人狼議事


204 Rosey Snow-蟹薔薇村

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視点: 人


【人】 営利政府 トレイル

―翌日―
[よすぎる耳がもたらす弊害は、昔より多い。
声が出なくなった分、他の音をよく拾うようになって、トレイルはその夜も夢を見ていた。
ぐるぐると回るのは、日の変わる前の出来事


――なら、いい。
――で、よかった
雪がやんだ後の話
説得を
食べたくない


昨日実際に聞いていない音までも
頭の中にあふれている。
止めて、止めて、やめろ――――!!

叫び、跳ね起きたつもりだった。
相変わらずトレイルに声は無い]

(5) 2014/11/19(Wed) 12時頃

【人】 営利政府 トレイル


[トレイルの一日は、絶望から始まる]
 

(7) 2014/11/19(Wed) 12時頃

営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/19(Wed) 12時半頃


【人】 営利政府 トレイル

[浴室の出来事
あれは
衝動をすり替えた肉欲だったのかと
今更知った。

違った――――

無知故に遅れて気付いた情報は
酷くトレイルを傷つけた

食べられずとも、聞ける音
食べられる際には、聞けぬ音
シメオンはきっと、あの音を聞いていない
喰われた彼の様子を思い出す。

あれは、嫌だ
なんて、醜い]

(8) 2014/11/19(Wed) 12時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[己の悲鳴の醜さに、
声を失ったトレイルには
耐えがたい姿

あれが食われた結果
ノックスが見せて
望んだだろう通り

トレイルの身には今
衝動の欠片も残っていない]

(9) 2014/11/19(Wed) 12時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[それに
――――僕は、


劣等感と嫌悪感、
焦燥は消え
今はただ、諦めが
トレイルの心を支配している]

(10) 2014/11/19(Wed) 12時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[ため息も出ない。

トレイルは、半身起こしたまま
近くをたどる指を掴んで、導いた。
撫ぜてくれる髪でなく、頬へ。

此処にいる、と
伝えるように]

(12) 2014/11/19(Wed) 12時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[繰り返される
呪いのようだ。

ちゅ、とたてられた音を
聞きながら微笑んで
周囲を見渡し、ニコラがいないことに眉を下げる。

首を傾いで
肩口から鎖骨の傷をふさぐようにまいた生成り色に触れた。
ゆっくりと首を僅かに振る。
どれが痛みなのか、もうわからない
あげていた熱は、冷めた]

(20) 2014/11/19(Wed) 13時頃

営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/19(Wed) 13時頃


【人】 営利政府 トレイル

[彼の手は触れられるままにして
トレイルはビスケット色に、右の手を伸ばす
手遊びしている間、穏やかな表情で]

 ……

[食べ物。
流石に何か口にしないと、動けなくなる。
頷いた。
とても、従順に]

(25) 2014/11/19(Wed) 13時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[いつも通りの、黒の衣服。
全てを塗りつぶす、絶望のいろ。

大きく開いた首回り
いつも下げていたチェーンは無い。
そこから覗く生成り色
ゆっくりさすりながら、ノックスに続く。
扉を閉じる音が後ろに

廊下。
久しぶりに見る姿だ。

赤黒く
汚い

ノックスの名を呼ぶニコラ
ぼんやりと、彼の音の意味を考える]

(34) 2014/11/19(Wed) 14時頃

トレイルは、ノックスを見上げ、それからニコラへ視線を移した。

2014/11/19(Wed) 14時頃


トレイルは、ニコラスとシメオンの姿が重なって見えた。無表情に彼を見つめ続ける。

2014/11/19(Wed) 14時頃


【人】 営利政府 トレイル

―3F廊下―
[汚れたニコラに近づけない。
トレイルは、視線を逸らされて瞳を細めた。
遠くを見つめるまなざしの先に、二人の姿。

立ち尽くしたまま
両手を胸元まで持ち上げて
箱の形を作る。
それから、卵型にまるく。

ニコラの唇から毀れる
ストリンジェンドに近い
羅列

きっと、彼はノックスと同じことをした。
箱の話を、忘れた彼に
思い出させるための仕草は

見えなければ伝わらない]

(44) 2014/11/19(Wed) 14時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[トレイルは、ニコラが食べたモノを知らない。
ディーンとプリシラと、ニコラ
最後に見た居間の様子

汚い色
綺麗にしないと

ニコラから視線を外すと
トレイルは
促されるまま、階下へ向かう]

(49) 2014/11/19(Wed) 15時頃

【人】 営利政府 トレイル

[二階の居間へ向かっていたから
ノックスとニコラの声が傍にあったから
三階の、扉を隔てた先で
どれほど調子はずれの音が流れようと
幸いにもトレイルが気付く事はなかった。

ディーンを食べたのか

シノワズリがちらとニコラを映した
呆れたようにも見える顔で。
血で汚れた彼
台所、湯を沸かせる場所

ニコラは衝動の制御も出来ない大きな子供だ
ノックスに学べばいい
きっと、彼と同じになる。

――――疎外感。
同じ衝動を、トレイルは感じたことがない]

(53) 2014/11/19(Wed) 15時半頃

【人】 営利政府 トレイル

―居間―

[たべられたい
浮かんだ言葉を、笑みで消した。
あの音は、食事の音じゃない。
これは衝動じゃない。

ソファを動かす様子を見て、首を傾ぐ。
火を起こすノックスから、告げられるまま
トレイルにも出来る、湯を沸かす作業にうつる。

沸騰するのが待ちきれないから
ぬるま湯を深鍋に汲んでペチカの傍へ。

昨日作ったのだろう食事を見つけたが
手はつけなかった]

(60) 2014/11/19(Wed) 16時頃

【人】 営利政府 トレイル

[ノックスとニコラの傍にきて、ぺたりと座り
包帯をなぞりながら、首を傾ぐ。

なりたい?
誰かにじゃない
昔の僕になりたい。
声を
音を
取り戻したい

未だ、恋しい、感情を知らない。
執着は、見つけた気がしたけれど。

故に彼の問いかけはわけがわからない]

(62) 2014/11/19(Wed) 16時頃

トレイルは、ニコラスが何と答えるのだろうと、ぼんやり見つめた。

2014/11/19(Wed) 16時頃


【人】 営利政府 トレイル

―居間―
[>>64綺麗だと繰り返すニコラの手の中を
トレイルは覗き込んだ。

いびつな丸い、固まりは
やがてニコラの手の中で、
透明感を失い、朽ちていくんだろう

瞳を細めて、微笑む。

汲んできた湯は真っ赤になった
彼を拭う布も。
ノックスの声>>66
そう、声は戻らない
昨日も、今日も、きっと明日も。
絶望はいつも傍にあるから

トレイルはあきらめる事が随分上手くなった。
癇癪を起す頻度も、昔よりは減った]

(70) 2014/11/19(Wed) 16時半頃

トレイルは、ノックスがお茶を、というから、そっと腹を抑える仕草。

2014/11/19(Wed) 16時半頃


【人】 営利政府 トレイル

[飛んできた毛布を受け取る事に失敗し
頭から被ったトレイルの表情は
幸いにも、ニコラには見えなかったろう。

低く震える音。
そんな声を向けられたのは随分久しぶりだ。

驚いたような悲痛に歪んだ顔は
すぐに諦めを浮かべて、微笑み

ゆっくりと息を吐く。
毛布を引きずり、体に巻きなおして
ペチカの火が部屋を暖めてくれるのを待った。

腹をさする。
喉も渇いた]

(74) 2014/11/19(Wed) 17時頃

トレイルは、マグカップの中身は、まだ減らない

2014/11/19(Wed) 17時半頃


【人】 営利政府 トレイル

[手の中のマグカップ
中身が揺れるのを、見て
また顔を上げる。

暖かい
喉が、いたい

――好きの結晶?
その、固まりが。

ディーンを、すき?

どうして。
だって、会ったばかりだ]

(83) 2014/11/19(Wed) 18時頃

【人】 営利政府 トレイル

[ノックスの言葉と、ニコラの様子と
トレイルは、ぼんやりと
>>77ペチカの上でことことと音を立て始めた鍋を見る。

ノックスは直ぐに戻ると言ったのに。

ちらとニコラを見て、瞬いて
不思議そうな顔をして
真呼吸をしていた彼に向き合い
唇から透明な音をこぼす。


好きって、何?


ノックスの話す、箱の話と違う答えが聞けるかどうか]

(85) 2014/11/19(Wed) 18時頃

トレイルは、ニコラスの心中知らず、問う。

2014/11/19(Wed) 18時頃


【人】 営利政府 トレイル

[珍しく、ニコルのことばは音として聞き取りやすい。
相変わらず、わかりにくいけれど。


何でも出来る
無敵


それは、ノックスのようにひとときの事だろう?
今は?

そう、視線で問うて
首を傾げる。
マグカップの中で、茶がゆれる]

(89) 2014/11/19(Wed) 18時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[子供っぽい?
問いにはわからないと首を振った。
それから]


[ぽかんとした顔をしていただろう。
ごとん、と音を立てて
マグカップは床に落ちた。

落とした当人より、器用に
まっすぐ、その中身を零さぬまま。

誰かにとられるまえに]

(93) 2014/11/19(Wed) 19時頃

【人】 営利政府 トレイル

[見透かすように貫く色は、グレー

黒でなく
白でなく



諦める、選択肢は
無かったの?

トレイルにはわからない。
絶望と諦めを繰り返してきたトレイルには
彼の言葉は
意外な]

(94) 2014/11/19(Wed) 19時頃

【人】 営利政府 トレイル

[指されたマグカップを目線で追う。
手元へ戻ってきたそれを両手で受け取った
トレイルは、瞬きを繰り返した。


――――どうして


透明な音は、ゆっくりと。
彼に聞こえるように、一音一音を紡ぐ。


諦めれば
楽なのに。


ことことと、ポトフの鍋が音を立て始めた。
同時に、>>87ノックスの足音]

(100) 2014/11/19(Wed) 20時頃

営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/19(Wed) 20時頃


【人】 営利政府 トレイル

―居間、ペチカ傍―
[音がする。
骨の擦れる音。
トレイルの生き方を否定する音と。

>>42
なにもなかった、んだろう?


誰かに取られる前に食べる。
その時は無敵になれる。
でも、魔法はとけて
子供に戻る。

トレイルは聞いた話を頭の中でまとめて頷いた。
再び手渡されたカップの中の茶は、少し冷めかけている]

(104) 2014/11/19(Wed) 20時頃

【人】 営利政府 トレイル

[すり寄るぬくもりは、ニコラのものだ]

 ……

[ポトフの、鍋の、ことことと鳴る
音が大きくなってきた]

 ……――――

[すり寄る彼の肩に頭を預けた。
誰にもあげたくない
なら
食べればいいのか。

でも
ごくりと喉を鳴らした]

(113) 2014/11/19(Wed) 20時半頃

トレイルは、足音が増えて、止まった。ちらと視線が一度入口を見た。

2014/11/19(Wed) 20時半頃


【人】 営利政府 トレイル

―ペチカ傍―
[>>124ニコラに頭を撫でられるのが、久しぶりで
忘れられたわけではなかったのかと、瞳を細める。
満たされないのは、この先もずっと。
望みを見つけて、希望を見つけて
でも
求めるものは手に入らないから
絶望して、諦めて、生きる。

その予定だ。

ノックスが>>123帰ってきて
毛布ごと二人で抱きしめられて
ああ、もういいか
と、息を吐いた。

ごとごとと、鍋が不穏な音に変わっている]

(129) 2014/11/19(Wed) 21時頃

【人】 営利政府 トレイル

―ペチカ傍―
[慌てたノックスが立ち上がる姿。
潰れた悲鳴。
滅多に聞かない音に驚いて、
両手で耳を押さえてすくみ上って

避けるのを忘れた。
熱せられた蓋が
二人の方へ転がってくる]

(134) 2014/11/19(Wed) 21時半頃

【人】 営利政府 トレイル

―ペチカの傍―
[気付いたのは、別の音で。
びくりとまた、身を竦めて
今度はニコラを見た]

 ……!

[火にかけ続けた鍋の蓋
火傷は、冷やさないと、と
ラルフの問いに首を傾いでいる
ニコラの手に、
随分冷えたマグカップの中身をぶちまけた]

(146) 2014/11/19(Wed) 21時半頃

トレイルは、茶が鍋にもかかったようで、じゅっと派手な音をたてたのを聞いた。

2014/11/19(Wed) 21時半頃


【人】 営利政府 トレイル

[ラルフの後からフランシス。
思わず眉を寄せる。

騒音をまき散らしにきたのか。
ノックスへ、理不尽な苛立ち。

落ち着こうと、傷口をいじる。
状況を素早く理解してくれたラルフ>>148
頷いて]

(150) 2014/11/19(Wed) 22時頃

【人】 営利政府 トレイル

[身を起こすノックスには、
トレイルの方は無事である旨を伝えるため

首を傾いで微笑む。

ああ、喉が渇いた
ああ、おなかがすいた

満たされない]

(152) 2014/11/19(Wed) 22時頃

【人】 営利政府 トレイル

―ペチカ傍―
[フランシスの姿は直ぐに消える。
鳥の声が聞こえて、眉を顰めた。

ラルフの提案>>155
なるほど、と思いながら]

 ――――

[ちらりとニコラ>>156を見る。
そこまで大きな火傷ではなさそうだ。
息を吐く。
安堵と、もう一つ]

(161) 2014/11/19(Wed) 22時頃

【人】 営利政府 トレイル

[すぐに、音が襲ってくる。
トレイルは毛布をかぶって蹲った。

耳が痛い。
聞きたくない。

聞きたくない、もう音なんて
いらない]

(166) 2014/11/19(Wed) 22時頃

【人】 営利政府 トレイル

[毛布をかぶって耳を抑えたのに
床から>>169振動が伝わる。

いい加減にしてくれ。

ぼろぼろと生理的な涙をこぼしながら
丸まった背を震わせている。

撫でる手が、なければ
恐らくプツリと理性の糸を切っていたことだろう。
煮えた鍋の中身
ふんわりと漂う香りは毛布の外]

(174) 2014/11/19(Wed) 22時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[こんな時でも腹はすくのか。
そう思ったトレイルの傍で

>>173ニコラの感想が、閉じた耳の間から
くぐもって聞こえた]

(176) 2014/11/19(Wed) 22時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[笑っているのは、ノックスだ。
毛布の中から、頭を出した

ニコラをみて
ノックスをみた]

(186) 2014/11/19(Wed) 22時半頃

【人】 営利政府 トレイル

―ペチカの傍―

[ゆっくりと毛布をかぶっていた身体を起こして
トレイルは、まず>>192ニコラに頷いた。
騒音が去れば、頭痛は収まる。
キィンとなる耳の奥
まだ不快感はぬぐえていない。

>>190ノックスを見た。
微笑む様子は、日常を思い起こさせる。
ご飯を食べて、上に
そうだ、雪がやむまでじっと大人しくしていれば
きっと
こんな騒動は終わる。

眉を寄せて、それでも口元には笑みを浮かべた。
忘れよう、諦めよう、全部元通りに

喉が渇いて
じわじわと傷口が痛むけれど]

(195) 2014/11/19(Wed) 23時頃

トレイルは、鍋の方にむけて指を刺した。

2014/11/19(Wed) 23時頃


【人】 営利政府 トレイル

[ラルフの声だ。
トレイルの眉がぴくりと反応して

瞬き、視線を投げた。
挨拶をかけた主は誰だろう
トレイルの位置からはまだ、見えない。

雪のしろが、みえる]

(197) 2014/11/19(Wed) 23時頃

【人】 営利政府 トレイル

―ペチカ傍―
[火の音が聞こえる程には、周囲の騒ぎが収まっていた。
毛布はもう、いらない。
その場に置いて、立ち上がる。

雪のやりとりをしている彼等が気付いたかどうか
知らないが
少しバランスを崩したノックス>>204を見て
大丈夫かと
その様子を覗き込みに向かったのだ]

(205) 2014/11/19(Wed) 23時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[底の方は、おそらく。
頷きながら、ノックスが用意する器の数をかぞえ
違和感に瞬き、受け取る前に振り返った。

視線をそらすラルフがいる。
四つ目の、違和感の、存在。

口元が歪む。
目を細め、微笑みを作った。

差し出された器へと視線を戻し、両手で受け取る。
中身をぶちまけたマグカップは、床に転がったままだ]

(209) 2014/11/19(Wed) 23時半頃

トレイルは、ラルフの傍まで、器を持ったままゆっくりと近づいていく。

2014/11/19(Wed) 23時半頃


【人】 営利政府 トレイル

[両手で持った器を、傍まで来たラルフの前で持ち上げてみせる。

湯気の立つ器の中身を覗き込んで、それからラルフを見て
眉を下げると、首を傾いでみせた。

トレイルの透明な声は、彼に聞こえているか。
意図が伝わるかは、わからない]

(212) 2014/11/19(Wed) 23時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[どうして彼なんだろう。
彼も彼も
どうしてどうしてどうして

思いはあれど、諦めもあって
声は二度と戻らないから、
俺に、と言われてトレイルは頷いて

彼の頭上に届くように、
器を持った両手を上げながら背伸びして]

(219) 2014/11/20(Thu) 00時頃

【人】 営利政府 トレイル

[湯気の出る中身を、ゆっくりと、傾けていく]

(220) 2014/11/20(Thu) 00時頃

【人】 営利政府 トレイル

―居間―
[ラルフの頭の上で、中身を全部ひっくり返して
空になった器は、そのままうずくまる彼の上に落とした。


ゆっくりしゃがんで、両手を伸ばす。
ラルフの身体を抱きしめるには、少し短い両手。
ちゃんと彼の背までまわると良いが。


微笑みを浮かべて、首を傾げて
声なき声を紡ぐけれど
きっと彼には聞こえない]

(229) 2014/11/20(Thu) 00時頃

【人】 営利政府 トレイル

[君が
これ以上
僕から奪っていこうとするのなら

これくらい、受け止めてくれるよね?]

(233) 2014/11/20(Thu) 00時頃

【人】 営利政府 トレイル

[抱きしめて、撫でてやる。
幼いころから、ずっとノックスがしてきたように。

この腕は、彼の腕ではない。
ラルフの目の前には、トレイル。

酷く歪んだ笑みを浮かべて
光を失った瞳を細めている]

(234) 2014/11/20(Thu) 00時頃

【人】 営利政府 トレイル

[服が、包帯代わりの布が、汚れてしまう。
べたついた手触り。
冷えた身体にかけた、熱は
彼にとってどれほど効果があったろう。

ノックスがまず自分の名前を呼んだことに安堵し
フィリップがラルフの名を呼んだことに微笑む]

(239) 2014/11/20(Thu) 00時頃

【人】 営利政府 トレイル

[どうして、だって。
瞬きひとつ。

ちらとニコラを見た。
教えてくれて、ありがとう。
誰かに取られる前に、食べてしまいたい
そんな勝手な理屈が通るなら

奪われる前に、食べてしまいたい
そんな理屈も通ってしかるべき。

どく、と胸が高鳴る。
絶望を抱え日常を望んでいるのに
きっと、それが叶わないと本能が知っていた。

だって、望んだものは、皆手に入らない]

(241) 2014/11/20(Thu) 00時頃

【人】 営利政府 トレイル

[触れ合うことで
ずきずきと、痛むのは鎖骨から広がる傷
どくどくと、高鳴る鼓動は胸に

ぎゅうと抱きしめて、肩口に顔を埋める。
手が熱いのは、撒いた汁がかかった所為だ。
彼が傷を負ったらしいそこに、顔を埋めて
歯をを立てた。

美味そうな元ポトフの汁のにおいがする。
>>244肩を掴まれた。
ラルフの背に回した手に少し力を込めて、抵抗する]

(246) 2014/11/20(Thu) 00時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[上着をひかれた。
トレイルの背は、震えている]

(248) 2014/11/20(Thu) 00時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[>>252突き飛ばすラルフの腕の力と
>>251一度背をなぞった手が離れた先で起こす力
>>244肩を掴むノックスの力

普通の少年でないトレイルには、叶わない力の差。
引きはがされる
最後まで、彼の肩を噛む力は弱めなかった。

熱い。
汚い。

ニコラの心配する声>>250が聞こえる]

(254) 2014/11/20(Thu) 00時半頃

営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/20(Thu) 00時半頃


【人】 営利政府 トレイル

[ノックスに抱きしめられた>>257まま
汚れのついたトレイルはニコラを見ていた。

心配してくれて、ありがとう

微笑んで、真っ赤に染まった唇が形どる
いつものお礼の仕方。
その笑みが、深まって
ついには肩を震わせながら笑い出した。
両手で腹を押さえて
声はなく、漏れるのは空気ばかり

大音量で響いたラルフの叫びに
恍惚とした表情を向けて]

(261) 2014/11/20(Thu) 00時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[ぺろりと、舌なめずりをしてみせた]

(263) 2014/11/20(Thu) 00時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[血の味が口の中にある。
舌でなめて飲みこんで、喉に違和感
眉を顰めて、ニコラに手を伸ばした。

>>264大丈夫?
そう心配してくれたから。
今度の笑みは、嬉しさを帯びている。

諦めと絶望と
欲しいもの、したいこと
全部叶わないならせめて――

ノックスに抱え上げられ>>268
>>270汚れたと言われた口元をまたぺろりと舐めて

トレイルは嗤う。
あれほど嫌悪していた騒音が、
こんなに高揚させてくれるなんて、知らなかった]

(274) 2014/11/20(Thu) 01時頃

トレイルは、ドナルドが駆け付けたころには、ノックスに抱えられて炊事場>>268だ。

2014/11/20(Thu) 01時頃


トレイルは、プリシラの髪の色はもっと鮮やかだったかなと、手についた赤をかざして思い浮かべた。

2014/11/20(Thu) 01時頃


【人】 営利政府 トレイル

―炊事場側―

[愉快だ。
困惑した音の響き、それから悲鳴
思い出すと笑みが止まらない。
丁度入れ違ったドナルドに見られたかどうかは定かでないが。

生殖器官喪失故の情緒不安定は、今に始まったことではないが、此処まで顕著に表れるのは、周囲の影響もあるかもしれない。

>>276赤くなった手はじんじんと痛むが、大した事はない。
食べそこなった食事はもう、残っていないだろう
自業自得。

何度も名を呼ぶノックスに、階下を指差した。
ここは煩いね、と
>>278ついてきたニコラにぱくぱくと口を動かしてみる]

(282) 2014/11/20(Thu) 01時頃

【人】 営利政府 トレイル

[外の音が聞こえにくい、貯蔵庫、温泉
冷たい方か、温かい方

事情を知らない人>>273に会う可能性
すっかり抜け落ちている]

(287) 2014/11/20(Thu) 01時半頃

営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/20(Thu) 01時半頃


トレイルは、ニコラス>>290が声を聴いてくれた事がまた嬉しくて、階下についてもずっと微笑んでいた。

2014/11/20(Thu) 01時半頃


【人】 営利政府 トレイル

―1F 藁の上―
[ニコラの姿がある。手をつなぎたいなと伸ばしつつ
ノックスが>>293温泉の扉に向かうのを見ていた。

彼が抱くのは、トレイルとニコラだけでいい。
今まで通り、これからも
食事のにおいが混じった空気に鼻をすんと鳴らす

結局、あの場でラルフを食べる事は叶わなかった。
衝動が生まれたわけではなかったから
彼に立てたのは、牙ではなくただの歯
それでも今度は彼に奪われずに済んだろうか。

胸元のリングを握りしめようとした
無意識の手の動き
そこにあったモノは、忘れた筈なのに。

>>295水音は、目の前の
扉の向こう]

(300) 2014/11/20(Thu) 01時半頃

営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/20(Thu) 01時半頃


【人】 営利政府 トレイル

―1F 藁の上―
[ニコラと二人で待つ藁の上。
笑いもようやく収まって、少しお腹が痛いと
片手でさする。

扉の開く音に顔を上げると、プリシラがいた。
居間から逃げ出したあの時以来見ていない。

彼が持つものは、まだ気付かない。
少し微笑んで、瞳を細める。
プリシラの髪は、やっぱり鮮やかな色をしていて
ふと鳥のいろとどちらが――などと思考に余裕が生まれる。

ひら、と手を振ってみた。
気づいてくれなくては、逃げ出す前に差しのべた手と同じように、無駄になるけれども]

(313) 2014/11/20(Thu) 02時頃

【人】 営利政府 トレイル

―1Fわらのうえ―
[手を振りつかれて、ゆっくりおろす。
火傷をしたその手は、風を感じても少し痛い。
でもきっと、蓋を止めたニコラの方がもっと痛い。

二人並んで、ノックスの手当を受けた。
少し楽しい。
不謹慎。
楽しそうに笑う]

(318) 2014/11/20(Thu) 02時半頃

営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/20(Thu) 02時半頃


【人】 営利政府 トレイル

[プリシラは、まだ何も知らないのかもしれない。
ディーンのこと
シメオンのこと

転がる鍋蓋をとめたこと
醜い感情をぶちまけたこと


ふと、彼が握った形の手が気になって
包帯を巻いてもらいながら、ぱくぱくと口を開く。
視線の先を見れば、意図に気付いてもらえるかもしれないと思いながら]

(327) 2014/11/20(Thu) 03時頃

【人】 営利政府 トレイル

[ノックスとニコラが話すなら
トレイルは静かに微笑みながら聞くだけ。

全部――――トレイルは否定しない。
元をたどってゆけば、行きつく場所は同じだ]

(332) 2014/11/20(Thu) 03時頃

【人】 営利政府 トレイル

[プリシラの掌のうえを見て、
トレイルは、瞬き首を傾いだ。

あんな色の指輪だったろうか

肩を竦めた。
知らない指輪だ、と]

(338) 2014/11/20(Thu) 03時頃

【人】 営利政府 トレイル

[指輪をさして、それから
手当をした自分の手を広げて見せて

プリシラの手を、その指輪が入りそうな指を
人差し指でさした。


拾ったなら、キミのモノだろう
磨いたら
君がつけるといいよ

トレイルの音のない声は、聞こえないなら
ニコラがきっと、通訳してくれると信じてる]

(339) 2014/11/20(Thu) 03時頃

【人】 営利政府 トレイル

[そんなジェスチャーをしていると
手当を終えたノックスに後ろから襲われた。>>337
暖かいなと、身を預ける
トレイルは、すなおに片膝の上に座る]


――――


[ラルフの分も用意したから?
怒っている?
あれは、違う。
けれど、醜い固まりはもう投げつけて残っていない。

ゆっくりと息を吐いて、ノックスに微笑みかけた。
眉を下げて。
表情に込めた答えは、伝わるかどうか**]

(340) 2014/11/20(Thu) 03時頃

営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/20(Thu) 03時半頃


営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/20(Thu) 11時半頃


【人】 営利政府 トレイル

―藁の上―
[>>343持ち主を探すというプリシラに
小さく息を吐いた。
見つからない。

父が息子を忘れたように
ニコラがひと時、トレイルを忘れたように
それはトレイルが忘れ去ったもの


忘れられた指輪がかわいそう
ただの無機物に
憐みを向けるくらいなら
僕を


思うも、言葉に出来るものでなく
プリシラが離れていくのを、ぼんやりと見送る]

(352) 2014/11/20(Thu) 12時頃

【人】 営利政府 トレイル

―藁の上―
[>>359ニコラがわらうと、トレイルは安心する。
びっくりした、と言われた時には
悪戯を成功させた子供のような顔で答えた。

着替えている分、ニコラよりも暖かい身
トレイルは、指輪の行方を思って、少し視線を落としていた。
その唇に>>361ふれる指を、手当をうけた掌で弱く握る。
離したいわけではないから、そのまま音のない声を紡いだ。


あげたのに、きっと
あのままじゃ、すてられてしまうかな


折角見つけてくれたのなら、そのまま貰ってほしい。
何の役にも立たない子供が、少しでもと、起こした行動は全て報われなかった。今までも、今も。
プリシラが悪いわけではない。
声の無いトレイルが悪いのだ]

(362) 2014/11/20(Thu) 13時頃

【人】 営利政府 トレイル

[それから。


――――ラルフは、ずるい


ニコラの指をあてたまま、トレイルは言葉を形作る]

(363) 2014/11/20(Thu) 13時頃

【人】 営利政府 トレイル

[僕を食べてくれるかもしれなかったフィリップを
一緒に生きるんだって、奪っていった。

子孫も残せない
衝動もわかない
存在意義の無い僕が
役に立てるかもしれなかったのに。

――あの音が聞けなくて
シメオンのように無残な姿になるのは、嫌だけど]

(364) 2014/11/20(Thu) 13時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[いまは、
ノックスを奪おうとしてる。

君達がいてくれるから
役にたたなくても、迷惑でも
生き続けようと、諦めようと
思ったのに

また、彼がノックスの心に入り込んだ。

全部彼が持っていくんだ。
僕の欲しいものは、全部]

(365) 2014/11/20(Thu) 13時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[ラルフはずるい。
だから、僕の気持ちをかけてあげた。
つたえる音がないからね。
気づいてもらえたかな……?

本当は
あのまま、無理矢理食いちぎって
たべてしまいたかった。
奪われる前に。



そこまでを、綴り終えて
口を閉ざす。
トレイルは、すべてを諦めた顔で微笑んだ]

(366) 2014/11/20(Thu) 13時半頃

トレイルは、長い溜息をはいて、にこにこと笑いながら、足で藁を蹴飛ばし遊ぶ。

2014/11/20(Thu) 13時半頃


【人】 営利政府 トレイル

[背にノックスのぬくもりを感じながら
ニコラへ向けた言葉
膝がくすぐったかった。
一音、一音
合っているときは頷いて、違うと書き直した。

ラルフは、悪くない
何をしたわけでもない
ただ、トレイルが彼を憎いだけだ
嫉妬、羨望、かつて、自分に向けられていたものを
トレイルは彼に向ける]

 ?

[ニコラの指が綴る。
声は、慰めを、文字は、現実を]

(380) 2014/11/20(Thu) 14時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[諦めて、受け入れるトレイルよりも
醜い感情を振りまいたトレイルを
好きだという。

瞬き、
それでも
嬉しくなって

ぞわっと背筋を何かがかけていった]

(381) 2014/11/20(Thu) 14時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[この嬉しい気持ちのまま
食べられたら、

なんて
浮かんだ衝動は、衝動という自覚のないまま。
先刻の表情>>340でノックスには何と伝わったろう。
怒っているなんて、優しいものではないのだけどと、ちらり顧みる]

(383) 2014/11/20(Thu) 14時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[キタナイ、モノだよ
ニコラ。

幼いトレイルは、自らの口から出た汚い悲鳴を
記憶の底に封じ込めてきた。
ニコラの指先が、触れるから
トレイルは薄く微笑みながら、首を振る。

汚いものは、嫌いだ
ズレた音、出鱈目なコード
正確で美しい音を紡いでいたいのに
昨日も今日も、その声は出ない

文字を感じながら、トレイルは透明な音を紡ぐ]

(389) 2014/11/20(Thu) 15時頃

【人】 営利政府 トレイル

[手伝ってくれる?
僕はとても、不器用だから


ラルフを食べたいとは思えない。
ただ、奪われる前に食べる
そういう方法をニコラから学んだから。
大事なものを食べたら、後悔する
ノックスが言っていた
なら、大事でないものなら
――――きっと、楽しいままでいられる]

(391) 2014/11/20(Thu) 15時頃

【人】 営利政府 トレイル

[今度は失敗しないように


――――喰らってしまおう**]

(392) 2014/11/20(Thu) 15時頃

営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/20(Thu) 15時頃


【人】 営利政府 トレイル

ー藁の上ー
[トレイルは、静かに座っている。
動く気配は、まだ、ない。

ノックスの声は届いていた。
知らなかった
幼いトレイルを知っていたなんて。

残酷だ
今の、うたなんて
透明な音では、ふれあってなお
聞き取りにくいもの]

(455) 2014/11/20(Thu) 21時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[ため息しか出ない。

ニコラの問いかけに
ノックスはなんて答えるんだろう
その応答次第では、

決行は今宵。


でも、今は。
トレイルは、静かに藁の上で微笑んでいる**]

(457) 2014/11/20(Thu) 21時半頃

営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/20(Thu) 21時半頃


【人】 営利政府 トレイル

[上手く笑えない
微笑んで、ゆっくり息を吐いて。

ラルフに向けていた感情ほどでは無い
けれど
トレイルは、保護者から視線をそらしてニコラの様子を見る。

ニコラがいる
ノックスは、遠い。
ニコラの視線は、トレイルじゃない。
ノックスの視線は、二人に向けて。


ーートレイルの声は今日も出ない。
きっと、明日も**]

(518) 2014/11/20(Thu) 23時半頃

営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/21(Fri) 01時頃


トレイルは、ニコラスが閉じた宝石箱を指差した。

2014/11/21(Fri) 01時頃


【人】 営利政府 トレイル

[ラルフを、殺してしまおう
ニコラと一緒に>>398

そう決意していたのは、少しまえ。

今は
気付いてしまった。
問いかけの>>409答え>>460
大好きな二人
今は

変わらないものなんて、あるんだろうか。
>>438何時もの戯れをニコラと共にぼんやり感じつつ
彼は二人に衝動を懐かないのだなと思い違う。

>>457ため息しかでなかった]

(573) 2014/11/21(Fri) 01時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[ニコラの宝石箱。
指さして、開けてみてとねだる。

箱には触れない。
アレの中身は、ただのくすんでいびつな玉だ]

(575) 2014/11/21(Fri) 01時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[ニコラの>>486ひそひそ話。
トレイルは、着替えを手伝わず、ただし見守りながら
大人たちから漏れ聞こえる囁き音を全て拾いあつめていった。
ただ、上手く言葉として認識できない。
故に問いかけには首を振るしか出来なかった。



よすぎる聴力の弊害
音をかき集める際に、どうしても他と混じる。
おまけに、小屋に来てから増えた音にならない音まで拾って。
毛布で芋虫になった程度では防げない。
一日聞かされ続けた音は、夢の中で言葉にかわり
延々とトレイルを苦しめている]

(578) 2014/11/21(Fri) 01時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[上手く笑えない>>518
昔の記憶は断片的にしか残っておらず
気付けばニコラの悪戯は減っていたし
ノックスの過保護は度を越えていた。

酸味の強いオレンジの味を思い出す。
一番、昔の記憶だ。

ノックス、ニコラ
>>552名を覚えて、透明な声で呼びかければ
三度に一度くらいは、聞こえるようになった。


あの時から
トレイルの中で大事なものは、彼らだった。
たとえ疑似家族だったとしても。
でも]

(579) 2014/11/21(Fri) 01時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[食べたいか、と問われれば応えはNOだ。
食べたいわけじゃない。
食べられたい。
残されたいわけじゃない。
消えてしまいたい。

>>569差しのべられた手に顔を上げた。
ニコラの宝石箱は、気になりつつ
頷いて、聞こえた音を並べ直しながら
ゆっくりと立ち上がった]

(581) 2014/11/21(Fri) 01時半頃

営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/21(Fri) 01時半頃


トレイルは、ノックスに包帯代わりの布をあてて貰った手を差し出す。

2014/11/21(Fri) 01時半頃


【人】 営利政府 トレイル

[掴まれてもいたくないのは、
ノックスがトレイルたちを想っているからだろう。

早く大人に――――
ニコラへ向けた音。
少し瞳を伏せる。

そんな日は永遠に来ない。
あの時から、欠陥品になった、トレイルには]

(589) 2014/11/21(Fri) 02時頃

【人】 営利政府 トレイル

[トレイルだけに聞こえた最後の言葉>>590
ゆっくり目を開けて、歪んだ笑みを浮かべる。

衝動を抑えられる、大人でも
食べたいと思うなら


――――ノックス


トレイルの唇が、彼に向けて音を紡ぐ]

(593) 2014/11/21(Fri) 02時頃

【人】 営利政府 トレイル

[瞳を細めて、尋ねる。
この声が、もし音を為していたら
きっと外の雪よりももっと、冷たい。


僕らを食べたいと思う?
――――細工師の彼は? ラルフは?


ノックスの首輪は、外せるだろうか。
ニコラは、ラルフを食べるのを、手伝ってくれる。
では、彼の首輪がもし外れたら

喰われた跡
ニコラの宝石箱の中には、ただの肉片]

(597) 2014/11/21(Fri) 02時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[ほんとうは、誰かに食べられたい
音が欲しい
幾多のステージで歌い終わった時の
皆が自分だけに向ける音

きっと、今まで惹かれた音は皆それに似ていた。
幾度も名を呼び単調なリズムの同音を吐いた彼の声も
トレイルだけに向けられていたと思ったからこそ
欲したもの

ただ、あんな醜い塊になるのは、嫌だ
いまはまだ、美意識が邪魔をする]

(601) 2014/11/21(Fri) 02時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[食べられず、生きるなら
トレイルには、二人が必要で

誰かに取られる前に
食べてしまったらどうだろうと
ノックスに対して考えてみても

そのあとを思うとそれも、出来ず。
行き着く先は、衝動よりもたちが悪い

邪魔者の排除、だ]

(602) 2014/11/21(Fri) 02時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[いちばん。
何度聞いたか、忘れてしまった。

ニコラと二人でひとつの扱いが長くて
一番、と言われてもピンとこない]

(604) 2014/11/21(Fri) 03時頃

【人】 営利政府 トレイル

[食べるなら、醜いたまごは残さないで
綺麗に食べて欲しいなと思いつつ。
階段を目の前にして、つと服の裾を引く。
望みを音なく囁いた。
ニコラにも、きっと見える。


気持ちが、あるなら
僕のかわりに
ラルフを、食べて。


ニコラも手伝ってくれる。
きっと、ノックスは大人だから
彼だって何故か懐いていたし
抵抗はし難い筈だから

食べてしまえば、いなくなる。
そうすれば、取られない]

(608) 2014/11/21(Fri) 03時頃

【人】 営利政府 トレイル

[トレイルは気付かずに、階段の先を指差す。
食事をして
静かになったら、

そうしたら]

(616) 2014/11/21(Fri) 03時半頃

トレイルは、ノックスの問いかけに、瞳を細めて頷いた。昏い悦びを帯びた微笑みを浮かべて。

2014/11/21(Fri) 03時半頃


【人】 営利政府 トレイル

[食べられたい。
自分だけに向けられる音を浴びながら。
でも、醜い姿は晒したくない。
あんな汚いモノになるくらいなら
食べられなくても構わない。
望み、絶望する繰り返しの日々だとしても
二人がいればまだ、生きていられる。

トレイルには
本当の意味での衝動はまだ
訪れていないのかもしれなかった。

ノックスが、ニコラが
ラルフを食べたとしても、そこには意味を感じない。
その先に待つのが、三人での平穏な日常であるなら]

(620) 2014/11/21(Fri) 03時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[親しくなったから、欲しくて食べるのでなく
親しいものの願いを叶えるために食べるのなら

僅かに混じった情など
些末な事]

(621) 2014/11/21(Fri) 03時半頃

【人】 営利政府 トレイル

[一段、上って
振り返って
ノックスの笑みに、瞬きを二度。

これは可愛いのか。
怒らないのか。

相変わらず、哀れで酔狂なこの大事な家族は
二人を甘やかす事に関して際限がない]

(624) 2014/11/21(Fri) 04時頃

【人】 営利政府 トレイル

[行こう、ノックス、ニコラ

トレイルは、まるでピクニックにでも誘うように
わくわくした様子で誘う。
>>627同じ仕草を、二人へと返して。

望みは
叶わない
希望は
絶望に

繰り返してきたトレイルにとって
初めての成就となったなら――――**]

(628) 2014/11/21(Fri) 04時半頃

営利政府 トレイルは、メモを貼った。

2014/11/21(Fri) 04時半頃


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