人狼議事


191 忘却の箱

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視点: 人


【人】 奏者 セシル


 ……ただ、ちょっと。不器用なだけなんだ。
 加減がわからないんだよ。
 だから、こちらが上手く付き合ってあげなきゃ。

 僕らの"忘れる"病は、治らない。
 だったら。受け入れてあげたっていいじゃないか。
 そこに懸命に咲いてるのは、失った僕らの記憶そのものだ。


 ――だから。僕は大切にしたい。
    咲いた記憶も、まだ咲いてない記憶も。
 

(81) 2014/09/08(Mon) 01時半頃

【人】 奏者 セシル

[くるり、そのまま踵を返す。
扉を開ける前、最後にもう一度だけ振り向いて]


 ……でもね、シーシャ。

 君の考えは、否定しないよ。
 君は君の、正しいと思う道を進めばいいと 僕は思う。

 この運命に、最後まで抗ったっていい。
 …僕には決して、選べない道だけれど。

 君なら。
 君なら、或いは―――


[――――無理難題を乗り越えて。
…認めてもらえるかもしれないね。真の恋人に。]*

(82) 2014/09/08(Mon) 01時半頃

【人】 奏者 セシル


 あぁ、先生。
 すみません、お伝えするのが遅くなったのですが。

 マーチェの部屋に、行ってあげてください。
 ……彼らしく優しい、甘い香りのする、綺麗な黄色ですよ。


[右腕に抱えたの紫のキャンバスをひょいと示して。
皆まで言わずとも、きっと伝わるだろう。

シーシャは何か言っただろうか。
しかしそれを聞いたとて、振り返ることはせず。

そのまま、診察室を後にした。]**

(83) 2014/09/08(Mon) 01時半頃

【人】 奏者 セシル

―廊下―

[誰もいないリノリウムの床に、壁に、一つの足音が響く。
無意識に唇が紡ぐのは、書庫で聞いた妖精の歌>>1:38。]


 Parsley, sage, rosemary and thyme…

[繰り返すフレーズ。
何度も。何度も何度も。何度も――……]

(86) 2014/09/08(Mon) 02時頃

【人】 奏者 セシル

―回想・タイムの記憶―

 ううーん、そうだね。
 実は、腕とか肩にも、花は生えてくるんだけど。
 左手に生まれた紫の花だけを残して、
 他は切って鉢に植え換えてみたり。
 毎日を楽しく過ごして、悲しい記憶が消えるよう願ってみたり。

 …まぁ、どうしたら効果が出るのかわからないから、
 色々とね、試行錯誤中なのさ。


[興味を持ってもらえたことが嬉しかったんだろう。いつもより饒舌だ。>>51
そのまま上機嫌で語り続ける。…どうせ自分を誤魔化すためだろうが。]

(87) 2014/09/08(Mon) 02時頃

【人】 奏者 セシル


 ブーケができたら?
 マーチェに、絵を描いてもらおうかな。
 女の子にウェディングドレスを着せて、結婚式の真似事をしてもいい。
 なかなか面白いだろう?ここじゃ、そうそうないことだし。

 それが終わったら、次は青だ。
 手首からこの辺まで、全部青色。
 その時までに『生やす』コツを掴めていればいいな。

 で、次は、緑、黄、橙、赤…って。
 ――虹色の縞の、花壇にするつもりだよ。


[可笑しいかな?…そう訊ねるように、笑いかける。

…こいつは、道化だった。可笑しいくらいが、ちょうどいいと。
それで誰かが笑えばいいと、そう思っているようだった。]**

(88) 2014/09/08(Mon) 02時頃

奏者 セシルは、メモを貼った。

2014/09/08(Mon) 02時頃


【人】 奏者 セシル

[――青を。
          探してたんだ。

突き抜けてゆく、空の蒼。
どこまでも深い、海の碧。

幸せを呼ぶ、青い鳥。
……哀しみに、別れを告げる藍い花。]

(149) 2014/09/09(Tue) 00時頃

【人】 奏者 セシル

―何時か何処かで―

[ただ独り、廊下を歩きながら。
ふと視界に入った左腕。


――そこに咲くのは、濃藍の花弁。]

(150) 2014/09/09(Tue) 00時頃

【人】 奏者 セシル

[嗚呼、ずっと。この日を待っていた。
…そんな気がする。

どうして、待っていたのだっけ。
理由は、わからない。
……わからない、けれど、

気持ちはとても晴れやかで。
全ての重荷から、解放されたような。そんな。]

(151) 2014/09/09(Tue) 00時頃

【人】 奏者 セシル

[――青い色は、幸せの色。
悲しい色だなどと、誰が言ったのだろう?

ずっとずっと待ち望んでいた、幸せを呼ぶ青い鳥は、
今やっと、この左腕を訪れてくれた。

“幸運は必ず来る”。”幸せは、貴方のもの”。
そう、これはきっと”贈り物”なんだ…

開く花弁は、羽ばたく小鳥の翼のよう。
この止まり木にも、ようやく君がやってきた。]

(152) 2014/09/09(Tue) 00時頃

【人】 奏者 セシル

[その一輪をきっかけに。
左腕に、左肩に、左半身に。
まるで芽吹きの春のように。

花が、花が、花が―――]

 ようやく僕にも、やってきたかな。
 ずっと、待ってたんだ。
 もう。…もう、いいよね。休んでも。

(153) 2014/09/09(Tue) 00時頃

【人】 奏者 セシル

[どこをどう歩いたか、
気付けばそこは、白い箱の中心で。
見上げれば空が、迫る闇夜と満月が。]

 ……最後に、メモでも残そうか。

[ポケットの手帳、いつも持ち歩いているそれを取り出して。]

(154) 2014/09/09(Tue) 00時頃

【人】 奏者 セシル

『このサナトリウムを訪れる皆へ

紫色のブーケを探して。
パセリ、セージ、ローズマリーにタイム。
その傍にいるはずの。幸運の青い鳥を見つけて欲しい。

それができたなら、あなたは私の真の恋人―――

再会の約束は、そこで果たそう。


あなたの永遠の恋人より』

(156) 2014/09/09(Tue) 00時頃

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