298 終わらない僕らの夏休み!
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[結果として。 ゆっくりながら肉を食べきって片付けをしたあとは、少し疲れたなんて言いながら水を飲んでいた。
また少し顔が赤くなっていたのを誰かに指摘されたろうか。 火に当たったせいかも、橋に向かう話が出るまでは座って休んでいた。]
(147) 2019/09/10(Tue) 00時頃
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いやいやないない。それは『この夏のやり残しじゃないっしょ。』
[思い出したようにゲラゲラと笑う。 誰かになんで笑ってンだって聞かれても、]
流石にオレが颯成に野球部に入ってほしくて『ループ 』起こしてたらひでー話だよなって。 いや、不謹慎だってわかってけどさ! そんなんなら鹿崎少年も一緒に誘いたいくらいだわ!!
[鹿崎少年は公園には来ているだろうか。 オレはバカみたいな話をしてしまった照れくささで『記憶を失った』鹿崎少年とじゃれる。
みんな笑ってる。いい、夏じゃないか。
ひとしきりじゃれたところで、鉄板の火の調子がなんだか悪そうだ。 オレはかがんで、鉄板の様子を見ると―――――]
(148) 2019/09/10(Tue) 00時頃
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[鉄板を支えてた足が、グラグラと揺れて。]
(149) 2019/09/10(Tue) 00時頃
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― 公園のバーベキュー ―
[あたしは、弟みたいに思っている颯成に、視線でそっと応援されたりしながら、秋山先輩とならんでお肉や野菜を食べていた。
これは、今日まで今日を覚えていたみんなには秘密。 あたしは少し、欲張ったんだ。
みんなに聞こえないように、 こっそり一度、夏のやり残しを絶対に残さないよう、 ためしてみた。
「これが終わったら、 一緒にちょっとだけお祭を覗きにいきませんか」
あたしはそれを 秋山先輩にあっさり断られた。(>>0:6)]
(150) 2019/09/10(Tue) 00時頃
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おう、最後の分焼いちゃったら橋向かうべー!
[大声で叫ぶ。ゆらゆら。ゆらゆら。]
(151) 2019/09/10(Tue) 00時頃
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[どうせ忘れてしまうのだから、大丈夫。 あたしも本当は今日なんて迎えられてない。
ただ、根岸に少し、 嘘つき、と、* 思っただけ。*
(>>0:16)(>>+54) ]
(152) 2019/09/10(Tue) 00時頃
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[その後は、食べさせられた分>>146も合わせて重い胃をさすりさすり、片手に願いの紙を持って橋の上に立っていた。
せーの、とか、呼吸を合わせる言葉はあったっけな。 下を覗けば、こんなに高かったんだっけ、と思いながら、ひらり半紙を一枚落とす。
集まった、あるいは愛海先輩に託された願いの紙が、同じく他にもひらひらと落ちていく。 時々風に巻かれながら、踊るように、遊ぶように川の中に白い紙が流れていった。 1枚、2枚、数えて。 最後の1枚が流れに乗ったとき。]
(153) 2019/09/10(Tue) 00時頃
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[見守り終えて気が抜けたのか、橋の上でその場で崩れるように倒れ込んだ。
息は荒く、顔はあかあかと火照っている。 その場にいた誰かが起こそうと身体に触れたなら、熱が高いことに気づかれたかもしれない**]
(154) 2019/09/10(Tue) 00時頃
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