30 ─今夜、薔薇の木の下で。
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― 廊下 ―
不躾なのは申し訳ない。 しかし、廊下に転がしておくわけにもいかないからな。 後で、頼みごとの代償は払おう。
[フィリップの問いかけにはノーコメントであるが、傍にセシルが居ることでそれは意味をなさないだろう。ふと、物言いたげな翡翠色に首を傾げるが、今はロビンの事が優先された。]
(25) 2010/09/06(Mon) 02時頃
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― 医務室 ―
[閉じ切ったその部屋は、濃い消毒薬の香りで満たされていた。 青薔薇の馨も届かない、ある意味聖域と言えるその部屋で、 少年は血の跡が残る机で課題の続きに集中している]
(26) 2010/09/06(Mon) 02時頃
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―――…貸し、だね。
[セシルの言葉にああ、家出か。そんな言葉が零れて。 それ以上を問うことはない。ディーンに小さく頷くと シーツとタオルケットを抱えて運ぶ姿を見送った。 セシルの部屋に行く前に先に置きに行こうとセシルに謂う。 扉の傍に置いておけばそれでいいだろうから。 抱えたケットには、蒼い薔薇の香がまた移って。]
(27) 2010/09/06(Mon) 02時頃
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[一区切り、切の良いところまで終えれば、 性格を表す様な細かくびっしりと書き込まれたノートから視線を外し、此処に戻ってくるまでの事に想いを馳せる。
あんなにディーンと二人で話したのは初めてだったから、 正直上の空で。 何を口にしたのか自分自身でも覚えていなかった。
ただ……。 ドナルドの話題の時だけは、長い睫毛を震わせて眸を伏せると、 曖昧に言葉を濁した事だけは……覚えてる]
(28) 2010/09/06(Mon) 02時頃
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―廊下― [熱夢に囚われた意識は未だ回復せず、悩ましげに寄せられた眉が彼の陥ったアンビバレンスを物語っている。 縋りたいのは《抑制(ディーン)》の方である筈なのに、渇望が己に触れるサイラスの方へと身を寄せさせる。]
(29) 2010/09/06(Mon) 02時頃
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― 廊下 ―
―――何時もの事だが、信用がなくて困ったな。
[手を出したのが心の底にある恋情ゆえだとサイラス自身も、ましてや ディーンも気づくはずもなく。薔薇の香りはしっかりと蔓延しつつ 寮内を狂わせていく――…。]
…ラルフのとこか…
[それはセシルの言葉と重なった。翡翠がこちらに向く。しかし 何も言わず、視線はそらして非常事態だからとロビンを運ぶのに 集中しようと。
二人で運ぶなら時折、どうしても熱と熱が交差する。知らず知らず 薔薇の香りを薄く纏った吐息が漏れ。少しずつ熱を上げる。 望むのは熱を吐き出すのでなく、裡に欲しいと――… お互い、熱が交錯する度に態と避けようと試行錯誤しながらやっと 辿り着いた。] →医務室
(30) 2010/09/06(Mon) 02時頃
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[吐息に混じる薄い薔薇の香りは抱きかかえているロビンを 静かに侵しているのだろう。
渇望がこちらへと向かうのは仕方がないことかもしれない。]
(31) 2010/09/06(Mon) 02時頃
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ロビンは、意識の無いまま指先がサイラスの服をきゅっと掴む。
2010/09/06(Mon) 02時頃
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― 医務室 ―
[ラルフの所に居ると、サイラスが居る前で告げた訳は……―――。それはサイラスが恋情を自覚していないのと同じく、無意識の領域の出来事。
時折交わる熱に、サイラスが裡で何を想うかは識らない。 薫る薔薇の芳香に酔いを覚えるのはロビンだけではないが……―――。 ロビンが気を失って尚、サイラスにすり寄るを見れば、疑惑という名の種が自制心を働かせる。]
ベネット、居るか?すまないね、急患だ。
[そして、辿り着いた場所の扉を開ければ、先程同室者の名を出した時に不可解な言動をしたベネットの姿を見止めることとなる。]
(32) 2010/09/06(Mon) 02時頃
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― セシルの部屋へ ― [から、ころ、からり]
[歩く間に鳴る硝子球の音、開けられた窓からは夜の空が映る。 今宵はどのように星が歪むのだろう、 覗きたい気持ちも窓が閉まって薔薇の香が強くなれば 自然と翡翠の視線は青く変わったセシルの瞳に向かい]
……ハーモニカ。 探さなくて…いいの…?
[同級生達はきっと気付いていない、気付く筈もない。 翡翠の生徒の声は、どんどん潜むかのように小さくなっている。 裡にある何か、硝子球はギリギリの均衡で…、香るのは。 覗き込まれると頷くことしかできず、けれども歌の自信のなさに 躊躇うかのように零れるのは小さな吐息。]
[やがて、掠れた声で歌うのは小さな聖歌。 聖歌だというところまではわかるのだ、わからないのは その曲に与えられた名…、或いは番号。]
(33) 2010/09/06(Mon) 02時頃
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[野菜たっぷりの煮込みから、緑豌豆だけを器用に避けながら、 想い募らせるは同室の…。
なんだかもう、どう接すればいいのかわからなくなってしまっていた。]
(34) 2010/09/06(Mon) 02時頃
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[開いた扉に、翠を其方へ向ける]
あ、ディーン。それからサイラスも。 急患……?
[ゆるりと首を傾ぐと、抱きかかえられているロビンに気づき]
え? ロビン、どうしたの? とりあえず、あっちのベッドに……。
[カーテンで仕切られた簡易ベッドへと彼らを促すだろう]
(35) 2010/09/06(Mon) 02時半頃
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─ シャワールーム ─
[ルーカスとドナルドの姿が完全に見えなくなってたのを確認してから。 ラルフは大きく息をついて床に座り込む。カクカクと脚が震えていた。 吸い込む酸素、薔薇の香りが浴室から薄れている事に気付く。 ラルフが浮かべた表情は、何でも無い日常会話を寮生同士で交わしただけ、と言った所ではり付いたように固まっている。]
──… み、 ず
[もう人が居ないのだからと、纏わり付く濡れタオルを床にぞんざいに投げ。 怖かった。と、口の中だけで自嘲するように呟く。 薄氷を踏むような日々を重ねて、最後は逃れた弱者の心地は、踏みにじられ、今は呪いに堕ちた──強い者にはきっと分からない。小さな針が刺す苦痛でも酷く感じられる、鋭敏で繊細な感覚を持った、自尊心の高い少年のことなど、きっとドナルドには。]
(36) 2010/09/06(Mon) 02時半頃
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ベネットは、立ち上がり、ぱたりとノートを閉じる。机の紅い染みは、その下に隠れて。
2010/09/06(Mon) 02時半頃
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もうドナルドは“あちら側”の人間なんだ──。
[零れる言葉は断定。 他の者は薔薇その者でなければ分からないだろうけれど──けれども、ラルフには分かってしまった、感覚で。呪いの痕跡がある傷口を見た訳でも無いと言うのに、かぐわしき薔薇園の棘が、ドナルドの鞣し革のような皮膚に食い込み、毒を注ぎ込み血を狂わせる様子が目に浮かぶような心地がする。 上手く言語化する事は出来ないそのヴィジョンは。 今は、誰にも、ドナルド本人にさえも伝える事が出来ないだろうけれど。]
(37) 2010/09/06(Mon) 02時半頃
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>>33
ハーモニカ、探します。 でも、先輩のうた、ききたい。
[そして、自信なさげに歌いだす歌……それは、 曲名こそわからなかったけど、聞き覚えのある聖歌で……]
なんの曲かは覚えてないけど、 オレもそれ、知ってるから、きっと、大丈夫。
[その歌声は決して極上というものではなかったのだけど、だけど、その声は、今、想っている気持ちを高ぶらせるのに十分で…]
ハーモニカ、探します。 先輩の、
欲しいから。
(38) 2010/09/06(Mon) 02時半頃
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[そう告げて、そして、フィリップの前で一度俯いてから…顔をあげると、その眸は今までで一番潤んだブルーグレイッシュで……。]
先輩、オレ……先輩が好き みたい……。
[そして、見上げるように、本当はそんなに変わらない身長だけれども、そんな目でフィリップを見つめて……
ふいにキスしようと……。]
(39) 2010/09/06(Mon) 02時半頃
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―医務室― [ロビンを抱きかかえ、擦り寄られながらも。その熱の向かう先は ディーンへ。その度に薔薇の香りは薄く漏れて。 疑惑と熱情の狭間にいるロビンを余計に苦しめ、また無意識に 運ぶ二人をも苦しめている。 それでも、医務室の清浄な空気は香りを和らげてくれて]
…ああ、急患だ。分かった、ベッドだな。
[現れて指示をくれたベネットに従い、ベッドへと向かい そのまま、ゆっくりとロビンを其処に寝かせた]
(40) 2010/09/06(Mon) 02時半頃
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―医務室― [強い消毒液の臭いが一時青薔薇の芳香を遮ったか。 覚醒の前触れに目蓋が痙攣すれば、ふるふると先端がカールした長い睫毛が震える。]
んっ……
[紅い唇を引き結んで苦しげに呻いた。]
(41) 2010/09/06(Mon) 02時半頃
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[タオルを水に浸して絞ると、ベッドに寝かせたロビンの額に乗せる。
その時苦しげに呻く声が聴こえ、紅い唇へと耳を寄せて]
どうしたのロビン。 どこか苦しいの…?
[尋ねる声は、心配を含んで。 苦しげに呻く彼の髪を優しく撫でた]
(42) 2010/09/06(Mon) 02時半頃
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― 医務室 ―
さっきは大丈夫と謂っていたが やはり、体調を崩したようだ。
[ベネットの問いかけに軽く事情を説明し、サイラスと共にロビンを簡易ベッドへと横たえる。すんっと一度鼻を鳴らすのは、薄くなったとはいえ薔薇の香りの所為。]
サイラス、お前、香を焚くのは佳いが、ほどほどにしろよ。
[呻くロビンを気にしつつ、ディーンが吐く息も、どことなく甘い。]
(43) 2010/09/06(Mon) 02時半頃
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―医務室― [間近で聞こえる声。 緩やかに二三度瞬きをして目を開くと、眼前にあるのは心配そうにこちらを見つめる顔。]
……ああ
[それが誰か判らぬまま、優しく髪を撫でる手を心地好く受け入れて、目を細めた。]
(44) 2010/09/06(Mon) 02時半頃
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─ シャワールーム→食堂 ─
[排水溝へ流れて行く透明なシャワーの水。 タイルの上に膝をついて覗き込んだ所の、下肢の熱は幾分ゆるやかではあるものの、先刻感じた記憶の痛みを経ても消えることなく渦巻いている。誰にも気付かれなかったのは(弱みを人にさらしたくないという意味で)幸いだったと思う。 自分の手で熱を解放すると言う事は、その作業の過程で想起するものも含め、今のラルフにはけして認められない事だ。だから、身体が冷たくなるほど水を浴び続け、熱がおさまるのを待って、シャワーを出た。
食堂でも先に出た二人は、その年頃の少年の通常の食欲を考えるなら、またすれ違いになる頃だろう時間を経て、ラルフも食堂へ入った。 緑豌豆だけが残った皿の側に服を着てあれば、しょげた大型犬のような姿に見えるドナルドに、]
──… ねえ、ドナルド。 そっちの部屋は、仲直り出来ないの?
(45) 2010/09/06(Mon) 02時半頃
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お昼にずっと水遊びなんかしてるから……。
[ディーンの説明を訊き、溜息と共にそう零して。 苦しげに呻くロビンに]
だから無理しちゃだめだって言ったのに。 ロビンもドナルドも……僕の忠告に耳を貸してくれない。
[廊下でロビンに掛けた言葉と、 いつぞやの部屋でのドナルドとのやり取りを思い出し、呟く]
香……?
[ディーンの言葉にサイラスの方へ、翠を移す。 ああ、そう言えば。 消毒薬の匂いの下に隠れるように、甘い薔薇の香りを感じるのはその”香”のせいなのだろうか]
(46) 2010/09/06(Mon) 02時半頃
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ロビンは、サイラスサイラスの服を掴んだ指は離さずに。
2010/09/06(Mon) 02時半頃
ベネットは、ロビンが目覚めれば、ほっとしたように微笑んだ。
2010/09/06(Mon) 02時半頃
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―医務室・ベッド脇― [呻くロビン。睫毛が震えて覚醒は近いようだ]
…大丈夫か、な?
[隣で吐かれる薄甘い息。薄くなったとはいえ自分の発する薔薇の香と 相俟ってやはり、鼻を鳴らすと]
ああ。すまん。ほどほどにしとくわ。薔薇の奴はやめておく…
[そういえば、薔薇の香るアロマはあったかどうか、自分でも定かでは なくなっている気がした――…]
そういえば、今日は部屋には戻ってこないつもりなんだろ? いつまで戻って来ないつもりだ?香を焚くのをやめたらか?
[冗談めかしながらも確信をつく言葉、 裏には無意識に欲しいと願うもの。一瞬薔薇の香りがこの空気の中で さえきつくなった気がする――……]
(47) 2010/09/06(Mon) 02時半頃
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俺、上手くないよ…? 先輩みたいに。
[先輩、とセシルがそう口にするからまた出る人の名。 ぽつぽつと、言葉を零すように歌うのは罪を犯した者の歌、 神との出会いで己の罪を知り、その慈悲深さを謳う歌。
曲名まではわからなくとも、セシルには伝わったようで。 薄く微笑むとまた―――…蒼い薔薇が香る。 それは翡翠からか、それともセシルからなのか。]
(48) 2010/09/06(Mon) 03時頃
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うん、あげるから… 頑張って、
[練習して、と最後まで紡げない。 謂われた言葉に、潤むそのブルーグレイッシュに… 蒼い薔薇の色に、翡翠の瞳は、囚われてしまって。]
――……っ ぁ…
[硝子の翡翠が、切なげに細められる。 薄く開いた唇からは吐息のような小さな声が零れて。 想いが、気持ちが、其処にあるわけではなく… 気持ちよりも勝るのは、何か――…
求められてしまえば拒めない。]
(49) 2010/09/06(Mon) 03時頃
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…それなんすよねぇ…。 [こうしていれば年相応の悩める姿。]
こういう時って、どうすりゃいいのか…わかんなくて。 [踏み込みたくて、穢したくない。そんな微妙な胸の内はうまく言葉に出来ない。
されど、理性の鎖はとうに千切れてしまったから、きっと欲しくなればもう堪えることなど出来ないだろう。]
(50) 2010/09/06(Mon) 03時頃
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― 医務室 ―
[ベネットが髪を撫でるに反応したロビンに、また一度、安堵の息を吐く。薔薇のアロマは止めておくというサイラスに、是非そうしてくれと頷き]
―――……嗚呼、少なくとも今日は戻るつもりはない。
[帰らないとの肯定を返す。]
お前の頭が冷えたら帰るさ。
[くっと眉間に皺を寄せたのは、隣に立つが故に強く薫った薔薇の香りに。刹那、酩酊を覚え、身を支えるのにサイラスの肩に触れた。その際にロビンがサイラスの服の裾を握るが見えれば、すっと離れて。]
さて、ロビンも大丈夫なようだし、私は失礼するよ。
[身に巣くう熱を悟られないように、その場を後にしようとした。]
(51) 2010/09/06(Mon) 03時頃
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>>49
[その口唇を重ねて、拒絶させられないなら、 そのまま、身体を抱きしめて、
あの、中庭でのように、 いや、今度は意識がはっきりしている分、もっとというように…。]
――…先輩……好き…。
[それは、蒼薔薇のせいではないけれど、蒼薔薇がなお、その気持ちを高ぶらせたのかもしれない。
だけど、今の、本当に素直な気持ち…。 それをわかってほしくて、
抱きしめて、目を閉じた。**]
(52) 2010/09/06(Mon) 03時頃
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[ちらりと、サイラスの服の裾を握るロビンを見詰め、少しだけ困ったように]
……僕、席を外した方が良いのかな。 サイラスに、お任せしてもいい?
[微妙な空気を感じない訳でもないけれど、 薔薇の香りに毒されていない少年は、常の侭。 少しだけ気を利かせた心算で、席を辞そうと]
(53) 2010/09/06(Mon) 03時頃
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─ 食堂 ─
[ドナルドには、何でも無い自然な会話だけをしようと思って話し掛けた。
それにしても、食堂にはすでに生徒の姿はほとんどない。 ここ二三日、まともに栄養のあるものを摂取していない所為で、胃が弱っているにも関わらず、ラルフはとても空腹だった。牛肉をこってりと煮込んだスープに、パンとバターを多めに皿に取り、緑豌豆が食べられないわけではないが、温野菜の類いはあまり取らない。
食事を取ると決めた時のラルフが食べる速度は、見た目に似合わず案外に速く。骨付きの肉片にこびり付いたほぐれた筋繊維を丁寧にねぶって、皿の端に避ける指先は器用。 ソースをすくうパンを手に取る前に、肉汁で汚れた指先を舐め、ホウと息を付く。満腹になり過ぎると後で胃痛で後悔するのだが、餓えている時、欲望を満たす手を止める事は無いのだ。]
(54) 2010/09/06(Mon) 03時頃
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