84 戀文村
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[木にもたれかかり、泣きじゃくる背を撫でる。 目を強く閉じて流れた一筋を、その後続を、息を吸い込んで止める。 鼻腔に、甘い香りが満ちて、その主が今、 悲しみにくれて壊れてしまいそうな事に、罪悪感すら覚えた]
……
[泣き声が嗚咽に代わり、啜り声に変わるまで、じっと空を見ていた。 増えてきた星が、増えていく死者の数にも思えるのだった。 彼女が離れるそぶりを見せれば、腕を緩めて、静かに見下ろす]
(2) 2012/03/29(Thu) 01時頃
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[まだ腕の中、見上げる彼女を首を少しだけ傾けて見下ろす。 彼女の目をそっと押さえて、残った水滴で指を湿らせた。 いつかの様に、頭を撫でる。薄く薄く、笑みを形どった口は見えたろうか。 たとえ見えても、笑っているのはわからなかったかもしれない]
……
[丸めた手で、濡れた彼女の頬に触れる。 目を合わせたまま、小さく小さく、身じろぎ程度に首を振る。 それは、彼女の目にはどう映ったろう**]
(6) 2012/03/29(Thu) 01時半頃
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[今は泣くのは十分だと。エリアスとて、泣き続けて欲しくはなかろう。 笑っていて欲しい。例えそれが、胸をちくちくと刺すとしても。 自分も、君の笑顔を見ていたいと]
[ハンカチの件にはゆっくりと首を振る。 下手に形見にはしたくないから、受け取るつもりではいるが、 渡せる時に渡してもらって構わない。 彼女に合わせて立ち上がって、通りの方を示す。 灯りがあるとは言え、狭い村とは言え、送って行く。 手帳に何か書いて、別れ際…彼女の家が見えた程度で立ち止まり、 破り手渡す。彼女が家に入って行くまでそこに居て、 その日は兵舎に戻った。久しぶりに、そのまま眠ったのだった。 エリアスの旅立ちを見送らなければならないから、浅い眠りではあったが。 彼女に渡した紙には]
"自分は君に、非道い事をしようとしている。 もしそれでも聞いてくれるのなら、 ’彼’にも渡した焼菓子を待っている"
(19) 2012/03/29(Thu) 12時頃
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ブローリンは、エリアスを見送り、そのまま、時間まで広場におり、見張りに立った。
2012/03/29(Thu) 12時頃
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[セレストに続き、エリアスも往ってしまった。 ヤニクは、無事に旅を続けられるだろうか。 ヨーランダの死にも分隊長が関わっているだろうか。 あの日、掴み掛かられた事実があるにしても少し引っかかる。 死の理由ではない。おそらくは彼女自身が望み、そして恐らくは、 セレストも望んだ事なのだろう。なにか違和感がある。 そう考えて、ミリ単位の苦笑いを閃かせる]
……
[死に敏感になりすぎているのか、麻痺して鈍感になっているのか…。 エリアスの姉、ミッシェルや本屋の主、ベネット。酒場の女将、ダーラ。 カフェの店員、雑貨屋の手伝い、この村の若者を思い浮かべる。 分隊長の行動は、彼らを救おうとしての物だ。 その根元が正気であれ狂気であれ、その思いには嘘偽りはないのだろう。 だから無理強いはしていないのだろう。そう信じたい]
(20) 2012/03/29(Thu) 13時頃
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[例えばエリアスが往くと知ったミッシェルに一瞬見えた色のように。 この村の住民がの誰かが、悩み、嘆き、苦しみ、誰かをその手にかけるとしたら。 それだけは止めたいと思う。たとえ双方がそれを望んだとしても。 自分達軍人は人殺しで、いつか戦場で死ぬのが仕事だ。 戦争が終わり生き残れば違う道もあろうが…その業は祓えまい。 だからこそ、村人にそんな業を背負ってほしくない。 そう思い、いつも以上に、村を見る]
[そんな村への小さな違和感。 今日赤紙が届いたのはあの郵便屋だという。 その話題が、上がっていない。 万人に疎まれる事のなかった彼の出発を嘆かぬ者がいるとも思えない。 もし彼が通りかかれば、"一人で行くのか"と聞くつもりで]
(22) 2012/03/29(Thu) 13時頃
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ブローリンは、通りかかったダーラに会釈を。
2012/03/29(Thu) 14時頃
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[彼が言わないのなら自分が人に伝える事もない。 それが彼の選択と言うなら、自分は見送るだけだ。 自ら多くを主張しない彼と、もっと付き合っていればよかったとも思う。 彼が飲めるかはわからないが、良い時間が持てたろう。 せめて最後の日に、という発想はない。無論彼から言われれば喜んで付き合うが、 恐らくはないのだろう。彼が居なくなれば、郵便物は軍の者が管理することになるか。 自分が担当してもよかった]
……
[ダーラに会釈する。あれから酒場に行っていない。 近く、寄ってもいいだろう。今度は自分から分隊長を誘っても良い。 彼も恐らくは、心のどこかで、誰かにこぼしたいものをためているかも知れないから]
(32) 2012/03/29(Thu) 14時頃
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ブローリンは、クラリッサにも、会釈の頷きを。遠巻きには、顔を向けた程度に見えただろうが
2012/03/29(Thu) 14時頃
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[郵便屋はダーラになんと返したろう。 二人を見て、ダーラに頷く。今晩、ホレーショーを誘ってみようと]
……
[特筆する事もなく時間が過ぎる。 交代してからは、一度兵舎に戻り小銃をおいて…昨日と同じように―今日はパンは買っていないが―、 広場に座っていた。やがてやってきたクラリッサが手に持っているものを見て、 嬉しくもあり、悲しくもある。言いたい事をあらかじめ書いて渡そうかと思った昨晩、 それよりは"会話"がしたいと、だいぶページの進んだメモ帳と、ペンだけもって出てきていた]
"来てくれてありがとう"
[そう書いた紙を差し出した。 彼女から受け取った包み。時計を指して、口を指す。 今食べてもかまわないか、と]
(34) 2012/03/29(Thu) 14時半頃
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[往く時に食べる…よりは、まだある"今"を過ごしたいから]
"昨日、エリアスに渡せる物は渡してしまった。 君が往く時か、自分が往く時か、その時に渡せる物はもうない"
[目の前で、文字を書いていく]
"だから君には、自分の想いを残したい いつからか、ずっと気にかけていた君に伝えたいと思った"
"それはかえって君を苦しめると思う。 時が来れば黙って往くつもりだった。 あるいは黙って見送るつもりだった。"
(37) 2012/03/29(Thu) 15時頃
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[中から一つ取って、袋の口を彼女の方に向ける。 彼女自身が作ったものだ。必要ないなら、袋を膝の横に置く]
"それでも、伝えたいと思ってしまった。 言わぬまま後悔はしたくなかった。 それでも君を傷つけていると思うと、手が震えてしまう"
[その紙を差し出して、内心、苦笑いする。 セーフティーを外し、目視で狙いを定め、引き金を引く。 火薬の弾ける小さな音と、弾丸が空気を裂く轟音。 倒れこむ人影を見ても、微動だにしない手が震えるのだ。 散々、多くの顔も知らぬ人を殺し、その遺族を傷つけた自分が、 今目の前の女性を悲しませることが怖い]
(39) 2012/03/29(Thu) 15時頃
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"I fell in love with you."
[そう書かれた紙を差し出して、彼女を見つめる]
(40) 2012/03/29(Thu) 15時頃
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ブローリンは、不安よりも、申し訳なさそうな…叱られた子供のような顔で、紙を渡した。
2012/03/29(Thu) 15時半頃
ブローリンは、クラリッサを見て、自分の首を、締めるように撫でる。
2012/03/29(Thu) 15時半頃
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[ぎこちなく頷き、そのまま首を振った。 勝手に想われ、勝手に死なれて……ならば、 いっそ知らせない方がよかったろうと。 そう、ただ、自分のわがままを、彼女に聞いてもらっただけだ。 それにしても、これほど、声が出ない事を恨めしく思った事はない]
…
[少しうなだれて、また、文字を綴る]
"礼を言うのは自分の方だ"
[彼女にも見えるように広げた手帳、続けて書いていく]
"自分の事、本のカバーの事、村の事、ナタリア老の事 感謝してもしきれない。図々しくも自分は、あの老婦人と母を重ねているから"
[首を撫でるのはやりきれない時の癖になってしまっていた。 傷跡に触れて、野戦病院のベッドの上で喘いでいた事を思い出す。 服の上からでも、まるで直に触るように、傷に触れる感覚がある]
(44) 2012/03/29(Thu) 16時頃
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[宙を泳ぐ手に、首から手を離した。ほとんど、無意識だから。
やはり悔いが残る。 言わなければよかったと。だが言わなかったとしても、 やはり悔いは残るだろう。言っておけばよかったと。 だから、そのわがままに付き合ってくれた彼女に礼を言いたいのは…こちらだった]
"君が居た時間のなんと貴い事か。 君と居た時間のなんと優しい事か。 それが永遠なら、自分はどんなに嬉しいか。 そう知っていたら、打ち明けはしなかったと思う"
"自分のわがままを聞いてくれてありがとう。 非道いと知って、伝えた事を、どうか赦して欲しい。 打ち明けると決めた以上、いつか別れる前に、 君に知っていて欲しかった"
(45) 2012/03/29(Thu) 16時頃
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ブローリンは、クラリッサに、静かに頷く。
2012/03/29(Thu) 16時半頃
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[そう、思ってくれているだろうか。きっと戦場に往く事まで重なる。 そう思ってもらえる事が嬉しく、哀しい。 受け入れられても哀しく、拒絶されても悲しい。 だが後者なら自分だけで済む。 伝えなければさらに相手は傷つくまい]
……
[自責してばかりだった。 同時に、これほどまでに自らを責めたくなるのは、 この村が、村人達が好きだからだと自覚している。 していても、誰も救われない感情ではあるが……。 彼女の言葉に、気恥ずかしそうにも、悲しそうにも見える微笑を見せる。 もしも自分がこの村にもっと早く…もっと違う形で…。 そんな、詮無い事を一人、思う]
[彼女の問いに、頷いて、その言葉をじっと聞く]
(51) 2012/03/29(Thu) 16時半頃
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[困ったようにも、驚いたようにも見える表情を閃かせる。何事か、口を動かす。 唇を丸めるようにして、意思を伝えるためにペンを走らせる]
"君が往く事があれば、さようならと送るつもりだった。 自分が往くのならば、村を頼むと伝えるつもりだった。
"喋る事ができなくなって、それでも通じ合えていた友たちを失って、 一人のどかな村に居て、自分は死に場所を探していたのかもしれない。 そう、思っていた。"
[ペンを持つ手を握り締めるように、続ける]
"今君の言ってくれた言葉でやっと分かった気がする。 自分はどこかに還りたかったのだと。
自分はこの村を愛している。 君の居るこの場所を愛している。 この村を愛する、君を愛している…"
[ともすれば、泣いてしまうのではないか。そんな懸念から、深呼吸して]
(52) 2012/03/29(Thu) 16時半頃
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"自分も、ここに帰って来ていいのだろうか"
[そう書いて、中央に線を引き打ち消す。 そして書き足していく]
"どんな形になっても帰って来よう。 どれほどの時が過ぎても待っていよう。 君に伝える為に、君に迎われる為に。 君を迎える為に、君に伝わせる為に。"
[紙を差し出した手、受け取って貰い、 そのままその手を、彼女の頬にゆっくりと伸ばした]
(53) 2012/03/29(Thu) 16時半頃
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[非道いのはやはり自分だ。彼女の涙すら愛おしいと思うのだから。 きっとそれが彼女を哀しませると知って、こうして話をしたかったのだから。 彼女に渡すハンカチはもうない。冷たい外気の中、手袋越しに分かるはずのない 暖かさを持った頬に触れた指に、涙が通っていく。 頬に触れた手、そのまま、言葉なく、彼女の目をじっと見る。 もしもその目が閉じられたならそっと…… …]
……
[…こうして二人で居るだけでも、厳格な者が見れば懲罰対象だ。 自分は構わない。だが彼女に迷惑をかける訳にはいかない。 髪の一房を、するすると名残惜しげに手のひらを滑らせながら手を引く。 目を閉じ、ペンを取り、紙に綴る]
"ありがとう。君か、自分か、別れがまた来る前に また話をしてくれると嬉しい"
[今日で終わりでない事への喜び。 いつかは終わるのだろうと言う恐怖。 そして、例えそうだとしても帰還を、再会を願う希望]
(56) 2012/03/29(Thu) 18時半頃
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[例えこの村に帰れなくとも、彼女と共に居られるなら、とも思う。 けれどやはり、自分はここが好きなのだ。 待っていて欲しい。待っていたい。 迎えたい場所であり帰ってきたい場所であった。 部外者の自分であっても、彼女が待っていてくれるのなら。 彼女が、帰ってくる意思を持ち続けるのなら]
"ありがとう、クラリッサ。 君のような人と出会えただけでも、今までを生きてきた甲斐があった"
(57) 2012/03/29(Thu) 18時半頃
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[それから何を話したろう。人の…何より軍人の目がある。 ずっと一緒には居られない。 それでも日が傾きだすまでは、たとえ無言でも、座っているつもりで。
彼女と別れた後、分隊長を探し、敬礼を交わす。 そうして、"今夜一緒に飲みに行って頂けますか"と書いた紙を差し出した**]
(58) 2012/03/29(Thu) 18時半頃
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ブローリンは、ふと、我に帰る。
2012/03/30(Fri) 00時半頃
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[クラリッサに会釈して分かれた後、分隊長を見つけて、 酒場に誘う。軽口には笑わなかったが、それはいつもの事だ。
酒場に入った時の、異様な空気が気にはなったが… いつものように、黙々と飲む]
(117) 2012/03/30(Fri) 00時半頃
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[分隊長ダーラの話が落ち着いた頃に、少し話をする事もあったろう。 下手に書いては見られるとは言え、そこまで聞かれて困る話でもなかったろう]
………
[今日はそこまで酒を進めていない]
(119) 2012/03/30(Fri) 00時半頃
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"1人ですか"
[そう書いた紙を押しやった]
(124) 2012/03/30(Fri) 01時頃
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[店を出て行った彼女と良い、いつもどおりには振舞いきれて居ない女将と良い、 鈍い物でもわかるだろう。 引っかかっていたものがほどけて行く。 ほどけた塊が起した風が、考え付きもしなかった模様を描いていく]
"止められなかった?"
[短く問う。 あの旅立った筈の青年も。今日ここに来なければそうは思わなかっただろう]
(130) 2012/03/30(Fri) 01時頃
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"自分もあなたと同じ気持だ"
"ただ自分なら"
[どこか憮然そうにも見える女将を見て、項の辺りを撫でる]
(131) 2012/03/30(Fri) 01時頃
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ブローリンは、自分なら、彼女が止められないのならまず彼女から手にかけたろう、と思う。
2012/03/30(Fri) 01時頃
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[もっとも、誰も殺す気など、いまだに持てないのだが]
"I'm so sorry"
[そう書いて、グラスをあおる]
(133) 2012/03/30(Fri) 01時頃
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ブローリンは、軍人は、死のにおいには敏感なものだ。
2012/03/30(Fri) 01時半頃
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[分隊長は止めるだろうか。 ブローリンは動かない。誰よりも、彼女が自分を許せまいと思うから、 止めるには遅すぎると思うから]
(137) 2012/03/30(Fri) 01時半頃
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[はたしてそうだろうか。誰にもわかるまい。
自分にも村への遠慮はわかる。 だが、自分にしてみれば、村人が村人を手にかけねばならないのは、 哀しい事だ。戦地に死にに送る事と同意義に。 一人一人ではどうしようもないのかもしれない。
だから、彼はこの村を見る事を選んだし、自分はこの村を送る事を選んだのだ。 善と善がぶつかる戦争が、この村に死を呼んでいる。 どこにでもある、正解のない意見の相違が、今この村では死の上でぶつかっている]
(140) 2012/03/30(Fri) 01時半頃
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[彼は結局何も言わず、何もせず。 ホレーショーに見せた紙は手帳からちぎらぬまま。 静かになった際、代金と一緒に、ホレーショーにメモを残していく。]
"彼女を眠らせてやりなさい。もうあなたは止まれまい。 そしてお許しください。自分にはあなたを止める気はないのです。 最後まで生きる事。それが償いだと、自分は思います。"
[独りで、酒場を出て行く**]
(141) 2012/03/30(Fri) 01時半頃
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