3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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問題児 ドナルドは、多分このまま闇に触れていたら、絞殺されるでなく、闇に落ちる気はしている。
2010/03/08(Mon) 23時頃
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[ こくりと セシルに頷きを返して ]
[ 一緒に いこうと足を運ぶ ]
[ 闇の中―――― 声が 増えて その中のひとつ ]
スティーブン…せんせ、…
[ 問いに 、 あたしは ―― ]
(@33) 2010/03/08(Mon) 23時頃
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問題児 ドナルドは、美術部 ミッシェルの言葉が聴けていたら、ちげぇねぇ……と苦笑を零した筈だ。
2010/03/08(Mon) 23時頃
奏者 セシルは、問題児 ドナルドを思うと気が気でないが。
2010/03/08(Mon) 23時頃
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せんせ、それは
[ 闇が あたしを 捉えて 離してくれない ]
あたしには わからないわ
[ ずっとずっとずっとずっと 捉えられたまま ]
[闇しか 知らないかのようにも なっているから]
(@34) 2010/03/08(Mon) 23時半頃
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――…、
…、先生…?
[名前、に びくりと反応した。]
(161) 2010/03/08(Mon) 23時半頃
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「此処に埋まっている。」
[目を瞠ってその薄紫を見つめたが、それ以上何も言わないので。]
見つけよう、絶対。
[そう呟いて、オスカーの後を追ってゆっくりと印刷室へ向かった。]
(162) 2010/03/08(Mon) 23時半頃
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─印刷室─
[階段上がってすぐの場所。 部の作業をしながらの駄弁り場のひとつ]
……なーんで、ここがこんな事になってたかなぁ。
[中に入り、最初に口をついたのはこんな一言。 よくよく見れば、確かに入り口には不自然な段差。 同じ階の、他の部屋にはないもの]
……さってとぉ。 どうやってぶち抜くか。
[とんとん、と踵で床をつつきながら呟く。 手段として取りうるものも、なくは、ないが]
(163) 2010/03/08(Mon) 23時半頃
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演劇部 オスカーは、自身の左の腕を見る。熱はだいぶ、戻っていたか。
2010/03/08(Mon) 23時半頃
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スティーブン せんせ、…
[ まるで だれかのようだね
続く言葉は闇の内に 残して哂う ]
あなた達は そこで みてるだけしか
どうせ ――― できないの
――――――― …!!
[印刷室へと 入れば 不思議な感覚が 身を襲った]
(@35) 2010/03/08(Mon) 23時半頃
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−外− [>>155踊り甲斐がありそうと笑う男にも。 向ける 闇 は 何も載せない。蹴りを放った男の様は。]
うまいじゃん。 一人踊り。
[傷の話。]
さあ、しらね。好きに、すればいーだろ。
[言っておいて、にべもない返答。 >>156鬼役だったなら。 言葉に また、闇 が 覆い わらう。]
んぁ? はは。 テメェが手駒ならもっと 殺 せたかも知れねーなぁ。
[返す、昏い笑みを見る。 闇 色の瞳には 怒りも 何も ない。]
(164) 2010/03/08(Mon) 23時半頃
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文芸部 ケイトは、演劇部 オスカーの傍へと黙って歩み寄って 下―――床を見下ろした
2010/03/08(Mon) 23時半頃
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俺は男と踊る趣味はねーよ。
[>>160泥濘は 捉まえる対象が減り ドナルドに集まる。 眉を寄せる姿に 浮かべる、口元の、えみ。]
捩じ切られたい、絞め殺されたい 貫かれたい? 選べよ、セシルも同じ様に送って、やるからさぁ――
[ぞるり。首がげる様に 動いて、轆轤首の如く伸びる。 三日月に 描いた 目元 口元を 近付けて わらう。]
(165) 2010/03/08(Mon) 23時半頃
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ここ、…
(@36) 2010/03/08(Mon) 23時半頃
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−印刷室−
隙間があるなら、 さっきミッシェルから借りたナイフがあるから、 なんとかこじ開けられないかしら?
[ケイトの声は耳に入っていないかもしれない。]
(166) 2010/03/08(Mon) 23時半頃
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―印刷室―
[マーゴの言葉には頷いたかどうか。 ケイトの呼んだ名に、僅か眼を伏せ。 印刷室の扉をくぐる。]
…―-ぶち抜くか、か。 道具があればいいが
[謂って。徐に跪き、 床に凶器の腕で爪を立てる。
――ばり、と壊れる音がした。 床を剥がせるか。――眼を眇める。]
(167) 2010/03/08(Mon) 23時半頃
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スティーブン、…せん せ
[闇からのことば] [ 聲が 震えた ]
「せんせ」もいたら そう言ってくれたかな。
あたしは、 あたしは ――― 出たい
ここから ずっと、ずっと
… 助けてほしかった。
(@37) 2010/03/08(Mon) 23時半頃
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─印刷室─
[隣にやって来たケイト。 黙って床を見下ろす、その視線を追って]
……ここ。 この下?
[短い言葉に、その場に膝を突いて。こんこん、と拳でつついた後]
……道具持ってきて細工する時間はなさそうだし。
[当てた拳に、力を入れる。 後一回ぐらい、何とかなれ。 そんな勝手な事を考えながら]
とりあえず、一発衝撃、打ち込むわ。
[さらっと言った]
(168) 2010/03/08(Mon) 23時半頃
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[ 印刷室の床に ―――― 闇を走らせた ]
(@38) 2010/03/08(Mon) 23時半頃
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[―――ビシリ、
床にひび割れが出来始める ]
(@39) 2010/03/08(Mon) 23時半頃
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―印刷室― やめろ、
フィリップ……!
[嗚呼。声が漏れる。 鬼の、――通じる声が、現実の口をついて 悲痛に叫ぶ。 立てた爪が、硬質の澄んだ音を、立てた。]
(169) 2010/03/08(Mon) 23時半頃
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奏者 セシルは、走った闇に、眼を瞠って 一度手を放す。
2010/03/08(Mon) 23時半頃
長老の孫 マーゴは、お見事…と小さく拍手したのは、どちらに対してだったかー。
2010/03/08(Mon) 23時半頃
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な、…
[ひび割れ。此処に衝撃を加えれば、砕けるか。 一発打ち込む、と謂ったオスカーの声が聞こえた。]
(170) 2010/03/08(Mon) 23時半頃
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─印刷室─
[一つ、深呼吸する。 床を思いっきり殴ったら拳潰れるかな、なんて呑気に思いつつ。 闇が走り、床にできたひび割れ。
それに狙いを定めて]
……開けっ!
[声と共に、熱波を纏う拳を打ちつけた。衝撃が伝わる。 床と、それから、自身の肩に]
(171) 2010/03/08(Mon) 23時半頃
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[セシルの悲鳴に目を瞠って、]
え?フィリップ君?
[きょろきょろと辺りを見回した。]
(172) 2010/03/08(Mon) 23時半頃
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― 外 ―
―――……
[さて、困ったな……と、泥濘に囚われて立ちつくした。 直ぐに直ぐ、死なないのは、ドナルドが実体でないからだろう。 捩じり切るも、絞め殺すも、貫くも、影には難しい。 それぞれ、痛みが無いわけではないが……―――。
ただ、闇に触れていれば侵食されて行くのは確か。 完全に呑まれれば、死が見えるか。]
もし俺が鬼役だったら、そんときは俺とお前のビー玉交換だろ。 手駒にゃならんし、よう分からんが、お前もそんなに狂わなかったんじゃね?
(173) 2010/03/08(Mon) 23時半頃
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[やれやれと息を吐いた。 そういえば、ヤニ随分吸ってねぇなぁと、思い出す。 その間も、じわりじわりと影は闇に蝕まれて。]
そんなに、近付いたら、ちゅぅすんぞ? 今、口が寂しいんだ。
[近付く首。三日月の口元を見詰めながら、なんだか、もう、適当なことを言った。本気でする気は、ない。]
(174) 2010/03/08(Mon) 23時半頃
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[ ――― バキン、 オスカーの熱波によって 更に床が割れる ]
(@40) 2010/03/08(Mon) 23時半頃
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長老の孫 マーゴは、衝撃に少しよろめいただろうか。扉へともたれかかるようにした。
2010/03/08(Mon) 23時半頃
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―印刷室―
――っ…!
[咄嗟に眼の辺りを庇うように腕を翳す。 床のひび割れは広がって―― 下へ続く道を、見せるか。]
……、此処、 …か。
[呟き。きょろきょろとするマーゴには 苦く厳しい顔をして首を横に振った。]
(175) 2010/03/08(Mon) 23時半頃
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―北棟西靴箱―
……今度こそ動かせそうも無い、ね。
[勢いをつけすぎたか、足首まで関節の役割を放棄している。 床のあるここまで来れば流石に泥濘は追ってこなかった。 直ぐ上に居る彼らのことも気になったが。]
流石に、勘弁して。
[気を張ろうとする人が居ない所では、 また意識があやふやになってきて。 今からこの状態で階段を登るのは危険だろう]
だめだ、なんか、ねむ、い。
[ぱきん、と景気の良い音が廊下を反響して消えていった]
(176) 2010/03/09(Tue) 00時頃
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美術部 ミッシェルは、奏者 セシルと共にケイトまで居るとは思い至らない。
2010/03/09(Tue) 00時頃
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─印刷室─
おー……きいた、きいた。
[更に割れた床に、は、と一つ息を吐く]
……っても、こっちもきいた、なぁ……。
[拳と肩。それから、目には見えない命と呼ばれるもの。 そこが受けたダメージは、やはり、小さくはない]
……空間は、残ってんのかな? なら、降りていけるか、な。
[口を開けた道を見ながら呟く。 左腕の状態は、一まず黙殺する事にしていた]
(177) 2010/03/09(Tue) 00時頃
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−外− [あか に 響く制止のこえ。わらう。 真逆彼が その言葉を口に出してるとは思わずに。
>>174じわじわと、ドナルドを捕える闇。 蛇が蜷局を巻くように 彼の身体を締め上げる。]
俺が狂ってる? いいや、違うね―― これが俺の本質だ。
[彼がビー玉の交換を言っても。 それがどう言う理由か覚りながらも。 言葉には、出さないまま。]
人 を 殺 すのは 愉しいよ なぁ?
[一つ たった一つ 残った実態の 瞳で わらう。 そこにはもう 闇 しかない。]
(178) 2010/03/09(Tue) 00時頃
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―印刷室―
…、無理をするな。
[きいた、というオスカーに一言。 声が。聞こえて。――唇を噛んで、 あせる心を押さえつけ、覗き込む。]
…行けそうだ。 ……この部屋に、懐中電灯は置いてないか。
[その奥、は くらくて つめたくて。
小柄な2人なら普通に、 自分は滑り込むような形になるか。]
(179) 2010/03/09(Tue) 00時頃
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[ バキリ、 ベキリ ] [ 薄紫が近付いた場所が 崩れていくだろう ]
[闇しかないけれど 確実に 崩れて 、 ]
(@41) 2010/03/09(Tue) 00時頃
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[>>174適当な言葉に。闇 は ひどく、淡とした視線を向けた。 いっそ、赤 い 音 に載せてしまおうかと思うが 止める。
馴れ合いは しない。もう。]
あほな事言ってると――
[纏わせた 闇 。濃さを与えて。 彼の 大腿部分を潰そうと―― ]
苦しめよ、 なぁ?
(180) 2010/03/09(Tue) 00時頃
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─印刷室─
……多少の無理はしないと、やってらんないしー?
[向けられた言葉に、返すのは空元気]
灯り……あー、備品の棚にあった、な。
[言いながら立ち上がり、棚にしまわれたそれを手にとって灯す。
滑り込んだ先はくらくて、つめたい。 その暗がりを、淡い色のライトが照らし出した]
(181) 2010/03/09(Tue) 00時頃
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