313 【完全RP村】朝焼けの穹に、さあ一杯。
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―― 温泉 ――
[寝たら死ぬぞーと言いながら掴んだのはソルフリッツィの腕であった。 落ちる前に掴むことができたのは僥倖と言っていい]
…………。
[直前のやりとりに彼が何を思っていたのかは分かるはずもないが、 分かったとて、己の性格の悪さを否定することはなかっただろう。 それだって「貴方がそう思うのならそうなのだろう」案件だ]
(5) Akatsuki-sm 2022/08/19(Fri) 20時頃
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貴方が温泉に沈んだまま上がってこれなくなったら、 悲しむやつはいる……だろう。 あるいはどこかで貴方のことを待っている者が。 Barのマスターや店員とて思うところはあるだろう。
つまり……、寝るなら他の場所にしろ。
[我ながら真面目に説教しすぎでは? と思うのだが、 考えてしまったからにはしかたがない。 待っている者がいるのかどうか何一つ知らない癖に]
(6) Akatsuki-sm 2022/08/19(Fri) 20時頃
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……しっかし、眠いと言うからには相当頑張ったのだろう? 現地生物相手に。
[己よりも早く外に出てたみたいだし。 そうなんだろう、というざっくりとした判断]
戦うことで何かは為せたか? 収穫は得たか? あとぶっちゃけ、貴方とヤツデという客だとどっちが強いんだ?
[話を深刻でない方に変えようと色々問いをぶつけてみる。 最後の質問が一番興味本意だ*]
(7) Akatsuki-sm 2022/08/19(Fri) 20時頃
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―― 温泉 ―
[なるほど、兎人の手というものは、やはり、人の手の感触とは違うらしい。>>6 と、腕へと置かれた手について感想を抱く。
お猪口はどうなった? などと気を配ることはない。 たぶんその辺に流れたままになっている。なら、流れるままにするだけだ。 しかし今こうして沈みそうな者に手を伸ばしてしまったことについて、 一通り言葉にして、一応の納得を得たつもりであったが]
(14) Akatsuki-sm 2022/08/20(Sat) 00時半頃
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…………。
[不明瞭な響きの音を聞いたかのように首を傾げた。>>7 実感してる己の性格と真面目という言葉が結びつかなかったため]
……、そうか。
[ただ、「気持ちいいと言った」ことについては、 確かにこの耳で聞いている。ゆえに、そういうことなんだろうな]
そういうことは、 静かに浮かんでいる間にだけ言うものだろうが……。
[虚空には言語になり損ねたツッコミも浮かんでいた気がするが、 結局すべてを取り出すのはやめた。つまり話を変えたのだ]
(15) Akatsuki-sm 2022/08/20(Sat) 00時半頃
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……店を守れたんだ。十全じゃあないのか? 用心棒としては。
[“用心棒としては”客の力を借りるのはまったくもって不適当なのかも。>>10 その他にも言い回しとしては気になる部分はあるが、 一番の興味本位での問いの答え>>11に、すぐ食いつくかたちになってしまった]
……雇うならかあ。 悪いが、これでも自ら降りかかる火の粉を払えるくらいの戦力は有している気ではいる。 その力が、果たして何処まで届くのか。 確かめたくなることもあるのだよ、退屈しのぎとして。
(16) Akatsuki-sm 2022/08/20(Sat) 00時半頃
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[どこか空の遠くを見るように上を見た]
私は愚か者に見えるだろうか? あるいは……、 いや、これ以上は私が語ることではあるまいよ。
[見上げる眼差しとはかち合うことはないが、ともかく下界に再び視線をやる頃には。 静かに笑っていた**]
(17) Akatsuki-sm 2022/08/20(Sat) 00時半頃
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[この客が己の振舞いにどれほど自覚的かはさておき、 滔々と語る口調も、言外の意味をすくい上げずになんだか真四角気味に応えるさまも、>>22>>23 普段の振舞いからは離れていると言っていい。
もしも温泉の中ではなく、いつものBarの片隅で話していたのなら。 Barを訪れるときそうであるように、心地よい音楽を傍らに置けていたのなら。 あるいはソルフリッツィの言葉にも、別の受け取り方をしていたかもしれなかった。 そうして強さを見たいのだと、直接的に伝えることもできていたかも。
あくまでもしもの話]
(46) Akatsuki-sm 2022/08/20(Sat) 23時頃
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……ふふ。 言えないと来たか、ははは。 貴方の方こそだいぶ真面目ではないか? ソルフリッツィよ。
[彼の答え>>24を聞いて。今度は愉快そうに笑う。 いつもの調子を取り戻したかのような]
私は――退屈しのぎもすればかかる火の粉を振り払うこともする。 それらはすべて私自身の為だ。 世に光をもたらそうなどという気はないし、 世に光が満ちるところをこの目で見ることができないのが、時折酷く恨めしくもある、 ……む?
[話の途中で一呼吸置く。 何かがお盆の上に乗ったような音を聞いたからだった。 そっと片方の手を伸ばせば、ぬるめの温度の器を撫でた感触がある。 お猪口じゃないかこれ]
(48) Akatsuki-sm 2022/08/20(Sat) 23時頃
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[急にネジが切れたような静寂をこの客は取り戻す]
…………。 なんだ、飲みなおすのか?
[問いの答えはどうだったか。>>25
やがて腕に頭が当たるような感触があるなら、 こうすればなんかいい感じか? と言ったことを思案しながら、腕を動かしもする。
どうしてあのようなこと――恨めしい、などと。 もしやあの鏡の向こうに映ったのは、とっくに昔にしまい去ったはずの感情だったのか。 あるいは、しまい去ったと思っていたのは己だけで……ううむ]
(50) Akatsuki-sm 2022/08/20(Sat) 23時頃
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[それでも、なお、世にはびこる闇の中の光を視たいと思うのも、 また、“私”であるのだが*]
(51) Akatsuki-sm 2022/08/20(Sat) 23時頃
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―― 温泉 ――
そうか。
[少し眠るつもりらしい。>>65 ソルフリッツィへと、なんかいい感じのところに腕を貸しつつ、 ふー、と息を吐きながら上を見る。 このまま目を閉じて、この客自身も眠ってしまうつもりは、 もちろんない。ないはずなのだが。 黒布の向こうで瞼が半分ほど閉じかける。 だがそれもソルフリッツィの声>>67が聞こえるまでのこと]
(69) Akatsuki-sm 2022/08/21(Sun) 01時頃
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……ん? いつもと、違うって?
[それこそ「貴方様がそう思うならそうなのでしょう」案件ではないのか――と間延びした思考で思う。
だが、さっき放たれた言葉をそのまま返すことをしなかった。 沈黙だけを返す。 やがてそこに視線も加わる。 目の色や形は分からない。ただ兎人のシルエット>>68だけを視る]
……強いんだろう? 貴方は。 ヤツデとどっちが強いか訊いた時のあれは……傭兵としてそちらが優れているという力の誇示みたいなもの、 と、今となっては思うわけだ。
(70) Akatsuki-sm 2022/08/21(Sun) 01時半頃
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確かめさせてくれるというのかな? 私自身のためにある力が、果たしてどこまで届くのか。
[言葉を紡ぐ。 高めの青年の声にも落ち着いた女性の声にも聞こえて性別は判断しづらいが、 テンションは遠出する前の日のそれに近い。
思いを馳せる武器は、小型艇の中にしまってあるが、 取りに行くのに時間はかかるまい*]
(71) Akatsuki-sm 2022/08/21(Sun) 01時半頃
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―― 温泉 ――
いいね、実にシンプルだ。
[この客は大仰な言い回しを好むが、>>72 かといってシンプルな言い回しに理解がないわけではない]
「よくある言い方」……、要はアレか、 仕事が欲しい傭兵の決まり文句みたいなやつか。 いやしかし……。
[何かが面白かったとでもいうのか、口の端を意味ありげに吊り上げる]
(99) Akatsuki-sm 2022/08/21(Sun) 22時半頃
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[借りるぞ、という言葉に否は唱えなかった。>>73 己よりもよほど軽そうな身体が跳躍する軌道を追うように温泉から上がる。 地面に立つ兎人のシルエットを視るや否や片手をあげて]
少し待て。 まず服がない。そして武器もない。 言っておくが丸裸の私は宇宙一弱いぞ。
[そうして敵前逃亡……ではなく準備に勤しんだわけだが、 髪はとりあえず拭いただけのうえ編んでもいない点を除けば、普段通りのいでたちに、 しまい込んだ長弓を背負わずにしっかりと片手に持っている]
(100) Akatsuki-sm 2022/08/21(Sun) 22時半頃
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[もはや宇宙一弱い存在ではないし、 不意打ち気味の一手も打てる。
ランタンの光すらも届かない闇の中、>>74 生命の息吹を持つものは各々の輝きをもってしてどこにいるかは把握できる。 この客の一族が飛びぬけて持っている、いわゆる霊を知覚する力のたまものである。
かつてはその力で母星の外との交信を希求した。 今はさらなる先を目指し気長に励んでいる同種はどこかに勿論いるが、 はぐれもののこの客には関係のない話]
……、さて、行くか。
[相手の武器の形を視る。長い柄を持つ形。 間合いは広そうだが、そのさらに外側より杭型弾体を放つ。 仕掛けらしい仕掛けはない。ただ「流星のようによく飛ぶ」という意味の字だけが刻まれている*]
(101) Akatsuki-sm 2022/08/21(Sun) 22時半頃
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…………。
[慣れ親しんだ闇の中に音を聞く。>>110 ガキィン! という音は明らかに着弾した時のものではない。 上から叩き落されたのか明後日の方向に跳ね上げられたのか、それは至極どうでもいいことではあったが、 斬り払われた時の音とは明らかに違うな、という感想は湧き出てくる]
届かなかったか。ふむ。
[つまり駄目だったのでこれにて解散……とするつもりはこの客にはない]
(122) Akatsuki-sm 2022/08/22(Mon) 01時頃
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……。
[声を聞く。それ>>112が、ただの感想などではなく、 いささか熱を帯びているように思えたのは気のせいだろうか。
もしも。 ソルフリッツィの中に何かが燻ぶっているのなら、>>110 それを知りたいと思うのは、己にとって何の不思議でもないこと。 ただ――話を聞くばかりのいつもとは、やり方を大きく変えることになるが。 弓引く方の手がわずかに弦を弾けば、弦楽器のような音が小さく響く。 それは少しだけ己の中にある感情を高まらせる]
やれるとも。 ただのよく飛ぶ代物だけ持ってきたわけじゃあないからなあ。
(123) Akatsuki-sm 2022/08/22(Mon) 01時半頃
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[第二の杭型弾体、それは先程のものより長さは2倍ほどあり、 刻まれた紋様じみたものは複雑さを帯びている。 それを弓につがえ、先端を兎人へと向ける]
しかし……もっと、と来たか。 情熱的なお誘いと受け取るべきか、あるいは戦に狂う一歩手前か。 私はそれを知りたいと思ったから、こいつを“弾きこなす”ことで、 それを示してみるがいいさ。
[ついつい音楽的なたとえが出てしまうのはご愛敬というやつである]
(124) Akatsuki-sm 2022/08/22(Mon) 01時半頃
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捧げよう、決して胸の内で消えることのない炎を。 《FINALLY BLAZE》、展開――
(125) Akatsuki-sm 2022/08/22(Mon) 01時半頃
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[己の声と言葉でもって、特別な名前をつけられた弾体は起動する。 直後、二発目である]
(126) Akatsuki-sm 2022/08/22(Mon) 01時半頃
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[弓から放たれたばかりの杭型弾体の内から炎が噴き上がり、 杭の大きさが膨れ上がったようにも見えただろう。 やがて炎の芯となる杭は、相手に着弾するより前に、爆ぜる。 様々な色――赤から橙、黄色、緑、青、などなど――を周囲にまき散らしながら。 たとえるなら目の前ででっかい花火が爆発したような状態に近いか。
光の拡散よりわずかに遅れてドーン! と、音が鳴る。 うるさいと思うかどうかは距離次第だ。 戦いの観戦者や、温泉とかBBQを満喫している面々にとっては普通よりちょっと大きい、と思う程度か。
そんな中、ひとつだけ光が真上に打ちあがり天空に華を咲かせた。 それはもう、記憶の中にある、闇の中の光とよく似て*]
(127) Akatsuki-sm 2022/08/22(Mon) 01時半頃
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―― 温泉 ――
[この客は狙撃手ではないし、兎に限らず何かを狩るという真似をしたことはない。 霊覚探査の情報に加えステップ音のする方へと長弓の向ける先を変更していく行為は、 相手の動きに反応するだけで、 先読みという行為も何もあったものではない。 そもそもいくら『心の目で見た』ところで、未来を見通すことはできない]
……。
[先程弓を鳴らしたことによる、己の中にある感情を高まらせる効果。 それは確かに闘争心とも呼べるものを励起し余計な感情を内から遠ざける。
問いかけへの返事とは違うと言える台詞>>129に応じるように目を細めたのだ]
(161) Akatsuki-sm 2022/08/22(Mon) 23時頃
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[闇の中に浮かぶ、白っぽいシルエットは極彩色の光に飲まれて消えたか。 否、そうではない。 自ら飛び込んでいったかのように視えた。>>140 鎧を着こんだ音もさせずに佇み、仕掛けがあるかも定かでない長物の武器を振り回すならば、 成程――逃げ回るよりはぶつかっていった方が分の悪い賭けにはなるまい。
光が消えていく。 「なっ――」と驚きに満ちた声がわずかに聞こえるのと、 武器の旋回音じみたものがおおよそ後からついて行くと感じることができたのは、 どちらが先だったか。
花火のように爆ぜた光の内、標的を狙うよう定められているのは1割ばかり。 たとえすべてが着弾しようとも相手の進行を止めるには至らない]
(162) Akatsuki-sm 2022/08/22(Mon) 23時頃
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[音を置き去りにして移動する魂を、>>141 知覚する方法はあるのか。ある。
答えは簡単だ。全身全霊で霊覚探査する。 だが、それをやってしまうともはやまともに動くことはできない。 普通にBarに立ち寄ることもできるくらいに普段は情報量を下げた状態で過ごしている]
(163) Akatsuki-sm 2022/08/22(Mon) 23時半頃
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[本来の意味での第六感、つまり、 天性の勘とも言えるものが、ヴェルヌイユの行動を選ばせた。
首への一撃――致命傷となりうるもの>>142を避けるように身をかがめながら、 何かを己とソルフリッツィの間に投げつけようとする。 完全に回避することはあまりにも間に合わず、どこかを傷つけることは十分できただろう]
(164) Akatsuki-sm 2022/08/22(Mon) 23時半頃
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[ヒュッ、と音を立てて投げつけたもの――それは、 懐に最初っから入っていたインクの瓶であった。 蓋を開けた状態で推定顔面のあるあたり目掛けてぶちまけようとしている。 顔面に当たれば良し、ソルフリッツィの武器がそれを砕いたなら、 目くらましくらいにはなる……だろうか。
このインク>>2:147はかつて廃駅に流れ着いた客からの報酬としていただいたものなので、 未練は多少ある。同じものに出会える保証は常にないからだ]
(165) Akatsuki-sm 2022/08/22(Mon) 23時半頃
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[せめて兎人が真っ黒に装色される姿を想像しよう、という試みは、 事態が事態ゆえ、あんまりうまくはいかなかった*]
(166) Akatsuki-sm 2022/08/22(Mon) 23時半頃
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―― 温泉>>175 ――
[相手の得物が何もないところに振るわれる――のを、 ただ音の響きだけで感じる。 投げつけたインク瓶の向かう方へと、視線は通っているように見える。 液体の飛び散る小気味よい音は、どうやら望みの結果をもたらしたらしい。
ソルフリッツィに接近を許した時点で詰みまで秒読みと言っていい。 すべての攻撃をかわしてめちゃくちゃやりながら逃げれば戦いを続けられる可能性はあるが、 果たしてそこまでやることに意味はあるのか。 ――少なくとも、己の目的は果たされたと、そう思うからして]
(よもや……ああいう対処の仕方があろうとは……)
(177) Akatsuki-sm 2022/08/23(Tue) 01時半頃
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[搦め手の尽きたトリックスターは、 手品のタネの割れた奇術師のごとく潔く退場するべきだろうが、 まだその域ではない――と思っていた。この時は。
長弓を掲げはした。だが、兎人のシルエットは、 空中でさらに軌道を変える。 地面へと着地する際のわずかな足音が聞こえるとほぼ同時に、 振り向きつつ両腕を構える。それは急所に当たる前に上でブロックしようという、刹那的判断の上での動き]
(178) Akatsuki-sm 2022/08/23(Tue) 01時半頃
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[そのガードは功を奏したのだろう。 みしり、ともぎしり、ともつかない感触を両腕に伴いながら斜め上方向へ身体が浮き上がる。 浮き上がればやがて落ちる。 数回ごろごろと転がった後、
ばっしゃーーん
という盛大な飛沫があがることになった]
(179) Akatsuki-sm 2022/08/23(Tue) 01時半頃
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…………
――――のわッ!
[これは束の間飛んでいた意識を取り戻したと思ったら、 お湯が口に入り込んできて慌てて顔をあげたヴェルヌイユ。
その後辺りを見回して、ソルフリッツィを見つけたのなら]
貴方ももう一回入り直せばいいのに……。
[と呟くことになったのだった*]
(180) Akatsuki-sm 2022/08/23(Tue) 01時半頃
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―― 温泉の戦いあふたー ――
[水の音がする。 あちらこちらから]
……。
[温泉の縁にざばっと座り込んでいる。 自分からはタオルを要求することはなく、顎先やら束ねていない髪やら、 あちこちから温泉を滴らせている。 水も滴るなんとやらである。 ちなみに長弓の方は回収されることなく温泉に浮いている]
(184) Akatsuki-sm 2022/08/23(Tue) 02時半頃
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[ぽたり]
[…ぽたり]
[己のこぼす音とソルフリッツィのこぼす音、 それが混じり合っている時間が確かにあった。>>182 液体の粘度の違いだろうか、微妙に違う音階を奏でている。 片方――インクの垂れる音はやがて消えるが、インクの痕跡は別の形で残る。 まき散らされた星屑は、温泉と混じり合って、 やがて―――どうなるんだろうな]
(185) Akatsuki-sm 2022/08/23(Tue) 02時半頃
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……。 動くな。問題なく。
[手心は加えられたようで、>>183 骨がやられたみたいなことに放っていない感触――が、腕を振ってみればある]
これがどういうことか分かるか? つまり、ピアノを問題なく弾けるということだよ。
Barに戻ったら、 “湧き上がる温泉と闘争の嵐! ところによりBBQ風味”と言った風情の曲を貴方の為に捧げてやろうか……
[とりとめのない言葉を並べつつ、ただ手を伸ばす]
(186) Akatsuki-sm 2022/08/23(Tue) 02時半頃
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……なんてな。これは冗談だよ。
(187) Akatsuki-sm 2022/08/23(Tue) 02時半頃
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[言いつつ、伸ばした手がソルフリッツィの腕の辺りにでも届いたなら、 ぐいっと引っ張ってしまおう。 つまりこれはただ温泉に浸かるなどさせるものかと言わんばかりに、 不意打ちでソルフリッツィを温泉に落としてしまおうと目論んでいるヴェルヌイユだ。
結果がどうなろうと、 Barで最初に提供された『いつもの』よりインスピレーションを得て一曲作ったこと、 それをいい感じのタイミングでお披露目しようということを話した。 他に演りたい曲があるので、先のセリフは冗談にせざるを得ないというわけだ]
(188) Akatsuki-sm 2022/08/23(Tue) 03時頃
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私はこういうことを言うのは性に合わないので普段は言わないのだがなあ。 貴重な舞台だ。どうか楽しんで聴いてくれよ、 貴方に聴く気があるのなら。
[この誘いを相手を楽しませるための戦いの一環と考えると、 うむ、まったくもって性に合わないな**]
(189) Akatsuki-sm 2022/08/23(Tue) 03時頃
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