22 共犯者
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そして、祭は終わりの刻を告げる。
――誰も広場に帰らぬままに。
――誰もが森に還っていった。
その祭で何が起きたのかを知っているのは、
アレクサンデル家に遺された原稿だけ。
それも、最後の巡礼の様子を映し出してはいない。
(#0) 2010/08/12(Thu) 00時半頃
4年後、また同じように「祭」は続くのだろうか?
それは、森に還った者には分からない。
ただ事実がそこにあるだけで、
ただ歴史が紡がれ続けるだけなのだ。
ここに旧い歌がある。
それをもう一度思い出してみよう。
(#1) 2010/08/12(Thu) 00時半頃
森を歩くのは十二人
祠へ行くのは十一人
帰ってくるのは十人
次の夜には十人
柱を廻って九人
帰ってくる八人
又の夜に八人
泉を汲む七人
帰るのは六人
寂しい夜は六人で出かけ
門をくぐる五人の中から
帰っていく四人を選んだ
最後の夜は四人
満月近づく三人
終しまいは二人
二人はお別れを言い
一人は長い永い旅に
夜明けは誰もいない
(#2) 2010/08/12(Thu) 00時半頃
【 C A S T 】
イアン・マコーミック:leeha
オスカー・アレクサンデル:hone
ヴェスパタイン・エーレ:wuming
ピッパ・コプフ:rhino
トニー・スヴェンソン:Eugene
リンドクヴィスト夫人:Xiwong
マーゴ・ラトル:helmut
へクター・ヴァンルナール:うぇん
テッド・ハーララ:sinotaka
ホリー・アレクサンデル:leaf
ノックス・ブラウン:sieg
ミッシェル・エクルンド:Hinata
ニール・ステネルセン:scrap
(#3) 2010/08/12(Thu) 00時半頃
人狼議事 RP Braid xebec 22
「共犯者」
――了――
(#4) 2010/08/12(Thu) 00時半頃
そうだ、エピどうしよう。
延長は不可能でしょうかねー…?
できたとしても1回程度かしら。
サーバの負担になりすぎるので、少なくとも、2回延長は避けたい所です。
ちなみに村建ては13日夜は外出してて更新間に合うかどうかわかりませんorz
(#5) 2010/08/12(Thu) 01時半頃
とゆーわけで、エピ中は、発言禁止時間を特にもうけない方針でいきましょうか。
限られた時間だし、エピはログ読み飛ばしていいものだと思うし、みんなすきにすればいいのよ。
あ、RP続けたい人は、やってくださいね。
メモにアンカー貼っておくと便利だと思うのです。
(#6) 2010/08/12(Thu) 02時半頃
祭の最後の夜が明けた。
結局生贄――巡礼たちは誰も村に帰還しなかった。
同行の取材記者イアン・マコーミックだけが戻り、
柊の葉を一枚祭壇に置いた――
(#7) 2010/08/14(Sat) 23時半頃
記者はその後、一度アレクサンデル家に立ち寄ったのを確認されているが、家人の気付かぬうちに宿泊していた客室から姿を消した。
守秘を第一義とする長老達は、彼を捕らえて密殺せんと村人たちを総動員して捜索を行わせたが、余所者が見咎められずに村を抜け出せる見込みは殆どないにも拘らず、その行方は杳として知れなかった。
街道の封鎖は継続していたため、或いは森を抜けて街へ向かったとも考えられたが、充分な装備のない者が原始林を踏破することは不可能に近く、また近隣の町村に人をやって調べてもそれらしい人物が現れたという報告はなかった。
そして何も手がかりがないまま一月が経ち、遂に長老会は捜査の打ち切りを宣言した。
村では、森に棲む御使い様が余所者を始末したのだという噂がまことしやかに流れた……
(#8) 2010/08/14(Sat) 23時半頃
その数日後。
一通の手紙が、ロンドン郊外のとある学園都市に在る家に届いたという。
(#9) 2010/08/14(Sat) 23時半頃
「愛しい君へ
何も言わずに君の元から去る私のことを許して欲しい。
けれども、私はどうしても赦されぬ罪を背負ってしまったのだ。
私はヒトの身でありながらヒトの魂を放棄し、ヒトにとっては絶望的な未来を呼ぶ神に帰依し、そしてその証に、数えきれぬ人々を不幸の淵に追いやってしまった。
もし君が、私が『最後に』書いたものを読んだとしたら、きっと君は私のことを責めるだろう。赦さないだろう。ヒトではなくなった私と魂を交え、共に在ったことを後悔することだろう。
しかし私が君を愛していることは変わらない。
たとえこの身が煉獄の炎に焼かれようと、誰にも知られていない地の果てで朽ち果てようと、君を永久(とこしえ)に愛し、護りたいと願う心は変わらないのだ。
ああ、もし私が魂だけになれるのならば、君の傍にこの魂の半分を差し出そう。
要らないならば、街の片隅にそっと捨て置いてくれて構わないから。
誰よりも君の幸せを願っているよ。
イアン・マコーミック」
(#10) 2010/08/14(Sat) 23時半頃
曇天の空の下、暗い北の海を眺める男が一人。
海を渡る風が彼の短い髪を弄る。
それを細く長い指で押さえながら、色付き眼鏡の奥の視線を遠く霧で煙った海の彼方からうら寂しい漁港に向けた。
まだ青年と言っても良い年頃の彼は、英国の新聞記者と名乗ってこの北海に面した寒村に数日前から滞在していた。彼はこの港から出る貨客船に乗るために、先程から埠頭で乗船許可が下りるのを待っているのだった。口に咥えた黒い紙巻き煙草から立ち昇る紫煙が、強風に細く棚引いて消える。
「あんたが船に乗りたいって英国人かい?」
声を掛けられ、彼は振り向いた。そこに立っていたもっさりした風貌の船員ににこやかな笑みを見せ、口元の煙草を毟り取って揉み消す。
「はい、イアン・マコーミックです。」
「荷物はこれだけ?」
「ええ。」
と答えた彼の足元には、傷だらけのトランクと古ぼけたタイプライターの入った鞄のみがあった。
鞄を持ち上げ船へと急ぐ彼の横顔、黒眼鏡の隙間から、昇る月の色した瞳がちらり覗いた。
――今宵は満月。
(#11) 2010/08/14(Sat) 23時半頃
一人は長い永い旅に
夜明けは誰もいない
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(#12) 2010/08/14(Sat) 23時半頃
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