人狼議事


95 File.2:Do you Love me?

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新

視点: 人


【人】 掃除夫 ラルフ

あ?てっめ……、

[ぐ。と、力を入れて腹からメスを引き抜く。
致命傷となり得なかったのは、腹に仕込んだ防御の賜物だろう。
これが怪我の功名──と、言って良いのかどうか。]


 ゲームクリア、だろ。この、ばか…

[悪態をついて顎をあげ、だらあっと床にひっくり返る。
少し目を閉ざして、あ…と口を再び開いた。]

(2) dia 2012/07/05(Thu) 00時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ


 ────The Cookie Crumbles.




[こんなもんだろ。と、左腕を掲げて告げるいつかの回答>>0:187
寝転がったまま視線をあわせ、唇の端をに。と、あげて笑った**]

(3) dia 2012/07/05(Thu) 00時半頃

掃除夫 ラルフは、メモを貼った。

dia 2012/07/05(Thu) 00時半頃


【人】 掃除夫 ラルフ


んだよ。解けつったのそっちじゃん。
つーか腹いてーし。マジ痛って…

[は。と、息を大きく吐き出して見遣る先。
ざらりと零れるチョコクッキー>>4に、あーあと小さく呟いた。]



…なあ。そんでさあ……、

(5) dia 2012/07/05(Thu) 00時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

[言ってみる。現実なんてこんなもんだ。
しょうもない現実の中で、それでも今は生きている。だから、]



   ────…クリア特典、ねーの?


[くいと。親指で自らを指して笑った**]

(6) dia 2012/07/05(Thu) 00時半頃

ラルフは、ワンダににやりとして一撃離脱。

dia 2012/07/05(Thu) 08時半頃


ラルフは、にやにやした。にやにや!ww**

dia 2012/07/05(Thu) 09時頃


【人】 掃除夫 ラルフ

だぁら、言ったろ?出来が違うってさ。
そんなもん、分かんだよ。

[テストの前のテスト。
あの時>>0:177と同じ台詞をキメて、にやりと唇の端を引き上げる。
モリスのメスでついた頬の傷が、引き攣れて痛む。

腹にもうひとつ心臓があるような気がして、
掌を当ててみると、じとりと濡れる感触がある。]

(16) dia 2012/07/05(Thu) 18時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ



あーー…、

[引き抜いて脇に投げ出したメス>>2を見遣れば、
刃は血の赤に染まっていた。納得したように、短い声ひとつ。]


放っといたら止まる、かなあ…。

[分からない。
じわじわと血の染み出す腹を手で押さえたまま、ワンダを見上げた。
とりあえずゲームは終わった。
もう無理に立ち上がる必要はないのだろう。
この、重い頭を持ち上げる必要もないのだろう。]

(17) dia 2012/07/05(Thu) 18時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

んぁ…、…そういうもん?

[近づく顔。呼吸。熱。]
[じとりと見下ろしてくるワンダの顔>>15を、間抜けに見上げる。]



[交わる、───吐息。]

(18) dia 2012/07/05(Thu) 18時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ


  ン……、

[クッキーを指で与えられるように、薄く唇を開く。
柔らかに呼気が交わるのに、わらう、唇。]


[じくり][じくり]
[頭が鈍く痛み続ける。鈍い吐き気はおさまらぬまま。]
[指の間からは、血の赤が零れ続ける。]



[けれど交わる吐息が、今の生を───伝えて。]

(19) dia 2012/07/05(Thu) 18時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

…んだよ。お前も怪我、してんじゃん。

[離れようとするワンダの前髪を、伸ばした右手の指で掴んだ。
塞がれた左手の奥、目を開いて指の間から薄く微笑む瞳。]


    ───── ここ。

[舌先を伸ばして、ぺろりとワンダの下唇を舐めた。
赤く腫れた傷口は、固い感触と薄い塩気を舌に伝える。
そうしてワンダの前髪から手を離し、
目の上の手をずらさせるように指を添えた。]

(20) dia 2012/07/05(Thu) 18時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ


……ゲーム、クリア。

[目前にだけ小さな声で囁きかける。
間近に笑む瞳が、しし。と、小さく*笑った*]

(21) dia 2012/07/05(Thu) 18時半頃

掃除夫 ラルフは、メモを貼った。

dia 2012/07/05(Thu) 18時半頃


【人】 掃除夫 ラルフ

何考えてって…クリア特典を、…さ、


あーー…、そうだ。

[は。と、大きく息を吐くようにして口にする>>25
ずきりずきりと、鼓動のリズムで繰り返される全身の痛みは、
もうすっかり馴染みの感覚となってしまった。
それでも僅か、少し指先の冷えるのがまた新しくて面白い。]


お前は何か、欲しいもんあった?

[その内心を知らず問うた動きが、名を呼ぶ声>>26に一度止まった。]

(61) dia 2012/07/05(Thu) 23時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ



  ─────…、

[ゆるく、濃茶の双眸が大きくなる。
ぱちと瞬いて口元を笑みの形に歪め、そうして瞼を僅かに伏せた。]

(62) dia 2012/07/05(Thu) 23時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

あー…、ああ。僕さあ、


ほんとは…あん時、お前を誘って、
…こねーんなら、真っ先にこの手で殺してやろうと思ってさ。
そう、思ってお前を探しにいったんだけど、

お前と”ゲーム”出来たし。クリア出来たし。
だからさ、まあいっかなーとか思ってさ。
”幸せ”とかわかんねーし。しらねーし。


 … ……けど、

(63) dia 2012/07/05(Thu) 23時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

[寂しい。と、言ったもう一人の隣人の声が耳の裏に蘇る>>3:94
あの時は良く分からなくて、首を傾げた。
元々ひとりで、戻ってもひとり。それだけのはずだった。]


 …───、ワンダ。


[今、確かめるように傍らにある者の”名”を呼ぶ。]

(64) dia 2012/07/05(Thu) 23時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

…。僕を殺したら、お前一人じゃん?
ヘーキなら別にいいけど。
それもいいかも知れないけど、…知ってっか。




   ───── 死ぬだけなら、すげー簡単なんだぜ?


[ごそりと自らの鞄を探れば注射器がある。
元々”武器”とされたものならば、中身は毒であるだろう。
死を選ぶならば、解決策はいつでも甘く容易に手招きをする。
ラルフは床に寝転がったまま注射器を左の手に引き寄せ、
互いを繋ぐ白い首輪を指して、にや。と笑った**]

(65) dia 2012/07/05(Thu) 23時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

─ 研究員:掃守 来(かどもり らい) ─

(73) dia 2012/07/06(Fri) 01時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

カタカタカタ……

[音のない室内に、キーボードを叩く音が響く。
もう外気も夏の兆しを見せているというのに、
この男は衣服を崩すということがない。
きちりと首元まで詰めたシャツに、タイを締める。

一通り論文の下書きを終えて、男は短く息をついた。
冷めてしまったコーヒーのカップを手に取り、口に含む。

クローン達のテスト情報は流れてこない。
ただ、既にテストが行われていることは聞いていた。
最中ということだろう。流からメールが届く>>4:@20>>4:@22

…ほう?
ということは、既にテストも佳境か。
クローンに肩入れした…ということでもないのだろうが。

(74) dia 2012/07/06(Fri) 01時頃

ラルフは、ふ。と目を細め、

dia 2012/07/06(Fri) 01時頃


【人】 掃除夫 ラルフ

To.流
From.掃守
----------------------------
元気にやっているようで何よりだ。
ロリータ・コンプレックスをカミングアウトということは、
森澤は年下の女性全般に欲情するということだろうか。
性的嗜好は個々人の自由とはいえ、興味深い。
幾つ以下の女性を好むのか、その挙動をデータ化してみたいものだね。

[冗談とも本気ともつかぬ文面を打ち、送信。
送られてきた雰囲気からして冗談であろうと想像すれど、
同僚であろうと興味深いデータは取ろうとする姿勢は本気のものだ。]

(75) dia 2012/07/06(Fri) 01時頃

【人】 掃除夫 ラルフ


ああ…、やれやれ。
あまり休むわけにもいかないんだが、

[さすがに画面の見すぎだろう。目の奥がつきりと痛む。
指で眉間を軽く押さえて、濃茶色の目を軽く閉ざす。
ふ。と再び目を開け、そうして視線を窓へと向けた。]

和田女史の論文も、じきに上がるだろうし。
しかし…彼女のクローンも参加をしているのだったか。
…ふむ。

クローンを入れるのもいいが、データ取得が遅れるのは頂けないな。
次は誉や流にも代わらせるか……

(76) dia 2012/07/06(Fri) 01時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

[勝手を呟き、再び視線を手元のキーボードへと戻す。
短い休息の時間が終われば、再び膨大なデータに埋もれる。
掃守という男は、一度集中するとそれを途切れさせるということをしない。
その性質は、ゲームへの熱中としてクローンにも影響していた。]

(77) dia 2012/07/06(Fri) 01時頃

【人】 掃除夫 ラルフ


…ん、

[その時、メールの着信があった>>@1
ざっと文面に目を通す、男の目が僅かに細められる。]

なるほど。

[手早く返信文書が作られていく。]

(78) dia 2012/07/06(Fri) 01時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

To.志木
From.掃守
----------------------------
お疲れさまです。
テストの終了とコピーの生存了解しました。
データ取得のために伺いたいと思いますが、宜しいですか。
行動原理分析についての、志木さんの論も楽しみにしております。

[目上の人物に対して、丁寧な文面の返信。
そうしてもう一通、ともに生き残ったと知らされた
クローンのオリジナル───和田へも、メールを打った。]

(79) dia 2012/07/06(Fri) 01時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

To.和田
From.掃守
----------------------------
お疲れさま。
志木さんから連絡があったと思うが、面白いいことになったようだ。
データ分析に君の見解を聞きたい。楽しみにしている。


[同時期に入所した研究員であり、
論文業績を競うライバルでもある彼女へ向けたメールは、ごく短い。
掃守はパソコンにパスワードロックをかけ、立ち上がった。
程なく管制室への入室許可は下りるだろう。]

(80) dia 2012/07/06(Fri) 01時頃

【人】 掃除夫 ラルフ


さて、どんなデータが取れたか。
お楽しみということろだね。

[真剣になり過ぎぬ男の纏う気配は、どこか軽い。
怜悧な瞳に笑みの気配を閃かせて、男は研究室をあとに*した*]

(81) dia 2012/07/06(Fri) 01時頃

掃除夫 ラルフは、メモを貼った。

dia 2012/07/06(Fri) 01時半頃


【人】 掃除夫 ラルフ

─── side:Ral-P.H_99996

(115) dia 2012/07/06(Fri) 14時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

───…、…あ。

[少しの間、ぽかんとしていた。
欲しいものの問いに低く返った、自分の”名前”>>26
英字ではなく数字でもなく、確かに体温のある───]




[”なまえ”]

(116) dia 2012/07/06(Fri) 14時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

あー…。


[低い声の齎す、少しの間>>97
胸のうちを驚愕とは別の何かが浸していく。
少しずつ、少しずつ積み上げられ響いてきた何かの欠片。

 ────”心”が、言葉に響きを返す。]

(117) dia 2012/07/06(Fri) 14時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

うん。どうせ隠れててもやられるだけだしさ。
時間制限とかうぜーし。
敵は倒さないとクリア出来ないのがセオリーだし。


……お前とゲームするって言ったし、

[幸せなんて、自分たちは知りはしない。
けれど気分は悪くないと言う隣人を見上げる気分は、やっぱり悪くない。
ひょっとしたら、これが”幸せ”なのかも知れないともちらりと思う。]

(118) dia 2012/07/06(Fri) 14時半頃

ラルフは、動きを止めたワンダを濃茶の瞳でずっと見上げて、

dia 2012/07/06(Fri) 14時半頃


【人】 掃除夫 ラルフ

うん。

[そう、一人。言葉を止めたワンダに頷く>>101
自分もそうだった。ずっとそう思っていた……けど、]




      …─────、うん。


[けど。と続く言葉>>103に、またひとつ頷く。
口元にゆるゆると笑みが浮かんできている。
ふっと笑ったら、大きく荒く息が乱れた。気にしない。]

(119) dia 2012/07/06(Fri) 15時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

僕も平気だったかも知んない。
…けど、嫌でさ。
今はもう、たぶん嫌でさ。

だからテストの答え───
『あすせかいがおわるとしたら』っていう、あれ…やっぱ、


    ……”ワンダと”一緒にゲーム。


[名前のところにアクセントを置いて、同じ言葉を繰り返す。
あの時ワンダが白い紙に書いた>>0:178、あの言葉を。]

(120) dia 2012/07/06(Fri) 15時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

生きてくのって、ゲームみたいじゃん?
だから、ワンダと一緒にすんならきっと楽しいし。
お前──…一人にすんのとか「寂しい」かも知んないから、


[大きく息を吐いて、手をワンダの頬に差し伸べる。
自分だか誰だかの血に赤く濡れて染まった手を。]


…一緒に、いようぜ。

(121) dia 2012/07/06(Fri) 15時頃

【人】 掃除夫 ラルフ






        ────…背中預けるのは、お前一人なんだからさ。


[緩く傾ぐ頬に触れようと指を伸ばした。
に。と笑み交わす瞳に、誓うように口にしたのは”ラルフの”心。]

(122) dia 2012/07/06(Fri) 15時頃

掃除夫 ラルフは、メモを貼った。

dia 2012/07/06(Fri) 15時頃


【人】 掃除夫 ラルフ

───Side:掃守 来

(128) dia 2012/07/06(Fri) 16時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ


…おっと。

[研究室を離れて程なく。
パソコンから転送されてきたメールの着信に足を止めた。
端末の画面を見遣れば、そこには即座に返信をしてきた同期の名前>>109

(129) dia 2012/07/06(Fri) 16時半頃

ラルフは、緩く口元に笑みを浮かべ、

dia 2012/07/06(Fri) 16時半頃


【人】 掃除夫 ラルフ

To.和田
Title:Re:
------------------------------------
君からの挨拶を受けるコピーの反応というのは、見ものだろう。
かなうなら是非、見てみたいものだけれどね。

現時点では大雑把な推論しか出来ていない。
全てはこれからのデータ次第というわけだ。
意見交換、期待している。
知的好奇心を活性化させてくれる君との会話は、
いつだって新鮮な楽しみだよ。

(130) dia 2012/07/06(Fri) 16時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

[からかうわけでもないが、からかうかの文面を短く投げる。
互いに競い合い、意識をしあう仲。

和田の眉間に皺が寄れば、掃守の口元には涼やかな笑みが閃く。
───その逆も然り。
故に既に志木らに評されている>>@3ことなど、知る由もないが。

自販機にコインを入れて、缶コーヒーのボタンを押す。
男はそれを手に白い壁に凭れ、思いの先に濃茶色の目を*細めた*]

(131) dia 2012/07/06(Fri) 16時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

─── side:掃守 来

(145) dia 2012/07/06(Fri) 20時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

[ここでコーヒー缶のあけたのは、たまたまだ。
煽って缶を捨て、管制室へと向かうつもりだった。
志木からのメールはまだ来てなかったのだけれど、
まあ行く頃には許可も下りているだろう。]

うん?

[ヒールの音に続く声を見返せば、
同じく白衣を纏う研究者の姿がある>>135
同期の無愛想な顔に、濃茶色の視線が流れた。]

(146) dia 2012/07/06(Fri) 20時頃

【人】 掃除夫 ラルフ


ああ、お疲れさま。
…と、君に言ったものか迷うがね。
僕たちは結局のところ、テスト監督すらしていないのだから。


[壁から背を離し、薄い笑みを浮かべて同期を迎える。
いつものペットボトルを買う様子を黙って眺め遣る。

ふと思い立って、気紛れのようにもう一本コーヒーを買った。
がたん。と落ちてきた缶コーヒーには、手をつけない。]

(147) dia 2012/07/06(Fri) 20時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

行くならばご一緒しようか。
丁度これから向かうところでね。

君のコピーと僕のコピーが生き残ったとか…
また、随分と面白い結果になったものだが。

[く。と、喉を鳴らす。
四角い眼鏡の向こうの瞳に視線を流したその時、
男の瞳に怪訝な色が混じりこんだ>>144

和田という人間は、愛想のない同期であるが、
人を前にしてメールを打ち始める人物ではないと認識している。
少なくともこれまでには、あまり例がない。]

(148) dia 2012/07/06(Fri) 20時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

…、いや。お急ぎのようかな?

[ならば長居する気はない。
手にした赤いコーヒーの缶を飲み干し、同期を振り返る。]


 ────ああ、これは”君”に。お疲れさま?


[薄く笑って放り投げたコーヒー缶には、
同期のクローンと同じ名のIDが記されて*いた*]

(149) dia 2012/07/06(Fri) 20時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

― 自販機前 ―

クローンの前に顔を晒すなんて、ノイズにしかならないさ。
だから監督役など御免だが、
実験の経緯程度は実際に見たかったものだがね。
全ての映像は残るとはいえ、やはり早くデータは見たいものだろう?

[男は片腕を振って、同意を求めるように首を傾げた。
怜悧な表情に浮かべて見せる笑みは、全ての人へ向けられるもの。
謂わば表面的な外交儀礼そのものでしかなく、
あれではまるでモナリザだと、一部で揶揄される所以ともなっている。]

もっとも、同じ顔のコピーが殺しあうことへの、
有難い配慮というものかも知れないがね。

[無用のことだとばかりに、肩を竦める。]

(171) dia 2012/07/06(Fri) 22時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ


そうか、なら──…?

[先にという同期を待つ気もなく、先に向かおうと踵を返しかける。
その足が続く声>>153に止まった。振り返る。]

(172) dia 2012/07/06(Fri) 22時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

そうだな。
正直僕も、意外であったさ。

僕も和田のクローンとは殺しあうだろうと思っていたからな。
ああ…。ただ、あれらは面会をさせていたのだろう?
となれば、刷り込みがあったと見るべきかも知れないな。
他に手がないとなれば、2人で組むというのは実に合理的だ。

更に言えば、君と僕の能力値は…
まあ、近似値を示すといって良いだろう。
2つの力を合わせるならば、近似のものを併せるのがより合理的。
つまり、組み合わせが最大の効果を生んだものと推論するが。


……ふむ?

(173) dia 2012/07/06(Fri) 22時半頃

ラルフは、コーヒーを受け取った和田の笑顔へと目を眇め、

dia 2012/07/06(Fri) 22時半頃


【人】 掃除夫 ラルフ





  ─────ほう。


[沈黙。その後に、男は短く低い声を落とした。]

(174) dia 2012/07/06(Fri) 22時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

…なるほど。
遺伝子の相性か。面白いね。

[びしり。と突きつけられた指を眺め、
同期とは逆に、笑みの気配を消した顔を向ける。]

確かに、君と僕の相性は思っているよりも良いのかも知れない。
であれば、この遺伝子を掛け合わせて次代に繋ぐのも有効だろう。
研究対象として興味深いのも同意しよう。

だが───…

(175) dia 2012/07/06(Fri) 22時半頃

ラルフは、一度言葉を切り、

dia 2012/07/06(Fri) 22時半頃


【人】 掃除夫 ラルフ

知っての通り、自然状態での遺伝子の結合と複製───
つまり、生殖行為には常にランダムが付きものだ。
その上に、発現する遺伝情報は全体のうちごく僅か。
乱数を平均化するには、即ち数が必要となる。

君の身体は……、

[こつ。と、靴を鳴らして歩み寄る。
遠慮のない視線が和田の胸や腰へと注がれた。]


……確かに、見たところ申し分なさそうだが。
ならば、和田君。

(176) dia 2012/07/06(Fri) 22時半頃

ラルフは、つい。と、和田の眼鏡を掬うように指先を伸ばし───、

dia 2012/07/06(Fri) 22時半頃


【人】 掃除夫 ラルフ

君には多くの子を成して貰おう。
数があれば、いずれ成功例も得られるはず。
僕たちの目的にも適うということになるだろう。



   ────…それで良いかな?


[甘い睦言を囁くように間近く瞳を見つめ、
男は甘く冷ややかな微笑を、新たなる研究対象へと*向けた*]

(177) dia 2012/07/06(Fri) 22時半頃

掃除夫 ラルフは、メモを貼った。

dia 2012/07/06(Fri) 22時半頃


【人】 掃除夫 ラルフ

───、ん。ギャラリーがいたか。
覗き見とは感心しないけれどね、

[緩く首を傾ける。
傍目には、甘く愛を囁いているようにしか見えないだろう距離。]


ウェディングドレス……?
……着たいものかい?

[きらきらと弾むような筌瀬の声>>170に、
まったく理解しがたいといった表情で、和田を見遣った*]

(179) dia 2012/07/06(Fri) 23時頃

掃除夫 ラルフは、メモを貼った。

dia 2012/07/06(Fri) 23時頃


【人】 掃除夫 ラルフ

― 自販機前 ―


 ────ならば決まりだ。


[吐息が交わるほどの距離で囁く。
眼鏡からはついと指を外し、笑う彼女を見た>>185
特に好悪の感情もない、純然たる研究対象へと向ける瞳。]

ああ。
つまり僕の精子も纏めて凍結保存しておけば問題あるまい?
あとは君の都合で事を進めて貰って結構だ。
残念ながら、流石にその辺りは感知しない項目でね。

[受精方法には、さして興味の薄いように告げる。
処女膜との単語>>186には、軽く肩を竦めて右手を振った。]

(201) dia 2012/07/07(Sat) 01時頃

【人】 掃除夫 ラルフ


───は。失敬だな、君。
人を石木のように言わないでくれたまえ。
君の処女膜について、探求を許されるならば受けるに吝かではない。
しかし───…


[すらりと怜悧な視線を、眼鏡の向こうの漆黒に向ける。
濃茶に揺らぐのは、冷たさの裡に秘めた男の欲情。
戯れのように女の垂れた前髪に指を絡めて、───離す。]

(202) dia 2012/07/07(Sat) 01時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

……とはいえ、それは本題ではないからね。
構わんよ。好きにしてくれ。
こちらの処理は好きにしておく。

ああ……、そうだな。
共同研究を進めるにあたっては、禁煙は頼む。飲酒もだな。
それで胎児に影響を与えられてはかなわない。
…ま、いざとなれば子宮を手配することも考えるが、

[流石に法的手続きが面倒だ。
それよりは実験設備を手配したほうが手軽であろう。
考え込んだ男の意識を、再び和田の声>>187が引き戻した。]

(203) dia 2012/07/07(Sat) 01時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

ああ、そうだったのか。
成る程。どうかな、双見君。筌瀬君。
実に興味深い話だろう?


……、ああ。

[婚姻に話が及べば、
既に笑みの気配を消した濃茶が漆黒の双眸を見遣る。]

(204) dia 2012/07/07(Sat) 01時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

いや。むしろ拒絶をする必要を見出さないというだけだ。
考えてもみたまえ。
認知にしろ親権の申請にしろ、どれだけ煩雑な手続きが必要か?
ならば婚姻状態として、出生の届けのみとしてくれるとありがたい。


もっとも、

[言葉を切った、濃茶の瞳が薄く細められる。]

君に婚姻を受け難い要因があるならば、検討するが。

(205) dia 2012/07/07(Sat) 01時頃

【人】 掃除夫 ラルフ




 ────何か問題が?

[男は、細めた瞳をにこやかに撓めて、
同僚たる未来の伴侶へと*首を傾いだ*]

(206) dia 2012/07/07(Sat) 01時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

― 自販機前 ―

ああ、承知した。
ではそれ以降のことは君に任せる。
最善の状態で受精を行ってくれれば、それで良い。

[男にとっても、受精などただの過程でしかない。
それまでのことを雑事と切り捨てれば、女の領域は投げるが道理。
任せられるところは任せるつもりで、切り上げる。]


 ────…、ふ。


[間近に交わした笑み一つ。
覗き込む漆黒の双眸に、色動かぬを見れば距離を離す>>211
そうして、続く言葉にはやれやれと肩を竦めた。]

(221) dia 2012/07/07(Sat) 03時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

…なるほど?
確かに一生に一度のことであろうが……
録画には興味がそそられないな。

生物学的に起こる事象は既に解明をされているよ。
そのようなものよりも、その前後の君の精神的挙動の方が興味深い。
何なら手記でもつけてみてはどうだい?
何か面白いものが得られるかも知れない。

[正直なところ、処女であろうがなかろうが関係はない。
和田の一生に一度などに、さしたる興味は存在せず、ただ、]

僕も楽しめるかも知れないしね。

[しれっと言ってのける、これが本音だ。]

(222) dia 2012/07/07(Sat) 03時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

それは重畳。
僕も生殖機能に異常を告げられたことはない。
念のため、健康診断の結果を後にメールに添付して渡しておこう。

[必要事項を伝達し終えて、見遣る先。
先までの笑顔とは打って変わって、
みるみるうちに眉間に皺を寄せる和田の顔を男は見遣った。
その口元に、女とは逆に仄かな笑みが浮かんでくる。]

(223) dia 2012/07/07(Sat) 03時頃

ラルフは、くっと喉を鳴らして笑いを密かに噛み殺して、

dia 2012/07/07(Sat) 03時頃


【人】 掃除夫 ラルフ


──…ふっ。お褒めに預かり、これは光栄。


[じとりと睨む女へさらりと礼を返す男の口元には、
もう隠しようのない笑みが刻まれている>>213

ならばあとはもう、問題はないな。
そうか、任せた。ああ……

(224) dia 2012/07/07(Sat) 03時頃

【人】 掃除夫 ラルフ







         ────── 真。

(225) dia 2012/07/07(Sat) 03時頃

ラルフは、踵を返す和田の背へと軽やかに名を呼びかけ、

dia 2012/07/07(Sat) 03時頃


【人】 掃除夫 ラルフ

苗字が同じでは面倒だからね。
今後はこう呼ばせて貰うとしよう。


 ……何か、他に疑問は?

[振り返った顔に、男は涼やかに曇りのない笑顔を*向けた*]

(226) dia 2012/07/07(Sat) 03時頃

掃除夫 ラルフは、メモを貼った。

dia 2012/07/07(Sat) 03時頃


掃除夫 ラルフは、メモを貼った。

dia 2012/07/07(Sat) 04時頃


【人】 掃除夫 ラルフ

── side:Ral-P.H_99996

(243) dia 2012/07/07(Sat) 20時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

[これまでずっと、世界はひどく単純な構成だった。
1か0で構成される白い世界。
つくられた平穏。つくりものの光。

1日に1回、たったの1時間だけ許された時間。
それに疑問も不満も、感じたことは1度もなかった。


  ────緩やかで穏やかな”死”の世界。


そう。あの日々の自分は、きっと緩やかに死に続けていた。]

(244) dia 2012/07/07(Sat) 20時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ




        [今よりも、たぶん、ずっと。]

(245) dia 2012/07/07(Sat) 20時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

…面白れーよ、なあ…。
こんな風に、なったこととかなかったのにさ、
今、すげー痛てえのに、

[赤く染まった指先が握り込まれる>>141
冷えた指先に、じわりと体温が伝えられる。
───生のぬくもりが、伝わってくる。]



    ……前よりも、生きてんなあって気がして、

(246) dia 2012/07/07(Sat) 20時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

…みんなも生きてたんだよなあとか、

──今更、



っだらねえこと、思ったりもするけれど、


[けほっと咳き込む。
けほけほと止まらなくなって、少しの間何度か咳き込んだ。
ぜえ。と、喉が鳴る。痛む頭から来る、吐き気と寒気。
少し視線を転じれば、白い床にはふたつのの死体。
二人の”敵”の……”仲間”の死体が転がっている。]

(247) dia 2012/07/07(Sat) 20時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ


──…なあ。

お前と外に出れたら、青い空と極楽鳥。
レティーシャと、オスカーが…言って、いたし、





        … 一緒に見れたらいいなあと、思って、


[握られた指先、親指を動かして握り返す。
濃茶の瞳は白い天井の向こう、遠くを見つめて語り続ける。
未来を語るそれは、夢のようで。]

(248) dia 2012/07/07(Sat) 20時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ





[────永遠に来ない、うつくしい夢のようで。]

(249) dia 2012/07/07(Sat) 20時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ


──…僕も、”ワンダ”しかいらねえし、

[く…、と。”造られた”手に手を握り返す、
この心は───、この想いは、決して”造られた”ものじゃない。
身体貫かれて共に死ぬなら、相手はやっぱり一人だけでいい。



   ────このぬくもり、ただひとつだけでいい。]

(250) dia 2012/07/07(Sat) 20時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

…──だから、これで丁度。

[に。と笑う唇の形を指先が伝えてくる>>142
吸い込まれるような眠気に、瞼が重い。
そういえばずっと休んでいなかった。]




        ……バッチリじゃね?


[透明に笑んで囁きかける。
ラルフは、満足の息を落として軽く瞼を閉ざした。]

(251) dia 2012/07/07(Sat) 20時半頃

掃除夫 ラルフは、メモを貼った。

dia 2012/07/07(Sat) 20時半頃


【人】 掃除夫 ラルフ

───は。まあな、

[彼らはゲームの”敵”だった。
彼らは白い部屋にいる”仲間”でもあった。
ひどく単純で、けれど疑問に思うこともなかった事実。

許されるとも思わなければ、許されたいとも思わない。
ただ、新しく胸に沈んで形を成した欠片たちは、
重くおぼろげな形を成してゆく。]

ばかって別に、……今更だし、

(257) dia 2012/07/07(Sat) 21時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

────…、

[息を吸って軽く開きかけた唇の動きが、止まる。
響くはずのない音が、赤に汚れたフロアに響いた>>@22
ひくりと、ラルフの瞼が小さく震えた。
溜息のような息が、唇から零れ落ちる。

冷えた指の先は、ワンダへと繋がれたまま、
薄く開いた瞳はゆっくりと男の姿を捉える。]



 …、…先生。

(259) dia 2012/07/07(Sat) 21時半頃

ラルフは、濃茶の瞳をゆるゆると場違いなほどに陽気な男へと向けた*

dia 2012/07/07(Sat) 21時半頃


【人】 掃除夫 ラルフ

……、なにを、

[緩く誉を捉えた濃茶の瞳が細くなる>>@24
大きく息を整えるように息を吐いた。


──自分は今もこの声が、何を告げてきたのかを覚えている。]

(266) dia 2012/07/07(Sat) 23時半頃

ラルフは、ぐ───。と、誉を睨むように瞳に再び力を篭め、

dia 2012/07/07(Sat) 23時半頃


【人】 掃除夫 ラルフ

…どういう、ことッすか。


[仄めかしに低く尋ねる、声は掠れる。
同じく重なる声>>260
それをはぐらかすように続く問いに、じっと眼差しは据えられた。]

…望むものは、

          ”ワンダ”



生きる限り、ワンダと一緒に……いる。

[望みでも希望でもなく、そう決めてあると口にする。]

(267) dia 2012/07/07(Sat) 23時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ


…。望まないことは、それを…邪魔、されること。


[一度、繋いだ指先に少し力を篭めて握り返した。
そうして外すように手を抜き去り、そろりと近くへ指を這わせる。
目指すものに触れた指先が、注射器を掴んだ。握り締める。

その針の先は誉へと向け。
無言の意思を、その行為によって示した*]

(268) dia 2012/07/07(Sat) 23時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

殺すつもりはなくても…、自由にする気も、ない。
そーゆー話ッすか。



……で?

希望、聞いただけ…ってこと、……ない…ッ…すよね。


[長く喋ると息が切れる。
ぜ。と、息をついて誉を睨む視線だけは緩めずに、]

(270) dia 2012/07/08(Sun) 00時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

─────。

[続く、もうひとつの質問に返す短い沈黙。>>@30

(271) dia 2012/07/08(Sun) 00時頃

【人】 掃除夫 ラルフ






…しらねーよ、

[低く返す。]

(272) dia 2012/07/08(Sun) 00時頃

【人】 掃除夫 ラルフ






        … 邪魔させねえ  っつったろ。



どっちも、『一番』望まねーよ。

(273) dia 2012/07/08(Sun) 00時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

[ifに返したのは、かたくなな拒否。
けれど同時に耳に届いたこたえ>>269に眉が上がる。]


……ばーか、お前の背中…預かってんだから、
お前、ダメんなるなら僕も結局、一緒なんだろ。

[先のワンダの言葉>>142を引いて、視線を誉からワンダへと移す。
その口元が、に。と、いつもの笑みを微かに刻んだ。]

(275) dia 2012/07/08(Sun) 00時頃

【人】 掃除夫 ラルフ


…おう、

[ごく短く返す>>276のは、言葉を紡ぐのもきついからだ。
けれど、その言葉に満足をした証拠に、口元の笑みは深くなる。
ちらと笑みを含んだ視線をワンダへと向け、
そうして再び目を、相対する誉へと戻した。]

(279) dia 2012/07/08(Sun) 00時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

面倒って、……なんで。

[返答の意味が分からず、濃茶の瞳を瞬いた。
誉が言葉を続けていく間も注射器を向ける手は緩まず、
けれど、次第に意識を保つのは難しくなりはじめている。]


つぎ……?



       …んなの、信用、ならな…  …ッ

(283) dia 2012/07/08(Sun) 01時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

[誉がマスクを身につける>>@32
ぼやけた脳が、何かおかしいとそう告げた。危険信号。
冷たい指先をワンダへと伸ばす。
その指先に指が触れればまた、握り締めるつもりで。


 ─────決して自らは離すことをしない、つもりで。]

(284) dia 2012/07/08(Sun) 01時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

[風が抵抗しがたい眠りを運んでくる。
消え行く意識の片隅に白い花と硝子の煌きが映った。
死の匂いも、血の匂いも意識の中から消えていく。

白い花の中央、死を纏うモナリザの白の輝きが遠く、
ひどくうつくしくきらめいて*いた*]

(285) dia 2012/07/08(Sun) 01時頃

ラルフは、にまにまと平和に就寝**

dia 2012/07/08(Sun) 02時半頃


【人】 掃除夫 ラルフ

─── Side:掃守 来

(312) dia 2012/07/08(Sun) 12時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

───は。確かに。

だが当面は、自然状態での受精も悪くないかも知れないな…
色々と面白いものが見られそうだ。
ああ、気にしないでくれ。

[思考の淵に浸りかける和田>>227に返す内容は、更に酷い。
痛み。と言われるには、さあと男は首を傾いだ。]

痛いものとは聞くけどね、さすがに良く知らないさ。
僕も手記を…?まあ良いだろう。
存外、面白いものが残るかも知れないしね。

[あっさりと首肯する男もまた、
己を研究対象とすることを厭う風はない。]

(313) dia 2012/07/08(Sun) 12時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

…おや。君に論文の評価を頂けるとは光栄だ。
そうだな、今週中くらいには手も空くと思うが、

[傍目に聞けば、結婚日取りの相談とも思えまい。
あたかも次の食事の予定を話すように、男は予定を口にした。]

(314) dia 2012/07/08(Sun) 12時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ





    ──────、ふ。


[交わらぬ視線>>233
背中向けられたまま呼び返された名に、男の笑みが深くなる。]

(315) dia 2012/07/08(Sun) 12時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

ああ、そうしてくれ。
ではまたな、真。

[立ち去る背を眺めやる、男の肩が細かく震え始める。
同じく双見らが立ち去るのにも、機嫌よく手を挙げてみせたものだが。]



…くく……っ、

(316) dia 2012/07/08(Sun) 12時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ





                … はははっ!

(317) dia 2012/07/08(Sun) 12時半頃

ラルフは、口に手の甲を当ててくつくつと笑い続ける。

dia 2012/07/08(Sun) 12時半頃


【人】 掃除夫 ラルフ

ああ、本当に面白い。
分からないことというものはあるものだ…ああ。悪くないな。


これは本当に───…
だから、人間の研究というのは止められないんだ。

[薄く目を細めて、もういない人の過ぎ去った方を見遣る。
男は、珍しいほどの晴れ晴れとした表情で管制室へと足を向けた*]

(318) dia 2012/07/08(Sun) 12時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

─── side:Ral-P.H_99996

(319) dia 2012/07/08(Sun) 13時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

[夢を見ていた。幾度となく繰り返す夢。
その人とは、毎日顔を合わせていた。
1日に1回、1時間ずつ。

何の話をしただろう。
何を思っていただろう。

繰り返し、繰り返す夢。
その人の顔を見たくて手を伸ばす。

伸ばす指先は、白い霧に呑まれて消えた────]

(320) dia 2012/07/08(Sun) 13時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

……ん…、

[ひどく長い夢だった。頭が重い。
暴力的なまでにまぶしい光に、瞼が開いた。
とろりと寝惚けた目が夢の欠片を追うのだけれど、]


 ──────?


[違和感を感じて眉が寄せられる。
その正体にはすぐに気づいた。この部屋は知らない。
起き上がる。くらりと少し眩暈がした。

随分長くそうしていたように、身体が痛む。そしてだるい。
体力が少し落ちているようだ。
ふと気がついて、脇腹へと手をやった。シャツを捲り上げる。
致命傷となり得た傷は、いつの間にか傷跡のみを残して消えていた。]

(321) dia 2012/07/08(Sun) 13時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

ここ…、

[色彩に溢れた世界。
紛い物ではない風、木々の葉のざわめく音。遠い潮騒。
そして窓の外に高くどこまでも広がっている空────]

(322) dia 2012/07/08(Sun) 13時半頃

ラルフは、ぽかん…と、窓の外に目を丸くして、

dia 2012/07/08(Sun) 13時半頃


【人】 掃除夫 ラルフ



… ここ、どこ……、…?


[呆然と呟いた。
この驚きは、部屋から出られたあの時の比ではない。
窓から室内を振り返った。ふらりと踏み出した足が、不意に止まる。]

(323) dia 2012/07/08(Sun) 13時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

…?

[何か足りない。大切な何か。
そんな気がして足が止まった。
何となく両の手のひらを眺めてみる。分からない。]


……???





                 [分からない。]

(324) dia 2012/07/08(Sun) 13時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

…は。

[諦めたように息をついて、手を下ろす。
辺りを回ってみようと、そろりと部屋の扉を開いた。]

(325) dia 2012/07/08(Sun) 13時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

[きしり][──かたん]

[小さな物音が響く。

他に人はいないだろう。
そう思っていたから、見えた人影>>311にびくりとした。
足を止める。身体が自然と緊張に強張った。


────これは”ゲーム”の続きだろうか…?]

(326) dia 2012/07/08(Sun) 13時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

…なあ、




         ───── あんた、誰?


[油断なく身構えて、ラルフは”見知らぬ”女へ声を*投げかけた*]

(327) dia 2012/07/08(Sun) 13時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

[見返す女の表情が、微かに揺らぐ>>328
けれどそれで緊張が緩むことはなく、
ラルフは、じりりと片足を下げて身構えた。

───今は手に、武器はない。]

(332) dia 2012/07/08(Sun) 14時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

…起きる?あんた何を知ってんだ。
ここがどこか知ってんのか。



 …あんたも”先生”なのか……?

[怪訝な表情にも警戒を緩めない。
濃茶は、漆黒を睨みつけるようにして見据えた。]

(333) dia 2012/07/08(Sun) 14時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

──は?しらねーよ。


つーか、なんで僕の名前を知ってるわけ…?
聞いてんのはこっちだろ。知るわけねえだろ。



……?んだよ、

[女の手から紙が零れ落ちる。
その先を追わず、ラルフは妙な反応を見せる女に濃茶の瞳をきつく細めた*]

(334) dia 2012/07/08(Sun) 14時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

───Side:Ral-P.H_99996

(418) dia 2012/07/08(Sun) 23時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

…ふうん。あんたも同じか。
なら、しゃーねーけど、


[返る言葉に、僅かに緊張を解く。
完全に信用をするわけじゃない。
けれど殺意は感じないから、ほんの少し視線は和らぐ。]


…?

[目の前の女が、ぶつ。と、自らの髪を引き千切った>>389
それへラルフは、怪訝な表情を浮かべて眉根を寄せる。
その心中、その思い出を知らないままに。]

(420) dia 2012/07/08(Sun) 23時頃

【人】 掃除夫 ラルフ



W_and_A12345、ワンダ…?


[不思議な名前。初めて聞く名前。
なのに妙に馴染むような感覚に、ラルフの表情はますます硬くなる。]

(421) dia 2012/07/08(Sun) 23時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

………。僕はRal-P.H_99996、ラルフだ。

……何の試験かしらねーけど。
敵じゃねーなら…、まあ。


オッケ、パーティ組もうぜ。
お前、回復役…って感じじゃねーし。殴り役な。



 ────おう、そんじゃよろしく。

(422) dia 2012/07/08(Sun) 23時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

[仮のパーティメンバーへと手を差し出した。
新たな日々が、ここから始まる────]

(423) dia 2012/07/08(Sun) 23時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

[少しずつ、少しずつ会話が増えていく。
少しずつ、少しずつパーティ”らしく”なっていく。

それは不思議な感覚だった。
見知らぬ土地、見知らぬ相手。


────なのにそれは、何故だか覚えがあるようで。]

(424) dia 2012/07/08(Sun) 23時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

あしたせかいがおわるならぁ?

[ある時、素っ頓狂な問いをワンダが発した>>397
きょとんとテーブルの向こうを見る。
ワンダは何故だか、妙に真剣な顔をしていた。
彼女は時折、そんな不思議な表情を見せる。]


明日世界が終わるとしたら、なあ……
っかんねーけど。

お前、したいこととか何かあるわけ?

[問い返す。その、返るこたえに濃茶の瞳を瞬いた。]

(425) dia 2012/07/08(Sun) 23時頃

【人】 掃除夫 ラルフ




────へえ。

[やがて口元に、にや。と笑みが浮かんで、]

(426) dia 2012/07/08(Sun) 23時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

  それって何か、すげー愛の告白みたいじゃん?


[しし。と、からかうように言って笑った。
ラルフはそのとき答えを返さずにいて、曖昧な態度ではぐらかした。]

(427) dia 2012/07/08(Sun) 23時頃

【人】 掃除夫 ラルフ


[───その時が、訪れるまで。]

(428) dia 2012/07/08(Sun) 23時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

──…なあ、ワンダ。覚えてっか?

[あれから何日の時が過ぎたろう。
ある時、ラルフはワンダを振り返った。
悪戯な瞳が、彼女を見遣る。]


明日世界が終わるとしたら…ってやつさ。
あれさー、あれから少し考えてたんだけど、

…僕もワンダがいれば、

(429) dia 2012/07/08(Sun) 23時頃

【人】 掃除夫 ラルフ


ワ、ンダ…し、か……


[割れるような頭の痛みに、ふらと身体が傾いだ。
ずきりずきりずきり。脳が痛む。

耳鳴り。
───高く響く、何かの音。]



           い……ら、な………    …って、


[ふらりと身体が倒れゆく。頭が痛い。
指先を縋り付くようにワンダの方へと伸ばした。
───そこで、ラルフの意識は再び闇へと落ちた。]

(430) dia 2012/07/08(Sun) 23時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

[────そして]

(431) dia 2012/07/08(Sun) 23時頃

【人】 掃除夫 ラルフ


……?なあ、



          ────…あんた誰…?



[再び”出会い”が繰り返される。]

(432) dia 2012/07/08(Sun) 23時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

[……ただ。

繰り返すごと、雄の雛にも少しずつの変化があった。
繰り返される悪夢の中、リセットがかかるごとに繰り返される問いかけ。

それを問う、ラルフの表情が僅かに歪む。]

(433) dia 2012/07/08(Sun) 23時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

───な……。


[見知らぬ女は、初めての出会いでいきなり顔を覆った>>404
足早に部屋を出て行く彼女を唖然と見送る、]



              ──────……?


[その頬に、知らず涙が零れ落ちる。]

(434) dia 2012/07/08(Sun) 23時頃

ラルフは、呆然と目を見開いて、

dia 2012/07/08(Sun) 23時頃


【人】 掃除夫 ラルフ


……んだ、これ……?


[止まらぬ涙が頬を濡らした。
手でそれを拭い、呆然とラルフは掌を見る。
ほんの一瞬。何かの記憶が脳裏を掠めて───また、消えた。]


っけ、わかんねーし、

[どかりと椅子に座り込んで小さく呟く。
女はさっさと消えたままだ。
ぐしゃりと指が、青みがかった黒髪へを掻き雑ぜた。]

(435) dia 2012/07/08(Sun) 23時頃

【人】 掃除夫 ラルフ



…────んあ?


[そして再び、その出会いは繰り返されて>>407


ま、いーけど。
んじゃ、お前はパーティの殴り役な!

[幾度目かの同じ言葉をラルフは紡いで、
終わらない夢の中で、にやと笑った*]

(436) dia 2012/07/08(Sun) 23時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

───Sise:掃守 来

(437) dia 2012/07/08(Sun) 23時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

……で、漸く終わったって?
やれやれ、早くデータを渡してくれたまえ。
ん、なに…?映像データ?


─────…へえ。

[誉に手渡された、一枚のスナップ写真>>1:@14>>1:@20
それへ、冷たいほど平坦な声が返る。]

…やれやれ。
教育がなっていないいと、このザマか。

(438) dia 2012/07/08(Sun) 23時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

それで、なんだって?
ああ、真のコピーと生き残ったとは聞いた。


……なるほど。ああ、


[ふと思い出したという風で、世間話と同じ口調で、]

(439) dia 2012/07/08(Sun) 23時頃

【人】 掃除夫 ラルフ



 そういえば僕は、和田真と結婚をすることになった。

[その場の研究員へと、つい先ほど決まった結婚の報告をする。]

(440) dia 2012/07/08(Sun) 23時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

恋愛…?いや。研究上の都合でだね。
なに、ちょっとした流れの話だ。
詳しいことは和田女史にでも聞いてくれたまえ。

コピーの処遇はなんだって?
……そうか。僕はこの件に関して関与の権を持たないからね。
やむをえないが、




            ………もったいない……

[低く呟く。]

(441) dia 2012/07/08(Sun) 23時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

なに。
あれは阿呆でも僕と真と、同じ遺伝子情報を持つつがいだろう。
ならば好きに掛け合わせてしまえば良かったものを。

真には頑張ってもらうつもりだが、
いかんせん生まれてくるのは”人間”だからね──…
それだけ処理が面倒だろう?

その点、コピーのつがいなら完璧だろう。
…ああ。いい実験材料が手に入ったものを……

[心から惜しむように口にする。]

(442) dia 2012/07/08(Sun) 23時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ


───なあ、真。

[その時、丁度管制室へ来た婚約者を振り返る>>343
その手には、例の”ロマンチックショット”までもが握られていた。
口元に浮かんでいるのは、涼やかな笑み。]


    君も、そう思わないか?

[婚姻届を受け取りながら、
ひら。と、その写真を示して首を傾いだ*]

(443) dia 2012/07/08(Sun) 23時半頃

【人】 掃除夫 ラルフ

───side:Ral-P.H_99996

(463) dia 2012/07/09(Mon) 00時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

[がたりと、物音がした。>>450
何事かと振り返る先に、ワンダが無様に倒れていた。

このところ、会話が少し増えた。
このところ、互いに冗談を交わすようになっている。

少しずつ、少しずつ縮まる距離。
それは再び巡る、別れと出会いへのカウントダウンであるのだけれど───]

(465) dia 2012/07/09(Mon) 00時頃

【人】 掃除夫 ラルフ


……、ワンダ…?ばーか、なにやって、


[様子がおかしい。
ラルフは、目を丸くしてワンダの元へと駆け寄った。
必死な様子の漆黒が、自らの姿を捉えるを知る>>451
思わず手を伸ばした。これは尋常な事態ではない。]

(466) dia 2012/07/09(Mon) 00時頃

【人】 掃除夫 ラルフ




     …… おい……?


[握り返す、指の先が微かに震える。]

(467) dia 2012/07/09(Mon) 00時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

んだよ、てめー。
ああ!?っざけんな、おい。おい……!

[必死に呼びかけた。
未だ気を許せぬ、けれどただ一人の”パーティメンバー”
その女が、今、腕の中で死にかけている。]


おい……


  ワンダ?  ……ッ、ワンダ?


                ワンダ?




 ────ワンダ!!!!!!!!!

(469) dia 2012/07/09(Mon) 00時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

[かちり。記憶の鍵の開かれる音。
それはワンダが、息を引き取ると同じ時のこと───]



…う……、あ、あ ア ア ア……

(470) dia 2012/07/09(Mon) 00時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

うあああああアアアアアァァァァアアアッ!!!


[押し寄せる記憶。
背を預けあうと誓った、離れたくないと強く望んだ。
それなのに忘れた、何度も何度も忘れては惹かれた。
惹かれては忘れた。そして思い出した今────、]





      ──────ワンダ……ッ!!!


[そのぬくもりは、永遠に失われてある。]

(471) dia 2012/07/09(Mon) 00時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

な……、ん、で、


ワンダ?おい、ワンダッ!!!
どういうことだよ、おい!!目ぇ覚ませよ。おい!!!


ワンダ…ワンダ……!!

[思い出す。全てを自分は覚えている。
何度彼女を忘れたのだろう。何度彼女を愛したのだろう。
いつも、いつも、いつも。
瞼の裏にある面影は、ただ一人のものだったのに───]

(472) dia 2012/07/09(Mon) 00時頃

【人】 掃除夫 ラルフ








             ─────ワンダ!!!!


[もう、永遠に届きはしない。]

(473) dia 2012/07/09(Mon) 00時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

───────…。


[それから、どれだけの時が過ぎただろう。
小さな家の中には、呆然と、
ワンダの死体を抱いたラルフ一人の姿がある。

幾度か、頬を撫でた。
幾度も、その髪を撫でた。

ずっと傍にいた。すっと傍にいたかった。
あいしていたひと。───傷つけ続けてしまった大切なひと。]

(474) dia 2012/07/09(Mon) 00時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

……、…

[日の沈みきる前に、ラルフはワンダを腕に抱いて小屋を出た。
向かう先は、海の見える高台の上。
以前ここで、二人で語り合ったことがあった。

あしたせかいがおわるとしたら────

望みを紡いだ自分は、その場で記憶を失った。]

(475) dia 2012/07/09(Mon) 00時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

……なあ、

[腕のうちに語りかける。]



もう、忘れねーし。お前のこと、ずっと…忘れ、ねえし。


[響く問いかけ。いつから頭に埋め込まれていたのだろう]

(476) dia 2012/07/09(Mon) 00時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

僕はワンダしかいらねえって、いったろ?
…どっちかが死ぬなら、それは僕も死ぬ時だからさ。

[背中預けあうなら、貫かれて死ねばどちらも終わり。]


────だから…、さ。



              ……愛してる。


[とんと地面を蹴った、身体が空へと舞い落ちる。
さざめく海が、その下には待ち構えている。]

(477) dia 2012/07/09(Mon) 00時頃

【人】 掃除夫 ラルフ

[囁きを聞いたものはいない。
島には、いつもと変わらぬ穏やかな潮騒が響いていた**]

(478) dia 2012/07/09(Mon) 00時頃

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