49 海の見える坂道
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――初夏のパン祭り。ということで…ははは。 中々来られないと思うと、つい欲張り過ぎちゃいました。
[来る人来る人、まあそういう顔になるだろうなと。 パンの山の前で苦笑しながら、遠慮と無理なくと勧める。
ヤニクが弾いたことあるがあるかもしれないと聞けば、 あの声でロックは似合いそうだとか、 誰にどんな楽器が似合うかなんて他愛のない話をしてみたり。
飛んできたココナッツに驚いたり。 サイラスの厄日っぷりに、ぽふぽふと肩を叩き労い、 15歳で子持ちでも、なんだか納得できそうだと相槌を。
ミッシェルの食べっぷりには、思わず拍手を送り、 ジジとラルフのやり取りにひとしきり笑えば、 体当たりで甘えられるのは、飼い主が大好きなのだろうなと、 少しだけ羨ましそうに目を細めた]
(263) 2011/04/12(Tue) 20時頃
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童話作家 ネルは、メモを貼った。
2011/04/12(Tue) 20時頃
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歓迎会…、なんか、ちょっと照れますね。 でもすごく、楽しみにしてます。
[皆からの提案に、嬉しさと気恥ずかしさが素直に顔に出る。
笑いは絶えず、パンも絶えずの賑やかな時間。 マイペースに7個目のパンを食べ終えた所で一息ついた]
ちょっと、お手洗いに行ってきますね。
[ネルがふらふらと露店に吸い寄せられる頃、 サイラスとミッシェルに一言断り置いて席を立つ]
(264) 2011/04/12(Tue) 20時頃
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流石の私でも7つはきついわ……。 なんだか願い事が叶えられそうな数ね。
[今度は4分程で追加の5つも平らげて一息つく サイラスが葡萄ジュースを啜のを見ると纏わりついて]
あー、サイラスずるい! ちょうだいちょうだい。 私も流石に喉乾いた! 今日暑いしパンに口の水分全部取られた。
[パン屋ががっかりしてる気がするけど気にしない そんな事をやってるとベネットの声が聞こえて]
んー、今第一回パン食い大会やってるとこ。 ベネットもどう、一つと言わずに二つでも三つでも。
(265) 2011/04/12(Tue) 20時頃
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セシルは、ヤニクの姿を見かけないなと、手洗いに向かいながらのんびり考えた。
2011/04/12(Tue) 20時頃
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おや、ネル。こんちは。あ、昨日はありがとうね。 送ってもらったみたいで。 嫌いじゃなかったらお礼にこれ一つどうぞ。 他の人もよかったら。パンのお伴になるかな。
[手に持ってるのはキドニーパイ。 内臓だから好き嫌いはわかれそうだけども]
それともこっちの方がいい?
[鞄につっこんでるのは、 ゴドウィンが分けてくれた小さなワインの瓶]
(266) 2011/04/12(Tue) 20時頃
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うん? ああ、むしろ記憶があったことにびっくりなんだ。 二日酔いは大丈夫だった?
[もらうもらう! とキドニーパイを喜んで受け取るも]
……そっちも欲しい かも。
[そろそろ食べたパンも二桁に近く、喉の水分は当に乾涸びている。 良いかな、と首を傾げて窺ってみる]
(267) 2011/04/12(Tue) 20時半頃
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だろう。飲んでたし。
[ミッシェル二日酔いの惨劇の顛末を聞き終わると、沈痛に頷く]
まぁ、だからって、飲むの控えたりはしないように。 ミッシェルがいねーとつまらん。騒ぐやつが減るのは御免だ。 ああ、装飾品は頼む。オトモダチ価格だよな?
[真面目な表情に、真面目な視線半分、期待半分な視線で返し]
露天商、道理で。今度探してみるわ。 酷い味だったのか? これ美味いぞ。 ずるくない。よし! やろう!
[未知の薬の話に興味を惹かれた様子のまま、 手にした果実水を差し出して、最後の質問には]
わかるさ。何か、知らない薬の匂いがしたからな。
[視診はなんだったのか、人の悪い笑みを浮かべた]
(268) 2011/04/12(Tue) 20時半頃
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[ラルフが歩きだすのを見ると、にこりと笑って、彼女もまた歩き出した。 途中、ジジを高い高いするように、持ち上げたりしながら。]
ここまで暑いと、海に入りたくなるなぁ。 明日も晴れるかな?
[サイラスに潜ってもらった獲物で、昼からお酒飲みつつバーベキューなんていいじゃない。]
(269) 2011/04/12(Tue) 20時半頃
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ネルは、パン屋の軒先で、なんだかごめんね、とへこり頭を下げた。
2011/04/12(Tue) 20時半頃
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俺もびっくり。覚えてたよ。驚きの脳活性だね。 ネルに送ってもらったからじゃない? 恐れ多くて忘れられない一夜になったよ。
[どうぞ、家であっためても多分美味しいパイだ。 ワインも止めやしない]
カップがないのはごめんね。 丁度重かったから飲んでもらえたら嬉しいよ。 あとミッシェル、是非一つ頂くよ。飲んでて丁度ほしかったんだ。
[自分は店で貰った紙コップでちびり]
(270) 2011/04/12(Tue) 20時半頃
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ジャガイモの冷製スープは美味しいよね。 私はオニオンスープも大好きだけど。
[ネルの言葉に頷きつつ、再びパンを手にする6個程]
そ、そんなに飲んでた? 酔い覚ましの露天っていうか、ちょっと顔見知りの子でね。 なんだか珍しい物一杯売ってるのよ。
これなんてお砂糖で出来たお花のお菓子だしね。
[手にしているリボン包装の箱をネルに見せてから 自分の来た道を指差して]
こっちを真っ直ぐ行けば白いフード付きの外套を着た 褐色肌の子が居るから、その子に話を聞いてみるといいよ。
(271) 2011/04/12(Tue) 20時半頃
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ミッシェルは、ネルに半分パンをパスした。
2011/04/12(Tue) 20時半頃
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[徐々に気温が上がっているのを肌で体感して 二個目の透明な使い捨てのコップに浮かんだ氷塊をストローでぐるぐる。 浮かび出た水滴を微かに付けた指で保持しながら、 何となくラジオの予報を思い出す]
おっちゃん、結構暑いけど午後から曇りだっけ。 ところで、何で俺なのに、生クリームなんて乗っけた……?
[壁にもたれながら、胸焼けするし、と確かめると、 これはそういうもんだ、と見も蓋もない答えが陽気に返ってきた。 こっちにするか? とミシェルに聞いて。 固めの素材で出来たズボンを捲り上げて、すねを確かめると ちょっとだけ青くなっていたので、古ぼけた海の図鑑を買った]
(272) 2011/04/12(Tue) 20時半頃
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ふぅん。
[表紙の埃を払いながら、色褪せた海を眺めていると それまで聴こえていた追憶を連想するオルゴールの金属音や、 道化師に贈られる盛大な拍手の音が、段々と遠ざかっていく。 特筆すべき時間と言うわけでは無いが――――――]
暑いな。
[ずずー、と、葡萄水の後味爽快さを満喫した]
(273) 2011/04/12(Tue) 20時半頃
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ミッシェルは、ベネットにも自分のパンをおすそ分けした。
2011/04/12(Tue) 20時半頃
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[ハンカチで手を拭いながら戻る途中、 露店から急ぎ立ち去るネルを見かけた]
…? びっくりするようなものでもあったのかな。
[ふらり立ち寄る露店。 先ほどまで鳴っていたのだろうか。 細々と並ぶオルゴールのひとつが、思い出した様に、 ぽろん、と切なげな音を零した。
さっきも気に入ってたお客さんが居たから、 早く買わないと無くなっちゃうよ。
商売上手な店主に勧められるまま手に取り、裏返す。 台座に貼られた曲名に、しばし黙り込んで眺めていた]
(274) 2011/04/12(Tue) 20時半頃
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[肩に乗った、鳩と空に放って 小さな灯篭に、明かりが灯る まだ、少し時間的には早いけれど
綺麗だからいいよな、たぶん 遠目でも、目立つしな 目立つのは、嫌いじゃない、うん]
東風吹かば 匂ひおこせよ 桃の花 主なきとて 春な忘れそ
良かったな、ヴェス お前の灯篭は、春を忘れなかったぞ
[よいしょ、と重たい荷物を背負い直し さて、何処に行こうか まぁいい、さっさと謝っちまおう その後の事は、その後考えるさ]
(275) 2011/04/12(Tue) 20時半頃
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[ベネットに礼を言うと、パイを受け取り、 ワインのほうは笑いながら遠慮する]
昼酒か。魅力的だけどなー。
[飲んだら泳げなくなりそうだ、と考えたから]
(276) 2011/04/12(Tue) 20時半頃
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キャロットも良いよ。この前ちょっと試食させてもらった、空豆のも美味しかった。
[水分を欲しても尚、パンに手を伸ばすミッシェルを、すごく頼もしい眼差しで見つめながら]
うん。まあ、いつもと同じと言えば同じ量だけどね。 へええ、ミッシェル君が珍しいと言うのだから、お眼鏡に適ったものが見られそうだ。
[お菓子なの? と、包装された箱をしげしげ見つめ。 言ってみようかなと視線を指差されたほうへ投げる]
うん、うん。白フードの子ね。ありがと!
[パスされたパンをキャッチ、一口をもくりと飲み込んで頷く。 ちまりとキドニーパイを齧って、味を変えながら]
(277) 2011/04/12(Tue) 20時半頃
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ええ? 何で恐れ多いんだい。 ぼく、ベネット君に何かしてしまったっけ?
[忘れられない一夜と言うベネディクトに、ぱちくりと忙しく目を瞬かせる]
気にしないよ、そんなこと。 それこそ、ぼくとベネット君の仲さ。
[瓶を失礼して、片手できゅこっと開けると、葡萄水よりも苦めの香り漂う酒精を、くいっと口に含んだ。 染み入るアルコールの刺激と、純粋な水分に潤った喉は、まさに生き返る心地で、ふはー、と満足げに大きく息を吐いた]
(278) 2011/04/12(Tue) 20時半頃
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ふふん、私のような華がないと酒宴も盛り上がらないものね! えー、もぅしょうがないなー。
[嫌そうな顔を作るものの声はそんなに嫌がる声色でなく]
あ、じゃあ代わりにさ。 二日酔いの薬を私にもお友達価格で売ってね♪
[にっこりと可愛らしい笑みをサイラスに向け 差し出された葡萄ジュースを多めに一口飲んで]
少し生き返ったー。 って言うかなんでパンだけ食べてるんだろう。
[ベネットからネルの手に移動したキドニーパイを見つめつつ サイラスにぽつりと]
って言うか目を見た意味は?
(279) 2011/04/12(Tue) 20時半頃
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[高く持ち上げられたジジを見て、 あんなに真っ黒すぎて暑くないかな?なんて 変な考えが頭を過った。頭が少し暑さでやられてるのかも。]
海かー気持ち良さそうだなぁ。肌が焼けちゃいそうだけど。 この調子だと、明日も晴れそうだね?
[ヨーランダの白い肌を見て、少し心配してみたり。 でもこの暑さの中での海水浴は、かなり魅力的だ。]
(280) 2011/04/12(Tue) 20時半頃
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はは…ネルには暫く頭上がらないね。いい飲みっぷり。 また近いうち是非頼むよ。俺の重さでつぶれないでね。
[昨日と同じメンツと同じ楽しさ。 今日の昼にあったことは暫し忘れていた。 が、「千里の宴もいつかは果てる」の諺通り、 そろそろ沈みそうな陽を見て我に返るが、表情には出さず]
(281) 2011/04/12(Tue) 20時半頃
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サイラスが溺れたら浜から手を合わせてあげるよ。 俺泳げないし。あ、人口呼吸は今から誰かに頼んでおきなね。 俺は謹んで遠慮してあげるからさ。
[泳げるけれども面倒くさいとは言わない]
(282) 2011/04/12(Tue) 20時半頃
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へー、カボチャの冷製スープは食べた事あるけど。 ニンジンは初耳ー。
今度オスカー君におねだりしてみようかな。 そら豆は美味しそー! お酒のおつまみにもいいのよねー、そら豆……。
[変な形の豆に想いを馳せてうっとりした]
ああ、うん、だよね、良かった、飲み過ぎてない。
うん、別の村で作られてる物とかは 全然想像出来ない物が多いから勉強にもなるのよね。
[箱を下げるとネルに向かって胸を張り]
ふふん、しかもこのお菓子はね……。 なんと、花の香りまでついてるのです!
(283) 2011/04/12(Tue) 20時半頃
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海に出るのに、酒も飲めないのじゃやっていけないもの。 母さんは、おまえは離乳食より早く酒の味を覚えた なんて言ってた。
[嘘か真か、自分も知らないので、いたって真面目に呟き]
そんな気にすることないのに。 でも、任せておいて大丈夫だよ。力仕事は慣れてるのだし。
[潰れないさ、とぽんぽん自分の腕を叩いて笑う。 と]
? 何か、やくそく事でもあったかい。
[ベネディクトが沈みかけた太陽を見やるのに、ふと首を傾げた]
(284) 2011/04/12(Tue) 20時半頃
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陽にやけるとすぐ赤くなっちゃうからなぁ、私。
[そんなやり取りをしつつ、アイスクリーム屋に辿りつけば。 バニラアイスにスポンジとフローズンなストロベリーやブルーベリーなどを大量にトッピングしてもらい、チョコレートソースをたっぷりと。
チョコミントのアイスを見れば、思い出すのはチョコミントしか食べなかった兄の姿。]
(285) 2011/04/12(Tue) 20時半頃
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ミッシェルは、サイラスに人工呼吸やったげようか?とニヤニヤ。
2011/04/12(Tue) 20時半頃
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…あ、っと…いや、別に。 この後オスカーんとこ行く予定だったんだけど… 遅くなりそうだと思って。
[ネルに声をかけられて目を合わせる。朝に電話してたんだから、あっちは多分早いうちにくると思っていた筈で。 悪いことをしてしまった。
確かあの買い物は昨日買ったはず。それにしても色々な所で御厄介になるお買い物袋なことだ]
…こういうさ、紫色の時間に…よくヴェスのランタンつけてたな、と思って。
(286) 2011/04/12(Tue) 21時頃
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あー、そうだな。盛り上がりませんよ、っと。
[余計なことを言った、と言わんばかりに]
そんなことでいいなら、幾らでも安くしてやるよ。 薬なんて、儲けるもんじゃねえし。 大体二日酔いの薬を高くしたら、ミッシェルは破産だろうが。
[ミッシェルの額の前に、ぬっ、と指を差し出すと、 笑いながら、強く指を弾く真似。 それから、目を見た意味だな、とゆっくり頷いて]
まだ酔っ払ってるかどうか、確かめたのさ。
(287) 2011/04/12(Tue) 21時頃
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ここの女性はみんなうわばみだねぇ… 何をどうしたらそんな強くなれるんだ。遺伝?
[離乳食よりお酒の味。どこの遭難者だとは言わず]
と、俺をそう簡単に持ち上げられちゃ俺が困っちゃうよ。 これでも元気なオトコノコな訳でね?
(288) 2011/04/12(Tue) 21時頃
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[訝る店主の声に顔を上げれば、 オルゴールに混じり子供が使うような玩具のピアノが目に入る]
――――…
[酒場でピアノは見かけなかったと思う。 けれど、どこかそれに安堵はしていて――視線は逸れる。 その先に、随分と捨て値で置いてあるヴァイオリン]
これ、弦が張られてないんですけど。 ぽんこつだから、置物用?
[確かに手入れは悪く、作りも荒いし、銘も無い。 修理しなければまともな音が出ないだろう]
…こっちなら気分転換になるかな。
[悩んだ挙句、ぼろいケースを提げて後にする露店。 ヴァイオリンの他にオルゴールがひとつ、店先から消えていた]
(289) 2011/04/12(Tue) 21時頃
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―― ヨーランダのお店 ――
うー、やっぱ戻ってはない、か
[心当たりが、他に無かったからか まず最初に、お店に来てみた 明かりもついてないし、クローズの看板かかってるし 居ないんだろうな、やっぱり]
他、探すかー…―――
[俺が来たぞ、と言うのがわかるように 大きな荷物は、入口前に置いて置こう いやね、重いんだよ、本当に
灯篭を持つだけの、身軽になったし 甘い物の店を当たるか]
(290) 2011/04/12(Tue) 21時頃
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[気合を入れて新たなパンを口にしつつ]
そういや、ギドニーパイって食ったことないわ。 ちょっと楽しみだ。
[何となく美味そうだし、 酒にも合いそうだと考えて、有難く夜に回すことにして 飲んでいるベネットとネルには、少し羨ましそうな視線を向けた]
ネルも今度酔っ払ったときに、潜りに連れてってやる……。 って、溺れるとは思わないけど、そういうときは助けろよベネット! 分かった、ミッシェルに頼んどく。
[つーわけで、頼むわ、と何処まで本気か分からない表情で]
(291) 2011/04/12(Tue) 21時頃
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サイラス君が溺れたら……
[そういえば、酔い覚まし素潜り頂上決戦で、あの人が溺れかけた時は、結局サイラスが助けてくれたのだったか。 ヴェスパタインのやる事を止めたことはあまり無いが、命に関わるようなことは、さすがに怒ったし、泣いた。 それで彼が変わるとは思ってなかったし、実際……
また滲みそうになった視界を、ぐいと口元を拭うついでに払い]
……溺れないでね。
[そう言うのが精一杯。 たぶん、人工呼吸の話に紛れてしまうくらいの、ちいさな声だった]
(292) 2011/04/12(Tue) 21時頃
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