人狼議事


168 LOVEorDEATH2〜死者は愛を知りたいようです

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視点: 人


【人】 墓荒らし ヘクター

-自室にて-
[水を渡そうとすれば、本田の顔は涙にぬれていて。]

おお?どうしたー?

[子供をあやすように慌ててしゃがみこむ。]

ほら、水。
――何があったんだよいったい。

[前後の話の流れがいまいちわからず、あたふたするばかりだ。]

(164) 2014/03/21(Fri) 22時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[矢継ぎ早に本田から質問されて面くらうが、その内容に、表情に、ハナが重なる。]

――当たり前だろ。
娘がいなくなって平気な親なんていねえよ。

親父さんのところに帰りたいって思っていいんだよ。

[ゆっくりとハナに語るように話しかけ、可能なら頭をなでる。
やがてリビングへ向かったなら、心配そうにその背を見送った。]

(170) 2014/03/21(Fri) 23時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

-少し前、リビングにて-
『一緒に帰りたいひと、見つかりましたか?』

…よくわかんねえんだよな、まだ。
いろんなこと考えたら、俺でいいのかなとか思っちまう。

[そう言って少し苦笑いした。
人に触れない、という槇村の言葉に、少しだけ眉を上げた。

見た限りそういった「何か」を持っているようには見えなかったから。]

そうか……うん。大変だったな。

[月並みな言葉しか出ないのがもどかしい。だがその目から表情をうかがおうと、何か話して楽になるのであれば、少しでも楽にしてあげたいと、思った。]*

(171) 2014/03/21(Fri) 23時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[本田がふらふらと部屋を出る。おそらく進村もその後を追っただろう。
残った料理を見て、ふう、と小さく息をつく。]

――やっぱ、若いなあ。

[その姿はどちらかといえば自分の子供と重なって。]

白石さんは、大丈夫か?

[そう言って白石の様子をうかがおうと顔を覗き込む。
何だかさっきと違ってその表情が硬いような気がして、気分が悪いのかと思ったのだ。]

(173) 2014/03/21(Fri) 23時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

良かったって―――?

[見透かされたようにも聞こえて、少しだけずきりとする。
さっきのリビングでのやり取りが思い出されて。]

…もしかして、見てたか?

[少しため息をつきながら、尋ねる。
だが。なぜ白石は硬い表情をしていたんだろう。]

(177) 2014/03/22(Sat) 00時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

――いや、すまん。

[見てしまった、という声に、張りつめた糸が切れる音がした。]

もう少しだけ、そばにいてくれ――…頼む。

[その声はほんの少しだけ湿り気を帯びていたかもしれない。]

(183) 2014/03/22(Sat) 00時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[ごつごつした喉を無理やり押し流すように、また酒を流し込む。
何から説明したらいいのだろう。]

ユキは、戻ってこねーんだよ。
…さっきのあれ、カミ様の悪戯だってよ。笑っちまうよな。

[うつむいたまま、ぽつぽつと言葉がこぼれる。]

あいつと約束してたんだよ。すっかり忘れてたけど。
もしどちらかに何かあっても、残ったほうがハナを守るって。

――ここにきて恋をしろって言われてさ。
ここにいる間だけの恋愛かもしれないけど、そんな重苦しいもん、背負わせたくねえじゃねえか。
しがらみとか、めんどくさいいろんなもんを持った自分に誰が来るんだって。

俺は生き返りてえけど、それは相手を利用してるだけじゃないか?って思っちまって――

(186) 2014/03/22(Sat) 00時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[コップを握る手に力が入る。]

こうやって白石さんに愚痴ってるのも、ずりーよな。
すまん。

[困ったように笑う。]

ちょっと今俺、一人になったらやべーわ。
ごめん。

[自分の今やっていることのずるさに、自分で反吐が出る。
でも一人になったら今度こそ立ち直れなくなりそうで。]

――ごめん。

[酒で忘れられたらいいのに。]

(187) 2014/03/22(Sat) 00時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

『……いいですよ、利用して。』

[その言葉に、また何かが溢れそうになる。
そして、目の前の世界がぐるりと回った。

アルコールの強い力で平衡感覚があやふやになる。
何か言おうとしたが、それはうまく言葉にならず。]

(そういや、酔っぱらうってこんな感じだったな――)

[やけに重力が強く感じて、思わずふらりと後ろに倒れた。
横たわれば天井が波打って見える。]

――ありがとな。

[かすれるような声でつぶやいた言葉は、聞こえただろうか。]

(210) 2014/03/22(Sat) 10時半頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[天井が揺れる。目を閉じれば、自分の体が浮いているような浮遊感。
意識は浮いたり沈んだりする。
ふいに隣の人のぬくもりが揺れた気がした。]

―――。

[無意識にその体温を手で追いかける。
その手に温かさがふれたなら、それを抱き寄せようとして。]

―――……。

[それはほぼ無意識で、それはほぼ本能で。
そのまま意識は溶ける。
白石はそばにいてくれただろうか。自分の情けない姿を見て、失望しないだろうか。
溶ける意識の最後の一かけらで、何故かそう思った。]**

(255) 2014/03/23(Sun) 00時頃

【人】 墓荒らし ヘクター

[抱きしめたぬくもり身じろぎする。
そのぬくもりを、ほぼ無意識で落ち着かせようと背を叩く。

それはまるで子供に対するようにも思えたかもしれない。
ゆっくり抱きしめたその背をなでて、落ち着かせようと。
もちろん意識はなかったのだけど。]**

(265) 2014/03/23(Sun) 00時半頃

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