人狼議事


276 ─五月、薔薇の木の下で。

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【人】 記者 イアン

── 生徒会室 ──


[相手の選択>>100に頷き、二人で歩き出した。
珍しいのは、そんなことを言う自分も同じ
談話室の住民は、たまに動いても中庭で。
誰かを自ら領域に呼ぶことはしない。

生徒たちの部屋が立ち並ぶ廊下からは離れた一室。

目につくのは黒板、合わされた横長の机二つ
あとは使い込まれた幾つかの椅子に
書類だとか、黒板に記されたものだとか
活動の痕跡を除けば、あとは他の部室とそう変わらない。
遮るものの無い窓からは、明けた空がよく見えた。]

(104) clade 2018/05/25(Fri) 18時頃

【人】 記者 イアン



 寛げる場所じゃなくて、ごめんね。

[こちらが先に入り、鍵の音に振り返って一言。

椅子を引いて、座るように促し
腰を下ろすのも、口を開くのも相手より後に。
約束の話を切り出してくれるのを、待つつもり。

その中で少し視線が彷徨った理由が
晒した姿を覚えているからなのは、秘密だ。]*

(105) clade 2018/05/25(Fri) 18時頃

【人】 記者 イアン

[相手は促した椅子を通り過ぎ>>106
傷だらけの腕でこの手を取る
二人は立ったまま、向き合った。
それは想定とは違う行動だったけれど、
俺はそうされることが得意ではないのだけれど。
全てが終わったと実感させられる、そんな安堵を覚えた。]

 いいんだ。
 むしろ、君が眠れて安心していたくらいさ。

[追い掛けられた視線>>107は落ち着かなくさせたが
話の内容を思えば、羞恥は鎮まってゆく。
なぞる感触に緩やかに目を細め、素直な返事を
その指と言葉を静かに受け入れていた。
約束は果たされる、君を枯らさないものはなんだろう。]

(150) clade 2018/05/26(Sat) 00時半頃

【人】 記者 イアン



 あっ

[腕を引かれ、小さく声を漏らせばもう体温は傍にあった
照れを隠すように無意味に小さな音で笑う。
……拒むなんて、考えもしなかった。

呪いが去って、香りが薄まって、
それでも消えないものが、鼓動を早める。
手に入れる為に朝を望んだその答えは────]

(151) clade 2018/05/26(Sat) 00時半頃

【人】 記者 イアン



 ……ヴェリーには、俺が必要?

[理解出来ていないような声
その先の言葉も、中々出ない。

少しづつ、少しづつ実感が沸いてくるようだ
落ちた囁きが>>108留めのように響き息を呑む。

望んでいた答えが、彼を生かすものが
────自分だったなんて。
これこそ夢なんじゃないだろうか?]

(152) clade 2018/05/26(Sat) 00時半頃

【人】 記者 イアン

[強い声>>109は奥底まで届くようだ。
全てを縛ってしまうようだ。
未だ、悪魔がここにいるかのようだ。
その存在を神よりあいしていた。

耳に触れる柔らかさに小さく身じろぎして、
でも、全てを告げられても離れずに。
互いの匂いも混じりそうな距離で見詰め合う。

ふっと口元を緩めて見せた。]

(153) clade 2018/05/26(Sat) 00時半頃

【人】 記者 イアン


 狡いな、君。
 俺にだって、色々言ってないことがあるんだよ。

 ……いや、違う。狡かったのはこっちか。

[過去も、罪も、薄暗くそこに佇み
身を引くだけの理由が俺にはあったのに。

きっと何を聞いてもそれは許されないのだろうと悟る
……そして、そんなことはもう自分だって出来ないと。

ああ、今まで逃げ続けていた。
何度も気持ちを告げてくれたのに
俺は全てを眠る彼の傍で言っただけ。]

(154) clade 2018/05/26(Sat) 00時半頃

【人】 記者 イアン


 俺は、少しも真っ当じゃないし
 君に出会うよりずっと前から汚い奴だ。

 聞けば気分が悪くなる過去がある。
 夜にも、君を傷つけることばかりしていた。
 他の人にも、そうだった。

 でも……────ずっと今の気持ちでいてほしい。

(155) clade 2018/05/26(Sat) 00時半頃

【人】 記者 イアン

 俺も好きだよ。
 君だけをあいしている、ヴェリー。

[すぐ傍の唇に、自分のそれを触れ合わせた。
欲望を伴わない、押し付けるだけの口づけ
まるで子供が初恋の相手にするみたいに。]

 なんだろう…………複雑な気持ちだ。
 嬉しいし、胸が苦しい、それに泣きそうだ。
 全部今まで君がくれていたものだね。

[照れ笑う僅かに温度を上げた顔を
両目に溜まった細やかな水が伝い落ちる。
一筋で終わったのは、もう枯れ果てたわけじゃない。
絶え間ない悲しみではなく、喜びの始まりがあったから。]*

(156) clade 2018/05/26(Sat) 00時半頃

記者 イアンは、メモを貼った。

clade 2018/05/26(Sat) 00時半頃


【人】 記者 イアン

── 時は流れ・中庭 ──

[ベンチに腰を下ろし、目を伏せる。
隣の空席に座るかは彼次第。
自分からは促すなんて、出来ない。

遭遇したのは何処でだったか。
彼に探されていたこと
探し始めてからそれなりに経っていること
どちらも、知らない。
目を見開き、歪みそうな表情を顔を背けて隠した。
それが罪悪からだとしても、
苦しむ顔を見せる権利は無いと思った。
「話そう」「何もしない」と
和やかでも欲が滲んでもいない、小さな声で告げた。]

(165) clade 2018/05/26(Sat) 01時半頃

【人】 記者 イアン

[この場所を選んだのは
人目は避けつつも、密室ではなく
すぐに逃げられる、広さも充分にある場所だから。
勿論、自分は逃げられる側として考えている。]


 ──……すまなかった。

[一言目は謝罪になった。
自分自身が覚えている為、
忘れている可能性は考えていない。]

(166) clade 2018/05/26(Sat) 01時半頃

【人】 記者 イアン



 どうしてあんなことをしたのか、
 今は本当に信じられない。
 でも、俺が自分の意思でしたことだった。

[現在の身体の状態を思えば、
あの香りの影響が確かにあった。
彼に対しても、他の欲を抱いた全員に対しても。

しかしそれは言い訳だろう
俺は押し倒されたわけではない。
あの時、確かに求め欲していた。
願望をずっと抱えていた。]

(167) clade 2018/05/26(Sat) 01時半頃

【人】 記者 イアン


 ……信じてくれなくても。
 君がくれた言葉が嬉しかったし、
 本当の君を教えてもらえて良かったと思ったんだ。

[これからももっと普通の関係で、
言いたいと思っていた言葉は、口にしない。

オスカーに「汚いよ」と言われた時
烏滸がましいと思わされたからだ。
自分のことをどうするのかも、
具体的な何かを求めることは選ばなかった。

言葉は区切り、頭を垂れるように俯く。
反応を待っている。]*

(168) clade 2018/05/26(Sat) 01時半頃

【人】 記者 イアン

[まだ、彼について知らないことが沢山ある。
例えば聞こえなかったあの言葉。
何一つ確かめず、願うばかりだった。

暴かれたいと、誰だっていいと、
そんな薄昏い願望を持ったままでは
その一方で、聖域だなどと近づかずにいたのなら
こんな風にはなれなかった。

倫理は必要であり、枷でもある。]

(178) clade 2018/05/26(Sat) 04時頃

【人】 記者 イアン

[俺だって>>174そう告げた時、どんな気持ちだったのか
何がそう思わせているのか、聞きたいと思った。

自分がいつか近い内に語るものと同じように
君のことも、全部知りたい。
どんなものでも受け入れるだろう。
お揃いなら、怖くない。
真っ先に聞くことになるのはきっと、
違って見える>>101では済まない変化の瞳のことだが。

匂い、その色、色んなことが変わったヴェルツ
まるで彼の未来に夜明けでもきたみたいだ。]

(179) clade 2018/05/26(Sat) 04時頃

【人】 記者 イアン


[甘いわけでもないだろうに。
吸い取るみたいに、あちこちに落ちるキスの雨>>175
小さく笑って、擽ったがる。
そんなことをされるのは、初めて。

まるで恋人同士の触れ合いのようだ。
そうなれたら、いいと思って
今までの分を埋めるつもりで、
思いの丈を言葉が語る。

でも、それは恋愛に慣れない男の回答ミス。]

(180) clade 2018/05/26(Sat) 04時頃

【人】 記者 イアン





 ヴェル……ッ────!?

[瞬間、顔が赤く染まった。
勘弁してほしい。
こんなこと、耐性はゼロだ。
暴力なら耐えられたのに、あまりにも優しい言葉だ。]

(181) clade 2018/05/26(Sat) 04時頃

【人】 記者 イアン


 ん 、 ……!!

[強引に塞がれた唇>>177
肩を跳ねさせ、ややあって身体が緊張に強張った。
鎮めた羞恥が戻ってくるのも、致し方ない。

夜が明けた人の気配のある世界で、
誰より正しくあるべき生徒会の部室で、こんな。
それにむしろ煽られる、なんて────

背徳的なキスに呼吸を忘れてしまいそう。
身体は力が抜けて、相手に委ねてしまうのに
応える、或いは強請るみたいに。
舌すらも差し出し、受け入れていた。]*

(182) clade 2018/05/26(Sat) 04時頃

【人】 記者 イアン

── 中庭・モリスとの時間 ──

[二人の気持ちはやはりどこかズレた部分があった。
無理強いをしたと、もう嫌われたかもと、そう思っていた
しかし、何もしないとそう告げた時の反応>>184
……まるで恨んでもいないように感じて。
相手の気持ちを正確に理解するのは、
中庭に着き、自分が一度口を閉じた後になった。]

(218) clade 2018/05/26(Sat) 20時半頃

【人】 記者 イアン



 ……モリス?

[それは、想像のどれとも違う反応に感じた>>185
隣で身を乗り出す彼>>186を恐る恐る見る。
……そして、何も言えなくなった。

眠る前の様子、寝顔。
分からないなりに記憶していたそれらの意味。
漸く、理解した気がする。
あまりにも色んなことがあったから
ひとりになったと嘆き続けたから
すっかり忘れてしまっていた。]

(219) clade 2018/05/26(Sat) 20時半頃

【人】 記者 イアン


 ……ごめん。

[唇を噛み、俯いた相手へ>>188
重ねた謝罪は意味を変え、言葉は続く。]

 君は、酷いことをされたと思っていると
 もう俺のことが嫌いになったのだと
 勝手に思い込んでいたのかもしれない。
 ……君が寝てからも、夜は本当に長くて。
 一人で色んなことを考えてしまったんだ。

[自分の膝を掴むように手に力を込める。
重苦しい心地は、彼の関わらない記憶にも存在する。
それもまた、考え方に影響していたのだろうか。]

(220) clade 2018/05/26(Sat) 20時半頃

【人】 記者 イアン

 

 言うとおりだったね。
 あの時の君は、暴れも逃げもしていなかった。
 こんな風に思うほうが、失礼だったんだね。

 信じられないと言ったのは
 なんとも思っていなかっただとか、
 本当の自分を見せていなかったとかじゃなくて、
 もっと他の方法もあったと思ったんだ。

[他者に見てもらえない自分を見せる
そんな関係は、欲望を含まなくても作れる筈だった。]

(221) clade 2018/05/26(Sat) 20時半頃

【人】 記者 イアン



 ……出来ることなら、その方法で。
 これからも関わっていきたい。

 皆に話せないことを話したり、
 弱いところを見せあったり、
 誰にも見てもらえていないと君が怯えずに済むような。

 友達、みたいに……どうだろうか。
 
[言いたくて、躊躇ってしまった言葉。
自分の考えは、伝わるだろうか。
これは、また気持ちを陰らせるものだろうか。
一度相手を俯かせた男の声には不安が滲む。]*

(222) clade 2018/05/26(Sat) 20時半頃

【人】 記者 イアン

[夜のような目に初めて映ってから、三度目の春が過ぎていく
思い出は花弁のように積み重なり
語り尽くせないものばかりの筈だった。
“こい”や“あい”を誰かに告げるなんて、初めてで
先走るのも仕方ないのだろう。

子供とは到底言えない、欲望の含む口づけ。
汚れていると、慣れていると自認する割に
体温を上げ、緊張しているのは
きっとあいしたひとが相手だから。

倫理の象徴のような部屋の中
想い続けた男と触れる距離、深く唇の先を求める
あまりにも甘美で、いけないのだと離せない
未だに呪いが生きているように、集まる熱。]

(232) clade 2018/05/26(Sat) 22時半頃

【人】 記者 イアン



 ……君が、もっと欲しくて

[けれど、あの夜は明けた。
密着し理解させられる感触に、喉を鳴らし
確かに彼に求められていると、嬉しいと思っているのは
一層欲して口づけを深く深く、息継ぎも惜しむのは
混じり気の無い本物の俺。

首筋に残る痕を知っている。
どう思われているのか、気になるけれど。
それが消えない事実ならば、受け入れられたい。
身を引くことはもう、出来ない。]

(233) clade 2018/05/26(Sat) 22時半頃

【人】 記者 イアン



 言わないでくれ……っ
 君が…こんな風に、するから……

[羞恥に震える声で、緩く首を横に振った。
明けた世界でその指摘は酷だ。
窓の外の風景も、この部屋が何処なのかもよく見える。
ドアの向こう側を意識してしまいながらも、
撫でる手に色を滲ませた吐息は隠しようもなく。]

(234) clade 2018/05/26(Sat) 22時半頃

【人】 記者 イアン



 ユー、ジン……

[形を持った部分に辿り着いた指に
息を呑み、思わず目を瞑った。
名前を呼ぶいとしい響きに導かれ、
呼び慣れない異国の名を口にする。
発音も上手くなく、辿々しい。
幼子のように繰り返し、正しい形を取ろうとしながら
まるで自慰をするように相手に押し付け、擦りつける。]

(235) clade 2018/05/26(Sat) 22時半頃

【人】 記者 イアン



 ……きつくて、苦しい。

[君もそうだろう、そう囁いて
再び開いた目は欲に潤んでいる。
こちらの手も、相手の身体に伸びていく
許されるのなら、脱がしていこうと。]*

(236) clade 2018/05/26(Sat) 22時半頃

記者 イアンは、メモを貼った。

clade 2018/05/27(Sun) 01時頃


【人】 記者 イアン

── 中庭のベンチ ──


 何をしても目覚めなかったんだ。
 もう二度と目を開けないような気すらしたよ
 でも……こうして起きてくれて、良かった。

[医務室に運んだことを言っているのだろう>>244
頷き、肯定してこう語った。
君は呪われていたのだと、長い夜の多くを眠って過ごしたと
語るべきなのか迷い、この時は止めることにした。
これからも距離が離れなければ、いつか話すかもしれない。]

(276) clade 2018/05/27(Sun) 18時半頃

【人】 記者 イアン

[謝ってほしくなかったと彼は言う>>245
考えて、考えて、そうするべきだと思った筈だったが
やはり言葉を貰わなければ誰かの感情を察せない。
全く恨んではいないのだが、
相手がすぐに眠ってしまったことがすれ違いを生んだ。

これからも、こんな風にズレることがあるだろうか
その時はちゃんと話せればいいと思う。
そうして、卒業を迎えるまでのまだ長い日々のいつかには
後輩を悲しませない男になれればいい。]

(277) clade 2018/05/27(Sun) 18時半頃

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