人狼議事


231 獣ノ國 - under the ground -

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視点: 人


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

    ………これからもっと、知ればいい。


[ 短く返した其れは、見方に寄れば投げ遣りにさえ聞こえたかもしれない。 されど男は別段、面倒な表情は映さずに。 ただ、平生と変わらぬままであった。


    ――― 間も無く足を上まで運んだならば。 眩いばかりのそこに手を翳しつつ、 男は自身の家へと彼女を招待しただろう。―――それは新たな、温もりとして。]**

(84) 2015/07/18(Sat) 00時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

…すごく、意地悪だな。

[その言葉に>>82は、そう返す。不気味なニヤリは、いまや、ただただいたずらっぽく見えて。はぁ、と、ため息をつく。幸せそうな、ため息。]

…そうだな。じゃあ…ヴェスパタインに合わせて、尼さンか?

[頭巾でも買おうか、との言葉にはそう返す。返してから、あ、と思う。考えてみれば、修道服はこの髪から他人や自分を守るのに、かなり適した構造ではないだろうか。丈夫な麻布の頭巾をした上に、ベールを二重に被るのだから]

[『外』の光が見える。あれだけ欲した外の。だが、それに全く興味はなかった。どれだけ自由にあるきまわって、果てなき果てまで探し回ったとしても、ここより幸せな場所はないと、確信できるからだ。もしもこの螺旋階段を登った先が狭い独房でも。きっとハリネズミは受け入れるだろう。そこは世界一幸せな独房なのだから]

(85) 2015/07/18(Sat) 00時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

……ああ、教えてくれ、ヴェスパタイン。

アタシは…まだ、何にも知らない。他の奴が知らないことばっかり覚えて、知ってることは殆ど、知らない。だから…こんなに、人がいる世界で。人と、触れ合うことを、知らなかった。

あの、初めて撫でてきた時…
それを、初めて知ったから…

これからも、教えてくれ

[いままで、誰にもしてこなかった分なのか、たくさん、お願いをする。身体の、心の、ふれあいを、積極的に望んで]

(86) 2015/07/18(Sat) 00時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

幸せって、どこまで幸せになれるのか、とか…

[いまが最高潮に思えてならないが、それでも、きっと知らないだけで、もっと上はあるのだろう。だっていまの幸せも、前は想像すらできなかったのだから]

(87) 2015/07/18(Sat) 00時半頃

【人】 鉱滓地区 チェビイ


[     まるで魔法の言葉みたいに、 決して忘れてはいけない呪文みたいに。
     僕を突き動かす二つの言葉が、脳底に貼りつく。

            焦燥 。

    それは『 こいしい 』から? ただ、『 あんしん 』したいから?僕にはわからない。 わからない、 ……解ろうと、していない。 ]


(88) 2015/07/18(Sat) 00時半頃

【人】 鉱滓地区 チェビイ

        ……、 ………


[  地下に居たときは、外に出るとしても付近までしか許されなかった。 僕はいつのまにか近しい記憶の外に行っていたことに気が付く。
  消えた人混み 。 ちいさな僕に気付かずに、僕を蹴る人はいない。
  僕は首をぐぐ、と伸ばして遠くを見た。
         ―――とおくとおく、のそら。 合わせ鏡の、うみ。

    『 ―――うみ、 』
       (  記憶のだれかが呟いた気がした。 )( 僕はきょろりと辺りを見渡す )( ……落胆したこころは、 なんだろう? )

 一体何れ程の時間が、此処に来るまでに費やされたのだろう? 疲れたときには甲羅にこもっていたから、太陽の動きさえ掴めずに。

「 まるで砂漠に迷ったみたいだ 」 僕は思った。
思って、ひとまず誰かが焦がれた「 うみ 」へ向かおうと足を伸ばした―――その先、 ]

(89) 2015/07/18(Sat) 00時半頃

【人】 鉱滓地区 チェビイ



        ?! ―――ァ、


[ 驚愕に浮いた声が、喉元からこぼれた。 獣の鳴き声は小さく、しかし大きく。
  踏み出した先 いや先なんてなかった。 丘だったんだ、――いや、崖かもしれない。ころころと甲羅に隠れたまま、僕は急斜に転がり出す。
  時折突っかかる障害に、ない眉を顰めながら ]*

(90) 2015/07/18(Sat) 00時半頃

【人】 鉱滓地区 チェビイ



[    おちて、おちて、そのさきは?

  僕はひょこりと首穴から顔を覗かせた。 転がり落ちて、叩かれた体躯は痛く。ずきずきとした鈍痛が僕を苦しめた。

――けれど。

  すん、 鼻を鳴らすと 先よりもたくさんの潮の香がした。
  ぱちりぱちりと瞬きをして、僕は目を開く。 ――うみねこが、 鳴く。 ここは、 ]


(91) 2015/07/18(Sat) 01時頃

【人】 鉱滓地区 チェビイ

     ( うみだ、 )


[    誰かの焦がれた、
             海だった。

  青はどこまでも青く 空には雲が身を横たえらせる。
  『 このけしきだ 』と、僕は思った。
  ―――” なに ”と比べてかも、わからないまま。

     この景色だ。 どこかで見たような、懐古。
     誰かが焦がれたこの景色を。 しょっぱい水を。

        僕は、以前と変わってしまった姿のまま。
        そして変わらない、 独りのまま。


        『 漸く 』と思ったその裏、 ―――僕は、 ]

(92) 2015/07/18(Sat) 01時半頃

【人】 鉱滓地区 チェビイ



          、……も、 …――き― と、


(93) 2015/07/18(Sat) 01時半頃

【人】 鉱滓地区 チェビイ


[  ……
  近くに『 ふるさと 』がある気がする。 行かなければならない。そうしなければならない。 そうしたら、 僕は一体、なにになれる?
          独りのまま。 ずっと、

  口から漏れた泣き声が、 『 合言葉 』にも似た彼の名前を呼ぶ。


   ( ―――こんな姿では、 きっと。
        ……気付かれることも、無いんだろうなあ。 ) なんて。 ]


(94) 2015/07/18(Sat) 01時半頃

【人】 鉱滓地区 チェビイ

      [    君は、いま どこにいるの    ]


( こてりと、僕は四肢を投げ出した )
( 『 ふるさと 』より先に、彼をと願っては )
( ―――僕の先は長いから、また逢えるまで――と 。 )*

(95) 2015/07/18(Sat) 01時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

[ジリヤ=アコニタム。アコニタムとは、トリカブトのこと。
花言葉は、「人嫌い」「厭世家」「復讐」…]

(96) 2015/07/18(Sat) 01時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

[『美しい輝き』

ハリネズミの髪はキラキラと…窓から射す「外」の光を反射し、輝いた]

(97) 2015/07/18(Sat) 01時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

         ――― おまえが望むなら、 どこまでも。


[  「 崇拝 」とは違う、別の――それが「 使命 」ならば。

  男は一度彼女を降ろし、 その耳許で囁いた 。   ]*

(98) 2015/07/18(Sat) 02時頃

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