25 花祭 ― 夢と現の狭間で ―
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―A棟→広間へ―
[花は、 花でしか、ない と 繰り返し繰り返してきたのは己の信条。 此処より先は絢爛豪華な見世物小屋。 花が花として立つ舞台。
鵠もまた、足音も少なく、 鈴の音伴い、広間に在った。 ――無論、館の主である豚の姿もあるわけだ。 澄ました顔で、形式通り挨拶を交わしもする。]
(7) 2010/08/03(Tue) 01時半頃
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[まず館の主たる者に 丁寧な礼と挨拶を。豚は笑っている。 伸びてきた手にびくりとしながら 小さく息を飲むに、留め]
…――御戯れを。
[余所行きの笑みで答えて見せる。
まだ、見知らぬ、 言葉交わしたことのない花主も多い。 笛の音が耳に届き紫苑の視線を流す。 ――りん、と鈴が鳴る。]
(50) 2010/08/03(Tue) 02時頃
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[本郷の姿見えれば礼を向け 叶うならば酌をする。
はなやかなる宴の席、 霞月夜と高嶺が同じ視界に入る。]
――…
[似ている。 視線は霞月夜へ。 なにやら言い合いが発生しているらしい]
…何をしているのだ…
[呆れ調子、それも笛の音が聞こえれば 折を見て絡むかと窺う算段。]
(58) 2010/08/03(Tue) 02時半頃
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−本邸大広間−
[騒ぎから離れ、舞台に絡むように流れる 琵琶の音が鵠の意識を捕らえていた。
あれに歌うは月夜の歌。 白鳥という、鵠に名を分け与えた先達は 霞月夜の琵琶の音をことに愛した。
――ご覧よ。 ――きれいだろう。
繊手を翻して、 指し示しもした。 遠い日の幻]
(182) 2010/08/03(Tue) 07時半頃
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[琵琶を志しもしてみたが どうやら其方の才能は自分にはなかったようだ。
身についたのは 天に昇る笛の音と。 それに添う鈴の音と。 それから――]
……――花祭、…か
[本当に、此度の祭りは変わっていると思う。 少なくとも、鵠の知っている限りとは がらりと、違う。
ふと、華月はどうしたか、 窓辺へ眼をやり、 追って高嶺が見えれば紫苑を向けた。]
(184) 2010/08/03(Tue) 07時半頃
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呉服問屋 藤之助は、緩く瞬いた後、舞台に眼を向ける。
2010/08/03(Tue) 07時半頃
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[舞台の上で しろ 纏う花が絵を描いている。
音がない。 音がないが、 視覚に訴える。 変わった“芸”であると思った。 色彩が“舞う”ようだ。
鵠は眼にしたことのない類の芸。
ふと足を動かして 徐に舞台袖へ向かう。 黒塗りの龍笛を取り出して 唇を宛て、音を 色生み出す動きに乗せた。]
(185) 2010/08/03(Tue) 08時頃
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[描き手に睨まれるだろうか。
構わず天に昇る笛の音を奏す。 舞に見立てた描き手の筆の動きと色彩の妙にあわせて 即興とは思えぬ旋律を添えた。
時折鈴も絡めて鳴らす。 足に括った金の鈴飾り。 しゃん、と振れば カンバスには金が散る。 笛が高く啼けば細く長く筆が描く合図。
絵に添えられる笛の演奏という 少々風変わりな“見世物”は 白い描き手が筆をおくまで、続いた。]
(188) 2010/08/03(Tue) 08時頃
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―大広間・舞台―
[画家は周りの音など聞こえぬかのように 己の世界をそこに構築していく。 その中にひと際鮮やかな――真円の赤。
自然、描かれる絵を注視していた鵠は その赤が描かれたとき 怪訝そうに僅かに柳眉を寄せた。
――紅の月は不吉の色。
そう謂っていたのは誰だったか。 何故わざわざそんなものを。 思いながらも添えた音は妖しげな絡みつくような、もの。]
(195) 2010/08/03(Tue) 10時頃
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[見るものを引きずり込むようなそれから 視線を意図的に少しずらせば 睦み合うように重なる 僧と霞月夜が見える。]
――……、…
[花でもないのに誰よりも花のよう。 否、かつては花だった。それとも今も。 気にくわないのは、
――りん
と、要らぬ思考を払うように足にくくった鈴を 少し大仰に鳴らした。 画家が世界に色をつけ終わる頃 笛の音もまた、高らかな澄んだ音を]
(196) 2010/08/03(Tue) 10時頃
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[華月が舞台に上がれば 苔色と紫苑は再び交わされたろう
――華月の手妻はうつくしい。
きらめく扇が翻り、 和紙の蝶が踊る、踊る。 舞台の上ではごく珍しく笑みのように 紫苑の双眸を細めた。 奏で終わった後唇から笛を離し、華月を流し見た。 対照的なふたりがならぶ。]
――…、高嶺様は辞されたのか。
[呟く華月の声に、もう一度客席へ顔を向けた。]
(199) 2010/08/03(Tue) 10時頃
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――…、疲れて?
[華月の言葉を反芻する。 こういう場に慣れていないのだろうか。 ふわり、と紫の蝶が舞い髪に止まる。 僅かな風の流れで気づいて、 白い指先をそこへのばした。 少々気恥ずかしげか。
――りん、と 鈴を鳴らして画家の方を見る。 筆が止まった理由は、知らず。]
…私は鵠、だ。こちらは――華月。
[名乗りあいが重なったらそれはそれ。]
(204) 2010/08/03(Tue) 10時半頃
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[舞台をあけるため客席へ一礼し、下がる]
否、こちらこそ。
初めて見る芸だが …見事であると、思った。
[画家――月瀬というらしい―へそう謂い もう一度、未完成の絵に顔を向けた。 完成すればもっと色は深まるのか。]
……朱い月か… 明日は、満月だったな。
(205) 2010/08/03(Tue) 10時半頃
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呉服問屋 藤之助は、手妻師 華月斎と名乗りが重なり瞬いた後咳払い。
2010/08/03(Tue) 11時頃
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―大広間・舞台を降りて― [ロビン、と名前が聞こえて月瀬を見る。 別段何を謂おうと謂うわけでもないが。]
――…、仲良し。
[咳払いの後、ちらとまた華月を見やる。 拳を隠す仕草は自然で、違和感などはなく。]
楽しかったのなら、何よりだが。 …確かに、少々静かなものか。 形として残るのは、他にはない特長だな。
[と、華月が高嶺に関して口にする。]
あの騒ぎ、あれでか…。 ……華月?
[赤みの残る手に、躊躇いがちに指を伸ばしかけて 月瀬が先に手をとろうとするのに、緩く握りこんで、退いた。]
(211) 2010/08/03(Tue) 11時頃
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―大広間―
…知らずに書いたのか、
[瞬き、月瀬を見る。粗忽ながら破天荒な才能といった所か。――“在りきたり”には遠い世界だろうか。未だに高嶺の言葉を引き摺る。]
…“見聞き能わず”は触れるも能わずか。
[呟く。月瀬が話す彼は 己と言い合った彼と 随分印象が違うように思えた。 緩く握った手は胸の前。 華月の笑みが見え、つい、逸らした。 何処かで鈴を鳴らすような笑い声が在った>>217]
…――嗚呼。
[花が枯れたとき>>216と聞けば 思うのは、本郷との問答。]
(224) 2010/08/03(Tue) 12時頃
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呉服問屋 藤之助は、ランタン職人 ヴェスパタインの声を拾ったか、ふとそちらを、見て。
2010/08/03(Tue) 12時頃
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―大広間―
枯れれば最早用済みか。
[鵠は花主に幻想を抱けるほど幼くもなく、未だに囲われたことなければ割りきれるほどには未だ至らない。 ――中途半端だ。]
…笛はすでにある曲を 修練することも多いからな。 先程の舞台は、即興だが。
[苔色が問いかける。 無言で視線を返し月瀬らの“仲良し”を肯定する。ゆるり拳をほどき、下ろした。]
(235) 2010/08/03(Tue) 12時半頃
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―大広間― [>>229笑う桜色に緩く瞬く。]
――そう思うのなら な。
[触れる概念の話。 手を伸ばしてものばしきれず何かを恐れるように退くことも多々。 打ち込むは芸事、それは決して裏切らない。 極めるには後ろ盾が必要だ。]
…、――
[短く息を吐く。髪には紫の蝶、 鈴の音に震えて羽根を揺らす。]
…手妻は、うつくしいものだな。 お前と合わせるのは、佳い。
[いい置いて、酒宴へ。歩き始めれば、りんと鈴の音伴った。]
(248) 2010/08/03(Tue) 13時半頃
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呉服問屋 藤之助は、懐刀 朧によく似た霞月夜が僧と連れ立ち去るのを見、足を止め。
2010/08/03(Tue) 13時半頃
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―大広間―
[――花から花主へ。名高き霞月夜。 その後ろ姿だけでも何処か艶めいている]
…此度の花は…媚も艶も足らぬものが多いと 使用人が噂をしていたそうだ。
[ふと立ち止まって 肩越し――華月の方を振り返りきらない侭 顔は見えなかったかもしれない。]
…… …足りぬかな。
[俯きがち呟くように謂ってから、 酒を手にして酌するところを、探すよう]
(254) 2010/08/03(Tue) 13時半頃
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呉服問屋 藤之助は、戻ってきたらしき 天満月へゆるりと頭を下げた。
2010/08/03(Tue) 14時頃
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―大広間― [天満月は外から戻ってきたらしい。 ゆるりと近づき]
はい、鈴の音鳴らすは私(わたくし)に御座います。
[胸に手を当て頭を下げる。]
名乗りもせず申し訳なく。 …鵠(くぐい)と申します。
飲み物は、如何ですか。
[尋ねたとき、新たな影。 明之進の声が聞こえた。月の光が差し込む窓辺。 夜光が一獅ナはないことに、不思議そうな顔をした。]
(267) 2010/08/03(Tue) 14時頃
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―大広間―
はい。 …ありがとうございます。
[>>274天満月の言葉に、 静かに笑みを浮かべて謂う。 本来の気性の激しさはなりをひそめる。]
…お好みのものなど御座いますか。
[酒と、そうではないものと。 示しながら、嗚呼、と。]
――あちらの花…明之進を迎えに行ったものがいたのですが、伴っていないので不思議に思いまして。……嗚呼、…合流できたようです。
[夜光が明之進に近づくを見、 切子細工のグラスを天満月に差し出した。]
(277) 2010/08/03(Tue) 15時頃
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―大広間―
畏まりました。
[天満月の薬瓶が歌うさらりとした音は 鵠の耳に届かない。 透き通る香りの佳い冷たい茶をグラスに注ぐ。
鵠の黒髪に止まった紫の和紙の蝶が ゆっくりと呼吸するように羽を広げる、
明之進が舞うようだ。 この酒宴に在る者たちには彼の姿は確かに見える。]
…――次の舞でございますね。
[それとなし、視線を向けた。 黄泉の花は彼から離れた途端 落ちたことを思い出しながら。]
(288) 2010/08/03(Tue) 15時半頃
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―大広間― [天満月の側にあり、 視線の先は舞台、地獄を舞うは白拍子。 椿の花が 落ちる。]
――…、
[思い出すのは、華月との会話。>>291>>290
「合わせるだけなら問題ないだろう」
そんなふうに軽く言う、 鈴が鳴る。背後の表情には気付けない。 思い悩んだ一欠片、口にしてから少し後悔する。 沈黙と、低く押さえた華月の声。]
(302) 2010/08/03(Tue) 16時半頃
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[戻れない。戻れないだろう。 媚と艶を覚えるのはこの矜持を捨てるということだ。 黙して聞きながら、自分の二の腕を緩く掴んで、 落ちかかる髪の隙間から華月を見た。 聞いたことのない、ぞくりとするような艷めいた声に
「…――、かげ つ ?」
漸く、確りと振り向く。 りん ――と鈴が鳴った。
華月は笑っていて、うまく言葉を探せずに 彼の顔を紫苑色は映したまま。]
(303) 2010/08/03(Tue) 16時半頃
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[やや、あって。少し俯いてこう答えた。
「……媚や、…――艶で囲われようとするなら それはもう、己は己の矜持を捨てることに他ならない。」
芸で 認められ 芸を究めようと願う 己から、外れるのだと云う。 それは狭き道だろうが。
「万一、そう、なったなら。 きっと相手は気に食わぬ花主になる。 ……気に食わぬ相手に最初をくれてやるくらいなら――」
逸らしていた紫苑の双眸を苔色に合わせる。 続きは曖昧に、唇を引結び、
「――…もしもの、話だ」
云ってから、踵を返し酌へと向かう。 後に残る、鈴の音。]
(304) 2010/08/03(Tue) 16時半頃
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―大広間>>308―
――…、…? …戻ってきません ね。
[天満月は明之進に興味を持ったろうか。 器が干されたなら次の茶を注ぐ。 ふわと香る香りは高い。]
…時折、…姿見えなくなることはあるのですが。 また、…戻ってくるとは思います。 かれは主様に連れられて、こちらへ来たのだとか。
(311) 2010/08/03(Tue) 17時頃
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―広間― …はい。
[舞台袖から現れぬ花。 視線を天満月へと戻し]
お気に召して、何よりです。
[豚に関しては同感だったが、 あえて何も謂わなかった。褒めるのは、癪だ。]
明之進の主様は――
[一拍、間]
…まだ私もお会いしたことがなく。 彼を伴って来た後、何かしらあって、遅れて居られるのやもしれません。
(317) 2010/08/03(Tue) 18時頃
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祭りはまだはじまったばかり、 …戻ってこられれば、 お話もできましょう。
[――出来事を繕いながら、口にする]
――天満月様は 花祭は初めてでいらっしゃいますか…?
[傍に控えながら、 首を傾げれば――りん、と鈴が 鳴った*]
(319) 2010/08/03(Tue) 18時半頃
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―大広間―
―――失礼を、 芸を所望される方が居りますれば。
[天満月にそう云ってから、 その場を離れ舞台へ向かう。 手にしたのは翼がごとき白い絹。 鈴の音ふえて涼やかに ちらと高嶺を流し見る紫苑色。 高嶺のいう“ありきたりの芸”のありきたりでなさを見せんと思えど表情は澄ました余所行き。 共に舞台に上るものは在ろうか。
―――りん。]
(329) 2010/08/03(Tue) 21時頃
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呉服問屋 藤之助は、負けず嫌いな面がある。長い腕を差し伸べて飛べない翼を広げ。
2010/08/03(Tue) 21時頃
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―大広間・舞台― [鵠の舞いに歌はない。 彼自信が歌わぬからだ。 煽るような視線に返す紫苑色。
大きく広げた白く透ける布、 鈴の音ともない空へと舞った。
――――りん、
鈴の音が揃い地にあるからだが鳥のようにふわりと飛んだ。
白き鳥の舞の“動”。
布を手に巻き取り地に降り立つときも音は少なく。 ]
(349) 2010/08/03(Tue) 22時頃
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[この舞の物語、 最後に白い鳥は地に落ちる。 惑う人の手により討たれるのだ。
死の縁で歌う“白鳥の歌”を、 鵠はこえではなく 竜笛で奏でた。
―――天高く。
其処までで、 舞は終わる。]
(352) 2010/08/03(Tue) 22時頃
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―広間・舞台― [夜光が合わせてくれていたのは 舞に集中する中でも気づいていた。 笛の音、鈴の音。 けれど白鳥が事切れるこの音だけは ――譲れずあったから。
りん。
鈴の音鳴らして向いた先、 華月が居る。]
…――
[少し上気した顔で小さく頷き 彼に場所を譲る態]
(369) 2010/08/03(Tue) 23時頃
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[苔色と紫苑色交わし、 その笛の音を耳にする。
――悲鳴のような。
じっと、舞台を見つめた。]
(372) 2010/08/03(Tue) 23時頃
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[――鵠は混沌を 見る]
―― … かげつ
[小さく呟く。 ――微かな鈴の音が、 笛の叫びに掻き消されそうになりながら在った。 紫苑は瞬き忘れたかのように、ただ一心に]
(376) 2010/08/03(Tue) 23時頃
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[――白鳥は/鵠の名は 死に近い名だと 他でもない“白鳥”が謂っていた。 白い、鳥は――混沌と混乱在らば翼を折られる。 あれに垣間見えるは狂人の、 地獄の焔に誘う腕(かいな)]
…――華月?
[眸を覗き込む。――其処に今、焔はない。]
……水がほしいか。 ……慣れぬ事をするから。
[いつも通りで、何処か、ほっとしたように]
(383) 2010/08/03(Tue) 23時半頃
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―大広間―
[高嶺の方を向けば鈴の音も続く。]
花は…見られるが故に花、 その裡は様々で御座いましょう。
[高嶺を見る、余所行きの顔。 華月の視線の意図と其れは似ている。 そうそう、教えるものでもない。 たとえば、この白鳥の舞の、伝承なども。]
(390) 2010/08/04(Wed) 00時頃
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…芸の道は積み重ねだからな。
[と、常の調子に戻そうとし。]
…いや。 ……――なんでも、ない。
[水を飲み干す華月の横顔を見]
……飲み込まれそうになる、音だったから
[それだけ静かに呟き、 女舞を舞い始めた夜光の方を、見た。]
(393) 2010/08/04(Wed) 00時頃
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――なよやかに、ひらくばかりが 花では在りますまい。
[高嶺の文句に笑みで、紫苑を細める>>392 唇に人差し指をあてがい]
…… 秘密もあればこそ こめる想いも想像しうる。 それもまたひとつの、たのしみかと存じます。
[首を傾ける。りん、と鈴が鳴る。 ほんの少し、余所行きが解けて]
……ひとことでは、とてもいえないような。
(399) 2010/08/04(Wed) 00時頃
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[答えが重なる、華月との馴染みの理由。 此方は苦笑と謂うか、咳払いと謂うか。 本郷へは静かに礼を向けた。]
――、…同じ気持ち、か
[それはとても危ういことのように思え>>412 一度、窺うように華月を見た。 >>417 その華月を高嶺が呼び止める。 茶を、と所望するのに一つ瞬く。]
(444) 2010/08/04(Wed) 02時頃
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――、…庭の
[庭のみどり、と謂われて少し考え。 尋ねる華月に視線を向けるが。 あの時飲んでいたのは蓮茶だったが――さて 指し示した其れは、どうであったか。]
…、はい
[>>435 高嶺が己の名を呼ぶ。 結い紐について注文がつく。 一瞬真意を測りかねて瞬くが]
(449) 2010/08/04(Wed) 02時頃
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――…、…
[黒壇を見つめる。 紫苑色は少しばかり見開かれた。 ふたつの花に、高嶺からの申し出。 図らずも、苔色を此方からも窺うような形となる。 ――胸内ざわつくような心地。 されど、どうこうと、今謂えるわけもない。 黒壇へと視線を戻し]
…――承知 、いたしました
[――花もまた花主を選ぶのだと、 そう謂ったのは他でもない高嶺だった。 見極めるべきだろう。方から髪が流れりん、と鈴が鳴る。]
(454) 2010/08/04(Wed) 02時半頃
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[>>461驚いたな、という華月に 澄ました顔をまだしていた鵠は 少しだけ眉を動かした。 本郷が主たち用の棟へ向かっていくのに、 丁寧に頭を下げた。
――去るのは花主たちが去ってからだろうと 考えたのは、同じらしい。>>467
ほんの僅か覗いた高嶺の憂い顔が気に係りはしたが 其れは本当に、僅かの間。 場を辞するときまで彼の顔は高嶺の主の者。]
――よき夢を。
[>>469 高嶺へそう謂い、頭を下げれば、 りん――と微かに鈴が鳴った。]
(489) 2010/08/04(Wed) 07時半頃
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―大広間― [月傾けば夜も更けて、 花祭り1日目の宴はお開きとなろう。]
……、 …… ――「それが 高嶺」か…。
[花主たちが去って 漸く鵠は、そんなことを謂った]
…… 少し、驚いた。
[華月の方を流し見る。 かれは、どう思うて居るのだろうか。]
(490) 2010/08/04(Wed) 07時半頃
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まだ、祭は始まったばかりだが
[両の手を、膝の上で組み合わせる]
……高嶺の主は “芸”を見てくれそうではある、かな……
[花も花主を選ぶ場、という高嶺。 煽るような眼、己の芸事で鼻をあかしてやりたくもあるが。 髪結い紐を思うて触れれば 鈴の音と、ただの紙に戻った紫蝶々。]
…どう、思う?
[苔色を紫苑を交わすこと叶ったか。 聞きたかったことは様々。出たのは一言。 はたと、声のするほうへ顔を向けた]
刷衛 様。
(493) 2010/08/04(Wed) 08時頃
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[瞬いた。噂が広まるのは存外早い。]
……いえ、何と申しますか、 まだ纏まったというわけでは…。
[首を横に振れば 鈴が小さく鳴る。]
(494) 2010/08/04(Wed) 08時頃
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お耳が早いことです。 …高嶺様は“望むならば祭りが終わるまでに来い”と仰りました故。
…複数花を抱えるのは 力在る花主様には珍しくないようではありますが。
[例えば、あの豚もそうだ ―――とは胸の裡。 随分美味しそうにものを食べるひとだ、とも思いながら]
…―――
[二輪買いの話しに、 僅かの間黙って]
花の扱いを決めるのは、 花主様でございますから…ね。
[澄ました顔で、答えた。 ほんのすこし、華月の方を窺うようにもした。]
(497) 2010/08/04(Wed) 09時頃
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―大広間→自室へ― [幾らかまた言葉を交わしもしたろう。 夜も更け、部屋に戻ったはいつ頃か。 ―――りん、と 鈴の音が夜に染みる。 髪をほどいて結い紐を指に絡める。]
…いざ、相対すると戸惑うものだ。
[華月にだけ溢す裡。 彼は虎鉄を探しに行くかもしれないが。 止めもせぬし ついてもいかぬ。 ただ、―――少し黙って、流し見る。
傾く月は、地からのひかりを受けて紅色を帯びていた―――*]
(503) 2010/08/04(Wed) 09時半頃
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呉服問屋 藤之助は、「高嶺の花は、高嶺の花、か」と、人伝の謳い文句を歌うでなく呟いた*
2010/08/04(Wed) 09時半頃
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―朝・自室― [外で鳥が鳴いている。 華月には茶の種類を伝えた。 彼はもう、決めている。そういう花なのだ。
きっちり着込んだ寝間着は 乱れ少なく鵠の性格を現すようだ。 柘植の櫛で黒髪とかし、 鈴のついた結紐でいつものように束ねる。
――りん。
もう一つ、手にしたのは 檳榔染の髪結い紐。 それに鈴の音はない。 見つめ、考えるように眼を伏せた。]
(514) 2010/08/04(Wed) 12時頃
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|
―A棟廊下― [寝間着から紫を基調とした着物に着替えて廊下へ出た。 懐には、己のためではない髪結い紐が眠る。 窓からは、うつくしい庭が見える。 押し開ければ風が吹きこみ、 ――りん と、髪を束ねた紐の先、 鈴を鳴らした。]
――…、――
[誰かが歩いているようだ。 宴席で見た――霞月夜と去った華花だった。]
(527) 2010/08/04(Wed) 13時頃
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―廊下― [庭から、聞きなれぬ楽器が 歌う音が聞こえた。 笛ではない、唄でもない。]
……――胡弓…?
[呟きながら、違う、と思う。 見下ろせど此処からは春の訪れを 眼にするには至らない。 その調べに、耳を傾ける。
懐の髪結い紐に、手を触れた。]
(546) 2010/08/04(Wed) 15時頃
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―廊下→本邸へ向かう途中渡り廊下― [高嶺に逢うためか、どうか。 鈴の音伴って歩く渡り廊下で思い出す。]
(――嗚呼、そうだ)
[時折は明之進を見てやれと頼まれていたと足を向けたのは本邸の梅の間へ。]
…、――
[――りん、と鈴が鳴る。 渡り廊下から庭を見るころにはあの不思議な胡弓にすこしだけ似た音色は途切れていた。 代わりに見えたは寄り添う桜色と冬色と。
――ほんとうに仲がいいのは 彼らのほうではないのか、と。
昨日宴席で華月が視線で問いかけてきたのを、ふと思った。]
(563) 2010/08/04(Wed) 18時頃
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―廊下→庭>>564―
…、…
[手招く手が見えた。一つ瞬く。 近づかれるのを厭うのではなかったか、と 怪訝そうに思いながらも、 一度窓を過ぎて、 一番近くの出入口から庭へと降り立った。
――りん、と鈴の音伴って。]
(567) 2010/08/04(Wed) 18時半頃
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―庭―
…――。
[そこに、嘲笑はなく、 弧を描く艶含む笑みがある。 いったい、何があったのか。
雪のように白い手を見るは 紫苑色の眸、 暫しの後 願いに従い ゆる、伸ばした手は白鳥の羽のような。
手が触れれば、冷たいか。]
(570) 2010/08/04(Wed) 19時頃
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―庭―
……何、 …
[雪白の手には、確かな体温。 戸惑いがちに視線に従い見れば、 流麗な曲線持つ楽器らしきもの。]
…さっきの音は、…おまえか。
[どういう風の吹き回しかと、 紫苑色は怪訝そうに。]
殊勝なことだな。 ……
[じ、と冬色を見ていたが、やがてひとつ息を吐き]
……どうしたらいい。
(573) 2010/08/04(Wed) 19時半頃
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―庭― ……届いた。 聞いたことのない、音だった。
[冬色を紫苑色はじ、と見た。翳る、雪空のいろ。] ……花であれ? 己(おれ)も…おまえも、“花”だろう。 どうして今―――――
[鵠は眦の赤を見てか口をつぐむ。 選定――剪定の話は、 もうすっかり広まっているようだ。 少し眉を寄せたまま、腕を支え]
…祭だというのに迂闊だな。 ―――手を滑らせるな。
[咎めながらも結局は手を貸して、くいと強く引いた]
(578) 2010/08/04(Wed) 20時頃
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―庭― 異国のものか…それで。 ……、…?
[“ロビンは”と“ロビンが”謂う。 怪訝そうな色は深まる。] ――――…、 目覚める、とはどういうことか。
[違和感。 “見聞き能わず”は確か自分のことを“ボク”と。]
―――っ、
[咄嗟に支えるために動く。 りん、と大きく鈴が鳴った。]
(584) 2010/08/04(Wed) 21時頃
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―庭―
…伊達に白き鳥を 舞っているわけではない
[多少は傾いだが受け止めはできた。 あれは動の舞。ひ弱ではいられない。 間近の冬色、紫苑色は幾度か瞬いて]
――“見聞き能わず”ではなく、か…? 嗚呼、……
其方のほうが、己には余程面白い。 噂などより見聞きできるほうが余程。
[少々ぶっきらぼうなのは食堂の会話の印象が残っている所為だろう。 人の声に振り向けば、今度は静かに鈴が歌った。]
(592) 2010/08/04(Wed) 21時頃
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本郷様。
[向き直れば丁寧に頭を下げる。 呆気に取られた様子には緩やかに眼を細め]
驚かせてしまいましたでしょうか。 失礼を。 少々足元覚束なかったようで。
(594) 2010/08/04(Wed) 21時半頃
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―庭―
――嗚呼。外の国にもあるのか。 …己の舞では白き鳥は、死ぬ。
[呟いてから、申し出の通り だが倒れぬようにとゆっくり手を離した。]
離す。倒れたら知らないぞ。 高嶺様に、 ? っ、…
[胸元なぞった指にびくりとした。 少しだけ息を飲んでから、]
――じゃれあっていたというわけでは 御座いません。手を貸していただけで。
[すまし顔、本郷に答える。]
(604) 2010/08/04(Wed) 21時半頃
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―庭― ……――それは随分と違うな。
[どう、違うかまでは口にしなかった。
――あの舞で。 白き鳥は、ひとりで死ぬのだ。
満足そうな笑みには 少しだけ睨むように見た。 其れも僅か、本郷に問われ>>607]
――、……いえ、まだ。
(610) 2010/08/04(Wed) 22時頃
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―庭―
…――、…
[噂の“ロビン”ではない 薄い笑みを見て、緩やかに、一つ瞬き]
いや、…気にしなくて、いい。
[冬の花の裡を推し量れなく そうとだけ答えた。本郷が言葉を続けるのに其方を見て]
――はい。
[柔く笑む。]
ありがとうございます。
(621) 2010/08/04(Wed) 22時半頃
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―庭―
…高嶺の名を望むのならば来い、と。 そう謂われた。 まだ決まったわけではない。
[どれだけ尾ひれがついて 広まっているのだ。とは口にせず。]
……ええ、ご尤もです。
[>>626ぱちり。扇が鳴る。]
それでは、私はこれで。 失礼いたします。
[頭を下げれば鈴が鳴り、りん、と響いた。]
(630) 2010/08/04(Wed) 22時半頃
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―庭―
… ――?
[鈴の音、もう一度。少し離れたところで 呆けたようなロビンを見、首を傾ぐ]
(636) 2010/08/04(Wed) 22時半頃
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―庭―
…?…そう、か。
[いまひとつ腑に落ちない様子で 首を傾いだが]
…ぁ。
[ロビンを担ぐ本郷を見る。 意外と力のある――と、 自分を棚に上げて鵠は思った。]
(645) 2010/08/04(Wed) 23時頃
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―庭>>647 →本態側廊下―
え、いえ。そういうわけでは…
[――子供を叱るようだ、と 内心思いつつ、見送ることとした。 任せておけば問題なかろうと。
鈴の音ともなって、庭を後にし屋敷内へと足を踏み入れた。]
(650) 2010/08/04(Wed) 23時頃
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―廊下―
[庭より戻りて廊下に在る。
鈴を鳴らして、少し離れ、賑わしいのは話し声。 その中に華月と高嶺の声を聞き取れば、 どうしたものかと逡巡を見せる。
――一番響いていたのは虎鉄の声ではあったのだが。]
……威勢のいい方が好ましいということなのか?
[主に豚の趣味だが。 似たようなことを高嶺が口にしたとは知らぬ。]
(658) 2010/08/04(Wed) 23時半頃
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呉服問屋 藤之助は、執事見習い ロビンは問題なく治療を受けられるだろうかとお節介にも心配になった。
2010/08/04(Wed) 23時半頃
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―本邸廊下・やや離れ―
[>>662 会釈を向けてくる夜光へ、 こちらも静かに会釈を返し。
懐から出す檳榔子染の髪結い紐、 まだ祭りは始まったばかり、 高嶺に己を認めさせてやろうとは 負けず嫌いの性根が騒ぐ、が。]
――…
[窓の外、本邸の方を見る。 先は、梅の間。此処からでは様子は窺えぬが。]
(667) 2010/08/05(Thu) 00時頃
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呉服問屋 藤之助は、手妻師 華月斎の苔色とも視線を交わしもした。彼は常の笑みだった。
2010/08/05(Thu) 00時頃
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―本邸廊下―
[少し遅れて送られる高嶺の視線。 挑むような煽るような、そういう眼ではなかった。 不思議そうにひとつ――紫苑色を瞬く。
いつまでもここに居ても仕方ないと ひとつ、鈴を鳴らして歩き始める。 もとは椿の間に向かおうとしていたのだから]
(685) 2010/08/05(Thu) 00時半頃
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―廊下→梅の間前―
[一度高嶺と、華月の方を振り向いたが 結局はまず、梅の間に。]
――…、…
[夜光の姿が視界から消えぬ。 どうやら行き先は、同じであるらしかった]
……何処へ?
[夜光へ一応尋ねてみた。]
(702) 2010/08/05(Thu) 01時頃
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