150 堕天使達の淫哀歌〜ヴェルル女学院〜
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ジリヤに1人が投票した。
ミルフィに2人が投票した。
フランシスカに3人が投票した。
フランシスカは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?
現在の生存者は、ジリヤ、エリアス、チアキ、ヨーランダ、ミルフィの5名。
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― 共同キッチン ―
[もしかしたら、甘い匂いがすると言われた理由は これにあったのかも知れない。 オーブンを開けるとカップケーキが出て来た]
(0) 2013/11/06(Wed) 00時頃
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うーん……
[乱れた髪を適当にぐしゃぐしゃと梳きながら。 廊下を適当に歩いた。 寝過ぎたのか、はたまた中途半端な恰好で寝たのか頭が痛い。]
…?
[なんとなく鼻先を付くのは、砂糖とバニラエッセンスを混ぜたような香り。女の子らしい。縁遠いその匂い。
>>0 こっそり覗いてみた。積極的にはその部屋には立ち入らない。自分とは遠い昔に切り離した世界だったから。
しかしそのオーブンの前に立つ人は。自分が探していた人。]
……ヨーランダ?
[何気なく、そう、平静に声を掛けた。 彼女はぼさぼさな髪の自分に気付くだろうか。]
(1) 2013/11/06(Wed) 00時半頃
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ん。……あ、チアキ。
[天板持って振り返る。 フランから様子を聞いてはいたものの、こうして直接 姿を見ると安心する。――とはいかず]
どうしたんだ。顔色が悪いよ?
(2) 2013/11/06(Wed) 01時頃
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ん? あれ……そうかー? いやぁ。なんか変なところで、変な恰好で寝ていてさ……。 [>>2 凄く、凄く安心した。 なんだか随分長い間話していなかったような気がする。 久しぶりに会う友人の顔は、こんな顔だっただろうか。 なんとなく、色を帯びたような気がするのは、私の目の錯覚だろうか。 少し、恥ずかしかった。衝動の儘に動いてしまったけれど。 さて、どうしようか。
そんな自分の葛藤を悟られないよう。照れ隠しに。]
てへ。
[いつか自分がキモイ!!と叫んだような、作り笑いを。]
(3) 2013/11/06(Wed) 01時頃
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……それは何の意趣返しのつもりかなあああ?
[手に持っていた物を一先ず台の上に置いた。 天板熱々だし。 ついでチアキに歩み寄ると、その鼻つまんで引っ張った。]
……風邪ひいてないかい。最近流行ってるから。
(4) 2013/11/06(Wed) 01時頃
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あっはっは。[棒読み]
え?……いや。引いていない、と思う。 多分。
[鼻を摘ままれて、軽く身を引いた。水音がした。 少し鼻水が出ているようだ。確かに微熱程度の風邪はあるのだろうか。 寒いのはその所為か。]
んー、なんか作ってんの?
[近過ぎる距離感にいたたまれなくなり、話を反らした。]
(5) 2013/11/06(Wed) 01時半頃
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[鼻をすすったように見えたのは気のせいか。]
……もう。
うん、おやつ作ってる。味見するかい? まだ熱いけどね。
(6) 2013/11/06(Wed) 01時半頃
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あ……おう。腹減ったわ。いいの?
[出来るだけ明るい顔を作って応える。]
あーん。
[少し茶目っ気ある感じで。熱いのか?うん、構わない。]
(7) 2013/11/06(Wed) 01時半頃
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良いよ。一人で食べる寮じゃないしな。
[最近、都合3度くらい見た気がする雛のポーズ。 そのまま入れたらかわいそうな目に遭う事は確実 だったので、ひとつ取ったカップケーキを手で割る。 ほやぁと湯気が立った]
はい。
[ひとかけポイ。]
(8) 2013/11/06(Wed) 02時頃
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さんきゅ。……むぐ……、うん。うまい。
……ヨーランダってこういうのも作れるんだな。 イケメンのくせに。ちょっと見直したわ。
[小学生並みの感想を言った。
…うん、駄目だ。 なんとなく頭がやはり靄がかかっているようで。 咀嚼しながら、頭の中では違う事を考えていた。]
喉乾いた。つか、……うん、喉がガリガリするわ。 うーん…歌えるかなぁ。あ゛ーーー ま、私は歌えなくてもいいんだけれど。
[あ、ギターも今お休みなんだった。まぁ、この程度なら。]
んー。まだその料理時間かかる? 時間あるなら、どっかで珈琲でも飲みながら喋ろうぜ。
(9) 2013/11/06(Wed) 02時頃
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ありがとう。……イケメンはともかくとして。
[チアキに褒められるのは気恥ずかしさより楽しい。]
ところでバレンタインの時も自作だったんだけど、 その分だと気付いていないね?
[喉を鳴らす様には、純粋に心配して見せる]
ダメだよ、大事にしないと。 コーヒーならここでも淹れられ…… お湯沸かせるけどコーヒーがないかな。
第二陣入れたらまた少し焼き時間だから、付き合うよ。
(10) 2013/11/06(Wed) 02時頃
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マジで?!すっげぇなぁ…… すまん……解んなかった。 てっきり他の女の子から貰った物を流y………げふ、いや、美味しかったよ。 ありがとう。ごめんな、私はあんなのしか返せなくって。
いや、別に珈琲じゃなくって良いんだけどな。 なんか…あったかいもんが良いな。
[喉の奥が、つっかえる様なもどかしさ。]
んじゃ!私の部屋……は、無理なので! ヨーランダの部屋はどう?お邪魔していい?
(11) 2013/11/06(Wed) 02時半頃
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ヨーランダは、カップケーキ第二陣をオーブンに投入した。
2013/11/06(Wed) 02時半頃
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流石に自分がもらった物を横流す程横着じゃないなぁ。 ううん、良いんだよ貰ったの嬉しかったし。
[冗談と分かっていたので笑って受け流す。 本当に体調が悪いのじゃないかと気になっているのだが、 酷いようなら寮母さんに連絡すべきだろうか。]
わたしの部屋は、多分構わないけれど……
[時計を見た。 明日――もう今日だが、という日付だけがあって、 時間も場所も定かでない約束]
チアキは同室の人とは仲良い?
[それによって決めようと思っていた。 仲が良ければ、フランはチアキが居る事を許してくれるだろう]
(12) 2013/11/06(Wed) 02時半頃
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室長?仲良いよ。
[指に付いたカップケーキの屑を舐めながら応える。 うん、仲は充分に良い。 たまに下着を取られたり。 たまに身体を重ねるくらいには。…とは言えないけれど。]
私の部屋でも良いけれどさぁ…w いやぁ…、うん。
[その先は言葉を濁す。ちらり。]
驚かないなら、別にいいけれど……
(13) 2013/11/06(Wed) 02時半頃
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― 自室へ ―
?
[部屋の惨状は寡聞にして知らない。 ふるる、と首を振った]
いや、呼びにくいなら良いよ。わたしの部屋にしよう。
[こっち、と案内して部屋まで連れて行った。 電気ケトルスイッチオン]
わたしももう一人も朝はコーヒーだから、 コーヒーにするけど良いよね。
[しばらく待つとチアキの手に熱々カップが届きます (砂糖ミルク付)]
(14) 2013/11/06(Wed) 03時頃
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-ヨーランダの部屋-
おう。さんきゅ。 おーーーー、部屋綺麗だな!!!
[やたらと声高に言った。 その意味を友人は察する事はないだろうけれども。 なんだかんだで、彼女の部屋に来る事は無かった。 まぁ、わざわざ部屋に来なくても学校で会っているので。 その必要も無かったのだけれども。]
[珈琲を啜り、感慨深げに部屋を見渡す。 ほっ、と溜め息をつく。 砂糖とミルクが珈琲と混ざりあって、上手い。 倦怠感の漂う身体に染みわたるようだった。]
んー……元気?調子どう?
[マグカップを握りながら、軽く彼女を見上げた。 元気?とか言っている自分が一番元気じゃないとは突っ込んではいけない。]
(15) 2013/11/06(Wed) 03時頃
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ルームメイトの先輩がしっかりしてるからかな。
[そんな事を言って、自分もカップに口をつける]
……今それを君が訊くのか。まぁ、良いけど。 調子は普通かな。風邪ひいたりもしてないし。
[部屋を見回すチアキを見遣りながら、そう言えば 昨日の衣装を畳んだ後、置きっ放しだったと気付く。 貰った絵はクリアファイルに挟んで引き出しの中だが]
うん……それじゃあ、単刀直入に訊くけど、
[分かっている、この友人が歯切れ悪いのは]
チアキはわたしに、何を話しに来たんだい。
[言いたくて言い切れない言葉があるからだ。**]
(16) 2013/11/06(Wed) 03時頃
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……あはは。
[見抜かれていたようで、罰が悪い。 所在なさげに部屋を見渡す。 アラビアンナイトの妖艶な衣装が、やたらと浮いていた。]
友達、辞めようかな、って。
――…ごめんな。急に、突然。
[出来るだけ、そっけなく言ったつもりだ。 声は、震えていたかもしれない。 彼女の方を、見つめる事が出来ず、濃褐色の海を見下ろす。 ゆらゆらと、照明を受けて、輝く。]
(17) 2013/11/06(Wed) 03時頃
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-共同キッチン-
じー。うふふ。素敵なもの作っているのね。 お姉さんにも頂戴。
[熱々のカップケーキをもぐもぐ。]
きゃ、あつーい。お姉さん猫舌だから優しくしてね。 あ、羊だけどね。めーめー
(18) 2013/11/06(Wed) 03時半頃
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……♪ あ、そうだ。
[…は、狼の縫いぐるみの背中のジッパーを引っ張って。 中から取り出すのは、一つの手紙。]
よし。これをポストに投げ入れるの。 きっと地下室に届くはずよ。めーめー
[そう言って、くるりと、カップケーキを15(0..100)x1個奪って逃走。]
(19) 2013/11/06(Wed) 03時半頃
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-寮の玄関-
でやっ。
[寮の玄関まで来ると、…は、手紙を投げ入れた。 届くかどうかは分からない。…は、まだ地下室を知らないから。]
【ピッパ、マドカ元気? お姉さんの不思議なクスリはちゃんと役に立ったかな?くすくす。 赤ずきんちゃんは狼さんに食べられたのかな?がおー】
【プリシラ、リンダ仲良くやってる? ハロウィンはもう終わっちゃったけれど、魔女さんはその箒を使って空を飛んでいたりして。わんわん。】
【フランシスカも行っちゃったのね。お姉さん寂しいな。 あの子に優しくしてくれてありがとう。え、あの子が誰かって?内緒よ。くすくす。地下室の様子、教えて欲しいなぁ。】
ふぁー 寝る寝る わおーん […は、謳うようにリノリウムの地面をふわりと跳ねた。**]
(20) 2013/11/06(Wed) 03時半頃
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ねぇ……エリー
もっと地下の噂を広めてあげましょう。 そうしたらきっと、愉しい事になるわ。
[自分がネットの噂で暗躍するだけでは広まるのにも限度がある。 エリーを始めとする生徒会役員が動いてくれれば、自分のネットワークとは違う人たちも地下の存在を知る事になるのだろうと。]
(21) 2013/11/06(Wed) 08時頃
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[畳んでいても部屋の色合いと違いすぎるために 衣装だけやたらと浮いている。>>17 チアキが視線を向けるのも分かった。 先日の顛末を話す心の準備をしたところで、 全く予想外の科白を聞く]
はあっ? 何を言って、……
[それは、本当に交友を断ちたいなら、何も言わずに ただそうすれば良いだけの話だった。 チアキにそれが出来るかは別として、 少なくとも絶交を相手に告げる理由は。]
……それは、「辞めよう"かな"」と言う事は、 君自身にも躊躇がある事なんじゃないの。
――理由を聞くことは許される?
(22) 2013/11/06(Wed) 11時半頃
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いいよ。それを言う為に来たんだし。 …最初の出会い、覚えてるか?
[最初の出会い。私からその話題を振るのは。 私の中でタブーだったのだが。]
(23) 2013/11/06(Wed) 12時半頃
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[目を閉じた。まだ夏を迎える前の、若葉の頃だっただろうか。 もう私の髪は、初夏の風を受けて”軽やか”に流れていただろうか。
まだギターに慣れなかったあの頃。 指に血豆を作る位には、毎日放課後に音楽室に籠って。 先輩の技術を盗んだ。そんな帰り。
何処かの空き教室だっただろうか。 囁き声、ではない。呻くような、小さな悲鳴。 暗部には出来るだけ携わらないようにしていたのに。 つい、覗いてしまったのだ。 あまりにも悲痛に歪んだ声だったから。
あの時の光景は、あまり思い出したくない。 ただ映るのは、乱れた洋服を辛うじて纏う銀色の髪の少女と、情欲に塗れた誰かの後ろ姿。 銀髪の少女と、目が合った。合ってしまった。逃げたかったのに。 臆病そうなそいつの涙を湛えた瞳が、昔の自分と重なって。 私は――…]
(24) 2013/11/06(Wed) 12時半頃
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[我に返った時は、物事は終着を迎えていたようだ。 感じるのは、口内に広がる鉄の味。切れて腫れ上がっている右手。 震えるように見上げる、銀髪の少女。 自分に御礼を述べようとしたのか、その少女がよろよろと立った。
存外、背が高かった。 美丈夫を彷彿とさせるようなスレンダーな少女…否、女性。
綺麗だな、と。 柄にも無く、乙女のような感想を抱いてしまったのである。]
(25) 2013/11/06(Wed) 12時半頃
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……ごめんな。 結局は、私も、あの時のクソ野郎と。同じなんだ。
[いや、私の方が卑怯かもしれない。 友達のフリをずっとしていただけだ。 他の子のように当たって砕け散る事も出来ず、臆病にも良き理解者の真似事をしていただけなのだ。]
[手に握ったマグカップが、やたらと冷たく感じた。 否、私の体温が急に上がったからだろうか。
次を紡ごうとする口が、震える。 その言葉を言えば、もう、取り返しが付かない。 ――…関係を終わらせるための、言葉。]
(26) 2013/11/06(Wed) 12時半頃
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