8 DOREI品評会
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[天井から壁から床へ交差し落ちる布紐の蜘蛛の巣は 相も変わらず部屋の主を抱き静かに其処に在る。 はらり、落ちる天井に留められた孔雀の羽が一枚。]
やァ、いらっしゃい。 ルーカス氏はボクのお願い聞いてくれたんだ。 ふふ…面白い事になったみたいだから、話しを聞きたくてね? まぁ、座ってよ?
[布の波にうつ伏せ女の足指を弄りながら頬杖を付く態。 彼なりに迎える形にしようとしたか、半身を起こして彼を見上げ、首を傾ける。 肩からさらさらと零れる墨色の髪は、異国の少女のものとは質も色も違う其れ。]
(320) 2010/04/07(Wed) 16時頃
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…そう? 話し、聞いたほうがいいと思うけど?
だって君、本当にルーカス氏が入札したと 思っているんでしょう?
[くすくす笑いながら、指をちょいと下ろしてみせるのは、 座ったら?と、2度目の指示。 横に控える女の足指を遊ぶ手はそのままに、 艶っぽい声を上げる様子すら、そのままに。]
(323) 2010/04/07(Wed) 16時半頃
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[男は、甘い声で言葉を続ける。]
彼女、あの衣装が作れるんだってね。 ボクがお針子さんとして、買おうと思ったんだ。 イイ話しじゃない?
[性奴でも家畜でもなく、針子として。 彼にとっては朗報なのでは無いだろうかと。 さて、陰鬱さを出来るだけ消した笑顔は、 少しでも爽やかさを演出できていると、幸いだ。]
(325) 2010/04/07(Wed) 16時半頃
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やだなァ、あんまり疑り深いと、 今度は君が売れ残ってしまうよ?
[此処に来てから続く饗宴に先程までの痴態と状況、話すのも嫌だと思っていたであろう相手からの話しとその内容。 精神的な揺すられはきっと相当なものなのに、それをまた揺らすかのように、男は目を眇めて、出来るだけ爽やかに、わらう。]
それでね、君、 ――…嗚呼、においが酷いね。
[拭っていても薫るゴムと生臭い性の匂い。 ゆっくり立ち上がると、座り込んだ彼の足の間に片方の裸足の足裏を押し付けた。] こんな匂いのまま、居るなんて。 行為を忘れたくない、のかな…――?
[甘く掠れた声。 貌を近づけると、彼の耳元で暖かい息と共に耳に囁く。 同時、ぎゅうと足指は彼の股間を摘み上げた。]
(328) 2010/04/07(Wed) 17時頃
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だって、ほら…湿ってるのは、君のもの? それとも、彼女のもの?
[細い足指は摘んでいた力を抜き、やわり、形を確かめるように何度もその箇所を撫で上げる。 まだ熱を持つ其処に薄く笑い、その足を彼の目の前に差し出せば、行為の後の熱の篭った匂いが僅かに移った事が彼の嗅覚にも知れるのは、きっとすぐ。 そのまま足を座ったままのNo,1のほうへと出すと、ピンと伸ばした足指の先まで舌で綺麗に清めようとするだろうけれど、ふと思い当たって手で制し]
No,1、彼のほうを綺麗にしてあげてくれる? 君の腕の限りで、ね。
[緋色の縄に黒いガウンといったいでたちの女に、声を掛ける。 墨色の髪の隙間、漆黒の眇めた瞳は陰鬱で愉しげで、 ほそい指先を彼へと向け、揺らして見せた。 きっと女は従順に彼の元へと向かい、その生傷癒えぬ口唇で奉仕を始める事だろう。]
(333) 2010/04/07(Wed) 17時頃
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反抗も過ぎると、色々為にならないよ? 君だけじゃなくて――、ね?
[女がNo,4の前を寛げると、更に匂いは濃厚に。 彼女はきちんと指示通り、「腕」を魅せようと動くに違いない。 それはきっと、処理ではなくまた彼に熱を持たせる動き。 幾年もかけて仕込まれた彼女の腕は、女を知ったばかりの彼に薔薇の香りを染込ませ。]
そう、上手だね。 時間を掛けてゆっくりとね。
[男はゆったりと寛ぐ態で、肘をついて眺めて居る。]
(337) 2010/04/07(Wed) 17時半頃
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やめろ? ――そんなに、反応しているのに? 薬でも盛られた? それとも…――嗚呼、もしかして口は初めてかな?
[墨色の男は、女が咥内の秘密に苦悶するのも、それでもきちんと言われた事をこなそうとするのも、嫌がっている男がそれでも鳥肌を立てている事も、全てを愉しんでいた。 只、男の下半身に熱が集まる事は、まだ、無いけれど。
何時の間にか、再び香は焚かれ青煙が細くなびく。]
(340) 2010/04/07(Wed) 17時半頃
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[青年の息が荒くなり、声が甘くなってきて。 嫌悪感や思考力に快楽が被さって来たな、と思える頃。 眼の奥に愉楽の光がとろりと滲みだしてきた頃。 それこそ後少しでイクかな、とすら思える頃。
手は止めないで、と女に告げてから、 不意に、男は、話し出す。]
ねぇ。 ――ボク、思ったことがあるのだけれど、聞いて?
(341) 2010/04/07(Wed) 17時半頃
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お針子さんだったら、「足」は要らないよねェ。
[くすくすと笑みは鼻から抜ける。 愉しげに――歌うように**]
(342) 2010/04/07(Wed) 17時半頃
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ふふふ…みっともないね。
[くすくす笑みを零した侭、ゆっくりと立ち上がる。 息を整える彼の脇腹の下に足を差し込み、ぐいと蹴ればごろりと身体はひっくり返った。]
酷い話聞きながら、イっちゃったんだ? 今日何回目? ――猿だね。
[女はきちんと口で受け止めただろうけれど、露出した肉色の棒からはしたなく未だ半白濁の液体がちろりと出るのは、もう3度目の其れが薄いから。 くすくす笑みを止める事無く、男はNo,4とナンバーを振られた男を冷たい瞳で見下ろしていた。]
(348) 2010/04/07(Wed) 20時半頃
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ウソウソ。冗談。 ――たぶん、ね?
[何処からか、寧ろ其れこそウソなのか。 煙に巻いたままくすくす笑いながら、一度大きく舌舐めずり。 女が身を起こした後、上手に出来たね、とそのブルネットを一度撫で付けて褒めてやる様子は、其れこそフリスビーを咥えて戻ってきた犬にする仕草と大差ないものかもしれない。]
(354) 2010/04/07(Wed) 21時頃
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勿論、知ってるよ? ボクだって莫迦じゃないのだから、見て判るよ?
[解放した後の、男の熱散って行く器官を、また、裸足の足でちょいと突つく。 3度も吐精したそれは、随分と疲労もしているだろうけれど、男が気にすることは無い。]
でも気持ちよかったんでしょう?
[彼の母国語は判らない。 No,1が判りそうなら、通訳して?と尋ねてみる。]
(369) 2010/04/07(Wed) 23時頃
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悪趣味? 今更…
[くすくすと笑う声は、鼻から抜ける。 ついついと足でつつくのは、まだ続けて居て]
本当に君は面白い事を言うね。 退屈しないよ。
[脇にしゃがみ、ほっそりとした手を伸ばして耳の上、髪を撫でる手は、いっそ優しげ。]
(375) 2010/04/07(Wed) 23時半頃
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ふふふ。 何時何処にいくのかなァ?
[アナウンスに、顔を上げると灯りに墨色が白銀へと融けた。 眼を細め、伸ばした手を引っ込めると、そっと腰のあたりで腕を組む。]
(393) 2010/04/08(Thu) 00時頃
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