96 黒の森でわんわんお
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― 暗転 ―
突然、周囲が真っ暗になりました
夜が得意な人狼達も、これでは鼻をつままれても気付けない
停電?いやいや…
ここは魔界。不思議な事だって起こるんです
月吼岩まで行けば、灯りに出来る偽物のお月様があるけど――
これはこれで面白い かも?
(#0) 2012/07/05(Thu) 23時半頃
暗い・・・・・・。
今がチャンスだ。
匂いさえ隠せれば、何をしたってバレやしないね。
[暗闇の中で目が光る]
今日は山の下んほうに行ってみようかな?
[???は狼に転じた]
― 森の中 ―
[こちらナンバーツーダイジェスト。
道に出来た大穴の横で何やら誇らしげにしている下手人確保。
とりあえず爪出して5回殴って、それから穴を埋めさせて、]
ふぉん!?
[痩せ狼の首根っこ噛んで、体格差あると言っても相手は大人なのでずるずる引きずりつつ滝壺へ連行しようとしていた道すがら、
突然闇が落ちた。
元々太陽も星もない空が、黒い木とも、地面とも、まったく区別のつかない真っ暗に]
…… ぅ、わ、おーーーん!?
うわっ?
[突然あたりが暗くなって、岸と水面の区別すらつきにくくなった]
ど、どうしよう。タコ見失うかも。
[ひとまず、鼻を頼りにすべく狼の姿へ]
[とりあえず、隙を見て逃げ出す気まんまんのヒューをそのまま超特急でボスのお屋敷に引きずってって、おしおき部屋に放り込んだ。
がしょん。鍵おっけー**]
わふ―?
[暗い昏いと思いながら水より木の匂いがする方へ
その足取りは手探りをしながらなので非常にゆっくりとしたものだ]
暗い、暗い、黒の森
ほんとうに、足元には気をつけて
それに、闇に潜んでこわーいナニカが狙ってるかも…!
ヴェラ[[who]]がもし善良な狼なら、そろそろボスが帰って来てなんとかしてくれるかもしれませんけどね
(#1) 2012/07/06(Fri) 00時頃
やっぱり、頼りになるのはボスですね!
お土産は、なんでしょう。期待はせずに、お楽しみに!
(#2) 2012/07/06(Fri) 00時頃
[昼も夜もあいまいな空はどこまでも漆黒に染まり、こんな暗闇を喜ぶのは日を嫌う一族くらいだろう。
人間界の夜でも星や月があって真っ黒にすることはなかった。
じっとしているのは何が(タコとか怖い生き物とか)こちらを伺っているような気がして落ち着かない。
そしてもうひとつ脳裏に浮かぶのはたんこぶをこさえた狼が不安にしてないか。
自分が一番落ち着いて安全だと思える、その場所を目指して一歩一歩前進する。
ヒューのことはもちろん心配していない。
あいつがいるなら幼い狼が怖がったり、寂しい想いはしてないかな。…無駄に明るく、自信家だから弱いところも見せないし]
う、わん
ヴェラ…、そんなに買いこんで…
[大きな体躯いっぱいに買い物をする姿は、普段見られないものだからこそ笑みが浮かぶ。]
あとは、何があれば群れのみんなは喜ぶでしょうか…
[矢張り食べ物だろうか、などと周囲を楽しそうに見渡して。**]
おん。
[タコどころじゃないと思ったので、他の者の匂いがわかる範囲でうろうろしている]
わふ
[暗闇の中で無駄に姿勢よくお座りをして位置関係を整理している。道が分からなくなった程度では取り乱した姿は見せないようだ。
左に耳を向けるとばしゃっという水の音が聞こえ、左の方からは年長狼の匂いをいくつも感じる]
わふん?ばふ
さっきから魚がよく跳ねているが暗いせいか?
…ん、この集団の匂いを辿っていくと森の奥か、巣穴のどちらかに行きそうだから無し。他にないかな―。
近くから感じる。泥と葉っぱの匂いに首を傾げつつ匂い探し**
[どうしたものか、と暗闇の森の中でじっとしていると係員が見つかり、首の根っこを咥えられて巣穴に持っていかれそうになる。
彼にとってはうれしくないことに仔犬と同じ扱いである。
昔から戦士や外交の仕事はさせてはもらえなかったが簡単なことは任せられるようになっているんだ!と手足を動かして逃れそうとする。
…カルヴィンは戦士狼に駄々っ子の目で見られている]
ひゃん、わぅわぅ―……くぅん、きゅーん
[ずりずりと引き摺られながら、どうしてもボスの屋敷へ行きたいんだ!!と偽りなき本音で説得を開始した]
わわふ、わん!わん―あおーん!!
楽しそうにボスのことを話している。目的はどうした。
― 人間界・とある温泉旅館 ―
[”舞い立ち昇る龍の鳴き声”と例えられる竜笛の音色。
奏でてくれた東国の奏者を見送り、余韻に濡れて思われる客室から縁側へ出る]
…狩りの狂乱の中でなく、こうして眺める月も悪くはないな
[人の姿のまま、ごろり板張りのそこへ寝そべった。
丁度良くあった膝へ、赤錆の頭を枕すれば、見上げる空は真円より僅かに欠けた居待月]
それに星も
[指に摘んだ笹の葉をゆぅらり、夜風が揺らした]
がうがう!
[これでも、頑張ってる!頑張ってるからこそこの程度の混乱で済んでる!
そう主張したいおとしごろ、42歳]
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