207 Werewolves of PIRATE SHIP-2-
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[それを肯定してしまうと、一晩を共にしたというミナカの潔白は一転する。 消去法から仮定法に移れれば、真実にはより近くなるのだろうが。 ピースが嵌まれば、それだけ怖い。 思考の沼に落ちかけていれば、セシルが裾を引くのにすぐには気付けず。 声を聞いて初めてそちらに顔を向けた。]
知りたい? まあ、構わんが。
[それこそ一晩を共にした者の、何を知りたがるのか。 引っ掛からないでもなかったが、呼ばれてその場で話せばいいだけかと、特別突っかかりはしなかった。]
(340) 2014/12/13(Sat) 00時頃
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一度部屋に戻る。 用が出来たら、呼びに来い。
[毛布と酒瓶を持った手の、もう片方にパンを掴み。 そのまま、第三甲板へと降りていく。手は塞がっていたし、こんな血臭の充満した中で食事をする気にはなれなかった。]
(344) 2014/12/13(Sat) 00時頃
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――第三甲板――
……グレッグ?
[階段を降りた、その先で。若造がナイフを構えている。 あのナイフが傷を侵食する毒に冒されていることは船員の誰もが知ることだ。 それが向いている先、その横で目を剥くギリアンに、思わず声を上げてしまった。
――しまった、と思うのは、遅い。]
(346) 2014/12/13(Sat) 00時頃
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ギリアン、ミナカを押さえろ。
[この"命令"がどう響くのか。 確信という確信があったわけではない。 が、第二甲板で、たった今交わした会話。"船長が人狼なら、おっかない"。 そうなった場合、一晩を共にして今尚生きるこの男は、信用ならない。 たとえ狼でなくとも、何かを知っている。そうした思考が、噛み合った結果だった。]
(352) 2014/12/13(Sat) 00時頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/12/13(Sat) 00時半頃
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[毛布も、その裏に酒瓶も抱えているような、ただ居合わせただけの男に、道化は刃を向ける。]
私も、説明してほしいところなのですが。 ギリアンについては、グレッグがミナカを狙った刃が掠ったようです。
[この目にした事実を淡々と告げる。 鋭い切っ先と殺意が向くのに、心のうちが震える。 ぞくりと背が冷える感覚に、どこか歓喜を覚えていた。]
(371) 2014/12/13(Sat) 00時半頃
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