237 【リアル人狼RP村】蜉蝣の村【半身内】
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童話作家 ネルは、メモを貼った。
2015/08/26(Wed) 20時頃
童話作家 ネルは、メモを貼った。
2015/08/26(Wed) 20時頃
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[誰か>>22が入ってきたことは、気配でわかっていた。グレッグといったか、快活な印象を受けた青年。その姿を視界の端に捉えて
―――――今更ながら恐怖を覚えて、身体が震えた。]
…、
[思わず息をひそめる。だって彼がもし『異常』だったなら。そりゃあ、異常でないと思いたいけれど。それを確信に至らせるまでの根拠がない。
今更ながら、ひとりの危険性を受け止めて。 そうして同じく、ひとりになっていた話したこともない彼を思い出す。 疑ってはいたけれど、彼もひとりでいるなんて危ないのではないだろうか。
自分はまだ、惨劇を知らぬまま。]
(26) 2015/08/26(Wed) 20時半頃
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[息を潜めて彼>>22を見やる。彼は特に話しかけてくることもなく食事を始めた。自分も空腹を覚えていたが…なんとなく近くに行くことが憚られて。何より目も腫れているだろうから。]
―――、
[聞こえてきた低い声。それはまっすぐに。本音なのだろう、そう信じたい。けれど、でも…。
結局そこから動くこともなく。そうしていればもうひとり>>25]
…そう、ですか。
[言わないでいいと告げるように、首を横に振る。見上げた彼の瞳にも、じわりじわりと膜が張り。]
ないて、いいですよ ボク、みてないんで
[ワンショルダーからハンカチをとりだして、差し出す。受け取ってもらえなくとも構わない。ただ、泣いて少しでも楽になるのなら。]
(27) 2015/08/26(Wed) 20時半頃
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[言わないでいい、とばかりに横に振られる首>>27。優しさからなのか、それともまた別の何かか。どちらにせよその仕草を見れば じわりと涙溢れて。 差し出されたハンカチには、「ありがとう…ございます……」と消え入りそうな声で受け取る。こんな異常な場での、その些細な優しさが嬉しくて、辛い。]
……っ、う………ぅ……ッ…!!なんで、こんな……っ
[ああ、こんなに泣いてしまったら きっと"また"女みたいだと言われてしまう。だから、見ないと言われても自然と声は押し殺して、ただ目元から流れ出る雫を拝借したハンカチで拭う。
色が変わってしまったか。止まらない涙は、水分の無駄だろう。]
っ、ごめんなさ……っ!……あの、
[大の大人が泣いたという羞恥感は自然となかった。ただ反射的に謝辞を口すると、ハンカチを綺麗に折りたたみ直して返そうか。 うずくまったまま彼が動いていないのなら、きっと彼も辛いだろうに。]
ネルさん、……大丈夫、ですか?
[口にしてから大丈夫なわけないだろう、と馬鹿げた問いを後悔するがそれ以上にいう言葉もなく。]
(28) 2015/08/26(Wed) 21時頃
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─自室─ [冷たいシャワーを浴びる こんな事をしても罪は濯げない
頭蓋骨をぐしゃりと陥没させる感触も 両手に残ったまま消えない]
……まだ、悪食が残ってる……
[イアンだけじゃなかった
実際彼が何者だったかは不明だが 彼の事は倒すべき敵だったと考える事に
でなければやっていられない]
(29) 2015/08/26(Wed) 21時半頃
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[タオルで雑に髪や身体の水分を拭う 拭うけれど
拭いても拭いても滴る水に気付く ああ、いつの間にか泣いていたらしい]
……いつぶりだ
[何に涙しているのだろう 擦れば腫れてしまう そっとタオルをあてて暫くそのまま
髪が乾く頃に音が鳴らされた>>11
ビクリと肩が震える 誰だ 人を喰う存在より人が怖い イアンを殺めた手でドアノブに触れた]
(30) 2015/08/26(Wed) 21時半頃
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─自室/フィリップ>>11─ [扉の向こうから"一服"と聞こえてきた 掠れた声は聞き取り辛いが 内容で判る、フィリップだ
彼は殺人現場について来ていた筈 気が重かったがノブを捻り扉を開けた
正直合わせる顔がなかったが 出来るだけ前と変わらぬ振る舞いを]
……いいねィ。入るかァ?
[顔色は悪かったかもしれない 喫煙所等と気にする場面でもない気がして
しかし彼が逡巡するならすぐ外へ出て "はいはい分煙しますよォ"と軽口とともに 喫煙所かわりの個室へ]
(31) 2015/08/26(Wed) 21時半頃
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[どちらで一服するにしても 少し距離を置いて座るか立つかして そっぽを向いて紙巻を咥える
この場に関係ない雑談を二〜三して それから重たげに口を開く]
……お前さんはさ 誰を疑ってるんでィ……?
[選ばねばならぬ時はまた来る 出来るだけ考えたくないが相談すれば 少しはマシな答えが出せる気がした
彼の返答がどんな答えであっても 責めないつもりで]
(32) 2015/08/26(Wed) 21時半頃
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[開いた扉>>31に、ほっと胸を撫で下ろす。 けれどその奥に覗いた顔と、変わらぬ声音で掛けられた声は。 到底自分の知る彼の物とかけ離れている気がして。 一瞬、続ける言葉を失くした。
それでも、あんな事の後ならば。 当然だ、と。自嘲じみて、受け入れる他ない。]
…いいんですか? こんな状況、なのに。
[見つめた瞳は、常より多少水っぽかっただろうか。 問いかけは即ち、自分を疑ってはいないのか、と。 そう言い換える事もできただろうけれど。
それでも分煙なんて言葉が聞こえる前に、お邪魔しますと律儀な挨拶だけ掛けて、室内へ踏み込んだだろう。]
(33) 2015/08/26(Wed) 21時半頃
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[――慣れた煙草の匂いに混じって、
ほんの 一瞬、]
(34) 2015/08/26(Wed) 21時半頃
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[――違和感は、出された料理を口にした時からあった。
確かに空腹は覚えども、他の被験者達ほどの切羽詰った空腹は覚えず。 此処へ来てから口にした食べ物の量も、他よりずっと、少なかったか。
本能に根付いた欲求というものは、理性を持ったヒトにとってもまだ、強い支配力を持つもので。
即ちその欲求が薄かった為か。 もしくはただ、本来の頭の回転の速さゆえか。
視界は些か――"クリアだった"。]
(35) 2015/08/26(Wed) 21時半頃
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[覇気のない雑談は、わざわざ盛り上げる心地にもならない。 それでも薄い笑みを作っては、変わらぬ顔で迎えた彼に失礼のないように――困らせないように、なんて。 以前の自分が見たら、殊勝だと嘲るだろうか。]
………はい、
[雑談の後、僅かに間は空いたか。 何をして過ごしていても時間は来る。 だからこそそれは、ある種予想通りの問いかけだった。
――ほんの、今。まさにたった今。 過った何かを覚えた自分にとっては、さらにあまりに、タイムリーな。]
あの、
その前に、ひとつ。 伺ってもいいでしょうか、…リーさん。
[肺に溜まった煙と共に、震える息を吐く。 逡巡は、部屋に入ることを決めた時よりずっと――長かったか。]
(36) 2015/08/26(Wed) 21時半頃
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血の、…においが。
[自身と同じ煙草の匂いと。 その中に混じる、本来なら嗅ぎ慣れぬ匂い。 ヒトから流れ出る、鉄錆の匂い。 何処も怪我などしていない筈の彼から、その気配をひときわ強く感じたのは。
――扉を潜った時、だったか。
数刻前、扉の隙間から覗き見たイアンの傷は。 血の匂いをそこまで撒き散らす程、大きな物だったか?
感じるのはそんなものよりもっと。 身体に、その内に。 染み付いた、血の、気配。]
(37) 2015/08/26(Wed) 21時半頃
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[視線を逸らした紙巻からは、灰が落ちて床を落とす。 嗚呼何をしているのだ、なんて。 逃避めいた思考の奥で、どくりどくりと、心音が、煩い。]
…き、
気のせいだって、俺の勘違いだって。 言って頂けますか、 …リーさん、
[縋るような視線を持ち上げて、しばらく彷徨わせた後。 幾度も見遣った暗い色の瞳へと、合わせた。 彼は一体、どんな顔をしていたか。
こんな心境で、伺いたくなどなかったのに。*]
(38) 2015/08/26(Wed) 21時半頃
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― 広間:レティーシャと ―
[自分の言葉が引き金になってしまったか。ぼろぼろと涙を流す彼>>28を見たなら、宣言通り見ないようにと目を閉じよう。そうしていつだか食べていた飴を、口の中へ。ちぐはぐな欲求に、心は置いてけぼりだ。
感情の動かすままに、涙を流す彼。こんな状況でもなければ、動かされた『感情』に『生』を見出して満足するというのに。]
―――、あやまらないでください
[彼女の口から零れた謝辞は何に対してなのか。彼ほど素直に感情を動かせない自分は、やはり取り繕うことに身を染めすぎてしまっていて。
流れるようにその音は彼に届いただろう。『ごめんなさい』『いえ、大丈夫です』。そんな形式美、今は必要ない。口には出さないけれど。
ましてや先ほど自分は飲み込んだのに>>20という詰まらない感情なんて。]
(39) 2015/08/26(Wed) 22時頃
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[>>28ハンカチは、丁寧に返されたのならそのまま受け取って。泣いている彼の傍、窓際で蹲ったまま動かない。 だって、どこへ行こうというのか。強いて言うなら出たい。この、狂気の建物から。]
ボクはだ―――――
[いつもどおり―――にできるかどうかの自信は正直なかったが――に『安心させる』『角の立たない笑顔』で『大丈夫』と告げかけたその時。自分に必死過ぎて、忘れてしまっていたことを思い出す。。
厳密に言うと忘れていたわけではないのだが。]
(40) 2015/08/26(Wed) 22時頃
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フィリップさんが…っ!!!
[少し前に聞いた声>>21。感じた悪い予感にかこつけて動かないでいた自分。未だ広場に姿も見せず、音沙汰もない。 ここにいる彼らに聞いたら何らかの返事がもらえたか。
それでも疑っていたヨアヒムが部屋にいると聞いているから。もしかしたらが加速する。 錆び付いたように動きにくい足を無理矢理に動かして、廊下へと。
こんな行動をとるなんて、笑ってしまう。これでは自分の方が『優等生』じみているななんて、思わないわけでもないけれど。]
(41) 2015/08/26(Wed) 22時頃
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― 広場→ ―
[誰かついてきたものはいただろうか。いてもいなくても、自分は廊下を進むだろう。 身をすべらせた廊下はひんやりと冷たくて、歩くたびにカツリと踵が床を叩く音が響く。
警戒しながら進む先。不自然にあいた扉に、自分の脳内が警鐘を鳴らし。]
…うそ
[震える足を引きずるようにして。両の腕は自分を守るようにして。目を、凝らす。頭が痛い。がんがんがんがんと音をたて、まるで『見るな』とでも言っているよう。しかし視線はそこから離せない。
そうして、絶望の音。]
(42) 2015/08/26(Wed) 22時頃
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[感じたのは既視感。恐怖と絶望に締め上げられた喉は辛うじて酸素を通していくだけで音を奏でることなく。]
ひっ―――――――――――――――、
[再び視界を襲う赤。減った体積、『無機物』へと存在を変えてしまった彼が、そこに『いた』。 本日2度目の邂逅は自分から精神力を奪っていく。その代わりとでもいうように、湧き上がってくる空腹感に、目が回る。
さらには、再びこみ上げてくる吐き気。それをどうにか押し込めて。もうそろそろ限界なのだけれど、吐けるものが何もない。嫌な汗が背中を伝う。]
(43) 2015/08/26(Wed) 22時頃
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―広場から彼の部屋の前へ―
[食べれども食べれども、満たされず。重い体は口から入れたもので破裂寸前と思える程で、気持ちがワルイ。広場へとやってきた中性的な人(>>28)がネルの元で泣くのを横目に、覚えた吐き気を堪えて、トイレへと足早にその場を去った。 その時、背後からネルが「フィリップさんが…っ!」と尋ねようとしていたようだが(>>41)、すぐには反応できないでいた。
トイレへ行っても結局、吐くことは叶わなかった。いつものように直前で堪えてしまうのだ。 ネルは何を言おうとしたのだろう。フィリップがどうしたのだろうか。彼の声(>>21)に気づけずにいた自分にはその意図が汲めずに、嫌な予感だけを覚えてすぐに広場に戻ろうとした。
身体の重みとそれでも止まらぬ吐き気を抑えながら、とある一室の前を通り掛った時。覚えのある異臭が鼻につく。この、部屋は…]
…ヨアヒムさん?
(44) 2015/08/26(Wed) 22時頃
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―広場へ―
ヨアヒム、さんが…
[廊下の途中で、ネル(>>41)に出会っていたとしても、まともに話すことなどできず、足早に通り過ぎて行っただろう。 何度もよろけながら、ようやく到着した広場。表情は青ざめ、身体は小刻みに震えていたか。肉の塊、否。その塊の、喰われたあとと化していた彼の名を力なく零すことが精一杯だった。 ふらつき、テーブルに手を掛け体重を支える。と、テーブルがぐらり揺れて端にあったガラスのコップが床へ落下し、カシャーンと音を立てて割れてしまう。]
あ、ごめ なさ… …痛ッ
[割れたコップの傍にへたり込み、半ばパニックの頭でガラスの破片を拾おうとして。 指先から流れたのは、赤。 ああ、こうしてきっと血が流れて。最後には自分も、殺されてしまう。やはり俺はもう、 ――必要とされていないのか。 それでも、熱い痛みは指先からジンジンと送られてくる。 近くに誰かが居ただろうか。誰かに声を掛けられようと、その声は痛みに掻き消えて、意識に届くことは難しかったかもしれない。 “生きてしまっている”ことが苦しい。 全てにおいて許せないその手は、拾った破片を握り締めようと力を込めて。]
(45) 2015/08/26(Wed) 22時頃
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グレッグは、ネルに話の続きを促した。
2015/08/26(Wed) 22時半頃
フィリップは、グレッグに話の続きを促した。
2015/08/26(Wed) 22時半頃
フィリップは、ネルに話の続きを促した。
2015/08/26(Wed) 22時半頃
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[笑顔で大丈夫>>40と言いかける口が別の形に動く。
『フィリップさんが…っ!!!』
途端涙が止まり、代わりに迫ってくるのは一つの嫌な可能性。ああ、あの後…イアンを殺してしまった後彼を置き去りにしてしまった。それならそのせいで───]
……ッ!!!
[嫌な創造というのは自分が思うよりも早く頭を駆け巡り、気付けば廊下へと歩き出す彼>>41に続いていた。足は鉛のように重く思考も混濁しかけていた。だが、ただ前へ前へ。あの青年の無事を祈り歩みを進めて……
辿り着くのはヨアヒムの部屋か。]
……フィリップさんが、ここに…?
[なんて問いはネルの耳に届いたか。どちらにせよその薄く開いた扉の先の異臭には、声を詰まらせて。
ああ、また起きてしまった。]
(46) 2015/08/26(Wed) 22時半頃
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ああ、構わないさ
[フィリップは躊躇いを見せた>>33か、しかし己が外へ出る前に彼は入ってきた。疑っていないのかと、瞳は尋ねていたか。疑ってなどいない。彼は"違う"こと、知っていた。
喜んで招き入れ、後ろ手で鍵をかけた。 この部屋をロックするのは、初めての事。
言外に投げられた質問はそっくりそのまま返す事が出来ただろう。しかし彼の中ではもう、確信めいて居たか。]
(47) 2015/08/26(Wed) 22時半頃
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[雑談のあとに質問を投げればその前に一つ、と確認される。ちなみに自分は問い返されたなら【グレッグ】と答える気でいた。彼の口から聞かされたのは。]
……血のにおい……?
[全く解らない、とばかりのとぼけ顏をして見せる。平時でもこんなにころころと表情を変えない。その裏で静かに焦りを覚えていた。
シャワーを浴びた。歯磨きだってした。なのにどうして。そんなの無駄なくらい、この身には染み付いていたのかも知れない。]
(48) 2015/08/26(Wed) 22時半頃
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[気のせいと、勘違いだと、そう言って欲しいと言う彼の持ち上げられた視線>>38に自分のを絡める。暗い昏い瞳に映るのは彼だけ。]
言ったら信じてくれるのかィ?
[縋るような思いも僅かに、しかし浮かんでいたのは諦めだろう。距離があいていたなら近付きそっと頬に手を添え、瞳をじっと覗き込むことは叶ったか。避けられなければそのまま口付けてしまう。
鼻先に、口内に、鉄が伝わったか。]
……コレが答えさァ
[そう言って哀しげに笑う。]
(49) 2015/08/26(Wed) 22時半頃
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― 少し前:グレッグ ―
[レティーシャが泣いている間に、食事をしていた彼>>44はどこかへと立ち去ってしまった。気分でも悪くなったか、はたまた別の理由か。たいした情報も持たない自分に、そんな理由など検討すらつかないのだけれど。
>>42そうして結果的には彼の後を追うこととなり。そうして何故か、すれ違う>>45。]
グレッグさん…? どうかされました、
[立ち止まって声をかけてみたものの。心ここにあらず、といった様子の彼はまともに会話をすることなく通り過ぎていった。
ただ、すれ違いざまに不穏な言葉を残して。]
ヨアヒムさん、が?
[何をした?何をされた?想像できるのは2パターン。どちらにせよ、最悪のケースだろう。そうして覗いた先には、やはり、最悪の結末。]*
(50) 2015/08/26(Wed) 22時半頃
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[こいつをなんとかしなければ。 本能は叫ぶが細い喉元に手を出すことは出来ないでいる。
これまでだってやって来たじゃないか、それより今の状況の方がもっとまずい。なのになぜできないのか。
それは単純にまだその時間が来ていないから、だけではないのだろう。 知らずのうちに彼に情でも移していたらしい。
カードキーをぽろりと足元に落とした。]
(51) 2015/08/26(Wed) 22時半頃
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―痛みの中で(広場にて)―
[――痛い、いたい。 手の平の熱を、どこか遠くから感じているように。ふわふわとした視界を動かすと、目に入ったのはインターホン。]
そうだ、誰かを選ばないと。
[…誰か?それなら、ここにちょうどいいのが1人、いるじゃあないか。 それは――。]
グレッグ、だ。
(52) 2015/08/26(Wed) 22時半頃
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[見ないほうがいい。そんな忠告ももはや意味はない。レティーシャ>>46もこの惨状を見てしまったのだろう、詰まらせた声に静かに目を伏せる。]
…………
[脳裏に浮かぶのはあの放送>>#0。胸糞悪い胸糞悪い、あぁ胸糞悪い! どうにもできない現状に、舌打ちでもしたい気分だ。…流石に人前ではしないけれど。
投票制。数の暴力。 弱者が握りつぶされる、顕著な例。
イアンは死んでしまったのに。それなのにヨアヒムは『無機物』にされてしまった。
だれに?そりゃあ、ここにいる誰かに決まっている。]
(53) 2015/08/26(Wed) 22時半頃
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[インターホンの前に立ち、その“名”を言おうとボタンを押そうとする。だって、関係のない人を選べない。 例えば、あの時手を取った――。]
……フィリップ、
[そうだ、フィリップは今、どうしているだろう。無事でいるのだろうか。ボタンを押そうとした手はそのまま握られる。 自分が死ねば、この場の悪食はまだまだ続くことになるだろう。そうだとしたら、彼はどうなる?
インターホンの前で棒立ちのまま。悩んだ末にボタンを押して【リー】の名前を告げた。]
(54) 2015/08/26(Wed) 22時半頃
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[言外の質問>>47をもしも返されたなら――"部屋に入る前に"、返されたなら。 凶器を片手にひとり広場を出た背を思い返しては、触れずに離れた腕を今更見遣っては、 否、と。答える事が出来ていただろう。
願望めいたその答えは、すぐに。 他ならぬ自身の確信によって、裏切られることになったのだけれど。
背後で冷たく響いた鍵の音は、耳には届けども。 それよりずっと気に掛かることがあった。 それよりずっと、見なければならないものがあった。
扉へと、振り返ることはしないまま。]
(55) 2015/08/26(Wed) 22時半頃
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