人狼議事


126 生贄と救済の果てに〜雨尽きぬ廃村・ノア〜

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視点: 人


【人】 風来坊 ヴェラ

[それは、まったく徒労に終わる、無駄なあがきだったのかもしれない。
 このまま鉤爪が振り下ろされれば、抵抗することは叶わない。

 そうでなくても、このまま未来を歩むことすら、できるかどうか危うい体だ。
 だから、多くは望まない。

 獲物はあいつだ、と、自らの右手に告げた。
 できるなら力を貸してくれ、と右手の魂に呼びかけた。

 例え、その一欠片でもいい。表面を打ち割るだけでもかまわない。
 厚い氷で閉ざされた内側。おそらくは、その深く深くに眠っている……

 『何者かの魂』に、力の限り『喰らい付け』、と。

 振り下ろされる鉤爪の、風斬る音は聞こえてくるか。
 薄れてゆく意識の中、ヴェラは最後に力を振り絞り。

 生者に対する『生贄』の力を、発動させた**]

(87) 2013/06/20(Thu) 20時半頃

風来坊 ヴェラは、メモを貼った。

2013/06/20(Thu) 20時半頃


【人】 歌い手 コリーン

[雨を跳ね上げながら、走る。

どこに居るかなんて、分からないから。
先程村に訪れた、夜明けの光>>3:110
その光源の方へと、向かって。]

[そこで見た光景は、振り下ろされた鉤爪と。
そちらへ右手を翳す、ヴェラの姿。>>87]

(88) 2013/06/20(Thu) 20時半頃

【人】 歌い手 コリーン

 だめぇぇええッッ!!!

[走りながら、思う。]

[氷蜥蜴が、ホレーショーじゃなかったら?
――……でも、もしもそうだったら、取り返しがつかないよ。]

[もしホレーショーでも。
私とヤニクを、殺そうとしたのよ?]

[――……それでも、嫌なの。]

(89) 2013/06/20(Thu) 21時頃

【人】 歌い手 コリーン

[私は咄嗟に、氷蜥蜴を背にする様に、右手を翳すヴェラの前に身体を滑り込ませた。
私が、氷蜥蜴に殺されるだろうか。
私が、生贄にされるだろうか。

――……それでも、足が止まらなかったの。**]

(90) 2013/06/20(Thu) 21時頃

歌い手 コリーンは、メモを貼った。

2013/06/20(Thu) 21時頃


店番 ソフィアは、メモを貼った。

2013/06/20(Thu) 21時頃


風来坊 ヴェラは、メモを貼った。

2013/06/20(Thu) 22時半頃


【人】 放蕩者 ホレーショー

     − 森の奥 −

[鉤爪を振り被った直後、遮る様な声>>89と共に
コリーンが飛び込んで来る。
動く体温を素早く察知した片目がぎょろりと見つけ、
その身体もろともヴェラを切り裂こうとした]

…………。

[だがその鉤爪は途中で寸でで動きを止める。
庇うコリーンの向こう、突き出したヴェラの右腕>>87
それに応じる様に、
イアンの遺骸が霧散して雨に消えるのが見えた]

(91) 2013/06/20(Thu) 22時半頃

歌い手 コリーンは、メモを貼った。

2013/06/20(Thu) 22時半頃


【人】 放蕩者 ホレーショー

[ヴェラの最期を認めたくないと言う様に、
見たくないと言う様に雨に消えたイアンの遺骸の
あった場所と、脈打つヴェラの右腕に
蜥蜴は無言のまま鉤爪を降ろし、地を蹴った]

…………。

[コリーンの傷も浅くない、もしかしたら生贄の魔法は
コリーンに発動するのかもしれない。
魔物の本能的な危機察知か、
それともそれ以外に何か思う事があったのか。

大事な贄になる筈の目の前の餌を捨て、
蜥蜴はその場から走り去った]

(92) 2013/06/20(Thu) 23時頃

【人】 放蕩者 ホレーショー

腹ガ減っタな。

[色々思い出して嫌になる。

あの女も俺の前に飛び出してきた。
首が無くなる直前の事だ。

魔に堕ちる事を厭わないほど、
堕ちる事を望んだほど大切だった。

殆ど残っていない記憶が冷たい氷の心の奥で疼く]

(93) 2013/06/20(Thu) 23時頃

【人】 風来坊 ヴェラ

―右手と鉤爪の対峙―

[そこで行われたのは、ほんの一瞬の出来事だったのかもしれない。
 『生贄』を発動させたヴェラに対し、振り下ろされた氷の魔物の鉤爪>>88

 そして、割って入る誰かの姿>>89

 視界はかすみ、姿はおぼろげではあったけど。
 それがコリーンであることは、聞き馴染んだ声で分かった。

 馬鹿者。詫びて撫でろ。

 鈍った神経伝達を受けて、心の中でそう呟いた。振り下ろされる鉤爪のイメージ。
 切り裂かれる自分と群の仲間の姿……]

(94) 2013/06/20(Thu) 23時頃

【人】 風来坊 ヴェラ

[けれど、鉤爪の動きは裂かれる寸前でぴたりと止まった。
 近くで霧のように散って行ったのは、なんだったのか。
 視界がかすみ、それすらも判別できない。ただ、呼応するように右手が脈打ったように感じ……。

 ……お前か? 礼を言うぞ。

 その脈拍が、かつてよく触れあっていた相手のように感じて。
 ただの気のせいだったのかもしれないが、そう思わずにはいられなかった。

 先ほど何かが散った場所と共に、右手に撃ち落とされる、氷の鉤爪>>92
 もはや、痛みは特に、感じない。

 ただ、宿らせていた『生贄』の力が、その場で消滅していった。
 ぬかるみに打ち込まれた右腕は、もう動かない。魔物がどうなったのかも分からない。
 ヴェラはただ、持ちあがる力さえないその右手を、ぼんやりと見つめることしかできなかった]

(95) 2013/06/20(Thu) 23時頃

【人】 歌い手 コリーン

[背を裂かれるはずの鉤爪は、届かないまま。>>91
ヴェラの後ろ、イアンの遺骸が雨に霧散するのが見えた。]

[氷蜥蜴は、再び私の前から姿を消して。>>92]

 ヴェラさん。ごめんなさい。
 
 あの魔物、ホレーショーかもしれないの。
 もしも、そうなら。
 《生贄》、に……。

[しないで。と、小さく呟くのは。
『傷つけないで』ではなく、《生贄》というのは。
……その対の意味に、気付くでしょうか。]

(96) 2013/06/20(Thu) 23時頃

【人】 風来坊 ヴェラ

[コリーンの声が聞こえてくる>>96
 話しかけられるということは、当面の危険は去ったと言うことなのだろうか。
 あの魔物が、ホレーショーかもしれない。
 その言葉はすんなりと受け入れ……続く言葉の意味までは、朦朧としているせいか、ヴェラにはうまく受け止めることができなかった。
 ただ、『生贄』という言葉に、伝えなければならない事実を思いだす]

 イ、ア

[イアンと、ツェツィーリヤがこの手にいる。
 途切れ途切れに発した2人の名前と、無理矢理持ち上げようとした右手の腹で、彼女に意味が通じたかどうかは分からない。
 それでも、伝えておかなければならない。
 おそらくは……自分も群から離れる時が、近づいてきているのだから]

(97) 2013/06/20(Thu) 23時頃

【人】 歌い手 コリーン

[『詫びて撫でろ』>>94
その言葉が聞こえるわけでは、なかったけれど。
向き合っているその顔が、優しい顔に、見えて。]

 ごめんなさい。ごめんなさい……。

[ぼろぼろと零れる涙が、止まらない。
雨が降っていて、良かったと思った。]

(98) 2013/06/20(Thu) 23時頃

【人】 放蕩者 ホレーショー

[蜥蜴は考える。
コリーンがいると言う事は
ソフィアが失敗したか、殺されたかだ。
もしかしたらもう生贄にして徒労に終わるかもしれないが、
今後の策を練るのに確認も必要かと、
先程戦っていた場所へと走る。

左右の目は忙しなく動きながら警戒を怠らない。

そして見つけたのは隠れていた場所で
まだ動いている命の色>>75

とっくに死んで、彼こそ生贄になったと思っていたが。

丁度いい、とばかりに遠慮なく餌にしようと
ヤニクに向けて尾を振った]

(99) 2013/06/20(Thu) 23時頃

放蕩者 ホレーショーは、メモを貼った。

2013/06/20(Thu) 23時半頃


【人】 歌い手 コリーン

 イア『ン』?

[持ち上げられた右手、両手で受け止めて。>>97]

 無理しないで……。
 今、雨を凌げる所に、運ぶから……。

[そう言って、彼をおんぶして運ぼうと。
ヴェラは小柄で、身長も自分の方が少し高い位だし。] 

(100) 2013/06/20(Thu) 23時半頃

【人】 風来坊 ヴェラ

[謝るコリーンの声がする。微かに顔をあげて彼女を見やる>>98
 聞こえてくるのは詫びの言葉。
 狼であれば、赤い雨の薄まる頬の筋を、舐め取っていたのかもしれないが。
 詫びるは……むしろこちらの方だ]

 ……っ。

[イアンとツェツィーリヤのことが通じたかどうかは分からない。
 右手を受け止められ、そのまま運んでくれようとしていることは分かった>>100
 体を動かす力は残っていない。
 小柄でも、脱力した体は重かろうと、精一杯首を振ろうとする。
 おそらくは、もう長くないことは、自分でもしっかりと理解している。
 だから、精一杯の力を込めて、訴えた。「頼、む……」と]

(101) 2013/06/20(Thu) 23時半頃

【人】 さすらい人 ヤニク

[気配]

[見上げれば、迫るは冷たき尾]

[有刺鉄線は花咲くも、間に合わぬ]

(102) 2013/06/20(Thu) 23時半頃

さすらい人 ヤニクは、メモを貼った。

2013/06/20(Thu) 23時半頃


【人】 歌い手 コリーン

 やだ。やだよ。ヴェラさん。
 やだぁ……。

[涙が溢れて、止まらない。]

 私、力持ちだから、なんて事ないのよ。
 だから、乗ってよ。

 やだ。頼まれない。
 だから、頑張ってよ。

(103) 2013/06/20(Thu) 23時半頃

【人】 放蕩者 ホレーショー

[この場にコリーンもヴェラも、ソフィアもいない。
片目はヤニク>>102を、片目は周囲を警戒していた。

弱った相手1人と判断すれば、
増える多少の傷は覚悟の上で、確実に仕留める事を優先する。
花咲いた有刺鉄線ごと、氷の刃を纏ったまま
尾をヤニクへと振り下ろした]

(104) 2013/06/20(Thu) 23時半頃

【人】 風来坊 ヴェラ

[泣き声が聞こえてくる>>103。ヴェラは困ったようにシュンとなる。
 頼みたいこと。それは、『喰って』くれ、と。
 私が受け継いできた数々の魂を、かわりに受け継いでやってくれ、と。
 そう伝えたかったが、コリーンが泣いているからか、それとも単純に口を動かす筋力が残っていなかったからか。

 言葉はこれ以上出てはこなかった。

 体が冷えて行くのを感じる。訪れる時が、すぐか先かは分からないが。
 こうして看取られるのも悪くはないな、と動かぬ体は彼女に委ねた。
 女はいい。温まるし…………などと思いながら、やがては瞼をゆっくりと閉ざしていくことだろう]

(105) 2013/06/20(Thu) 23時半頃

コリーンは、ヴェラさん……。

2013/06/20(Thu) 23時半頃


【人】 さすらい人 ヤニク

[絡みついた鉄線は、凍り付いて砕け散る]

うぁぁぁぁぁぁ…ッ!!!!!

[悲鳴は届いたか?それとも雨に掻き消されたか]
[骨の軋む音、血の凍る音]
[せめて逃がさぬ、とツルは足首へと伸びて]

(106) 2013/06/21(Fri) 00時頃

ソフィアは、やがて森の奥、争いの跡地に辿り着くだろう。途中、その姿に気付く者がいたかは定かでない。**

2013/06/21(Fri) 00時頃


【人】 歌い手 コリーン

 ……〜〜ッッ。

[随分血を流しているのに、涙は涸れないものなのね。]

 私の体温で、温めてあげるわよ……。

[そんな言葉を交わしたのは、つい先程の事なのに>>0:26>>0:34>>0:37
ずっと昔の事の様に、感じるよ。]

 私も、また会えて、嬉しかったわ。

[それは、会っですぐの言葉>>0:18に。
素直に、そう言えなかった事に。]

(107) 2013/06/21(Fri) 00時頃

【人】 風来坊 ヴェラ

[悪くない。誰かに看取られて終えるのは悪くない……が。

 ただ、叱られそうだな、とは思う。
 群れの仲間に対してか、右手に込められた魂たちに対してか。

 だから、ヴェラは心の中で、すまんと一言詫びを入れた。
 それは、傍にいるコリーンや群の仲間に対してと、ツェツィーリヤや、イアン。
 この右手で受け継いできたはずの魂たち。

 あんまり先の事を考えず、大言を吐き続けてしまったものだから。
 今更引っ込めるのは、相当心苦しいのだが。

 これ以上、群を守ることも、魂を引き継ぎ続けることも叶わない私は]

(108) 2013/06/21(Fri) 00時頃

【人】 風来坊 ヴェラ

 私……は、弱かっ、た……。

[吐き出す息と、ほとんど聞き分けられないだろう声。
 すまない。

 最後に口惜しげにそう呟いて、そのまま意識は遠ざかって行った]**

(109) 2013/06/21(Fri) 00時頃

【人】 放蕩者 ホレーショー

[耳に届く悲鳴>>106に周囲を警戒していた片目が更に素早く動く。
声に反応する命の色が無いかを探すなか、
腕に絡む棘の痛みに攻撃を受けたのだと気付いた]

シュルリッッッッ

[尾とは違う、鋭い音を立てて鞭の様な舌が右腕を狙う。
そして棘に引かれる様にヤニクへと駆けて、
棘が捕えた腕を爪を立てる様に彼へと突き出した]

(110) 2013/06/21(Fri) 00時頃

【人】 歌い手 コリーン

[貴方の『頼み』は、分かっている。
だけど、貴方の願いと反してしまうかもしれない私が、受け継いで良いんですか?]

[冷えていく身体、ぎゅっと抱き締めながら。
その額に唇で軽く、触れて。]

 貴方の事、好きだったわ。
 …………おやすみなさい。

[過去系なのが、とても悲しかった。
そうして、強く抱き締めたまま、私は右手に力を集めた。]

(111) 2013/06/21(Fri) 00時頃

ヴェラは、遅いではないか。そうは思ったものの、耳に聞こえた言葉>>107に、私もだ、と小さく首を……**

2013/06/21(Fri) 00時頃


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