171 聖†ジャキディス学園 Final Stage
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飛び退いて!!
[遙夏は叫んだ。流れ弾が掠め、その身に直撃しようとも。 口から一筋の血。かっ、と目を見開いた。]
狙いが一点なら……。
[散弾系の遠距離攻撃は苦手である。 だが、狙いが一点なら、「彼」が狙いなら。]
(237) 2014/04/09(Wed) 23時半頃
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余計な邪魔はさせないわよ?
[そう言うと、機械の翼を羽ばたかせ。 急降下すると、ロビンに向けて2本の剣で連続しての剣撃を加えようと。
それが当たってもかわされても。 彼女は再び天に舞う。]
(238) 2014/04/09(Wed) 23時半頃
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[好機!そう言わんが如く改めて距離を詰めれば、太刀の切っ先を光流の喉元に突き出した。]
その腕では、お得意の矢は撃てないな。 だが……。
(239) 2014/04/09(Wed) 23時半頃
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出す?……はぁはぁ、そういうこと? でも、それなら格好の場所を見つけたわ。
[もう満身創痍だ。鬼の眼差しは、天井を見つめた。]
(240) 2014/04/09(Wed) 23時半頃
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――硝煙と瘴気が満ちる異界の皹境《ナカニワ》――
そうね。後一年―卒業―でわたしは冥府の花嫁となって消えるでしょう。
[あっさりと認めると、笑みを消して]
でも今消えるのと後で消えるのじゃ、大違いよ。 そこに時間の長短は関係ない。 ただ避けられない終わりがある。それだけよ。
[そもそも彼女に寿命はあるのかと。疑問に思ったが問うのは止めた]
わたしにはまだ、やりたいことがいっぱいあるの。 今年の文化祭―パラダイス・オブ・エデン―を口実に巨大モアイくらい創ってみたいし、 修学旅行―モースト・デンジャラス・ボヤージュ―で異界の大海魔-クラーケン-の串焼きを食べてみたいし、 一度くらい真面目に期末試験を受けてみても面白いでしょう。
[想像を膨らませて、戦場にはそぐわぬ穏やかな笑みを浮かべ]
(241) 2014/04/09(Wed) 23時半頃
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でもまずは、あなたと駅前の桜パフェを食べたいわね。 わたしもあなたが好きだから。
[脅している気は無い。 どうせラブの意志は既に決まっていると、確信しているから。 彼女の決意を聞くと、不思議そうな顔をして]
あら。それじゃあ、その弓を引いたあなたの責任―枷―は誰が解くのかしら?
すべてが平等になんて、神がいようといまいと不可能よ。 あなたが見て来た悲劇―呪い―の中には、等しさを創ろうとして散っていた人が数え切れないほどいるでしょうに。
能力のあるなしなんて関係ないわ。 ここは人間―ひと―の世界。偏りを嘆き哀しみ、偏りを愉しみ幸せとする者達の世界。
(242) 2014/04/09(Wed) 23時半頃
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貴様は神聖な聖戦《タタカイ》を穢す気か!?
[攻撃には出ず怒鳴りつけた。]
お前、まさかこれが全力とは言わないだろうな? 奥の手があるのならば今の内に出せ! 本気の異能者を無能力で倒してこそ俺の戦いには意味があるのだ!
[俺はまだ本気を出していない。 続ける言葉に彼の表情はどうなっただろうか?]
接近戦最強は伊達ではないぞ?
[肩と脚からは血が垂れ流れる。 それでも平然な振りをして立っていられるのはここまで鍛え抜いた自信と精神力。]
(243) 2014/04/09(Wed) 23時半頃
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は――、三体一で丁度いいと、お前が言ったのだろう? だが、邪魔と認識されたということは、多少は鬱陶しいらしいな、こいつらをやられるのが。
[ならば継続すべきだと判断し、口元でにいと笑んだ。]
"←《Left》" "K《Kick》"
[剣戟はバックステップを一つ、難なく交わす。 天井へと再び飛び上がるのを、追うことすらせず。]
(244) 2014/04/09(Wed) 23時半頃
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そうだよ、僕はバカかも知れない!!
だけど、そんなバカにもっ… 戦意-シンジタイオモイ-があるんだ!!
[機構天使は双極の剣を奏でながら笑う。 譲れない意志を、呪いの緋剣に載せる僕に迫るのは、60のマシンガン!!
…僕は奔る。残像を置き去りにして…]
(245) 2014/04/09(Wed) 23時半頃
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[平行線は埋まらない。 それを予想して、知って、なお笑う。 そうして、現れたのは巨体の虎。 外見の禍々しさとは正反対に、どこか神聖さを感じさせる気配がある。厄介だ、とは胸中で思うだけに留め] 止まる気が無いのはわたしも同じ。 わたしはただ、わたし自身のためにあなたを倒す。 それだけよ。
[告げて、紅いヒールで足下の地面を軽く蹴った。 刹那、大地が揺れる]
(246) 2014/04/09(Wed) 23時半頃
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そう言えば、あの2人はオスカーが暴走したとき、傍にいたような……(>>2:317>>2:339)
[傍で見ているだけでもその対峙する姿には戦慄が走りそうになる。手袋を両手に嵌めたままの自分には、まだあれらは奇異な存在だ]
やはり、オスカー君絡みか。……やれやれ。 因果の旋律は、どうあっても彼をこの學園の首座に据えずにはおかないらしい。ならば…道は一つだろう。つまり…
(247) 2014/04/09(Wed) 23時半頃
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蒼舟緋剣流 閃技 撃星魅残閃剣-ウツセミ-!!
…ガガゴゴゴゴゴゴッ!
[総数60丁のマシンガンが、"僕"を貫く。 閃光の速度で、この空間を移ろう、僕が残した"分身-ざんぞう-"を。
なら、残像-ぶんしん-を残した僕は今何処に?
…機構の翼羽ばたかせ、天に再び舞う天使の上空に! 銃器を蹴り、羽根を蹴り、銃弾でさえも蹴りあげて登り詰めた高みから斬りかかる!]
(248) 2014/04/09(Wed) 23時半頃
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見事なものね。
[彼の残像《ブンシン》を銃弾が貫いて。
そのまま、天に舞い上がった自身へと彼の一撃が迫る。 それを片手のグラムで受け止めると、鍔競り合いのような格好になってしまうが。 翼を持たない彼はやがて地へと戻るであろう。]
(249) 2014/04/09(Wed) 23時半頃
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援護するわよ!
[息も絶え絶えで、彼の残像の場所へ開門《ドリル》。 力を使うと、くはあっ……とか細い悲鳴を上げた。]
出口はここなんてどうかしら。
[一点を狙う銃弾は、穴の中に吸い込まれていく。 そして、前門の《バカ》が迫るなら]
挟み撃ちよ。
[遙夏の指定した出口は、緋奈の背後にあたる天井。 夥しい銃弾は、穴を素通りして背後から緋奈に向かう。]
(250) 2014/04/09(Wed) 23時半頃
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ハルカは、ロビンの方へふらふらと向かう。
2014/04/09(Wed) 23時半頃
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"→→《Right-Right》"
[紫色にたなびく煙を引き、拳は壁を狙う。 冷たい金属質の壁材《キカイ》に触れれば、腕ごと切り裂かんと刃が無数に牙を向くが。]
――"大P《Highpunch》"
(251) 2014/04/09(Wed) 23時半頃
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《罪罪罪憑きるは全てを焼き払う紅の重鋼》
[大地が鳴動する。 日傘がぐにゃりと変質し、二振りのチェーンソーに変わった]
……闘う気が無いなら、もっと下がってね。
[檀の気配を認めたなら、ちらり、視線を向けた後>>224]
(252) 2014/04/09(Wed) 23時半頃
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さあ、
躍りましょう―Shall we dance in the abyss?―
[足下の地面が浮き上がったかと思うと、大きな音を立てて砕けた。 事前に地に沈めた冥約の力が織り上げたそれは、"ミラジェン"と同じくらいの巨体を持った、重厚な戦車。 その真上に立って、嗤う]
[その砲塔が火を噴くと同時、高速回転するキャタピラが、轢殺せんとありえない速度で虎へと迫る]
(253) 2014/04/09(Wed) 23時半頃
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こいつも混ぜておけ……――『爆裂天波』!!
[壁際の機械群も破壊し、それらはすべて七枷緋奈を真っ直ぐに狙う位置へと転送《ポータルワープ》する!]
(254) 2014/04/09(Wed) 23時半頃
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あーあ、生徒会室壊して。 副会長さんが見たら泣くわよ?
[そんな軽口を叩きながら。 遙夏の策を見て取ると、薄く笑う。]
残念だったわね。 あたしがこの程度で倒れると思った?
[Yggdrasilの自律防御は銃弾を簡単に防いでしまい。 そのまま残った銃器は生徒会室を破壊している2人の方へも向けられるだろう。]
(255) 2014/04/09(Wed) 23時半頃
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相手は空を飛び、私たちは地を這う。 …………厄介ね。
[ボロボロの状態でロビンの方に駆け寄った。 力を使うのも、割と負担になる。 完全に息はあがっている。]
(256) 2014/04/09(Wed) 23時半頃
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ハルカは、ヨーランダに、「ええ、当然無理でしょうね」とため息をついた。
2014/04/09(Wed) 23時半頃
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――Yggdrasil
[言葉に呼応して、世界樹の防御はさらに広がり。 ロビンが転送してきた機械群を全て弾いたに見せたが。]
――やるじゃない。
[弾ききれなかった部分。 それが緋奈の額を掠めると、紫の血を流していく。]
(257) 2014/04/10(Thu) 00時頃
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厄介だが、構わん。 助かった。
[こちらへとふらり歩み来る澪標>>256を軽く抱きとめる。 ただし、まだこれでは終わらない。負担を労うも、そのまま床面に座らせた。]
《新生派》を止める為とあらば恩赦だ。 言い訳には慣れているんでな。
[部屋の破壊については、そう言葉紡ぎ息つくと。]
(258) 2014/04/10(Thu) 00時頃
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消えないかも知れないのに?
[消えるかも知れない。その可能性は敢えて口にしない。 堂々巡りになるのは判っている。 だから彼女が告げる楽しげな学校天国にうんうんと頷いて]
桜パフェ早く行かないと、売り切れちゃうかも知れないから。 1つしか無かったら半分こね?
[そんなさささやかな帰宅部生活を口にする]
(259) 2014/04/10(Thu) 00時頃
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まぁ、私には無理よ。私には、ね。
[自律防御を展開する様子を見て、穴の出口の方向を変えた。 遙夏の策はあくまでも陽動、本命はロビン。]
緋奈……。
[「ロビンの策」が遙夏の穴を通って、緋奈へ向かう。 武器を手放したなら、知恵を武器にすればいい。 緋奈をみやるその視線は、相変わらず悲しげで。]
(260) 2014/04/10(Thu) 00時頃
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おっと!
[雪白の赤憑き躍るエフェドラの言葉に、手を振る。邪魔はしないと言わんばかりに。彼女が何を思っているのかはわからない。 同時刻、生徒会室が如何なる惨状になっているのかは、更に知る由もない。 けれど、戦車を呼び出し獣へと向かうあの姿は、黒く染まりながらもこの世の惨禍と悲嘆へ立ち向かわんとするブラックマリアのようでもある。]
……あれは、私の希望なのかもしれない。
(261) 2014/04/10(Thu) 00時頃
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ハルカは、ロビンに抱き止められた瞬間、少し視線をそらした。直視できないように。
2014/04/10(Thu) 00時頃
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……ダメだろ。
[喉元に突きつけられる刃>>239と、怒鳴り声>>243に嗤う。]
仮に俺に奥の手があるにしろだ。 止めは一気に刺さなきゃ。
……全てを使っていないのは事実だけどなあ。 俺は"誰も殺さない"範囲で本気だったぞ。
[嗤って、かさりと取り出したのは呪札。 次の瞬間、光流から黒い羽根が沸き起こりその姿は紛れ、泰山峰の目の前から消え。]
(262) 2014/04/10(Thu) 00時頃
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[異能に慣れ親しんだ者であっても思わず目を背けそうになる歪曲《バロック》……しかし、それが何故か、安らぎを覚えさせるような気がした。]
もしかしたら……確証など何もないけれど… 私の思い過ごしか飛躍にすぎるかもしれないが…
七不思議の最後、誰も知らない孤独の七の正体は…
[目の前の2人をじっと見やる。]
……いや、まさかな。
(263) 2014/04/10(Thu) 00時頃
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――――『一ノ門』とは。
[声が響く。 重症であるのは変わらないが、光流が立っているのは十分に離れた位置。 黒鴉は右腕に張り付き、片腕でも撃てるようにボウガンの形へと変わっている。]
(264) 2014/04/10(Thu) 00時頃
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…それが魔剣グラムっすか。
相手は現世最高峰の神剣魔剣。 でも、僕も負けない。 何故なら、僕と戦うこの剣は。 スバル先輩から託された、想いの剣-せんゆう-だから!
[中空の鍔迫り合いを弾くと、僕は機構の床面に落ちると同時に後退した>>249 同時に銃弾が、爆裂撃が、彼女の背後を襲う!>>250>>254]
(265) 2014/04/10(Thu) 00時頃
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古き時代より『皇』あるいは『神宮院』……。 十三血流《リネッジ・サーティーン》の敵を闇へと屠り続けた一族だ。
――『彼の敵は一つめの門までも辿り着けぬ。』
望み通り見せてやるよ。 一ノ門《スイーパー》の真髄。
ヤイバノキラメキ 闇の中で振るわれる 死の一閃 を。
(266) 2014/04/10(Thu) 00時頃
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