185 恋愛ラボ―橘の咲く頃に―
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…これは、完全に僕たちの考えで動いているよ。 僕ら研究員は、山梨さんのことは大事に思ってる。
[優しく微笑みながら、いつもより静かに話す。 ラボについて聞かれると>>24]
…“上”のことは僕も深い情報はわからないんだ。 研究も…雑誌に載せる記事、とかとは違う感じだね…。 …でも、山梨さんも手ぶらじゃ引き下がれないよね。 そちらが欲しがっていて、渡せる範囲の情報なら、渡すよ。
[思案しながら、取引内容を考える]
…?。監視をやめて欲しい人?
(27) 2014/07/19(Sat) 02時頃
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[楽しそうな様子に思わず顔を綻ばせて]
うん、また明日ね
[背中に声を掛けて
木佐さんの方は何とかしてみよう そんなことを思いながら]
…さすがに、作業着はまずいよなぁ
[一度部屋に引き返し、しばしバタバタと箪笥を漁るのだ]
(28) 2014/07/19(Sat) 02時頃
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――翌朝・花三好公園――
……
[ちらと腕時計に目を遣った。 到着してから5分、天気は悪くない。 髪留めで髪を後ろに束ね、 白いブラウスに薄桃のカーディガンを羽織り、 黒に赤の小さな星をちりばめたようなスカートで]
ふぅ
[小さくため息をつく。 木佐さんとは間一髪だった。 窓から外へ出るというおよそ女子とは思えない 酷い行動に出たのだけれど、正解だった。 入れ違いのように扉をノックする音を背に聞いたから。]
(29) 2014/07/19(Sat) 02時頃
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そりゃァ…思いもしなかったな。 ありがたいこった。
[安田クンの口からは思いも寄らない言葉が出て、 どういう表情を浮かべればいいのか困る。>>27 それとも自分が騙されているだけか。]
そうか…だが聞いてもしょうがないねェ。 おたくらも俺と同じ、下請けのようだしサ。
[それだけ聞ければ、後は上がどうにかするさ。と自分の組織を他人事のように言う。 向こうは今、このアパートの住人を把握している。そういえば、昨日から同階の楠本クンをはじめ、住人の気配が薄らいでいる気がした。]
…そういえば、ここ数日で住人が少なくなってるが、何か動いてるのか?
[その行動だけは知っておきたかった。それと、彼女の監視の停止だ。]
ああ。幸村梨月。 彼女だけはやめてやってくれないか。
(30) 2014/07/19(Sat) 02時頃
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―翌朝・花三好公園―
[出る直前、湯来島さんの部屋の前で木佐さんが何かしていたけれどささっと抜けてアパートを飛び出した]
うわー、まずいまずい!
[今どき誰が着るのかと言う白いワンピース 麦わら帽子をちょこんと乗せて]
着慣れない物着るよりは 作業着の方がよかったかなぁ
[噴水へ近づけば湯来島さんの姿]
待たせてごめん!
[ちょっと遠くからそう声を掛けつつ 彼女に駆け寄る]
(31) 2014/07/19(Sat) 02時頃
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いえ、全然 来て頂いただけで、嬉しいですから
[駆け寄ってきた彼女に微笑した。 ゆっくり歩み寄って]
九十九さん、なんだか何時もと 雰囲気違って、凄く可愛い
[上から下へ、視線を滑らせて小さく頷いた。 意外性って大事なんだな、と 心のメモにとどめつつ、 バッグをお腹の下あたりで両手に抱え、]
じゃあ、行きましょう。 こちらです。
[歩いて5分弱の甘味処へ向かう。]
(32) 2014/07/19(Sat) 02時頃
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そ、そう? まぁいつもの格好と比べたら何でもね [なんて言いながらも嬉しそうに頭を掻いた] 湯来島さんも素敵だよ [うんうんと頷いて これってデートっぽいな、何て]
行きましょうかー
[雨降らなくてよかったね、何て声を掛けながら 案内されるがままに着いて行く]
(33) 2014/07/19(Sat) 02時半頃
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僕ら下には、研究意図などは知らされていない。 …正直言って僕は所をあまり信用していないよ。
[所の実体の不透明性は感じていた。 先日から始まった“選別”について聞かれると]
…ああ、研究所は…先日から仲の良い二人を“選別”し、 より研究に適した環境に隔離している。 そこで、他の所員が研究しているらしい。 …その“選別”を僕らがしている。
[山梨さんの口から、意外な人の名前が出て]
りっちゃ…幸村さん?監視をストップすることはできるよ。 ただ、映像・音声記録については“上”の管理なんだ。 …でも…できるだけのことは協力したい。 僕の仲間にも相談してみるよ。
[なぜ彼女を?と聞こうとしたが、“個人的な願い”という言葉を思い出し、言及しないことにした。]
(34) 2014/07/19(Sat) 02時半頃
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九十九さんに褒められると なんだか擽ったいけど、嬉しい
[ふふ、と顔を綻ばせた。 声を聞いて空を見上げた。 雨は降っておらず、道を明るく照らす陽の光。]
九十九さんみたいなお姉ちゃん欲しかったんです ちょっと願いが叶った気がするけど 九十九さんって話すと可愛いから 妹みたいにも感じちゃって
[失礼ですよね、などと、舌をぺろり出して。 甘味処の前につくと『とらや』という看板を指して ここです、どうぞ、と促した。]
(35) 2014/07/19(Sat) 02時半頃
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私も一人っ子だからね …うん、どちらかと言えば湯来島さんの方がお姉さんっぽい
[気にしてないよとふふりと笑って]
素敵なお店だね 甘い物は好きなんだけど、あまりこういう所は来なくて
[珍しそうにきょろきょろとした後 促されるまま、『とらや』に足を踏み入れる]
何かオススメあれば、一緒にそれもらおうかな?
[なんて問いかけて]
(36) 2014/07/19(Sat) 02時半頃
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…選別…か。なるほどね。
彼らは…無事なのか? そして、戻れるのか?
[安田クンの話にボクは顔を曇らせる。>>34別の所員が担当していると聞いて心配になったからだ。]
うん。ありがとう。 俺も安田クンらには無理をさす気はない。
[キミとの足がつくからな、と付け足す。無理はしなくとも上の意図がどうあれ、ささやかな抵抗は出来る。]
…ありがとう。
[重ねてお礼を言う。 恋愛感情の芽の息吹。おそらく所は大きな興味を抱くだろう。 それだけボクは彼女の情だけはどうしても守りたかった。]
(37) 2014/07/19(Sat) 02時半頃
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ふたりで
[店員さんに問われれば 人差し指と中指を立てて案内を受ける。 お姉さんぽいと言われれば嬉しさがこみ上げるも それを必死で隠そうとしながら]
大好きなんです、ここ どれも美味しいんですけど
[テーブル席につき、メニューを二人の間に置いて]
抹茶の冷やしミルクぜんざいがおすすめです けど、よもぎの焼き生麩も美味しくて モナカと抹茶の濃厚アイスもいいんですよ あ、あとこれ、京抹茶のレアチーズケーキとか
[ぺらぺらと饒舌に]
(38) 2014/07/19(Sat) 02時半頃
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[案内されれば席に着いて、 問いかけに饒舌に答える彼女に驚きながらも]
ふむふむ、確かにどれも美味しそうだね
すいませーん!これとこれとこれとこれ 全部1個づつお願いします
[彼女を見ていると自分も嬉しくなってきて とりあえず名前の上がった4つを注文する]
足りなければまた頼めばいいし とりあえず分けあって食べましょうか
[にこにこと楽しそうに 注文と、彼女の言葉を待つことにして]
(39) 2014/07/19(Sat) 03時頃
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…わからない。戻れる、と信じている。 …万が一何かあっても、切り抜けられると思った二人を、僕は選んでいる。
[触れるのが怖かった部分を山梨さんに聞かれ、声が震える>>37]
…ああ、こちらこそ、ありがとう。引いてくれるなら助かる。 また何かあれば、出来る限りのことはするよ。
ただ、他の研究員のことは探らないでほしい。 …おそらく、仲間の内一人は、“上”と通じているから…。
[ほっと息をついて]
ふう、長居しちゃったね、話聞いてくれてありがとう。 えっと、また来ていいかな?今度はプライベートで、あはは。
(40) 2014/07/19(Sat) 03時頃
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あ
[驚いて声に詰まった。 まさか全部頼むなんて、と。 それでもニコニコ笑う彼女を見ると こちらも自然と笑みがこぼれて]
やっぱり九十九さんを誘って正解でした 分け合いながら食べましょう
[小さく頷いた。 少し店内の様子に視線を遣り、 ここに初めてきたときの話をしながら 運ばれてくるのをまつ。 運ばれてきたのなら、どうぞ、と勧めつつ]
あの、早速なんですけど。
[ひと呼吸おいて、真面目な表情を。]
(41) 2014/07/19(Sat) 03時頃
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九十九さん いま、お付き合いしている方とかいますか?
[小さな声で問いかけた。]
(42) 2014/07/19(Sat) 03時頃
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分かった。俺も既に手段は残されてない。 安田クンの目を信じるしかないな。
[出来ればアパートの住民全員を護りたかった。>>40 だが上の仲間がいる以上庇護を広げるのは彼の、引いては自分の身の危険でもある。 そう自分に言い聞かせた。]
よろしく頼む。俺も何か手伝えればな…
[応じて]
ハハ、ご近所付き合いのいいこと。 また来なよ。酒が呑めれば上等サ。
[彼の隣人としての誘いには、そう彼を元気付けるように別れを告げた。自分への励ましも込めて。]**
(43) 2014/07/19(Sat) 03時頃
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いいお店知れてよかったな
[彼女の話を聞きながら相槌をうてば 注文した品がやってきて、勧められればぱくりと一口]
ん、美味しい!
[と、顔を綻ばせた所で固まった 真面目な表情を見れば、それは真剣な質問なんだろう お茶を一口]
今はいないね
[あまり深刻そうにならないように、にこりとそう返して]
それが、相談の内容かな?気になる人でも?
[声を掛けて、また一口 今度はしっかり顔を綻ばせて]
(44) 2014/07/19(Sat) 03時頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2014/07/19(Sat) 03時頃
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変な事を聞いてすみません
[笑みに対し、すまなさそうに苦笑した。 ミルクぜんざいを少しスプーンで口へ運び]
気になる、というか 私ちょっと、好意の意味がわからなくて
[首を左右に振った。]
人を好きになるって どういう気分なんだろうって思うんです それは人それぞれ違うんでしょうけど
相談事の一つ、ですね
[彼女はどう答えるのだろう。 まるで子供みたいな質問だろうけれど。 わからないのだ、本当に。]
(45) 2014/07/19(Sat) 03時頃
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…僕が穿ち過ぎてるだけで、 大学とかの大規模な研究かもしれないね、あはは
[本当にそう言った可能性もあって、確実なことは なにも言えなかった。
悪いことは起こらないと信じたかった。
部屋を出ようとした時、『何か手伝えればな』 という山梨くんの声を聞いて>>43]
…もし、山梨くんにとって、特別な人ができたら ずっと一緒に居てあげた方がいいよ。 それが一番、確実で安全だから。
[と呟き]
うん、お酒飲めるよ、みんなで飲み会とかも面白そうだよね、あはは。それじゃあ!
[頭を軽く下げて、205号室を後にした。**]
(46) 2014/07/19(Sat) 03時半頃
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[謝る彼女に気にしないで、と笑って] 人を好きになることねー
[少しスプーンを咥えて思案顔]
気が付くとその人のことばかり考えていたり 離れていてもその人のことが気になったり 夜、目を閉じればその人のことを想ってしまったり
最初はそんなものじゃないかな?
[自身には久しくない感覚だけれど]
考えているだけで、幸せだったり、苦しかったり
[ケーキをぱくりと]
(47) 2014/07/19(Sat) 03時半頃
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ふふ、わかりづらいよね、こんなんじゃ
[口で説明するのも難しいものだなと 少し頭を抱えて]
(48) 2014/07/19(Sat) 03時半頃
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そう、ですね……
[確かに彼女の言うとおりだった。 言葉の意味は解る。 けれどそれが"解る"かといえば肯けなかった。 ケーキを食む彼女を見て、微笑。]
九十九さんのいう事は解るんです でもそういう気持ちって 感じたことは未だ……
[無い、のかもしれない。 けれど特定の人のことを考える事はある。 昨日だってそうだった。]
九十九さん。 もしもそんな相手が居たら。 九十九さんはどうしますか?
(49) 2014/07/19(Sat) 03時半頃
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そうだねー 自分でも気づきにくいものかも、ね
[無い、と言い切らなかった彼女 続く問いに少し悩みつつ]
とりあえず、ぶつかってみるかな? 面と向かって話してみて、初めて気がつくこともあるし
話してみてもっとこうしていたいとか、傍にいたい そう思える人なら、それはもう恋、なんじゃないかなぁ
[真っ直ぐ湯来島さんの目を見つめてそう答え どうだろう、なんて首を傾げてみせる]
(50) 2014/07/19(Sat) 04時頃
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ぶつかってみて……
[なるほど、と何度も頷いた。 首を傾ぐ彼女をじっと見つめ、]
九十九さんこんなに魅力的なのに どうして男性は放って置いてるんでしょうね……
[心底不思議そうに呟いた。 白玉を一つ、スプーンに乗せると]
私が男性なら、九十九さんに 恋だって思ってもらえるように 一杯がんばっちゃいますよ、白玉とか
[どうぞ、と白玉を差し出す顔は真顔。]
(51) 2014/07/19(Sat) 04時頃
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普段があんな格好だしね それに私が、長い間バイオリンに恋しちゃってたから
[白玉の行方を何気なく目で追って]
私だって、湯来島さんのために頑張っちゃいますけどね? …白玉差し出されたら、イチコロだけど
[真顔は気にせずぱくりと食いつけば 幸せそうに顔を綻ばせる]
あまりお力になれたかわからないけど 大丈夫かな?
[もぐもぐと白玉を頬張りながらそう訊ねて]
(52) 2014/07/19(Sat) 04時頃
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ふふ
[白玉に食いついた彼女を見て、 へらりとだらしない笑みを浮かべた。 きっとこうして、同じ目線にあわせられること。 それが一番の彼女の魅力で 見習うべき点だ、と思いながら。]
ええ、なんとなーくですけど 何かがわかりそうなきがします
[それは本当に、少しだけれど。 自然に浮かぶ笑顔を自覚できるほどに。]
(53) 2014/07/19(Sat) 04時頃
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あ!
(54) 2014/07/19(Sat) 04時頃
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マユミは、モニカの顔をジッと見つめた。
2014/07/19(Sat) 04時頃
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もう一つだけ。
[ひそひそ声で人差し指を立てた。]
九十九さんの答え次第で どうしようか決めようとおもうんです
[バッグを開け、いそいそと数枚の紙を取り出すと]
実は学校に暫くいってなくて。 木佐さんに怒られて 苦し紛れに小説家になりたいから 学校に行かずに小説書いてるって
嘘を……
[>>2:349 >>2:350 >>2:351 >>2:352 >>2:353 それは書きかけのプロット。 テーブル越しに差し出した。]
(55) 2014/07/19(Sat) 04時頃
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正直に、答えてもらえますか やっぱり私、全然だめですよね……
[俯いて]
木佐さんに正直に謝ったほうが やっぱり、いいでしょう、か
[ぎこちなく、首を*傾いだ*。]
(56) 2014/07/19(Sat) 04時頃
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