人狼議事


208 【突発誰歓】ーClan de Sangー【R18薔薇】

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【人】 負傷兵 ヒュー

[―――写真の不在に気付いたのは、主を探して屋敷を駆けまわった後だった。

どこで落としたのだろう、探しに行っていては、ライジに頼まれていた仕事が遅れてしまうか。
未だ、ガラスのことも謝れていないというのに。

仕方なく、一度部屋に戻れば、「俺が割りました ごめんなさい ヒュー」とだけメモに書き、割れた窓に貼り付けておく。
主が捕まらなかったのだから、仕方がない。
ついでに短く切った包帯を、先程切った指先に結わえた。
こちらは、すでに血が止まっているのだから無意味な気がしたが。

それから、向かったのは施設内、主に次いで最も血の強い男の部屋。
施設の備品を漁りに漁って、新たなシーツとガウンとを手に扉を抜ける。
何か嗅ぎ取ったか、ぐっと眉を寄せれば、まず窓を開いた。
お構いなしだった。

次に向き合うのは、部屋の中央のベッドだろうか。
シーツを張るのは苦手なんだよなぁと、不器用らしい独り言をぶつぶつと呟きながら、作業にとりかかる。
決して良くない手際で作業をしながらも、あの写真の事だけは妙に引っかかっていた。**]

(97) 2014/12/25(Thu) 00時頃

負傷兵 ヒューは、メモを貼った。

2014/12/25(Thu) 00時頃


【人】 負傷兵 ヒュー

[昼餉のベルを聞いたのは、中庭に出した洗い桶の中、回収したシーツを踏み洗いしている時だった。
今はもう人の居ないライジの部屋には、シーツの交換を終えたベッドの上、新たなガウンが置かれている。

このまま昼食に向かうかとも考えたが、この作業が済んでからの方が良いだろう。
ベルが鳴ったという事は、主はいつも通りの場所に居る、ということだ。
そう判断し、シーツの濯ぎを再開する。

結局張ってあった洗濯紐では足りず、新たに用意した洗濯紐へとシーツをかける。
皺にならない様に数度張ったが、改めてアイロンが必要になるだろう。
流石に其処は、自分は関与できないのだが。

洗い桶を元のように戻し、遅れただろうかと小走りに食堂へと向かう。
皿を前に椅子に座り、そのまま艶々と明かりを受け照るクロックマダムを取って。]

 ………

[また、一口齧ったところでまだ温かいそれを皿へと戻す。
眉を、寄せた。*]

(149) 2014/12/25(Thu) 14時半頃

負傷兵 ヒューは、メモを貼った。

2014/12/25(Thu) 14時半頃


【人】 負傷兵 ヒュー

[しかめ面のまま目の前の皿と向き合っていれば、テラスから二人分の気配が戻る。
一人は定位置通りに隣の席に。もう一人はすぐ傍らの席に。

温かいうちにという言葉に、微か眉を下げて溜息のように息を吐く。
隣が食べ始める前に、そろり伸びた指は、傍らからの声に止まった。]

 ……犬じゃ、ない、

[苦く、吐き出すのは否定の言葉。
どうしてこうも此方の精神を逆撫でる言葉を選び出せるのか。
こんなに、反抗心を煽るような事ばかり言うのか。
下唇を、噛み締めて。

自分は決して、彼の言葉に従ったわけではない。
そう言い聞かせながら、食べかけのクロックマダムに手を伸ばし、歯を立てて。]

 ……

[手、という言葉に、視線は自らの掌へと向く。
瞬き。]

(163) 2014/12/25(Thu) 16時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[水仕事も、掃除も、自分にこなせる事なら何でも引き受けてきた。
そんな掌は、決して綺麗な手とは呼べないものだ。
加えて、先程硝子で切った指先もある。
雑に巻いた包帯の端は、みっともなく解れていた。]

 ………、それが、何か

[噛みちぎったクロックマダムを飲み込みながら、問いで返す。

言葉の端々に見え隠れする棘々としたものを、隠そうとはしない。]

(164) 2014/12/25(Thu) 16時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[彼の言葉は、ひどく捻くれて聞こえる。
気遣う言葉を口にする一方で、犬と称する事は否定しきらずに。

果たして、彼の真意はどちらなのか。
既に苦手意識で凝り固まっている以上、公平な目で探れない自信があった。

強制のない声で守れるかと問われれば、下唇を噛み締めたまま俯く。
かつての言葉も、彼の言葉も、自分より上の者からかけられた言葉に、変わりは無い。

そして、かつての言葉を守らずとも、飛んでくる鞭はもう、無い。]

 ……はい、

[命令ではない、だから拒絶もできる。
けれど、そういって頷いたのは何故なのか。

真意に触れられないまま、僅か目を伏せた。
内を苛立たせる声から、自らを遠ざけるように。]

(173) 2014/12/25(Thu) 17時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[目を伏せたまま、一口、二口と食べ進めていく。
どちらがいい、という選択肢。

意地悪しろ、なんて頼む方はどうかしていると思うし、だからといってこいつに優しくしろ、と言うのも気が引ける。
答えを口にできないでいれば、食事もそこそこに彼は席を立つ。
厨房へと向かった背中が再び戻って来れば、無意識に向けていた視線を手元へと戻した。]

 ……手、?

[パン屑の残る指先を軽く払い、言われるままに手を伸ばす。
指先の包帯が解ければ、まだ瘡蓋も新しい切り傷が露わになるだろう。
荒れた掌は、彼の手の中へと収まって。]

 蜂蜜?……っちょ、 うぁ、

[とろりとした粘性のそれが、ジェレミーの手を介して自らの手指に塗り込められていく。
触れられたことにより、人肌に暖められた蜂蜜から漂う、甘い香り。

力を込められた方向が悪かったのか、指先の傷はぱくりと口を開き、じわりと出血と痛みを齎した。]

(174) 2014/12/25(Thu) 17時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[唇を噛む癖が、いつごろついたものかわからない。
記憶が無くなっても、体に癖として残ることがあるのだろうか。
唇に触れた指に、噛みつかなかっただけ褒めてもらいたいものだ。]

 ……そう、ですね。
 主は、料理が上手いから。

[自分のために用意された、温かな料理を、温かなうちに。
主の料理は冷めていたって美味である。
けれど、時間のおかれたものとはまた、段違いに美味しいと感じた。
食事に集中しかけていた意識は、問いかけに引き戻される。]

 ……褒美?

[何の、何に対する労いなのか。
自分はジェレミーの命令に従った、自分は美味しい食事が摂れた。
それだけで、終わりではないのか。

困惑のうちに、その背は厨房へと消える。
戻ってきたその手には、蜂蜜の容器があったのだろう。]

(187) 2014/12/25(Thu) 19時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[解かれた指先の傷は、体に刻まれた幾つもの傷の中で最も新しいもの。
痛みを齎す、“普通”の傷。
再び開いた傷跡に、塗りこまれる蜂蜜に指先が震える。]

 ……ぃ、……

[痛いと訴えたところで、自らの弱みを晒すだけだと悟れば、そっと声を飲み込んだ。

滲んだ血液すらも、蜂蜜とともに塗り込められていくような錯覚。
触れた掌が妙に温かな気がして、居心地が悪かった。]

(188) 2014/12/25(Thu) 19時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[やがて、蜂蜜は洗い流される。
温められた体温も、風にあたっていれば消えていくのだろう。

手荒れにいい、と言われても、自分には違いがよくわからなかった。
いつだってこれが、自分の手なのだから。
拭われても尚、しっとりと塗れた掌を、薄く開いた赤の瞳は見下ろして。]

 ……え、でも、まだ、
 廊下の掃除が残って、

[今日は雑用をするな、その言葉に反論をすれば、それは命令と切り替わるのだろうか。
何故、という戸惑いを、表情は隠しきれず。

真意を探れぬまま、褒美について言い残してジェレミーは“先約”の方へと向かう。
後に残されたのは、掌を見下ろし眉を寄せる姿のみ。]

 ……褒美って、何だよ……

[午後に立てていた予定を全て潰され、目の前の皿を空にしても暫し、食堂の椅子に腰かけていたか。*]

(189) 2014/12/25(Thu) 19時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[空の皿を前に呆然としていれば、食事もひと段落となるのだろうか。
皿の片付けを手伝おうと立ち上がりかけるが、それも“雑用”に含まれるのだろうかと思うと、浮きかけた尻も元の位置へ。

ぱたり、ぱたりと椅子の上、足を揺らして思案する。

誰が犬だ、何がしつけだ。
それならお前は飼い主なのか。

ふつふつと湧き上がる怒りを、ぶつける相手は既にいない。
八つ当たりをする気にもなれずにいれば、足を揺らす速度は早まる。

何が、与える、なのだ。
自分が求めているものを、まるで持っているかのような口ぶりではないか。
自分が求めて、欲して、――――]

 ………、

[欲しいものとは、何だろう。]

(206) 2014/12/25(Thu) 21時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[暫くの時間の後。
揺らしていた足を止め、椅子から立ち上がる。
真っ直ぐに、裏庭までの道を行く。

今日は天気がいい。きっと、洗濯物の乾きも直ぐだ。
後に干したシーツの方は未だ濡れているだろうが、先に干したシャツだけでも回収しておくことにする。

雑用をするなとは言われていたが、朝の仕事の続きくらいならば許されるだろう。
その後の予定は、その後で決めることにして。

日当たりは悪くないが、決して開けた場所ではない裏庭は、密かに気に入りの場所だった。
気に入り、というよりも、妙な既視感とそれ由来の安心感からか。

乾いたシャツを片腕にかけ、窓越しに施設内を見る。
廊下や談話室、娯楽室。カーテンの隙間から本の柱を覗かせる、図書館。
真っ直ぐに庭へと続く、刈り揃えられた植え込み。]

 ………、

[シーツ以外の回収を終えれば、木に拵えた不格好な結び目を解き、絡まらぬように慎重に、輪の形へと束ねていく。*]

(207) 2014/12/25(Thu) 22時頃

負傷兵 ヒューは、メモを貼った。

2014/12/25(Thu) 22時頃


【人】 負傷兵 ヒュー

[洗濯紐を束ね、シャツと同じ腕に通して。
さて部屋に戻るかと顔を上げた時、来訪者は現れるか。

濡事という、自分は決して使わない言葉が発せられれば、緩く首を傾ぐ。
少々の間の後、シーツの事と悟れば、はっと思い至る顔。]

 ……やり直した、方が?

[罰の悪そうな顔で問うも、依頼主の返答はどうだったか。
背後、緩くたわむ紐にかけられたシーツが、風に揺れている。]

 ……あぁ、えっと、今日はこれで終わり。……です。もう、今日は何もするな、って。
 だから、もし何かあるんなら、明日とかにして貰えれば。

 ……とりあえず今日はもう部屋戻って、本の続きでも読むかなぁ、って思ってて、……です

[そう、この後の予定を口にする表情は、苦笑と呼べるもの。
何か頼みたい事があったのならば、申し訳ないとは思いつつ。
それでも、彼の方が上位ではある。ジェレミーの言葉など、その血の力でもって跳ね除けてしまうのだろう。]

(210) 2014/12/25(Thu) 22時半頃

負傷兵 ヒューは、メモを貼った。

2014/12/25(Thu) 22時半頃


負傷兵 ヒューは、メモを貼った。

2014/12/25(Thu) 22時半頃


【人】 負傷兵 ヒュー

[まさか彼すらも、自分を犬のように思っているとは思わない。
日頃、裸にガウンを纏って歩く姿。
住む世界が違うような気が常々していたせいで、距離を自然と取っていた。
だからこそ、表情から何かを読み取ることは難しい。

やり直しが不要と聞けば、どこかほっとしたような表情を浮かべる。
それにはやはり、ジェレミーの言が大きく響いているのだろう。
洗濯物を取り込む事すら、どこか後ろめたかったから。
確認するように繰り返された言葉に、小さく頷く。]

 ……手が荒れているから、雑用はするな、って。

[誰の、とは告げず、何故か、だけを口にする。
そこに興味があったかどうか、自分は知る由もない。]

(215) 2014/12/25(Thu) 23時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

 ―――……よ、

[読み聞かせ、と言ったか。

命令ではない、と本能が察す。
けれど、尊大な口調には、有無を言わせぬ物があった。
確かに読書をするとはいった、けれど読書の速度は牛の歩みのようなもの。
とてもじゃないが、上位のものに聞かせられるようなものではない。]

 あっ、あのっ、俺……本、読むの遅くて、 ……
 とてもじゃない、けど、人に聞かせられるようなものじゃ、

[咄嗟にそこまで言えば、口を噤む。
足元を見て、手元を見て、そうしてその顔をそろりと見て。
視線を彷徨わせた後、唇を恐る恐ると開いて。]

 ……それでも、いいなら、……

[如何されますか、と伺うような声。]

(216) 2014/12/25(Thu) 23時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

 ……そう、手、が、

[荒れているのだと、言うよりも先に手は取られるか。
あまり見られて心地の良いものではない。
荒れている自覚はあるのだし、元より傷の多い手だ。
何となく気不味くなって、視線を逸らしていれば指先に触れる、舌。]

 っぇあ? ちょっ、 …… あ、 あぁ、えっと
 ……あぁ、蜂蜜、です……手荒れに効くって、言われて、その。

[そんなにも、甘い香りが残っていたのだろうか。
掌へと蜂蜜を塗り、洗い流していく手付きを思い出し、ぐっと眉が寄る。]

 ……じゃぁ、一度俺の部屋寄れますか。
 読みかけの本があるから、……それ、取ってくる。

[眠るというならば、部屋は必然的にライジの部屋となるか。
促されるまま足を進め、途中で自室に寄り、本を取ってくるだろう。

世界の民話が集められた、装丁こそ豪華ではあれども内容は子供に向けたものだ。]

(219) 2014/12/25(Thu) 23時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[それは暗に、自分の部屋なら汚れてもいいと口にしているようなものなのでは。
汚れるとは、一体何をしでかす予定なのか。
自分は、本をただ読むだけではないのか。

それらの事が勿論口に出される事もない。
本が全て移された後の寝台は、常よりも広く空いている。
とはいえ、ライジの部屋のものよりは小さなものだろう。

踏み込む背中を止めはせず、彼が何処かに腰を落ち着けたのならば、自分は適当な椅子を引き寄せただろう。
積まれた本の一冊、御伽噺とも呼べないような、民話を集めたもの。
どこまで読んでいたか、この際ならば初めから読み進めてもいいだろう。

引き寄せた椅子に腰掛けながら、初めていいかと視線で問う。]

(223) 2014/12/26(Fri) 00時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[何だか妙な取り合わせだ。
景色は変わらぬ自分の部屋だというのに、主の次に敬うべき存在が、堂々と寝台に横たわっている。
椅子に腰をおろしかけながら、そんなことを思っていたが。]

 ……あ、……はい、

[そんな風に言われて手招きなどされれば、もう頷くしかないではないか。
できるだけその体を揺らさぬように、そっと寝台の際へと腰を下ろす。
古い革の表紙を、そっと開いて。]

 じゃぁえっと、……つまらなかったら、寝てて、いいから。……いいですから。
 ……夕飯に起こすんで。

[そう、前置いて。]

 ……むかし、むかし、……ある、ところに、……

[文字の一つ一つを、指先でなぞりながら読み上げていく。
文字に慣れていない頃は、今自分がどこを読んでいるのか、わからなくなることがよくあった。
その習慣は、今でも抜けていない。]

(230) 2014/12/26(Fri) 00時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

 ……その、子供は、……よく、働き……

[どんな話だったか、読み始めでは忘れていたが、読み上げるうちにだんだんと結末を思い出していくだろう。
救いも、何もない話だ。

幸せな終わりからは程遠い、民話らしい民話。
内容が薄いとはいえ、読むのに時間はかかるだろう。

時折紙面から顔を上げれば、眠っていないだろうかと確認をする。]

(231) 2014/12/26(Fri) 00時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

 ……俺に読める話なんて、限られてます、から……

[不服そうな顔に、苦笑する。
最上位ともなれば、年齢も相応に重ねている筈だ。
こんな子供向けの本なんて、はじめから向いていないに決まっている。

けれど中断もせず、眠りもしないで聞いていてくれるのに、少し安堵したか。
読み終わった本を、ぱたりと閉じて。]

 ……いや、読み終わった話なら、すぐ読めるかな、って
 あんまり、こういう話は、……

[救いがない話は、あまり好かない。
好かぬ話をされても困るだろうけれど、読み終わった話がこれだけしかなかった。
ただ、それだけなのだと信じたい。]

(238) 2014/12/26(Fri) 01時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[二度三度、重ねて告げられる謝罪に、何のことかと瞬く。
その手が髪に伸びれば、かつて齎した二度の痛みを薄らと思い出すか。

あぁ、と小さな声を上げて。]

 元より頑丈なので、気になさらず。
 多少のことじゃ、俺は壊れない。……です。

[包帯を巻いた体では、説得力もないだろうが。
へらりと、口角を上げる。]

(239) 2014/12/26(Fri) 01時頃

負傷兵 ヒューは、メモを貼った。

2014/12/26(Fri) 01時半頃


【人】 負傷兵 ヒュー

[伸びてくる手に、微か目を細める。
ここ数日、この手や足に側頭部を殴られてきた記憶ばかりなものだから、そんな風に笑むのはきっとその差異からなのだろう。
逸らされた視線を追うことはない。
ただ自然、背筋は伸びる。]

 ………、

[夢を覚えていられるのは羨ましい、とは、その様相を見ていては口にできなかった。
覚えていることが、良いことばかりとは限らないから。]

(258) 2014/12/26(Fri) 20時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[毛先を弄んでいた指先が、胸元へと伸びる。
残る情事の跡には、鏡を見ぬ身では気付かず首を傾ぐ。
広げられる襟と、覗く包帯。
自分では結わえられない位置にある、結び目。]

 ……後で、巻き直して貰えるなら。
 それに、……綺麗なものではない、ですよ。

[塞がらぬ傷の他にも、癒えた後の古傷もある。
幾つも、幾つも刻まれた
手と同じく、荒れに荒れた身体。

結び目を解く事ができなければ引き出しから鋏を取り出すだろう。
ガーゼはまだ、そこまで汚れていない筈だ。**]

(259) 2014/12/26(Fri) 20時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[放胆、と音なく唇は追う。
彼の言葉はどこか硬く、難しく。
育ちの違いなのだろうか、自分にできるのは、響きである程度の意味を予測することだけ。]

 っぃ、……ぅ、

[手渡した鋏が、乱暴に包帯を割いていく。
時折触れる刃先が、ひやりと肌を撫でていく。
行き場のない指先は、そっとそのガウンを掴んだ。
それでも、動くなと言われたとおり、一通りが済むのをじっと待つ。
新たに傷ができたのなら、それもまた指先のように痛むのだろうか。

それは、胸の内に留めた。]

(262) 2014/12/26(Fri) 22時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

 ……痛くはない、けど、……血は、止まらなくて
 ぁ、……ッ、い、

[抱かれるように傾いだ体。
触れる息に、指先に、震えた息をその胸に押しつける。
痛まぬとはいえ、皮膚の薄い部分なのだ。
その指先が傷に触れる度、ガウンを握る指がぴくりと震える。]

 ………、

[問いかけに、暗い赤の瞳は薄く、開かれる。]

 ……旦那様に、口答えなんてしたら、……余計、酷くなる、から、

[耳よりも深くに響く、呻くような喚くような声は、今は遠い自分の声。
きつく、指先を握り締める。]

(263) 2014/12/26(Fri) 22時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

 痛いのは、嫌だ、……
 ……死にたく、ない、……

[譫言のように、懇願の言葉を吐き出す。
額を押し付け、硬く目を閉じた。]

(264) 2014/12/26(Fri) 22時半頃

【人】 負傷兵 ヒュー

 ……犬じゃない、です……。

[その否定を、ここに訪れて何度口にしてきたか。
胸元に顔を押し付けての否定は、篭った音となるだろう。

ガウンを握る指の力は、緩むことはない。
背に触れていた指が顔へと近づけば、鉄錆の香りに瞼を開く。
最も傷の多い背を撫でていたのだ、じわりと滲む赤に、きっとその指先は汚れてしまう。

馴染んだ血の香りだと思っていたのだが、どうやらそうでもないらしい。
は、と、短く息を吐き出して。]

 ……ほん、とう、に?

[薄く開いた唇が、微かに声を紡ぐ。
血の気が失せ、白くなっていた指先に、赤が戻る。]

(268) 2014/12/27(Sat) 00時頃

負傷兵 ヒューは、メモを貼った。

2014/12/27(Sat) 00時半頃


負傷兵 ヒューは、メモを貼った。

2014/12/27(Sat) 00時半頃


【人】 負傷兵 ヒュー

[小奇麗にしているとも言い難い。
見目が良いとも到底言えない。
傷も多く、仕事も達者にこなせないこの身体に、価値があると思った事はない。
だからこそ、せめてと価値を得ようと仕事を欲す。
誰かに求められる存在なのだと、捨てられる事のないようにと、縋るように、求める。

衝動の向く先に、浅い知恵でどこまで理解が及ぶか。
死にはすまい、その言葉には確かに頷ける。
長く負っている傷だが、特別清潔にしていなくとも蛆の一匹どころか、化膿する気配すらなかった。
悪化することもなければ、完治することもない。
まるで、その状態で固定されているかのように。

口腔内に突き入れられた指先に、舌を這わせる。
指紋の細かな溝に滲んだ赤を、舐めとっていく。]

 ……っん、 …… ァ、ふ、……
 好き、……好んで、舐める味じゃ、ない、……

[唇を離し、素直な感想を述べる。
唾液の糸は、直ぐにでも途切れるだろう。]

(278) 2014/12/27(Sat) 01時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

 与えられたくば、……与えろと。
 そういう風に、……世界は、成り立っていると、

[食事が得たいのならば、その為に働くように。
心の安寧が欲しいのならば、それ相応の対価を。

傍に居るだけ、それだけで何が満たせるのか。

薄い自我、自信も誇りもない行き方。
ただ無意味に、身と心を削っていく日々。
削ることで満たされる、心。]

 ……傍に居るだけで、……いい、筈が、

[それは、幼少期から植え付けられていた、教え。
いくら施設で長く過ごそうとも、幼い頃をそう過ごしてきたのだ。
そう簡単に、意識は変わらない。

問う声は、不安に、震える。]

(283) 2014/12/27(Sat) 02時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

[欲している。
その言葉に、瞳が、心が揺れる。
笑む表情は、とても自然だった。
自分はあんな風に、笑えるのだろうか。
眉は、寄るばかりだった。]

 ……不要になるんじゃ、って
 捨てられるんじゃ、って、……

 それが、不安で。

[その不安が付き纏うのは、きっとこの最上位の者に対してだけではないのだろう。
仕事を乞うチョウスケへも、また同様の不安を抱いている。
突き詰めればもっと、もっと、根本から。
捨てられることへの、心的外傷。]

 ……情、

[口の中で、短く反芻する。
ゆっくりと、首を傾いで。]

(287) 2014/12/27(Sat) 03時頃

【人】 負傷兵 ヒュー

 ……ただ、貴方の傍にいるだけで、いい?

[問う声は、泣きそうなほどに震える。

信じてもいいのか。
裏切るのではないだろうか。

何度目かにもなる、確認するかのような問い。]

(288) 2014/12/27(Sat) 03時頃

負傷兵 ヒューは、メモを貼った。

2014/12/27(Sat) 03時半頃


負傷兵 ヒューは、メモを貼った。

2014/12/27(Sat) 03時半頃


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