213 舞鶴草の村
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[コツン、コツン。 苛立たし気に出した手紙を叩く指>>1:119に視線を落とし、ひとつ舌を打つ音を聞く。 何を言えども、彼は鼠小僧の存在など信じはしないのだろうと思うから。吐かれた曖昧な返答には、女は困ったように息を吐くばかり。
目の前の薬師の大切なものなど知る由もないし、そもそも女自身の家族に思い入れなどありはしない。 だから薬師が家族の安否を憂いている事など、到底気付ける訳もなく。 ――だけれど薬師が口にした、"大切なものは全て海の向こう"だと。 その言葉には、少しだけ密かに親近感を覚えはしたけれど。]
――先生。嫌な事言わんといて下さいな。
……どんな物でも、"忘れる"んはあまり気分良うあらへんのですけどね。 例え昨日の晩御飯の献立だろうと、一方的に盗まれるんは…癪やないですか、ねぇ?
[飛んできた皮肉混じりの言葉>>1:121には、少しだけ拗ねたように口を尖らせ。 続けて何処かぼんやりとした口調で、"そう思いませんか"とでも言いた気に首を傾げる。
自分の物を誰かに奪われるのは気に食わない――それが例え、自分に取っては取るに足らないものだろうと。]
(0) 2015/01/21(Wed) 23時頃
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先生も、こっそり盗まれて…そしてその事すら忘れとるかも知れませんよ。
海の向こうに置いて来た…宝物とか。 ――……故郷に帰って見ても、宝物の事思い出せんかったら。どないします?
[目を細め、何処か遠くを眺めながら"どんな宝物なんですかね"…なんて。 そうして冗談めかしてクツと喉を鳴らしてみるくらいの仕返しは、したって許されるだろうか。
……だけれど、続いた問いには僅かに目を伏せ。しかし直ぐにクスクスと笑って見せながら、思い悩むように指先を顎へと当てて見せる。]
……ありません。 そりゃあ人に好かれる質やありませんけど、それならもっと陰湿な仕返しして来はると思います。
先生もあらへんでしょうね、…冷たいお人やけど、実は案外いい人ですし。
[いけしゃあしゃあと言って見せ、軽く両手を挙げてお手上げの様を表しながら。 ついでとばかりに軽口をひとつ投げてみれば、薬師の反応はどうだっただろう。
広げた手紙にそっと指を這わせ、また小さく息を吐き――あゝまったく、こんな事で思い悩むなど実に自分らしく無いと思いながらも、渦巻く不安は未だ胸の中に。]
(1) 2015/01/21(Wed) 23時頃
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――暗うなって来ましたし、そろそろお暇しましょうか。 お邪魔しました、先生。
くれぐれも、鼠小僧に盗まれんとって下さいね。 ……盗まれてしもうたら…それは少し、寂しいですから。
[手紙を懐へとしまいながら腰を上げ。 悪戯めかして口にした言葉は、鬱陶しがられたかもしれないけれど――色々と世話を焼いてくれた薬師の事は、女なりに感謝はしていたものだから。
そうして瓦版はそこへと置いたまま。 何か引き止められでもしない限り、女は下駄をカラコロ出口の方へと向かっただろう。]
(2) 2015/01/21(Wed) 23時頃
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薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2015/01/21(Wed) 23時半頃
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―夜更け・宿場―
[昨日あの後、薬師とまた幾つかの言葉を交わしはしただろうか。 鼠小僧の話に関して、余り収穫が無かったとは言え、同じ異人のあの薬師が自分と同じ手紙を受け取っていた事に、少なからず安堵を覚えたのも事実。
何とは無しに足を向けて、案外良かったのかもしれない、と。 そうして結局、宿場へと戻ったのは日もすっかり落ちての事だっただろうか。]
――……ん、…
[旅籠へと戻り、部屋で酒など嗜んでいた時。 ほろりと揺れる酔いに任せて暫しの間、うとうと船を漕いでいれば、不意に感じた一筋の風に薄っすらと目を開ける。
ふと窓の外を見てみれば、闇夜に揺らめくひとつの影が見えたのは――果たして気のせいだっただろうか。]
(17) 2015/01/22(Thu) 04時頃
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………、何だい、これは。
[眠気も一気に飛び去って、窓へと向かおうのした女の目に止まったものは、窓際に落ちた一通の文。 昨日届いた文と同じく、誰から来た物かも分かりやしない――何とはなしに、予想くらいはつきはしたけれど。
そうして文を開けてみれば――あゝ、やはり。 昨日のものとそっくりそのまま同じその字に、フンとひとつ鼻を鳴らす。]
……本当に、腹の立つ手紙だこと。 喧嘩でも売られてるとしか思えない。
[ふう、と荒い溜息をひとつ。 行灯に照らされたその手紙に眉を持ち上げ、文を持つ手に力を込める。 一層、破いてやろうかと思うたけれど…それもまた、鼠小僧に心を乱されているようで実に気に食わない。
結局はそのまま文を抽斗へとしまい。 飲みかけの酒をぐいと煽れば、早々に布団へと潜り込む。]
(18) 2015/01/22(Thu) 04時頃
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……金を出せば、誰も彼もが喜んでキミと"遊んで"くれるとでも思っているのかな。
思い上がりも程々にしなよ、ねェ……"鼠小僧"?
[義賊を騙り、貧乏人に金をばら撒くその傍ら。自分の遊びの為に千両もの金を賭けるその神経は、中々面白くはあるけれど。 あゝだけれど、やはりどうにも気に食わない――鼠小僧とやらの思惑通りになるのだけは、気に食わなくて仕方が無い。
そうして窓に一度だけ視線を向け、布団の中で肩を竦め。 すっかり醒めてしまった酔いを少々残念に思いながら、そっと意識を閉じていった。]
(19) 2015/01/22(Thu) 04時頃
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―伍区・路上―
[カラン、コロン。 何時もの小さな薬箱は、旅籠へと置いたまま。なにも背負わず、手には小さな風呂敷ひとつで街をゆっくりと歩いてゆく。 騒ぎから一日、少しは町も落ち着きはしたかと思うたけれど。 人の口から聞こえるものは、相も変わらず"鼠小僧"の名ばかりで。]
――……あぁ、
[そうして腹も減ったし茶屋にでも向かおうかとした所で、目当ての茶屋の前から聞こえた三味線の音>>13に、下駄の音が思わず止まる。 光の灯らぬ瞳を閉じて、奏で唄うその姿には、やはりどうにも惹きつけられて。
――そう言えば、私の下駄の音は忘れへんとか言うとったっけ。 あの瞽女の言うた言葉を思い返してみながら、少しばかり下駄の音を潜めて音の元へと近付いていく――唄の邪魔をするのも、何だか勿体無いものだから。]
(20) 2015/01/22(Thu) 04時頃
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………、
[そうして彼女の前まで来れば、耳の聡い彼女は果たして、自分の下駄の音に気付きはしただろうか。 しかしこの瞽女の事だから。気付いたとしても唄をやめることなどしなかったかもしれないけれど。
唄が終わるまで、あの時のように目を伏せじっと聞き入りながら。 例えその唄が終わったとしても――"営業妨害"と。そう言われはしないよう、周りの人が銭を投げ終わるまでそのまま口を開きはしなかっただろう。]
唄も三味線も、相変わらず見事やねぇ。 うっかり、"また足を止めて"しもうたわ。
今日は伍区で弾いてやるんやね…色んな区に行ってるんかな。
[そうして人があらけたのなら、漸く瞽女に向けて口を開き。 "この間ぶりやね"と掛けた声に、果たして返答はあっただろうか。]
(21) 2015/01/22(Thu) 04時頃
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[そうして人があらけたのなら、漸く瞽女に向けて口を開き。 "この間ぶりやね"と掛けた声に、果たして返答はあっただろうか。
声を掛ければ、懐からゼンマイ式の懐中時計を取り出して。 叔父から貰い受けた気に入りのひとつであるそれで時を確認するのは、小さな癖のようなもの。 カチリコチリと時を刻むその音に少し気を緩め、懐にそれを仕舞いながらまた瞽女へと視線を戻す。]
――……鼠小僧か、何やら丁度えらい騒ぎやねぇ。 昨日からその名前ばっかり聞くし…もしかしたらほんまに居るんかな、鼠小僧。
[未だ懐へと入れたままの手紙の事を思いながら、そんな話をひとつだけ。 取り出した銭でチリンと小さな音を立てて、じっと閉じられた瞳を見つめて見せる――相手に此方が見えない事は、分かってはいたけれど。]
(22) 2015/01/22(Thu) 04時頃
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薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2015/01/22(Thu) 04時頃
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―回想・薬屋にて―
[ぼんやり呟いた一言に、相手が何とも意地の悪い事>>29を思っている事などしらぬまま。 続いた薬師の言葉には、女にしては珍しく曖昧な笑みを浮かべてみせる。
前に一度、天の悪戯に家族の記憶を"盗まれ"てから、早十年と少し。結局今でも盗まれたものを取り戻せないと言うことは――あゝやはり自分にとって、それは大切では無かったのだろうか、なんて。
彼は随分、取り戻す事に自信があるようだけれど。 それが少々疎ましく、そしてほんの少しだけ――羨ましい。]
……ほんと、意地の悪い。折角褒めたのに。
[軽口に対して返された言葉>>30には、やはり拗ねたようにツンと唇を尖らせながら。 だけれどこう言ったやり取りは存外に楽しく――少しだけ、故郷を思えば懐かしく。 女の目元は微かに緩んではいたけれど。
そうして腰を持ち上げ、少しだけ素直に言葉を掛けてみたのなら。 耳に届いた"異国の言葉"に、腰を上げ掛けた無様な格好で寸時動きを止める。]
(35) 2015/01/22(Thu) 14時頃
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["仕事柄"、幾つかの国の言葉には通じているものだから。 恐らくは彼の国の言葉であろうそれに目を細めれば、少しだけ困ったように、そして知らずのうちに何とも柔らかく笑って見せる。
態々故郷の言葉で言われたそれに、ハッとしたように押さえられたその口に。 "もしかしてそれが本音なのかしら"、と意外な一面を垣間見た気になりながら。]
……えぇ、またお菓子頂きにお邪魔させてもらいます。
――……"憎めないなァ。ありがとう、スティーブン"。
[目を逸らして告げられた別れの言葉>>31には、次を約束する言葉を。
扉の前で先のお返しに口にした女の母国の言葉は――薬師の国と海を挟んで隣に位置する女の国の言葉はきっと、彼には伝わるまいと思いながらも。 最後に態々名前を付け加えたのは、果たして何を言ったのか、と。少しでも気になれば良いなんて、そんな意地の悪い思惑を持って。
早口で小さな言葉だったから薬師には聞こえなかったかもしれないけれど。もしかしたらその言葉を、正しく理解されてしまったかもしれないけれど。 そんな事は、扉を閉めて再び下駄を鳴らす女の知った事ではありはしない――無論、店に響いた八つ当たりじみた言葉だって。]
(36) 2015/01/22(Thu) 14時頃
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――……久々に聞いたら、何や懐かしいなってしもうたねぇ。 この国も、えぇ国やと思うけれど。
[ぽつり、ぽつり。 薄闇の中を歩きながら、一言二言母国の言葉を呟いてみせ。 図らずも覚えてしまった郷愁に、ほうと息を吐きながら、"帰って酒でも煽ろうか"なんて。 何処か沈んだような、そして浮かれたような。そんな気持ちにはなったけれども、幸い鼠小僧への不安はふと消えてくれていたからそれは感謝すべきなのかもしれない。
そうして女はいつもよりも音を潜め、少しだけ複雑な面持ちで宿場へと戻って行った。]*
(37) 2015/01/22(Thu) 14時頃
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薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2015/01/22(Thu) 14時頃
薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2015/01/22(Thu) 14時半頃
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―現在・薬屋前―
[ちんとんしゃん ちんとんしゃん。
弦を摘んで弾いてそして唄う、その音と声を聴きながら。 解らぬ程度に急いだ音には、終ぞ気付く事は無く――もう少しこの音を聞いていたいような、だけれどまたあの素っ気ない口を早く聞きたいような。 そんな気持ちがあったからかも、しれないけれど。
そうして周りの人々が銭を投げるのを眺めていれば、不意にかけられた声>>43に目をぱちり。]
――……ほんまに、えぇ耳。 負けた負けた、私の負けやね。
[先の言葉を掛けながら、そんな一言を付け足して。 身を屈め、先日は見れなかった彼女の笑みに、興味深そうに視線を向ける――"可愛らしい笑うやないの"なんて賛辞は、口の中だけで呟いたけれど、彼女の敏い耳には拾われてはしまっただろうか。
膝に落ちた手>>44を見たのなら、あゝ少しだけ話に付き合ってくれそうだ、と。 遠慮など見せることなく、そのまま続けて口を開いた。]
(48) 2015/01/22(Thu) 17時頃
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…何処でも弾いてる言うてたから、見つかるか心配しとったんやけれど。 この広い広うい江戸の町で、"偶然"二度も目当ての音を見つけた私は――結構、運がえぇんかな。
["それとも、キミの音が良く通るお陰かしら"、なんて。 人も多い、この江戸の町。こうして再びまみえたことに、少なからず喜びを覚え。
――だけれど呆れ混じりの揶揄の言葉>>45には、少しだけ詰まった息に気付かれないと良いのだけれど。]
――……恋、かァ。
江戸を騒がす噂の御人に恋してしもうたとあっちゃ、そりゃえらい難儀やろうなぁ。 ……悪戯な恋文なら、来たけどね。
[――なんて。 冗談めかした言葉には、此方もまた冗談めかして返しながら。 恋文にしては、酷く"いけ好かない"文だったけれど…まさか彼女も文を受けたと知らぬ女は、噺のネタには丁度いいか、と傾げられた首にはふいと目を細めてみせる。
指の先で銭を探り、さらりと落ちる彼女の髪を眺めながら、あゝやっぱり飾り気の無いとそんな感想を胸に抱き。 おもむろに伸ばした指先は、彼女の髪へと触れる事は叶っただろうか。]
(49) 2015/01/22(Thu) 17時頃
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――……綺麗な御髪してはるのに。 飾りっ気あらへんのは…やっぱり少し、勿体無いねぇ。
[そうして不意に手を離し、自らの耳の隣へと持って行き。 今朝気紛れでそこに付けた、小さな小さな髪飾りをひとつ外したのなら、再度その艶やかな黒髪へと手を伸ばす。
彼女が抵抗しないのなら、そのまま同じように耳の隣へと髪飾りを。 抵抗すれば、あっさり諦めて手を引きはしただろうけれど。
硝子と真珠の小さな小さな、海の向こうから持ってきた髪飾りを、もしも渡す事が叶うたのなら。 右から、左からとその様子を確認すれば、うんうん、と満足そうに頷いては見せただろう。]
(50) 2015/01/22(Thu) 17時頃
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薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2015/01/22(Thu) 17時頃
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[突き付けられた三味線の先>>59には、"あい参った"と両手を挙げて見せたりして。 クスリクスリと笑いながら繰り広げられるその会話に、年甲斐もなくはしゃいでしまっている自分に気付く。
"胡散臭い"と言われてしまえば、拗ねたように唇を尖らせ。 だけれど最後に続いた"また"を期待するような言葉には――皮肉も勿論込められてはいるかもしれないが――肯定するようにコクリと頷いてみせた。]
……相思相愛? ――っふ、ふ……、そうやねぇ…毎日胸が苦しくって。 これでせめて、お相手の顔でも見れたらえぇんやけど。
[だけれど続いた茶化すような言葉>>60には、吹き出しそうになるのを必死で堪える羽目になったか。 あゝまったく。面白い冗談を言う娘だと思いながらも、返す言葉は茶化し返すようなもので。 ――結局は堪えきれずに吹き出していれば、まるで噂話を楽しむかのように取り出された二通の文に、はたと女の顔色が変わる。]
(65) 2015/01/22(Thu) 22時頃
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――……おや、ま。 成る程、確かにとんだ浮気者やねぇ…キミで三人目やわ、その文を持っとるお人は。
[笑みを消し、此方を伺ってくる瞽女に向けて嘲笑じみた笑みを浮かべ。 光の灯らぬその瞳には、きっとその表情は伝わらなかったに違いない――彼女の空気を感じる術が、如何程かは知らないから。
そうしてふぅ、と息を吐き、伸ばした手はどうやらはねられはしなかったよう。 さらりと指の間を通る艶やかな黒いその髪は、中々にひやりと心地よい。]
ふふ、そう高いもんやあらへんよ。とんだ安物で申し訳ないくらい。
――……でも、良う似合うとるよ。 私が見てて楽しいから、もう少し付けといたげて。
["いらんくなったら売り払っても構わへんから"、と。 不機嫌そうな声音には、何処か機嫌良さげに言葉を返し。何とも自分勝手な理由を押し付けながら、もう一度さらりと髪を梳く。 硝子と真珠で小さな花を模したそれは、彼女の黒い髪にとても映えると思うのだけれど。 ――惜しむらくは、手鏡に映る己の姿を彼女が"見る"事が出来ないことか。]
(66) 2015/01/22(Thu) 22時頃
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(……良う似合うてるのになぁ。)
[心中でぽつりと零したその言葉は、決して口に出す事はせず。 もしもそれでも彼女がその髪飾りをつき返そうとするのなら、少し肩を落としてそれを受け取りはしただろうけれど。
そうしてふ、と。 彼女の手にした二通の文に視線を向ければ、思案するように首を傾げ。 自分の所の文と同じ文が届いたのなら――彼女もまた、何かを"盗まれ"てしまったのだろうか?]
浮気者の鼠小僧には、ちゃんとお仕置きひてあげなあかんね。
――……ねぇ。ひとつ聞かせて。 キミは……何を、盗まれてしもうたん?
["大切なもの"。 彼女もまた、"心当たりがない"とそう言いはするのだろうか。 何処か不安を滲ませた声でそう問えば、返答は如何なものだっただろう。]
(67) 2015/01/22(Thu) 22時頃
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薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2015/01/22(Thu) 22時頃
芙蓉は、志乃に話の続きを促した。
2015/01/22(Thu) 22時頃
芙蓉は、おもんに話の続きを促した。
2015/01/22(Thu) 22時頃
芙蓉は、スティーブンに話の続きを促した。
2015/01/22(Thu) 22時頃
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[ひらりと持ち上げた両手のままに、眉を下げては見るけれど。 しかし容赦無く三味線の刃で斬り捨てられてしまったのなら、倒れる素振りなんてして見せたりして。
――いい歳をした女が二人、道の真ん中で一体何をしているのかと。 もしかしたら、道行く人に奇異の目のひとつやふたつは向けられてしまったかもしれないけれど、それを気にする質じゃあない。
だから、呆れたように吐かれた口舌>>79には、"キミから仕掛けてきたんやないの!"なんて怒った素振りを見せてみる。 ――まぁ、言葉の通り。あくまで"素振り"であることは、この聡い瞽女にならきっと伝わってくれるだろうと。
ぽつりと漏らした賛辞はどうやら、その耳には届いてしまったようで。 返ってきた辛辣な言葉には、妙な照れ臭さもあいまって曖昧に笑ってみせるばかり。]
(88) 2015/01/23(Fri) 03時頃
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………、それはもう少し、後でね。
[そうして文を読むよう求められたのなら、細い指の先で相手の唇をツンとつつき。 ――もしも、この文に書かれたものが自分と同じものなのなら。 先程までの三味線の音に惹かれた人もあらけきっていない、こんな道の往来で読み上げるには――些か"宜しく無い"ように、思えたものだから。
だからその話を流すように、触れた髪を楽しむように指を渡らせ。 唸るような声をあげ、何やら不満の声を上げる彼女の言葉を聞くも――否、"聞こえて"はおれど、女に"聞く"気など欠片もありはしない。]
――……ほんま、"商売上手"なこと。 其れが無くてもきっと聞きには来るやろうけど…でも付けといてくれたら、弾いてへん時も見つけやすうて助かるね。
[あゝ、しかし。 此方の言葉を逆手に取る様な、まるで揶揄じみた言葉>>80には。 "あぁほんまに敵わんなぁ"、なんて苦笑と共にぼやきながら、否定とも肯定とも取れる揶揄をひとつ、返しただろうか。
そうして不安を滲ませた此方の問いには。 思考を巡らすその様子を、首を傾げてじっと眺める。]
(89) 2015/01/23(Fri) 03時頃
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――……"声"、
[自らの喉へと触れる様子>>81に、ぱちと目を瞬かせ。 ――喉の調子を悪くしていただなんて。先まで唄を聞いておれど、さっぱり気付きもしなかった。 自分が疎いのか、彼女が隠すのが上手いのか…はたまた、その両方か。 成る程"盗めぬものはない"とはよく言ったものだ、なんてこっそり感心など覚えながらも、へらりと笑って見せる彼女にツンと唇を尖らせてみせる。]
成る程、成る程。言い得て妙やね。 ……しかし困った。キミの声が盗まれてしもうたら、楽しみがひとつ減ってしまうなぁ。
[彼女の浮かべたその笑みを、まるで誤魔化すようだと思いはしたけれど。 しかしそのまま暗い声で話す気にもなれやせずに、少しばかり戯けた声でそう返す。
何やら思案に耽る彼女にひとつ首を傾げ。しかしはたと何かに思い当たれば、懐からひとつの小さな袋を取り出した。]
(90) 2015/01/23(Fri) 03時頃
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……ねぇ、えぇもんあげようか。 お口、あーんしてご覧。
[手にした袋に入ったものは、昨日あの異人の薬師から貰った星の菓子。 甘い甘ぁいこの菓子が、少しでもその喉を潤してくれれば良いのだけれど、と。 一粒取り出したその菓子を彼女の口の前へと持って行けば、彼女は果たして口を開けてはくれただろうか。
開けてくれないのなら、残念そうに自分の口へ。 そしてもしも開けてくれたのなら、そのままぽいと彼女の口へと放ってみせ、手にある封のあいていない文へと視線を落とす。 ひとつ、ふたつ。視線を辺りに揺らしたのなら、こうして話し込んでいるからか、人もまばらになってはきていただろうか。 其れを確認したのなら、ほんの少しだけ身体を寄せて、文を開け。 ――予想通りの言葉達に小さく鼻を鳴らしたのなら、彼女のその耳へと顔を寄せ、何とか届くくらいの小さな声で読み上げる。]
(91) 2015/01/23(Fri) 03時頃
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『 思い出すだけじゃつまらないかな? そうだ、鬼ごっこをしよう。
私を捕まえてごらん? 捕まえられたら賞金千両とキミが欲しいものを盗んできてあげるよ。 』
――……流石の鼠小僧も、こんな"センス"の無い文じゃあ振られてしもうてもしゃあないね。
[この国の言葉には直せなかった言葉はそのまま、母国の言葉で伝えてしまったけれど…意味くらいは、察して貰えたと期待して。 文を畳み、彼女の手へと返しながら。 "そうは思わへん?"――なんて戯けて聞いてみせたのならば、彼女の反応はどうだっただろう。]
(92) 2015/01/23(Fri) 03時頃
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薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2015/01/23(Fri) 03時頃
薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2015/01/23(Fri) 11時半頃
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