180 FESを迎えし戦場-漆黒たる年代記-
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―館の主の部屋―
[>>82>>81 シャル・ライトニスの言葉に 唇の端、笑みを深めた。]
いつも通りであろう。 にとってα(果て)もΩ(涯て)も同じもの。 [銀の栞を眼に留めたのは、少しの間。 ――焔と雷。>>92>>90 相対するのを両の手指を絡め、静観する。 件の灰色の額縁は、螺旋階段の主の隣、招待客たちを観るように、置かれている。]
(@7) 2014/06/14(Sat) 00時頃
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―愚者の庭園―
紅い――――――月。
[降りしきる雨の中。 紅い月が輝き、空を裂く。(>>89)
白に黒が混じる。
シトシト――――――――。 シトシトシトシトシトシトシトシト――――――――。
耳に届いた音は――――終焉への。]
(@8) 2014/06/14(Sat) 00時半頃
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なんか――――ミカちゃんの友達ってのがいるじゃん。
[自分の背中に在る天使へと声をかける。 暫し――――その様子を見た後に口にする。]
飛びたいなぁ……。 ミカちゃーん、アタシ、今すっごく飛びたいなぁ………。
[拳を胸の前で叩きながら意味の分からないことを繰り返す。]
(@9) 2014/06/14(Sat) 00時半頃
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―館主の部屋>>97>>98―
[ソファの肘掛に片肘をついて、 冥府の王を金襴の欠片泳ぐ藍方石の眸で捉える。]
――私は“黄金”だ。 それ以外の何者でもないよ、冥府の王。
[顎を引き、見上げる癖に そうは思えぬ尊大さで微笑む。]
真に動くのは私ではない。 動かしているのは御前たちだ。
―――私は祝福する。喝采を贈る者だ。
[もう片方の手を額縁に触れさせて、表面をなぞる。緩やかに浮かび上がるのは銀色の、影だ]
(@10) 2014/06/14(Sat) 00時半頃
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ほらぁ、マリアだって飛翔しますでしょー。 だからさぁー、アタシも飛びたいなーって思うわけですよ、ミカエルさーん。
[1人でぶつぶつと雨の中拳を叩きながら話す女。 かなり奇妙な図である。]
一応さ。 アタシもね!紅い月のイメージガールなワケですよ。 ああやって燦然と輝いていらっしゃるとアタシもこう!! かっこよく!!決めたいっ!みたいな。
――――――…え、そこでひく?ミカちゃん。
[そこまで言って自分にかけられた声(>>105)に気付いた。]
(@11) 2014/06/14(Sat) 00時半頃
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うん?大事なモノとトコロは隠すでしょ?そういうこと。
[臆面もなしに述べた。]
(@12) 2014/06/14(Sat) 00時半頃
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―館の主の部屋>>98―
そう、揺り籠《die Wiege》
―――眠っている、だけ。 差し詰め、眠り姫《Dornröschen》といったところだ。
[額縁の中の横顔は、銀色。 未だその仔細は、判然としない、が。]
……では、御前は門に入るべき“因果”を 見届けにでも来たか? “奪う”のが御前の趣向であると思っていたが。
(@13) 2014/06/14(Sat) 01時頃
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[しかしながら、己たちも愚者の庭園に来たのは今回が初。 窓から片翼の天使像については見てはいたので認識はしているが。]
例の雑貨屋に託した力。 この何千年って時間の中で戻せただろ?
アタシにくれ、今必要だ、アレ。
[拳を叩けば、Michelle《ミカエル》の炎の翼が辺りに舞った。 授けられるは大天使が背負う六翼――――紅い月が如く。]
(@14) 2014/06/14(Sat) 01時頃
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しょう………じょ?
[頭をこてしと傾げる相手にこちらも同じように首傾げ。>>116 そして暫く相手の顔を見た後に、機械人形を頬に拳を入れ、70(0..100)x1体を一気に弾き飛ばした。]
お穣ちゃん、あれだな!!モエモエ天使っ子属性なんだな!! あ、っていうか――――…。
ここの緑が従っているってことは……。
[隠された天使像が少女、もとい少年をここに呼んだとも考えられる。]
(@15) 2014/06/14(Sat) 01時頃
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お穣ちゃん、もしかして何か声とか聞こえるんじゃねぇか?!
[緑の中心に指差しながら叫んだ。]
(@16) 2014/06/14(Sat) 01時頃
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―館主の部屋>>112―
――なに、本当の事だ。
[夢渡り《ウォーカー》の言葉に視線で応え、 流す視線は漆黒の門に向けた。]
まさに次元の交差点、 世界に対する特異点――と、でも呼ぼうか。
[謳う様な、滑らかな抑揚をつけて。]
(@17) 2014/06/14(Sat) 01時頃
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うぉらぁあああああ!!地炎烈波衝≪アース・ファイア・パンチ≫!!!!
[借り物の翼を感覚でなんとか使う。 最大限の炎を機械人形に叩き込む。]
うん?お嬢……サマてって呼ばなきゃいけないってこと? あと、アタシは天使じゃねぇよ、海賊…幽霊…?みたいな? この翼は借り物だから。
[眼下の少女もとい少年へと声をかけながら、近づいてきた機械人形に裏拳をお見舞いする。]
(@18) 2014/06/14(Sat) 01時頃
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[光の欠片が吸い込まれていくのをちらと見た。 それを確認した後で拳を胸の前で叩く。]
――――――・・・。 泣いてるんだー、あの天使。
[もう1つ増えた気配も気にしつつ。 緑の中心に少し視線を向けた。]
(@19) 2014/06/14(Sat) 01時半頃
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― 館内 / 門の前>>128 ―
[閃光が、聖炎《セイカ》の輝きが部屋を満たす。
螺旋階段の主はシルクハットを押さえ、 影に成らぬ方の眼で相対する 煌々たる焔と稲妻の騎士を見ていた。 冥府の王も、夢渡り《ウォーカー》も、そうであっただろうか?]
……ふむ。
[光が一端収まったとき、 はらり、と前髪が一筋乱れたのを白手袋の指先で流す。 彼の前には、黄金で編まれた八重の花の“紋”。 黄金の螺旋階段を源とする幻想数式の一端。
それがこの場の誰かに向けられることはない。 唯、“その時”を見定めるために。]
(@20) 2014/06/14(Sat) 02時半頃
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[――緑の要塞《アルセイデス・フェステ》もまた、
“荊姫”としての覚醒《めざめ》を、 “口付け”を、待っているのだ、と――>>168>>127]
(@21) 2014/06/14(Sat) 02時半頃
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どうした、腰が抜けたかね、 夢渡り《ウォーカー》?
[蹲った男を、やはり座ったままの姿勢で見下ろし、 常の調子で問いかける。]
(@22) 2014/06/14(Sat) 03時半頃
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―愚者の庭園―
――――――…。 あれが……男子……だと………。
[どうなっているんだ遺伝子。 と思わなくもなかったが、それは彼の前の"彼女"が影響しているのでは、と冷静に背にある天使が語りかけてきた。]
そういう答え求めてないし。 相変らずつまんないなー――――…
[喪われた翼。もしくは奪われた翼。 天使が手放した翼。天使が手放さざるをえなくなってしまった翼。
天翼を得た天使が齎すのは――――]
(@23) 2014/06/14(Sat) 06時頃
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それって………希望・・・………?
(@24) 2014/06/14(Sat) 06時頃
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――――――っぅ。大丈夫だ、ラルフ。そんなことないって!! アタシたちの世界も、みんなの世界も救われる――――…はずだよね……。
[一瞬聞こえた男の声。 それを振り払うかのように炎翼を羽ばたかせる。
少年が緑の要塞《アルセイデス・フェステ》に手を伸ばす、その空の上で。]
――――――……。 ねぇ。
ねぇってば。
[紅い月を仰ぐかのように女は呟く。]
(@25) 2014/06/14(Sat) 06時半頃
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――――…救うんだよね……?
[女は男とはまた別の意思があり。 身体を共有しているとは言っても心を知ることはできない。]
(@26) 2014/06/14(Sat) 06時半頃
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―>>197そして、閃光《ひかり》の中―
そうかね。 なれば、今しばらくは……“ お休み ”?
[ とある起動の言葉を 只のコトバとして柔らかに夢渡り《ウォーカー》に、投げ。]
――――、
[ ソファの背もたれに、 深く身を沈め、閃光《ひかり》の戦場を見守るは、黄金**。 ]
(@27) 2014/06/14(Sat) 17時半頃
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―愚者の庭園―
っおらぁ!!炎華疾駆脚《バーニング・フレア・ビュート》!!
[機械人形に全力のかかとおとし。]
水の量が多すぎてやっぱ分がわりぃな、アタシじゃ!! 考え事する時間もねぇのかよ……!
[聖なる贖罪の手袋《ホーリィ・グローブ》を纏った正拳を機械人形の頬に叩きこむ。 そこで異変に気付いた。]
――――――…なに、止まった? あれ……もーしもーし。
[地上に降りて止まった機械人形の肩を叩いてみる。]
(@28) 2014/06/14(Sat) 21時頃
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[地上に降りたの同時に――――――。 緑の要塞《アルセイデス・フェステ》を見やる。]
頭突っ込んでるよ……あの子…。 さて……水仕事はアンタの仕事だよ。
アタシは一旦休憩さ。
[背中の羽根を大きく広げれば炎翼が辺りに散る。 降りしきる雨に炎が混じり。
降る、フルフルフル――――――。]
(@29) 2014/06/14(Sat) 21時頃
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―ふるき戦場より、“黄金”の光の立ち昇る―
[顛末を見届けるつもりか、 螺旋階段の主はソファに深く腰掛けたままであった。 しかし――、しかし だ。
先ほど展開させた花の“紋”>>@20が 動かぬ/動けぬらしき夢渡り《ウォーカー》と、 そして不本意に過ぎるであろうが冥府の王を 苛烈な閃光《ひかり》のぶつかり合いから“守護している”]
移動させろとは謂われたがね、 折角だから見届けたいのではないかと思ってな。
[自身の顎先に手をやりながら、 轟音の中、清廉たる声の交差する中、 それでも耳元で囁かれているかのように“黄金の螺旋階段の主”の声はふたつの存在に届くだろう。]
(@30) 2014/06/14(Sat) 22時半頃
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――此処《戦場》が閉じれば館に送り届けよう。
見届けるを望まぬなら その“花”に触れるがいい。
[冥府の王、夢渡り《ウォーカー》の前に 常人ならば目を奪われるような美麗さを持って浮かぶ花の紋。
触れれば直ちに館へ転移しよう。 尤も、必要のないものもあるかもしれないが ――この主の、気まぐれである。]
(@31) 2014/06/14(Sat) 22時半頃
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[爆ぜる小さな太陽
見届けたものは 戦場の閉じる刹那に空間を渡る。
垣間見えるは―――遥けき彼方、
黄金の、螺旋階段]
(@32) 2014/06/14(Sat) 22時半頃
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[ ―― リィ…・ ・ン―― ]>>286>>287
(@33) 2014/06/14(Sat) 22時半頃
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[それは、断絶された空間にいたはずのものにも 間違いなく届く。
振り向きざまに、螺旋階段の主は こう謂った。]
(@34) 2014/06/14(Sat) 22時半頃
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――天使《あのこ》 が、待っているよ。
(@35) 2014/06/14(Sat) 22時半頃
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―館主の部屋―
[古の戦場からもどったもの。 或いは時を同じくして館にもどったものの眼に。
>>286 羽根《ヒカリ》が舞い散ったのが、見えた**]
(@36) 2014/06/14(Sat) 22時半頃
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