、そんな風に説明して。 心配をかけまいと、ややぎこちない微笑みを向けた]
(89) 2013/10/06(Sun) 20時半頃
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[探していた上着の持ち主がサロンに戻り、視線が重なる。 歩み寄り掛けられた言葉>>78を聞くと グロリアはルーカスの頷き]
――…ええ。 あなたに返さなくてはと思っていたの。
[腕に掛けられた上着へと視線を落とし再度彼の双眸を見上げる]
(90) 2013/10/06(Sun) 20時半頃
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[書見台の本にグロリアが視たものは記されていない。 増えた守護の役職に、漸くサイモンを含む人数であったと知れる]
これで全員分――。 魔女の集めようとする人形は ――…私達、ということかしら。
[サイモンの面影を人形に重ねて呟いて、書から指先を離した]
(91) 2013/10/06(Sun) 20時半頃
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― サロン ―
[>>69呟きは近くにいたホリーの耳には届いたようで 咳払いをする前に、彼女の顔を見ずに返答をする。]
亡霊であれば、友ではないとは 随分な線引きだと思ったまでの事だ。
仮に、友が亡霊だとしても …私は、友だと きっと想い続けてしまうと
―― 私はそう考えていたものでな。
(92) 2013/10/06(Sun) 20時半頃
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>>71 [そして、誇らしげに言い終えると 再び私はホリーへと、今度は身体を向けて返答する。]
無論、恐怖を感じているさ。 ――…、けれど、私は負けるわけにはいかないのだよ。
だから、この背を曲げる事はない。 背を向ける事もしない。
その心意気だよ。…ホリー嬢。
[と、私は最後に彼女の名を呼んだ後、 ふと目覚める前の記憶がよみがえる。 見た事のない、彼女の顔。あれは、一体、と。]
(93) 2013/10/06(Sun) 20時半頃
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[ふと、私は生臭さを感じ、後ろを振り返りました。 すると、そこにはあの大きな黒い獣が侍っていたのです。]
っひ
[私は襲われるのかと思い身をこわばらせましたが、よく見るとその獣の瞳には感情が宿っておらず、また殺気もまとっていませんでした。 何かを待っているかのようにこちらを見ている獣。 何を……命令を……誰の…… ……私の?]
……っあ…… あっちに、いって!いってったら!!
[私は悲鳴のように甲高い声で言い、大きく腕をぶんと振り回しました。 すると獣の姿はたちまち霧散し、どこかに消えて行きました。
私ははあはあと荒い息をつきます。 あの獣の姿はみんなにも見えたのでしょうか?]
(94) 2013/10/06(Sun) 20時半頃
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[ぱちん、と指を鳴らして]
レティ嬢、さすが着眼点が良いな。 飼い主を失った犬は、おそらく野良犬同然。
正直、猫を飼いならすのは自信があるが あの犬は――…難しそうだ。
(95) 2013/10/06(Sun) 20時半頃
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―書見台―
…ん。
[ホリーから返る声に短く頷く。
向けられる瞳の色。 彼とも彼女ともつかない。 中性的に見えるのは年頃のせいだろうか。 遠目に見ても性別の判らぬ猫を思わせる。 きっと黒猫]
君はやさしいな。
[かなしいというホリーへそう言い。 向けられる笑みのぎこちなさに、 触れ慣れない猫が遠巻きにゃあとなく幻影]
(96) 2013/10/06(Sun) 21時頃
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オズワルドは、レティーシャが犬をしつけているのを見れば目を見開いて驚く。
2013/10/06(Sun) 21時頃
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[ルーカスにホリーと書を見ようとする者がいるを知れば グロリアはそっと立ち位置をずらし彼らが見やすいようはかる]
亡霊でも変わらぬのが友というものなら――… それはきっとかけがえのないものね。
[そのような存在は浮かばない。 家名と利害で繋がる関係に囲まれてきたグロリアは ホリーへと向けられたオズワルドの言葉>>92にぽつと零す]
(97) 2013/10/06(Sun) 21時頃
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レティ嬢、大丈夫か。
[一拍遅れて、レティの傍へと足早に駆け寄る。 確かに私の目には、あの黒い犬の姿があった。]
…一体、
[既に姿の消えたが、黒犬がいた方向へ視線が固まる。]
(98) 2013/10/06(Sun) 21時頃
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[>>90隣に佇むグロリアの声。 一度離れた視線は本の前でまた交わる]
その辺に置いてもらっても良かったのだがな。
[むしろ手間をかけたと言うように 小さく添えた笑みは、 借り物を置く様な女性ではないと所作を見知るから。
受け取る為に手を差し伸べる]
(99) 2013/10/06(Sun) 21時頃
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――…嗚呼。
[けれど、とグロリアは心のなかで続ける。 ちらと視線を向けるのはホリーその人。 夜色に灯る星。 ホリーがくれた言葉>>1:184は真心のものと思う]
(100) 2013/10/06(Sun) 21時頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2013/10/06(Sun) 21時頃
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[これで全員分>>91 グロリアのたおやかな指先がなぞるもの。 男の視線も数をなぞる]
亡霊を除いて、全員のな。 ああ、でも…
[男はつくりものの星空を見上げる]
もっと、多いのかもしれんな。
[星は数多。ため息が零れる]
(101) 2013/10/06(Sun) 21時頃
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[物思うのは僅かな時間。 ルーカスからの言葉>>99に戻る意識]
預かり物をどこかにおいてはおけないわ。 それに此処は魔女の家。 何が在っても不思議じゃない。 上着がひとりでに歩いて何処かに行ってしまっては大変でしょう?
[尋ねるように首を傾げて微笑むルーカスに言う。 差し伸べられた手の動きに気づくと 腕に掛けた彼の上着を両手で持ち直し彼の手へとのせて]
眠っている時、抱きしめてしまったから 少し皺になってしまったかも。 ごめんなさい、綺麗にして返すべきなのに。 それから、……ありがとう。 お陰で、あたたかく過ごせた。
(102) 2013/10/06(Sun) 21時頃
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[私は胸元をぎゅうと握りしめ、呼吸をととのえようと一生懸命でした。 オズワルドがこちらに来てくれました。私は青ざめた顔で彼を見上げました。]
……あ、あれは…… わ、私たちを待って、いるの……?
[あの黒い獣は、私を待っていた訳ではないのでしょう。 ここにいる全員が、何を選択するのかを待っていたに違いありません。]
(103) 2013/10/06(Sun) 21時頃
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[亡霊でも変わらぬ友。 亡霊であれば友ではない。
耳端に拾う言葉。 発端に不在だった男は出所を知らず]
――…っふ
[星見上げるまま漏らした息。 笑い飛ばしたのか。 笑い飛ばしてしまいたかったのか]
[魔女が操る偽りの記憶。 ここでは誰もひとしく亡霊でありうる]
(104) 2013/10/06(Sun) 21時頃
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―サロン・テーブルー
( あの、圧倒的な冷たさとは、少し違うけれど。
これが…魔女の魔力の冷たさ?
「人形」には、“呪い”がかかっているのね……)
( ――― それならば…)
[「人形」のサイモンを、掌に包んだまま。 ふと、脳裡を過った、”ある考え”に。
あの夜の、凍りつくような冷たさが、蘇る心地がして。 ふるり、一つ大きく身体が震えた*]
(105) 2013/10/06(Sun) 21時半頃
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――…亡霊を除いて?
[ドームに散りばめられた星空を仰いだルーカスへと問い返して グロリアはまた本へと視線を落とし文字を目で辿る]
もっと多いのなら、 また数があわなくなるわね。
[溜息>>101を隣に聞きながら困ったように眉を下げた]
幸せが逃げてしまってよ。
[顔は書の方へと向けたまま、横目に見遣り囁いて]
(106) 2013/10/06(Sun) 21時半頃
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[一生懸命な様子で答えてくれるレティーシャの話>>88に聞き入っていると
…現れたあの獣を、レティーシャが見る間に追い払ってしまった>>94]
すごいね。お見事。
[ひきつり笑いを浮かべてぱちぱち、と拍手をした。 頭の中は真っ白だった。]
(107) 2013/10/06(Sun) 21時半頃
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亡霊を殺す、かぁ。
[酷いものだ。今まで仲良くしてきたのに――そんな考えがどれだけ身勝手かも気付かずに呟く。 そんなことになればもう一人の願いも、自分の願いも、そして二人共消え去ってしまうのだ。 そんなことは駄目だ、"やっと会えた"のだから。 殺されるわけにはいかない、そう見つかるわけには……]
……
[視界に入る自らの金髪を見てふと考える。自分が亡霊と知ればあの子はどう思うだろう? 他の奴等がきっとそうするように、彼女も……そうするのだろうか?]
(108) 2013/10/06(Sun) 21時半頃
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[上着を受け取る際>>102 男の視線はグロリアに在る]
意外とお茶目なのだな。
[予想外の言葉を添える彼女へ目を細める。 受け渡される上着はなめらかな手触り。 ほのか移り温度があるだろうか 続く言葉に口元を一度だけ結ぶ]
…なんだ、少し気恥ずかしい な うむ。 まあ、気休めになるならば好かったのだよ。
[彼女が抱きしめたらしき上着に袖を通す。 しゅっと襟元をただせば背筋が伸びる。 引き締めたつもりの表情に微かなはにかみ]
(109) 2013/10/06(Sun) 21時半頃
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[それはとても哀しいことだ、と思った。]
[いつまでもそうしているわけにもいかず、立ち上がる。 ゆっくりとサロンのほうへ歩く、道中誰かに会うことはあっただろうか]
(110) 2013/10/06(Sun) 21時半頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2013/10/06(Sun) 21時半頃
掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2013/10/06(Sun) 21時半頃
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>>105 おそらくな。
[怖くないわけではない、けれど。 あれは確かに人を喰らう獣なのは確かで。]
レティ嬢。 …、…恐いかい?
(111) 2013/10/06(Sun) 21時半頃
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亡霊までは人形にならんだろう。 ルール、というものが定められているらしいしな。
[グロリアの問いへと 魔女が受けた罰を思い返してそう言い]
ああ。いや、我々の話でなく。 あれらが、私たちと同じものなら… とうてい一度に集まりきると思えん星の数だ。 人形あつめがここで終わるとは思えんよ。
[星々から視線がおりる頃。 レティーシャの声にそちらを見る>>94]
(112) 2013/10/06(Sun) 21時半頃
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――――…っ
[黒い獣の姿に刮目する。 それもひととき立ち消えれば。 残されたものは安堵と悪寒と]
幸せは逃げ、獣は追い来るようだ。
[溜め息の話に現実を添えて>>106 獣が消えた空間に目を眇める]
闇の中を手探り… に、か。
[配役の意味。いまさらのよう身に染む]
(113) 2013/10/06(Sun) 21時半頃
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[ラルフの拍手は、私を揶揄しているみたいに聞こえました。 そんな彼を睨むように見上げてしまいます。]
…………す、すごくない、何にも…………!
[私、何もしてないんです。 あの獣は、誰にもなんにも興味を持っていないんだわ、きっと。 ただ命令に従うだけの……]
(114) 2013/10/06(Sun) 21時半頃
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[重なる眼差しはそのままに驚くように瞬きして ルーカス>>109へと向けた手をそろと下ろした]
もっと“おかたそう”にでも見えていたのかしら。 ――…ふふ、褒め言葉と受け取っておくわ。
[淑女らしくあるべきと知りながら 考え方を変えるのは難しく 社交界では大人しくを心においていたけれど 今はそれを見咎めるものもいないから口調は些か軽くある]
あなたはおとなだから――… そういうことに慣れているとおもったけど
意外とかわいらしいのね。
[紳士然とみえた彼が気恥ずかしいと口にすると 先ほど彼がグロリアに向けたと同じ“意外”を返して はにかみの滲む相貌見つめながら顔を綻ばせた]
(115) 2013/10/06(Sun) 21時半頃
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―書見台付近―
………! いいえ。いいえ……
[ルーカス>>96の、やさしいなという言葉に、 彼が此方に、猫のイメージを持ったようだとは知らず、 ちょっぴり驚いた子猫のように、 くるんと瞳を瞠った後、ふるふると首を横に振る]
[“貴方”なら、いい。 けれど、“私”には、その資格は、ない…から]
……ルーカスさんの方こそ、こんな時なのに、 いつも紳士で、周りを気遣ってくださって、 お優しいと思います。
[だから今度は。先ほどより、 少ししっかり見えるようにと、頑張って微笑んだ]
(116) 2013/10/06(Sun) 21時半頃
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ところで、その本に何か…
[自分では一度も確認していなかった書見台の方へと顔を向けると、帽子の主の言葉が耳に入る>>113。]
ルーカス君。 幸せになる事は、努力や運で掴めるものだ。 難しいのは、幸せであり続ける事なのだよ。
(117) 2013/10/06(Sun) 21時半頃
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[オズワルドの単純な問いに、それでも私は言葉につまりました。 こわい。 こわくないはずがないのに。
人形……きっと、『重い荷物』が奪われた姿です。 私には重すぎる荷物。 それでも、私は重い荷物を背負って、ここまで来たのには]
……、……。
わ、わ、わたし……いや……
[ぷつり、心の何かがこぼれて止まりません。]
こ、こんなのイヤ……家に帰りたい!!
[私は自分の髪の毛をぐしゃぐしゃとかき回し、サロンを飛び出しました。]
(118) 2013/10/06(Sun) 22時頃
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―サロン―
[夢であって欲しい、と思った。 彼女の慎ましくも平和な人生においては、老人が寿命で死ぬ以外の『死』は存在しなかったのだ。 どういう状況か、情報は脳には刻まれているけれど、それを受け入れられるだけの心のゆとりがなかった。 人々が平気で『今後の事』を話すのが、彼女には到底理解出来ない。 話に加わる事もないまま、彼女はただ、さめざめと泣き続けていた。]
くらり、 っ、さ、
[飲み込まれた。 後には、彼女がいた証すら、残らなかった。]
(119) 2013/10/06(Sun) 22時頃
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[暗い森の、木の葉の音。気配。私以外の気配。私は]
(120) 2013/10/06(Sun) 22時頃
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[気づくとすぐ下からレティーシャに睨まれていて、 のけぞるように半歩下がってその言葉を聞く>>114]
そ、そう? 君があっちにいってと言ったから 奴はそうしたんだろうから。
僕だったら、永遠に凍り付いてる。 レティは勇気があると思うよ。
[頭をなでようとして、反発されそうに思えたので 口の端を持ち上げてみせるだけにした。]
(121) 2013/10/06(Sun) 22時頃
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――…嗚呼、そういうこと。
[ルーカスの言わんとする事>>112に得心する]
人形集めは魔女が飽きるまで続きそうね。 願いを持つものは世界中に数多いるでしょうから 魔女は此処で待っているだけで 私達にしたのと同じ手段をとればいいだけ。
そんな連鎖、断ち切らなきゃ…… サイモンは、それをわかっていたのね、きっと。
[サイモンの人形へと視線を向けたグロリアは 添えられた現実>>113に顔を上げるも その時には黒い獣の姿は其処にはなく]
(122) 2013/10/06(Sun) 22時頃
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……ああ。そういうこと、ですか
[亡霊であるか否かで、友に線引きはできない、 と語るオズワルドの返事>>92には。 微かに瞳を瞠ってから、静かに頷いた]
…そう、ですね。 僕もきっと…亡霊だとしても、それでも、 想い続けてしまうかもしれない…。
[だって、どのような形であれ。どのような存在であれ。 私は、それでも――…]
(123) 2013/10/06(Sun) 22時頃
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レティーシャは、ホリーが手にしていた『人形』におびえながら走る。
2013/10/06(Sun) 22時頃
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[と、見る間に飛び出していくレティーシャ>>118]
あ。え…
[呆然と取り残された。]
(124) 2013/10/06(Sun) 22時頃
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[少しばかり帰りづらい、きっと前のシメオンならそう思っていたから歩む足は遅かった。 心はどこか遠くを夢想し、紡ぐ声は彼らには届かぬ密やかなもので ぼんやりと、気が遠くなる程過ごしたこの風景を眺め。]
……ティーシャ?
[走ってくる姿に目を丸くした]
(125) 2013/10/06(Sun) 22時頃
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[”おかたそう”を肯定するのは上げた眉。 褒め言葉を肯定するのは上げた口角]
……む、
[むむむ。と、 かわいらしいと称された男の口元締まらず。 最終的にはへの字に落ち着いたが、 不快でないことは苦笑の色でわかること]
年を重ね妻を持てば大人。 に、なるわでもなし、だな。
[口元隠す男の指には妻帯者の証]
(126) 2013/10/06(Sun) 22時頃
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ラルフは、ルーカスに話の続きを促した。
2013/10/06(Sun) 22時頃
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[そのまま全てを拒絶するように泣いていた。 閉じこもった世界から意識がサロンに戻ったのはピッパが自分を呼んだから。>>46 涙で赤くなった瞳が、ボリスを見つめる。]
おら、言ったべ? あんたがここにおってくれて、嬉しいだ。 そう思ったら、おら、もうあんたの友達だべ。 違うけ?
[鼻声はいつもの声色とは異なっていたが、何とかそう伝えて、ぐちゃぐちゃの顔のまま、ふにゃんと笑みを浮かべた。]
(127) 2013/10/06(Sun) 22時頃
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[彼女は立ち上がる。 カップに琥珀色の液体を入れ、ソーサーにクッキーを添える。]
……クラリッサが、 だ、のは、ここ、だべな…?
[記憶を辿って、シミひとつない絨毯の上にソーサーを置く。]
ここじゃあ墓も作ってやれんだで、堪忍なぁ。
[手を組み、祈る。]
[そして同じ事を、サイモンの人形の前でも繰り返した。]
(128) 2013/10/06(Sun) 22時頃
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[私を呪った魔女のいた暗い森は、もしかしたらサイモンのような魔女狩りをする人に焼かれたのかもしれません。 そんなことも頭によぎります。
私には勇気なんてありません。勇気があるのは、ホリーやグロリア、ピッパやオズワルドみたいな人のこと。
私は、魔女の呪いを解いてほしかったのです。 そうしたら、私には重すぎる荷物も、きっと……]
(129) 2013/10/06(Sun) 22時頃
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[へたな呼吸をしながら、からがら走る私の目の前に、シメオンが突如現れました。 驚いた私は、本につまづいて盛大に転びます。]
……っ!
…………!!
(130) 2013/10/06(Sun) 22時頃
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[ホリーと言葉交わす時>>116] [所作が愛らしい猫に置き換えられてしまう。 知らず亡霊の可能性を拭いたくなりもするが]
ありがとう。 しかし紳士は仮の姿で本当は とんでもなくわがままな男なのだよ。 と、言ったら …困らせてしまいそうだな。反応に。
[冗談ともつかない真顔は 先ほどよりもしかりと向けられる笑みに がんばりが見えてさらに微笑ましくなってしまう]
(131) 2013/10/06(Sun) 22時頃
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レティーシャっ
[自分より年若い少女が叫んで飛び出すのを引きとめようと前に出した短い腕は、彼女の影にすら触れる事叶わず空を切った。 追いかけるには、サロンを出て行かなければならない。 彼女にはそれが怖かった。 結局サロンの出口で足が止まってしまった。 臆病な田舎娘は、『お姉さん』として励まし接する事も出来ない。]
(132) 2013/10/06(Sun) 22時頃
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レティ嬢?
[家に帰りたい、と書架の迷路へと駆け出す背に声を投げ 私は同時に手を伸ばすが、残念ながら届かない。]
っ、…待ちたまえ! [そして私も書架の迷路へと駆け出す。]
(133) 2013/10/06(Sun) 22時頃
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……そうか。恐くないのではなくて、 恐怖よりも、強いものがあるから、か…。
[向き直ってくれたオズワルドの返事>>93には、 得心と微かな共感を覚えて、小さく頷き]
ええ、負けられない。 ……失えないものが、あるんです。
[得るものではなく、失えないものを理由に挙げ]
……あの。”嬢”って、呼ばないでください…。
[また、“ホリー嬢”と呼ばれれば、 微かに肩が強ばる。私の顔には、少しだけ哀し気な、 困ったような表情が、浮かんでいただろう]
(134) 2013/10/06(Sun) 22時頃
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あっ
[曲がり角から現れた自分に驚いたのだろうか、レティーシャが本につまづいた>>130 思わず手を伸ばし受け止めようとするが、届く前に転んでしまっただろうか?]
(135) 2013/10/06(Sun) 22時頃
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[男はまだ書見台の前に立つ。 オズワルドからかかる言葉>>117]
守護、と。彼女の名の記しが増えている。
[識ることは出来るから、 文字として綴られていることを伝えて]
…、ふむ。
[添えられる言葉を内に落とす響き。 己の内に手探るそれは長くも短くもない。かたち]
幸せとは、長短の計りだろうか。 難しいとは、誰が決めることなのだろうか。
[批判の色はなく。純粋な問いがそこにあり]
(136) 2013/10/06(Sun) 22時頃
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[ルーカスの柳眉と口角。 二つが示す肯定に思わず緩む口許。 への字がやがて紡いだ言葉>>126を聞くと]
いくつになっても少年の心を忘れないのが殿方。 御婦人方はそう言っていたけど本当かもしれないわね。
でも、子供でもないからあなたは私の言葉に怒らない。
[既婚の証である輝きを認め、 何か言おうとするも開いた口が音紡ぐ前に レティーシャの声>>118が届いて意識がそれる]
あ……。
[呼び止める声が重なり、駆け出す者もいて 歩くことに支障なくとも駆ける事できぬグロリアは動けず]
(137) 2013/10/06(Sun) 22時半頃
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[カトリーナも同時にサロンから出ようとしたようだが 彼女は途中で足を止める。それを見ても咎める事はしないが、]
…、ルーカス君!
[振り返って被っていた帽子、それをまるでフリスビーのように投げる。彼がそれをキャッチできたかは、さて?]
預かっていてくれたまえ。 …、ここにまた戻ってくるための 願掛けだ。
[そして、足を止めたカトリーナへ向けて]
レディが1人で行って何かあっては大変だ。 ここは、私が…
[と、言えば再び駆け出すつもりで]
(138) 2013/10/06(Sun) 22時半頃
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― サロンを離れてクラリスの定位置へ ―
[珈琲を片手に一人歩く。 ひとくち含めば、苦いとも酸味ともつかない味が口の中に広がり、飲み込む一瞬に顔に出てしまう。]
この辺だったかな――……
[いつもクラリッサが本を読んでいたところ。 奇妙な数日を過ごした者たちとは、次第に打ち解けてはいったけれど、彼女のことは良く知らない。
それでも、足は正確に。 うず高く積まれた本の向こう――彼女の椅子を見つけて。]
理由も何もわからない間に……こんなことに。 ――ごめんね、頑張るからね。
[目を閉じた。 彼女が術者を失った獣の犠牲になったのはどこだったか。 そんなことを思いながら――今は自分を見下ろす星々にぞくりと寒気を感じながら、黙祷を捧げて。]
(139) 2013/10/06(Sun) 22時半頃
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[隅の方に歩いて行きながら >>92耳に引っかかっていたオズワルドの言葉を思い出す。
友が亡霊だとしても想い続ける
友とはそういうものなのか。 想像してみたが、頭の中で上手くイメージを結べず結局諦めた。]**
(140) 2013/10/06(Sun) 22時半頃
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ったく、サイモンめ……。 かっこつけといてそりゃないよ、ね。
[サロンのテーブルに転がる人形を思う。 悪態はつけどそこに悪意はなく。]
――"人"を、殺すなんて。
おまけに、こんな後手後手の配役、 私には合わないわ―― "ミスキャスト"だよ――……
[飲みかけの珈琲。 読書机にそっと置き、零すのは途方に暮れたような声*]
(141) 2013/10/06(Sun) 22時半頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2013/10/06(Sun) 22時半頃
漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2013/10/06(Sun) 22時半頃
漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2013/10/06(Sun) 22時半頃
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[オズワルドからの答えが返るのと レティーシャが駆け出すのはどちらが先か] [男は追わずグロリアの傍にあるまま、書見台からサロンの方を向き直る]
その連鎖を――
[言葉は>>122へ]
断ち切る先は、決めたか?
[問いかけは彼女を見ずに。 男の視線の先には、円卓の上に置かれた紅茶と。 サイモンの人形に向けられた祈り>>128]
――私は、 ”そう”でないと 思いたくなる者ばかりが増えて行く。
(142) 2013/10/06(Sun) 22時半頃
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ルーカスは、グロリアに向けた声は苦いもの。
2013/10/06(Sun) 22時半頃
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[私は固い床に身を打ち付けると思い込んで目をつむりましたが、衝撃はやってきませんでした。 シメオンが受け止めてくれたからです。]
……っく……
ね、ねえ、どうしたら良いの? わた、わたし……こんなことになるなんて、知らなかった!
[彼の顔を見上げながら、思わず声を荒げました。]
(143) 2013/10/06(Sun) 22時半頃
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グロリアは、ルーカスの苦さ含む声に悩むように眉を寄せた。
2013/10/06(Sun) 22時半頃
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[オズワルド>>138に向けるのは、歪んだ顔。 この期に及んで恐怖を取る、浅ましい自分を見られたからだ。 ただ、頷いた。]
ああ……おら、もう駄目かもしんね……。
[眠気が近づく]
[抗いがたい『生贄』を選ばなければという衝動]
[誰も選びたくない]
(144) 2013/10/06(Sun) 22時半頃
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|
[ふと、グロリアの視線>>100を感じた気がして、 そちらに瞳を向ける。
見つめ合った、どこか切ないような、綺麗な双眸と、 掌の赤い痕を想う。
どうか、傷つかないで…貴方は、心から願う]
(145) 2013/10/06(Sun) 22時半頃
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[不意にオズワルドから投げられた帽子>>138]
む。
[ばすっと良い音を立て顔に当たった。 ぽてりと落ちる時さえキャッチできずに。 運動神経からきしの男の髪が一房乱れて額へかかる]
やれやれ。
[拾い上げる帽子。髪を手のひらで撫で整え]
…そんな事を言われては また増えてしまうだろう。
[下げた帽子の唾が男の目元を隠した]
(146) 2013/10/06(Sun) 22時半頃
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|
[私は魔女の呪いを解いて、みんなのようになりたかったのです。 食べ物を食べて、おいしいと思い。 他人の好意を、素直に受け取り。 おおいに笑って。 夜は何度も目覚めること無く、朝までぐっすり眠る。
『レティーシャ』とは違う子になりたかったのです。
そうしたら、きっと、暗い森のことも忘れられますから。]
(147) 2013/10/06(Sun) 22時半頃
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|
……
[抱き留めた華奢な体、荒げられる声>>143 何を言えばいいか分からなかった、思い出す前のシメオンならなんて答えるのだろう そう、■■が■■に■■■■、■に■■■と思っていたシメオンなら。]
……分からないよ、僕だって分からない。
(148) 2013/10/06(Sun) 22時半頃
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|
[オズワルド。 巻き込んでしまって、ごめんなさい。
そんなどうしようもない私だけど、 聞いてくれますか、私の「呪い」のこと。 暗い森のこと。
あなたが知りたがったこと。
私に出来ることって、もう、それしかありませんから。 私が壊れてしまう前に、それしか出来ませんから。]
(149) 2013/10/06(Sun) 22時半頃
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|
―テーブル近く―
………。
[テーブル近くで、 冷たい陶器のサイモンの「人形」を手にしたまま、 “ある考え”>>105を思いついた後]
[夜の色の瞳を、集う人々の上にそっと廻らせる。 その視線は。
絵を愛する青年と、 金色の髪の小柄な少女の上に。
他の人達より、少しだけ長く留ってから、 ふっと、天井の紛い物の星空へ向けられ、閉じられた*]
(150) 2013/10/06(Sun) 22時半頃
|
|
[グロリアは視線を落とす。 胸元で自身の手を握りしめるとツキリと微かな痛みを感じた]
断ち切る先は――…
[ルーカスの言葉をなぞり、間をあけて]
あなたでないのは確か。 けれど、まだみつからない、みつけられない。
[“そう”でないと思いたくなる相手はグロリアにも存在する。 だから、同意するように頷いて、嘘の星空を見上げた]
(151) 2013/10/06(Sun) 22時半頃
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[落ち着かせようとレティーシャの髪を撫で]
ティーシャは、どうしたいの 魔女が願いを叶えてくれないとしたら、どうなるのが幸せ?
(152) 2013/10/06(Sun) 22時半頃
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|
[彼女は最も長くサロンにいた。 話しかけられれば誰かと話すが、 積極的に誰かと『仲良くなろう』とした事はない。 彼女の世界には夫しかいなかったから。 夫の世界には彼女は存在していないのに。]
(153) 2013/10/06(Sun) 23時頃
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[ボリスを友だと思った。 それは本当。 彼よりも長く生きて彼を覚えておきたいと思ったのも本当。 けれど、彼女にはもう、耐えられなかった。 『痩せたい』なんて、軽い願い、 誰かのいのちと引き換えになんて、出来ない。]
(154) 2013/10/06(Sun) 23時頃
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[誰の死も望みたくない。 それがたとえ亡霊であっても。 けれど、『彼女の死を積極的に願わない』人がいない事は、彼女が一番よく知っている。]
(155) 2013/10/06(Sun) 23時頃
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[シメオンの分からないという返事に、私はいらだってしまい、彼の胸を叩きました。 八つ当たりです。 私は彼の口から、なんという言葉を引きずり出したかったのでしょうか?
そんな私を落ち着かせるためか、彼は髪を撫でてくれました。 私は彼の胸に額を当てます。]
……しあわせ……
[どうしたら、幸せ?]
……私、私じゃない私に。なりたい……。 ……だってこんな子、
誰も、いらないって言うわ!
[暗い森のやめて思い出したくない忘れたことなんてない解けない呪い]
もう、いやなの……
(156) 2013/10/06(Sun) 23時頃
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|
[サロンの出口に立ち、くるりと姿勢を反転させる。 きっとここから、みんなに届けられる。 だってここは不思議な場所だから。]
みんな、聞いてけろ。 眠くなったら、誰かを選ばなきゃいけねえだな。 まんず、亡霊から。 誰か亡霊は分かっただか? …分かってたとしても、おらにはそん人を殺す事は出来ねえ。 そったら事すてあん人には会えねえ。 すたら――…おらが、ここに来た意味は、もうねえだよ。
(157) 2013/10/06(Sun) 23時頃
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……、
[帽子の庇の影から、 青い瞳がグロリアを見つめ>>151 ことばの形と星見上げる彼女の形を手探る間]
では、 私も君ではない。今は。
[傍のグロリアにだけ聞こえる声量で。 偽らぬ誠を伝える]
…どうしたものかな。
[呟きは、ひどりごとに似る]
数の問題ならば、分が悪い。
(158) 2013/10/06(Sun) 23時頃
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おらを楽にしてくんねえか。
(159) 2013/10/06(Sun) 23時頃
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ルーカスは、カトリーナの行動を見守っていれば、告げられる言葉に瞬く――
2013/10/06(Sun) 23時頃
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…ばちが当たっただ。 自分で頑張らんと、簡単に痩せようとすたから。 痩せたら、あん人が帰って来るって、そればっかし考えとったから。 おらには――願いを叶えて貰う資格はねえ。
もう、何も考えたくねえだ。 おらを、人形にしてけろ。
(160) 2013/10/06(Sun) 23時頃
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[胸を叩かれ困った顔をするのは、装いではない本物の、シメオンという亡霊の表情だった。 胸に額を当てるレティーシャ>>156の髪を撫で続ける。遠い遠い昔、弟にもそうしたように。]
……私じゃない私。
[言葉を繰り返し、眉を寄せ口にしないままあることを考える まとまる前に彼女が叫ぶ誰もいらないという、と]
……っ
["いらない"とても胸に刺さる言葉だった 幸せになった筈なのに 満たされた筈なのに ■■■は■■に■■のに]
(161) 2013/10/06(Sun) 23時頃
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[彼女は再び円卓に近寄り、ここに来て初めて、紅茶を淹れた。 香りを嗅ぎ、口をつける。 顎との境目が分からない太い首が波打ち、紅茶を体内に流し込む。 飲み終えて、口を閉じて鼻で呼吸をすると、紅茶の香りが広がって、思わず笑みが零れた。]
(162) 2013/10/06(Sun) 23時頃
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『ゲルトじゃなくてお前がいなくなってしまえば良かったのに――』
(163) 2013/10/06(Sun) 23時頃
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――ああ、美味しいだぁ。
(164) 2013/10/06(Sun) 23時頃
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ルーカスは、シメオンに話の続きを促した。
2013/10/06(Sun) 23時頃
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……
[レティーシャを静かに抱き締めた。 この時やっと気付いたのだ、一緒にいてもお互い深くにあることは胸の奥にしまったままだったものだから。]
僕達
きっと似ているんだね。
(165) 2013/10/06(Sun) 23時頃
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[彼女はそのまま寝息を立て始める。 聞いた者の反応を確かめぬまま――……**]
(166) 2013/10/06(Sun) 23時頃
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カトリーナは、レティーシャは無事オズワルドと合流出来ただろうか、と思った。
2013/10/06(Sun) 23時頃
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[ルーカスの応えは漸く耳朶に届く程度のもの。 見上げたままの姿勢で小さく笑い隣を流し見る]
正直ね。
[それを美徳だと思い言葉のまま受け止めた]
数の問題なら――…
[自身の役割を明らかにすれば動きはあるだろうか。 ちらと過るもルーカスを巻き込むかたちになると知れるから グロリアは迷い、声を大きくは出来なかった]
(167) 2013/10/06(Sun) 23時頃
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[そういえば、友情のしるしにボリスに一度でも名前で呼んで貰いたかったな、という考えが『選んだ』事になったのを、彼女は知らない。**]
(168) 2013/10/06(Sun) 23時頃
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[ああ、聞こえる、"声"が聞こえる。 だから僕は笑顔を浮かべた、ゲルトにも見せたことがないような、とびっきりの笑顔]
ティーシャがそうなれるようにおまじないをかけてあげる。 魔女なんかより、僕のほうが信用出来るでしょ?
[大きな嘘、真っ赤な嘘。 彼女を人形にする、そう決めても綺麗な言葉で誤魔化したまま]
だから安心していいよ
[けれどそれはシメオンに残った、人間らしい部分だったのかもしれない]
(169) 2013/10/06(Sun) 23時半頃
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― サロンを出る前の事 ― >>134 [ホリーに共感を得られたようなら、うむ、と頷きを返したが やはり、彼女の名を呼ぶと浮かない顔が返ると悟る。 それから彼女の身形を一度目視してから、]
呼び捨ては私のポリシーに反するので ―― では、ホリー君と。
[彼女が満足するであろう呼び名を推理し、伝えた。]
(170) 2013/10/06(Sun) 23時半頃
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― サロンを出る前の事 ― >>136 [本の内容は今日はルーカス助手によって知る。 守護、と聞けば、何やら心強い響きだなと口にする。]
幸せをどう感じるのは人それぞれだが、 難しいと気付くには、一度、その幸せを失わねばならない。 と、経験者は語るを決め込もう。
…短くても長くても、 幸せと感じれば、そこに確かに幸せはあるのだよ。
―― ルーカス君にも、何れ解るといいな。
[と、問いにはそう答えただろう。**]
(171) 2013/10/06(Sun) 23時半頃
|
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――な、…
[何を、言っているのだろうか。 目の前の出来事に二の句が告げない。
美徳なのか。 怠惰なのか。 もはや判別もつかぬまま。
男の目はカトリーナを捉え見開かれていく]
…ああ――
[嘆息は低く] [紅茶を本当に美味しそうに飲む彼女に。
ほの薄暗い奥底で火の立つ微かな音を聞いた]
(172) 2013/10/06(Sun) 23時半頃
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―書見台近く―
ふふ。 いいと思います。 「貴族や紳士だって、解剖すれば同じ人間なのになあ」 って、博物学や天文学を勉強している兄も 時々、ぼやいてましたよ。
[育ちの良さと、人柄の伝わってくるような、ルーカスの 返事>>96に、私は思わずのように、小さな笑みを浮かべ]
…ご自分で“わがまま”と言える人は、 本当の意味での、わがままでは、ないのでは? [此方の猫度がますます高まっているなどとは、 思いもせずに、ちょこんと小首を傾げて。 本当のわがままとは、それと自覚なく行われることだと よく知っていたから、ぽつり。呟きで返した]
(173) 2013/10/06(Sun) 23時半頃
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[カトリーナの歪んだ表情が返ってきても、 頷きが返れば駆け出す。
それ故に、私は彼女の願いを聞く事はできなかった。 そして、書架の迷路に迷い込んだ。
レティーシャの名を何度か叫ぶ。]
(174) 2013/10/06(Sun) 23時半頃
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[レティーシャに笑いかけながらどういうわけか自分にも届いた亡霊じゃない声――恐らくここがそういう場所だから、だろうか――について考える。 彼女も、レティーシャも、嫌になってしまった。のだろうか なら、レティーシャを人形とするなら ――襲われてもらおう、自分ともう一人とレティーシャの代わりに。
カトリーナが人形にならないのは悲しいことだ、魔女様は喜ばないし、彼女はいなくなってしまうのだから。 けれど仕方ない。自分がそうなればまた独りに……]
……?
[何故だか違和感を持った、願いを叶えて貰ったのだから今は独りである筈が無いのに]
[ 僕は独りじゃない僕は独りじゃない僕は独りじゃない僕は独りじゃない 僕は独りじゃない僕は独りじゃない僕は独りじゃない僕は独りじゃない 僕は独りじゃない僕は独りじゃない僕は独りじゃない僕は独りじゃない
心の中呟き続ければ違和感は消えた]
(175) 2013/10/06(Sun) 23時半頃
|
|
―テーブル近く―
……っ、レティーシャ!? 待って…! [突然、サロンを飛び出したレティーシャ>>118を、 貴方は「人形」のサイモンを手に持ったまま、 彼女の後を追いかけようとして]
……え?
[レティーシャが、手の中の「人形」に どこか怯えるような様子なのに、驚いて足が止まった。
慌てて、サイモンの「人形」をテーブルに戻して 振り返った時には、レティーシャも、 それを追いかけてくれた人達の姿も、既になく]
(176) 2013/10/06(Sun) 23時半頃
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|
[私はシメオンに抱きしめられました。そして彼の言葉に、首を傾げてしまいました。]
似てる……?
[私には分かりません。私と彼の共通点といえば、年齢と髪の色くらいでしょう。 不思議に思いながらも、私は彼の目を見ようと顔をあげました。]
(177) 2013/10/06(Sun) 23時半頃
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双生児 ホリーは、メモを貼った。
2013/10/06(Sun) 23時半頃
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[シメオンは、満面の笑みを浮かべていました。 天使の……天使の?
天使って、こんな風に笑うのかしら……?]
……、……!
[なぜでしょう。
おそろしくて……おそろしくて、彼の腕から出ようと、私はもがきました。 信用って何でしょう。私は誰も信じられません。]
いや、いや……! 離して、シメオン!いや!
[暗い森のお願いやめて]
いやあ! いやああああ! 離してよ!!
(178) 2013/10/06(Sun) 23時半頃
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[カトリーナの願う声>>159>>160が聞こえる]
――――……。
[彼女の言わんとすることはわかる。 柳眉顰めてふるりと首を横に振る]
あなたが亡霊でないなら終わらない。 犠牲者は増え続ける。
自分で頑張れば叶う願いとわかったならそれは収獲じゃない。 魔女に頼らず自分で願いを叶えられるなんて素敵な事だと思うわ。
――…考えたくない、なんて。 楽にして、なんて。 友をおきざりにして、いいの……?
[それよりも人殺しという罪に手を汚したくないと望むなら グロリアの声も彼女には届かぬだろうか]
(179) 2013/10/06(Sun) 23時半頃
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カトリーナは、ホリーが置いたサイモンの人形傍で眠っている。
2013/10/06(Sun) 23時半頃
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[帽子の庇の影、押し殺す気配]
グロリア、私は断つ鎖を決めた。 …、 カトリーナを 選ぶ。
[数の問題と言った男ははっきりと告げる。 名を口にする時ばかりは躊躇い混じり。 揺るがぬ意思は声音の重さに現る]
(180) 2013/10/06(Sun) 23時半頃
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ホリーは、オズワルドに話の続きを促した。
2013/10/06(Sun) 23時半頃
ホリーは、グロリアに話の続きを促した。
2013/10/06(Sun) 23時半頃
ピッパは、グロリアに話の続きを促した。
2013/10/06(Sun) 23時半頃
|
……
[これがレティーシャに出来ることなのに、彼女を想ってのことなのに。 なんでそんな風にボくをきょぜつするの?>>178 やめていやだぼくをみてよいやがらないでよどうしてぼくだけねえなんで]
君が、望んだんじゃないか 僕は、君に幸せになってほしくて、それだけ、なのに
[気がつけば涙を流していた それでも離さないまま]
(181) 2013/10/06(Sun) 23時半頃
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|
[眠る前、グロリアの声はちゃんと彼女に届く。 薄い笑み。 分かっているのだ、自分が死んでも『終わらない』事は。]
……それでも、おらにとって、誰かのいのちを、願いを、奪うよりかはマシだべ。
[そして眠る。 ルーカスが願った音が、獣に対する目印のように、胸に刺さった。**]
(182) 2013/10/06(Sun) 23時半頃
|
|
[魂は重い荷物です。 私には重すぎるのです。
でも、その重い荷物をここまでひきずってきたのは。
私は人間だからです。 私は、重い荷物を抱えてそれでも、生きていきたかったのです。
これは魔女の呪いだと、だから気にすることはないと言ってくれた両親。 魔女の呪いを解いて、普通の子になって、両親を安心させたい。
水の精。 恋をしたせいで、魂のかたちが近づくたびに、心配と悲しみと影を見てしまった水の精。 人間と結婚して、とても重い荷物を背負うことになった彼女。
でも、魂を得て人間になった彼女は、愛の重さも知るのです。
私も……知りたい。]
(183) 2013/10/06(Sun) 23時半頃
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[私は、恋がしたいんです。]
(184) 2013/10/06(Sun) 23時半頃
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[――― そして、私は迷子になっていた。]
ど、何処だ。
[重なる本が、声を吸収してレティーシャの声は聞こえても遠くのような、籠って聞こえてきてしまう。]
レティ嬢!!
[こちらも声をはって叫ぶが、探し人はみつけられないまま**]
(185) 2013/10/06(Sun) 23時半頃
|
|
数の、問題ならば
[触れるのは先ほどの話題>>167 男の声に死の宣告の時の影はない]
ふむ。 たとえば、私の例をあげるならば。
[言葉は、 グロリアが名乗らない可能性のひとつ。 自身で触れられる範疇に収めて]
君と命運を共にするのも、悪くない。 と、想っている。
[前を向いたままグロリアへと流した視線 静かな瞳には意思が宿る]
(186) 2013/10/06(Sun) 23時半頃
|
|
か、かってなこと、言わないで!
[シメオンは、離してくれません。 それでも私はもがき続けます。]
わ、私の幸せを、あなたが決めないで!
[シメオンは泣いています。 それでも私は抵抗することをやめませんでした。 私は私の欲求を抑えることが出来ません。
私も、高ぶる感情に、ぽろぽろと涙を流してしまいます。 たすけて、誰か、たすけて
たすけて……!
[オズ、]
(187) 2013/10/07(Mon) 00時頃
|
|
[誰かが立ち去るだけで寂しそうに見えたカトリーナ。 さびしがりやな印象を抱く彼女。 紅茶を飲む彼女をみて、ささやかな茶会で あの時、同じ飲み物をすすめればよかったとグロリアは思う]
――…っ。
[やり場のない思いをぶつけるように握りしめられる拳。 手のひらの赤い痕は血が流れぬまでも増えてゆく。 ルーカスの選択>>180を聞けば目を瞠り]
それも、数の問題?
[カトリーナの言い分を聞けば凡そ“そう”でないだろうと ルーカスなら感じ取りそうなもの。 だから、理由をそちらなのだと思い尋ねた]
(188) 2013/10/07(Mon) 00時頃
|
|
[あなたのおひげが、とても好きなの。]
(189) 2013/10/07(Mon) 00時頃
|
グロリアは、シメオンに話の続きを促した。
2013/10/07(Mon) 00時頃
|
[亡霊の少年は呪われた少女のことを何も理解出来ない。 はらはらと涙を零し、拒絶の言葉に首を横に振るだけ]
違う、違う……
[幸せになれない筈が無い、これでいいんだ、でなきゃ……]
(190) 2013/10/07(Mon) 00時頃
|
|
――…それがあなたの選んだ道なのね。
[カトリーナの応え>>182にグロリアは唇を結ぶ。 彼女の笑みに柳眉をよせてしまうのは 彼女の意志がかたいとしれたから]
さびしいわ。
[ぽつと彼女に思いを告げた]
(191) 2013/10/07(Mon) 00時頃
|
|
[ごとり]
[ポケットから落ちたものが硬質な音を立てる]
[金髪の人形、しかしクラリッサのように髪は長くなく少年のような どこかシメオンに似た、陶器の人形]
(192) 2013/10/07(Mon) 00時頃
|
|
これでいいんだよこれでティーシャは解放されるんだ幸せになれるんだだってそうじゃなきゃおかしいでしょ ゲルトが幸せじゃないってことになっちゃうじゃないかねえそんなのおかしいよねだって願いは叶えられたんだからさ
[それは叶えられたシメオンの願い。]
(193) 2013/10/07(Mon) 00時頃
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|
[傍立つグロリアの腕に籠る力、 握りしめる拳はあるがままにさせる。 問いへは緩く首を振る]
そうだとも言えるし 違うとも言える。
私は彼女に髪の毛ほどの可能性も、 ――預ける気がない…ということだ。
たとえこれが間違えた選択であっても。
(194) 2013/10/07(Mon) 00時頃
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[光の無い目でにっこり笑い、レティーシャの口を塞ごうとした。 まだ時間は早い。]
(195) 2013/10/07(Mon) 00時頃
|
|
[先ほどの話題は尋ねたのと同じ。 ルーカスに視線を向ける]
――…まるで、戦友のようね。 そう言って貰えるのは嬉しいけれど
その相手は私でいいのかしら。 上着と違って、預かるには重すぎるものだわ。
[密やかに綴る声はルーカスにのみ聞こえる程度。 眸の中に宿るものが垣間見えれば 心強さを感じるものの、僅か困ったような微笑を浮かべた]
(196) 2013/10/07(Mon) 00時頃
|
|
[暗い森の木の葉の音にまぎれた気配に追われる私は木の根に足を取られ]
[力づくで]
[手]
[ふさがれる口]
(197) 2013/10/07(Mon) 00時頃
|
|
―サロン→書架―
……レティーシャ…。
[案じる呟きが、貴方の唇から漏れる。 その時ふっと、テーブルの脚近くに転がったままの、 貴方がレティーシャに運び、彼女が、 「おいしい、ありがとう」と飲んでいたミルクティ >>1:45のティーカップ>>1:48が、目に入って]
………。
[数瞬、その硬い磁器を、じっと見つめ。 書見台の上のサイモンの魔術書と、 絵を愛する青年、そして、優しく切ない眸の金色の髪の女性に、心配そうな瞳を向けてから、 カップを拾いあげ、手に隠し持つ]
(198) 2013/10/07(Mon) 00時頃
|
|
[シメオンが訳の分からないことを口走っています。 シメオンは……彼は、誰かしら?
私は解放なんて望んでないのに。 私は重い荷物を引きずる覚悟をしたかったのに。
……男の人は、乱暴だから、怖いわ……。]
(199) 2013/10/07(Mon) 00時頃
|
|
[ふさがれる口。*]
(200) 2013/10/07(Mon) 00時頃
|
|
数の問題だけでないなら、安心した。 あなたが自分の信念で選んだものなら 何も言わない。
[ルーカスの答え>>194に、握りしめた手の力が若干緩む]
――カトリーナの事は分からない。 彼女が嘘をついているようにはみえないけれど 絶対に“そう”でないとは言えないから。
嗚呼、それをいうなら 誰も、嘘を吐いているようになんて私には――…
[見えない、と悩むように視線を落とした]
(201) 2013/10/07(Mon) 00時頃
|
|
[サイモンとクラリッサのことを考え、佇むこと少し。 思考の海から現実に引き戻したのは、カトリーナの声。]
――えっ、ん? あれ、リーナ……どこ?
[誰もいないと思っていたから、突然の声に驚いて周囲を見渡したけれど、その姿はなかった。 そして、ここが不思議な場所であったことを思い出す。]
ああ、もう、何言ってンのよ、
[リーナに会おう。話をしよう――そう、思い。 飲みかけの珈琲を置き去りにしたまま駆け出す。]
(202) 2013/10/07(Mon) 00時頃
|
|
―サロン→書架―
……僕も、やっぱりレティーシャを探してくるね。
[サロンにいる人たちにそう告げて。 書架の迷宮に足を踏み出し、暫く歩くと、 何かの声に耳を傾けるかのように、立ち止まってから。
レティーシャが消えたと思しき方とは、別の方向へ、走り出した]
(203) 2013/10/07(Mon) 00時頃
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|
――わぷっ
[駆け出した瞬間、何かにぶつかった。 うず高く積まれた本や、薄暗い構造だったからぶつかるその瞬間までちっとも見えなくて。]
……、った〜、 あぁ オズワルド、さん?
[実際には痛みもなかったのかもしれないけれど、思い込みと習慣から無意識にもれた。]
(204) 2013/10/07(Mon) 00時頃
|
|
[泣きながら笑い、レティーシャの口を塞ぎ続ける、押さえ付け続ける。 そうしなければ返してもらったゲルトは消えてしまうから、自分もあの人も消えるから ……自分と弟は不幸せなのだと、認められないから。]
[亡霊が扱える、扱えるように魔女にされた術の準備をする レティーシャを人形にする為に]
(205) 2013/10/07(Mon) 00時半頃
|
|
[さびしいわ] [グロリアがカトリーナへ向けた呟き] [しくりと胸が痛んだ。 それでも選ぶ先は変えずのまま]
[グロリアの困ったような微笑み>>196]
私には上着と違って足があるのだから。 預けずここに立っているだけのこと。
それとも私では見合わんかね。
[最後の一言は軽い口調。肩を竦めてみせた]
(206) 2013/10/07(Mon) 00時半頃
|
ピッパは、ルーカスに話の続きを促した。
2013/10/07(Mon) 00時半頃
|
そうだな…
[グロリアの言葉に呟く>>201]
誰がそうなのかわからない。 人のことなど外は知れても内は知れん。 私にだって判らないさ
――…ああ、でも私には、 嘘をついていれば なんとなく判るやつが一人だけいるか。
[後半はひとりごとに似た響き。 くっと喉奥笑って男が想う相手など 親しくしている様子を見ていれば知れるか]
(207) 2013/10/07(Mon) 00時半頃
|
|
[間近に見る彼の顔には焦りが見られただろうか。 その様子に気圧されて、刹那息を飲む。]
どうか、したの……?
[おそるおそる聞いてみたが、彼は応えてくれただろうか。 それとも、探し人を求めてすぐに駆け出したか、去り際に]
ねぇ、リーナどこにいるか知ってる?
[恐らくサロン――そう思いはしても、確実ではないから、腕を掴んででも引き止め確かめようとして。]
……ありがと。 気をつけて。
[何に気をつけるのかはわからないけれど、今の状況では、その言葉がなんとなく当てはまる気がした。]
(208) 2013/10/07(Mon) 00時半頃
|
漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2013/10/07(Mon) 00時半頃
|
[みつけていれば躊躇いなく選べるだろうか。 それもまた違う気がする。 金糸雀が示したひとつはシメオンで。 断ち切るべき鎖は未だ選べぬまま思案して ちらと向ける視線の先にはルーカス>>206の顔がある]
――…そうね。 あなたは自分の足で立ってる。
[軽い口調に感じるのは優しさ]
いいえ、私には過分だと思っただけよ。
[くすりと笑みを零しそう答えた]
(209) 2013/10/07(Mon) 00時半頃
|
|
―サロン→書架―
…教えて、ねえ、どの本? どの本なの!?
[走りながら心に思い浮かべるのは、 書見台の上、指で触れたサイモンの魔術書。 他の人にも、感じられるかどうかは定かではないけれど、 情報と共に流れ込むように伝わってきた、 ひんやりとした魔術の気配に、必要な本を探せと願う]
……これ?
[はぁ、はぁ、と肩で息をしながら、 本の隙間を抜けて、ふと、立ち止まった時。 眼前の書架に、仄かに青白い光を放つ一冊の本。 その頃サロンで、カトリーナが、楽にしてほしい>>159 と言いだしている等とは思いもよらずに。
分厚い革表紙の本を開くと、何百もの複雑な円陣のうち、 微かな光を放つ一つ陣の頁を開いて、本を床に置いた]
(210) 2013/10/07(Mon) 00時半頃
|
ルーカスは、ホリーに話の続きを促した。
2013/10/07(Mon) 00時半頃
|
[ホリーの声>>203が聞こえ、そちらに顔を向ける]
探しにいった人たち、まだ戻ってこないのね。 ――…ホリー、あなたも気をつけて。
[案じる声をホリーへと向けて歩みゆくのを見送った]
(211) 2013/10/07(Mon) 00時半頃
|
双生児 ホリーは、メモを貼った。
2013/10/07(Mon) 00時半頃
シメオンは、ホリーに話の続きを促した。
2013/10/07(Mon) 00時半頃
シメオンは、ホリーに話の続きを促した。
2013/10/07(Mon) 00時半頃
|
[ルーカスの独り言のように聞こえるそれ>>207 グロリアは少し考えるようにしてから声を漏らした]
嗚呼。 それはきっと互いになのでしょうね。 そういう関係、少し羨ましいわ。
[階上で親しそうな二人の姿を見たことを思い出す。 羨望はうっすらと。 強く現れないのは多くを望まない、望めないと思うから。 グロリアは胸の上で手を重ね祈るように目を伏せて]
――…ねぇ、これだけの蔵書があるなら 手の施しようがないとされた怪我や病を なおす術が記された医学書もあったりしないかしら、ね。
[そう言ってルーカスを見上げた後、無数の書架へ目を向けた]
(212) 2013/10/07(Mon) 01時頃
|
|
―少し前のサロンでのこと―
「友達」……。
[思えば、この男の「願い」は魔女に頼まなくても 自ら足を踏み出せば、叶う類のものだったのかもしれない。 目の端を少し煌かせながら、カトリーナを見た。]
「友達」―……ああ、もう死ん…。
[言いかけてやめた。それは言ってはいけない一言。 ギリっ、と口を一文字に締めて。]
わわ、わかったッスよ。もう「自分程度の人間」とか言わないッス。 自分が死んでも、「友達」の記憶に残って生き続けるなら。 その残る記憶も、腰抜けよりは戦っている オレの方が―……カッコいいッスよね?
(213) 2013/10/07(Mon) 01時頃
|
|
― クラリスの定位置→サロン ―
リーナ、
[到着した時には、既に寝息をたてているカトリーナ。 名を呼んでも、起きる気配はなさそうで。]
ねぇ、リー……っ
[それでも、名を呼びながら、その寝顔を見て]
何て顔、してるのよ。
[彼女が、最後に紅茶を口にし、美味しいと笑った顔を、声を知らない。 あんなことを言っておいて、なんて顔で寝ているのだと。
そう、思ったら――……]
(214) 2013/10/07(Mon) 01時頃
|
石工 ボリスは、メモを貼った。
2013/10/07(Mon) 01時頃
|
[迷いと焦りと、困惑と―― 色んな感情が混ざったような、そんな顔。
彼女は亡霊じゃないと、そう思う。 コンプレックスに苦しんでいる様子だった。 進んで輪には入ってこないけれど、寂しがりやな。]
私は……、
[人とみながらあなたを選び、 あなたが人であったと、 正しく知ってしまうかもしれないことが 怖い]
(215) 2013/10/07(Mon) 01時頃
|
双生児 ホリーは、メモを貼った。
2013/10/07(Mon) 01時頃
双生児 ホリーは、メモを貼った。
2013/10/07(Mon) 01時頃
|
[なんだか眠い―― けれどカトリーナがそんな顔してるから。
まだ亡霊が誰かなど検討もついていないけれど 生きて帰りたい人間を誤って選ぶよりは 良いのだろうか、なんて
霞む景色に そんなことをぐるぐると考えながら*目を閉じる*]
(216) 2013/10/07(Mon) 01時頃
|
|
[グロリアの思案も笑みも瞳に映して>>209 男の脳裏をよぎるのはホリーとの会話>>173
”…ご自分で“わがまま”と言える人は、” ”本当の意味での、わがままでは、ないのでは?”
ならば それを知りつつわがままという者は いい性格をしているというのさ。
何故か得意げにそう返した男の隣] [今は、ホリーの姿はなく] [グロリアと共にある]
(217) 2013/10/07(Mon) 01時頃
|
|
過分か。
…ならば、戦友成立の証に すでに過分たる君の荷のひとつを、 私に預けてみせる気はなかろうか。
[差し出す手はエスコートを模して 鎖を断つ力委ねることを*強請る*]
(218) 2013/10/07(Mon) 01時頃
|
漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2013/10/07(Mon) 01時頃
漂白工 ピッパは、メモを貼った。
2013/10/07(Mon) 01時頃
|
―さて、今のサロン―
[さて、今ボリスはみんなから見て悩んでいるような様子だろう。 理由を推察すると、こうである。 「やっとできた『友達』が『楽にしてくれ』と言っている。 こういうとき、『友達』として、どうすべきか」 こうであると推察できるが―はたしてどうだろうか。]
お……おおおお…!!オレはどうすればいいッスか!? うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!
[身体同様に、声もでかい。頭を抱えている。]
オレは「カトリーナ」をどうしたらいいッス!?
[名前で、呼んだ。]
(219) 2013/10/07(Mon) 01時頃
|
|
[カトリーナの心は動かせなかった。 誰かを選んだその事に彼女は心を痛めるのだろう。 人殺しに加担する事になればその罪悪感に苛まれるだろう。 そんな事を想像して、息が漏れる。
彼女が少しでも迷いを見せるなら 言葉重ねて止める気でいたけれど 選ばずにいたいと思っていたけれど
――彼女の選択に心は揺れて。 そうして、彼女の事を、グロリアは思う]
(220) 2013/10/07(Mon) 01時頃
|
|
[困ったような顔をして、周囲を見回す。 「どうしたらいいかわからない」とも読める表情だ。 その通り額面で受け取るとしたら、だが。]
かか、カトリーナを―……って。 難しいことはオレわからないッスけど、 「亡霊」って自殺願望でもあるもんなんスか? オレが「亡霊」だったら、「死にたい」とか言わないッス。 カトリーナの望み通りにしても、前進はしないかもッス。 でも、「友達」は「友達」の望むようにすべきか―……
ああああああああああああああ!!! わからねぇッス!わからねぇッスよぉぉ!!!
[ふるふるふる、と頭を振っている。]
(221) 2013/10/07(Mon) 01時頃
|
|
[ぴくり]
[指が動く]
[深い眠りの中、『友達』の声がする]
…やっと呼んでくれたべ。
[ああ、うれしい。**]
(222) 2013/10/07(Mon) 01時頃
|
|
[友との関係を羨ましいと>>212 そんな言葉に細む瞳はとても嬉しそうで]
ふむ、
[祈る様な仕草に思案する。 眠り姫と――何かの折りに耳にしていた単語]
ある。 東洋西洋練金に魔術。 ありとあらゆる本があるのを私は知っている。 そして都合の良いことに一纏めに積んである。
[そのうちどれか一つは当てはまらないだろうか。 必要なのが技術の進歩でなく、術と知識であるというならば**]
(223) 2013/10/07(Mon) 01時頃
|
ルーカスは、グロリアの瞳に決意の色が現れたなら、差し出した手を下げるだろう>>218
2013/10/07(Mon) 01時頃
|
[差し出されたルーカスの手>>218と 向けられた言葉の意味を理解して]
あなたは優しすぎて、心配になる。
[グロリアはまた困ったようにわらう]
戦友と思ってくれるのなら 支えられるばかりでいたくないから。
[爪のあとが残る手のひらを ルーカスの手へと重ねて]
背を預けあい共に進める。 ――それが理想、なんて、ね。
[考えて同じ道を選んだから、と ルーカスに預けたのはその手の重さ]
(224) 2013/10/07(Mon) 01時半頃
|
|
―書架の何処か―
[開いた本の頁>>210から、ふわりと浮かび上がり、 空に広がるのは。 柔らかな朝日のように、仄かな白い光を放つ、 守護の魔法陣]
…レティー…。……。
[ポケットから、護身用として持ち歩いている、 極小型のミセリコルデを取り出すと。 刃先を左手首にあてがったまま、 案じて護ろうとしていた、 レティーシャの名を、口にしかけて――…]
(225) 2013/10/07(Mon) 01時半頃
|
|
ふむ、
――悪くない。
[乗せられる手の重さに、満足げに*笑った*]
(226) 2013/10/07(Mon) 01時半頃
|
|
オレは―……前に進むッス。
[ふと、傍に目をやると本が落ちていた。 拾い上げて、背表紙を見る。基本的に文字はあまり得意ではないが、 からっきしダメというわけではない。 何となくわかるものもあるし、各人の名前の綴りは 「アレ」を通じてよく知っていた。]
この本のタイトル、「あの人」の名前の頭文字と 同じ文字で始まっているッスね。 決め手もわからねぇッス……えぇいままよ!
[「何かを決めたぞ」といった顔をした**]
(227) 2013/10/07(Mon) 01時半頃
|
|
―書架の何処か―
………っ。
…グロリア。 …ラルフ。
[ふと、先程、気をつけて、と見送ってくれた グロリアの優しい顔と声>>211が、脳裡を過り、 咄嗟に唇を噛んで。
次いで、黒い髪の、絵を愛する青年の姿が、思い浮ぶ]
(228) 2013/10/07(Mon) 01時半頃
|
石工 ボリスは、メモを貼った。
2013/10/07(Mon) 01時半頃
|
[短い返事を返すルーカスの嬉しそうな色に 微笑ましげにそれを認める]
――…行動が早いのね。
[書物の話には感心したように呟いて]
それだけの種類があるなら――… 眠り姫を目覚めさせる方法ものっているかもしれない。 その場所に、エスコートして下さる?
[ゆると首を傾げると金糸雀の色の髪が揺れる。 願えばたどりつけるだろう不思議な空間と知りながら 彼のなした成果を彼自身に披露してもらいたいと思った**]
(229) 2013/10/07(Mon) 01時半頃
|
|
―― そうして、その時が来たならば ―― [助けはこなかった。 鳴り響く鐘の音、歪む視界の中獣が誰を襲ったか知る。 手を離しても、シメオンが離れてももうレティーシャは逃げられない。 彼女はサイモンと同じように人形へ変じていく、その様子を少し遠くから見守った。]
大丈夫
大丈夫だよ
[何が大丈夫かなど分からないまま、そんな風に呟いた**]
(230) 2013/10/07(Mon) 01時半頃
|
シメオンは、少年の人形を撫でる亡霊は、空虚な微笑みを浮かべる**
2013/10/07(Mon) 01時半頃
|
―書架の何処か―
[それから、瞳を巡らせた先、一人一人の顔を思い浮かべる。 負けるわけにはいかないのだよ、 と語っていたオズワルド。
やさしいと言ってくれた、ルーカスの笑顔。
魔女でも人だから殺したくないという、カトリーナ。
友達がいたら戦えるなら、もう戦えると、 ボリスに言ったピッパ。
親に関心を持って貰えない気持ちがわかるか、 と問うたシメオン…。
誰も悲しまないし覚えてもいない、慟哭していたボリス。
そして――……]
(231) 2013/10/07(Mon) 02時頃
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―書架の何処か―
『ありがとうホリー。おいしい……』
[レティーシャの声が、耳の奥にこだまして]
どうしよう…。誰を…誰を護ったら、いいの…。
[泣きそうになりながら、呟いて。 ああでも。レティーシャはオズワルドが追ってくれたから。 きっと大丈夫、今頃はもうサロンにいるかもしれない ……そう思えば。
だからと言って、呪いを避けられるわけでないけれど、 グロリアとラルフで、最後の一瞬まで迷って]
(232) 2013/10/07(Mon) 02時頃
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―書架の何処か―
……ラルフ…。
[ふっと思い出したのは、あの時>>0:204の、 兄と同じ黒い髪の横顔。
ラルフが、今にも暗闇に溶けて 目の前から消えてしまいそうだった不安>>204と、
先程の、瞳が合うのを避けるような、 何処かおかしかった様子]
(233) 2013/10/07(Mon) 02時頃
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―書架の何処か―
……ラルフを、護って…っ。
[囁きながら、手首に当てたミセリコルデ。 一筋の赤から、溢れ出た血が、 仄かな光を放つ魔法陣に落ちれば。
一瞬の赤い鮮光と共に、 飛びさった、黒い二つの影のようなものに、 願いを命じ、夜の色の瞳を閉じた**]
(234) 2013/10/07(Mon) 02時頃
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