人狼議事


224 Cнег дьявол〜凍ったケツ村〜

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視点: 人

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【人】 お針子 ジリヤ

― 翌朝 ―

[何時もの決まり文句で締めくくり、筆を置く。書き終えた手紙は白い封筒へと入れる。
わたしは机の中を開く。中から出てきたのは、古びた手紙の束だ。どの手紙にもお友達があて先に書かれ、差出人にはわたしの名前がある。幾通ものまっしろな手紙たち、それらは全て、消印は押されていない。切手どころか、宛先すら書かれていない。
出せない手紙の束が幾通も積み重なるばかり。*]

(84) 2015/05/26(Tue) 00時頃

【人】 お針子 ジリヤ

― ドロシアの店 ―

[ドロシアは祭りの会場へ出掛けた後だろうか。
(受付は終了してるとは知らず、)昨日の内に頼んだ洋服を取りに行った。あくまでも、会場へ寄るついでを装って。
昨日の今日、洗濯は終わっていなくても仕方がない。事情も話せず、祭りに間に合わせて欲しいと図々しくお願いは出来なかった。]

[コン、コン。と扉を叩く。**]

(85) 2015/05/26(Tue) 00時頃

お針子 ジリヤは、メモを貼った。

2015/05/26(Tue) 00時頃


【人】 読書家 ケイト

─祭りの当日─

  ねえ、叔母さん、本当にヘンじゃない?
  みっともなく、ないかしら。

[賑わう祭の屋台のひとつ。パルックの食堂が出している出店の裏で、ケイトは何度目かの問いを叔母に投げる。

朝から出店で売るものを作るのに働き通しで、正直おしゃれどころの話では無かったケイトだが、昼を回って数刻程で、折角だから遊んでおいでと解放された。

昨日ジリヤとドレスの話なんかをしたけれど、誰と会う予定でもない。もう何時もの格好でもいいやと匙を投げたところで、叔母に捕まった。

着替えは持ってこなかったのか問われると、ゆるく首を振る。
お祭りは少し覗くだけだから。いいの。
そう言って弱々しく笑うと、じゃあせめて、なんて言って髪を整えられ、ついでに化粧もされた。]

(86) 2015/05/26(Tue) 00時頃

【人】 読書家 ケイト

[普段はゆるく二つに結んだだけの髪も、綺麗に編まれて片側に流してある。
くるんと上がった睫毛も、艶を乗せた唇も、少しだけ血色を良く見せる頬紅も、ケイトにとっては初めてのものだ。

ちっとも変じゃないわよ、自信持ちなさい。なんてどすんと叩かれた背中が、実は10分経っても痛いのは叔母の恰幅の良さゆえか。

とにかく、こんなのは逆に気恥ずかしい。
お気に入り菫色のプラトークを頭からすっぽり被って、叔母の声に背中を押されるようにして喧騒の中へ踏み出した。]

  ……マスカラって、つけると眼鏡に睫毛が当たって邪魔なのね。知らなかった。

[人混みの中で誰にともなく呟いて、歩き出す。
こんな時に限って大抵、会いたくない人に会ってしまうものだったり、なんて過ぎった思考を無理矢理頭の隅に追いやった。]

(87) 2015/05/26(Tue) 00時半頃

【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

そうさなぁ…。

良くガキの頃は親に言われたもんだ。
夜になったらあったかくして寝なさい。
寝る前にジュースを飲みすぎちゃダメよ。
そんな夜には悪い子のところに雪鬼が来て、お尻を凍らせてしまうんだからね、って。

[寒い日に子供がお腹を冷やさないように。おねしょをしないように。
そんな感じで親たちが躾の為に語る迷信。
おねしょで濡れた下着が冷たくなったら、きっと尻も凍るだろうと。]

お前んとこの大将ンとことかに来なきゃいいねぇ……雪鬼。

(88) 2015/05/26(Tue) 00時半頃

【人】 教え子 シメオン

[名前なんて読んだものの、遠くから呟いたようなものだし伝わっていなくともさして気にはしない。
祭りの間は滞在するつもりだから、もしかしたらまた会えるだろうし。
それ以降は───…考えていないけれど。]

  あんまり天気はよろしくないようで。

[結局、祭りの準備に励んだ一員としては少し不満が募る。
まぁそれもいつもとは違う楽しみになるのかもしれないが。]

  ま。来ないよな。

[時間も場所も指定していなかったから、仕方はないのだが。
靴元に視線をやるのは一瞬。
次は何を食うかなんて視線をやれば、思った以上の至近距離に誰か>>87が。]

  ───と、ごめん。

[咄嗟に謝って、口をあんぐり上げる。
瞬きも忘れて暫く眺めた挙句、落ちる一言は、あっけない。]

(89) 2015/05/26(Tue) 00時半頃

【人】 教え子 シメオン

  ……………誰?

(90) 2015/05/26(Tue) 00時半頃

アランは、宿屋の軒先にあるランタンを眺めていた。

2015/05/26(Tue) 00時半頃


【人】 読書家 ケイト

[ランタンの柔らかな灯りが揺れる賑わいの中を一人で歩いていると、まるで知らない場所にいるみたいだ。
場所だけじゃなくて、自分も他の誰かになったよう。少しだけ背伸びした化粧も、そんな気分を手伝っているのかも知れない。

いっそ、眼鏡も外してしまおうか。
そんな風に思ったのはほんの気紛れで、祭りの賑わいに充てられたんだろう。
視力は、実はそんなに悪くは無いのだ。唯、薄いレンズ越しだとしても、他人の視線と直接向き合わなくて済むというのは、いつもケイトを酷く安心させた。

レンズを通さない世界は、ぼんやりと滲んですれ違う人の顔も形も曖昧にする。
けれど、目を閉じると、ざわめきの一つ一つは確かに知ってる村の人たちの声なのだ。]

  (誰も私を見付けない。私に、気付かない。)

[不思議と孤独は感じなかった。
少し遠くで、聴きなれない女の子の声>>68。ドロテアの大きな独り言は、通りの向こうから。>>79
アランやジリヤは来ているだろうか。ヴェスパタインにも、今年のランタンの感想を言わなくちゃ。]

  (──ああ、やっぱり、私。
   この村も、村の人たちも。大好き、よ。)

(91) 2015/05/26(Tue) 00時半頃

【人】 安全保障局 アラン

お尻を凍らせるなんて、今考えてもあんまりだなあ。
モスクワの人たちに雪鬼の話をしたことがあったけれど、
誰もそんな話は知らないようでしたね。

[極寒のこの地域では、夜に出歩くだけで命を落とす危険がある。
それだからこそ作られた怪異なのだろうか]

…あの人のお尻を凍らせるには、雪鬼でも丸2日くらいかかりそうですね。

(92) 2015/05/26(Tue) 01時頃

ランタン職人 ヴェスパタインは、メモを貼った。

2015/05/26(Tue) 01時頃


【人】 読書家 ケイト

[輪郭のぼやけた視界で、祭りの雰囲気に浮かれて、だから、気付かなかったのだ。

すれ違う人と肩が触れた気がした。
ごめんなさい、肩越しに振り返って謝罪の言葉を口にするケイトの目線の先に、滲む金髪。>>89

  『……………誰?』

[記憶にあるその声に、菫色の瞳がいっぱいに開かれた。
逃げたしたいのに、足が咄嗟に動かない。
なのに、唇だけは勝手に音を吐く。]

(93) 2015/05/26(Tue) 01時頃

【人】 読書家 ケイト

  ────……シメオン、…。

(94) 2015/05/26(Tue) 01時頃

安全保障局 アランは、メモを貼った。

2015/05/26(Tue) 01時頃


【人】 ランタン職人 ヴェスパタイン

……言えてら。

[なかなか凍らない大きなお尻を思い浮かべ、小さく噴き出した]

いっそあの大将を差し出して、凍らせるのに手間取ってるうちに、雪鬼の奴を溶かしてやりゃいいんじゃね?

暖炉《ペチカ》の、火かき棒《デレッキ》でさ。

[雪鬼《スニェク・ディアボル》を倒すにはペチカで熱したデレッキで叩け。
そう言いだしたのは誰だったか。
そりゃまあ確かに、熱いデレッキでなら倒せそうな気がしなくもないか。]

さて、寒いから中…入ってるよ。
[軽く片手を上げて、暖を取りにいった。**]

(95) 2015/05/26(Tue) 01時頃

【人】 安全保障局 アラン

火かき棒…か

[幼い頃は雪鬼を倒してやると、生意気な子どもたちは言っていたものだ]

[癖になっているか、率先して店のドアを開き]

ではまた。
ランタン…見ておきますね。

[そう声をかけて、静かに閉めた **]

(96) 2015/05/26(Tue) 01時半頃

読書家 ケイトは、メモを貼った。

2015/05/26(Tue) 01時半頃


アランは、雪鬼《スニェク・ディアボル》……と呟いた。

2015/05/26(Tue) 01時半頃


【人】 教え子 シメオン


[丁寧に編み込まれた色素の薄い髪。
紅の香りに混ざる粉の匂い。
男の知らない薫香だ。

呼吸をする度に白い息が視界を埋め尽くす──よりも鮮明に煌めくヴァイオレット。

いつか耳にした唄を思い出した。
そこにあるのは漆黒ではないけれど。

縫い付けられたようにその場から動くことが、出来ない。]

  ────………。

[ 滲む。

乾いた音。
硝子よりも細やかに微かな欠片が潜り込んだように。

心臓が一度、大きく跳ねる。 ]

(97) 2015/05/26(Tue) 01時半頃

【人】 教え子 シメオン

  ────ケイト。

(98) 2015/05/26(Tue) 01時半頃

【人】 教え子 シメオン


[風が頬を撫でる。
唇が渇いて言葉を紡ぐ度に小さな痺れが走ったけれど朧気に映っていた視界が鮮明に戻る頃。

取り繕うように言葉を継ぎ足す。]

  ………あんまりに変わったから気付かなかった。

(99) 2015/05/26(Tue) 01時半頃

【人】 教え子 シメオン


  何。めかし込んで。
  そう言えばアラン兄も帰って来てるみたいだし、会いに行く途中?

[それなら悪かったと視線を逸らそうとする。
何故だろう。
彼女の瞳を見ているとのめり込まれそうになる。

まるで、気付きたくなかったものに気付かされるような。そんな錯覚を覚える。]

  ………似合わないよ。

[「言葉には気を付けろ。」
忠告を貰ったのに、口走る言葉は落ちる雪のように淡々としていただろう。]**

(100) 2015/05/26(Tue) 01時半頃

教え子 シメオンは、メモを貼った。

2015/05/26(Tue) 01時半頃


【人】 お針子 ジリヤ

― 祭りの広場 ―

[さて、昨日はケイトにどんなドレスを着るのか訊ねてみたけれど。
わたしは言うと… 

お洒落よりも食い気だった。シャルロートカを昨日も食べたのに今日もぱくぱく。]

(101) 2015/05/26(Tue) 02時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[昨日だって――。こっそりお皿の端に乗せられた焼き立てのお菓子に。>>24
「え、良いの?お祭りの為に焼いたのでしょう?」驚いた様に目を瞬かせて。質問はするものの、シャルロートカから目を離さなかった。
水色の瞳は、キラキラと輝く。大きく口を開けて食べれば、口の中いっぱいに広がる甘さ。]

っ、美味しい。やっぱり、ケイトのお菓子は世界一ね!

[おかげで笑顔までとろける。何時もの様に素直に感想を告げる。]

(102) 2015/05/26(Tue) 02時頃

【人】 お針子 ジリヤ

[彼女の作るお菓子が好きで。勿論、本人のことも大好きで。
怪我の心配をしてくれて、今もこうして皆に内緒に明日のケーキを味見させてくれた。不思議と、甘やかされてる気分になる。
くすり、くすり、その後の少女達のお喋りでも笑い声が零れた。楽しげで、くすぐったげな笑い声。]

(103) 2015/05/26(Tue) 02時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

[ケーキを食べながら会場を見渡す。折角の祭りだ、普段は眠ってばかりのあの男も来ているかもしれなかった。
シメオンと同い年で、わたしとも歳が近かった。男の口先だけなところが好きになれず、こどものわたしは邪険な態度を取ってしまうこともしばしばあった。
珍しく外出しているところを見つけては、「ねえ、何時までご両親に甘えてるつもりなの?」「貴方も働きなさいよ。」なんて、口煩く言ってしまうことも。
けれど、そんな男に呆れても不思議と距離を取らなかった。もし、男が嫌がる素振りを見せようが、お節介を焼くのを止めようとはしなかった。]

(104) 2015/05/26(Tue) 02時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

[もし、リーの姿を見つけたなら、]

貴方もお祭りの時は起きてるのね。
普段から起きていたら、どう?

[一応、起きている姿は見かけるのだが。ぼーっとしてるだけなら眠っているのと大して変わらない。
尤も、それも思考に耽っているらしい。そう宣われた時は、「何時になったらその思考をお披露目してくれるの?」と将来の大物に返しただろう。]

(105) 2015/05/26(Tue) 02時半頃

【人】 お針子 ジリヤ

[腕には籠をぶら下げている。紫色のドレスを忍ばせて。
まだ、シメオンとケイトには気が付いていない。**]

(106) 2015/05/26(Tue) 02時半頃

お針子 ジリヤは、メモを貼った。

2015/05/26(Tue) 02時半頃


【人】 読書家 ケイト

  ──…変わってなんて、無いわ。

[呼ばれた名前に観念して、知らん振りをするのは諦めた。
あんまり変わったから、と続いた言葉>>99に、眉根を寄せて顔を背けた。今日こそは顔を見て話をしてやろうと思っていたのに、そうそう上手くはいかないようだ。

いつもと違う装いを揶揄するみたいな言い方>>100に、否定も肯定も返せない。
どうしてそこでアランの名前が出るのかはよく分からなかったが、彼の声音がちくちくと棘のように刺さるのは、自分の苦手意識だけの問題では無い気がする。

耳が熱い。
菫色のプラトークの位置を、少し深くする。耳だけじゃない。
頬も、ついでに目頭も、じんと痺れるみたいに、熱が篭る。]

  『………似合わないよ。』

[なんの装いも無く淡々とした響きに、視界がぐにゃりと歪んだのは、きっと視力のせいでは無いだろう。
どうして。
言おうと思っていた筈の言葉は、みんなどこかへ吹っ飛んでしまった。
どうして。
どうして。
あなたって、いつもそう。]

(107) 2015/05/26(Tue) 03時頃

【人】 読書家 ケイト

  …によ、かんけい、ないじゃない。

[堰を切った声が、勝手に溢れ出す。
胸の内がこんなにもぐしゃぐしゃする理由が自分でも思い当たらなくて、溢れるに任せて震えた声を目の前の男へ吐き出した。]

  わた…っ、わたしが、めかしもうが、誰に会おうが、あなたにちっとも関係ないじゃない!
  似合わなくったって、よけいな、御世話よ…っ、…あなたって、いつもそう!

[ぼろ、と、瞳に張っていた涙の膜が揺らいで落ちる。
頭の隅で、滲んだ視界に映る彼の金の髪を、綺麗だな、と思った。場違いな思考。俯いて乱暴に手の甲で目元を拭う。──沈黙。]

  …………おかえりなさい、って、…言おうと、思ってたのに。

[ぽつりと、周囲のざわめきに紛れ混んで消え入りそうな小さな声。
シメオンに聞こえたかは分からない。踵を返して人混みを走り出した。恥ずかしくて悲しくて、すぐにでも家に帰りたかった。誰も居ない、ひとりぼっちの家。]

(108) 2015/05/26(Tue) 03時頃

【人】 読書家 ケイト

[息が切れて脚がもつれるまで闇雲に走って。

ようやくケイトがランタンが吊るされた木に凭れるように座り込んだのは、祭りの通りの外れまで来た頃だった。]**

(109) 2015/05/26(Tue) 03時頃

読書家 ケイトは、メモを貼った。

2015/05/26(Tue) 03時半頃


【人】 教え子 シメオン


[どんなに知識を蓄えていたって、大人しいから。あまり目立たないから。

自分にない物を持っていても、
自分にある物を探すことは出来た。

それが目の前の「コレ」はなんだ。

綺麗に整えられた「完成品」を見て口角は不均等に歪み、上がる。

それはまるで、昔のように。
ああ、そういえば昔からケイトとは“こう”だった。]

(110) 2015/05/26(Tue) 12時半頃

【人】 教え子 シメオン


[本を読むことが好きではなかった。
地味よりも目立つ物が好きだった。
そこに微かなミスがあっても大きな物で隠してしまえば大抵誰も分からない。気付かない。

    「先生」と、───ケイト以外は。

レンズ一枚に覆われた瞳の奥。
遠目から眺めていた彼女は時折、自分より幾つか上のアランと話している姿を見た。

落ち着いた雰囲気に静かに凪いだ瞳。
あれに覗き込まれると、何もかもが見透かされそうな気分になる。

だから揺らいでしまえば問題は無かった。
昔のようにこっそりと責め立ててしまえば。

せっかくの化粧を半ば剥ぎ取るような姿に気分を良くしていたが、沈黙の後、小さな呟きを都合良くも聴覚は拾い上げた。]

(111) 2015/05/26(Tue) 12時半頃

【人】 教え子 シメオン


  別に。

[「出来の悪い弟子」だと、新しい先生にも言われたから。
だから、帰って来たなど。

「おかえり」………なんて。]

  ………帰って来たくなんか、なかった。

[離れていく姿。

今は追いかけようなんて思わなかった。

変わらないこの村の日常。
いつまでも退屈な日々の繰り返しだと思っていた。

だが、変わらないものなんてない。
だから、───]

(112) 2015/05/26(Tue) 12時半頃

【人】 教え子 シメオン

  ( ───変わってしまうくらいなら。 )

(113) 2015/05/26(Tue) 12時半頃

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