24 明日の夜明け
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[つい、と。差し出されたのは、二葉の手紙]
これをばあちゃんと、学校のエライ人に渡せって? それでなんとかなるって、ホントに……いや、そりゃ黒さんが嘘ついたことなんてないけどさ。
……うん、わかったよ。ばあちゃんのところに、行ってみる
[黒さんのギターが、僕の背中を押すように歌ってた]
(197) tamamh2 2010/08/15(Sun) 15時半頃
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――祖母の家――
[ばあちゃんは、いつもどこか悲しげな雰囲気をみにまとった人だった。 夏の、一番暑いさかりに決まって真っ黒な服を着て一日部屋にこもってるようなところもあったけれど、 いつでも僕には優しかった] 『おや、クリス。久しぶりじゃないかい』
うん。ばあちゃん、これ……渡してくれって、頼まれたんだ
『手紙? 誰からかねえ……』
[黒さんから預かった手紙を開いたおばあちゃんは、目を見開いて。 最後には、目にハンカチを押し付けるようにしながら読んでいた]
(198) tamamh2 2010/08/15(Sun) 15時半頃
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『……そうかい……そうだね。クリス、行っといで。 おまえの母さんのことは気にしなくてもいいさ。私だってまだまだ若いんだから』 ばあちゃん!
[抱きついて、頬にキス。おばあちゃんは、天を仰いで、よくわからないことを言った]
『お前はずっと、見守ってくれていたんだねぇ……わたしは何も、与えてやれなかったのにさ……』
(199) tamamh2 2010/08/15(Sun) 15時半頃
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良家の息子 ルーカスは、と、:) しつつ。
perigord 2010/08/15(Sun) 16時頃
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あはは。それは、冗談と言うか、恥ずかしい物があったと言うか。ちょっとびっくりしたと言うか……。
[>>179これもはやり、小さく呟かれるようなに、消えていく声。抱きしめられ、込められる力に、幸せそうに、寄り添った。 謝られるのには、不思議そうにして。痛みには気づいていたけれど。それよりも、今が大事で。そうして、空を眺めた。]
……そう、ですか。
[ホリーの言葉にゆっくりと頷いて、続く言葉を聞く。 少し寂しげに、けど同じように穏やかに、空を見た。触れる手は、暖かい。]
ううん。気づけて、良かったです。
[酷い、と言うのに、首を振って。忘れそうだった、と言う言葉に頷いた。]
(200) perigord 2010/08/15(Sun) 16時半頃
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[>>181フェンス、と言うのにも、ただ頷いて。そっと、手に力を込めた。]
ええ。少しずつ、そうしていければいいと思いますよ。 ……ん、そうですね。色々、私の事もお話します。だから、ホリーさんのことも。 辛い事は色々ありましたし、けれど今は、この瞬間は幸せですから。だから、これは、今は嬉しいことです。
[そっとその目を見て。呼ばれる名前に、微笑みに、微笑むように頷いて。指を絡めた。]
……ん。
[一瞬の、ホリーからの口付けに、少し、目を瞑って。それから、くすぐったそうに、笑った。]
(201) perigord 2010/08/15(Sun) 16時半頃
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……え。あ。はい。分かりました。
[悪戯っぽい笑みに、少したじたじとしながら。何箱買えばいいんだろう。と、思ってしまって。
そうして、星空の元、ひと時を過ごす。フルートの音色が、星星のきらめきが、まるで聞こえるようで。*]
(202) perigord 2010/08/15(Sun) 16時半頃
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良家の息子 ルーカスは、さて、眉毛コアラを探す作業に戻ります。*
perigord 2010/08/15(Sun) 17時頃
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─後日・とある写真スタジオ─
[退院してからもしばらくは色々と慌しかったものの。 ようやくとれた時間で、写真の師のスタジオを訪れた]
……ご心配、おかけしました、師匠。
[ぺこり、と頭を下げると、師は無事でよかった、と笑ってくれて。 その言葉と笑みが、言いようもなく、嬉しかった]
で、師匠、早速なんですけど……。
『ああ……現像と、それから、焼き増しだな? 仕上げてあるよ、ちゃんと』
[問いに返された言葉にまた、ほっとして。 用意されていた封筒を受け取った。 中身は、『あの日』に撮っていた写真。 その中でも、彩雲を映したそれは全て焼き増しを頼んでいた]
(203) tasuku 2010/08/15(Sun) 17時頃
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[それから、しばらく色々と話をして。 他にも回るところがあるから、と席を立ち]
……師匠。
[立ち去り際、ふと、足を止めて師を振り返った]
『どうした?』
オレ……諦めません、から。 ちゃんと腕、治して。 ガッコも、留年ナシで卒業して見せますから。
[に、と笑って、言い切る。 いつも言っている事の、改めての宣に、師はやや怪訝そうな表情を見せた]
……色んな場所を、色んな空を、見たいって、気持ち。 今までは、自分のためだけだったけど、でも。 今は……自分以外にも。 できるだけ、色んなものを、伝えられるように、なりたいから。
(204) tasuku 2010/08/15(Sun) 17時頃
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[ファインダー越しに自分が追いかけているもの。 それを言葉で説明するのは、難しいと思うけれど。 いつか、伝えられればいいな、と思うから。 より広く、多くの『瞬間』を捉えに行きたい、という気持ちは強くなっていた。 それと、もう一つ]
……それと……。 南十字星、撮りに行きたいんです。
[いつか、みんなで観に行きたいね、と。 いつかの合同合宿で話した事を思い出しながら、言って。 彩雲の写真の入った封筒を見てから、また、笑った**]
(205) tasuku 2010/08/15(Sun) 17時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
tasuku 2010/08/15(Sun) 17時頃
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[それから数週間後。僕は、生まれ故郷のあの町から遠く離れたところにいた。 黒さんが紹介状を書いてくれた議事高の理事長室で、こうして理事長と対面で座っている] 『君がクリストファー君かね。特別奨学生枠での入学を希望しているという』
あ、はい、そうです。えっと、その、本日はお日柄もよく――
『挨拶はいらんよ。で、特技はギターということでしたか。 我が議事高が、あのズリエル・マグナスの出身校だということは当然知っているでしょう? 毎年、多くの前途有望な若者がここに押しかけてくるから、すべてを受け入れるわけにもいかない。 で、君は誰の紹介でここに来たんだったかね?』
[明らかに冷たい応対。く、黒さーん……と胸の内で呻いて。でも、とりあえずやってみるだけはやってみようと] えっと、その……これを渡せばいいって聞いてて…… [そっと、黒さんから預かった手紙を差し出した]
(206) tamamh2 2010/08/15(Sun) 17時頃
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[差し出された手紙を、私は忙しいんだがねえと言わんばかりのオーラを振りまきながら受け取り、 開いたところで固まる理事長。まじまじと手紙を見つめ、二度読み、三度読み、 果ては虫眼鏡を持ち出してその署名をつぶさに調べて]
『むむ……こ、これは! ……いいでしょう、クリストファー君。君をわが校の特待生として来年度より受け入れましょう。 寮などの案内は後日送らせていただきます。お下がりなさい』
あ、ありがとうございます!
[やっぱり黒さんはすごいや、と飛び跳ねるようにして喜んで、 お礼もそこそこに理事長室を飛び出していく]
『じ、じ、直筆ーッ! 超プレミアーっ! ヒャッハー!』
[閉じた扉の向こう側で理事長があげた叫びは、防音の壁に遮られて外には届かなかった]
(207) tamamh2 2010/08/15(Sun) 17時頃
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[るんるん、と鼻歌を歌いながら議事校を出て、走り抜けた先は空が近い丘の上]
ああ、夢みたいだ! 高校に行けるなんて…… きっとギターも続けられて、軽音楽部に入ったらきっとバンドが組めたりするよね!
[友達もいっぱい作って。もしかしたら、かわいい彼女とかもできるかもしれない。 夢は広がるばかり] [いつしか、夕焼けの時間がやってきた。美しくたなびく雲が、赤々と染められはじめ、 ――いつの間にか近くに、他にも人が来ていたことに気づいた]
(208) tamamh2 2010/08/15(Sun) 17時頃
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うわ……
[一目見た瞬間から、目線が離れなくなった。 二人乗りの自転車、その後ろに足を揃えて座っている少女―― 前に乗っているだろう存在のことなど意識すらすっ飛んで、気づけば彼女の目の前で、手を握り締めるようにしながらこう言っていた] ひ、一目惚れです! 僕と付き合ってください、お願いしますっ
[それを聞いた少女が、自転車をこいでいた金髪の少年がどう、反応するのかは。 きっとまた別の話――**]
(209) tamamh2 2010/08/15(Sun) 17時頃
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始末屋 ズリエルは、メモを貼った。
tamamh2 2010/08/15(Sun) 17時頃
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―― if 自転車 ――
[「それ」が起こったのは学校にたどり着く直前の信号。 バス停から来る生徒と合流するような場所]
……ん?
[いきなり近寄ってきて、自身の拳を握るように言う男子生徒]
……………っ
[眉が寄る。面白くない。 振り向いて、むっと口尖らせた]
あらやだ、お兄さんてば積極的ー
[反射的に、カマ言葉で茶化すような声を上げた。 だって、面白くない。何コイツ]
(210) khaldun 2010/08/15(Sun) 17時半頃
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残念だけど、あてくし、そんな趣味はないんですの。 好みは可愛い女の子だから、あなたはお呼びでなくってよ。 一昨日いらして?
[自分じゃなくて、彼女にかけられた言葉ってのは知ってる。 だけど、あえてズレたことを言って、挑発的にふふんと笑って見せた]
[彼女が「彼女」じゃないって知ってるけど。 いつか彼女に彼氏が出来るって知ってるけど。 でも、ハンパな奴だったら殴ってやるんだ。 ……そして、俺がいるのにいきなり手順を踏まずに来るなんて、ハンパな奴に決まってるんだ。だから良いんだ]
[自己正当化完了。 後ろで彼女はどんな反応するんだろ。 ちょっと怖い。だから、あんま振り返っていられない。 ぷん、と前を向いた]
[……あー、早く、信号変わらないかな**]
(211) khaldun 2010/08/15(Sun) 17時半頃
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― 私立議事堂高等学校 卒業式/屋上 ―
煩いなぁ。音楽くらい静かに聴けないもんかな。 ま、そんなお上品に聴く曲じゃないけどにゃー。
[屋上のフェンスの更に向こう。 どうやって潜り込んだのか、給水塔の天辺、けれど下からは丁度死角になるだろう位置に座る、人影ひとつ。
焼却炉の煙突にでも登れば見えるかもしれないが、悠々とした眺めを邪魔される気配は、今のところ無かった]
それか……、 其処からなら見えるか。
[手摺も足場も無い、つるりとした金属の上で。 むきだしのギターを手に、体育館の向こうへ目を凝らす。
其処にはもう、誰も居ない。 でも確かに、満開の桜を みた]
(212) sayclear 2010/08/15(Sun) 18時頃
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ねえ、ところで。話は常々聞いているのだよ。 ギターの幽霊さんの話。
[校内は、放送室に仕掛けた、時間きっかりに流されたCDのメロディと、誰かの怒鳴り声、あるいは曲を知る誰かの声、あるいは…… とにかくとても、騒がしい。
かつて一緒にファンだった友人も、今は気遣ってそのバンドの名前を自分の前で出す事は無い。 学校にて、自分の前で、その名を出すのは。 彼らの死を悼んで、自分を詰る目的がある人間だけだった。
未だ自分が、ただの一ファンであることを知るのは、もう、学校でひとりきり。 さて、そのひとりは、ちゃんと卒業式に出たんだろうか?]
なーんであたしのトコには来ないかな。まったく、薄情モノ。
[ぃぃん。ピックを弾く。 本当は、同じのが欲しかったのだけど、見つからなくて。 代わりに店の隅で、まるで自分を待ってたんじゃないかって言うと、自惚れも良いとこな気がするけど、眠っていた真っ黒いギター。 見た目は少しゴツいけど、繊細で優しい音色を奏でてくれるそれは、やっぱり誰かに似ていた]
(213) sayclear 2010/08/15(Sun) 18時頃
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なんてね。……あんまりお人よししてっと、いきそびれるよ。 ……ほんと。お人よしめ。
[もう譜面を必要としない旋律を奏でながら、そらを見上げる。 星は見えない。でも確かに、其処に在る。 それと同じに。聞こえているだろうか]
[残されたテープとは比べ物にならない演奏も、かつて、細身の何処からあんな声が出るのか分からない程だったボーカルと、似ても似つかない歌も。 苦情が来るなら、謹んで受けた。 ただしそれは、彼ら自身に限る。
だから当然のように、誰に咎められることもなく、演奏は終えられて]
(214) sayclear 2010/08/15(Sun) 18時頃
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…… まだ、夢に見るよ。月の世界と、幻の世界のこと。 なんで、あたしは此処にって、泣いて目が覚める日も、あるんだ。
でもさ。いくら夢が楽しくたって、夜が明けたら、起きて生きてかなきゃいけないんだよね。 布団の中で、いつまでも引き篭もってんのは、死んでるのと変わらないし。
だから、
(215) sayclear 2010/08/15(Sun) 18時頃
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[夜明けをみせてくれて、生きさせてくれて。 ありがとう]
(216) sayclear 2010/08/15(Sun) 18時頃
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[ギターを担いで、満面の笑みを空に向けた。 何でか涙が零れたけど、それは少しは女らしくしようと、伸ばし始めた髪が、くすぐったいせいだと思うことにした]
じゃあね! また、あした。
[きっと、いつか。 また、どこかで。
それは人のかたちでなくても、音楽だったり、言葉だったり、写真だったり。 何処かでまた、会いましょう。
叫んだ別れと約束は、生きている人間の足音も引き寄せて。 にゃは、と全く悪びれない笑いを漏らすと、悠々、まさか貯水塔に登っている阿呆が居るとは思わない彼らをやり過ごし。
悠々学校を後にする頃には、一番星が輝いていた*]
(217) sayclear 2010/08/15(Sun) 18時頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
sayclear 2010/08/15(Sun) 18時頃
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─数年後・校舎屋上─
[例えどんなに忙しくても。 その直前まで海外にいたとしても。 毎年『その日』だけは。 必ず帰郷して、母校を訪れていた]
……かわんねぇ、な。
[再建された校舎の屋上に一人、佇み、空を見上げる。 澄み切った青。夏の色。 グラウンドから聞こえてくる声は、学生時代と変わらない]
ん……。
[日差しの眩しさに、手を翳した。 左の腕。そこには、何かの爪痕のようにも見える、傷痕。 完全に元通り、とは行かないものの、粘り強くリハビリを続けた結果、左腕は愛機を支えて世界を飛び回るには十分なレベルまで回復していた]
(218) tasuku 2010/08/15(Sun) 19時頃
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[時を経ても、忘れる事はない。 あの彩雲を見た日の事。 二色の月の下の出来事。 楽しい思い出かと問われたなら、さすがに少しは悩むけれど、でも]
……忘れたくない……忘れない。
[そんな思いもあるから、母校との関わりは断ちたくなくて。 卒業後も、何かと理由をつけては写真部に入り浸っていた。 写真部の部室には、今でも自分の撮った空のパネルが残されている。 天文部と合同で見に行った皆既日食の写真と、『あの日』の彩雲の写真。 忘れたくないし、周囲にも忘れてほしくないから、そこに残していた]
(219) tasuku 2010/08/15(Sun) 19時頃
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っても、さ。 ……別に、あの時の事に、囚われてるって訳じゃないから。 ただ。 あの時……繋げてもらえた、命を、大事にしたいから。 だから、ずっと、覚えていたい……忘れたくないんだ。
[クラスメートが繋いでくれた命。 『親友』の残した言葉。 今の自分を生かしているのは、忘れたくない、大切なものばかりだから。 だから、こそ──]
(220) tasuku 2010/08/15(Sun) 19時頃
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[手を下ろし、カメラバッグから愛機を取り出して空へと向ける。
毎年、必ずここを訪れて撮る、空。
また一つ、時が巡った事を確かめるように。
想いを込めて、シャッターを切る]
……っと……。
[シャッターを切る瞬間、ファインダーの中に白が飛び込んだ。
飛び込んだそれ──真白の鳥は、青を切り抜きのように染めて、そのまま飛びすぎる。
愛機を下ろした時には既に遠のくその色を、しばし、見つめて]
……元気、か?
[ごく小さな声で、誰に向けるともなしに、こう呟いた**]
(221) tasuku 2010/08/15(Sun) 19時頃
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若者 テッドは、メモを貼った。
tasuku 2010/08/15(Sun) 19時頃
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― 回想 屋上 ― [涙を拭いて空を見る。 そこには今にも落ちてきそうな空の中で尾を引く星々の姿があった、己の命を燃やしつくす星の姿はこの夢幻の中で共に歩んできた後輩達に重なるようで儚いけれど美しいと感じられた]
綺麗‥‥‥。 ああ、でももう目覚めなきゃ。
目が覚めたらきっとこの事は覚えてないけど。 皆大好き、皆の分もきっと生きるから。
だから、さようなら――
[隣で手を繋いでくれている人の横顔を見てマーゴに、サイモンに、カルヴィナにそして日常でまた会える全ての人に微笑みを見せる]
結局、メアリーちゃんとフィリップ君と、ズリエルさんには会えなかったな‥‥‥。
[呟いて、再び空を見る、大きな星が強い輝きを放って眩しさに目を瞑ったところで青い月の世界に落ちた時のようにプツリと意識が落ちる――]
(222) VF-19F 2010/08/15(Sun) 19時頃
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― 病院 ― [遠く、誰かの声が聞こえる、昏い昏い意識の闇から現実に引き戻される浮上感。 気だるいけれど目を開くとそこには母と父の姿があって、今どこに居るのかが把握出来なかった]
お父さん‥‥‥。 お母さん‥‥‥。
二人とも、仕事は‥‥‥?
[声を出すだけでもとても疲れる、いつも忙しそうにしている二人が揃っているのも珍しいけれど、室内に差し込む日差しから見て父も母も仕事に出かけている時間ではないかとそんな事が気になった]
(223) VF-19F 2010/08/15(Sun) 19時頃
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[そして知る、飛行機事故の事。 発見された時、なぜか側に焼け焦げた桜の樹の破片が落ちていたらしいが特に火傷などもなく。 ただ頭から血を流していた事と、意識がなかった事で病院に担ぎ込まれたらしい。 病院に運び込まれても{4}日程眠り通しだった事、二人とも仕事を休んでまで付き添っていてくれた事なども聞かされた]
あはは、お父さんもお母さんもやっぱり親なのね。
[二人の話を聞いていたらついそんな言葉が口に出た、当たり前だと憤る両親に少しだけ安堵して]
だって、最近お父さんともお母さんともロクに会話してなかったもの。 これでも寂しかったのよ?
[バツが悪そうな両親を見てクスクスと笑いが漏れる]
――でも、それを寂しいって泣き喚く年でもないし。 お父さんもお母さんも私のために頑張ってくれてる事は分かってるから。 意地悪してごめんなさい。
[両親もどこかほっとしたようで親子三人で抱き合った]
(224) VF-19F 2010/08/15(Sun) 19時頃
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[入院中軍のお偉いさんが病室に来て謝罪してくれたりしたけれど自分にはあまり良く分からなくてただただ混乱するだけだった。 両親はかなり怒っていて軍の人たちを追い返していたけれど、その時はまだ自分の中では整理はついていなかった。
軍の人たちが帰ってからふと飛行機事故の事を思い返す。 ラルフ、ルーカス、ホリー、ソフィア、テッド、そして自分。 今回の事故による生存者の話、そして犠牲になった人たち。
犠牲になった人の中には当日知り合ったばかりの人も居た、中には名前すら知らない子さえ。
けれど、不思議と顔も名前も知らない女の子と、カルヴィナの友人であったのであろう男の子の死に不思議と涙が溢れた]
こういう気持ちがあるって事は、やっぱり私も軍の人たちは許せないって事なのかな。
[暗い室内、ポツリと呟く。 外に見える月はチェシャ猫の笑みのような白さを放って煌々と光を放っている、青い月も赤い月もそこにはない]
青い月なんて、あるわけないわよね、どうしたんだろ。
(225) VF-19F 2010/08/15(Sun) 19時頃
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[大仰に頭に包帯が巻かれていたけれど精密検査の結果は特に異常はなく、身体も打撲と擦り傷がいくつかある程度で骨折すらしていなかったのは奇跡に近かった。 それ以上に声も喉も無事だった事に心底ほっとしたけれど、目を覚ましてからの回復はとても早く、すぐに退院の日は来た。
退院後すぐに新学期が始まって、数日間はクラスメイトにあれこれ聞かれたりして目まぐるしい日々だったけれど、すぐに事故の事も話題にならなくなりいつもの日常に還る。 唯一違うのは学校が新しく建て直されるまではいつもの通い慣れた道は使えずに仮校舎で勉強をする事ぐらいで、それでも世界史の厳しさは変わっていなくて。
日常に戻って思う事、嫌な事も、嬉しい事も、全部生きているからこその事で、あの日飛行機事故で亡くなった皆はそれを感じる事すら出来ない]
――だから、生きなくちゃね。 私には、『明日』があるから。
[窓際の席、空を見つめながら呟く、呟きが聞こえた友人には変な顔をされたけれど笑って誤魔化した]
(226) VF-19F 2010/08/15(Sun) 19時頃
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