30 ─今夜、薔薇の木の下で。
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……セシル?
…蒼薔薇って…、…何…?
[それは、とても深く眠ってしまったように見えて。 呼んでも、返事が返ることはない。
ラルフは蒼薔薇を封じ込めることができたのだろうか。 だとすれば部屋の噎せ返るような香も少しは薄れるはずで、 けれども深く刷り込まれた香に囚われてしまった翡翠には あまり変わらないことなのかもしれず
そっとセシルを抱き寄せれば思い出すのは深い悦楽で。 ――ふ… と、直ぐにでも熱を帯びそうになる身体に 掠れた吐息を飲み込んだ。]
(2) 2010/09/09(Thu) 01時頃
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……うば、う…?
[眠るセシルを見つめながらラルフの言葉を反芻して。 響きが幼いものになったのは寮で起こっていることを 何一つ知らぬまま花の香に堕とされたからで。 琥珀の髪を梳く指先をほうと見つめていると ちり…と身体の何処かが焦がれるのは何故か。 その手が翡翠の目元に伸びてくると常とは違う、 頼りなげな色を宿してラルフの銀灰へと視線は移り。
その色が近づいてくることはあったのだろうか、 零れる吐息は熱く、けれども薄く吸う呼気は ひぅ…と小さな悲鳴のように掠れて。]
(10) 2010/09/09(Thu) 02時半頃
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―――…わか、らない…
…けど、セシルを…運ばないと…
[唇同士が触れ合うことはなく、緩く首を横に振ると そっと、セシルの髪を…先程ラルフが梳いた場所を なぞるようにして同じように梳いて呟く。
1人で立ち上がることもやっとな状態の身体で セシルを運ぶことは難しくて。 ラルフに手伝ってもらうように頼みながら目に留めて、 拾い上げるのは先程まで奏でられていたハーモニカ。]
(11) 2010/09/09(Thu) 02時半頃
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……ラルフ、は、 何か知ってるの…?
[着るものを探しながら問うのは銀灰の後輩に。 服に袖を通すだけで零れそうになる吐息を抑えて、 じわり…と胸に拡がるのは巣食われ刻み込まれたいたみ。]
知ってるんなら、さ。
――…教えてよ。
[じくり…と裡で疼くのは薔薇が残していったもの。 蒼薔薇が居なくなっても消えない、忘れることはできない。 ――…そう、刷り込まれたのだから。
乞う言葉は甘く誘うような響きにも聴こえただろう。 常と無機質、それから悦楽…3つの色を宿した翡翠は 後輩のハーモニカを持つことで今はぎりぎりの均衡を保って*]
(12) 2010/09/09(Thu) 02時半頃
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フィリップは、ラルフに話の続きを促した。
2010/09/09(Thu) 17時頃
フィリップは、ロビンに話の続きを促した。
2010/09/09(Thu) 17時頃
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―医務室― [呪いは解けるのかな…。 寝かされている人たちを見て漸く事態を理解した際に 零した言葉にラルフはどう答えていただろうか。
今は、ラルフが出て行って―――… 寝かされている者達を除けば、部屋に1人。 揺れる翡翠は硬質な色を湛えて、眠る人達を…
先程までは傍に居てくれた、後輩の姿を見つめ]
(117) 2010/09/09(Thu) 18時頃
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―――…ね、…どっち、だったの?
[問いかけに応えはない。 あの時、長い口付けの交換を交わしたのは、 あの時、好きだとそう謂ってくれたのは、 あの時、無理に身体を開いたのは―――…
好きだと、壊れてと、殺そうと 紡ぐ声は同じ人で、 けれどもセシルの中にもう1つの人格があったと 知った今、理解して…またわからなくなる。]
(118) 2010/09/09(Thu) 18時頃
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[応えない人に、翡翠が硝子の色へと変わっていく。 眠る人達は彫刻のように身じろぎせず、 血色失せて白い肌は滑らかな大理石のよう。
生きているのに、死んでいるかのような。
生を宿すのに無機質な彼らは空洞の硝子球にも似て。 起こさなくてはいけない、そうわかっているのに。]
…… き れい…
[同時に抱くのは羨望。 このまま…目を覚まさずに、彼らの中に加われたら。 きっと、それは―――…とても、綺麗。]
(120) 2010/09/09(Thu) 18時半頃
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[ハーモニカは手の中にあっても、約束の硝子球は 屋根裏部屋に置き去りにしてしまっていて。 裡に抱く言葉を紡げば…容易く、均衡は崩れていく。 苦しげに熱い吐息を吐くと無理に身体を支えていた足が 震えて、身体もぐすぐすとその場に崩折れて蹲る。]
―――…っ
あ、
[何も触れていない首元に、薄く鬱血の色が浮かび上がる。 シャツに隠れた箇所にも点々と浮かび上がるそれは それは呪いの茨の形とはまた違う、 蒼い――…薔薇の、花弁の型。]
(122) 2010/09/09(Thu) 18時半頃
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[セシルを、殺そう。 裡に残る残滓がそう、甘く囁きかけてくる。 蒼薔薇は消え、けれども容易く消える筈がなく。 宿木に何かあった時も新芽は生き残れるようにと 此処にも深く、その爪痕を残して…
呼気が、震える。 薄く開かれた唇から零れるのは濃い蒼花の香。
ルーカスが訪れた時には医務室は濃い蒼薔薇の香に包まれて。 それはベネットが医務室に戻る少し前だったかもしれず]
(123) 2010/09/09(Thu) 18時半頃
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……ルーカ ス…?
[蒼薔薇の香に再び包まれた部屋、 聴こえる声に振り返る翡翠は微かに蒼の色を宿して。
後輩の姿に、その瞳が潤んで細まる。]
……くる しい……
[そう謂って触れる首元には、濃い蒼の花弁が刻まれて。]
(125) 2010/09/09(Thu) 18時半頃
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[肩に触れられるとひくりと身が震えて。 零れ落ちる吐息は蒼薔薇を宿していたセシルと同じ、 甘い媚薬にも似たその香。]
…ルーカス、は…薔薇のこと、知ってるの…?
薔薇は…どうなってしまう?
[見上げる翡翠は、その香に浸されていく。 蒼薔薇が生き残るためには、 残る者達をその香に浸していけばいい。
大丈夫か、その言葉に頷く姿はやはり呼気荒く。 そっと此方からもルーカスに手を伸ばす。]
……薔薇を、燃やしちゃ…だめだよ。 …死んでしまう。
(127) 2010/09/09(Thu) 19時頃
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[首筋に触れられると ぁ…と掠れた声と共に 零れる甘い蒼薔薇の香り。]
……お揃い、
[伸ばした手はルーカスの手首の花弁に触れて。]
…これは? どうしたの?
[この痕は、どうしたのか。蒼薔薇のものとも少し違う。 そうルーカスに問う間にも触れられた花弁の傍にもう一枚 鬱血の花弁が浮かんでいく。 赤い血で描かれた筋は、薔薇の茎の姿を模して]
(133) 2010/09/09(Thu) 19時半頃
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[ルーカスの言葉を聴きながら、ルーカスの手首をなぞる。 花弁は花にはなりきらず、ほろりと彼の手首に舞って。
綺麗…
見惚れるようにそう、呟く。 首筋の鬱血の花弁は青く濃く刺青のように染まり]
―――…蒼薔薇が…殺されそうなんだ。 君の大事な人が刻んだものが…思い出が…、
[ルーカスに語りかける翡翠の声も何時ものものではなく。 蒼を宿す瞳は、蒼薔薇に囚われた者の色。]
…たすけて…、ルーカス。 このままでは…死んでしまう。
[蒼薔薇を、助けて。 助けを乞う吐息は掠れて、甘く香る。]
(136) 2010/09/09(Thu) 20時頃
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それは……
ルーカス、助けてくれないってこと?
[ルーカスの言葉に少し落胆したように呟いて。 手首の花弁に触れていた手がその手首を掴む。]
―――…だめだよ。
助けて…くれなきゃ。
[蒼い色は翡翠の奥で冷えて。 一度囚われてしまった瞳は ルーカスの言葉では元の色に戻ることはなく、 そっと、唇を寄せると手首の花弁を舐める。
だめ、もう一度そう囁きながらほぅと吐息を吹きかけて。 思い出すのは蒼薔薇に与えられた甘い甘い悦楽。 穿つ甘さを与える姿は、今は眠る後輩の姿をしていて。]
(139) 2010/09/09(Thu) 20時半頃
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[ぴしゃりと言い放たれた言葉は言霊のように 一度翡翠の中の蒼へと刺さる。]
―――…ぁ、
[ぐらりと、怯えたような瞳は翡翠のものだったのか。 それとも裡に潜む蒼い花の残滓のものか。
捕らえることなど簡単だったはず、けれども効かない。 触れていた手首から離れた手は、蒼く咲く首元へ。 蒼い花弁の痕を両手で押さえて 苦しげに呼気を荒げればまた首筋に浮かぶ新たな花弁。]
(141) 2010/09/09(Thu) 21時頃
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…ル…カ、ス… ……くるしい…、
[後輩を呼ぶ声は、 先程までの甘い囁きではなく何時もの声。
蒼薔薇に、裡から侵されていく。 首筋に徐々に浮かび上がる花弁が繋がり 一輪の花となった時には、きっと新たな宿木として…。 セシルを殺そう、そうせせら哂う蒼薔薇の仕掛けたもの。 セシルの届かない場所へ、置き遣るかのように。]
(142) 2010/09/09(Thu) 21時頃
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[裡から刻まれていく蒼は貫くような痛みと、 それ以上に震えるほどの甘さを持って。 荒ぐ息はルーカスに抱き寄せられるとくぐもったものに。]
あ、 あぁ…
…厭、だ
[零れる悲鳴は情事の時を思わせるかのような。 拒絶の声はルーカスに向けたものなのか、 それとも裡から責め苦を強いる花にか。
翡翠がじわりと潤むと縋るようにルーカスの服を掴み。 体温は其処に在って、けれども求めるものではなく]
(147) 2010/09/09(Thu) 21時半頃
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――…セ シル…
[助けを求めるかのように。 呼んだのは後輩の名、蒼薔薇の花の名。 思い浮かべたのはどちらの姿か。
ぐらりと、身体が揺らいでルーカスに 身を預ける形となった。
甘い香は身体から消えず、浸されていく意識は 囚われの世界と、常の世界でぎりぎりの均衡を保つ。*]
(148) 2010/09/09(Thu) 21時半頃
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―――…っ ふ…
[横たえられたまま零れるのは苦しげな吐息で。 それもまた誘う甘い香へと変わっていく。
刷り込まれるように蒼薔薇に侵されて、 塗り替えられた身体は蒼薔薇が消えた時どうなるのか。
誰かの、後輩の唇が項を這う。 焦れるような甘い疼きは裡からではなく肌に刻まれて。 蒼よりも早く、赤い色の花が咲いていく。]
……ぁ ぅ、
[零れる吐息は熱いままだけれども、 蒼が新たに刻まれることがなくなると 落ちる吐息は苦しげな色を徐々に失くしていき]
(158) 2010/09/09(Thu) 23時半頃
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フィリップは、薄く翡翠の色を開いて、見つめるのは痕をつけた後輩の姿。
2010/09/09(Thu) 23時半頃
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―医務室―
…なんか、少し…楽になった。
[何が理由なのかはわからない、けれども。 呼気は熱いまま、しかしその香は先程より少し薄れて。 血の気少し失せてひやりと冷たい手を取られても それを拒むことはない。 じんと、熱いルーカスの頬に触れると指先が その頬を包むようにやわく動いて。]
――…ル、カスは…さ。 今、…苦しく ない…?
見てることしか、できなかったの。
[先程聴いた彼の話、蒼薔薇を胸に刻む人の話。 それは恋情だったのか、それとも違う想いなのか。 その手首の蒼は届かなくなった想いに痛まないのかと、 そう訊いて。]
(167) 2010/09/10(Fri) 00時頃
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フィリップは、でも…、…?と反芻するようにルーカスに訊いて。
2010/09/10(Fri) 00時半頃
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―――…
[頬に触れる指が、その熱が更に高くなるのを感じて]
…泣いて、いいよ。
[痛む、それは形は違うけれども少し、 似てるとも思ったから。 じくりと、触れる掌の傷が痛む。 じくりと、裡の何処かが痛む。
そっと、ルーカスの頬を撫ぜて。]
(176) 2010/09/10(Fri) 00時半頃
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……硝子球みたいに…なれればいいと思ったんだ。
ずっと、目を覚まさず…眠り続けていられたら。 痛みも感じなくて…、きっと…とても綺麗。
[呼気の甘さは完全には消えない。 これが消えた時…どうなるのか。
後輩が目覚めた時…どうなるのか。
わからないまま、ただ――…一度は壊されたはずなのに。
痛みは、苦しみは、消えずに燻ったまま。]
(177) 2010/09/10(Fri) 00時半頃
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