49 海の見える坂道
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― 翌朝/宿屋「mer calme」 ―
――――――
[その日は気持ち良くシャキっとした目覚め。 朝はカンカン照りだろうがドシャ振り雨だろうが 今日一日は何か起きそうな少年なりの第六感]
――今日はヨーランダさんの所からランタン運ぶの手伝うよ。 ――だから父さん!今日ばっかりは仕事サボるからよろしく!
[玄関の方では『ドラ息子が』と怒鳴る声。 バタバタと少年が逃げる様に宿を飛び出す音。 尻尾をゆったりとパタつかせながら、猫は見ていた]
(0) 十六夜 2011/04/20(Wed) 08時頃
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――妾は猫である。名前はまだない。
どこで生まれたかは頓と見当がつかぬ。 何でも坂道の路地裏でにゃあにゃあ泣いていた事だけは記憶して居る。
十日程前に宿屋と言うものの小倅に拾われた。 小倅の父親にばれては行けないと言うもので妾は日がな一日ベッドの下で過ごして居る。 言えども妾は野良の生活も悪くないと思うて居た。 大きなただの水たまりの周りにはおまんまも沢山。 とは言え身に寒かった雨風を避けてくれた事は小倅に感謝して居る。
[もふ、もふ、もふ]
[少年が出掛けに用意してくれたフードに口を付けながら 猫はその日一日も、近頃頓と浴びる事の無くした朝日の差す窓を眺め]
(1) 十六夜 2011/04/20(Wed) 08時頃
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――なぁぅ
[そこな窓辺に見える何処の猫だろうか。 白い毛並みにこの坂道の元猫仲間と比べても随分と目つきの細い。 どことなくヤな感じの猫はかりかりと建物の硝子を掻いて居た]
――――しゃぁぁ……
[何処かへ行ってしまえと元より逆立つ妾の毛並みをより逆立ててはみたが 敵は妾の脅しに毛先程の狼狽も見せずふいと去って行った。 実にヤな感じの猫である。
然し先程の猫が咥えて居た人間の文は何物だろうか。 小倅に渡す積りの文だったのかも知れない。 しかし妾は小倅の文等よりも朝のおまんまの方が大切である]
[やがて興味を失ったトラ猫は窓辺から降り立ち 再びベッドの下に潜り込むと、ミルクの皿を小さく啜り始める。 そこはとなく暫くは平和なまだ名前も無い捨て猫の日常**]
(2) 十六夜 2011/04/20(Wed) 08時頃
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双生児 オスカーは、メモを貼った。
十六夜 2011/04/20(Wed) 08時頃
オスカーは、ミッシェルから逃げ出した!しかし、回り込まれてしまった!
十六夜 2011/04/20(Wed) 15時半頃
オスカーは、ミッシェルから狼狽しながらも命からがら逃げだした。ぴゅう**
十六夜 2011/04/20(Wed) 15時半頃
オスカーは、セシル>>-147に追従。 僕もそれは気になってたWW
十六夜 2011/04/21(Thu) 00時頃
オスカーは、ミッシェルの眼光に深い眠りに落ちた!
十六夜 2011/04/21(Thu) 00時頃
オスカーは、ベネットを抱きしめた。
十六夜 2011/04/21(Thu) 08時頃
オスカーは、ヨーランダによしよし
十六夜 2011/04/21(Thu) 21時半頃
オスカーは、キャーミッシェルサーン
十六夜 2011/04/21(Thu) 21時半頃
オスカーは、ラ神の判定は……6
十六夜 2011/04/21(Thu) 21時半頃
オスカーは、6なんてなかった。 1 4
十六夜 2011/04/21(Thu) 21時半頃
オスカーは、ベネットにむぎゅうした。
十六夜 2011/04/21(Thu) 22時頃
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― enchante ―
ヨーランダさんおはよ〜…… お手伝いに来ました〜……
[「げんなり」と言う表現の合う、やけに疲労感の漂う声で 彼を見送った少女よりも後になってから、少年はやってきた。 心なしか右頬がすっかり紅潮している]
あれ……? ゾーイちゃんに先越されちゃったんだ……?
ちょっと、ね。 先に別のランタンを宿に居れてたから……
[心なしではない。 よく目を凝らせば気付くだろう。紅潮しているのではない]
[右頬一杯に付いた口紅の痕―― よぉくよぉく確かめれば、気付くだろう]
(28) 十六夜 2011/04/22(Fri) 20時半頃
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――・・・兎も角。
そういえばヨーランダさん、今日は具合どう? 昨日は酷い熱だしたとか風邪ひいたとか聞いてたけど。
今は大丈夫そうだけど、ぶり返さないようにね?
[見る所聞く所、特に具合の悪そうな箇所は見受けられない。 労わる様な視線を病み上がりだろう彼女に向ける]
とりあえず、ランタンだね。ランタン。 結構ある見たいだけど、一気に取りかかっちゃう?
[腕まくりする様にして、どんと来いと主張してみせた]
(29) 十六夜 2011/04/22(Fri) 20時半頃
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オスカーは、次の日の朝 色々無残で発見された
十六夜 2011/04/22(Fri) 20時半頃
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な、なんでもないよ? ちょっと陽射しが眩しいなー、とか
[店の中、日陰の中でそう曖昧に笑いながらごしごしと頬を拭う。 拭い方次第ではきっと変な線ができるだろう]
それより! ランタンはこれだよね。
昨日の分と合わせて全部で大体何個くらいあるの?
[誤魔化す様に指折り数えながら、ランタンの方へ意識を逸らそうと]
(31) 十六夜 2011/04/22(Fri) 22時頃
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[その後早速とランタンを運び出す作業に移った。 別に一人でやる訳でも無いので、それなりに早くは済むだろう]
――そういえばサイラス見なかった? ここ最近僕も街中で動いてるんだけど この二日くらいかな。
セシルさんの歓迎会やった後からめっきり見ないんだけど 何か知らない?
[何度目か、「enchante」に戻った際 ふと、ここ数日目にしないサイラスの事を気に掛けただろうか]
(35) 十六夜 2011/04/22(Fri) 22時半頃
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― その夜/「mer calme」 ―
[ゾーイとヨーランダとの三人掛かりの甲斐もあって ランタンはすべて、夕方になる頃には既に宿屋にその場所を移していた]
これだけの数……
あの人ってば。 僕の想像よりもずっと立派に仕事してたんだね。
[粉々に割れて使い物にならなくなったもの。 余りに遠方だったり、持ち主が貸してくれなかった物。 それらを考慮に入れると、実際、この四割増し程は造られたのだろう。
ヴェスパタインの顔とは、少年にとっては、一言でいえば『お酒バカ』だった。 この街で起こした数々の事件に、彼の酔い潰れた回数。 それらの大体を、ともすれば一番良く把握していたかも知れない少年だけに
この膨大な数のランタン倉庫を眺めるだけで、少年は唯々感嘆するばかりだった]
(52) 十六夜 2011/04/23(Sat) 21時半頃
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星のシンボル――・・・
[宿のランタンに、そっと灯りを燈す。 硝子に刻まれた星のシンボルが、淡く壁に形を浮かべている。 そんな星の意匠の刻まれたランタンが百を数える様相]
ヴェスパタイン。 君って、とっても凄かったんだね。
……たぶん、僕達が考えていたよりも
[彼が残した、この星印の灯りを見て、きゅう、と胸が絞まる感触が過った。 もう死んでしまった彼は、こんな物を残していたんだと。
それはきっと、街中にこの灯りが灯った時、また思うのだろうと**]
(53) 十六夜 2011/04/23(Sat) 21時半頃
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― 翌朝/宿屋「mer calme」 ―
遠くに取りに行ってる分を含めたら まだ二割くらいは増えそうじゃない?
[朝、やってきてランタンを見渡すヨーランダの後ろに付きながら。 昨夜よりもほんの僅か。また増えたランタンを見て肩を竦める]
もう少し時間がかかりそうじゃないかな。
ヨーランダさん? コーヒーか紅茶でも飲む?
[こんな柔らかい日差しなら、レモンティーが綺麗な色に輝くだろうな、なんて考えながら]
(55) 十六夜 2011/04/23(Sat) 21時半頃
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大方、ランタンのついでに頼まれ事でも? 持ち主の人が足腰の悪いおばあさんでさ。 隣町の娘孫にケーキでも届けてー、なんて。
ベネット、断り切れなさそうじゃない?
[スライスレモンを乗せた香り立つカップを二つ。 今朝はのんびりしたもので、少年はついでにカウンター済からクリームパンを一つ拝借する]
まぁ、そのうちに戻ってくるよ。 そのうちね。
[ベネディクトがやって来るまでの間、のんびりと過ごし]
(58) 十六夜 2011/04/23(Sat) 21時半頃
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[からん、と音に眼を向ける。 次いで、視界の端からも確認できる様な笑みを浮かべるヨーランダにくす、と微笑んで]
朝帰り?お疲れサマ、ベネット。 他の皆もそろそろ帰ってきそう?
[ひら、と手を振りながら、つい今さっきまで座っていた席を譲る。 少年は再び仕事とばかりにカウンターに回り、何か頼むかと視線を向けた]
(61) 十六夜 2011/04/23(Sat) 21時半頃
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オスカーは、了解、と頷きながらコーヒーサーバーのレバーを立ち上げた
十六夜 2011/04/23(Sat) 22時頃
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あぁ、泊って行ったの? ……れ? でもサイモンさんの所。二つもベッドあったっけ?
[ミルクスチームを吹きかけて、カカオパウダーを少量。 カプチーノを置きながら、薄水のガラスで出来たランタンを見遣った]
ヴェスパの誕生日に合わせて。だっけ。 一番最初に言い出したのは誰かは知らないけど 日程的にこうなる様に計算されてたのかな?
(64) 十六夜 2011/04/23(Sat) 22時頃
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別々に……って。 ベッド一つしか無いんじゃ、どうやって……?
[ソファで横になる。という至極真っ当な考えが浮かばないのは 山ほどのベッドを備えてその概念を持たない宿屋の息子故の鈍さ]
――・・・ふぅん?
[臆面もなく言ってのけたタラシ込む様な台詞に そういう他意が無くとも面白そうに、一人眼を細める。
その後に続いた言葉は、半分程度にしか聴かなかった]
(66) 十六夜 2011/04/23(Sat) 22時半頃
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べっつに?
[敢えて素気なく返して、カップを洗う。 太陽と時計の位置から、今から並べ始めて大体夕方に終わる頃だろうか]
一つ一つを街中に並べるんでしょ? 数も多いし、案外時間掛かりそうだね。
そろそろ行こうか
[二日続け、今日も後ろで父親の怒声が響いていたが、無視。 これは明日からは缶詰だろうなぁ、と危機感を覚えてはいた**]
(70) 十六夜 2011/04/23(Sat) 23時頃
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― 坂道 ―
[最初は二人に付いて行く様に海へ。 次第に居た堪れなくなり少年は退散した。 勘の鈍い少年でも、所謂『二人の世界』には入り込もうとは思わなかった]
時計台の方から並べて行こうか。 早速宿に新しいランタンを取りに――・・・
[よろよろと両手に重そうな箱を提げる後ろ姿。 今にもランタンが落ちて坂道を転がりそうで、不安だった]
ラルフ、どうしたのそれ。
――・・・ランタン?それにしちゃ随分重そうに…… 重っ!? 何このおっもいランタン!
[試しと言わんばかりにラルフから引き受けたランタン。 今まで持ったどのランタンよりも、どしんとした重量に溢れていた]
(97) 十六夜 2011/04/24(Sun) 19時半頃
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――ばっか! 僕より力ある癖にっ!
[幾らよたよたしていようが意地悪く箱を掲げる。 そんな体力差に、内心で悔しがる。 それでも何とか両手で持てば然程でもない]
――・・・ねぇラルフ。 あの猫の事。誰にも言ってないだろうね?
[こそっ、と歩み寄ってもう一つの懸念。 あのトラ猫の事、誰かにバラしてや居ないかと ついついひそっと訊いてしまう]
(103) 十六夜 2011/04/24(Sun) 22時頃
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何……? 何?その目。
[子供扱いする様な呼び方とラルフの視線。 少年はすっかり気分を害した様で 意地を張る様に無理やり動かした脚で、ラルフの先を歩こうとするが
秘密をあっさりバラしたと白状され、狼狽する]
ちょっと待って! 吐け!誰にバラしたの!? 間違って父さんの耳に入ったら酷いよ!?
――・・・聴いてるの!?ラルフ!!
[スッタスッタと先を歩くラルフを必死に追い掛けながら 冗談を嘘と気づくまで、それなり真剣に怒っていた]
(109) 十六夜 2011/04/24(Sun) 22時半頃
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オスカーは、あ、違えてなかったWW
十六夜 2011/04/24(Sun) 23時頃
オスカーは、ラルフについてった
十六夜 2011/04/25(Mon) 00時頃
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嘘……
[にか、と笑いながら掌を返されたら怒る事も出来ず 安堵と呆れが半々になったような溜息をついた]
ほら、この壁の前と。 あ、後ナタリア先生の家、軒先に置かせて貰って良いんだって。
端っこから端っこまで。
[相変わらず抜けている所のあるラルフに苦笑しながらも 覚えている分の場所にランタンを置いていき]
(118) 十六夜 2011/04/25(Mon) 00時頃
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……ね。ラルフ……
[ランタンを全て置き終えると、また新しいランタンを置く為 ラルフと二人で宿に戻るその坂道の途中]
実は一つ。 ……頼みたいこと、あるんだけど……
……その……
[少年が何時になく歯切れの悪い様子で。 隣を歩くラルフの服の裾を掴んで、挙動不審な様子で俯き加減]
(119) 十六夜 2011/04/25(Mon) 00時頃
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……あの……ね?
[彼に頼む行為そのものが恥ずかしく 珍しくもしどろもどろに少年が視線をあちこちに彷徨わせる]
……だから。 頼みたい事、なんだけど。
[自分の挙動の不審さに勝手に苛立って来て 子供っぽいと解りながらも彼をジト、と睨み付けながら
丸く曲げた手を持ち上げて]
……童は猫である。名前はまだない。 …………明日の命も知れぬ……捨て猫である……
………………にゃぁ……
(120) 十六夜 2011/04/25(Mon) 00時頃
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――っ、だからずっと隠し飼い出来ないから良い方法ないかって聞いてるんだよ察してよラルフの馬鹿っ!
[捨て猫の事を余りに真摯に考える自分が子供っぽく移ったか。 一息に捲し立てて、また彼を睨みつけてから ラルフの袖を引っ張る形でまた先を行こうとする
気恥ずかしさはさっきのアレである事は間違いないだろうが 笑わせて誤魔化そうと下手な事言ったのが間違いだった]
いい加減皆にバレはじめてきたし。 下手すればそろそろ父さんにバレちゃうんだ。
でも野良の子に還しちゃうのは可哀想だし。
……何か良い案無い……?
[またからかわれる事を承知で 多少見上げる彼の目をジト、と見た]
(121) 十六夜 2011/04/25(Mon) 00時頃
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そんな事って! 折角人が恥ずかしいのガマンして頼んでるのに!
[思わずと言った様子で笑った彼に、思わず憤慨した様に。 ただ、何の問題もないと言われれば眼を瞬かせ]
……良いの? あの子結構やんちゃだよ?拾うの苦労したもん。
……でも……
――・・・ありがと。
[トラ猫を預かると言った彼の言葉に 暫くの迷う様に逡巡したがやがて ぽつりとだけ呟いて]
(126) 十六夜 2011/04/25(Mon) 00時半頃
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でも暫くは僕もお世話するからね? あの子がラルフに懐かなかったら意味ないし。
家も変わったらたびたび脱走しそうだし。
[ただ任せきりには出来なかった様で 宿からランタンを提げて出て来る時、また彼を向いてそう言い出す]
ついでにご飯くらいなら作るから。 それとも、家今汚れてるの?
[少しだけ、年下なのに世話焼きを見せて。 悩みが解決したのが嬉しかったか、小さく笑った。
後暫くもすれば日がくれるだろう]
(127) 十六夜 2011/04/25(Mon) 00時半頃
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今夜は、二杯くらいなら奢るから。 猫のお礼と…… 口止め料に。
[もう直ぐこの坂道を照らす綺麗な光の道。 彼が最後にこの街に遺す景色はもう直ぐ]
――でも酔払わないでよ?
ミッシェルさんより凄いんだから。 酔払った時のラルフは。
……前みたいなことしないでよね……?
[さて。今夜は何人程。 そして彼は酔い潰れちゃうのだろうか。 酒が飲めるまでもう少し、介抱する立場を楽しもう**]
(128) 十六夜 2011/04/25(Mon) 00時半頃
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