人狼議事


109 Soul River

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視点: 人


奏者 セシルは、メモを貼った。

2013/01/06(Sun) 00時半頃


【人】 奏者 セシル

[眼差しは穏やかに。
 おもむろに左手を胸の前まで持ち上げる]

 痛い、か。
 きっと、僕の友達も痛かったんだろうね。

[一度だけ天井を見る。
 それから、また視線を戻した]

 僕は。
 別に弾けなくなんか、なかったんだよ。
 ただね。
 弾く事の意味が判らなくなったんだ。

 何のために、弾けば良いのか。
 何のために弾けば、許されていられるのか。

(4) 2013/01/06(Sun) 00時半頃

【人】 奏者 セシル

 考えずにこれたなら。
 きっと、君とその子の周りは幸せ、良い事だ。

[此処にいる現実には少し表情を曇らせたけれど。

 短く切り揃えた爪と、
 硬くなり過ぎないように自分で手入れするたこ。
 思ったよりも硬くないと、言われた事がある。
 自分の指に少しだけ視線を落とし]

 ……友達が、いた。
 ハープじゃなくて、人間のだよ。
 その子はハープが大好きで僕より才能もあったけど。
 可哀想な事にお金がなかった。

 でも、僕がハープをあげられるわけじゃない。
 だけど。

 僕が弾けなくなったら。
 誰もその子にハープをあげるのに、反対はしない。

(10) 2013/01/06(Sun) 01時頃

【人】 奏者 セシル

 好き、だったのかな。
 嫉妬してただけかもしれない。

 練習しても練習しても。
 僕よりあの子の方がきっと上手くなっただろうし。
 なんで、僕とあの子は逆じゃなかったのかなって。
 逆なら、僕はもっとあっさり諦めたと思うのに。

[冷たくなった袖に伸びる手。
 留めるように右手を重ねる]

 僕はずるいんだよ。
 死ぬとかさ。
 あてつけがましいじゃない。

(13) 2013/01/06(Sun) 01時半頃

【人】 奏者 セシル

 ……ずるいって事に、しておくんだよ。
 そうすれば誰も気にしないで良いから。

[湯冷めした左手が上手く動かない。
 それは単に温度の所為だけなのだろうか。
 やんわりと首を振った]

 駄目だよ。
 もう、ね。
 未練になっちゃうからさ。
 弾かないために、多分手にしたんだと思うんだ。

[最初から死ぬつもりで切ったんだっけ。
 違ったような気もするけれど。
 途中からはもう、死ぬしかないと思ったから]

 ごめんね。
 折角音楽家が一杯いるのに。
 興醒めな奴がいて。
 他の人には内緒。

(18) 2013/01/06(Sun) 02時頃

【人】 奏者 セシル

 気を悪くさせたら。
 申し訳ないからさ。

 君も。
 悲しませるつもりはなかったから。
 忘れて、良いんだよ。

[目元だけで、微笑んだ]

(20) 2013/01/06(Sun) 02時頃

【人】 奏者 セシル

[指先、握り返しそうになって、止める。
 彼が幽かな力を込めるのに任せる。

 何処かから軽快な拍子。
 ドラマーがいると、言っていたっけ]

 弾きたくなったら。
 ちょっと、困っちゃうんだけど、な。
 でも、ありがとう。
 優しいんだね。

[手が離れてから。
 もう一度そっと頭を撫でて、手を引っ込める。
 嗚呼「忘れて」なんて言葉選び。
 後から悔いる]

 ……それなら。
 良いよ、ハープがもし此処にもあったら。
 聞かせてあげるから。

(26) 2013/01/06(Sun) 02時半頃

【人】 奏者 セシル

[名前すら覚えていない彼にとっての。
 僅かな記憶が、不実な約束では忍びなくて]

 取り敢えず。
 お茶?
 待ってるって、言ってたから。
 行こう、か。

 痛いの、平気?

[そう問い掛けて。
 辛そうな素振りがないか気にしながら。
 ピアノの彼が歩いていった方へ、足を向ける*事にした*]

(27) 2013/01/06(Sun) 02時半頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2013/01/06(Sun) 02時半頃


【人】 奏者 セシル

― 廊下>>29 ―

[首を振る仕草。
 何も覚えていないらしいのに、
 優しさを否定するのは何故。
 少しだけまた首を傾げる。
 笑った顔は、どんな色だったか]

 そう。

 でも痛かったら。
 無理はしないで。

[そう告げて、手を振った]

(48) 2013/01/06(Sun) 14時頃

【人】 奏者 セシル

― ダイニング ―

[人気がある。
 少し淹れすぎた紅茶の香り
 話し声を頼りに辿り着いた]

 ……ここ?

[その場にいる人数、指折り数えて。
 ことんと会釈をした]

 初めまして。
 お茶があるって聞いてきたから。

 オーボエの彼は。
 まだ、歩くって。

[そう言ったところで、音が聞こえた。
 セピアに混じる淡色。
 左手首を握った]

(49) 2013/01/06(Sun) 14時頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2013/01/06(Sun) 14時頃


【人】 奏者 セシル

[手首を押さえたまま。
 薄墨色が一つ、二つ、瞬いた。

 小さく首を振る。

 振り返った青年を見て]

 ……今何か。
 遠い音が、したね。
 不思議な音。

 空みたいな音色。

[紅茶の様子を見てちょっと目を丸くした]

(52) 2013/01/06(Sun) 14時頃

【人】 奏者 セシル

 甘いミルクの香り。
 気の所為だったかな。

[紛れ込んだ淡い過去の切れ端。
 その欠片は何処にも見当たらなくて。

 不思議そうに、ティーカップを一つ手に取った]

(53) 2013/01/06(Sun) 14時頃

【人】 奏者 セシル

[目を擦っている様子に首を傾げた。
 零れた涙までは見えていなくて]

 新顔。
 多分……さっき目が覚めたとこだから。
 オーボエ、じゃないかな。
 良い音。

[ミルクはどうやらやはり気の所為らしい。
 紅茶に一口、口を付けて。
 水面に小さな、小さな溜息]

 君達みんな、楽器持ちって本当?

[カップを片手にキッチンを覗き込みながら、聞いた]

(55) 2013/01/06(Sun) 14時半頃

【人】 奏者 セシル

[顔を突っ込んだキッチンの中。
 ぐるり見渡す。
 戸棚を幾つか開けては閉めて。
 ポットに水を継ぎ足し、ミルクパン片手にうろうろ。
 紅茶の缶の香りを嗅いでは開けて閉めて。
 目当ての茶葉を嗅ぎ分ける]

       [がたごと、からからん、ちちち、ぼっ]

[幾つか物音がして。
 甘く砂糖を入れたミルクが煮立つ香り。
 それから適量、紅茶の香り]

(56) 2013/01/06(Sun) 14時半頃

【人】 奏者 セシル

 起きたばかりの人もいるの?

[視線の先、バーナバスを見てことんと会釈。
 逆説、では他の者はもう少し長いのか。
 此処は何処なのだろうとぼんやり考えたが、途中でやめた]

 そっか。
 アコーディオン、じゃあ君がテッド。
 彼に聞いた。

[怪我人のピアノ奏者を示して。
 しかし、オーボエの彼が口にした“大きいの”
 という表現には合致しなくて少し首を傾げた]

 僕は……ハープ、弾いてた。
 今も弾けるかはちょっと、怪しいけど。

(58) 2013/01/06(Sun) 14時半頃

【人】 奏者 セシル

[火を止めて。
 温かいミルクに淹れたてのアッサムティーを注ぐ。
 そこにいた人数分と、もう一つ。

 かたかた、トレイを持つ手付きは少し危うい。
 ゆっくりゆっくり、テーブルに置いてほっと一息]

 ロイヤルミルクティー。

(59) 2013/01/06(Sun) 14時半頃

セシルは、テッドに「いる?」とカップを差し出してみた。

2013/01/06(Sun) 14時半頃


【人】 奏者 セシル

 嗚呼、えっと。
 僕はセシル。

[名乗り忘れたのに気付いて頭を下げる。
 そして、テッドが飲んでいる紅茶を見た]

 すごい、苦そう。
 も一つの方はちゃんと入ってたけど。

[ミルクで淹れ直したのは、懐かしい音につられて。
 甘い、ミルクティを啜る。
 カップを置くと、少し身体を傾けて
 ハープを抱く仕草で右手の指がぽん、と弾く]

 うん、こう、両手で弾くあれ。
 大きいけど繊細で。
 慣れたらでも、ややこしいってほどでもないよ。
 何処でも弾けるわけでも、ないし。

(61) 2013/01/06(Sun) 15時頃

セシルは、ジェスチャーに嗚呼うん、そんな感じだと目元を緩める。

2013/01/06(Sun) 15時頃


【人】 奏者 セシル

[ドラマーの男がオーボエの音に大して評した言葉は、
 はっきりとは聞き取れなかった。
 何か、口にしたという事は判ったけれど。

 戻ってきた時には彼はどんな様子だっただろう]

(66) 2013/01/06(Sun) 15時半頃

【人】 奏者 セシル

[トレイを手に戻って来た時。
 ヘクターの声が聞こえた]

 ……?

[止めてくる。
 何かがいけなかったのだろうか。
 彼の心境知らぬまま。
 走り去る男。
 手が塞がっていて引き止める事もできないし。
 理由を尋ねる言葉も出てこない。

 湯気をたてるミルクティが残される。
 冷めるまでに戻って来るだろうか]

(69) 2013/01/06(Sun) 15時半頃

【人】 奏者 セシル

 ん、嫌いじゃなかったら、良かった。
 少し甘党だから。

[ほっとして、笑う。
 楽しそうな様子にも少し、笑う。
 それから少し、薄墨色を紅茶に落とした]

 生まれは、そこそこ、だったかな。
 とびきり良いとこ、ってほどでもないけど。
 中流?っていうのかな。

 うん。
 好きなとこで弾いたりとか、できないから。
 ちょっと他の楽器に憧れたりも、した。
 楽しそう。

[アコーディオンは此処にはないらしい。
 ちょっとだけ、辺りを見渡したのだった]

(72) 2013/01/06(Sun) 16時頃

【人】 奏者 セシル

[テッドが、ヘクターに呼びかける。
 楽器を弾く事が駄目なのだろうかと一瞬思ったのだが、
 そういうわけでもなさそうだ]

 ……どうしたんだろう。
 何かが、いけなかった?

 あまりよく、此処の決まりとか知らないけど。

[紅茶で口を湿らせる。
 周囲の様子を、*窺った*]

(73) 2013/01/06(Sun) 16時頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2013/01/06(Sun) 16時頃


【人】 奏者 セシル

― ダイニング ―

[決まりはない、そうか。
 しかしそれならどうしてだろう。
 眠たげな薄墨色をゆるゆる上下させていたら、
 テッドが盛大に椅子からひっくり返った。
 目を丸くする]

 ……大丈夫?

[ティーカップを持っていなくて良かった。
 持っていたらきっと今頃大惨事。
 椅子を起こすのを手伝いながら、
 あれ、ほら、また何か透明な空の音色。
 気を取られていたら、テッドはもう席を立っていて。

 カップに残ったミルクティー。
 ヒューと一緒になって、続きを啜る]

(87) 2013/01/06(Sun) 20時半頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2013/01/06(Sun) 20時半頃


【人】 奏者 セシル

[オーボエの音はいつしか止まっていたか]

 名前。
 確かにないと、不便だね。
 オーボエの彼はちょっと長い。

[甘い味にほうっと息を吐く]

 思い出したら、一番良いんだろうけど。

[悩む、悩む。
 知っているのは、オーボエと友達な事くらい]

(88) 2013/01/06(Sun) 21時頃

セシルは、ぐるぐる、やっぱり思い浮かばなくてまた甘い溜息一つ。

2013/01/06(Sun) 21時頃


奏者 セシルは、メモを貼った。

2013/01/06(Sun) 21時頃


【人】 奏者 セシル

 どんな風に呼ばれてるか。
 誰も知らない?
 後で、聞いておこうかな。

[ティーカップを置く音。
 美味と言われて微笑む]

 良かった。
 口に合ったみたいで。
 また、淹れる。

[懐かしい味。
 思い出して少し、目を細めた。
 自分もカップを置いて立ち上がる]

 少し、探検してみようかな。
 まだ、此処の事何も知らない。

(97) 2013/01/06(Sun) 21時半頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2013/01/06(Sun) 21時半頃


【人】 奏者 セシル

→ 廊下 ―

[使い終わったカップを片付けて。
 廊下に出る。

 窓の外を見た、知らない空。
 懐かしい音、少し痛かった。
 手首をそっとさすって傷跡を確かめる。
 遠い昔の古傷のようなそれは大きく、深かった。

 そういえば。
 楽器、弾く事になるのだろうか。
 思いながら、人気のない部屋を見て回る。
 何かが動いた、音がした]

(100) 2013/01/06(Sun) 22時頃

セシルは、立ち止まって、耳を澄ませる。

2013/01/06(Sun) 22時頃


【人】 奏者 セシル

[幽かな、空気の動く匂い。
 やはり眠たげに一度瞼を閉じる]

 誰か、いる?

[足音がまた動き出した、アンダンテ]

(102) 2013/01/06(Sun) 22時頃

【人】 奏者 セシル

― サンルーム ―

[音が聞こえる方へ。
 硝子を叩く音は拍子をとっているよう。
 水音が、何処からか迷い込んで。
 混ざる。
 眩しい]

 ……。

[蝶番が擦れる小さな音をたてた]

(107) 2013/01/06(Sun) 22時頃

【人】 奏者 セシル

[目が慣れてからゆるゆると薄墨色を開く。
 陽射しの中、一つ影が落ちていた。
 少し上から、声がする]

 ……こんにちは。

 少し探検を、してた。
 此処には。
 楽器は、ないね。

 君も、死んでる人?

[背後に流れる音に硝子の並びを見た。
 外ははっきりとは見てとれない]

(112) 2013/01/06(Sun) 22時半頃

【人】 奏者 セシル

 死んでも死にきれていない。
 なるほど。

[彼の言葉を直訳するよう呟いた自分の言葉に、
 勝手に自分で納得の声を漏らした]

 いいや。
 此処には僕の弾ける楽器が、あるか、ないか。
 そんな、話をしてたんだ。

[零れた嘆息を耳が捉える]

 あったら。
 弾く事になる。
 なかったら。
 解らないけど。

(118) 2013/01/06(Sun) 22時半頃

【人】 奏者 セシル

 そうだね。
 何にせよ、する事はないし。

 そういえば。
 オーボエの子を、知らない?
 名前が判らなくて、呼び方に困ってる。
 誰か知らないのかなって、話してた。

[背の高い、しっかりとした体格を見て。
 もしかしてこっちが“おおきいの”だろうかと]

 僕はセシル。
 ハープを弾くかもしれないし。
 弾かないかもしれない。
 多分ついさっき、死んだとこ。

[そう自己紹介した]

(123) 2013/01/06(Sun) 23時頃

【人】 奏者 セシル

 イアン。

[短く名乗られた音を反芻する。
 首を傾ぐ様子に一緒になって首を傾げた。
 どうやら面識はあるらしい]

 鴉。
 それはまた、不思議な呼び方だ。
 黒いから?

[それとも鴉らしき何かがあったろうか。
 ともあれ、鴉というイメージを持つ程度には。
 面識があるのだろうと]

(130) 2013/01/06(Sun) 23時頃

【人】 奏者 セシル

[蝶番の、音。
 先程自分が鳴らしたような。
 振り返ると見覚えのある姿]

 あ。

[鴉君だ。
 と、今しがた聞いた呼称が浮かぶ。
 イアンと、それから彼を交互に見た]

 探し物、見付かった?

(132) 2013/01/06(Sun) 23時頃

【人】 奏者 セシル

 煩い。

[ぽつんと、繰り返した。
 ゆっくりと首が元に戻って。
 反対側に僅か、傾ぐ]

 そっか。

[知る範囲で、想起する。
 ヘクターがダイニングを飛び出していった事を。
 なんとなく思い起こしていた]

(135) 2013/01/06(Sun) 23時半頃

【人】 奏者 セシル

[アコーディオン。
 テッドの事だ。
 彼も友達は一緒にいないのだろうか]

 此処には、ないね。
 ……寒い?

[濡れて乾きかけのシャツは冷たくなっていた。
 陽射しが少し、温かい]

 ミルクティー、ダイニングに淹れてある。
 イアンも良かったら、飲む?

[誘ってみた]

(138) 2013/01/06(Sun) 23時半頃

【人】 奏者 セシル

[窓が閉まる音。
 空気の流れと、水の流れるような音が遠のいた]

 そう。
 少し、残念。
 でも、いつでも作れるから。
 気が向いたら。

[通り過ぎて行く男を見送る。
 陽射しだけが注ぐ室内、上を見上げた。
 上階が、あるように見えた。
 青年と二人、場に残される]

 んー……。

[首を傾げた]

(142) 2013/01/06(Sun) 23時半頃

【人】 奏者 セシル

[首をゆっくり元に戻した]

 君の事、なんて呼ぼうか。
 考えてた。

 誰も君の名前、知らないみたいだから。

 何て呼んだら。
 君は振り向ける?

(148) 2013/01/07(Mon) 00時頃

【人】 奏者 セシル

 お前、とか、黒いの、とか。
 何だろう。

[少しの間、沈黙が流れてゆるく瞬く]

 うん。
 解るなら、良いんだろうけど。
 上手く言えないや。

[迷うように視線が宙に浮かぶ]

 アル。

[ぽつり]

(154) 2013/01/07(Mon) 00時半頃

【人】 奏者 セシル

[それはある本に出てくる名前だったけど。
 でも、何故それが出てきたのか。
 上手く説明できそうになくて、言葉が途切れた]

 ……居なく、なるの?
 君は、何処へも行かないの?

 それは。
 思い出せないから。
 それとも。
 此処は、そういう場所なの。

[寂しいと、言う彼に尋ねた]

(158) 2013/01/07(Mon) 00時半頃

【人】 奏者 セシル

 還る。

[あっち。
 それは果たしてどういう事か。
 来た場所があるのなら、それは湿った浴室で。
 左手を、見た。

 生なき人々の集う、場所]

 此処は、泡沫の夢……?
 僕らは。
 ただ通り過ぎる、通行人。

[傷跡を指でなぞる]

 ……ううん。
 気にする事じゃない。
 そう……でもそれは。
 君はそれで、良いの?
 寂しくて、平気?

(164) 2013/01/07(Mon) 01時頃

【人】 奏者 セシル

[仕方が無い事。
 生きていた頃に感じた事も、ある。
 けれど此処はそうではなくて]

 還る。

[その言葉を、鸚鵡のように繰り返す。
 還って、それから?
 もっと上手く、もっと、ちゃんと。
 遺してきた人に伝えるべき事はあって。

 古ぼけた室内を見た。
 軋む蝶番、すり硝子の向こう、日焼けした床。
 少しずらすと、釘目に指が引っかかった]

 ……我慢。

(169) 2013/01/07(Mon) 01時頃

【人】 奏者 セシル

[言葉がつっかえた。
 笑顔、何故だか口許を結ぶ。
 寂しくないように。
 何も覚えていないのだろうか。
 ふとそんな、事を思った]

 ……。

[もう一度、手首を見た]

(171) 2013/01/07(Mon) 01時半頃

【人】 奏者 セシル

 覚えてること、ない(>>23)って。
 言ったのは、本当?

[言葉を選ぶ]

 音、聞きたいって言った。
 それは。

 寂しいから?

(174) 2013/01/07(Mon) 01時半頃

【人】 奏者 セシル

[口数が逆転したような。
 一瞬の錯覚。

 引き止めようとは、しない。

 陽射しを背に。
 足許に落ちる影を見た。
 水音が、遠い]

(178) 2013/01/07(Mon) 01時半頃

【人】 奏者 セシル

 音。

[見える、という言葉。
 ダイニングで聞いたオーボエの音。
 セピアの世界、空色の旋律。

 未練、郷愁、疑念、期待、畏怖]

 判らない。
 それは君の、心だから。
 でも。

 見たいっていうのが、君の望みなら。
 叶えられる、のかもしれない。

[引っ掛けた足、小さな赤が床板に残った]

(180) 2013/01/07(Mon) 01時半頃

【人】 奏者 セシル

[言葉少なな返事。
 それ以上、何かを読む事はできない。
 彼が考えている事も、解らない。

 四度目の蝶番が軋む音。
 少し歪な足取り。
 素足だからすぐに影に紛れて遠ざかる。
 硝子で隔たったほんの幽かな水音。

 しばらくそこに突っ立っていた。
 足の指の傷が、乾いてかさぶたになるくらい。

 そうしてから]

 ……ハープ、見付けないと。

[サンルームを出て、外れの階段を上へ――**]

(184) 2013/01/07(Mon) 02時頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2013/01/07(Mon) 02時頃


奏者 セシルは、メモを貼った。

2013/01/07(Mon) 22時頃


【人】 奏者 セシル

― 二階 ―

[あちこちと、歩き回った。
 途中、窓から外の風景を見る。

 セピアを感じさせる、空。
 流れる、川。
 それだけ、少し青く見えた。

 ――それはもしかしたら、記憶の産物かもしれないけれど]

(219) 2013/01/07(Mon) 22時頃

【人】 奏者 セシル

[弦を弾く音。
 ピアノ。
 慣れ親しんだ音色にとても近い]

 ピアノ。

[彼が、弾いているのだろうか。
 小広間にて、足を止めた]

 ……弾けたんだ。

[あの、手で。
 手首がくすぐったい。

 けれど、触りたいものがない。
 少し沈黙して。

 少し、笑った]

(223) 2013/01/07(Mon) 22時頃

【人】 奏者 セシル

[それなら自分もきっと弾けるだろう。
 そんな安直な考えが、可笑しかった。

 弾かないために、自ら刃を入れたはずなのに。

 思い出す事。
 甘い、甘い、ミルクの香り。
 稽古の後の、お楽しみ。
 先生が淹れてくれる、ミルクティー。
 楽譜を覗き込みながら笑ってた、友達と二人。

 時間に伴い事情は変わって。
 冷えて、冷えて、いく時間。
 温め直しても、きっと。
 同じ味には、戻らない。

 少し、重心を後ろにずらした]

 邪魔、したかな。

(228) 2013/01/07(Mon) 22時半頃

【人】 奏者 セシル

 ちょっと、懐かしかった。
 ピアノは、似てるから。

 ……良かったね。
 友達ちゃんと、歌ってくれた。
 ヒューの手で。

[怪我を否定する言葉。
 それを聞いて少し嬉しいと思った]

 きっと、もっと。
 その内。
 早い曲も弾けるよ。

[弾けるさ、と。
 そう自分で言う気持ちがあれば。
 きっとそうなれば良いと、思った]

(230) 2013/01/07(Mon) 22時半頃

【人】 奏者 セシル

 う、ん。
 何だろう。
 聞いたら、探さなくちゃって気になるんだ。
 僕の、友達。

[調べを聴いていると。
 何かが後ろ髪を引きに来る]

 のこ、ぎり……。
 そのギプスを、切るの?

[少し驚いて見やる。
 それからちょっと、考えた]

 サンルーム、さっきの場所。
 あるかもしれないなら。
 探して、来ようか?

(236) 2013/01/07(Mon) 23時頃

【人】 奏者 セシル

 そう……?
 それなら、良い、けど。

[展覧会の絵。
 明るい旋律、覚えがある曲]

 うん。
 ハープ、似てるよ。
 譜面はピアノと一緒だし。
 弦を弾くのさえできたら。
 白盤だけで弾ける曲なら、そのまま弾ける。
 黒盤の音が入るとちょっと難しくなるけど。

(240) 2013/01/07(Mon) 23時頃

【人】 奏者 セシル

 石は……流石に危ないんじゃ、ないかな。

[少し苦笑した。
 ヒューが断ればその場に留まる。
 蓋を閉めるのを見て、少しだけ残念になり。
 同時に少しだけ、落ち着いた。
 矛盾]

 思い出す、か。
 それじゃあ。
 心に準備ができたら。
 きっと、ヒューの音は元に戻るんだね。

 そしたらまた、聴きたいな。

(242) 2013/01/07(Mon) 23時頃

【人】 奏者 セシル

 友達。

[どちらの友達だろうと、一瞬思考が浮く。
 いいや、どちらにせよ]

 ……寂しがらせてたら、いけないね。
 怒ってるかも、しれない。
 見付けたら謝らないと。

[眠いのか憂いのか。
 薄墨色は今日も伏し目がちに瞬いた。
 部屋を見渡す。
 奥の部屋へ抜ける扉が一つ。
 演奏はこれで終わりのようだから。
 ふらり、そちらへ足を向けた]

(244) 2013/01/07(Mon) 23時頃

【人】 奏者 セシル

[オーボエが歌う。
 ふと足を止めた。

 風の囁き、水のせせらぎ。
 甘い香りがまた、少し。
 だけどすぐに。
 指先が冷たくなる。
 立ち竦んだ]

 ……。

[違う、これは多分また幻だ。
 冷たい手で目頭を押さえた]

(250) 2013/01/07(Mon) 23時半頃

【人】 奏者 セシル

[黒塗りの木管、独唱。
 瞼が指先の熱を感じる、温かい。

 嗚呼、錯覚か。
 否、思い込みだったか。

 眠るように一度、目を閉じる。
 唄が終わるまで、そのまま]

(255) 2013/01/07(Mon) 23時半頃

【人】 奏者 セシル

[音が、終わる。
 目を開けた。

 そして、ふっと。
 奏者がお辞儀を終えるか終えないか、そんな合間。
 小さく会釈をして。
 奥の部屋へと、影のように姿を消した]

(265) 2013/01/08(Tue) 00時頃

【人】 奏者 セシル

→ 二階・物置 ―

[滑り込む。
 そうして両手で顔を覆った]


 ……――。


[白紙の五線譜、譜面台。
 古びた紙とインクの匂い。

 何度も首を振った。
 見ていられなくて。

 もっと、奥へ。
 人の気配から遠ざかろうと。
 もう一つ、扉を開ける]

(268) 2013/01/08(Tue) 00時頃

【人】 奏者 セシル



              [あの子が居た]

 

(270) 2013/01/08(Tue) 00時頃

【人】 奏者 セシル

― 奥まった部屋 ―

[天窓、斜めに指す光。
 薄い埃を照らしてぼんやりと。
 その空気の底辺に。

 あの子が、じっと座っていた。

 手を、伸ばして。
 やめる。
 口を、開いて。
 閉じる。

 また、手で顔を覆った。
 膝を折り、床につく。
 白いスラックスが埃に塗れる。
 裸足の裏も、淡い灰の色]

(274) 2013/01/08(Tue) 00時半頃

【人】 奏者 セシル

[薄墨色が滲んだ]


 ……会いた、かった。


[搾り出した迷子の声。
 手を伸ばしたら、届く距離。
 でも、その前に何より言わなくてはならない事がある]


 ごめ、ん。
 

(277) 2013/01/08(Tue) 00時半頃

【人】 奏者 セシル

[灰色の空気の中に鎮座するグランドハープ。
 47本の弦達は。
 謝罪の言葉を前にして。
 勝手に唄い出す事は、ない。

 爪弾いてやらなければ。
 ハープに声はないのだから――**]

(278) 2013/01/08(Tue) 00時半頃

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