18 'Cause I miss you. 〜未来からの贈り物〜
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―サイモン宅付近―
[ 木の影に溶けるように、息を潜めるひとつの影。 獲物の巣の前で待ち構える。]
(1) 2010/07/01(Thu) 01時頃
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[ サイモンの手からこぼれた書状を拾い上げた。]
さて……。土産ぐらいは取っておいてやるかな。
[ 六つに引き裂かれたサイモンから右腕をむしり取り、その場を後にする。*]
(26) 2010/07/01(Thu) 02時頃
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―自宅―
[ 齧っていた腕は腹が膨れたと同時に川に投げ捨てた。]
……さて、と。
[ 血の香が残っていては目が冴えてしまう。 井戸水で念入りに、己の鼻ですら感じるか感じないか、まで落とした。]
く……ああ。
[ 伸びをして汚いベッドに沈み込む。 久々の満腹に誘われて深い眠りへ。**]
(40) 2010/07/01(Thu) 02時半頃
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小悪党 ドナルドは、ぐっすりと眠っている。
2010/07/01(Thu) 18時半頃
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―自宅―
ガァッ!
[ 左目を庇うようにして跳ね起きる――その口から漏れたのは、在りし日と同じ苦痛の色。]
……クソッ、クソッ、クソッ!
[ 寝汗でずぶ濡れた顔を手で拭い、それから頭を掻き毟っていると、玄関を激しく叩く音が突然響いた。]
うるせえッ!!
[ 足元に転がっていたグラスを戸に向かって投げつける。 甲高い破砕音、戸を叩いていた音は鳴りを潜めた。 床に靴を叩きつけるような音を立てて玄関へ。 建てつけが悪くまるで、鍵でも掛かっているかのような扉を強引に開いた。]
ああ、タバサ? 何だよいきなり。
[ 目の前の女に怪訝な目を向けた。]
(109) 2010/07/01(Thu) 23時頃
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[ 腕を組み不機嫌そうに見上げてくるタバサを睨み返す。>>116]
生きてるに決まってるだろうが。 何だ? 『死ねばよかった』とでも言いたいのか?
[ 寝起きの頭、悪い夢見。 訳も分からずに言い返した。]
(117) 2010/07/01(Thu) 23時半頃
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[ タバサの言葉に、鼻を鳴らした。>>120]
そりゃあどうも。 この通り生きてるぜ。
[ 面白くなさ気にあくびをひとつ。 タバサの横をすり抜けて、外へ出た。]
どうせクソ意味のねえ集まりの呼び出しだろ? かったりい。
[ 眠い目を擦って、さっさと歩いていく。]
(123) 2010/07/02(Fri) 00時頃
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[ 今日は荒れる、その言葉にぼんやりと反応した。>>126]
そう――。
[ 危うい所で『そういえばそうだったな』という言葉を飲み込んだ。]
――なのか?
[ 背筋が凍る思いを払うように振り返った。 果たして視線は合っただろうか。再び前を向いて歩く。]
ああ、悪かった、以後気をつけるさ。
[ 後ろから投げつけられる愚痴をそのままに。]
(130) 2010/07/02(Fri) 00時半頃
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[ ヘクターと合流し、サイモンの死を知らされる。>>127]
サイモンが……?
[ 眉を潜めて聞く。]
集会所? サイモンはそこで殺られたのか?
[ 少々声が上ずったのを気付かれただろうか。]
(133) 2010/07/02(Fri) 00時半頃
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―集会所―
[ いつもがそうであるように、今日も扉を荒っぽく扱う。]
よう、サイモンが死んだってな。
[ 挨拶もそこそこに声を張り上げた。]
で、全員確認したのか? どうだった?
[ 確認するように、あたりを見回す。]
(140) 2010/07/02(Fri) 01時頃
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[ ヘクターの言葉を鼻で笑う。>>138]
他人の仕事は俺のと趣味が合わないことが多いんだよ。
[ そのまま集会所の扉に向かって脚を上げた。>>140]
(142) 2010/07/02(Fri) 01時頃
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[ テッドと目が合う。>>143 その瞳に浮かぶ色から、『見た』と感じ取った。]
おう、テッド……見たのか? どうだった?
[ こきりと首を回してから、瞳を覗き込むように。]
(144) 2010/07/02(Fri) 01時頃
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そうなのか?
[ アイリス、ミッシェルと顔を合わせる。>>145、>>146]
……聞いた話とは違うぜ?
[ 果たしてそれを口にしたのはタバサかヘクターか。 答えを知っている身、当たり前のこととして流していた。]
……で、お前ら何読んでるんだ?
[ 険しい顔の二人に話しかけつつ、自分の席へと。]
(151) 2010/07/02(Fri) 01時半頃
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[ タバサの避難めいた言葉に肩を竦めた。>>150]
誰も、来いとは頼んでねえ。 モーニングコールならもっと愛想良くしやがれ……なあ、アイリス?
[ 村の全員の安否を確認するという言葉に、うんざりするような顔を隠そうともせず。]
おいおい、んなもん放っておけって。 わざわざ見つけに行かなくても、見つけた奴が大騒ぎするだろうさ。
[ そして、テッドが腕を見つけたことを聞いた。]
へえ……朝イチから大変だったなぁ?
[ 眼光は、彼の表情の色を読み取るように。]
(154) 2010/07/02(Fri) 01時半頃
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[ 席を立ち、アイリスの上から覗き込んだ。]
……よく読む気になるな、そんなもん。
[ 文字の多さに打ちのめされ、ろくに目を通さないうちに自席へと戻る。]
(155) 2010/07/02(Fri) 02時頃
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―集会所―
[ 占い師として名乗りを挙げたテッド、ヘクター。 占い師は一人だけだと言うタバサ。 ――問題は数ではない。]
占い師が二人居るなら……どちらかは確実に狼ってことになるなぁ?
[ ヘクターを見やる。]
じゃあ話は簡単だ。テッドを処刑しちまえばいい。
[ 退屈そうに首を回す。]
(244) 2010/07/02(Fri) 22時頃
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[ ペラジーの言葉に頷く。>>245]
そうだな。 顔の怖いので並べたらガストン、ヘクター、タバサにミッシェルがかわいそうじゃねえか。
なあ、アイリス、顔の怖さじゃお前は圏外だろうが……何か話しておけ? テメエだって当事者なんだ、黙ってたっていいこと無いぜ?
[ 明日には喋られなくなるんだからよ――決して声に乗せられない言葉。 胸中で囁いた。]
(254) 2010/07/02(Fri) 22時半頃
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[ ヘクターの言葉に怪訝な顔をする。>>250]
ああ? お前が人間ならお前が占い師でいいだろ。 テッドが本物だったとして、お前を人間だと言う意味がわから――
[ そこまで言った所で、左頬に何かがばさりと当たった。>>252]
痛えな。そっちは見えねえってのが分からねえか?
[ 不満を言いながらも目を通す。]
……もっとシンプルに書けっての、読む気にならねえんだよ。
[ 読み終えて一言。]
ああ、どっちも狼じゃないことも有るらしい……が、「絶対」じゃねえ……逆に問うがな、テッドが狼でない証拠はあるのか?
[ タバサに視線を投げつけた。]
(256) 2010/07/02(Fri) 22時半頃
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[ 間に入るテッドに構うことなく。>>257]
ウザってえぞガキ……退けッ!
[ 容赦なく蹴り飛ばそうと足を振り上げた。]
(260) 2010/07/02(Fri) 23時頃
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[ 蹴り飛ばした先には目を向けず、タバサを真正面から睨む。>>270]
人の前を塞いだんだ。 蹴り飛ばされる覚悟くらいあったんだろ?
まあ、テッドのことはどうでもいい。 で、だ。
[ 証拠など出せないという言葉聞いて眉を潜めた。>>259]
証拠はないならコイツだって狼かどうかも分からねえ。 お前、こいつが狼だったらどう責任取るんだ?
[ 歯を向く勢いで、睨む。]
(279) 2010/07/02(Fri) 23時頃
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[ 苛立を真っ向から返す。]
「証拠もない」なんて無責任なコトのたまうくせにそれか? ああ、テッド単品でみりゃそうだろうさ。だがなぁ!
[ 腕を大きく振り回す。 殴るためではなく、辺りを指さすように。]
この中で嘘をついてるかもしれねえテッド以上に疑わしいヤツを挙げてみろッ! お前は、証拠もないテッドを無責任に人間扱いして……誰を殺す気だ!?
[ 怒声を響かせて、問う。]
(287) 2010/07/02(Fri) 23時半頃
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[ ヘクターの怒鳴り声に、面白くないと鼻を鳴らす。>>289]
は……! このガキが目の前に飛び出てきたから撥ねちまっただけだろうが。
[ すぐに視線をタバサに戻して宣言する。]
ああ、俺は疑うぜ。コイツを狼だと思ったらきっちり追い詰めて処刑してやる。 証拠はねえ、誰が狼かも分からねえ、だからただなんとなく――そんな救えねえ理由で殺すのなんざまっぴらなんだよ!
(296) 2010/07/02(Fri) 23時半頃
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小悪党 ドナルドは、苛立たしげに眼帯を叩いた。
2010/07/03(Sat) 00時頃
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[ ヤニクの提案に、顔を歪めた。>>298]
はッ……面白え発想だがよ、俺はコイツ以外に投票するつもりはねえぜ?
[ そう言って、先程蹴り飛ばした少年を顎で指した。]
ヤニクの提案に乗りたいヤツは乗ればいい! だがなあ……殺す気で書けよ!?
[ それだけを言って、どっかりと椅子に座る。]
(304) 2010/07/03(Sat) 00時頃
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[ 予想外の言葉に戸惑いを覚えたが、誰が占い師か理解する>>316 だが、安穏とはしていられない。 まさかとは思う。荒唐無稽に過ぎる。だが――。]
未来、だと? じゃあ、答えてみろ。 この中で人狼はどいつだ?
[ 真っ先に疑われた身。 この男は占い師よりも危険と、本能が告げる。]
(324) 2010/07/03(Sat) 00時半頃
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……ふん。
[ テッドという名と共に上塗りされた記憶。 自らの体験だと信じこまれていたそれが剥がれ、得体の知れない感覚が残る。]
自分から死んでくれるってよ。
[ 今日は逃れた――胸を撫で下ろし、席へと戻る。]
(341) 2010/07/03(Sat) 01時頃
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善、ねぇ……?
[ 同族の囁きに集中していた意識に、何故か割り込んできた言葉。>>411 男の吐息が一定のリズムを刻むのを待ってから口を開いた。]
確かに善も悪もあそこにゃなかった。だがなあ――。
[ 凶相に顔を歪めるた。
自身を駆り立てるものが耐え難い乾きと、破滅的な衝動のみだという事を知るが故に。]
(413) 2010/07/03(Sat) 04時半頃
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―集会所・深夜―
[ 目を覚まし、そっと辺りの気配を伺う。
起きている者は居ないようだ。]
(418) 2010/07/03(Sat) 05時半頃
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小悪党 ドナルドは、音もなく階段を上がっていく。
2010/07/03(Sat) 05時半頃
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