7 百合心中
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…そうね。
おたがい、 想いを 抱いているなら きっと、きっと。
……とても つらいわ。
さいごにみる夢が せめて、やさしいものなら、いいのに。
[老婦人を思い出されているなど、思いもせず。 自分の手のひらを ふと、見た。]
――。
……――あぁ、 あんまり遅くなると、 ケイトさんもコリーンさんも、…心配するかし ら 。
(56) 2010/03/29(Mon) 16時半頃
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ふしぎな器。 やっぱり、木だよね。
猫は元気だよ。 恩返しがしたかったけど やっぱり猫は猫以上の事はできないみたい。
[淡々とせりふのような言葉を紡ぐ]
(57) 2010/03/29(Mon) 16時半頃
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でも。 数十年も置いていかれるわけでもない。 二人をわかつ時間はほんの一瞬のようなものだよ。
みな、終わるんだから。
うん。 そろそろ戻ろうか。
ごちそうさま。
[2杯目のノンアルコールカクテル・プッシーフットを飲み終えた所で立ち上がり、店の扉を開く。 相変わらずの静寂と火が弾ける音だけが響いた。]
(58) 2010/03/29(Mon) 16時半頃
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―― 商業地区・喫茶店『眠れる森』 ――
ねえ、ローズマリー。
[動かなくなったリンダと緩く手を繋ぎながら 彼女へと言葉を投げる。]
……貴女の好きな人は、
[ゆぅらりと視線を逸らし]
今、幸せかしら。それとも不幸なのかしら。
[言葉は的を得ない。]
―――もしも不幸だとしたら、
ローズマリー、貴女が救うことは可能かしら?
(59) 2010/03/29(Mon) 16時半頃
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―商業地区:fortune前―
――。……そうね。
[おしまいの時間は、遅かれ早かれすぐそこだ。]
ごちそうさまでした。
[丁寧に手を合わせる。 扉を開けば、そこは空虚な廃墟。 風にワンピースの裾がふわりと揺れるに任せた。
乗るのは、花の香り。]
(60) 2010/03/29(Mon) 17時頃
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もしも、不可能だと謂うのならば。
[ぴたり。ローズマリーに視線が止まる。]
……もし、そうなら――
(61) 2010/03/29(Mon) 17時頃
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受付 アイリスは、水商売 ローズマリー を投票先に選びました。
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・・・・・・。
[運転席に座るタバサに続き、マルグリットの手をひいて車の後部座席にすわれば 心地よいエンジン音が身を揺らす。 サイドミラーから外を見れば、雑多な建物の合間から遠くに見える巨大なツインタワーが燃えている。それは人の滅びを知らしめる為のモニュメントに見えた。**]
(62) 2010/03/29(Mon) 17時頃
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[ふ、とわらう。 くうきょを瞳に映して。]
―――悲しい御伽噺ね。
とても、かなしい。
[ゆらゆら。 瞳は虚空を彷徨い、
リンダの横顔を見上げる。
いつも以上に白い肌。 伏せられた双眸。 もう、彼女が反応をすることは、無くて。]
(63) 2010/03/29(Mon) 17時頃
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受付 アイリスは、リンダの手をきつくきつく握る。辛さも悲しさも全て*押し込めて*
2010/03/29(Mon) 17時頃
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―商業地区:fortune前―
[モニカに手を引かれるに任せ、 そっと少しだけ後ろをついていく。 緩やかに握り返す手は暖かいか。
後部座席にゆっくりと座る。
モニカの視線の先を、同じように見やれば――。]
……――
[祈るように、一度だけ目を伏せた。]
…桜並木、見たいのだわ……
[と、小さく呟き強請る。 帰り道、かの花の名前を持つ彼女らを見ることは、ありやなしや*]
(64) 2010/03/29(Mon) 17時頃
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―喫茶「眠れる森」―
――そう、だね…
[傍らで眠るリンダ。 彼女との約束を守れていたならば、PL×PLの店員であるイリスにも会えたのだろう。 小さくうなずくと、手が止まったけれど。すぐに動き始めた。 過去のIFほど、感情が大きくぶれて、どうしようもないものはない]
どう、いたしまして。
[絆創膏を取り出すと、繋いでいないほうの手をとって]
(65) 2010/03/29(Mon) 17時半頃
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なぁに?
[名を呼ばれれば、傷を隠すように絆創膏を巻きつつ返事をして。 その後の言葉にゆっくりと顔を上げた。 イリスの視線はどこかに向けられているけれど]
あたしの、好きな、人…? 分からない、よ…
[それが、誰なのかも。 ずっと、ずっと探し続けていたイリスとリンダ。 二人を見ていると、「好き」ということは、女の考えていたソレとは違う気がして。 まだ問いは続けられる。不幸を救うことが出来るのか、という言葉]
…出来ない、かも…
[イリスは問いかけたわけではなかったのかも知れない。 しかし、女の心を乱すには十分だった。 思い出されるのは、幼いころの…胸元の服をぎゅ、と握ると、ポケットから清涼菓子を取り出していた]
(66) 2010/03/29(Mon) 17時半頃
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[コリーンの肘を取り、どっちがエスコートされているのか、分からないような足取りで、リビングへ] あ、そこ段差です。えっと、それでイスはこっちで……。
[相手が食べ始めれば、手で食べられる物で良かったと、ほっとして。偶然、あったもので作っただけなのだけど]
(67) 2010/03/29(Mon) 20時半頃
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― 桜並木 ―
もう、来年はこの桜を見る人はいないんだから……見届けないとね。 ・・・・・・末期の桜?
[マーゴの求めに応じてゆったりとした速度で並木の間を行く車。 以前より花の薫りは強く、荒廃した街の中で舞い散る桜の花弁は不思議な空気感を放っていた]
(68) 2010/03/29(Mon) 20時半頃
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あ……ちょっと、行って来るね。
[簡素に言葉を発すれば、低速とはいえ走行中にドアを開けて外へと飛び出していく。 接地に衝撃で義肢が嫌な音を立てて痛みから顔を顰めるけれど、それを口に出すことは無く、早足で自宅の方へと歩いてゆく]
(69) 2010/03/29(Mon) 20時半頃
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― 自宅 ―
[運がいいことに自家発電装置はまだ生きているようで14階の部屋まで階段を使わずに済んだ。 廊下から見える眼下の街は荒廃の度を増しており、流石に自然とため息が漏れる。]
(70) 2010/03/29(Mon) 20時半頃
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……カルヴィン?
[ふと、扉の前に蹲る人に気づいて足を止める。 一気に身体が緊張するが、見知った顔が此方を向けば安堵した様子でため息を漏らした。 懐から鍵を取り出して中に招き入れれば、棚にしまわれていたグリーンティーと書かれたパッケージを取り出す。]
(71) 2010/03/29(Mon) 21時頃
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読書家 ケイトは、メモを貼った。
2010/03/29(Mon) 21時頃
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―運転中― [桜並木が見たいというマーゴに答え、進路をそちらに取り]
あ、ちょっと!? [走行している車から降りるという無茶をやってのけるモニカを咎める声をあげ、その後ろを低速で着いて行き]
……はぁ。ここで待ちましょうか。 [自宅らしき建物の前で車を止め、しばし待つことに]
(72) 2010/03/29(Mon) 21時頃
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家族は?
[隣室の友人はゆるりと首を横に振る。 どうやら彼だけが残されたらしく、落ち着かせる為にお茶でも入れようかと思ったけれど、給水機能は停止している上に、冷蔵庫には炭酸飲料しかない。 TVをつけても砂嵐が写るだけで、既に受信が出来なくなっている。 どうしようかと思って振り返ったところで身体に走る衝撃。 ポケットからグリーンティーのパッケージが転がり落ちて床を滑ってゆく。 ソファーに倒れこむところで、彼に押し倒されたという事に気づいた。]
(73) 2010/03/29(Mon) 21時頃
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カルヴィン?
[問いを向けるけれど返答は無く どこか乱雑な動きで彼が胸のボタンを外して行く。 苛立ちが更に動きを雑にして、数箇所ボタンがちぎれとんだ。 露出した肌とブラに隠れ控えめに存在を主張する胸。 彼を見詰めて吐息を漏らす]
……したいの?
ん……っ。
[お互いがミドルティーンの頃から肉体関係を持っていたので抵抗感はないが、少し呆れた様子で問いを向ける。 彼がブラを手でずらし、露出した右胸の先端に歯を立てれば声が漏れる。 そのまま赤子のように胸を吸う彼の頭を優しく撫で続けた。]
(74) 2010/03/29(Mon) 21時頃
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何? やりにげ?
[気がつけば、1人だけでソファーに寝転がっていた。 床に転がる破片から彼も逝ってしまったことを悟ると流石に微苦笑が漏れる。
お尻のひりひりとした感触や身体中に残る噛み痕からすき放題にされたことは理解できたが、不思議と行為中の記憶は無かった。
彼の放った精をタオルで拭い、ボタンが飛んだ服を着替えてグリーンティをポケットに入れて階段を下りてゆく。]
ん……シャワーあびたい。
[髪についた精の感触が不快でそんな事を呟きながらマンションを出れば目の前に車が止まっていた。]
まってくれてたの? ありがとう。 あとは戻るだけ、かな? タバサはどこかほかによりたいところある?
[拭いたとはいえ、栗花の精臭を纏いながら室内に入れば何をしてきたかは流石に察する事はできるだろうか。]
(75) 2010/03/29(Mon) 21時頃
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……いいえ、構わないわ。 [モニカが纏う香りが行為の残滓であることにはすぐに気付き、それだけならば揶揄もしただろうが] [「その相手が一緒ではない」こともあり、追求は避けた]
私は、別にないかな? 家にはなーんにも、それこそ化粧道具くらいしかないし。 それにしたって、ポケットサイズのは常に持ち歩いてるから。 [マルグリットにも希望を聞き、なければ帰路を急ぐだろう**]
(76) 2010/03/29(Mon) 21時半頃
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楽器職人 モニカは、くんくんと自分の体臭を嗅げば、グリンーティーをパッケージからとりだして噴射した。
2010/03/29(Mon) 21時半頃
水商売 タバサは、メモを貼った。
2010/03/29(Mon) 21時半頃
楽器職人 モニカは、どこか安らぎを感じさせる清涼感のある薫りが車内に広がる。
2010/03/29(Mon) 21時半頃
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そう。 わかった。
[また1つ身の回りのものが失われて行く。 精臭を傍で嗅がせるのはさすがに引け目を感じるので マルグリットに身を預けるようなことはせず サイドウインドウに頬をつけて、ぼんやり外の光景を眺め続けた**]
(77) 2010/03/29(Mon) 21時半頃
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―車中から― ありがとう、タバサさん。
[花咲く桜並木、ゆっくりと景色流れる車窓へ眼を向ける]
……――さくらは、でもね、 だあれもいなくなっても、 咲くだけなのよ。
…でも、おぼえておきたいわ…――
っ、え、あ、モニカさん…!?
[猫のような、といっても程がある。 飛び出すのを見て手を伸ばすがそれは掠めるにいたらない。 タバサと顔を見合わせて、とても困ったような表情を浮かべた。]
けが、してないかしら…
[待ちましょう、という言葉にはひとつ頷く]
(78) 2010/03/29(Mon) 21時半頃
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[じっと、待っている間も ふわりと終末の花の香りは何処からか運ばれてきて。 祈るように両の手を組み合わせて、モニカの自宅らしき場所を見つめていた。]
…、ぁ。
[どれくらい経ったのか。 戻ってきたモニカに、ほっとしたような笑みを浮かべるが]
…――モニカさん?
[小首を、傾げた。 花ではない香り。おろ、と胸の前で手を組んだまま。]
(79) 2010/03/29(Mon) 21時半頃
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先にいってるかと思ってたよ。 どのくらい時間が経ってるのかな。
……? どうしたの?
[問われれば、不思議そうに首を傾げる。 グリーンティで臭いを上書きすれば更に情事の痕は消えて行く]
(80) 2010/03/29(Mon) 22時頃
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[行きたい場所は、と問われると 首を横に振った。]
いいの。 …だいじょうぶ。
[タバサも行く場所はないらしい。 その横顔を一度見てから、車に乗り込む。 グリーンティーの香りが、モニカの手元から広がる。]
…いいかおりね。
[――車中で、沈黙が暫し。 ふと、ハンカチを手にしたマルグリットは モニカの、残滓が残る髪をそっと撫でるように拭いた。]
とれない、かしら。 …お水、つかえるといいのだけれど。
[そんなことを、呟いていた。]
(81) 2010/03/29(Mon) 22時頃
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うん。 この香水を取りにもどったの。
お水、大切だしね。 シャワーにつかうと大量に消費するから……。
近くに綺麗な水が湧いたりするところがあればそっちに行くけど。
いいよ。 汚れちゃう。
[ハンカチで撫でる彼女をゆっくりとした動きで制した]
(82) 2010/03/29(Mon) 22時頃
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…水、…あったかしら…
[うーん、と記憶を辿りながら]
おんなのこは、 きれいにしておくものなのよ。
ハンカチは、洗えばいいもの。
[制されると、少し困ったような顔をした。]
(83) 2010/03/29(Mon) 22時頃
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そう? でも、優先順位もあるから、ね。
[困った顔をされればにこりと微笑んで「ありがとう」と、呟いた。]
そういえばマルグリットは―― マルグリットはいないの?
旦那さまとか、子供とか。 恋人とか?
[よく考えたら彼女の事を何もしらない。 口に出して躊躇からか少し間があいたが結局好奇心を押さえきれず口にだして問うた。]
(84) 2010/03/29(Mon) 22時頃
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