人狼議事


162 絶望と後悔と懺悔と

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視点: 人


【人】 FSM団 ミナカタ

[理依と零瑠が孤児院へと向かっても、一人立ち尽くす。
耳が悲鳴を捉え、瞳に紅蓮の炎が映るとき]

  ――ふざけんな。

[ぼそり、呟いた。   
いつかサミュエルが周の性格を評して曰く"あいつは逆上する"と。
湧き上がる衝動は決して勇気ではない。
ただの怒りに過ぎない。

――けれど、その怒りこそがいつも周を突き動かしてきたのだ]

(1) 2014/02/08(Sat) 00時頃

【人】 FSM団 ミナカタ

[気が違ったかのように雄叫びをあげ、落ちていた薪ざっぽを得物にして、阿鼻叫喚の地獄と化した孤児院へと駆け込み。
鬼を探してひたすらに走った。

その行為は勝算のない、ただの自棄に過ぎない。

けれど、自儘に自分達を蹂躙する鬼が赦せなかった。
それ以上に、無力な自分が赦せなかった]

 出て来い! 化け物ォ!
 今度は俺が、お前らを狩る番だ!
   
[紅蓮と黒煙の中を彷徨う]

(17) 2014/02/08(Sat) 00時半頃

【人】 FSM団 ミナカタ

 手前も鬼か。
 そうだよな、――そうに違いない。

[それが本当に鬼であったのか、分からぬまま。
手にした薪で、見知らぬ顔を殴りつける事に夢中の無防備な首筋に衝撃が奔った]

 ……っ。

[昏倒した周を吸血鬼の一人が引き摺り、建物の外へと運び出した。
逆上し暴れても殺されずに済んだのは、実は金色の鬼の戯れの言葉の結果であることなど知るはずもない。

こうして、何も為す事なく、彼にとっての最初の悪夢は一先ず幕を下ろすことになる*]

(55) 2014/02/08(Sat) 01時頃

FSM団 ミナカタは、メモを貼った。

2014/02/08(Sat) 01時頃


【人】 FSM団 ミナカタ

―むかしばなし― 

[帝都再開発計画により、暮らしていた色街を潰され、親代わりの娼婦達と棲家を失った周が、独り帝都の片隅に放り出されたのは、三年前の冬。

底辺の地で生きるために暴力を覚え、
自分より弱い者から奪うことを覚えた。

そんな荒んだ日々の中。
警察の浮浪児狩りで捕まり、孤児院に連れてこられたのはニ年前のことだった]

(127) 2014/02/08(Sat) 16時頃

【人】 FSM団 ミナカタ

[孤児院に入ってしばらくは、問題を起こさず大人しくしていた。
新入りに興味深々の様子を見せる子もいたが、周が視線を向けると怯えた顔で離れていく]

 ……けっ。

 まぁ、ちょろそうな連中だな。
 
[周囲の子供達を観察した結果、そんな感想を抱いた。
自分と年の近い少年も数人いたが、腕っ節ではきっと自分に及ばない]

 サミュエルと理依とかいうのは少しはマシか。
 だが、俺の敵じゃねえ。

[二人を押さえ込めば、後はやりたい放題だろう。
施設の大人たちの目を盗んで、二人に喧嘩をふっかけることの出来るタイミングを窺った]

(128) 2014/02/08(Sat) 16時頃

【人】 FSM団 ミナカタ

[その日は孤児院の大人たちの殆どが外出しており、二人を襲撃する絶好の機会だ。
自分の力を誇示するべく意気揚々と部屋を出ると、おもむろに若い男に道を塞がれた]

 なんだ、手前は。

[孤児院に来てから初めて見る顔]

 ……邪魔だ、どけ。

[にこやかに話しかけてくる言葉を無視して一瞥をくれ、
その場を離れようとする周の肩に、制するように男の手が伸ばされる]

(129) 2014/02/08(Sat) 16時頃

【人】 FSM団 ミナカタ

[男の背は自分より随分高いが、軽薄そうな面をしていた。
一発拳固をくれてやれば、尻尾を巻いて逃げ出すだろう。
 
振り向き様に殴りかかろうとして――次の瞬間。
天地が引っくり返った。

背中に受けた衝撃で、自分が男に投げられたことを理解する]

 ……この俺に、喧嘩売ろうってのか。
 上等だ! ぶち殺してやらァ!!

[不意打ちをかわされ、あまつさえ反撃されて
怒りに我を失い、滅茶苦茶に殴りかかった]

(130) 2014/02/08(Sat) 16時頃

【人】 FSM団 ミナカタ

 ……津久居、安吾。俺と勝負しろ!
 今度は、前みたいにはいかねえぞ!!
 
[――こうして、自分を叩きのめした男の部屋の扉を乱暴に叩くは何度目か。

こてんぱんに負けて気絶して、部屋に運ばれた周を看病していた子から、男の名は津久居安吾といい、この孤児院の出身者であると聞き出した。 

力量差は明らかだったが、このまま負けっぱなしではいられない。 
だから、安吾が孤児院に里帰りしていた数日間、
何度も喧嘩を挑み続けたが、とうとう、勝つことは出来なかった]

(131) 2014/02/08(Sat) 16時頃

【人】 FSM団 ミナカタ

―帝都・守護部隊養成所内、病室―

[全身を襲う痛みに目を覚ました。

コルセットを嵌められて首を動かせなかったので、視線だけを巡らせ周囲を見渡す。
見知らぬ部屋、清潔なベッド。
周りには誰もいない]
 
 ――……っ。

[首筋がずきり疼き、紅蓮と黒煙に覆われた孤児院、そして金色の鬼の姿が脳裏に不吉に蘇る]

 皆、無事か――?

[起き上がろうとするが、傷ついた身体は言う事を聞かず、ベッドから無様に転がり落ちる。
そのまま床を這い、壁を頼りに立ち上がり、事情を聞ける相手を求めて病室を出た]

(132) 2014/02/08(Sat) 16時頃

FSM団 ミナカタは、メモを貼った。

2014/02/08(Sat) 16時頃


FSM団 ミナカタは、メモを貼った。

2014/02/08(Sat) 16時頃


【人】 FSM団 ミナカタ

―むかしばなし―

[安吾が短い帰省を終えると、緊張の糸が切れてしまったのだろうか。
周は何をすることもなく、ぼんやりと日々を過ごす。
そのうち周囲を力ずくで従えるとか、そんなことはどうでも良い気分になっていた]

 つまんねえの。
 
[ここですることもなくなった。
警察の浮浪児狩りのほとぼりが覚めたら、孤児院を抜け出そうか。
まぁ、それまでは、せいぜい大人しくしてやろう]

(143) 2014/02/08(Sat) 17時頃

【人】 FSM団 ミナカタ

[そんなことを考えながら外をふらついていると、
街の少年達が小さな子供達に絡んでいるのに出くわした]

 ……確か、マドカだか――アヤだか、言ったか。

[年少の子供たちなど眼中になかったから、名前などろくに覚えていない。
円でも絢矢でもない、もっと別の子だったかも知れないが、兎も角、孤児院で見た顔だ。

放っておいても良かったが、子供がいたぶられている様子を見るのは、どうにも胸糞が悪い]

(144) 2014/02/08(Sat) 17時頃

【人】 FSM団 ミナカタ

[子供達を庇うように、少年達の前に割って入る]

 お前ら、その辺にしとけよ。
 男がガキ苛めてる姿なんざ、みっともなくて見られたもんじゃねェよ。
 
 ――あぁ? 俺が何処の誰かだって?
 んなもん、どうでも良いだろが。
  
[本人は穏便に諌めているつもりだったが、通じる訳もなく
売り言葉に買い言葉から、結局喧嘩になってしまう]

(145) 2014/02/08(Sat) 17時頃

【人】 FSM団 ミナカタ

 ……やっぱり、俺は弱くねえよな。
 
[少年達を余裕で追い散らしてから、自分の力を確認するように頷いて]

 お前ら、大丈夫か。
 外に用がねえなら、さっさと孤児院に帰りな。

[ぶっきらぼうに言葉を投げた*] 

(146) 2014/02/08(Sat) 17時頃

FSM団 ミナカタは、メモを貼った。

2014/02/08(Sat) 17時頃


【人】 FSM団 ミナカタ

―帝都・守護部隊養成所内、病室―

 安吾兄、――来てくれたのか。

[病室に現れた兄貴分の姿を見て、強張っていた顔が僅かに緩む。

この二年間、サシで喧嘩をして一度も勝つことの出来なかった相手は安吾だけだ。周はいつしか彼を"安吾兄"と呼んで、一目置くようになっていた。

壁に凭れかかり、ようやく立っていた身体を
彼に支えられて病室に戻り、ベッドに腰を下ろす]

(161) 2014/02/08(Sat) 18時頃

【人】 FSM団 ミナカタ

 ……俺は、大丈夫。 

 あいつらが何考えてるか、知らねえけど、
 俺みたいな手負いを嬲ってもしょうがねえと思ったんだろう。

[奇跡でも起きたか? という安吾の言葉に首を傾げつつ答え]

 それより理依やサミュエルは?
 零瑠や――他の皆は無事なのか? 

[逆に尋ねた]

(162) 2014/02/08(Sat) 18時頃

ミナカタは、イアンの告げる言葉に、耳を傾ける。

2014/02/08(Sat) 18時頃


【人】 FSM団 ミナカタ

[告げられる残酷な現実。>>164
一瞬のうちに、血の気が引いていくのが自分でも分かった]

 ――何だよ、それ。

 ふざけんなよ。
 ……あいつらが、何をしたってんだ。

[じっと床を睨み、歯を食いしばる。
逆上することなく、力なく首を振る安吾を責めたりもしない。

自分が喧嘩をしなければ、サミュエルと理依があの鬼に目を付けられることなど無かった筈だ。
怪我さえしていなければ、数え鬼のときに上手く立ち回ることだって出来た筈だ]

 俺が、悪いんだ――

[絞り出すように、言葉を零し
包帯を巻かれた手を血が滲むほどに、握り締めた] 

(170) 2014/02/08(Sat) 18時半頃

【人】 FSM団 ミナカタ

―むかしばなし―

[>>146自分の腕っ節を再確認し、何故、安吾に勝てないのか?
などと考えていると、ふいに上着の裾を掴まれた。>>168

不意の行動に怪訝そうに眉を顰める。
安吾との喧嘩は、既に孤児院の皆の知るところだ。
それなのに、何故、この子は縋るように自分なんかの上着の裾を掴む?]

 ……何だよお前。
 俺が怖くないのか?

[不思議そうに尋ねる周に答えるように、少女の裾を握る小さな手には力がこもるだろう]

(176) 2014/02/08(Sat) 19時頃

【人】 FSM団 ミナカタ

[わざとらしく空を仰ぎ、頭をひとしきり掻いて表情を隠し]

 お前、名前は? ……そっちの二人もだ。
 俺は周ってんだ。
 
[改めて、三人に名を尋ねる。
そうしてから、少女達を連れて孤児院に戻った。

粗暴な周が年少組と共に戻り、あまつさえ絢矢に"お兄ちゃん"などと呼ばれる姿に困惑した者もいただろう。
事情を問うような視線に、不快そうに眉根を寄せる。

――それは兎も角、この日以来
周の敵意や怒りの向かい方は少しづつ方向を変えていくことになる*]

(178) 2014/02/08(Sat) 19時頃

FSM団 ミナカタは、メモを貼った。

2014/02/08(Sat) 19時頃


【人】 FSM団 ミナカタ

―帝都・守護部隊養成所内、病室―

 安吾兄――?

[>>179いつもの陽気な兄貴分のものとは思えない、暗く厳しい声音に床に落としていた視線を上げる。

強く握り締めた拳に手を置き、語りかける安吾の言葉は、
自分の弱さに心折れ、愚かさに後悔していた周に福音のように響いた]

 本当に、強くなれるんだな。
 ……俺も、安吾兄みたいに。

(188) 2014/02/08(Sat) 19時半頃

【人】 FSM団 ミナカタ

[――やる。

最初から答えは決まっていた。
例え、安吾に真実を打ち明けられていたとしても、決して意志は揺らがなかっただろう。

周を突き動かす衝動は、怒り。
仲間達を弄び、戯れに死を撒き散らしていった、あの鬼達を赦すことなど出来るはずもなかったから。

休んでから、ゆっくり答えを考えろと制する安吾に頷いて、今は静かに瞼を閉じた*]

(189) 2014/02/08(Sat) 19時半頃

【人】 FSM団 ミナカタ

―むかしばなし―
 
[リカルダと名乗る少女が、歩きながら差し出す右手に当惑する。>>192
この手は誰かを殴り、傷つけることしかしてこなかった手だ。
誰かの手を取るなどしたことがない]

 ――……。

[自分の手とリカルダの手にそれぞれ一度、視線を向けてから
ようやく、小さな手を取った。

言いようのない不思議な気分を抱えて、孤児院への帰路を*辿った*]

(199) 2014/02/08(Sat) 20時頃

FSM団 ミナカタは、メモを貼った。

2014/02/08(Sat) 20時頃


【人】 FSM団 ミナカタ

―むかしばなし― 
 
[孤児院にも大分馴染み、孤児達に向ける感情も変わってきた頃。
『読書会』とやらで知識を仕入れてきた直円が、孤児の誰かにどこかの国のことや陰謀論を熱く語るのを、聞くともなく聞いていた]

 陰謀なぁ。
 直円のやつ、折角利口なのに……勿体ねえ。

[周はよく分からない事柄を延々と述べる様子に、溜息交じりに零した]

(202) 2014/02/08(Sat) 21時半頃

【人】 FSM団 ミナカタ

[けれど直円の知識に対して貪欲な様子や、難しそうな本を読んでいることには素直に感心する。

何しろ自分は無学の極みで、まともに読み書きなど出来やしないのだから。
ふと、零瑠に字を教わっているのか、読めた書けたと喜ぶ年少組の笑い声が聞こえてきたから]

 ――俺、もしかしてチビ共より、馬鹿なのか?

[恐ろしい事実に思いが至った*] 

(203) 2014/02/08(Sat) 21時半頃

FSM団 ミナカタは、メモを貼った。

2014/02/08(Sat) 21時半頃


ミナカタは、イアンは今頃、他の仲間のところを訪れているのだろうか。

2014/02/08(Sat) 22時頃


FSM団 ミナカタは、メモを貼った。

2014/02/08(Sat) 22時半頃


ミナカタは、明之進の手元の巾着は小洒落たものだったと、ふと思った。

2014/02/08(Sat) 23時頃


【人】 FSM団 ミナカタ

―むかしばなし―

[これは将来、傾城になれる器だな、と、真弓を初めて見たとき、そう思った。

見た目の美しさだけではない。
まだ幼くても、異性を惹き付ける何事かを彼女は持っていると。
色街で娼婦達に育てられた周にはなんとなくだが、感じられるのだ]

(234) 2014/02/08(Sat) 23時半頃

【人】 FSM団 ミナカタ

[ある日、真弓が街でひどく絡まれた後、年長の孤児達から
彼女が外出するときに付いていってくれと頼まれたことがあった]

 用心棒役ね。
 あいつのことが気になるなら、お前らがやりゃあ、良いのにな。
 
 ……ま、いーけどさ。
 俺が一緒で、かえって絡まれることになっても知らねえぞ。

[真弓を気に入っているらしい、理依やサミュエルの方が適任だとも思ったが、頼られるのは悪い気分ではない]

(235) 2014/02/08(Sat) 23時半頃

【人】 FSM団 ミナカタ

[真弓の用事に付き合う道すがら、話し掛けられても、返す返事は、あぁ、だとか、そうか、など気のないものばかり。

別に彼女との会話が嫌なのではなく、何を話してよいのか分からないだけのことだが、きっと真弓は気を悪くしたのだろう。

帰り道、孤児院へと向かう寂しい裏路地には二人の足音以外、聞こえるものは無かった]

(236) 2014/02/08(Sat) 23時半頃

【人】 FSM団 ミナカタ

[結局何事もないまま暗い裏路地を抜け、茜さす夕暮れに照らされた真弓の横顔に周は思わず目を奪われる。

呆とした表情で、急に立ち止まった周を真弓はどう思ったか。
振り向いた彼女の表情は逆光で分からなかった。
   
熱くなった頬をごまかすように掻きながら、――黄昏時で助かった、と小さく呟いた*] 

(237) 2014/02/08(Sat) 23時半頃

【人】 FSM団 ミナカタ

―むかしばなし―

 それ、お袋さんの形見か?

[一人、縮緬の巾着を大事そうに眺める明之進に声を掛けた。
絢矢やリカルダたちとの一件後、他の孤児たちとも話くらいはしておくか、と考えた結果の行動だ]

 あぁ、別に、寄越せとか見せろってワケじゃねえよ。
 ちょっと、綺麗だと思ったんでな。

 ……俺はお袋の面も名前も知らなくてさ、
 それで、気になっちまったっていうか。

[少年の黒瞳にじっと見詰められ、何故か言い訳がましい言葉が口をついた。
挙句、不必要なことまで言葉にしてしまったから]

 驚かせて、悪かったな。

[ああ、柄にもないことをしちまった、と。
バツが悪そうに、くるり、背を向けた*] 

(241) 2014/02/09(Sun) 00時頃

【人】 FSM団 ミナカタ

―むかしばなし:hands―

[あれ以来、リカルダは周が喧嘩をして帰って来る度に、
他者を傷つける為の手を包み込むように握ってくるようになった。

無碍に振り払うことも出来ず、手が汚れるから、やめとけ、という制止も、彼女にとってはどこ吹く風のよう。
結局根負けして、自分には無い感情だが父親が恋しいのだろうと結論付け、リカルダの好きにさせてやることにした]

 ……けどさ、リッキィ。
 お前も、つくづく物好きなヤツだよな。
 
 俺じゃなくても、寂しいなら、
 手を握ってくれる相手は此処ならいくらでもいるだろ。
 
[その日も黙って小さな手を重ねてくる少女に、不思議そうに尋ねた]

(248) 2014/02/09(Sun) 00時半頃

【人】 FSM団 ミナカタ

―そして、現在・病室:hands―

[安吾と面会したあと、少し仮眠を取るつもりが本格的に眠ってしまったらしい。

懐かしい夢を見ていた。

目を覚ませば陽は疾うに暮れ、病室にも夜の帳が降りていた。身体の痛みは残っているが、動けないほどではない。

目尻に涙が滲んでいることに気付き、ベッドに横たわったまま右手で擦ろうとして、リカルダはあのとき、自分の問いかけ>>248に何と答えたんだっけかと――そんなことが気になった]

 ――……。

[今、傷つき血の滲むこの手に、重なる小さな手はない。

ああ、寂しいな――ほたり、止められない涙が落ちた*]

(251) 2014/02/09(Sun) 00時半頃

FSM団 ミナカタは、メモを貼った。

2014/02/09(Sun) 00時半頃


【人】 FSM団 ミナカタ

―現在・守護部隊養成所―

[傷が癒えるのを待って、ようやく訓練に参加する許可が下りた。

腕っ節には自信があったが、実戦を潜りぬけてきた隊員達にしてみれば周の実戦経験など、ガキの喧嘩のそれでしかない。
さんざっぱら殴られ蹴られして鍛えられる日々の中、少しづつ戦い方を身に付けていった。

時間を見つけては養成所の寮の裏庭の片隅で、独り撃剣の稽古をするのが日課になっていた。
的打ちと、歩法の修練を、ただ丹念に繰り返す。

あのときと――孤児院が火に包まれたあの日とは違い、殺意も怒りも衝動は裡に秘めて。
金色の鬼を討つ為の剣を練り上げていく]

(256) 2014/02/09(Sun) 01時頃

【人】 FSM団 ミナカタ

―むかしばなし―

[明之進の前から立ち去ろうとすると、服の裾を引かれて制止される。振り返れば無色の笑み。

内面を窺うことすら出来ない不思議な貌を見せる、明之進という少年に少なからぬ興味を覚え、母の喪失>>241を問われれば、今更隠すこともないので包み隠さず話した]
 
 生きてんだかどうだか、
 もう、それすら分かりゃしねえだろうな。
   
 お袋代わりに面倒見てくれたのは何人もいたけど、
 本物の母親ってェわけじゃないからな。
 
[だから、明之進の口する感覚は実感したことがない。

娼婦達は周を可愛がってくれたが、あれは息子ではなく、捨てられた犬猫の仔の面倒を見るような心情ではなかったかと思う。
それでも、彼女達への感謝は変わらないのだが]

(283) 2014/02/09(Sun) 02時半頃

【人】 FSM団 ミナカタ

 温かい、か。
 俺にはよくわからんなぁ――

[>>264腕組みをし首を傾げる周の頭に、明之進の手が伸ばされるが、身長差のせいでその手はぺたり、額を叩くことになる。

最初彼が何をしたいのか、全く理解できなかったが
懸命に手を伸ばす様子に何事かを察し、膝を屈める]

 ……お前なぁ、男はどう頑張ったってお袋にはなれねえぞ。

[そう口にするが、頭を無心に撫で続ける明之進の貌を見て、知らず口元が緩んだ*]

(286) 2014/02/09(Sun) 02時半頃

【人】 FSM団 ミナカタ

―むかしばなし―

 ふ、へ?

[真弓の唐突な問い>>285に不意を突かれたせいで、情けない声が零れた]

 な、何言ってんだ、お前
 ……って。

[逆光の眩しさに細めた目に映るのは、悲壮感漂う真弓の貌。
自分の態度が彼女の気を損ねるどころか、ひどく傷つけてしまったらしいことに気付き狼狽する]

(292) 2014/02/09(Sun) 02時半頃

【人】 FSM団 ミナカタ

 違うって!
 別に、お前のことが嫌いとか、そんなんじゃねえって!
 どっちかって、言うと――好みの顔だし……
 そうじゃねえ! 何言ってんだ、俺は。

 ……兎に角だ。お前を嫌ってるとか、そんなことねえよ。

[「わたしのこと嫌い?」と擦れっ枯らしの娼婦にからかわれることはあったが、自分と近い年頃の娘にこんな悲しげな貌で問われるなど、初めての経験だ。

焦りを隠せずに一息に*捲くし立てた*]
  

(293) 2014/02/09(Sun) 03時頃

FSM団 ミナカタは、メモを貼った。

2014/02/09(Sun) 03時頃


【人】 FSM団 ミナカタ

―回想・帝都守護部隊養成所―

[入隊が許された頃。
訓練が終われば焦燥と怒りにまかせ、自分を苛むように木刀を振り、精も根も尽き果てては泥のように眠る。

――そんな日々を、ただ繰り返していた]

(340) 2014/02/09(Sun) 15時頃

【人】 FSM団 ミナカタ

[今日も木刀をひたすらに振り回し、やがて体力を使い果たし地に伏す。
既に日は暮れ周囲は昏い。空には白く輝く満月。
月光の下、倒れたまま呼吸を整える周の上に不意に影が過ぎる。

ふと其方へと首を向ければ、いつの間にか傍らにやって来ていたジャニスと視線が交錯した]

(341) 2014/02/09(Sun) 15時頃

【人】 FSM団 ミナカタ

 ――ハイムゼート教官。

[起き上がろうとすると、ジャニスに手で制される。
だが、さすがに寝たままという訳にもいかず、半身を起こした。
何故、誰にも相談せずに独りで木刀を振るのか。
問われれば]

 安吾兄――。
 津久居教官……だけじゃなくて、
 他の教官にも、面倒かけるわけにいかねえ――いきませんから。
 
[そんな、殊勝な答えを返す。
孤児院を襲撃した金色の鬼――始祖との戦いで、帝都守護隊は大きな人的損害を受けた。
教官役の隊員は訓練生の世話以外にもするべきことは幾らでもある]

(342) 2014/02/09(Sun) 15時頃

【人】 FSM団 ミナカタ

[答えたのは理由の半分に過ぎない。
だが隠しているつもりのもう半分の理由――焦燥と怒りなど、疾うにジャニスは見抜いているだろう]

 ――……。

[ジャニスは僅かに考える素振り。
そして、見て覚えろとばかりに剣術の基本となる歩法を示す。

知らしめられるは武の精髄の一端。弱き人間が鬼と戦う為の術。

やってみろ、などと言われるまでもない。
今、目の当たりにした技術を血肉にせんと立ち上がる*]

(343) 2014/02/09(Sun) 15時頃

【人】 FSM団 ミナカタ

―帝都守護部隊養成所―

[訓練終了後、日課の独り稽古を始める。
ジャニスに教えられた歩法を脳裏でなぞり、ゆっくりと型をさらっていく。
一頻り型をさらい、呼吸を整えて水を飲んでいると、稽古が一段落するまで待っていたらしい、キャロライナに声を掛けられた>>295]

 組手の稽古?
 ……ああ、俺は構わないぞ。
 
[申し出を快諾し、模擬刀を構える。
実戦さながらの訓練を日々行えるのは偏に聖水銀の力によるものだ]

 いくぞ。 ――――っ。

[互いに剣を向け合うや否や。裸足の足で地を掴み、蹴る。
撃ち込み、捌き、また撃ち込む。

周の口から零れるのは荒い呼吸の音だけ。
気合も掛け声なく、己の全てを得物の切っ先に込め、キャロライナの動きを全身で捉えようとする*]

(344) 2014/02/09(Sun) 15時頃

FSM団 ミナカタは、メモを貼った。

2014/02/09(Sun) 15時頃


【人】 FSM団 ミナカタ

―むかしばなし―

[>>315理依に格闘の練習をしようと提案されたとき、少し前に企てていた襲撃計画を知られたのかと、僅かに口元が強張る]

 ――……。

[バツの悪さもあったし、彼の出方も見たかったので、仕方なしに練習と称する殴り合いに付き合うことにしたが
理依の本気ぶりに、やはり計画に気付かれていたのだと確信するも、今更降りるわけにもいかず
最後は本気の殴り合いになってしまった。

孤児院の職員達に引き離され、これからどうしたものかと考えていると、喧嘩も襲撃計画の存在もなかったかのように、理依は気軽に話しかけてくる]

(351) 2014/02/09(Sun) 16時頃

【人】 FSM団 ミナカタ

 ……ったりめえだ、踏んだ場数が違えっての。 

[理依の感想に、そう口にはするが、膂力や喧嘩の経験で及ばない分、知恵を使い小技を駆使する彼は、正直なところやりにくい相手だ]

 ……安吾の野郎は――あの強さはおかしいだろ。
 けど、次にやったら、絶対に負けねえ。 

 それよりも、お前、俺のこと馬鹿だと思ってんだろ。

[実際、馬鹿なのだが]

(352) 2014/02/09(Sun) 16時頃

【人】 FSM団 ミナカタ

―むかしばなし―

 ……何故、腕っ節が強いかって?
 俺らみたいのは、弱けりゃ死ぬしかねえだろが。

[>>318それから理依とは言葉を交わすことが多くなり、お互いの過去すら語るようになっていた。
いつしか、彼が裡に隠していた罪を打ち明けてきたとき]

 ……俺もさんざっぱら、ろくでもないことはしてるしな。
 その事を悔やむことだって、あるさ。
 
[窃盗、暴行、恐喝――生きるために悪事に手を染めたこと。
理依とサミュエルを襲撃し、孤児たちを牛耳ろうとしたこと。
理依には全て話したが、とてもリカルダや絢矢たちに話すことなど出来ない]

(357) 2014/02/09(Sun) 16時半頃

【人】 FSM団 ミナカタ


 楽になりたいだけなら、とっととサミュエルに懺悔でもなんでもすりゃあいい。
 あのお節介焼きは、きっと、それで赦してくれるだろうさ。
 
 ……けどよ、それで、お前は自分を赦せるのか?
 本当に後悔してるってんなら、……手前のやったことは、最期まで手前で抱えていくしかねえだろ。


 ――まぁ、俺も偉そうに言える立場じゃないか。

[思うところを口にし――あぁ、柄でもねェ、と付け加えた*]

(358) 2014/02/09(Sun) 16時半頃

FSM団 ミナカタは、メモを貼った。

2014/02/09(Sun) 16時半頃


【人】 FSM団 ミナカタ

―現在・帝都守護部隊養成所―

 おう、来やがれ。

[>>317訓練を挑んできたサミュエルに、不敵な笑みを向ける。

周の得物は雌雄二口の白鞘の日本刀。
匕首は懐に呑んだまま、一尺八寸の長ドスを構える。
対するサミュエルの武器は、凶悪な切っ先もつ九節鞭]

 行くぞ――。

[地を蹴り、一筋の矢の如く飛び出す。
振り降ろされる九節鞭を、かわし、距離を詰める。

ジャニスに授けられ、磨き抜いたた歩法は、サミュエルの速さには及ばずとも、変幻自在の動きで九節鞭の的を絞らせない。

自分もサミュエルも――孤児院の仲間達も強くなった。
それでも金色の鬼を討つには、まだ足りない。
だから、周は貪欲に力を求め続けるのだ*]

(364) 2014/02/09(Sun) 17時頃

【人】 FSM団 ミナカタ

―むかしばなし―

 ――子分だぁ?

[円のおねだりに、つい、素っ頓狂な声が出てしまった。>>363

気まぐれで街の少年達を叩きのめし、少女達を保護した帰り道。
かっこいい、子分にしてよ、と瞳を輝かせて纏わりつく円に、しっしっと追い払うように手を振る。

三人の少女達はそれぞれ、違うやり方で周を当惑させる。
色街にいた頃、女衒が『女は弱いが弱いからこそ強いし、怖い』と言っていたことを何故か思い出す]

(366) 2014/02/09(Sun) 17時半頃

【人】 FSM団 ミナカタ

 俺みたいのに懐いてどうすんだ。
 子分になりてえんなら、もっと全うなヤツにねだれ。

[全うなヤツとやらが、少女を子分になどする筈もないのだが]

 ……あぁ、もう、うるせえな。
 少し黙ってろ。
  
[周囲を飛び跳ね、わいわい騒ぐ円の口に、取って置きの黒飴を放り込む]

 おら、帰るぞ。

[彼女が望むなら孤児院への帰り道、空いている右手を差し出すだろう*]

(367) 2014/02/09(Sun) 17時半頃

FSM団 ミナカタは、メモを貼った。

2014/02/09(Sun) 17時半頃


【人】 FSM団 ミナカタ

[>>369長ドスと九節鞭が交錯し、金属音を立てる。
両手に力を込め、そのまま押し込もうとすると、逸らさず睨みつけていたサミュエルの眼光がふと緩む]

 ……おい、サミュエル。

 手前から挑んできたくせに、気合抜いてんじゃねえよ。 
 それとも、俺相手じゃ物足りないってか?

[周の言葉を無視して、サミュエルが言葉を紡ぐ。
彼が得物を下ろしたので、長ドスを鞘に納めて話に耳を傾ける]

(373) 2014/02/09(Sun) 17時半頃

【人】 FSM団 ミナカタ

 ……あぁ、そうだな。

[>>371始まりの夜のことを口にするサミュエルに頷く。
あの夜の怒りは決して消えない焔となって、未だにこの胸の中に燃え続けている]

 何の為、だ――?
 そりゃあ、あの金色をブチ殺す為に決まってるだろうが。

 ……お前、何が言いたい。
 回りくどいのはタチじゃねえだろ。

[しゃがみ込み、言葉を紡ぐサミュエルを睨みつけた]

(384) 2014/02/09(Sun) 18時頃

【人】 FSM団 ミナカタ

 楽しそう――、だと?

 ……どういう意味だ。

[仲間の思いもかけない言葉に、眸に怒りのいろが浮かぶ。
今の周を形作る根底を、あの夜の真実を知るサミュエルだけは
知ってくれていると――そう思っていた]

 俺が遊んでるとでも、言いたいのか!?
 おい、サミュエル、待ちやがれ!!
 
[言葉の真意を問い質そうと、伸ばした手は届かない]

 クソ、何だってんだ!!

[サミュエルが姿を消した方を睨み、忌々しげに地を蹴った*]

(385) 2014/02/09(Sun) 18時頃

FSM団 ミナカタは、メモを貼った。

2014/02/09(Sun) 18時半頃


【人】 FSM団 ミナカタ

―むかしばなし―

[周の何気ない問い>>248
不思議そうに首を傾げたリカルダの表情が、みるみる曇っていった。
どうやら、何か拙いことを口にしてしまったらしい。
だが詫びるにせよ、どうせよ、自分の言葉の何がいけなかったのかが分からない]

 おい、リッキィ――

[尋ねようとするが、リカルダは拒絶の言葉と共に駆け去ってしまう]

 どうしたってんだ、待ってくれよ……おい。

[慌てて小さな背中を追いかけた]

(386) 2014/02/09(Sun) 18時半頃

【人】 FSM団 ミナカタ

[リカルダが駆け込んだ、彼女のベッドのある部屋。
その扉の前で、呼びかける]

 ……おい、リッキィ、話を聞いてくれ。――入るぞ。

[許しが出るのなら部屋に入り、そうでないのなら扉の前に立ったまま]

 あのな、リッキィ、俺も大概、無神経だから、……お前が何で怒ってるのか良く分からねえ。
 けど、理由を知らないで、上辺だけで謝るわけにもいかねえだろ?

 だから、今すぐじゃなくてもいいから、落ち着いたら、理由を教えてくれよ。勿論、俺だってきちんと考える。

[取り合えず、言いたいことはそれだけだ、と背を向け]

(391) 2014/02/09(Sun) 19時頃

【人】 FSM団 ミナカタ

 それと、な。

 ……俺みたいな野郎の手を取ってくれる物好きなんて、
 お前以外にいるわけねえだろ。

[そう付け加えた*]

(392) 2014/02/09(Sun) 19時頃

【人】 FSM団 ミナカタ

―現在・帝都守護部隊養成所―

 おい、サミュエルの野郎を見なかったか?
 ……そうかい、見つけたら話があると伝えてくれ。

[噛み付きそうな勢いで他の隊員にサミュエルの居場所を尋ねるが、彼の居場所は分からなかった。
一方的な言葉の真意がどこにあるのだろう]

 クソ、あの野郎、なんだってんだ。

[毒づきながら、自室、食堂、道場――と捜し歩く]

(395) 2014/02/09(Sun) 19時頃

FSM団 ミナカタは、メモを貼った。

2014/02/09(Sun) 19時頃


【人】 FSM団 ミナカタ

―養成所の庭―

[>>399庭の片隅にある訓練所には不似合いな小さな畑で、サミュエルの姿を見つけた]

 なるほど、
 ……考えてみりゃあ、ここが大本命だよなぁ。

[特別措置で与えられたらしい畑に、時間を見つけてはやってきて
せっせと野菜の面倒を見るのが、サミュエルの楽しみだ。
孤児院時代から続く彼の趣味を思い出すまで、かなりの時間を費やした。

そんなことにも思いが至らないとは、相当頭に血が登っていたらしい]

 ……あれだけ、お前が丹精してるんだ、
 不味いわけねえだろ。 

[サミュエルの後ろに立ち、彼の独り言に答える] 

(400) 2014/02/09(Sun) 19時半頃

【人】 FSM団 ミナカタ


 で、さっきのアレ、……どういう意味だ。

[サミュエルの後ろに立ったまま問いかける。
だから、彼がどんな思いでいるのかは窺えない。

既に怒りは去っていた。
ただ、自分を良く知るはずの彼が、
何故、あんな発言をしたのか真意が知りたかった]

(401) 2014/02/09(Sun) 19時半頃

【人】 FSM団 ミナカタ

[サミュエルが背を向けたまま零すは、悔恨の言葉。>>402
彼が語り終わるまで、口を挟まずに耳を傾ける]

 ……馬鹿か、てめえは。
 
 サミュエルは悪くねえ。――悪いのは、俺だ。

 だって、そうだろ?
 あんとき、……俺が下らない喧嘩なんざしなけりゃ
 お前も理依も家でチビ共と飯食ってられて、あんな化け物共に目を付けられることなんざ、なかった筈だ。


 だから、――死ぬべきは俺の方だよ。

[>>403ゆっくり振り向くサミュエルの双眸をじっと見詰めて、答えた]

(405) 2014/02/09(Sun) 20時頃

【人】 FSM団 ミナカタ

[静かな怒りの言葉は核心を突いた。
やはりサミュエルは、周のことをよく知っていた]

 ……それを言うなら、お前だって同じだろうが。
 分からないとでも思うのか。

 俺があんぽんたんなら、お前は馬鹿野郎だ。

[そう言い返すが、戦って死ぬつもり、という言葉は否定しない]

(407) 2014/02/09(Sun) 20時頃

【人】 FSM団 ミナカタ


 ……見ろよ、この畑。
 
 お前は俺みたいな、他人を傷つけるだけのろくでなしと違う。
 きちんと生きていけるヤツだ。

 そんなヤツをこんなことに巻き込んじまって、赦されるわけ、ねェだろが!

[本当はサミュエルにも、他の皆にもこの戦いから降りて欲しい。
けれど、それは今更叶わぬ願いだ]

(408) 2014/02/09(Sun) 20時頃

FSM団 ミナカタは、メモを貼った。

2014/02/09(Sun) 20時半頃


FSM団 ミナカタは、メモを貼った。

2014/02/09(Sun) 21時頃


【人】 FSM団 ミナカタ

[さらにサミュエルに言い返そうとして]

……俺がお前らの希望?

[耳に落ちた思わぬ言葉>>409に瞬き、口を閉ざす。

こんなろくでなしの姿が、誰かの支えになっているのだと。
馬鹿野郎でも、後に続く子供たちの範になっているのだと。
このお節介な仲間は、そんなことを言うのだ]

 ――……。

[座り直すサミュエルの対面に、自分もまた腰を下ろし、その言葉を静かに噛み締める]

(414) 2014/02/09(Sun) 21時半頃

【人】 FSM団 ミナカタ

[サミュエルの言葉を最後まで聞き終わってから]

 言いたい放題、言いやがって。

 手前のやったことは、最期まで手前で抱えろ、か。
 ……ったく、偉そう台詞だよなぁ。

[それはいつか、理依に罪を打ち明けられたときに>>318、彼に向けた言葉が>>358 いつの間にか周の上にも降り掛かってくる。

そして、責任は犯した罪だけではなく、勝ち取った信頼にもあるのだと。
サミュエルに指摘されるまで、そんな当たり前のことすら、忘れていた]

(415) 2014/02/09(Sun) 21時半頃

【人】 FSM団 ミナカタ

 本当、昔っから、お前の小言にゃ敵わねェよ。

[お手上げのポーズを取ってみせてから、表情を引き締める]
 
 今は、未だ、この戦い方を変えるって……約束はできねえ。 
 けどな、お前の言葉はきっちり胸に仕舞っとく。
 
 勿論、命を粗末にするつもりはねえさ。
 ――俺が言えるのはこれだけだ。

[感謝と侘びとを込めて、頭を下げた]

 ……だから、お前も死に急ぐな。生きて帰れ。
 そうじゃねえと、約束する相手がいなくなっちまうからな。 

[にぃ、と口の端を吊り上げてみせた*]

(417) 2014/02/09(Sun) 21時半頃

【人】 FSM団 ミナカタ

―波羅宿―

 向こうさんが此方に気付いた様子は?

[経験を積む為に派遣された実戦の場。
隣に並び立つ観測役の絢矢に問う。

彼女は戦士になってから、随分と変わってしまった。
そんな絢矢を、戦う機械のようだと称する者もいたかも知れない。
けれど、その心の優しさは変わってはいないことを周は知っている]

(422) 2014/02/09(Sun) 22時頃

【人】 FSM団 ミナカタ

 ……分かった。初撃は任せろ。
 俺は南側から回って、其方に追い込む。
 
 トドメは北側組に任せる。 

[絢矢の指示>>423に従い、南側に回り込んだ]

(425) 2014/02/09(Sun) 22時頃

【人】 FSM団 ミナカタ

―波羅宿―

[8公像のある広場に立ち、長ドスを抜き放つ]

 帝都守護隊、南方 周、――推して参る!

[名乗りをあげ獲物を気を引くや、地を蹴り猛然と駆け出す。
サミュエルほどの達人ではないが、脚力に任せた踏み込みで一挙に敵との距離を詰める。

――閃。

長ドスが陽光を受け、妖しく煌いた。
白紙紅眼の少女は慌てて飛び退り、左腕と引き換えに致命的な一撃を避けた]

(428) 2014/02/09(Sun) 22時頃

【人】 FSM団 ミナカタ

[首を落とすつもりで撃ち込んだ初撃を避けられても、周は慌てない。

すぐ後ろを駆けるサミュエル。北側に向かった絢矢達。
共に戦う仲間を信頼しているからだ。

先陣を切るスタイルは変えるつもりはないが、自分の命の変わりに、仲間への信頼を掛札にして戦うことが、サミュエルの言葉への答えだった]

(432) 2014/02/09(Sun) 22時半頃

【人】 FSM団 ミナカタ

[自分一人で戦況を決定付けようとするような無理はしない]

 噛み殺せ、『夜刀』!!

[号令一宣、長ドスの刃は凶暴な光放つ鞭剣となり、距離を開けようとした
白髪紅眼の少女の足元を襲う。

合図などいらない。
黙っていても、サミュエルは連携してくれるはずだ]

(441) 2014/02/09(Sun) 23時頃

【人】 FSM団 ミナカタ

[周の鞭剣とサミュエルの九節鞭が、交互に煌くたびに
少女吸血鬼は北側で待ち伏せる絢矢達の元へ追い込まれていく]

 ――後は、任せたぞ。

(443) 2014/02/09(Sun) 23時頃

【人】 FSM団 ミナカタ

―むかしばなし―

[>>419リカルダが話しを聞いてくれたことに、とにかく安堵する。
去り際、呼び止められ振り向けば、いつの間にかベッドから跳び出していた彼女に、真摯な視線>>420を向けられる]

 そっか、ありがとな。

[「いつでも…、いる、よ」
どこか恥ずかしそうに告げられる、そんな言葉に口元が綻んだ]

(444) 2014/02/09(Sun) 23時頃

【人】 FSM団 ミナカタ

[>>421次の日の夜、リカルダがやってきて、つっかえつっかえ主張する言葉を頭の中で組み立てる。
彼女は自分が甘えたかったのではなくて、周を心配していたのだと]

 ……なるほどな。
 確かに、お前が怒るのは当然だ。

 すまなかった。

[真剣な表情で頭を下げた。
――いつか周が、リカルダの胸の裡に秘められた本当の理由を、知ることはあるのだろうか*]

(445) 2014/02/09(Sun) 23時頃

【人】 FSM団 ミナカタ

[不意に動き出し、背後を突こうとする赤髪隻眼の吸血鬼に
先に気付くのは、周の背後を守る形で連携していたサミュエルだろう]

 ――――っ。

[サミュエルの注意を促す、短い叱咤に周が振り返る刹那。。
鬼は九節鞭を紙一重でかわし、鞭剣が伸びきったままの周に鋭い爪を振り下ろす]

(448) 2014/02/09(Sun) 23時半頃

【人】 FSM団 ミナカタ

 ――ッ!!

[懐に呑んだ匕首を逆手で引き抜き、赤髪隻眼の鬼の爪を間一髪弾いた。
匕首『夜刀』は金剛不壊。
鬼の爪すらものともせず、逆に打ち砕いてしまう。

そして、がら空きの背を見せた鬼に襲い掛かるはサミュエル]

(450) 2014/02/09(Sun) 23時半頃

FSM団 ミナカタは、メモを貼った。

2014/02/09(Sun) 23時半頃


【人】 FSM団 ミナカタ

―波羅宿―
 
[絢矢の投擲したくない>>451に残った片目を奪われ、悶絶する鬼の首を九節鞭がいとも容易く刈り取った]
 
 ――ったく、肝が冷えたぜ。

[油断をしていたわけではないが、不意を突かれるところだった。
やはり実戦は計画通りにはいかない]

 向こうも終わったみたいだな。

[投擲された絢矢の得物を、赤髪無眼の首から引き抜き、北側組の方へと歩き出した]

(456) 2014/02/09(Sun) 23時半頃

FSM団 ミナカタは、メモを貼った。

2014/02/10(Mon) 00時頃


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