114 bloody's evil Kingdom
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―4日目・クラリッサの部屋― [彼女が起きた頃か、まだ眠っていた頃か? 騎士の1人がノックをして、ローズマリーの就任式への参加のため、謁見室にと指示を受け る。]
…そうか、クラリッサ、少しだけ行ってくる。 すぐに戻るから大丈夫だ。
[そう告げて部屋の外へ。 呼びに来た騎士はまともな騎士だ。 故に告げられるのは......。]
『騎士団長、私は納得できません!』
[その一言、状況を省みれば、彼女がなにかしら絡んでいる事は明白で、それを訴えるようや声を荒げた。]
わかっている...他の情報と合わせても彼女を陛下と、主とするのは疑問があるのだろう? 俺に任せておけ。
[そう告げて、胸元を拳で軽く叩いて、自身も謁見室へ。 謁見室に入ったのは自分が最後だった。]
(13) 2013/02/22(Fri) 15時半頃
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―謁見室― [女王となった彼女の言葉を聞く。 初めは大人しくしていたが、その場の"まともな"人間であれば誰もが不安に思っていることを、あえて口にした]
女王陛下、なぜ誰も聞かないのか至極不思議なので、俺から一言。
失礼を承知で申し上げます。 申し訳ございませんが、騎士団には、女王陛下を信頼している人間は多くありません。 なぜならば、女王陛下がこの国に来てから立て続けにこの事件です。
騎士団の中には女王陛下がモンスターであると口にする者もおります。
[ピッパが口にしていた事。 他の人間にも話しているかもしれないなと思いつつ、言葉を続ける。]
少なくとも、王国騎士団は女王陛下に従うものは少なくないでしょう。 よって、今しばらく、失礼ながら、女王陛下の疑いが晴れるまで、王国騎士団の最優先指揮権は自分に置かせていただきたい。
有事の際含め、騎士団は女王ではなく私の命令を優先して従う許可を...。
(14) 2013/02/22(Fri) 15時半頃
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[謁見室にいるまともな人間はその言葉にさぞ安堵しただろう。 10年間もこの国の騎士団長として指揮してきた男が、まさか彼女の配下とは思いもしない。 これを言葉にすることで、彼がいる間は大丈夫という信頼と安心を与える。]
それともう一つ、今は亡き殿下から城内における生殺与奪の権限を頂戴しております。
城内に今回の件を手引きした人間がいる、その不届き者を手打ちにする権限。 それを引き続き行使してもよろしいか?
[これには流石に辺りが湧いた。 しかし、誰も知らない、彼女と騎士団長の接点が周囲を盲目にさせる事だろう。
清廉潔白な騎士、国に尽くした彼ならば、彼女の誘惑に落されないと安心しきった表情が浮かんだだろう。 そうして近付けば、大剣ではなく儀礼用のレイピアを渡してそっと囁く。]
(15) 2013/02/22(Fri) 15時半頃
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(悪いな。長年ここにいた騎士団長として体裁を整える必要もあるんだ。 だが、これで俺以外の人間がロゼを糾弾できないだろう?)
[彼女だけに見えるよう、歪な笑みを浮かべれば、その場に跪いて。]
許可していただけるならば、騎士の忠誠と誓いをし、引き続き、この国の騎士団長として、民衆を守る事を誓いましょう。
この国の新女王陛下の名の元に、騎士団を代表してその忠義を……。
[その場に出席した何人が安堵しただろうか? その儀礼で行われた誓いはすぐに城内に伝わるだろう。
既に…騎士団の半数以上に彼の種が撒かれている事も知らずに…**]
(16) 2013/02/22(Fri) 15時半頃
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[昨夜のうちに書いた手紙を兵の1人に渡す。]
クラリッサの事と、俺からの依頼を書いた手紙だ。 至急ラエティア家に届けて欲しい。 もしクラリッサにも送って貰いたい手紙があるようならそれも一緒に届けてやれ。
内容か?別に対した事は書いていないよ。 御宅の娘さんは俺が責任を持って保護してるって事と、武器を用意立てて欲しいって事だ。
[しかし、実のところ内容は少しだけ異なる。 国内外の食糧や武器を集め用意立てて欲しい。 とは書いてあったが、特に国内の騎士を除くものからは大金を使ってでも集めて欲しい。と…。
支払いは王国騎士団の予算から幾らでも支払うと記載されたソレは、まるで廃刀令を指示するかの如く。 そして、それを保管し、自らの指示があるまで例え相手が誰であろうと放出しないように認め…。]
なに、モンスター対策だ。 食糧問題も少しばかり出てきそうだったからな。
[一瞬不思議に思った兵も騎士団長の命ならば、と受け入れて…。]
(19) 2013/02/22(Fri) 17時頃
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―昨夜の回想・クラリッサの部屋― [心配そうな表情を浮かべるクラリッサを撫でて。]
大丈夫だ。 もっとも届けるのは俺の部下だがな。
[言葉尻を軽くついて笑って…。 父親が聞いてくれるだろうと言われれば、なおのこと安心した。]
それはよかった……必要な手配だからな…。 ……おやすみ、クラリッサ…。
[そう告げて、彼女の手を握りしめたまま…。]
(88) 2013/02/22(Fri) 23時頃
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―昨夜の回想・夢― [……夢を見た……酷く久しぶりに……。 あれは、いつの頃のか……分かっている…。]
………呼ぶな…その名を…。
覗くな……
[知っている…分かっている…これは夢だ。 でなければ……きっと………]
(91) 2013/02/22(Fri) 23時頃
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―朝の回想・クラリッサの部屋― [王女が女王になる…その言葉に、酷く不安そうな彼女をそっと撫ぜ。]
大丈夫だ。 これ以上悪いことなんて何も起きないさ。 安心して待っていろ。
[そう告げて、彼女から手紙を受け取れば]
あぁ、間違いなく届けさせよう。
[その文は、式の後に騎士の1人に預けられて…。 その騎士が彼女の家へと手紙を運んだ。]
(93) 2013/02/22(Fri) 23時頃
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―そして現在・城内会議室― [手紙を預けたあと、再び重鎮達に捕まった。 よく言ってくれただの、さすが騎士団長は一歩も引かないだの散々言って…。]
…で、要件はなんだ? 称賛を受ける暇があるならば、仕事をしたい。
[そう告げれば、問われるのは新女王であるローズマリーの事。 やっぱりなと思いつつ、暫し考えて。]
まあ十中八九モンスター女王を誕生させただろうな。 今回の件全部裏で糸を引いているのはあの女王様だ。
[ならば何故止めない!そんな風に慌て出す彼等に溜息を漏らす。]
裏で糸を引いて、計画の図面を描いたのはあの女王だろうが、一人で出来るか? これだけのことを…?
(110) 2013/02/22(Fri) 23時半頃
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既に国内にあの女王の息がかかっているのが入り込んでいる。 だから今は捕らえずに泳がせる…。 あの演技のわざとらしさに反吐が出た。
[そう言いながら、クラリッサの言葉を思い出して…]
そして、おそらく一人は絶命しているよ……教会で…俺が殺した。
[恐らく殺したのはクラリッサだろう。それを伏せたのはどうしてか、自分でもよくわからなかったが。]
例のラエティア家の娘を攫った男だよ。 彼女が言うには、彼にだけはモンスターが襲いかかってこなかったらしい。 恐らく彼の配下だったんだろう。
[そこは自分だが、使えるものは全力で使おうと、そう思いながら]
後は…宰相も使い物にならないだろうな…。 傭兵時代に同じ顔を見た…あの顔は色魔に落とされた顔だ。
[そう答えれば、少しだけ笑いが零れて。]
(112) 2013/02/22(Fri) 23時半頃
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今まで後手に回っていたが、そろそろ反撃だ。
[一転、声のトーンが大きく変わる。]
そうだな…3年…いや、特に5年以内の入国者の入出国状況の確認、特にセウ国からの入国者は厳しく確認しろ。
これだけの大仕掛けだ。 最低でもそのくらいの頃から出入りを始めているはずだ。 アレや王子の年齢を考えれば、20年以上前ということはあるまい。
[急いで調べろ。そう指示を出して、信頼のおけるものならば同じように話して警戒させるように告げた。 しかし、ふと一人がこちらに視線を向けて]
(122) 2013/02/23(Sat) 00時頃
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『…10年以内なら…可能性が出てしまうのでは…?』
[1人、確かにそう言葉にした者を見て、静かに頷いた。]
もちろん…あり得る…つまり…俺がそうだという可能性も…0じゃない…。
最も、幸か不幸か、皆もご存知の通り、俺の出身は戦争軍事国フォレットだ。 あそこと戦争で、あそこのスパイ…なら確実にあり得たがな。
[王子も知っていたと>>0:@97そう付け足して]
そりゃ悪い評判ばかりな国だが、俺の故郷なんでね…。 今はもっと疑わしい人間を是が比にも探し出したいところだね。 さて、そろそろ全員動こうか。
[そう告げれば、ようやく全員が席を立ち、各々のすべき事をするために…。]
(123) 2013/02/23(Sat) 00時頃
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―クラリッサの部屋― [部屋に入れば残るメモを一枚見つけて…>>86]
クラリッサ……むしろ城内は命よりも別の危険が……。
[頭を抱えて、深く溜息を漏らした。]
淫乱女王もうろついているし、他のモンスターもいるというのに……。
[いい加減狙った餌を食べたら殺してしまおうかと思う程に呆れれば、仕方が無いと首を振る。]
見回りついでに探してくるか…。
[呟いてメモ書き 『君を探している。戻ってきたら待っているように。』 それだけ残して立ち上がり…再び外へと扉を開いた。]
(131) 2013/02/23(Sat) 00時頃
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[部屋を出てすぐに声をかけられれば、そちらを振り向いて。]
フィリップか…。 そう言えば最近会っていなかったな。
[肩の鳥を見れば、忌々しそうに見つめて]
逢引きか…生憎そういう相手はいなくてな。 いい人がいたらぜひ紹介してくれ。
[疲れた声でそう反応する。 現状を聞かれれば、そうか。とだけ頷いて。]
騎士団は色々特命与えて働かせているはずだが。 俺が一番信頼してスカウトした男は、女遊びばっかりと聞いた。
[半ば呆れるように、残念そうな表情で答える。]
(137) 2013/02/23(Sat) 00時半頃
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バカが、よっぽど酷いわ。 一夫多妻制のある国の騎士になった方がいいんじゃないか?
[半ば拗ねるような言い草で、息を漏らし、引く手数多と言われれば肩を竦めた。]
そんな相手がいれば、この年まで独身を貫かない。
[そう告げて、弓を引く姿をじっと見て]
お前の才能は、他の誰よりも俺がよく知っている。 だから他の誰でもない、お前を騎士に、俺の部下においたんだからな。
[それは、少しばかり、どこか誇らしげに不敵に嗤う。]
(147) 2013/02/23(Sat) 00時半頃
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ドナルドは、ミナカタが見せた悪夢にまだ少し機嫌が悪く…。
2013/02/23(Sat) 00時半頃
ドナルドは、コリーンやソフィアがフィリップの相手である事も知らないが。
2013/02/23(Sat) 00時半頃
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俺を裏切ったら殺してやる…。
…なんてことを女に言われても俺は助けんからな。
[それだけ答えれば、嬉しそうに笑うフィリップの胸に拳をトンッとぶつけて]
調子に乗るな。
(164) 2013/02/23(Sat) 01時頃
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さて、俺は少し探し人がいてね。 ラエティア家のお嬢様を探している。
俺が保護をしていて、傷付けるわけにはいかない客人だ。
もし見つけたら、俺が探していたと伝えて保護を……。
[言いかけて止まる。それから、溜息交じりに]
手を出すなよ?
[節操なしめ、と軽口を叩いてその場を離れた。**]
(168) 2013/02/23(Sat) 01時頃
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