56 いつか、どこかで――狼と弓のワルツ――
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――遺体安置所――
[据えられた、その身体 被せられている白い布を避ければ、それは確かにベネットのもので]
ベネット様、どうして、で、す……? お父様の道を、お継ぎになった直後ではありませんの……
早世の道を真似ても、どうしようもありませんのよ!
[涙声で叫べば、そのままうずくまる 首筋がずきりと激痛を放ち、うう、と声を漏らした
首に巻かれた包帯は、先程のテッドの攻撃により、受けたもの ノーリーンに突き飛ばされたお陰で、首だけで済んでいる そうでなければ、首を綺麗に落とされていただろう
ローズマリーを庇ったノーリーンは、未だ意識が戻らない テッドの行方も、知れない]
(51) 2011/07/02(Sat) 19時頃
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[事前に連絡していた参謀の居場所に向かう。そこが草原なら、白馬に乗って出かけただろう。 進みながら、ミッシェル・クロウの姿が脳裏に浮かぶ。 間違った事を言った覚えは無い。只、酷く感情的だった。 それは半分が八つ当たりで、もう半分は―――]
……いや。 そんなことを考えている場合か。
[浮かんだ感情を独り言で振り払う。 どのみち、今は危急の時。個人的な感情を挟ませる余地など無い]
(52) 2011/07/02(Sat) 19時半頃
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[その道すがら、同方面に向かう2つの影>>49を発見し]
バーナード、ヴァロキエ。 お前たちも参謀を探しているのか?
……一体何があった。
[参謀の耳に入れるようなことがあったのだろうか。 何よりバーナードの様子がおかしいように見え、問いかけた]
(53) 2011/07/02(Sat) 19時半頃
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どうして、こんな事に、どうして……
[セシルの側に仕えていたテッドがここに居る オスカーが捕虜とした事は知らなかったが どちらにせよ、セシルは明確にこちらに向けて敵意を放っているという事に他ならない もう、元には戻らない
涙を流し続けるも、暫くすれば落ち着いて]
ねぇ、ベネット様 魂は回ると聞きましたの
貴方の魂も、回っていらっしゃるのかしら……? そこに、貴方のお父様はいらっしゃるのかしら……?
わたくしも、魂が回れば――未来で、出会えるのかしら……?
[ベネットに向けて、静かに十字を切った**]
(54) 2011/07/02(Sat) 19時半頃
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[赤と緑、両参謀は戦場を見渡せる位置に居る。>>2:168 そこへバーナードと共に向かっていると、ヴェスパタインが声を掛けてきた。>>53]
参謀殿に報告がある。
[そう言ってバーナードへと視線を向ける。 彼が話すようなら任せ、そうでないなら短く砦で起こったことを告げただろう。]
可能性として考えられるのは三つ。 一つは捕らえていた捕虜が戦が始まった混乱に乗じて逃げ出し、その逃走時にたまたま彼らが見つかってしまった。 二つ目は、敵斥候がわざと捕虜として捕まった。何らかの目的――例えば、後方から我等を混乱させる目的とかな。 最後は……いや、これは言わないでおこう。
[傍にバーナードが居るため、不安になることを言うのを避ける。]
(55) 2011/07/02(Sat) 21時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2011/07/02(Sat) 21時半頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2011/07/02(Sat) 21時半頃
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[神父と厩舎の少年の死を聞かされると>>55、歩みを進めながら瞼を薄く伏せた。 沈黙は長く。 悼みと共に、一つの可能性を思う。 それは兼ねてから常に警戒していた、が]
……そうか。 捕虜を捕らえた人物についての情報は、2人共持っていないんだな?
[2人に向け低く問うた。 自分の想像が、ヴァロキエが語らなかった3つ目の可能性と同一かは知る由は無いが。]
(56) 2011/07/02(Sat) 22時頃
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― 砦 ―
[戦場で、ベネットの死を間近で見て、 砦に帰れば、フィリップとムパムピスの死も人伝に聞くだろう。 無邪気な少年の笑顔と、神父の祈りの言葉が思いだされる。
何で、あんな乱戦の中を往った自分が生きていて 砦の中の連中が死ななければいけない。
――――何を、何を守るために剣を取った?]
…ッ、
[負傷した左腕が、ずきりと痛んだ。 未だ整理のつかない頭で、医務室へと急ぐ。]
(57) 2011/07/02(Sat) 22時頃
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[敢えて言わずに居た三つ目の可能性について、副団長も察していたのだろうか。 同じことを考えたかどうかは分からないが、それについて特に言うこともせず。]
知らない。 そもそも、捕虜が居た事も知らなかった。
[だからこそ、その確認も兼ねて参謀のところへ向かおうとしていたのだ。 知っていれば牢へ見張りを立てるか何か対策をした方が良いと進言していただろう。]
(58) 2011/07/02(Sat) 22時頃
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副長殿…。
[>>53参謀殿に報告に向かう途中、緑の副長殿と出くわした。甲冑に付着した血を見れば、何かを理解できたような感じになる。]
と、砦内の地下牢近くにて、人死に、が出ました。
やられたのは神父殿と、馬の世話をしていたフィリップ君です。駆けつけたときには行きはありあしたが、直ぐに事切れて―。
[副長に使っていた何時もの軽口が、上手くでない。]
…看護士の話ですと何者かに殺されたのだろうと、言う事です。
(59) 2011/07/02(Sat) 22時頃
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― 遺体安置場 ―
――…
[安置場に横たえる彼遺体は数知れず。 オスカーは入口に立つと、散っていった仲間達に十字を切った。 そして並べられたフィリップと神父の遺体を探し、その前に立つともう一度十字をきり、額に手をあてた。]
(60) 2011/07/02(Sat) 22時頃
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少なくとも私は報告を受けていない。 赤か……それとも。
[参謀と団長がそれ程までに重要な事項を伝達しないとは考え辛い。 しばし可能性を考えて――そして打ち切った]
……ここで考えていても仕方ないな。 参謀を交えて話し合おう。 ヴァロキエ、弓兵隊の方の状態はどうなっている。
[バーナードの様子を伺いながら、厳しい声色で問いかける。]
(61) 2011/07/02(Sat) 22時頃
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[後はヤニクが>>55報告をしてくれている。可能性の話をしているようだが、言葉を濁された三つ目とはなんだろうか…。]
>>56捕虜とかの話ぁ、聞いてないと思います。 覚えがないです。
[小さく横に首を振る。 その副隊長の様は普段より威圧感があり、少し声が擦れた。]
(62) 2011/07/02(Sat) 22時頃
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[自分が捕らえた捕虜が、どんな人間だったのかはわからないが、少なくともまだ捕まっていないという事は、ある程度の技量の持ち主だろう事は予測されて。]
…っ、しょうがないか。
[顔を合わせる事を避けていた赤騎士団の参謀の姿を探す。]
(63) 2011/07/02(Sat) 22時半頃
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[同じように、バーナードの報告>>59 >>62を聞く。 同じ砦内で起こった死はショックな出来事だったのだろう、彼は酷く憔悴しているように見える。 無理もない、と思うが、死を慣れている自分では、慰める方法も分からない。何ができるか分からないが。]
有難う、バーナード。
[せめてもと、彼にかすかな微笑みを向ける。]
(64) 2011/07/02(Sat) 22時半頃
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[溢れる人々の中に、さらりと揺れる金髪を見つけて、オスカーはその男の元へと歩みを進めた。 参謀のディーンとは、昔から仲が悪かった。 オスカーが参謀方からの命令を全く無視し、団長だけの命令を聞いてきたせいである。]
…すまん、頼みがある。
[思ってもみない人物からの頼みに、男は眉間の皺を更に深くした。]
(65) 2011/07/02(Sat) 22時半頃
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[副団長である彼が聞いていないとなれば、自騎士団の誰かが捕らえたのではないだろう。]
ああ、可能性を考えても二人は戻ってこない。 そういうことを考えるのは参謀殿の仕事だしな。
[必要ならば、砦内にも兵を配置しなければならないだろうが、此処で話したところで意味はないだろう。]
弓隊は参謀殿の作戦通り、中長距離からの射撃だったからな。 負傷者は数十名。いずれも直ぐに治療に向かわせている。 死者は……何人かいたが、体制を整えれば問題ない。
[簡潔に報告をする。]
(66) 2011/07/02(Sat) 22時半頃
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店番 ソフィアは、メモを貼った。
2011/07/02(Sat) 22時半頃
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― 医務室 ―
…っ…
[何で、あんな約束をしたんだろう。 手当を受ける際の、腕の痛みを堪えながら思う。
―――俺は、何も信じていないはずなのに。 神様だとか、夢の続きだとか、馬鹿じゃねえのって。 今を生きるために、んなモン必要ねーって、思ってた。]
… …、
[でも、それでも信じたのは―――…]
(67) 2011/07/02(Sat) 22時半頃
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俺が昨日捕まえた捕虜が、地下牢を抜け出して砦内で人を襲っているらしい。 もう、二人殺られた。
[そこまで言うと、ぎゅ、と唇を噛んだ後に言葉を続けた。]
砦中に知らせて、注意喚起参謀してくれないか。 あと、参謀やローズマリー様に、護衛を付けてくれ。 一人にさせるのは危険だ。 お前もだ、相手に狙いがあるのかはわからんが、狙われるかもしれん。
(68) 2011/07/02(Sat) 22時半頃
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そうか……ご苦労。 編成の組み直しに関しては団長と相談してくれ。
[弓隊の離脱者は想定よりも少なく、それは救いだったか]
それにしても、あの乱戦状況でよく抑えた。 やはりお前は指揮のセンスがあるな。 あの話をもっと真剣に考えて欲しいものだが。
[蒸し返した話は半分本気で半分冗談だ。真面目くさった顔で言い放った言葉は、やはり冗談には聞こえないだろうが。]
(69) 2011/07/02(Sat) 22時半頃
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ヴェスパタインは、そうこう話している内に、参謀の所に辿り着くだろう。
2011/07/02(Sat) 22時半頃
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>>64―! お役に立てて…光栄です…。
[副団長の笑みを見たことがあっただろうか。あったのかもしれないが、どちらかと言うとお叱りの印象が強かった。ゆえに、嬉しさはあった。
向かう最中の>>61>>66>>69二人の戦の話には、問われなければ口を挟まないようにしているだろう。]
(70) 2011/07/02(Sat) 22時半頃
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相手を甘く見てた、俺の責任だ。
俺が、そいつを探して、殺る。
[最後の言葉は、ディーンの碧を見つめたままに、はっきりとした口調で。 それだけ言うと、返事も聞かずにディーンの前から立ち去った。]
(71) 2011/07/02(Sat) 22時半頃
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あんたたちが前線で戦ってくれているから、こっちの被害は少なかったんだ。 頼りにしてるしな。
[弓は近接には弱い。 ごり押しで迫られたらとてもじゃないが、被害はもっとあっただろう。]
つーか、副団長。 冗談言う時くらい笑えよ……冗談が冗談に聞こえないって。
な、お前もそう思うよな。 うちの副団長様は、固すぎるって。
[重くなった空気を払う為の冗談だと思い、肩を落とし。 バーナードへ同意を求めるようにそう言った。]
(72) 2011/07/02(Sat) 23時頃
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―礼拝堂前―
[ぼんやりと、その大きな扉を見ていた。 人並みに礼拝はしていたけれど、ここ数日は忙しくて、行く暇もなかった。]
ん……ここにも、血……?こんな所にまで……
[それが、自分が来る少し前に、ここで襲撃を受けたノーリーンの物だということは、知る由もなく。>>50]
(73) 2011/07/02(Sat) 23時頃
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>>72えーっと、まあ。 そりゃーお堅いと言えばお堅いと思いますよ。 茶目っ気なのかわかんないときあるんですよねー。
[ヤニクにつられ普段の口調でぽろっともらす。]
あ…。
(74) 2011/07/02(Sat) 23時頃
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[ヤニクの返答に犠牲になった騎兵隊のことを思う。 一瞬紅い夢に囚われかけ―――振り払うように首を振った]
馬鹿者、「上官には敬語を使え」と何度言えば分かる。 そもそも私が堅いのはお前のような者がいるからだ。
[眉根を谷よりも深く寄せて、ヤニクを睨みつける。 それはきっと何度も繰り返された、いつも通りの光景で。 ―――されど。]
……ったく、冗談も冗談。 私の後任がお前だなんて全く持って寝覚めが悪い。 緑騎士団の恥晒しだ。
[一瞬だけ向けた柔らかな笑みは、彼の眼に入っただろうか。]
(75) 2011/07/02(Sat) 23時頃
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ヴェスパタインは、笑みはすぐに消し、バーナード>>74をきっと睨み付ける。
2011/07/02(Sat) 23時頃
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――ああ、その話なら聞いてありんす。 ただ、わっちも捕虜の件は把握しておらなんだ。 今、赤の参謀殿も確認をしてもらっておる。
……護るべき砦に敵が居るなど痛恨のきわみじゃな。 しかも戦争のタイミングで暴れられるなど…それなりに手ごわい予感もしんす。
[ちょうどそれは、赤の参謀がオスカーから話を聞いている頃だろうか]
(76) 2011/07/02(Sat) 23時頃
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イアンは、ヴェスパタインは今頃どうしてるだろうかと気になった。
2011/07/02(Sat) 23時頃
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血……怪我。
[小さく呟いて。目をごしごしと擦った。]
……うん。行かなきゃ。
[負傷した者…まだ生きている者がいる限り、進まなくてはならない。
動かねばと自覚すると、喉が渇いているのに気づき…水を飲んでから、治療の手伝いに行こうと考えた。]
(77) 2011/07/02(Sat) 23時頃
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バーナバスは、しまった、うわぁ〜とヴェスパダインから視線を背けた。
2011/07/02(Sat) 23時頃
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[にやりとバーナード>>74へ返し。]
はいはい。 敬語ね、敬語。分かってますよー。
てか、俺があんたみたいになったら、少しは柔らかくなってくれんのか?
[いつものように睨まれても>>75、気にしていない素振りで頭を掻く。 返事をしたものの、敬語で話すことすらしない。]
そう思うんだったら、そうならないようにしてくれ。
[そう軽口を叩いて副団長の顔を見れば、予想しなかった笑みに固まった。]
(78) 2011/07/02(Sat) 23時頃
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ヴェスパタインは、ヤニクを鋭く睨み付ける。
2011/07/02(Sat) 23時頃
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― 戦場が見える位置 ―
カテーリングラード参謀。
[そうこう話しているうちに、緑の参謀の居場所に辿り着き。 バーナードとヤニクが報告を終えた後、自分からは、騎兵隊の状況を手短に話す。弓兵隊に関してはヤニクから説明があっただろうか。]
敵将、ガイル・カロッサには深手を負わせた。
が、私が確認した限りでは――副将のクリストファーがいない。 目算だが、弓兵隊の人数も少ないように見えた。 ……嫌な予感がする。
[カロッサ兄弟の弟、クリストファー・カロッサ。 勇猛果敢な黒の将・ガイルに比べ、弓を扱う副将は蛇のような目をした、作戦能力に優れた狡猾な男と聞いている。]
(79) 2011/07/02(Sat) 23時半頃
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[そこにはどれほどの負傷した兵士がいただろう。 それは数えきれない程だが、きっと死傷者はもっと居る。 これほどにも呆気なく、人の死はやってくる。
ふと響いた囁きに、フィリップとムパムピスを思い出す。]
… ―――
[静かに内に溜められる赤が、怒りが、 外に飛びだすのはいつだろうか。]
(80) 2011/07/02(Sat) 23時半頃
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