人狼議事


65 In Vitro Veritas

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新

視点: 人


【人】 奏者 セシル

― 地下2階 北側廊下 ―
[しなやかな彼の指先は、自身の青灰の一度指差した]

 ……それ、手術すんの?
 悲鳴あげたら王子様が助けに来てくれる、了解。

[>>1:397 岩瀬の去り際、答えを求めない問いを一つ投げた。
 答えを待つまでもない、移植という医療行為は市民の権利だ
 それから冗談ひとつ添えて、送り出す]

 さて、とりあえず一周してきたけど、
 部屋の中までは見てないんだ。
 とりあえず手当たり次第に開けてみる?

[本屋に向き直る、灯りの戻った室内、
 見通しの効くところでは転送装置の向かい、
 階層の中央に位置する部屋への扉が一つ]

(6) 2011/09/28(Wed) 10時頃

【人】 奏者 セシル

 ― 地下2階 コントロールセンター ―
[一度足を止める、何か嗅ぎなれない、
 鉄くさい匂いがした気がしたが、血の匂いだと結びつかない。
 本屋の方はそれに気付いただろうか、気にせずに扉を開く。]

 ……この部屋は。

[机と端末、上の同じ場所にあったステーションと異なり、
 医療行為のための場所ではないこと、はわかったが、
 それ以上何を果たす部屋なのかまでは判断がつかない。

 部屋の四方を確認しようと見渡せば、すぐに視界に入った。
 淡いグリーンの光、非常用の誘導灯の色]

(7) 2011/09/28(Wed) 10時頃

【人】 奏者 セシル


 これで、ここから出て行けそうだな。
 ――…なんか、悪い夢って言ったら悪いけど、わるいゆめ、
 そう思っておけば――…

[そう思っておけばいい]

[断言の出来ないまま、その非常用転送装置に近づいていく。
 作動させようとして、それが動かないこと。
 作動条件のあることは、まだ知らぬままに**]

(8) 2011/09/28(Wed) 10時頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2011/09/28(Wed) 10時頃


【人】 奏者 セシル

 ― 地下2階・コントロールセンター ―
[>>13 病院ぽくない、その言葉に一度頷いて、
 問いかけられた言葉に、ああ、と半端な返事を寄越したのは、
 その時に丁度、非常灯が目に入ったからだろう。

 背後、駆け寄る気配に振り返り、忘れたい、という言葉に、
 視線が留まる、本屋の表情までは伺いしれなかったけれど]
 
 ああ、さっきの人ってヨーランダ、か。
 雪織……って、いえばわかるかな、国営銀行総裁の一人娘でね。
 ま、人を振り回すことなんてなんとも思ってないっていうか……

 あ、そういえば俺の名前名乗ってないか?

[小さく嘆息ひとつひきずって、雨宮セシル、と名を名乗る。
 そして脇に避け、装置に触れる本屋を見守る姿勢]

(34) 2011/09/28(Wed) 21時頃

【人】 奏者 セシル


 さっきも思ったけど、
 わけわかんない機械によくまあ簡単に触るな。

[触れるその指先は中性的な物だっただろうか、
 多少はフェミニストの自覚がある、のだが、
 どうにも余り性を意識しない扱いをしていることに、気付く。]

(36) 2011/09/28(Wed) 21時頃

【人】 奏者 セシル

[思考を遊ばせているのは、
 その文章が読み上げられるまでのこと]

 『 転移先、B棟前玄関。
   転移範囲及び定員―B1及びB2に存在する…… 』

[思わず背後からその注意書きを覗き込む、
 多少のしかかるような形になってしまっただろうか。
 眼差しを狭めて、ジャケットの袖でプレートを拭ってみたところで、
 その定員部分は、読めない]

 階層指定型の非常用転送装置、か。
 ……、さすが旧式だな。


 「定員オーバーです」 ってなんだよ。


[点滅する無機質な文字列に、本屋もまた気付いただろう]

(37) 2011/09/28(Wed) 21時頃

【人】 奏者 セシル


 まあつまり――…、
 定員内だったら、停電から回復してた時点で、
 自動的に指定の場所に転送されてた、ってことかな。

 今は定員オーバーで動いていない、と。

[どうする?とでも言わんばかりに、
 相手へ向ける眼差し、無論彼自身も答えなど、
 まだ何も出ていない。]

 とりあえず、出るか。

 ああ、……ヨーランダには教えない方がいいな。
 『だったら定員を減らしなさいよ』
 って返ってくるのは、目に見えてる。

[事実は事実として咀嚼すれど、
 感情も判断もまだ追いついてこない、
 本屋はどうしたか、確認せぬままコントロールセンターをでた]

(40) 2011/09/28(Wed) 21時半頃

【人】 奏者 セシル

 ― 地下2階コントロールセンター前 ―
[扉を出て、果たしてどうしたものか。
 とりあえず紙巻を咥えてしまったのは、
 それだけ、現状に余裕がなかったのかもしれない]

 ――……定員オーバー、ね。

[出会うものがあれば、一応。
 非常用脱出装置のあることは伝えただろう、
 ただ、今は動かないことを一言付け加える。

 何故、と問われるのなら「定員オーバー」
 であることは、迷いながらも伝えるだろう。
 いわゆる一つの、人間性 というものを信じて**]

(46) 2011/09/28(Wed) 21時半頃

セシルは、ゴミ捨て?と身を起こしたけれど、まだ少し喫煙中**

2011/09/28(Wed) 21時半頃


奏者 セシルは、メモを貼った。

2011/09/28(Wed) 21時半頃


セシルは、寄りかかった壁から身を起こせば、先ほど声のしたほうへと歩き出す

2011/09/28(Wed) 23時頃


奏者 セシルは、メモを貼った。

2011/09/28(Wed) 23時頃


【人】 奏者 セシル

 ― 地下2階  ゴミ処理機前 ―
[>>54 定員内にするためには人数を減らさなくてはならない。
 本屋の――散花のその命題の答えは、他に出口を探す、だった。
 その答えにどこか安堵したように一つ、息を吐いた。
 
 雪織の件で、多くを語らずとも納得されたらしい、
 苦笑にも似た笑みを返し、散花と別れたのが先ほどのこと。
 去った後、零れた呟きのことなど知るはずもなく]

[そして今]

[視界にあるのは広がる血紅の中、
 物のように転がる女の姿だ、あるべき“もの”がない、
 ただ、うつろな眼窩を晒している。
 「雪織」と呼ぶ、誰かの声で状況がすとんと落ちてくる]

 ……ヨーランダ?

[震えた声、口元を押さえ込む。もう片手は壁に触れた]

(80) 2011/09/28(Wed) 23時頃

【人】 奏者 セシル

[ゆるく首を振る。
 >>74 青年の怒鳴り声に眉根の寄った。
 眼球のない雪織の亡骸、思い出すのは――、
 長く整えられた爪がそれを指して告げた、こと。]

  大声を出すな、響く。

[抑えた声音は小さく。
 亡骸の傍の“ふたり”怒鳴られた当人は、
 何もわかっていないといったように、見える。
 それもまた、確かに“異常”に感じるのだけれど]

(83) 2011/09/28(Wed) 23時半頃

【人】 奏者 セシル

[奪われた眼球]
[雪織の振る舞い]
[誰に殺されたのか]
[そんな問いは口に出ない]

[彼女はいつだって、
 彼女の為の犠牲を省みることはなかった。
 それはここに来る前から気付いていたこと]

[>>86 散花の声音は幾分柔らかに耳に届いた。
 案じられたように感じて、口元からそっと手を離す]

 いや、大丈夫だ。
 ただ、平気なんだな、……“彼ら”は。
 ……なるほど、動かないものは、ゴミか。

[一度目を背ければ>>78おなじいろが、
 こちらの様子を見ている、ことに気付く。その姿を黙って見返す]

(96) 2011/09/28(Wed) 23時半頃

【人】 奏者 セシル

[>>101“彼ら”の言葉は至極単純明快で、
 それはやはりリーネと話したときのように、
 子供に対峙したときのことを思わせるのだけれど]

 ――…捨てるってどこに捨てるのかな?

 たしかにヨーランダをこのまま、
 ここに置いておくのはどうかと思うんだ。

 非常用転送装置があんななんだから、
 ここから何時出られるか、わからないんだし。

[見やるのはここにある“オリジナル”の彼ら
 すり抜けていく>>107黒田フランシスカにも、
 声は届いただろうか]

(110) 2011/09/29(Thu) 00時頃

【人】 奏者 セシル

[自分のクローンはすぐに俯いて目を合わせない。
 何を考えているのか、わからない。]

 この遺体をヨーランダの家族に?
 ……むしろ見せない方が、いい気はするがな。

[>>124 相手は雪織、なのだ。
 明らかに眼球の抉られたこの亡骸を示されて、
 果たしてどのようなことになるか。
 幼い頃からよく知る人が無残な姿になったというのに、
 酷く冷静に思考は巡る。それは違和感と感じられただろうか]

 ……ええっと、散花くんのクローン?
 そのシーツ、とりあえずその子に、
 かけてしまえばいいと思うよ。

[>>127 シーツを持ってきたらしい、
 彼女に足を向けかけて――>>133 近づく気配に気付いた]

(134) 2011/09/29(Thu) 00時半頃

【人】 奏者 セシル

[>>135 その呟きを聞き咎める。
 だったら何故怒鳴ったりしたのか。
 わずかに眉根を寄せた姿を見る者があったかは知れず。

 >>139 亡骸がシーツに隠されれば、
 散花と水無月のクローンに「おつかれさま」と一声かけて]

(143) 2011/09/29(Thu) 00時半頃

【人】 奏者 セシル

[>>140 礼をして問いかける自身のクローンに向き直る。]

 誰、って、
 ――…雨宮セシル。

[彼の問う“誰”は名前、ではなく。
 もっと本質的なところなのかもしれないけれど、
 彼がそれをリーネのように「知りたい」と、
 望んでいるのだとしても、今ここで話す気にはなれない]

(144) 2011/09/29(Thu) 00時半頃

【人】 奏者 セシル

[>>147 名を反芻するクローン、
 その眼差しに落胆が過ぎるのを一度見た。

 >>148 聞こえた言葉に、むしろこちらも嘆息が混ざる。
 そういえば先ほども自分は零したが、
 興味を示されなかった、ような気がする]

 非常用転送装置なら、動かない。
 故障というわけじゃ、ないんだがな。

 コントロールセンターの……
 中央の部屋の中に、ある。

[何故動かないのか、続きを言わなかったのは青年の振る舞いが、
 つまりは余り好ましいものとは映らなかったからだろう。]

(153) 2011/09/29(Thu) 01時頃

【人】 奏者 セシル

[>>155 自己紹介は停電中の込み合った非常階段前、
 まあ、名乗ってないようなものだろう、と。
 自己紹介をされたなら、改めて名を名乗る。

>>156 散花の言葉にシーツのかかった亡骸に、
 視線を移す、非常用装置のことを口にした時、
 考えていたことは同じらしい]

 定員枠が一人減った、からな。
 ……君は少し休んだほうがいいんじゃないか。

[疲れたようなため息を思い出して、
 散花に一言、そう添えて]

(160) 2011/09/29(Thu) 01時半頃

セシルは、セシルが、こちらをみやるのに、顔をあげて。

2011/09/29(Thu) 01時半頃


【人】 奏者 セシル


 そうか、無理はせずに。

[>>162 既に充分に無理をしている気はしたが、
 さして意味がないだろう言葉を投げて、
 それから>>159 案内を請う青年に目線を向けた]

 すぐそこだ。
 着いてくるなら、こちらに。
 水無月くんも、――……それから、君も?

[>>158 装置に興味があるのだろうか。
 その言葉を反芻していたのは聞こえたから、
 自らのクローンにもそう声をかけて、北側廊下へと足を向ける。

 一度だけ、シーツの被せられた亡骸の方を振り返れば
 散花のクローンが、散花を見ている。その姿が己のクローンに被る]

(164) 2011/09/29(Thu) 01時半頃

セシルは、岩瀬のクローンがシーツのそれに近づてゆくのに、一度足を止める

2011/09/29(Thu) 01時半頃


【人】 奏者 セシル

[岩瀬のクローンがヨーランダに語りかける。
 罵声を浴びせかけた存在だというのに、
 その呼びかけは、どこか優しげなものにも思われて、
 それが涙混じりになっていく]

 揺さぶってもだめだ。
 彼女はもう起きないよ。
 死んでいるんだ。

[告げたところで“彼ら”には、
 死の概念がないのだということを改めて思い出す。
 どう伝えればいいのだろう]

 もう動かないし、もう喋らない。
 彼女は終わってしまった、
 誰かに、壊されてしまったんだよ。

[一度傍らに近づいて、
 その手を止めようと、屈んで腕を伸ばす]

(174) 2011/09/29(Thu) 02時頃

【人】 奏者 セシル

[揺さぶる腕は止められただろうか。
 岩瀬のクローンの手を留めるのは一度きり。

 >>177 そういえば青年の名前も知らなかった、
 名乗られれば自分も名乗り返して]

 雨宮セシル。
 そういえば君は雪織の名を呼んでたな。

[名を呼ぶ声、よりも吐き捨てるような響きの方が、
 己の耳には残っていたのだけれど]

 ……まあ、話題にするようなことでもないか。

[故人について語らうには生々しい上に、
 彼女を良いふうに語るのは、今は少し難しい]

(181) 2011/09/29(Thu) 02時頃

【人】 奏者 セシル

[>>180 問いかけの言葉に思い出される。
 岩瀬の眼帯――手術を受けるのは市民に約束された権利だ。
 ……岩瀬のクローンは気付きはじめているのだろうか。
 眉根の寄る、慎重にあるべき答え]

 ――……、

[>>184 簡単に蝦江が流す言葉を彼は理解出来るだろうか。
 沈黙のまま、一度岩瀬のクローンを見やって、
 それから2人――と、自分のクローンはついてくるだろうか、
 を先導するようにコントロールルームへと向かう。]

(188) 2011/09/29(Thu) 02時頃

【人】 奏者 セシル

 ― コントロールルーム前 ―
[嫌な女]
[雪織を示すその言葉に、同意も否定も出来ぬまま]

 随分はっきり言う。

[返せたのは、それだけ]
[向かう先、転送装置前、といえば話は早かったmpかもしれない。
 とりあえず中へ入れば、
 それはすぐに見つかるだろうと部屋の中へと促す]

 ……多分定員枠に収まれば、
 そのまま転送装置が発動してる気はするんだが。

 ま、一応な。

[扉を開けたまま、部屋の入り口で壁に寄りかかる]

(190) 2011/09/29(Thu) 02時半頃

【人】 奏者 セシル

[>>183 水無月から呟くように零れた言葉]

 大変、か。
 ……彼らは普段どういう生活を送ってるんだろう。

[掃除だとか、ロボットだとか、番号だとか。
 連想されるのは人権といった単語からは程遠い世界だ。

 忌むべき話だとそう考えるのに、
 そこで育まれた無垢な魂には酷く――]

(198) 2011/09/29(Thu) 03時頃

【人】 奏者 セシル

[>>195 死んでくれて清々した。

 耳に届いた言葉に、くちびるを噛んでいた。
 蝦江の言葉がこれほどまでに、
 己自身に不快を催すのは、単純なことだ。

 心のどこかで、同じように思っている自分がある。
 それを自覚し、それを嫌悪してたからだ]

 ……定員が何人かは、わからないな。

 まあその装置には期待できない。
 別の出口を探すと、散花くんは言ってたよ。

[それから、彼らと何か交わす言葉はあっただろうか。
 その場を離れたのは先ほどの岩瀬のクローンの様子が、
 気になっていたからに相違なく――足は来た道を戻った]

(201) 2011/09/29(Thu) 03時頃

【人】 奏者 セシル

 ― 生ゴミ処理機前 ―
[ポケットに手を突っ込んだまま、歩く。
 自分のクローン、あの時何と言ってただろう。
 コーダはcodaだろうか?音楽は彼らの社会にあるのだろうか?
 関心を持てば、それに伴い疑問も湧く。

 岩瀬のクローンを宥めている、
 自分のクローンその様子を不思議そうに眺めていた]


 ……君達も“知りたい”のか?
 知りたいことがあるなら、答えるよ。


[血の跡はすでに掃除されていただろうか。
 残る血臭が鼻につけば、そこには見えない。
 越えてはならない境界線のようなものを感じる。

 踏み越えて、小さく微笑った]

(204) 2011/09/29(Thu) 03時半頃

【人】 奏者 セシル

[投げた問いに返ってきた答え、
 クローンというのはオリジナルのことを、
 皆、知りたがるものなのだろうか。
 とはいえ、自分が岩瀬について知ることは少ない]

 野球が好きみたいだな。
 野球っていうのはその、ボールを投げあったりする、運動だ。

[手にした――少し血で汚れたそれを指差して、
 それから、先ほど口にしなかったことをひとつ]

 あと、目をいためているらしい。
 野球をするのには、大変だろうな。

 眼帯のことが知りたいなら、
 「あなたのことが知りたい」って、本人に聞くのが一番いい。 

[“彼ら”の向ける関心の正体はなんなのだろう。
 岩瀬のクローンから自身のクローンへと、視線を移した]

(206) 2011/09/29(Thu) 04時頃

【人】 奏者 セシル

[“コーダ”へ問いかけの色を向ける。
 自分のクローンは雨宮セシルに興味があるのだろうか。
 それともただ兄のクローンの面影を、見ているのだろうか。

 不思議と血臭は気にならない。
 己のクローンが何を望んで、何を訴えるつもりなのか。
 それに目と耳を傾けるつもりで、いた**]

(207) 2011/09/29(Thu) 04時頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2011/09/29(Thu) 04時頃


セシルは、セシルに話の続きを促した。

2011/09/29(Thu) 06時頃


奏者 セシルは、メモを貼った。

2011/09/29(Thu) 18時半頃


【人】 奏者 セシル

― 地下2階 ゴミ処理機前 ―
[>>248 野球の解説はどこまで伝わったかはさておき、
 そういえば彼が手にしているのは硬球だ、岩瀬のものだろう。
 ……本当に野球する気だったのか、と過ぎるのはともかく。
 >>215>>217 自分のクローンが問う言葉には、何度目か、首を振る。それでもまだ“ニーナ”だと思いたかったのだろうか。
 >>222 苗字を知らない水無月の言葉を思い出せば、名乗りは名を強調した。]

 名前はセシル。雨宮セシル。
 多分、君と“同じもの”だ。

[>>219 潤む眼差しを見たけれど、それが自分だと思えば、
 他者に向けるような憐憫はわかず、複雑な色を向ける。
 >>220 続いた言葉にひとつ頷く、わからないのは当然だろう。
 こちらとそちら、環境が――社会が全くちがうのだ。
 「動かないものをゴミ」だといった言葉、抱いた畏れのような感情は、例えば異国の未開の地の原始的だと感じる風習に抱くものに、似ているのかもしれない。]

 ……あの映像のこと、か。

[解説を是としたのは、それが自分であるという認識から、かもしれない。]

(250) 2011/09/29(Thu) 18時半頃

【人】 奏者 セシル


 ……大丈夫か?

[>>227>>232 検視の為、と現われた二人にかけた声、
 それは散花とリーネのオリジナル、両方へと向けられた言葉。
 どちらとも、疲労感の感じられた、気のする。
 そして散花の口から、リーネのオリジナルが医師で、
 牧野、という名であることは知れただろう。]

(251) 2011/09/29(Thu) 18時半頃

【人】 奏者 セシル


 ……牧野さん。
 移植専門医の牧野先生とは、ご関係が?

[問いに答えがあったか、なかったか。
 どちらにしても少なからぬ不審のようなものは、
 医療に携わる存在である彼女に、向いてしまっただろう。
 湧いた疑心はクローンを見て、怯えていたことにも納得がいって]

 あなたは、クローンがこういった存在であることを、
 知っていたんじゃないのか?

 ……ああ、あなたのクローン。
 リーネという名だそうだ、
 彼女があなたのことを知りたい、と言っていた。

[>>66 スタッフルームでのやりとり、
 その時に自分もリーネに名を名乗っただろう。
 雨宮セシルが長すぎるようであれば、セシルでいい、と返したか]

(252) 2011/09/29(Thu) 18時半頃

【人】 奏者 セシル

[>>232 そしてクローンから食料の話が告げられる。
 気分の悪さと亡骸を前に、すっかり感覚を忘れていた。
 が、あてに出来る脱出手段が見つからないとなれば、
 それは対処すべき重要な問題であることは、間違いない]

 保存食か……そうか、
 量にもよるがそれで少しは持つ、な。
 とりあえず、後で全員で均等に分けよう。

[散花と牧野へ向けて、告げる形になったか。
 ひとつ安堵を覚えている、もしも雪織がいたら均等に分ける、
 それで一騒動が起こっていたに違いなく、
 同時にそんな想像をする自身に少しうんざりする。]

 ……ああ、教えてくれてありがとう。

[目を向けるのは“コーダ”に。
 “自分”に礼を言うのも、おかしな感覚だと思う。
 雨宮はまだ己のクローンを個として認識出来ていない]

(253) 2011/09/29(Thu) 18時半頃

【人】 奏者 セシル

 ― 非常階段 ―
[>>233 促された先、スタッフルームには荷物も置きっぱなしだ。
 リーネは騒動にも姿を見てないが、まだそこにいるのだろうか。
 思いながら、階段へと向かえば>>234すれ違う姿、
 黒田フランシスカ、雪織の亡骸の前でそういえばサロメの彼女だ、と至る。あの舞台監督はよくない噂の多い人物だ。オケのソリストの抜擢に関わるその噂を思い返す間にクローンが名乗る、次いで自分も名乗った。]

 俺は、雨宮セシル。
 お噂はかねがね……って、こんな状況でする挨拶でもないか。

[>>237 非常用転移装置の話をすれば、
 彼女の口からまくし立てられる言葉に肩を竦めて息を吐く。
 一つ一つ否定をして、非常装置の場所を伝える。
 作動については、納得いくまで確認してみればよいことだ]

 とりあえず、他に出口でも見つけられない限り、
 どうにもならない、ので。
 食料はあるけど、分けてから手をつけた方がいい。

[>>242 去っていく彼女のクローンへの言葉は、
 案外柔らかなものだった、それからまた足を進める]

(259) 2011/09/29(Thu) 19時半頃

【人】 奏者 セシル

 ― 現在/地下1階・スタッフルーム ―
[痛がっていた、のは大丈夫なのだろうか。
 たどり着いたそこに彼女の姿はない、周囲を見回す最中、
 自分のクローンはヴァイオリンケースに目を止めていた。
 それなりの娯楽のようなものはある、と水無月は言ってた]

 それはヴァイオリン……楽器だ。
 音楽を奏でる、道具。

[モニターのスイッチは落ちていたのだろうか。
 旧式だったが、再生の操作くらいは出来るだろう]

 この映像を見て、気持ち悪いとか、怖いとか、
 そういう風には感じないのか?

 それとも意味がわからない?

[雪織の亡骸の前での反応は、
 無残な死を前にしての忌避に見えたが、
 自分のクローンがこれを見たいと望むのは何故か?*]

(261) 2011/09/29(Thu) 20時頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2011/09/29(Thu) 20時頃


【人】 奏者 セシル

[>>264 眼を輝かせて、というべきか。
 返ってきた反応は一つの共通点、妙に腑に落ちる]

 やっぱり音楽が好きなんだな。

[後から、と告げる前に映像は流れ始めただろう。
 最中、クローンの開きっぱなしの口、
 自分の顔がそんな表情をしているのは少し嫌だ、と思う。

 >>267 映像を見るクローンはそのシステムを概ね、
 理解しはじめたらしい、“自分”はその状況において何を感じるだろう。
 結局は諦めのうちにあるのではないか、そう思う]

 そうだな、あの映像でいえば、
 体の中身を奪われている方が、君で。
 それを貰っているのが、俺だ。
 君は俺から造られた、俺と同じもので――……、

[だけど――と、クローンの続く言葉はそれを否定する]

(275) 2011/09/29(Thu) 21時頃

【人】 奏者 セシル

[>>268 個の主張、それを訴えられて緩く瞬く。
 クローンはこちらを見つめているが、
 元が同じ、というのはやはり伝わらないのだろうか、それとも]

 君が俺だっていうのは、事実だよ。

 そりゃまあ、考えてることがわかるわけでも、
 全てがそっくり同じってわけでもないけど。
 何せ住んでるところ――いる所が、違うからね。

[息を吐く、カウンターに手をついた]

 まあ、ここから出られたら、
 君の世話にならないように生きるよ。

[俯く眼差し影が過ぎるのは、兄と雪織とを思い返して。
 それからヴァイオリンケースに目を向けた]

(280) 2011/09/29(Thu) 21時半頃

【人】 奏者 セシル

>>304
[投げた言葉に、クローンが何を考えているのかは、わからない。
 本質が同じもの、だとしても個体としては違う。
 そんな抽象的な言葉が通じるようには思えない。]

 ん?

 ああ……そう、ヴァイオリン。
 これで音楽を作るのが、俺の仕事。

[>>318 投げられた問いかけにケースを開こうとした手が止まる。
 先ほどの牧野の言葉>>283 向こうはこちらを知っていたらしい、
 クローンはそれは的確に会話の要因を捉えた質問をしてきた]

 ……それは説明が難しい、な。
 君達には家族、というものはなさそうだし。

[恐らく、簡易に説明する言葉を知っている。
 だがそれを口にする気にはなれない、
 兄とはつまり“コーダ”にとっての“ニーナ”だ、と]

(327) 2011/09/29(Thu) 23時半頃

【人】 奏者 セシル

[>>288 「知らなかった」という牧野の言葉、
 それに、たとえば憤りのようなものを感じる権利があるのか、
 といえば、否だろう。

 何も疑問を感じなかったのか。

 言葉にしようとした問いは、自分自身にも向けられる。
 自我をもって動く存在が、家畜のように管理され、
 部品として扱われている。それが問題であるとしたら、
 眼を覚まさぬままのクローンであれば、部品として扱ってよいのか。

 考えるつもりなどなくても、考えてしまう]

(333) 2011/09/30(Fri) 00時頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2011/09/30(Fri) 00時頃


【人】 奏者 セシル

[考えながらも――個としては違う存在である、
 そのはずの自身のクローンを、まだ自分と切り離した
 一つの存在として見ることは出来ない。
 自分の延長線上にあるもの、としてしか認識できない。
 その欺瞞には気付かないまま、ヴァイオリンケースを見る“コーダ”へ視線を向ける]


  見てみるか?


[ケースを開ければよく磨かれた濃い飴色、
 なだらかなその曲線は初めて見る者にはどんな印象か。
 弓に塗る松脂の匂い、背筋の伸びるような]

 まあ、こんな場合じゃないんだけどな。
 ……この辺、今誰もいなさそうだし、いいか。

[言った傍から、牧野とリーネが現われることになるのだけれど]

(354) 2011/09/30(Fri) 00時半頃

【人】 奏者 セシル

[弓を構える、ひとつ息を吐く。
 それだけで世界は、この薄暗い暗鬱な場所から切り離された。
 目蓋を伏せる、濃い影の眼元に落ちる。
 口元は薄い微笑の形になる、
 音に触れる幸福のにじみ出るように。

 雨宮セシルの音の評価は、聴く者によって大きく分かれる。
 その音の響きを、クリスタルのようだ、という者もあれば、
 氷のようだ、というものもある。どちらも透明で、寂しい。

 ゆったりとした舞曲の旋律は、G線1本で奏でられる。
 天に昇っていく伸びやかな音。
 柔らかに空間を満たしていく澄んだ響き。

 ――もう失われてしまった音がある。
 重ならないハルモニア、音の評価は酷く正しい]

(355) 2011/09/30(Fri) 00時半頃

【人】 奏者 セシル

[透明な輝きを宿す、旋律。
 天上を描き出す音は、けれど空を知らぬ者に、
 どう聴こえるのかはわからない。

 甘みを帯びたけれど切ない弦の響き、
 その余韻を残さず音が消えるまで、瞳は伏せられる。
 ずっと重ならない音を聴き続けて。]

 ――……、

[向けられた眼差しに、再び青灰が映る時、
 それは遠く切り離された世界から戻ってきた者のように、
 ――夢から覚めた者のような色で、呼吸をひとつ。

 クローンも楽器に関心があるのかもしれないけれど、
 触れされるつもりはなく、元の通りに納め直して。
 それから、>>366 “コーダ”のその様相に気付いた]

(371) 2011/09/30(Fri) 01時半頃

【人】 奏者 セシル

[>>370 面に現われている感情は、酷く素直なもの。
 鏡のようだ、と思ってしまう。
 少しだけ、奏でたことを後悔、した。]

 ……大体、
 君の聞きたいことは答えたかな?

 俺にとっては仕事だけど、
 他の人にとっては遊びみたいだものだから。

 そろそろ下の様子を見てくるべきかな。

[大丈夫か、とでも言うように、
 その硬直したままの顔の前で、ひらり、と手を振る。
 白くしなやかな――“コーダ”とは違う指先]

(376) 2011/09/30(Fri) 01時半頃

セシルは、傾ぐ体に、驚いて腕を伸ばす。

2011/09/30(Fri) 02時頃


【人】 奏者 セシル

[触れた肩、腕に体重はほとんど伝わらぬまま、
 “コーダ”はその場に膝を曲げて沈み込んだ。
 小さな震えは見えたけれど、それが何を意味するのか]

 ……気分が悪いのか?
 なら、少し座って休んでろ。
 病院だから、横になる所もいくらでもあるしな。

[とりあえず今度は立ち上がらせる為に、手を差し伸べた。
 震えは――単純に身体的なものと解釈された、
 彼の中で何かが起こっていることなど、知らない]

(382) 2011/09/30(Fri) 02時頃

【人】 奏者 セシル

[ゆっくり伸ばされた腕をとりあえず引き上げる。
 雨宮セシルにとっては、ごく普通の行動だ。
 それから、誘うようにスタッフルームの奥へと視線をやる。
 どこでもいいから座ってればいい、と]

 ――………、

[視線を巡らせれば、いつの間にか。
 牧野とリーネの姿があった、隣合って座る。
 今はそこに穏やかな空気があるのを知れば、
 双子のように見えて――自分と彼もそんな風に見えるのかとふと思った。]

 じゃあ、俺は下見て来るから。
 あ、……あれには触るなよ?

[ヴァイオリンケースを示してから、背を向けた]

(384) 2011/09/30(Fri) 02時半頃

セシルは、そのまま階下に下りれば倉庫の方へと向かって

2011/09/30(Fri) 03時頃


【人】 奏者 セシル

[ここに飛ばされてから、どれくらい経ったのだろう。
 アナログの時計のことを思い出したけれど、
 時間を見るのを忘れていたから、役にはたたない。
 午前か午後か、外が見えなければそれもわからず。

 地下2階に降りれば、
 漂う血臭のことを――彼女の亡骸を思い出す。
 時を意識して、感じたような気がした空腹は、
 胸につかえるような気分の悪さに飲み込まれる。

 うつくしい音の世界から、
 現実は酷くかけ離れている。

 ―――これが罰であるのなら、
 裁かれるべき罪人はヨーランダの他にもいるのだろう。
 ぼんやりと、そんな思考が過ぎった**]

(393) 2011/09/30(Fri) 03時半頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2011/09/30(Fri) 03時半頃


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