314 突然キャラソンを歌い出す村5
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ヒイラギは、リツ[[card]] lowで!!
taru 2022/09/19(Mon) 06時半頃
ヒイラギは、なんか変な履歴ある…
taru 2022/09/19(Mon) 06時半頃
ヒイラギは、サガラに、君の勝ち*
taru 2022/09/19(Mon) 07時頃
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─ 夢の中、友と手を取り:3(石炉知人) ─ BGM:『Colorful』
[── あれは俺が二年に上がった頃だ。 菓子キチの部長が引退して別の先輩が部長になり、 今度はスライム等の玩具系がメインに据えられる。
単純に人数が減ったため爆発の頻度は増えたものの、 新入部員の勧誘がなかなか進まないという話題になる。
じゃあクラスメイトを、と言うと全力で止められる>>0:126。桃園の鬼を呼んだらそれこそ新入部員なんて絶望的だと。それにそんな事ないのにという顔をするがこの状況で入部を進める事は誰にとってもいい事ではないため諦めた。
一方爆発については寛容というか、 むしろ一緒に悪ノリしてくれる先輩もいたため、 柊木の活動範囲は広がっていた。主に部室外にまで。
その際に教師陣との話し合い(歌合戦)等もあったが割愛する。 この時の二、三年生には『Booooooom!!』はもはや日常だ。]
(459) taru 2022/09/23(Fri) 10時頃
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[しかし『Booooooom!!』に慣れてない一年生からは やはり不安の声は上がっていたようだ。 柊木の知った事ではなかったが……。
そんな中その爆発に、「楽しそう!」と言って 入部してくれたのが── 後輩である石炉知人だった。
寄りにもよってそれに惹かれての入部など、 周囲に引かれても然るべきだろうに気にせずに。 その時の三年は大丈夫かなどの心配をしてくれてたようだが、柊木が爆発に惹かれてきた人間を逃がすはずもなく…!]
(460) taru 2022/09/23(Fri) 10時頃
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よーーしっ チト!! 今日は炎色反応の実験をやるぞっっ!!!
[大張り切りで実験の主導をもぎ取る数を増やしていった。
実験は爆発だけではなく様々で、 スライムを作ったりスーパーボールを作ったり プラスチックを作ったり、簡易スノーボールを作ったり、 去年の実験ノート>>7:+287を参考にしたりもした。
目を輝かせながら楽しんでくれるチトの姿に、 他の先輩たちもあんなに実験に興味持ってくれて嬉しいなあとか 柊木ヨカッタネ…(ほっこり)の顔で見守ってくれるようになる。
ずりやんやてるるにも可愛い後輩が入った!と自慢もした。
部長になった事がフィオーレを辞めた最終理由だが、 チトの入部が後押しになっていたのは間違いない。 それほどチトが入ってからの部活は前にも増して楽しくなった。]
(461) taru 2022/09/23(Fri) 10時頃
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[どんな実験をしても、 時には失敗しても笑顔でいてくれて、 全力で楽しいを伝え続けてくれた後輩。
すごいですね! これってどうなってるんですか!?
安全管理には気を付けていたつもりだが、 爆風で転がってしまったチトには焦る。 どこに怪我もないのに保健室に連れてったりもした。
もっと安全に、 不安を与える事なく楽しい事だけを。
邪魔をされないための安全ではなく、 安全のための安全を。笑顔のための安全を。
そこを深く考えるようになった原因は、実はチトだ。 チトは知らないだろうけど>>3:410。]
(462) taru 2022/09/23(Fri) 10時頃
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[それまでは自分の楽しいだけを追求し、 邪魔されないための配慮を身につけただけの自己中男だ。 だからこそずりやんが柊木の良心であり、 やりすぎたら止めてくれるだろうと思っている。
てるるが自分の実験で危ない目にあっていたら、 その時もこの思考に至ってただろう。 けれど化学部でない彼にその機会は少なかっただけの話だ。]
(463) taru 2022/09/23(Fri) 10時頃
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[まあどう気を付けても爆発は爆発なのだが。 そこは譲れないため仕方はない。
……だからこそ、 一年の時に挑戦した花火>>7:+290>>7:+292は、 チトとやるのに最適に思えた。
一旦横に置かれたもの>>7:+298への情熱は再燃し、 それに関連する実験を増やしはじめて………
夏休みに、とうとう花火が完成して、…
柊木は、優しい夢、過去の記憶の中で、後輩と手を……]
(464) taru 2022/09/23(Fri) 10時頃
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[ 思い浮かぶのは笑顔>>1:74、
「いいですね。 今年こそはやりましょうっ、部長!」
「一緒に、花火を、打ち上げるんです。 そう約束、したじゃないですか!!!!」
そして、泣き顔>>3:475>>3:476。
(はじける 僕たちの炎色反応>>1:76 Bom Bom 心のままに )
あれが…… あれが一番大事なものだったんじゃないのか? あの騒ぎは、本当に楽しかったか?]
(465) taru 2022/09/23(Fri) 10時頃
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♪
情熱が誘爆し笑顔弾けて 世を知るひとつ虹色の道 情動理解 柊木真理
…♪
(466) taru 2022/09/23(Fri) 10時頃
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[世界の仕組みのひとつであろう『物語』に『役割』がある事を知り、 善性に感化されていた部分が剥がれ短慮を選び、 闇を飲みそれは更に蔑ろにされていく>>3:458。]
(467) taru 2022/09/23(Fri) 10時頃
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[楽しくないと言わせてしまった>>3:431。 全然だめだと言われてしまった>>3:474。
あれをやった真意も伝えられていない。 でも、チトが解ってくれた気がしたから>>3:558。 ただそれで満足して、それで、泣かせて。
あれが平気だったのだから、 本当にどうかしていたのだと思う。 少し惜しい気持ちが残っていた闇への未練は完全に消えた。
チトが思った事は当たっている。 あれは"見本"だった。 あれを超える事をやれと彼に託したかった。 俺が居ない文化祭でも。 そうしたら、俺がいなくても、きっと「一緒に」という約束を果たした気持ちにもなったのだと思う。そうはならなかったけど。
ことばを飲み込む後輩の顔>>3:476。 チトに本気で睨まれたのは、多分これがはじめてだ。]
(468) taru 2022/09/23(Fri) 10時頃
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………──、…
(469) taru 2022/09/23(Fri) 10時頃
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[最初を、きっと間違えた。
メアリーを邪魔だと断じたあの選択肢。 俺自身を要らないとしたあの選択肢。
諸々の配慮がトんだ結果、あんなに怒られるとも、 あんなに引き留められるとも柊木は思っていなかった。 確かに校内全体を巻き込んだが怪我人は出ていないはずだし、いつもの延長線上の範囲内だと思ってしまった。 (メアリーが怪我したとしても役割上やむなしという判断)
俺が居なくても化学部は仲が良いし、 時間的に不安はあれどきっとあいつらなら形に出来るとも信じていたし。
さすがに今は怒られる理由も止められる理由も解る。 思い返して死ぬほど嬉しいと思うと同時に、 それを投げ捨てたのも自分であると自覚する。
正直起きたくなくなってきている。 起きなければならないのも、解っているが…。]
(470) taru 2022/09/23(Fri) 10時頃
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あの騒ぎは、…楽しくなかった。
(471) taru 2022/09/23(Fri) 10時頃
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[>>7:+299>>8:+330>>465 度重なる自問自答の答えが出る。 目を伏せた。力なく転がる。 気付いてみればだだっ広く何もない空間だ、ここは。
楽しいものも好きなものもなにもない。 あつくもさむくもない。
火が消えたまんまだ。起き上がれない。 さすがに自分に失望してしまう。]
(472) taru 2022/09/23(Fri) 10時頃
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[…… 自分の楽しいだけを追求し、 邪魔されないための配慮を身につけただけの自己中男だ。
と、言ったけれど。
柊木自身は気付いていないけれど。
柊木が、他者の楽しそうな様子が好きだという事も、 また紛れもない事実でもある。
誰かの楽し気な様子に一人笑むのも、 チトの反応に喜ぶのも、 友人と一緒にバカをやるのが楽しいのも、
あの屋上で、喧騒をきいて、 つまらなさそうな顔をしたのも全部。
全部、全部、全部……… ああ、また。 歌が聞こえる………>>409*]
(473) taru 2022/09/23(Fri) 10時頃
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(♪ …なあ覚えているか 友よ―――>>409)
(552) taru 2022/09/23(Fri) 19時半頃
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― 病院/柊木真理の病室 ―
[高価そうな花瓶に花が生けられて、>>410 開いた窓から風が入り込みカーテンを揺らす。 そこに流れるのはアコースティックギターの旋律……。
優しく寂しいそれらは、 風と共に病室の主の頬を撫でていく。]
(553) taru 2022/09/23(Fri) 19時半頃
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[歌が聞こえる…、聞き覚えのある声だ>>473>>411。 そうして俺は…夢と現実の狭間の中…! 聞こえる歌に"声"を返していく……それが彼には聞こえずとも…それは歌う声に重なるような囁き声の語りとなり……新たな歌となる……!]
(554) taru 2022/09/23(Fri) 19時半頃
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[ 俺は鬼と呼ばれ お前は爆弾魔 今でこそ親友《マブ》と呼べるお前にも ハナから心を開けやしなかった俺
語り: そうだったな、俺もそうだった 距離を詰めても合わなければ離れていく 俺の友人の選び方もそんなものだった
ずっと 先の見えぬ道を歩いてきた
語り: 彷徨う捨て猫みたいな生き方のお前が
(Long Long distance) 心閉ざし独り (Long Long distance) 傷つけぬように
語り:(※ここは歌に重ならない) そんなに長い間独りになる必要なんて 最初からなかったろうに…… ]
(555) taru 2022/09/23(Fri) 19時半頃
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[ 光も届かぬ宙の果て 見上げる虚空 一筋の光煌めいて 弾ける大輪の花
語り: 宙に道を描きたかったのは俺も同じだ 俺は俺の道をただ作りたかっただけだけど… 冷たくしても お前は笑ってくれた 突き放しても お前は傍に居てくれた
語り: 冷たくするのも突き放すのも 全部俺のためだと解っていたからな
お前はいつも手を差し伸べてくれた
語り: 俺にはきっとお前が必要だったから…… ]
(556) taru 2022/09/23(Fri) 19時半頃
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[なのに俺は…>>412]
(557) taru 2022/09/23(Fri) 19時半頃
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[ どうして間違えてしまったんだろう>>413 伝えたかったのは 傷つける言葉なんかじゃなくて
語り: それは俺が考えるべき事でお前は何も間違えてなくて むしろ俺は感謝をすべき事だろう、止めてくれたお前には
悲しかった 寂しかった
語り: 悲しくて、寂しかったのは本当だが…
それが臆病な俺の True Feelings お前が俺の知らない お前になってしまったようで
語り: お前の事を臆病だなんて思った事はない だけど俺もお前に言葉で歌で伝えてない事がきっと多すぎた]
(558) taru 2022/09/23(Fri) 19時半頃
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[ 本当は向き合って 伝えるべきだったんだよな 本音でぶつかったって 終わるような俺たちじゃないから
語り: 本当は向き合って伝えるべきだったんだ最初から 本音でぶつかったって解りあえる俺たちだって事は知ってたはずだ
お前が道を間違えたなら 俺が手を引いてやればいい あの時俺を 暗い道から連れ出してくれたように
語り: 道を間違えた時の道標にお前がなってくれるなら 俺はもうきっと間違わないだろうし何度だって手探りででも お前のいる場所へと手を伸ばそう]
(559) taru 2022/09/23(Fri) 19時半頃
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[ (I will be with you)ずっと傍に居よう (To laugh with you)また笑い合えるように
語り:(※ここは歌に重ならない) それが許されるのなら俺は… お前の言葉で俺にまた火が灯る
今度こそ伝えるぜ 胸(ここ)にある全て だから聞いてくれよ
語り:(※ここに語りはなく歌パートで歌は終わる)]
(560) taru 2022/09/23(Fri) 19時半頃
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[………祈るような、歌が終わる。]
……、…
[寝息は安らかなまま、 まだ反応はない。]
……………。
[>>416名前が呼ばれた。 起きてくれ、と願われる。祈られる。]
(561) taru 2022/09/23(Fri) 19時半頃
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……。
[最後に交わした会話は、 自分の傍からいなくなる、 いなくなっても変わらないだろう、と。 そういう会話で。
だから。起きる時の言葉がそれならば。 "俺の結末" として丁度いいんじゃないだろうか。]
(562) taru 2022/09/23(Fri) 19時半頃
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[夢の中、 囚われていた『物語』がようやく終わり、 柊木はゆっくりと目を開いた。]
(563) taru 2022/09/23(Fri) 19時半頃
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……… 、
[ゆるりと顔を向ける。 不安そうに俯く様子が見えて、なんだか。 申し訳ないけれど笑ってしまった。]
ふ、 ……
[その声に、向こうは顔を上げるだろうか。]
(564) taru 2022/09/23(Fri) 19時半頃
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そんな顔を、するなよずりやん。
[眠っていた自覚はあれど、どれほどかは解らない。 聞きたい事と言いたい事が色々あって、 何から言おうかと口を開いて、]
…… 、 おはよう、
[伝えた挨拶。表情は少し、苦みを帯びた。*]
(565) taru 2022/09/23(Fri) 19時半頃
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─ 早朝、病室にて ─
[柊木は最悪の寝起きを迎えていた。
大事をとって朝に退院という事になり、 昼前には迎えが来るのだが。
柊木は、恐らくマジで今までの人生の中、 最低最悪の寝起きを迎えていた。
何故なら腕に点滴が繋がれている。 昨夜延々と魘され続ける柊木のバイタルは最悪な事になっていたらしく、魘される様子を見ても暴れ出しかねないと鎮静剤が投与されていた。恐らくは吐き気止めも。]
………… ぐう、
[退院延期の話すら出た。 それには最悪の気分の中でも断固NOを言う。 昨日寝る前に纏めていた企画書の件について早めに話しに行かねばならないし、他にも諸々の準備があり、 頭を抱えたい気持ちだ。唸る。]
(591) taru 2022/09/23(Fri) 23時頃
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最悪だ、…
[点滴をとらぬように拘束ミトンがはめられた手で、もふもふと額を叩いた。 鏡は見ていないが顔色も最悪だろう。 なんだったんだ、あの悪夢は。何回繰り返した?鎮静剤がなければもっと早くにリタイアしていたのではないだろうか、とも思うけど、耐えきれたかも怪しい。]
(592) taru 2022/09/23(Fri) 23時頃
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[見知った人間ばかりの最悪デスゲーム。 友人に追われる夢、なんだ。疲れているのか? 悪魔の誘惑や闇を飲んだ副作用かもしれない。 それにしては鮮明な………。
ちら、とサイドテーブルのスマホを見る。 昨日寝る前に考えていたのはショコラの事だ。 メアリーへの殺意を歌い同調し、共感をしたあの悪役。 柊木は身内と認定したものを特別扱いする傾向がある。 『仲間』だと言ったショコラも例外ではない。
結果的に彼女を手伝えなかった。 それは心残りとしてあり、諸々の結末を聞いた後 色々と考える事はあったのだ。そしてそのまま寝落ちして、……]
(593) taru 2022/09/23(Fri) 23時頃
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はあ、
[ため息をつく。頭を枕へと戻し、目を閉じる。 このまま寝たら続きを見てしまいそうだし、眠気なんて皆無だが。 迎えの時間まではゆっくりしていよう。そう思う。
── それに、夢も悪い事ばかりではなかったし。 目を伏せた柊木の、丁度頭の上、空中で。
ポン、と一つ。 幻覚の花が咲き爆ぜた。]
(594) taru 2022/09/23(Fri) 23時頃
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[ ──── その日の昼頃。 ショコラのスマホにメッセージが届く。]
『なあショコ! お前、化学部に入らないか!?』
[という、唐突な誘いの文句が。*]
(595) taru 2022/09/23(Fri) 23時頃
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『企画書見た! 会議をやるぞ!』
[起きた日の夜(悪夢の直前)、 サラに届いたのはそんなメッセージだ。]
(735) taru 2022/09/24(Sat) 21時半頃
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─ 文化祭準備の一幕 ─
[お互い日付の都合をつけて、 最初の予定通りに>>2:355昼休み、 化学部の部室へと連れ込む。]
(736) taru 2022/09/24(Sat) 21時半頃
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[実験室の頑丈そうな木の机に丸椅子、 机の上には貰った企画書が置いてある。 他にも筆記用具や新しい紙等必要なものや、 コップ代わりのビーカーもある。 コーヒー入りだ。]
随分長く待たせたな、 俺の落ち度だ、すまんかった。
で、企画書を見たんだが……
やはり、ここは企画書への意見を… 歌い上げるべき…だろうな…──っ!!
[サラなら解るだろう、という顔だ。 教室で回想だから歌い始めるお前には! 病室で企画書を歌い始めるお前には!! 解らないはずがないのである─…!!!]
(737) taru 2022/09/24(Sat) 21時半頃
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…と思ったが、まあそれは別の機会にするか。 とりあえず企画書への異論なんだが、 この部分だ、ここ。
[トントンと指で示すのは『花火の数は大量には厳しいと考えて』という文字だ。]
化学部を甘く見てるのか??? どういう意味だこれは。
[文句からはじまり、すり合わせを開始する。 そもそも花火の数に対しての認識の違いが多分にあるようで、ならば。だの、だとしたら。だの、納得のいく形に落ち着ける。]
(738) taru 2022/09/24(Sat) 21時半頃
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他は概ね良いとして、 この企画で嗅覚はちょっと弱くないか?
花火と花としても、 花は火薬に負けるだろう、 花の香は残らなくないか?
文化祭独特の空気のにおいというのもあるだろうしな。 屋外なら特に屋台も出ているし。
芳香剤や香水でも使うか? 芳香剤なら化学部で作れるが…、 市販品でも構わないか。
(739) taru 2022/09/24(Sat) 21時半頃
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…… まあ
サラに拒絶反応がないんなら、 俺にできる事はあるんだが。
[そう言うと、トン、と机を指で叩いた。 するとそこから、"木の香り"が広がりはじめた、と感じるだろう。 それは幻を用いた花火事件と容易に関連付くはずだ。
柊木は、サラの様子を見ている。*]
(740) taru 2022/09/24(Sat) 21時半頃
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─ 25日/屋上にて ─
[24日、奇祭に奇祭を重ねたような慌ただしい文化祭。 しかし25日にも化学部は本番がある。
結果発表も一大事だ、 フォークダンスも誰かにとって大事かもしれない、 だけど、]
…チト!
[24日の華道部との合同も楽しかった。 勿論全力でやったし、なんなら別事にも駆り出されまくってもうたぶん一生分働いた。 だけど、だけど、だけどまだ 情熱は尽きない!!]
(853) taru 2022/09/25(Sun) 02時半頃
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[だって全てはこの日のためだ…!
チトと約束したリベンジ、 クロと約束したこれ以上ない花火を…]
さあ! 点火するぞ…っ!!
[そうして手をチトに差し伸べる。 共に歌おうというのだ…!>>3:437]
(854) taru 2022/09/25(Sun) 02時半頃
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Firework!!!
弾ける笑顔 未来に描く夢の花 お目にかけるは Prism color たのしい明日を 見せてやるから
(reversible reaction?)(yes!)
煌めいている虹の向こうへ 走りだそう Colorful story 心のままに
花の上に光は降って 星も微笑むくらいに 人に貰った答えではだめだと
( … お前が言ってくれたから )
かがやく花火を 打ち上げようか一緒に フラスコ揺らして 声を弾ませて ランプを灯して 大きな爆発!
(855) taru 2022/09/25(Sun) 02時半頃
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[ ひゅー…っ ]
[ ドォン!! ]
[ ドォンドォン!!! ]
[これは幻術の花火ではなく、 一緒に考えて作り出した本物(りそう)の花火だ。]
(856) taru 2022/09/25(Sun) 02時半頃
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Firework……
煌く花火 夢を描いた大輪の花 共に探そう Flame reaction 一緒に行くなら … 「俺は、嬉しい」
(857) taru 2022/09/25(Sun) 02時半頃
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[そうして文化祭最終日の夜空に大輪が咲く。 小規模の花火大会かな?というくらいに、 デカく! 派手に! これ以上なく!>>0:148
きっとそんな花火だった。]
(858) taru 2022/09/25(Sun) 02時半頃
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Firework!!!
約束の花火 理想を描いた大輪の花 共に歩んだ 道は消えない 先に行くけど 楽しい時間は終わらない!
弾ける火花 空に描く大輪の花 お目にかけるは Flame reaction きらめく花火を 見せてやろう! …♪*
(859) taru 2022/09/25(Sun) 02時半頃
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─ 文化祭準備の一幕 ─>>743>>744
[そう…!前置き一切なしの本題のみだ。 でもサラも企画書のみしか置いて行っていないのだからお互い様だと思っている。 余談だが、今現在の柊木の待ち受けは >>7:155の生け花の写真である。言わんけど。
白紙にならなかったことが嬉しいとサラがいう。 それに応えるように柊木も少し微笑んだ。
数の話や倉庫の話に頷く、ありがたい。 その辺りはもう気合で絶対なんとかする!!!と 力強く約束をする。
そして代償を訊ねられると>>745、]
(889) taru 2022/09/25(Sun) 04時頃
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……… まあ!!!!
代償は体力だな、有体に言えば。 なに、文化祭の二日間全力を出しても、 一日二日休めば元気になれるくらい のはずだ…!
[曖昧なのは検証があやふやだからである。 恐らくやはりあの能力は柊木の情熱由来のものだ。
柊木は既に闇を抜かれている。 それは一欠片たりとも残ってない、はずだった。 夢の中ではそんな感触を得ているし、 あの能力も完全になくなったものだと思っていた。
いや、一度はきちんとなくなっていたのだ。確かに。 それなのに再取得できた理由は恐らく、例の悪夢だ。 そういやサラも出てきたな、とチラ…と見る。 今は気にしても仕方ないが。]
(890) taru 2022/09/25(Sun) 04時頃
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だからそんなに気にしなくっても問題ない。 間違っても文化祭中に倒れるような事も しないと断言できるしなっっ!!
[しかしこちらには確信があった。謎の確信。 今こうして準備をしている間にも体が震える。 今俺の中にある情熱は、間違いなく無尽蔵で。 悪役をやる。などと言っていた時の比ではない。]
まあ俺を信じてみろ…!
[恐らく柊木の事をこの世で一番信用していない人間に、そんな言葉を言い放った。*]
(891) taru 2022/09/25(Sun) 04時頃
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─ 25日/屋上にて ─
[約束の花火が打ちあがる。 化学部の面々、小さな光、祭の終わり、 だけど確かに何かのはじまりだってここにあって。
チトの言葉>>903に柊木はその手を握り返しながら、]
勿論だとも…っっ!!!
[いつもみたいにニーーーーッと*笑った*]
(905) taru 2022/09/25(Sun) 04時半頃
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― 桃園学園文化祭 9/24、午前・3年教室 ―
[クラスの出し物の準備をしている時の話だ。 >>782おかしくないかと聞かれたため、]
意外と似合うじゃないか!!
[と笑って答えた。同意の声もある。満足げだ。 最終的に適当にリボンの位置を調整したりしたが、 この辺りのバランス感覚は花火を作る時と同じ感覚器を使っているため信用していいかは不明である。
柊木は赤毛のシュっとした猫耳に、ワイン色の膝丈メイド服。 点数をつけるとしたら64点>>-8680くらいという、 ちょっとは見れるけど男じゃん!!!という辺りである。勿論ウィッグ等もつけていないしノーメイクである。]
(913) taru 2022/09/25(Sun) 05時半頃
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ああ、そういう意味か。 ん、見た限りは問題なさそうだ。
家でもしたら喜ばれるんじゃないか?
[笑いながら言う。ずりやんの母はこういう事に一緒にきゃっきゃとしてくれそうだ。 恐らく何とも言えない顔をしているだろうずりやんの事は特に気にしない。]
(914) taru 2022/09/25(Sun) 05時半頃
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いいな。
[記念写真には二つ返事だ。配信もOK勢である。 ねこちゃんどもの呼びかけに笑って応えながら、 他のクラスメートも入ってワチャワチャし、柊木は仕草が0点等とダメだしされるも腕組仁王立ちはやめぬまま。いつもの笑顔の写真はたくさん増えていく。
こういうのは楽しんだもの勝ちだ。 それにてるるはこういう時の思い出の残し方がうまい。 クラス写真ならてるるに言えばいつのものでも手に入る気がしている。そういうやつだ。]
てるる、
[呼びかけに振り返った横顔を写真に収め、二っと笑う。 てるるのソロ写真は俺たちがいっぱい撮っておくと決めていた。]
(915) taru 2022/09/25(Sun) 05時半頃
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[……ずりやんがクラスの男子とツーショットを撮っている所を見ると、なんとなく感慨深くなってしまった。大事な人間が人に囲まれ楽しそうにしている様子が、嬉しくない人間がどこにいるというんだろう。 独りになる必要なんて、やはり彼にはない。>>555 桃園の神>>503という新しい呼び名の事を、柊木は静かに喜んでいた。*]
(916) taru 2022/09/25(Sun) 05時半頃
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─ 文化祭準備の一幕 ─ >>926>>927>>928
[せっかくBGMが『白炭』なのでそれらしい話をしよう。 柊木真理は、サラにトラウマを残したと一切思っていない。 ただ幼心の興味が移り変わって、 自然と別のものに行ったというだけで何一つ罪悪感がない。
だから高校での再会でも、 「昔仲の良かったやつに会えた」くらいの動作だった。
柊木は、友人付き合いを今の自分に当てはめる。 今の自分と同じ方向を見て笑って遊んでくれる人間に懐くし、何度も話しかけ、仲を深めてゆき、 今の自分と違う方向を見ている人間とは徐々に疎遠になっていく。
柊木とサラはきっと、なんとなく、合わなかったのだ。 ただそれだけの話だったのだろう。]
(941) taru 2022/09/25(Sun) 07時半頃
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[でもそれは多分、 会話が足りなかったからなのかもしれなくて。 話してみたら合わないなんてことなくて、 友情だったり愛情だったりを育めていたかもしれなくて、 でも── 全ては机上の空論だ。]
(942) taru 2022/09/25(Sun) 07時半頃
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[信じてくれるというサラに一度瞬いてから、 二っと笑って頷く。]
ああ、そうしてくれ! こちらも色々と考える事が増えたからな。 纏まったらまた書類でそちらに提出する。
[そうして続く話し合い。 今の二人は同じ方向を見ている。 話は尽きず白熱し、当初の予定よりも大げさになったり、それでもできる。やってやろうと、同じことを話している。
幕間の息抜き、 サラの提案に柊木は二つ返事であっさりと頷いた。]
勿論!
(943) taru 2022/09/25(Sun) 07時半頃
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文化祭で乗馬競技もできるんだっけな。 ああ、でも俺もお前もメイド服じゃないか?
[そう楽しげに笑って、 着替える手間もあるがいいだろう、と続く。]
ブランクがあるが、 お前には負けないぞ、サラ。
[当日の勝負の行方がどうなったのかは、 まあ別の話だが。*]
(944) taru 2022/09/25(Sun) 07時半頃
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【設定Wiki】 ■名前:柊木真理(ひいらぎ しんり) ■年齢:18 ■誕生日:4/8(おひつじ座) ■身長、体重:175p、64s ◇得意科目:化学 ◆苦手科目:国語
◇ペンライト:スパークルイエロー ◇イメージフラワー:ホウセンカ ◇得意楽器:爆弾、ツリーチャイム、打楽器系
『お前も化学部に入らないか!?』
桃園学園三年生。「化学室の爆弾魔」の異名を持つ。 学校のどこでも爆発騒ぎを起こして高笑いを上げている顔のいい変人である。
[ …続きはWEBで…* ]
(948) taru 2022/09/25(Sun) 07時半頃
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─ フィオーレ・打ち上げにて ─
マスターのおごりときいて!!
[などと騒ぐのだが、]
マスター。 文化祭ではありがとうな。 いやスポンサーの件だ。
[柊木が退院してから改めてマスターに、 文化祭の熱意を歌い上げに行った事もあったでしょう。そういう事にしといて。]
おかげで楽しい文化祭になった。 色々見てくれたか?
あの楽しさにマスターも貢献したんだからな!
[まあ首無し馬とかもいましたけどね!!! そんな感じでカンパーイ!と、奢ってくれる打ち上げのスポンサーでもあるマスターのコップにコップをぶつけた。*]
(949) taru 2022/09/25(Sun) 08時頃
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── っ文化祭 お疲れ様…っっ!!!
[フィオーレの打ち上げに、きっと声が響く。*]
(951) taru 2022/09/25(Sun) 08時頃
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