283 突然キャラソンを歌い出す村2
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向気宛 メッセージ:「うん、気を付ける。ありがとう」 メッセージ:「?」
[しゃれっ気のあるスタンプなんて持ってないので、疑問符を送る。 まさか、まさか。本当に裏山でダンシングオールナイトしようとしているなんて、僕は思いもしなかったのだ。>>47]
(57) 2018/09/10(Mon) 15時半頃
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[キーマカレーのために足りない食材を買い求めていると、湿った風が吹いてくる。>>21
「雨になるかしらねえ」
そんなことを他のお客さんが謂っている。 秋雨前線、そんな単語が頭に浮かぶ。天気予報で聞いた。まだ暑いけど、確実に夏は通り過ぎつつあるのだ。]
……怪談なんて……。
[そう、夏も終わるのだし、怪談なんて。 口に出してみたものの、どうにも空々しい。手癖のようにブレスレットを撫でた。]
(58) 2018/09/10(Mon) 15時半頃
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♪〜9月の風〜♪
9月の風は生ぬるく つくりものの冷たさに握手して涙
とりどり並ぶ野菜に hello 慣れた振りして何気に mellow すまし顔でさ
もうすぐ雨が降るよ 秋の風が夏を追い越すってさ 変わらないままの僕を置き去りに
9月の風はきまぐれで 空のペットボトル転がして遊ぶ
昨日は何を食べたっけ menu おいしいの言葉思いだして review 目を細める笑顔で
(59) 2018/09/10(Mon) 15時半頃
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もうすぐ雨が降るよ 秋の風が夏を追い越すってさ 名残の入道雲じゃ届かない場所へ
もうすぐ雨が降るよ 秋の風が夏を追い越すってさ
la lala la……♪
(60) 2018/09/10(Mon) 15時半頃
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―放課後:商店街― [どこからか響いていたエレクトリックギターのアルペジオは雨粒のようにフェードアウトした。]
…… よし。これで全部かな。
[九尾塚商店は品ぞろえが良い。 数種類のスパイスをブレンドすることを覚えたのもここの品数の充実っぷりあればこそ。ヨスガも好きな味付けにできるはず。デザートのカットスイカを最後に籠に放り込み、レジで会計を済ませる*]
(61) 2018/09/10(Mon) 15時半頃
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― 九尾塚学園 校内の階段・放課後 ―
[生徒たちの姿も疎らになった頃、 一階から二階をつなぐ階段の段差に腰をかけた葛籠は、 がしがしとうなじを掻いて、天井を睨んでいた。]
……んんんん。
[結論からいうと、放課後の怪異詮索は徒労に終わった。 まさか、件の女装怪異が、学園の元生徒会長と カーチェイス(?)の末、お持ち帰りされて(?) ベッドで寝ている(???)とは夢にも思わない。
まさに、この街では、なんだっておこる。]
(62) 2018/09/10(Mon) 16時頃
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[思い返すのは、怪異に迫られていたメガネの少年。 目に浮かぶのは、雨に濡れた仔犬を思わせる表情。 はたして彼は、元気になっただろうか。
などと心配していると、ポケットの中で スマフォがブルッと震えた。
葛籠の連絡先を知る者は多くない。 さっそくナツミからのメッセージかと、 画面を開くと、そこには意外な名前が──]
(63) 2018/09/10(Mon) 16時頃
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……真一?
[ナツミと心の幼馴染み。 軽音部に誘われたこともあるし、 補習授業で顔をあわせることもある。 けして知らない仲ではない。
とはいえ、わざわざ連絡を取り合う仲でもない。 この連絡先も、軽音部の勧誘を やんわりと断るために交換したものだ。]
(64) 2018/09/10(Mon) 16時頃
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[なんの用だろうか。 メッセージを開いて、文面に目を通す。]
……へぇ。
[思わず口角があがった。 どうやら件の“女装怪異”の噂が、 真一の耳にも届いたようだ。 そして、あろうことか 葛籠の身を案じてくれているらしい。
こそばゆくなった耳元をぽりぽりと掻きながら、 返信を打ってゆく。]
(65) 2018/09/10(Mon) 16時頃
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『 Thanx その変質者 探してるとこ なんか知ってたら 教えて そっちも気をつけて 』
(66) 2018/09/10(Mon) 16時頃
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[メッセージを送信してから、ふと不安がよぎる。 デュラハンが訪れるのは、その姿を視た当人に限らない。
あるいは、その周辺の元へ──]
(67) 2018/09/10(Mon) 16時頃
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『今、どこ? 話したい
宿題残ってるなら手伝う みんなと飯 喰おう』
(68) 2018/09/10(Mon) 16時頃
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[追加でメッセージを送った。 デュラハンの話をするつもりはない。 直に会って、様子を見るぐらいでいい。 すくなくとも、1人で居るよりかは安全だろう。 できれば、他にも声をかけたいところだけれど…… 。
真一と会えたら、なにしようか。 軽音部のことでも聞いてみようか──]
(69) 2018/09/10(Mon) 16時頃
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…………。
[ジャララン…… 爪弾かれるギターの弦]
(70) 2018/09/10(Mon) 16時頃
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『優しいキミと女々しいボクと』/歌: 葛籠つづり ♪ あのときと変わらない 音色。 あのときと変わらい 想い。
(バンド組もうぜ)
声をかけてくれた キミの笑顔。 あのときのまま 優しいキミ。
忙しいからと 誤魔化したボク。 時間ないよと 嘘ついたボク。
(嗚呼 嗚呼) ぼくだってさ ぼくだってさ 本当は ぼくだってさ ぼくだってさ (嗚呼 嗚呼 嗚呼) [ジャララララン……] ♪
(71) 2018/09/10(Mon) 16時半頃
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― 九尾塚学園廊下・放課後 ―
おっ、アーサーじゃん。
[一旦教室にでも戻ろうかと廊下を歩いていると、 掲示板前に立っているクラウザーと その腕に抱かれているアーサーが目に留まった。
少し距離を置いて、珍しいコンビを 無遠慮にしげしげと眺める。 二人が会話を終えるまでは、 こちらから声をかけることはないが、 視線は感づかれるかもしれない。
そのコンビからやや離れた物陰に、 キラリと光るレンズを見た。 カメラを構えて獲物を狙うパパラッチの姿を見た。]
(なにやってんだ……あいつ?)**
(72) 2018/09/10(Mon) 16時半頃
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─ 放課後、九尾塚学園 ─
[その場からふわりと消えた怪異と別れた後、 一度、裏山からは降りて学校に戻った。]
────♪
[足取りは、うきうきして軽い。
完全に子どものように浮かれていて、 だから、シンイチからのメッセージは、 完全に見逃した>>1:953。]
(73) 2018/09/10(Mon) 16時半頃
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[学校に戻って向かったのは生徒会室だった。 一角は行事用の物資の倉庫になっている。]
えーーっと、記憶では、 たしか……
[がさごそと段ボールをあさる。]
あったあった。
[そうしてそこから、肝試しのときにも使った大判の白いシーツ(少しよごれている)と、ついでに折り紙の輪つづりと花吹雪用の造花が入った箱を持ち出した。勝手に。
それと、卒業式に胸につける花のワッペンを一つ。]
(74) 2018/09/10(Mon) 16時半頃
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[本当は、これらは生徒会で保管しているものなので 許可のない持ち出しは禁止されている。
普段なら、手をつけたりはしない。 率先して生徒会長が違反に手を貸すなんてご法度だ。]
でも、絶対あった方が楽しいよね?
[そう、勝手な理屈で、二箱ほどの物品を持ち出して、 笛の音が流れはじめた裏山に向かう。]
(75) 2018/09/10(Mon) 16時半頃
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─裏山─
[校舎から段ボールを持ち出して、裏山に戻るころにはすっかり霧が出ていた。ただ、濃霧の中でも雷のような太鼓の音に導かれるように、たどりつくまでに迷うことはないまま、鼻歌でも歌いそうな調子で小道を登っていく。]
あれ!? 真一!?
[>>47 ただ、その場に他の人間がいるのに、 素直に目を丸くした。]
(76) 2018/09/10(Mon) 17時頃
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独尊隊 ツヅラは、メモを貼った。
2018/09/10(Mon) 17時半頃
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[>>54たかが人間のナツミにまで聞いて回っているのだ、売った、という程の情報でもないだろう。 たとえそうだとしても、守るという程の恩も無い。酔っ払いの言うこととはいえ、なにせ散々貶された。
情報よりもまずは身の安全だ。別段惜しいものは無いと、尋ねられた「彼」について>>40、猫は口を開く。]
…九尾の怪異は知ってるか?
あいつはそれだ。 九尾塚(ここ)に封印されてる怪異だよ。
なんでも封印されてた頭が盗られたそうだ。 「首なし騎士」が犯人だって言ってな。
封印されてる怪異なんかわざわざ掘り起こして どうする気なんだか、とにかくざあまないさ
(77) 2018/09/10(Mon) 17時半頃
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魔女?
[鸚鵡返しに聞き返し、視線を向ければ 変わらず笑っていたものの、 先ほどまでの忌々しい無邪気さは消えていた。 尻尾を隠したくなる気持ちを堪えて答える]
喋る猫の姿をしてるから、とか 期待してたんならお生憎
僕は使い魔(その手)の類じゃないし、 ただの九尾塚(ここ)の地縛霊さ。 魔女なんて知らないよ
そういう意味じゃ、ナツミも関係ない。 僕とつるんでたからって変な誤解はするなよ。
(78) 2018/09/10(Mon) 17時半頃
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[そう言い終えた頃に、 廊下の向こうの視線>>72に気付く。 ちらりと、視線を教師に送る。 部外者だぞ、さあどうすんだ、とも言いたげに。 こちらも情報は出したのだから、と]
なーお、
[離れた葛籠にも届くように、一声猫の声で鳴いた**]
(79) 2018/09/10(Mon) 17時半頃
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アーサーは、ツヅラにアンコールした。
2018/09/10(Mon) 17時半頃
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─ 裏山 ─
[太鼓の音が響く中、フウタの姿を探すようにぐるりと首をめぐらして、]
もーー! さっきのは 俺とだけの約束かと思ってたけど!?
[むっ、と雷相手に頬を膨らませた。そうして怒った顔をすると、エニシの表情に近くなる。それでも、片割れのそれよりも幼い顔ではあったけれど。 約束に自分以外が含まれるとは思っていなかったので、まず他の人間がいる点については主張はしておく。] ああ、もう。 しょうがないなあ
[ただ、楽しそうな笛の音はその間も響き渡っている。むすっとした顔はあまり長くは続かなかった。]
(80) 2018/09/10(Mon) 17時半頃
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[どぉん!>>51と、和太鼓の音が 空気をびりびりと震わせた。]
まあ、人間と遊びたいって 言われちゃってるし……
[相互不干渉、シンイチも一般生徒カテゴリではあるけれど、はー。と、あきらめたように段ボールを地面の上におろした。開けた中から、折り紙輪の鎖をとりだして、シンイチの首にかけた。]
御守りね。
[言葉と裏腹、まったくただの折り紙の輪鎖だ。 学祭の準備のようでちょっと笑った。]
(81) 2018/09/10(Mon) 18時頃
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[雅楽の音色、和太鼓の音が身体に響く>>53]
(ドンドコドコドコ ドドドド ドドドド ドン カッカッ ドン カッ ドン カッ)
踊れや 踊れ 歌えやァ 唄え
[段ボール箱から取り出したシーツが ふわりと霧の中に舞った。 両手で角をもってくるりと回れば靡く白い影が踊る]
今宵は あやかしヒトの区別なく 音に合わせて手を振り腰ふり
頭空っぽ 無礼講! 楽しまなきゃあ 損々 損だ
[ ポン ポ ポポン! と堤の音も調子よく、足取りに合わせて節を刻む。]
(82) 2018/09/10(Mon) 18時頃
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─ 夜:裏山 ─
[命の保障をする声に信頼感がある。>>50 オーケーと笑って、慣れればどころか、]
もう楽しいから問題ないな?
そりゃいいな! 賑やかなのは大歓迎!
[何せ最近落ち込んでた分もあり。 今ならいろいろ忘れられそうな気がした。 踊って待てばいい、その言葉に、また笑って、]
(83) 2018/09/10(Mon) 19時頃
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――― ドォン!!!
[響く和太鼓、嵐を呼ぶドラムスだ。>>51 流れ始める音に、身体が自然に動いていく。
まるでアレみたいだ。アレだ。もも…、 もも、もも… なんかそんなやつ! そうこうしてる間に見えた姿>>76がある。 それを笑って歓迎した。]
ヨスガだ!マジできた!! なにそのにもつ。準備万端かよ。
[怒ったような顔をするとやっぱり似るなぁ。>>80 とか考えてたけど、ここで怒られてるのは俺じゃない。]
(84) 2018/09/10(Mon) 19時頃
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まあいいじゃん、 俺もフウタの事は知ってるし。 ヨスガも知ってたんだな。
[あの後に話してたとしても別に不思議ではなかった。 人間と遊びたい、というその言葉に若干の違和感。>>81 だけど今は深く考える頭がない。 楽しくなってきちゃってるから。
でも、段ボールの中身を見ると、あれ?と思う。 御守りと首にかけられた 折り紙の鎖に触れると かさりと音が鳴った。]
これ学校の? …お前もこんな事するんだな。
[しねーと思ってたわ。と、 ちょっと意外そうに言って、笑った。]
(85) 2018/09/10(Mon) 19時頃
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[響く太鼓、和の音色。 普段触れているものとは違う音楽の世界。 それもそれで、心地よくって、楽しくって。]
(86) 2018/09/10(Mon) 19時頃
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